はてなキーワード: ドナーとは
https://anond.hatelabo.jp/20171110125209
過去に別のドナーさんから提供された骨髄を移植したレシピエントさん
https://anond.hatelabo.jp/20171110205203
どちらも普通に生活をしていると全く知り得ない出来事で、マンガやドラマの中によくある「ドナーさえ見つかれば万事解決」的な描かれ方とは程遠い、圧倒的で重くて細かい現実が良くわかる。
いい機会なのでここで骨髄移植について書いておこうと思う。
まず移植というと腎臓移植とかを思い浮かべるだろうし、コメントにもちらほら手術とあるから誤解を受けやすいのだが、骨髄移植に限っては、手術はしない。
ドナーが見つかったら移植日を設定し、そこに合わせて致死量を超える抗がん剤と放射線(移植前処置)により、レシピエントの免疫を完全にゼロに持ち込む。これは一旦Goとなったら止めることはできない。
そしていよいよその日、day0に移植となる。移植自体はむしろ輸血に近い。血管から提供された幹細胞を輸注するのだ。そして生着を待つ。
ここで幹細胞が入れられないと当然レシピエントは死ぬ。移植が受けられなければ、移植前処置とは単なる殺人行為だからだ。ドナーが提供前に危険を伴う行為を制限される理由はこのことに他ならない。
ただし、やはりドナーにおける負担は現状、相当重い。自身の健康を損なう危険がある上、仕事を休んで検査をし、入院して痛みを伴う処置に耐えなければならない。
また、レシピエント側の問題として、ドナーの上記の準備を待つ時間がない、ということもある。その間、少なくともがん細胞をコントロールし続けなくてはならないのだ。
そういう意味で骨髄バンク経由の移植というのは最もハードルが高い。
まず知名度もあり、利用も多いのが臍帯血バンクだ。出産のときに廃棄される臍帯血を保管し、移植に使用するものだ。骨髄バンクとは違い、もともと捨てるものを保管管理するだけなのでドナー側の負担はほぼゼロだ。(出産前に提供の意思表示をするくらい。)
問題点としたら、得られる造血幹細胞が限られており、レシピエントの体格が良いと足りない場合がある、再発した場合に効果が期待できるドナーリンパ球輸注が使えない、臍帯血を採取できる施設が限られており、なおかつ出産はいつ何時始まるかわからないため、週末や年末年始など、採取できないケースが結構ある、などだろう。
骨髄移植は白血球の型(HLA)が全て合うことが望ましいが、これが一致するのが非血縁者間(骨髄バンク)だと一万分の一以下である。
この合致率を下げて、血縁者をドナーとしようではないか、というのがハプロ移植である。血縁だけあって、兄弟なら50%の確率で、親子ならほぼだいたいドナーになることが可能である。縁もゆかりもない他人のためにドナーになるのは負担が大きいが、兄弟や子どもであればどうだろう。しかも、抗がん剤や放射線で叩ききれない残存がん細胞に対する抗腫瘍効果も高いと言われている。
こう書くとまるで夢の治療だが、実際行われているのは日本でも数施設である。なぜか。移植をするということは、他人の免疫細胞を招き入れ、定着させるということである。そして、免疫細胞の役割とは、自己でないものを攻撃することである。
移植された免疫細胞にとって、レシピエントの身体は非自己でしかないため、当然攻撃対象となる。これが移植片対宿主病(GVHD)だ。
消化管に出れば1日何リットル単位での下痢になるし、吐き気が出ることもある。皮膚がぼろぼろになったり、肝臓がやられる場合もある。
そして、何より問題なのが、GVHD に有効な薬剤があまり市販されていないことだ。免疫反応がその実態であるので、免疫抑制剤が主力になる。当然、移植後から全身性の免疫抑制剤は綿密な血中濃度のコントロールを行いながら投与されるのだが、強力な免疫抑制は感染と表裏一体だ。局所のGVHD 制圧のためにはその場所にさえ薬が届けば十分なのだが、なかなかそういう薬はないのだ。
ではどうするか。
作るのだ、病院で。
この、2017年の日本において、薬剤師が、カプセルに、手動で粉薬を、つめている!
また、健康な人の腸内細菌を移植する、と言えば聞こえは良いがその実態はちょっとここでは書けないような、そんな治療も医師が自ら犠牲(犠牲?)になって行われていたりもする。
骨髄移植、それもハプロ移植となれば最先端医療である。しかし、最先端であるが故、市場規模が小さすぎ、まだまだ製薬会社を始めとする企業が手を出しにくい状況であり、医療スタッフが手弁当で補わなければならない部分も多々あることは記しておきたい。
レシピエントの方が書いていた、骨髄移植が生きるか死ぬかぐるぐるポン!というのは確かにその通りであるが、移植後の生存率とQ O Lを少しでも上げるために、現場ではいろいろ、本当にいろいろ、試行錯誤を重ねている。
もう10年以上も前のことだが、一度だけ、ドナー候補になったことがある。
通知が来たときはとても驚いた。
そして、しばらく経ってから、ドナーに選ばれたら、なんとしても提供しなければという
使命感というか熱意のようなものが湧き上がってきたことを覚えている。
登録の時には説明を受けていたので、家族の同意が必要なこと、5日ほど休む必要があることは知っていた。
早速、家族に候補になったことを連絡し、職場の上司にも事情を説明した。
最大の問題は、家族の説得だが、これは正式にドナーに選ばれたら何とかしようと考えていた。
それから、程なくしてドナー候補としての説明をするので指定の病院に来てほしいという連絡が手紙で来た。
指定の病院に行くと、骨髄バンクの担当者(コーディネーターというのだろうか)と説明を担当する医師に会った。
そこで、どんなことを話されたかは、もうよく覚えていない。
ドナーにならなかった場合、検査のために提供した血液の検査結果は資料として保存することに同意してほしい。
こんなことくらいしか覚えていない。
その他の話の内容とよく覚えていない。
しかし、話を聞いているうちに、自分の骨髄提供の意志が萎えていくの感じていた。
何と言うか、医師や骨髄バンク担当者の話し全体の雰囲気が、要約すると
たまたま、あなたが候補になったので仕事として説明しているだけです。
のように感じられたのだ。
もちろん、これは俺の主観であり、医師や担当者の方には、そんな気はなかったのかもしれない。
しかし、俺には、彼らから、ドナーになってほしいという熱意というか雰囲気が感じられなかった。
俺が話したことで覚えているのは、レシピエントとの手紙のやり取りの話が出たときのことだ。
レシピエントからの手紙は要らない、こちらからも手紙を出す気はないと言った。
理由は、もしもドナーとなって骨髄を提供した後に、レシピエントから手紙が来なかったらかなりヘコむと思ったからだ。
自分からレシピエントに出さないと言ったのは、何を書いてよいのか分からなかったのと、上から目線の傲慢な内容なって、レシピエントに負い目を感じさせるのではないかと思ったからだ。
それから、また暫くして、ドナーが別の人に決まったので、俺のコーディネートが終了したという連絡が来た。
自分以外に4人候補者がいたので、自分がドナーから外れる可能性が高いことと思っていたので、とくに残念だったとか、悔しいという感情も湧かなかった。
ただ、あぁ、終わったなと思っただけだった。
自分のほかに4人、同等の提供候補者がいるのなら、別に自分がドナー登録を取り消しても影響は無いだろうという考えと、5年間、連絡が来なかったのだから、今後、連絡がくる可能性は低いだろうと思ったからだ。
https://anond.hatelabo.jp/20171110135732
いやいやおめー、それは一昔前の髄液検査の事でね?
http://www.oceanbridge.jp/taka/archives/2014/03/9_4.html
骨髄提供は全身麻酔で骨盤、というか腰骨のあたりに針をさして採取するから、手術みたいな感じ。
http://www.jmdp.or.jp/reg/chance/flash/sp_chance/chance1-7-1.html
全身麻酔だから万万が一があると死ぬとか後遺症とか言うことがあるわけで。
でも骨髄バンク協会は「過去に海外で4例(血縁者間3例、非血縁者間1例)、
日本で1例(平成2年、骨髄バンクを介さない血縁者間)のドナー死亡事例が報告されています。」
って言ってるわ。
https://anond.hatelabo.jp/20171110125209
毒親に育てられてきたので、自尊心はとっても低い。厳しい親に嫌われないように勉強も頑張っていい大学に行きいい会社にも勤めたのだが、いかんせん男の人に対して全く興味が持てなかった
だからって女性が好きなわけでもない。おそらくAセクとかノンセクと呼ばれる類なのだろう
なんども努力したが誰も好きになれなかった
親は発狂し、早く伴侶を見つけろと怒鳴ったが、どうしてもどうしても駄目だったので断り続けたら、おまえはこの少子化に子供も産めないクズだ、とか仕事なんか何の役にも立たない、いきている価値はないなどと言い始め、すっかり洗脳されている私は、そうか。どんなに頑張っても結婚出産できないとクズなのか。とあっさり理解した。
とにかく何かの役に立たないといきていけないごくつぶしなのだと思っていたので、骨髄バンクの事を知って飛びついた
これがでもねえなかなか大変なの。
田舎だからかも知れないけど、入るためには月に一回県庁所在地で行われている申し込み会みたいなのに行かないといけない
車飛ばしていったよ。受付の人が、え、まじで?って感じだった。一人も来ないのが普通なんじゃないかな。
親の許可、なんて毒親だから何の問題もなかった。おまえがやりたければやれ、って感じだった。死ぬかもしれない?どうでもいいだろ、って感じね。
バンクの人は怖がらせることばかり言ってくる。大変だから、とか、少しでも不安になったら、いえ、とか、とにかく、ドナーが途中で気分変わるのが一番怖いんだろうな、と思った
会社は休まないといけなかったが、大企業だったので、どや顔で休めたし、みんなにすごい!っていってもらえたのは、私にはとても嬉しかった。
最後まで文句一つ言わず、にっこにこで、親もあっさりOKして、有休?あーきにしなくていいっすよwwww 痛いとか大丈夫大丈夫wwww(親に殴られてたのより注射など遙かにマシである)
終始そのノリだった
バンクの人の方が戸惑っていた
元の増田は手紙が来なかったとか言ってたが、私は「いいことしたので、これで私も生きてる価値があったかも!人が救えたかも!やった!価値のないクズじゃない!!!!」と言えるので、逆に患者さんありがとうだった。
手紙はどうでもよかった。感謝が欲しくてしたんじゃなかった。自分のためにしたのだった。
正直ドナーになって、他人を助けて自分は死ねるなら、それは私でも人の役になった、立派な人間だと誇れて死ねると思っていたので、骨髄液さえ取れるなら死んでもよかった
風邪引いちゃ駄目だ、道路はなるべく端っこを歩かないと、私一人の身体じゃないんだ!という意識をもてたあの期間とても幸せだった。
痛くたって苦しくたっていい。骨髄移植してる間だけ、私は自分を自分で誇ることが出来たから。
親にも生きてる価値がないとか責められても、このおかげで「でも私一人の人救ったし」って言い返せるようになった。
元増田みたいに、自分の身も大切である普通のリア充のような方がああして骨髄移植をするのはすごいなあ、と本当に思う
失う物に恐れる恵まれた人ほど、こういうことはしたくないことだからだ
私はただの自己満足だったが、元増田は本当に人助けの心からなので、すごい。
元増田もいうように、いろいろ事情があるのは分かるが、本当に人の命を助けるのを第一に置くなら、今のドナーの善意に頼る形では破綻が来ると思う
大変すぎて二回目はやらない、って人、自分の周りでもけっこう聞く
けど詳細読むとつらいですね
どこから出るんだみたいな話になると難しいから、いろいろの整備が足りてないんだろうなーってかんじですが
しかし、実際同じような骨髄提供を待ち続け死んでしまった同世代(当時10代)の人や、
移植を受けたけれどうまく定着せず再び提供者を探していた人などを知っているので
そのありがたみを知っている身だけど、輸血や骨髄提供を受けたことのある人は
あと個人的には
そうやって生かしてもらった身だけれど普段は100%そのことを忘れている
ので
どういう事情だったかはもちろん知らないけど、増田さんが提供した人からお礼の言葉がなくってごめんなさい
時にはそんなふうにして助かった命をもう打ち捨てたいとかめんどくさいとか思ってしまうこともある
そのときに、提供してくださったあなたをまったく顧みないと思う
そこはもう、子供が生まれたらそれはまったく母とは別の人間となるように、
なんかもう、ゆるしてってかんじです
取り留めないし自分の話とごっちゃにしてるとこもあってすみません
とにかくおつかれさまでした、ありがとうございました。
https://anond.hatelabo.jp/20171110125209
何よりも まず、ありがとうございます。
当時、担当して頂いた医師から説明を受けた情報ですので、現在では不正確かも知れませし、骨髄移植が必要な他の病気の方とも事情は異なるかと思います。御了承下さい。
・私の場合、発症後比較的速やかに地域中核病院での治療を受けられたのですが、
「骨髄移植を受けた場合。失敗して死ぬ可能性が1/3、病気は治せるが副作用が重く日常生活に戻れない可能性が1/3、最も幸運で日常生活に戻れるが 生活の質は大幅に損なわれる場合が1/3。」
「このまま、抗がん剤治療の継続だけでも寛解≒快方する可能性も10%有り。悩ましいのが、この10%に入れた場合の予後≒快方後の生活の質が最も良い。」
「90%は抗がん剤治療だけでは助からない。また、90%側である事が分かった後では骨髄移植は間に合わない。抗がん剤で倒し切れなかったガン細胞が再増殖するため、抗がん剤治療の結果は待てない。骨髄移植の決断は近いうちに決める必要がある。ドナーさん側の事情もある。」
また当然、この時点ではドナー適合者、提供者の方が見つかるかどうかさえ分かりません。
正直に申し上げますと、私は この後の事はドタバタと目の前の状況に対処する事に必死であまり覚えておりません。
一例を挙げますと、
抗がん剤治療には周期があり、1クール終わると一時帰宅が許されるのですが、その間も免疫は止まっています。
食事は加熱後3時間以内の物でなければなりません。生モノ、冷蔵冷凍保存は不可です。
で、
幸運な事に複数の適合者と、更に最も遺伝子の型が近い≒副作用が少ない事が期待出来る方が提供者になって頂ける事になりました。
言葉では言い表せない程 有り難いことですし、極めて運が良い事です。 (骨髄移植が必要な病にかかる事は同等程度に運が悪い事ですが。)
・ザックリ言うと《骨髄移植》という治療法は、患者側からすれば分かり易く 「毒を持って毒を制す」治療法でして、
それまでの「悪性細胞を倒すために正常細胞の犠牲と副作用を我慢する」ではなく。
【ドナーさんの骨髄細胞と競合してはいけないので、患者本人の骨髄細胞は悪性も正常も関係無く致死量の抗がん剤を無理矢理投与する。】
→【生きるか死ぬかの ぐるぐるポン】
説明を受けた時は
「なるほど。ゲームのバグ技に有りがちな事を、現実に。現代医療で。実行するのね。」
また同時に、その際に ハッキリとした不安と恐怖も実感しました……。
担当して頂いた医師からも、「このような例は見た事がない」と言われております。
また……、ドナーさんの ご厚意を考えれば、差し出がましい限りではありますが……。
我々、レシピエント側は ある程度 ドナーさんが受けられる処置を認識しております……。
深く感謝しておりますが、手紙を出す事が ためらわれる事も上記の通りです……。
手紙を渡たす場合は、利益供与を避けるため個人を特定出来る事は書かないように指導されましたし、
内容は確認された上で渡されたかと思います。 私のケースでは返信は2回まででした。
誠実に書いた事は間違いありません。
が、正確には書いておりません。ご容赦下さい。
「正確な情報は皆さんでググって下さい。」と、言いたいトコロなんですけど、そうも言えない ご時世ですね……。
……。
えぇと……。万が一(私の場合は十万が一)、罹患した場合は分かり易いパンフレットと、詳しいパンフレット
両方、頂けます……。
タイトルの通り。
もともとは自傷行為をするくらいなら、死にたいわたしより生きたい誰かに血を分けた方が無駄がないからと献血センターにいった。高校生の時だった。精神がボロボロで薬を飲んでいるわたしは、飲んでいる薬を伝えたうえで献血を行っている。もうすぐ20回目になる。
献血をしている間、色んな人がわたしに「ありがとう」とお礼を言ってくれる。日常生活でただうつろに過ごすわたしが、生きているだけでありがとうとお礼を言われるのは献血センターくらいで、そのなんともいえない嬉しさがたまらないからと通う。血を抜いているときだけは、いつも無意味に泣いて鬱状態になる自分とは違う気持ちでいられる。自分の腕を切るのは簡単だが痛みは激しいし、ただ痛いだけで無駄だと感じた。その変わりに献血を始めたのもあって、短いスパンで行きたくなる。成分血液は全血(400とかね)より短いスパンでいけるから、そればかりやっている。体重の制限もあって成分のみだったが、最近薬の副作用で50キロを超え全血をはじめた。400をはじめて抜いてふらふらして、次の日倒れた。めまいのなかで、あっこれ死ねるのかな!と思うと幸せだった。あの幸福感を味わいたくて、今週また400抜く予定だ。体重は50ちゃんとある。ただ400抜くとまた抜きたいという衝動のまま長い間いけないから不便だなと思った。でも50ぴったりだと止められるときもあるから、51キロ以上あった方が確実だと思うよ。50ない人は成分できるから成分おすすめ。
献血で人を救っているとか、ラブインアクションとか、そんなこと一度も考えたことはない。ただわたしの自己満足で、これは自傷行為の変えなのだ。むしろこんな人間の血液でいいのかなと思い申し訳ない気持ちになる。ただ血液は顔が見えない。わたしという人間なんて関係なくきちんと検査されて、必要な人へ届けられる。
どうせ自殺するなら、ドナーを待つ人に届けてほしいと最近思うようになった。未遂を繰り返すうちに、発見が遅れて使い物にならないより同意のうえで必要な人の元へ届けばしあわせなのかなと思うようになった。これも完全な自己満足だしドナーとかよくわかっていないから、いろいろ問題ある書き込みだったらごめんなさい。でも中身ボロボロだから、使い物になるかもわからないです。
献血は怖いとか、痛いとかいう人がいるけれどわたしは痛くない。ただ針が苦手だし注射が嫌いだがら、針を抜き差しする間だけ違う方を見るようにしている。スタッフの人は「怖いのに来てくれるよね」と認知されてから声をかけてくれるし、冷えがすごいからいろいろ手厚くしてくれる。優しくされないで生きているせいで、あの場所の居心地の良さは異常だと思っている。本当にいいよ献血センター。旅行ついでに各地に顔を出すほどすき。一番おすすめはソラマチ。
わたしはこれで自傷行為をすこしだけ抑えることができるようになってきた。血を抜かれることは好きだと気づいた。毎日鬱々としていて今も薬を飲みながら書いていて、もう明日目が覚めるのがこわい。けれど今週血を抜きに行くと決めたからそこまで生きる。無料だし怖くないし、めっちゃほめてくれるから自尊心ボロボロのメンヘラは絶対ハマると思うよ。
水谷くんの銅メダルで卓球に興味が湧いた方は、ぜひ「ワルドナー」の変態プレイもみてみてください。
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世界最高峰の、球威も回転もケタ外れの打ち合いを見るの、楽しいですよね。
台から離れた場所からの反撃、相手の強打へのカウンター、忍耐のいるロビング、一打〃〃にハラハラします。
このオリンピック&水谷くんの活躍を機に、卓球が好きになってくれる人が増えるといいなあ。
さて、いまから20年近く前、ぼくは中学高校と卓球をやっていたのですが、
そのとき世界の頂点に君臨していたのは「ヤン・オベ・ワルドナー」というスウェーデンの選手です。
何年にもわたって数々の大会を制覇し続けたのはもちろんのこと、
その無双かつ無慈悲なプレーは、たった1ラリーで相手の戦意を粉砕したと言われます。
彼のスキルのすごいところを挙げればきりがないのですが、中でもとくに超人的なのが
「相手の打つ球のコース上にすでに居て、相手の居ないコースに撃ちぬく」スタイルです。
これを涼しい顔でやるんだから、相手はたまったもんじゃない。気持ち折れます。
当時と今では、ラケットの質や球の大きさ、ルールが変わっているので、単純に比較できませんが、
もしいまこの時代にワルドナーが現役なら、頂点を取るのはやっぱり彼なのだろうと期待をしてしまいます。
そんなワルドナーのプレイの中から、特に変態的なものをご紹介します。
手のつけられない強さにもだえてください。
https://www.youtube.com/watch?v=TFeTtJF4Rt8
https://www.youtube.com/watch?v=rngeXGGyDBo
https://www.youtube.com/watch?v=WNyw3tWsdfI
おまけ:
子供は好きだし、産みたいけど癌になった。
体外受精とか顕微授精とか調べたけど卵子がダメになるともうダメなんだ。
婦人科で色んな検査したから奇跡ってのは確率的にほぼ0に近いね。
これから先まだまだ欲しいって気持ちが消えなかったら第二の選択肢で卵子ドナーを使うor代理母で子供を・・・というところ。
婦人科では卵子さえあれば40過ぎても妊娠するらしく、子宮は元気だから卵子ドナーを使えば妊娠の確立は高いと言われた。
タイ行って妊娠して帰ってくる人がうちの病院にも居るからねとプチ情報も貰った。この情報だけでも心の支えになったし情報がモノを言うなと実感したよ。
今は結婚して楽しく暮らせればいいかな、というところで落ち着いてる。養子も大歓迎だしね。
ここを見てて思うけどこんなにネットで好きなこと調べられるのに偏った知識が増えてく一方で前向きになる情報が少ない事が残念でならない。
人を叩いてばっかりで、親のせい仕事のせいって。。 ほとんどの事は自分が原因だってのに。
子供も保育園も贅沢っていうなら、まったく別な方向でも自分の事幸せにできるよう自分の力でどうにかしろよってビンタしたくなる。
実際お金の無い家は教育を受けさせられず塾にも行けず、結果高卒→いい仕事に就けない+周りも似たり寄ったり。人脈もない。孤立。
一方お金に余裕がある/もしくは子供の教育にはお金を使う家に生まれればそれなりの学校を目指し、周りにも恵まれる分色んな"イイ情報"が自然と入ってくる。
日本が最下位とかで話題になっているので、開発援助業界に少し関わっているものとして私見を述べる。
http://www.cgdev.org/cdi-2015/country/JPN
援助(Aid) 11位
貿易(Trade) 26位
移民(Migration) 25位
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kodamakatsuya/20151221-00052675/
ざっと見て思ったのは、「うわあ、これ絶対世界銀行とかOECDは出せないな。」という感じ。金額的には最大のドナーである日本と米国がかなり下に来ているから、こんなの出したら絶対理事会で跳ねられる。日本代表ブチ切れると思うよ。中国とかこの指標の存在すら嫌いそう。
援助額は日本が誇っている分野のはずなのに、27位中11位と振るっていない。これは構造的に小国が有利になるようになっているから。小国は軍事産業の規模が少ないし、援助をガバナンスが優れた国に集中できるし、援助を効果が高いものだけに集中できる。一ドルあたりの効果で見たら、そりゃ小国の方が有利だ。あと、貧困国に集中して援助をしたほうがスコアが高くなるようになっている。現在、後発発展途上国は東アジアにはあまりなく、アフリカに集中しているから、アフリカと歴史的につながりが強いヨーロッパ諸国の方が、極東の日本より、スコアが高くなる。東アジアで比較的貧困が深刻なフィリピンとかは、JICAが抱えているプロジェクトを表にするだけで現状すでにA4 10枚じゃきかないくらいあるからね。
日本のFinanceのランクが27位中24位なのは、英米的に、もしくは援助機関的に、国内制度が整っているかだけを見て、実績は気にしていないからじゃないかなー。たぶんテロが切実な欧州や米国よりは甘いのだろうけど、そこは国内事情の差異を反映しているだけじゃないかなあ。
Environmentは弱いなと思う。これまさに世界環境の話だから、FinanceやTradeと違って国内事情を言い訳にするわけにもいかないし。海洋資源の乱用とか、熱帯雨林の伐採とか、あぁ、もうおっしゃるとおりです、日本人が世界に迷惑かけてすみません、みたいな感じです。
Trade 26位はちょっとmisleadingだとおもう。EU諸国は内部で貿易障壁撤廃しているからそれだけで有利だよね。EU諸国じゃない先進国ってアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドといった私たちイギリス系海洋貿易国です!みたいなところだし。日本は日本語だけで非関税障壁高いから、それも順位が悪くなる。ただ、日本には、多少大国の甘えみたいなのはあるとは思う。国内の需要に甘えて、国際基準へのすり合わせを怠っているところは確かにある。
Security 26位は面白い。日本は武器輸出とかしてないし、外交面でもはいいスコアなんだけど、自衛隊を外に送っての援助が全然ないから、スコアがすごく低い。外国の人の見方がわかる。日本が米国に払っている思いやり予算を使った東アジアの安定化への貢献は、世界的には、米国の貢献としてカウントされるんだよねー、とか。ただ、日本はシーレーン保護のために一切負担していないことになっているので、基地負担に耐えている沖縄の人とかが見たら複雑だろうな、とは思う。負担しているのに評価もされないとか辛いなあ。
移民、難民の25位は順当なところじゃないでしょうか。排他的な極東の島国としては。
外からやってきて中を見ずに自分の基準を当てはめて上から目線で指導してくるようなことをするから援助の専門家は現地の人から嫌われる、というのが、現地の人になってしみじみよくわかりました。参考になったのは環境くらいかな。移民がひどいのは知ってたし、ほかはちょっと指標のクオリティが低くて評価がしづらい。