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はてなキーワード: 物理学とは

2024-06-14

https://anond.hatelabo.jp/20240614204953勝手タグ付けソースだよ

1996年 (第1巻) 5月 特集:脳の科学こころ問題医療人間
1996年 (第1巻)11月 特集高齢者介護医療人間
1996年 (第1巻) 4月 (創刊号) 特集戦略研究と高度研究体制学術教育
1996年 (第1巻) 6月 特集:第3回アジア学術会議学術教育
1996年 (第1巻) 8月 特集日本国際賞受賞記念講演会から学術教育
1996年 (第1巻) 9月 特集:若手研究学術教育
1996年 (第1巻)12月 特集:第124回日本学術会議総会学術教育
1996年 (第1巻) 7月 特集地球環境問題を考える環境
1996年 (第1巻) 特集:転換期にある工業産業工学
1996年 (第1巻)10月 特集女性科学研究ジェンダー
1997年 (第2巻) 2月 特集パラダイムの転換学術教育
1997年 (第2巻) 3月 特集大学改革任期制学術教育
1997年 (第2巻) 6月 特集伝統と新しい地平 ―第4回アジア学術会議学術教育
1997年 (第2巻) 7月 特集:第125回日本学術会議総会学術教育
1997年 (第2巻) 8月 特集:第16期から17期へ学術教育
1997年 (第2巻) 9月 特集:第17期の発足 ―第126回日本学術会議総会学術教育
1997年 (第2巻)10月 特集:高度研究体制確立を目指して学術教育
1997年 (第2巻)11月 特集地域における学術活性化を目指して学術教育
1997年 (第2巻)12月 特集:第127回日本学術会議総会学術教育
1997年 (第2巻) 特集:2国間学術交流レイシア派遣団報告学術教育
1997年 (第2巻) 4月 特集地球食料問題を考える環境
1997年 (第2巻) 1月 特集平和共生歴史政治・国際
1997年 (第2巻) 5月 特集グローバリゼーション産業空洞化歴史政治・国際
1998年 (第3巻) 3月 特集クローン羊"ドリー":遺伝子科学のはかり知れないインパクト    化学生物
1998年 (第3巻) 特集クローン羊"ドリー":バイオテクノロジー最先端で今、何が、どうなっているか    化学生物
1998年 (第3巻) 2月 特集二国間学術交流 スイス及びスウェーデン派遣団報告学術教育
1998年 (第3巻) 6月 特集21世紀科学への視点 ―第128回日本学術会議総会学術教育
1998年 (第3巻) 7月 特集アジアにおける学術の直面する課題 ―第5回アジア学術会議学術教育
1998年 (第3巻)12月 特集:新たなる研究理念を求めて ―第129回日本学術会議総会学術教育
1998年 (第3巻) 1月 特集地球未来 ~人間の存続環境
1998年 (第3巻) 5月 特集地球惑星宇宙科学の現状環境
1998年 (第3巻)11月 特集食品研究の新領域をさぐる ―食とからだの科学を中心に環境
1998年 (第3巻) 4月 特集ジェンダー   ―社会的文化的性別」と現代ジェンダー
1998年 (第3巻) 8月 特集日本経済課題展望日本ビックバンに向けて社会
1998年 (第3巻) 9月 特集行政改革課題展望社会
1998年 (第3巻)10月 特集ライフスタイルの転換と新しい倫理 ―21世紀社会に向けて社会
1999年 (第4巻) 4月 特集生殖医療とその社会的受容医療人間
1999年 (第4巻) 1月 特集21世紀に向けた学術の新たな改革学術教育
1999年 (第4巻) 3月 特集国民の期待に応えて ―科学最前線から学術教育
1999年 (第4巻) 6月 特集:IGBPの研究成果の統合に向けて ―第130回日本学術会議総会学術教育
1999年 (第4巻)10月 特集日本学術会議創立50周年学術教育
1999年 (第4巻)12月 特集:わが国の大学等における研究環境改善について(勧告) -第131回日本学術会議総会学術教育
1999年 (第4巻) 2月 特集ごみを考える環境
1999年 (第4巻) 8月 特集海洋環境
1999年 (第4巻)11月 特集科学技術社会社会
1999年 (第4巻) 特集少子化問題社会
1999年 (第4巻) 5月 特集学会インターネット情報
1999年 (第4巻) 9月 特集学術からみた「美しさ」について人文
1999年 (第4巻) 7月 特集人口環境 ―持続的発展に不可欠なアジア役割 ― 第6回アジア学術会議歴史政治・国際
1999年 (第4巻) 特集科学技術の発展と新たな平和問題歴史政治・国際
2000年 (第5巻) 1月 特集学術研究の国際ネットワーク学術教育
2000年 (第5巻) 3月 特集:第7回アジア学術会議学術教育
2000年 (第5巻) 4月 特集世界科学会議21世紀のための科学学術教育
2000年 (第5巻) 7月 特集:第17期を締めくくる成果 ―第132回日本学術会議総会学術教育
2000年 (第5巻) 8月 特集:第17から第18期へ学術教育
2000年 (第5巻) 9月 特集:第18期始まる学術教育
2000年 (第5巻)10月 特集俯瞰研究プロジェクトへのアプローチ学術教育
2000年 (第5巻)11月 特集研究業績評価 ―実態問題学術教育
2000年 (第5巻)12月 特集:第18期活動計画の全容学術教育
2000年 (第5巻) 特集各部抱負学術教育
2000年 (第5巻) 特集:第8回アジア学術会議学術教育
2000年 (第5巻) 特集世界科学アカデミー会議学術教育
2000年 (第5巻) 2月 特集安全災害
2000年 (第5巻) 6月 特集男女共同参画社会における日本学術ジェンダー
2000年 (第5巻) 5月 特集司法改革課題展望社会
2001年 (第6巻) 2月 特集21世紀とヒトゲノム医療人間
2001年 (第6巻) 4月 特集21世紀と新エネルギーエネルギー
2001年 (第6巻) 1月 特集21世紀科学役割を問う学術教育
2001年 (第6巻) 3月 特集21世紀科学アカデミーデザインする学術教育
2001年 (第6巻) 5月 特集学術活動のための次世代育成学術教育
2001年 (第6巻) 6月 特集:「科学技術」の概念を人文・社会科学へと拡張学術教育
2001年 (第6巻) 7月 特集大衆化された大学での教育はいかにあるべきか学術教育
2001年 (第6巻)11月 特集日本学術会議改革に向けて学術教育
2001年 (第6巻) 特集:常置委員会の目指すもの学術教育
2001年 (第6巻) 特集日本社会の変容と教育の将来学術教育
2001年 (第6巻) 特集:第1回アジア学術会議学術教育
2001年 (第6巻) 特集特別委員会活動経過学術教育
2001年 (第6巻) 8月 特集遺伝子組換え食品をめぐる最近の動向環境
2001年 (第6巻)10月 特集:食から見た21世紀課題環境
2001年 (第6巻) 9月 特集10代は変わったか!こども
2001年 (第6巻)12月 特集データベースの新たな保護権利制度導入反対への初の声明情報
2001年 (第6巻) 特集21世紀IT社会情報
2002年 (第7巻) 5月 特集医療最先端医療人間
2002年 (第7巻) 8月 特集ナノテクノロジー化学生物
2002年 (第7巻) 9月 特集動物実験化学生物
2002年 (第7巻) 1月 特集新世紀の日本学術会議学術教育
2002年 (第7巻) 3月 特集科学技術新世学術教育
2002年 (第7巻) 6月 特集:新しい日本学術会議に向けて!学術教育
2002年 (第7巻) 7月 特集ノーベル賞100周年記念国際フォーラム創造性とは何か」学術教育
2002年 (第7巻)11月 特集:変革をめざす国立大学 ―学長たちは考える学術教育
2002年 (第7巻)12月 特集日本学術会議の今後の方向に向けて!学術教育
2002年 (第7巻) 特集:「大学の自立」と「学術経営」のあり方を探る学術教育
2002年 (第7巻) 特集:第2回アジア学術会議(SCA)学術教育
2002年 (第7巻) 特集学術科学研究の成果と社会学術教育
2002年 (第7巻) 4月 特集学術の再点検  ―ジェンダー視点から(1)ジェンダー
2002年 (第7巻) 2月 特集創造性と日本社会社会
2002年 (第7巻)10月 特集:「身体障害者との共生社会」の構築に向けて社会
2002年 (第7巻) 特集日本計画社会
2002年 (第7巻) 特集グローバル化時代対応する高等教育課題歴史政治・国際
2003年 (第8巻) 2月 特集研究教育現場から見た国立大学改革学術教育
2003年 (第8巻) 3月 特集科学社会 ―いま科学者とジャーナリストが問われている―学術教育
2003年 (第8巻) 7月 特集私立大学さらなる発展学術教育
2003年 (第8巻) 8月 特集:第18期から第19期へ学術教育
2003年 (第8巻) 9月 特集:第19期始まる学術教育
2003年 (第8巻)10月 特集:新しい学術の体系学術教育
2003年 (第8巻)12月 特集:第19期活動計画学術教育
2003年 (第8巻) 特集活動計画各部抱負学術教育
2003年 (第8巻) 特集:第3回アジア学術会議(SCA)学術教育

anond:20240614084143

群と言えば対称性みたいなの、ほんとやめるべき

ほんとそれ。

物理学科で「群とは対称性です!」という言い方で講義されたけど全然意味わからんかったわ。

ベクトル場とかテンソル場に対して「座標変換に対する変換性の違いが」とか言うのも同様。

ベクトルとかテンソルは座標系に関係なく存在するもんであって、変換性が問題になるのは適当な基底で表示した場合だけ。

「座標系に関係ない」ということが多様体(当然Lie群多様体)の本質なんだからそこを外すのは流石にダメだろって思う。

だって対称性とは関係なく存在していて、何か別のオブジェクトに対する群作用を考えたときに初めて対称性の話が出てくるだけなのにな。

Lie群に付随する等質空間は(よく知らんが)本質的な構造であって、それを対称性と言うんだろうけど、物理で言う「対称性」とはちょっと違うと思う。

「(Lie)群と言えば等質空間」の方がいいんじゃないか。

2024-06-13

先日、街コンに参加した

街コン会場に着くと早速グループトークが始まった。

周りの男たちは仕事年収の話をしており、女性陣は興味津々で彼らの話を聞いている。

そして彼らが一通り話し終えると視線は俺へと集い、俺は彼らとは全く違う話をしようと決めていた。

「僕の趣味数学です。特にLie群理論に興味があります」と切り出した。

すぐに女性たちの顔が少しずつ曇り始めたのがわかった。「Lie群って聞いたことありますか?」と続ける。案の定、誰も首を縦に振らない。

Lie群は、数学の中で非常に重要概念で、特に微分幾何学物理学での応用が多いんです。例えば、特殊相対性理論量子力学でも使われているんですよ」と言うと、相手女性困惑した表情を浮かべた。

その表情を見る度、俺は心の中で悦に入る

この中で俺だけが理解している高尚な知識。それを理解できない彼女たち。その優越感に酔いしれ、俺に悦楽を与える。

男の一人は貧乏ゆすりを始めた。だが構わない。俺は自分の話を続けることにした。

「具体的には、Lie群連続対称性を持つ幾何学構造研究するんです」とさらに詳しく説明する。

女性の一人が不安そうに目を泳がせる。別の女性は微笑みを浮かべているが、その目に理解の色はない。

「えっと、つまりどういうことですか?」と女性の一人が勇気を振り絞るように質問してきた。

俺はニコッと笑い、「簡単に言えば、物理学での対称性理解重要役割果たしているんです。例えば、回転や平行移動といった操作数学的に扱うことができるんですよ」と、できるだけ易しく説明を試みるがそれでも彼女たちの表情は固いままだ。

その時、俺は思う。

彼女たちはきっと俺の話を理解することはない。

しかしそれでいいのだ。

俺の世界に足を踏み入れることができる人は少ない。

その孤独感が、俺に一種の満足感を与える。

俺は、理解されないことに悦びを見出しているのだ。

街コンが終わり、家に帰る途中、俺はふと考える。

俺の人生はこのままでいいのだろうか?

道中、そんな疑念はすぐに消え失せる。

家に帰り、またTwitterLie群のことをつぶやく。そして誰も見ないその投稿自己満足の微笑みを浮かべるのだ。

理解されないこと。それが俺の選んだ道だ。それが、俺の人生の一部なのだから

2024-06-11

anond:20240611111217

99が93だって話に関係はないだろう

持ってない人は大概なんらかのSTEM、量子物理学加速器弄ってましたとかやで

2024-06-10

1/r^2について: M理論に至るまでの過程

  • -GM_{1}M_{2}/r^2
  • q_{1}q_{2}/r^2

といった式について、素粒子では後者支配し、天体では前者が支配する。

これが電子原子核が見つかると問題となった。

距離における強い力のために、電子原子核螺旋状に落ち込むが、明らかに事実と違う。

この問題解決のために量子力学が考案され、

  • [p, x] = -iħ

というハイゼンベルグ関係式に従う。このため、r=0となることはなくなり、問題回避される。

これが、粒子の量子力学というものである

多様体上の楕円型作用素理論全体が、この物理理論に対する数学対応物で、群の表現論も近い関係にある。

しか特殊相対性理論考慮に入れるとさらに難しくなる。ハイゼンベルグ公式と同様の不確定性関係が場に対して適用される必要がある。

電磁場場合には、光子というように、新しい種類の粒子として観測される。

電子のような粒子もどうように場の量子であると再解釈されなければならない。電磁波も、量子を生成消滅できる。

こうして、物質反物質の生成消滅という予想が導かれる。

数学的には、場の量子論無限次元空間上の積分やその上の楕円型作用素関係する。

量子力学は1/r^2に対する問題の解消のために考え出されたが、特殊相対性理論を組み込むと、この問題自動解決するわけではないことがわかった。

といった発展をしてきたが、場の量子論幾何学の間の関係性が認められるようになった。

では重力考慮するとどうなるのか。一見すれば1/r^2の別な例を重力提供しているように見える。

しかし、例えばマクスウェル方程式線型方程式だが、重力場に対するアインシュタイン方程式非線形である

また不確定性関係重力における1/r^2を扱うには十分ではない。

物理学者は、点粒子を「弦」に置き換えることにより、量子重力問題が克服できるのではないかと試した。

量子論効果プランク定数に比例するが、弦理論効果は、弦の大きさを定めるα'という定数に比例する。

もし弦理論が正しいなら、α'という定数は、プランク定数と同じぐらい基本的定数ということになる。

ħやα'に関する変形は幾何学における新しいアイデア関係する。ħに関する変形はよく知られているが、α'に関する変形はまだ未発展である

弦のない物理学は、複素数のない数学のようなものと言える。

理論には5つのバリエーションがある。

  • IIA型、IIB型においては、弦は閉じた弦で、向きづけられ、電気的に絶縁体。
  • SO(32)あるいはE_8×E_8というゲージ群を持つヘテロ型の弦理論2つにおいては、弦は閉じた弦で、向きづけられ、電気的に超伝導体。
  • I型という理論については、弦は向き付けられておらず、電気的に絶縁体で、端点を持ちえる。端点を持つ場合は端点に電荷を持てる。

これらの理論は、それぞれが重力予言し、非可換ゲージ対称性を持ち、超対称性を持つとされる。

α'に関する変形に関連する新しい幾何学があるが、理解のために2次元の共形場理論を使うことができる。

ひとつは、ミラー対称性である。α'がゼロでない場合同値となるような2つの時空の間の関係を表す。

またトポロジー変化という現象がある。

まずt→∞という極限では、幾何学における古典的アイデアが良い近似となり、Xという時空が観測される。

t→-∞という極限でも同様に時空Yが観測される。

そして大きな正の値であるtと大きな負の値であるtのどこかで、古典幾何学が良い近似とはならない領域を通って補間が行われている。

α'とħが両方0でないときに起こり得ることがなんなのかについては、5つの理論が一つの理論の異なる極限である、と説明ができるかもしれないというのがM理論である

2024-06-09

理論物理学最前線を探る

自然界の法則の探索は、一般相対性理論量子力学の発展の中で行われてきた。

相対性理論アインシュタイン理論だが、これによれば、重力は時空の曲率から生じることになり、リーマン幾何学の枠組みで与えられる。

相対性理論においては、時空はアインシュタイン方程式に従って力学的に発展することになる。

すなわち初期条件入力データとして与えられていたときに、時空がどのように発展していくかを決定することが物理学問題になるわけである

相対性理論天体宇宙全体の振る舞いの理解のために使われるのに対し、量子力学原子分子原子構成する粒子の理解のために用いられる。

粒子の量子論(非相対論量子力学)は1925年までに現在の形が整えられ、関数解析や他の分野の発展に影響を与えた。

しか量子論深淵は場の量子論にあり、量子力学特殊相対性理論を組み合わせようとする試みからまれた。

場の量子論は、重力を除き、物理学法則について人類が知っているほどんどの事柄網羅している。

反物質理論に始まり原子のより精密な記述素粒子物理学標準模型加速器による検証が望まれている予言に至るまで、場の量子論の画期性は疑いの余地がない。

数学の中で研究されている多くの分野について、その自然な設定が場の量子論にあるような問題研究されている。

その例が、4次元多様体ドナルドソン理論、結び目のジョーンズ多項式やその一般化、複素多様体ミラー対称性、楕円コホモロジー、アフィン・リー環、などが挙げられる。

こういった断片的な研究はあるが、問題間の関係性の理解が困難である

このような関係性の研究において「ラングランズ・プログラム」が果たす役割に期待される。

量子力学観測問題解釈模索

状態ベクトルの収縮は、ユニタリ変換による時間発展という過程露骨矛盾しているように思える。

どのように20世紀物理学者はこの問題に折り合いをつけていたのか。

ボーアによるコペンハーゲン観点

状態ベクトルは実際に量子論レベルでの実体を表すのではなく、観測者の心の状態を表していると主張している。

したがって、状態ベクトルの収縮という過程でのジャンプは単に観測者の知識状態不連続な変化の結果で、物理学実体を持ちうるような物理学的変化ではない。

環境によるデコヒーレンスという観点

観測という過程物理系はそれを取り巻く環境と解きほぐしようもなく絡み合うことになるという事実を利用する。

すると環境における自由度ランダムで、観測不能と考えられるため、その自由度を足し上げることによって、状態ベクトルによる記述ではなく密度行列による記述が得られる。

この密度行列が、基底に関して対角行列となる時、物理系は対角成分のうちの一つによって表される状態になり、その状態にある確率は対角成分の値によって与えられる。

世界という観点

状態ベクトルユニタリ変換による時間発展をし、物理学実体を表している。

その結果、観測においてはあらゆる観測結果が同時に存在する。

ただし、それらの観測結果のそれぞれが観測者の意識の異なる状態と絡み合っている。

したがって、対応する異なる意識状態もまた同時に存在し、それぞれが異なる世界体験し、異なる観測結果に遭遇することになる。

新しい物理理論という観点

量子力学の従来の定式化は暫定的で、観測過程意味づけをするために新しい物理理論必要という可能性もある。

ブロイボームの枠組みや、コンシステントヒストリー理論のような標準的量子力学と異なるような観測結果は持たないようなものもあるが、別な枠組みによれば、少なくとも原理的には標準的量子力学と新しい理論区別する実験存在すると思われる。

 

おそらく物理学者の大半は、これらの観点最初の3つの観点を抱いていると言っても良いと思われる。

そうした物理学者は、量子論形式が持つ数学的な優雅さは言うまでもなく、量子力学予言が目を見張るような形で例外なく実験によって立証されているということが、この理論が何ら変更を必要としていないということを示す、という議論をするかもしれない。

しかし、これらの物理学者のうち多くがそれでもなお量子力学に関する現状に居心地悪さを感じているかもしれない。

その理論に対する完全に認められた唯一の解釈存在しないという単純な事実が、この居心地悪さを煽っている。

2024-06-05

I.GPT-4からAGIへ:OOMを数える (3)

ディープラーニングトレンド

過去10年間のディープラーニング進歩のペースは、まさに驚異的だった。ほんの10年前、ディープラーニングシステムが単純な画像識別することは革命的だった。今日、我々は斬新でこれまで以上に難しいテストを考え出そうとし続けているが、新しいベンチマークはどれもすぐにクラックされてしまう。以前は広く使われているベンチマーククラックするのに数十年かかっていたが、今ではほんの数カ月に感じられる。

https://situational-awareness.ai/wp-content/uploads/2024/06/owid-test-scores-1024x723.png

ディープラーニングシステムは、多くの領域で急速に人間レベルに達し、あるいはそれを超えつつある。グラフィック データで見る我々の世界


私たち文字通りベンチマークを使い果たしている。 逸話として、友人のダンコリンが数年前、2020年にMMLUというベンチマークを作った。彼らは、高校生大学生が受ける最も難しい試験匹敵するような、時の試練に耐えるベンチマークを最終的に作りたいと考えていた。GPT-4やGeminiのようなモデルで〜90%だ。

より広く言えば、GPT-4は標準的高校大学適性試験ほとんど解いている。(GPT-3.5からGPT-4までの1年間でさえ、人間の成績の中央値を大きく下回るところから人間の成績の上位に入るところまで、しばしば到達した)

https://situational-awareness.ai/wp-content/uploads/2024/06/gpt4_exams-780x1024.png

GPT-4の標準テストスコア。また、GPT-3.5からGPT-4への移行で、これらのテストにおける人間のパーセンタイルが大きく跳ね上がり、しばしば人間中央値よりかなり下から人間最上位まで到達していることにも注目してほしい。(これはGPT-3.5であり、GPT-4の1年も前にリリースされたかなり新しいモデルである。)

https://situational-awareness.ai/wp-content/uploads/2024/06/math2022-1024x273.png

灰色2021年8月に行われた、MATHベンチマーク高校数学コンテスト難解な数学問題)の2022年6月パフォーマンスに関する専門家予測。赤い星:2022年6月までの実際の最先端パフォーマンスML研究者中央値さらに悲観的だった。

MATHベンチマーク高校数学コンテストで出題された難しい数学問題集)を考えてみよう。このベンチマーク2021年に発表されたとき、最高のモデル問題の5%しか正解できなかった。そして元の論文にはこう記されている:「さらに、このままスケーリングの傾向が続けば、単純に予算モデルパラメータ数を増やすだけでは、強力な数学的推論を達成することは現実的ではないことがわかった。数学的な問題解決をより牽引するためには、より広範な研究コミュニティによる新たなアルゴリズム進歩必要になるだろう」、つまり、MATHを解くためには根本的な新しいブレークスルー必要だ、そう彼らは考えたのだ。ML研究者調査では、今後数年間の進歩はごくわずかだと予測されていた。しかし、わずか1年以内(2022年半ばまで)に、最高のモデルの精度は5%から50%に向上した。

毎年毎年、懐疑論者たちは「ディープラーニングではXはできない」と主張し、すぐにその間違いが証明されてきた。過去10年間のAIから学んだ教訓があるとすれば、ディープラーニングに賭けてはいけないということだ。

現在、最も難しい未解決ベンチマークは、博士号レベル生物学化学物理学問題を集めたGPQAのようなテストである問題の多くは私にはちんぷんかんぷんで、他の科学分野の博士でさえ、Googleで30分以上かけてやっとランダムな偶然を上回るスコアを出している。クロード3オーパス現在60%程度であり、それに対してインドメインの博士たちは80%程度である

https://situational-awareness.ai/wp-content/uploads/2024/06/gpqa_examples-768x1120.png

GPQAの問題例。モデルはすでに私より優れており、おそらくすぐにエキスパート博士レベル突破するだろう...。

続き I.GPT-4からAGIへ:OOMを数える (4) https://anond.hatelabo.jp/20240605205024

幾何学ラングランズ、ホバノフホモロジー、弦理論

エドワードウィッテンは、幾何学的なラングランズ・プログラムの一部とアイデアとの関係について「電気磁気の二重性と幾何学的なラングランズ・プログラム」を執筆した。

ラングランズ プログラムに関する背景: 1967 年、ロバート ラングランズは、当時同研究所教授だったアンドレ ヴェイユ17ページの手書き手紙を書き、その中で大統一理論提案した。それは、数論、代数幾何学、保型形式理論における一見無関係概念を関連付ける。読みやすくするためにヴェイユ要望作成されたこ手紙タイプされたコピーは、1960 年代後半から 1970 年代にかけて数学者の間で広く流通し、数学者たちは 40 年以上にわたりラングランズ プログラムとして総称されるその予想に取り組んできた。

理論ゲージ理論双対性の背景を持つ物理学者は、カプースチンとの幾何学ラングランズに関する論文理解できるが、ほとんどの物理学者にとって、このトピックは詳細すぎて興味をそそるものではない。

一方で、数学者にとっては興味深いテーマだが、場の量子論や弦理論の背景には馴染みのない部分が多すぎるため、理解するのは困難(厳密に定式化するのは困難)。

短期的にどのような進歩があれば、数学者にとって幾何学的なラングランズのゲージ理論解釈が利用できるようになるのかを見極めるのは、実際には非常に難しい。

ゲージ理論とホバノフホモロジー数学者によって認識され評価されるのを見られるだろうか。

数論者が好むものの多くは物理学に登場している。

理論研究者として取り組んでいる物理理論が数論として興味深いものであることを示す多くのことがわかっている。

ここ数年、4 次元の超対称ゲージ理論とその親戚である 6 次元に取り組んでいる物理学者は、臨界レベルでの共形場理論役割に関わるいくつかの発見を行っているため、この点を解決する時期が来たのかもしれない。

過去20年間、数学物理学相互作用は非常に豊かであり続けただけでなく、その多様性が発展したが、私は恥ずかしいことにほとんど理解できていない。

これは今後も続くだろう、それが続く理由は場の量子論と弦理論がどういうわけか豊かな数学秘密を持っているからだ。

これらの秘密の一部が表面化すると、物理学者にとってはしばしば驚きとなることがよくある。

なぜなら、超弦理論物理学として正しく理解していないから。つまり、その背後にある核となる考え方を理解していない。

数学者は場の量子論を完全に理解することができていないため、そこから得られる事柄は驚くべきものである

したがって、生み出される物理学数学アイデアは長い間驚くべきものになるだろう。

1990 年代に、さまざまな弦理論が非摂動双対性によって統合されており、弦理論ある意味本質的量子力学的なものであることが明らかになり、より広い視野を得ることができた。

しかし、その根底にある原理が明確になっていない主題について、さまざまな側面を数学者物理学者研究である

今日若者にはさらに大きな発見のチャンスがある。

2024-05-31

幾何学ラングランズについて

ラングランズ・プログラムは信じられないほど広大で広範囲に及ぶ。

その最も深い側面は、ラングランズが40年近く前に始めた数論的設定に関係している。

しかし、ラングランズ・プログラムにはあらゆる種類の発現がある。

個人的理解しようとしているのは、ラングランズ・プログラムの 「幾何学的な 」形態であり、そこではアイデアの一部が数論から幾何学記述に変換されている。

長い間、幾何学ラングランズ・プログラムに取り組む数学者たちは、数理物理学アイデアを大いに利用してきた。

特に、コンフォーマル場の理論と呼ばれる分野は、物性物理学でも弦理論でも重要である

しかし、物理学アイデアはいつも、物理学から見ると奇妙に見える方法アレンジされていた。

もし物理学に基づく考え方が幾何学ラングランズ・プログラムに関連するのであれば、幾何学ラングランズ・プログラム物理学者にとってより理解やす言葉で再定式化することは可能なはずだと思った。

ラングランズ・プログラムは広大なテーマであり、その全体像を把握できる者はほとんどいない。そして、それが最終的にどこにつながるのか、それを言うのは早すぎる。

2024-05-29

大学物理学をガッチガチに学んで卒業した人なら疑似科学に騙されることはないのかな。

疑似科学に騙されるのは高卒文系に多いのかしら。

2024-05-28

[] 2024-05-28

朝食:はちみつパン、昼食なし、夕食: ごはん, 麻婆豆腐, ナス, いちごヨーグルト

今日は嵐なので家に籠もりっきりだった

そういえばヤングシェルドンシーズン4を見終えた。人間関係カオスビリヤードの玉に喩えるシェルドン、様々な人間関係トラブルに悩まされる

ヤングシェルドンを見ていた時間を別のTVシリーズを見る時間にしたいが、レンタルや購入は避けたいところ

購入するのであれば、レナードニモイがスポックだった頃のスタートレックシリーズ大人買いするという方法もある

現状でアマプラで見ているのはこのすばだけだ。正直、日本アニメの「原作」というやつを見たことはない

これは私だけかもしれないが、プログラミング心理学物理学健康法などの書籍理解できるのだが、文学書は読んでいても全く理解できない

から異世界もの文庫本などは、読む気がしないのである

そういうものを読んでも視覚イメージが全く湧いてこないので、映像ゲームのほうが楽しめる

ただ、ゲームが楽しめるというのは高校生までの話で、最近ゲームストーリーだけをYoutubeで見る以外にはゲームに触れることもなくなった

少し前にFF7リメイクSteamからDLしてプレイしたが、それをクリアしたあとはまともにゲームというものをやったことがない

マジックギャザリングアリーナリーグ・オブ・レジェンドなどにも手を付けたことはあるが、すぐに飽きた

というか、色々なものに楽しめなくなっているのは、投薬量が増えているからだと睨んでいる

こう、挑戦する前のワクワク感、みたいなものを以前は感じたのだが、最近はやる前から面倒臭さを感じてやめてしまうのだ

私の遺伝傾向として新規探求性が高いらしいのだが、面倒くさがりであるという性質も同時に持っているので、常に混乱状態である

うーん、なんか楽しいことないか

2024-05-27

anond:20240527074501

それは経済学だけの話ではない

例えば物理学では、助成金を得るためにぶっ飛んだ理論開陳する傾向が以前に存在しており「数学宇宙仮説」「量子力学関係性仮説」「M理論」はその最たるものだった

2024-05-19

   物理学に言う超対称性ポアンカレ代数の隠れた超対称性というのは、直角三角形を4つに回転対称性に配置するとそこに正方形が出現するという意味でのsupersymmetryであり、

   数学計算技術には頻出するので、こんなもんはカスでもできなければいけないし、出来ないとまじで一生の恥である超対称性による計算が出来るようにしておかないと、

   凸多面体に計算をいれても、そこから先の技術ができない。

2024-05-15

黒沢清蛇の道』(1998年)

自分がやってしまたこと(例えそれがわずかなものでも)が確実に原因で起きてしまった不幸と、まったく自分に原因のない不幸とではどちらがより耐えがたいものだろうか。

前者は「あのとき自分がこうしていなかったら…」というような激しい後悔に苛まれるだろうし、後者は そのことの理不尽さの前でおのれの無力さをおもいしることだろう。

さて、その選択はとりあえず個人の手に委ねることにして、最初の問いの「不幸」を「恐怖」と置き換えてみよう。

[A]その人自身に起こるべくして起きた恐怖

[B]全く原因不明の恐怖

どちらがより怖いか。まあケースバイケースというか結局はその状況に立たされなければ答えは出ないだろうが話を続ける。

[A]の原因というのを、過去にはたらいた明らかに人道に反する行為、とより狭義のものとし、 それ以外を後者にいれるとすれば、一般的に「ホラー映画」と呼ばれているものはほぼ全てが後者を扱ったものだといえよう。

原因が呪いのヴィデオテープを見たということにしろ遺伝子操作に失敗して前代未聞のウィルス感染してしまたことにしろそれらはとくに人道に反するというほどものではなく、せいぜい無根拠禁忌を犯したという程度だ。

そして観客はその恐怖を、襲われている者に 感情移入同化してともに味わい、それから逃れるとホッとして、それからまたそいつに襲われて……、 で最終的には原因が解き明かされるなり逃げ切るなりで幕は下りる。作る側も、いかに観客を引き込ませるかを意図して作っているし、そこで描かれる恐怖というのはあくまで襲われる側から見たものだ。

ところで、[A]の恐怖を描いた映画がいまやほとんどないのは、非のある者がこうむる恐怖を因果応報・当然のものとしてみなし逆に追いつめていく方が主人公として描かれているかである

すなわち正当な復讐をする勧善懲悪物語となってしまう。当然それは「恐怖= 襲われる側への感情移入により抱くもの」の図式が成り立たないのは言うまでもない。

では[A]の恐怖が恐怖映画として成立する場合とはどのようなものであるか。

それは、執行される復讐方法が観客に感情移入など到底させないほどおぞましいものであるときである

観客を思考停止に陥れさせるほどの残酷もの。このとき、その恐怖はまさに恐怖そのものとしてスクリーンに映し出される。

黒沢清監督作品蛇の道』(1998年)はこのような映画である

いや、これだけではこの作品を ひどく矮小化していることになる。

この作品の恐怖は、あるひとつの極点に立ってしまった人間がとってしま行為の目をそむけずにはいられないような醜悪さが、これでもかこれでもかと露呈されていくことにある。

かといってそれは単に悪趣味とかたづけられるような類いのものでは断じてない。

それが、紛れもなく人間性質によるので、恐怖を通り越してとにかく正視しがたいのだ。

それでもひとはこの映画を見るというほとんど拷問のような行為をやめようとしないのは、その恐怖の果てにも救いがあるはずだと信じているからにほかならないのだが……。

特筆すべき役者は(やはり)哀川翔である

この映画での哀川はほぼ、人間醜悪さを次々と 引き出す媒体として存在している。またその媒体としての仕事ぶりの的確さは、この世界物理学法則を解明していく学習塾でのもうひとつの姿とも重なり、存在論的に否定しがたいものとなるのだ。 あえて例えるならばこの作品での哀川の存在は、ルー・リードの声の響きのようだ。優しさ/慈悲深さと、 その奥にある圧倒的強度をほこる底無しの得体の知れなさ、そしてかなり強引なのにもかかわらず 抗いきれない魅惑にも似た正しさ(のようなもの)を備えている。

ともあれ、是非多くの人に見てもらいたい作品である

いや、やはりできるだけ見ないほうがよい。レンタルビデオ屋のやくざものコーナーに、絶対的大凶」としてなにげなく陳列されているのが、 この作品存在としてしごくふさわしいものだとおもわれる。

ヴィデオ化にあたり、『修羅極道 蛇の道』と改題された。

(この文章1999年8月下旬ごろ書かれた。)

(2024年5月付記:リメイク版公開の報に触れ、四半世紀前にこのような文章をひっそり公開していたのを思い出したのでまたひっそりと匿名公開させていただきました。ニュアンスを変えない程度に改行等いじりましたが、死語である「ヴィデオ」」」云々の最終2行は削れませんでした。)

水泳ダメ練習プログラム

まず選手の出場種目に対して練習最適化されてないのはダメだね

何十人もの選手に同じ練習強制して、短距離泳者に対して長距離泳がせたり、平泳ぎ選手バタフライやらせたりとかはダメ

そんで物理学的に最適なフォームを予め研究してないのは全くダメ

平泳ぎで言えば、手でかくタイミングが多すぎても少なすぎてもダメで適切なポイントがある、そのポイントデータ集めて特定しないとダメ

あと選手の種目に合わせた筋力トレーニングができてないと無駄な部分に筋肉がついてしま悪化するとかもある

他には?

2024-05-13

数学を学ぶ意味数学芸術である

Xで共有された動画塾講師先生が「要領が悪い奴は定数を動かそうとする、変数をどうにかすべき、だからこういうところが数学を学ぶ意味だ」とか言ってんのよ

はぁ?なにが数学を学ぶ意味だ、いい加減にしろ

いか数学ってのは公理から演繹的に体系を導き出す「芸術」だ

証明法にもエレガントさってものがあるし、第一、美しくない公理体系は見向きもされない

定数ってのは物理学の話だ。物理学にはプランク定数h、光の速度c、重力定数G、という基本的な3つの定数があるが、たしかにこれらを「動かそう」という話はしない

あるいは数学にもπやeのような定数はあるが、要領の良さとは無関係であり、動かそうという話もない

しかしそれは常識レベルの話だ、「誰も神の力を持っていない」と言うようなものから

では現実世界に「定数」と呼べるような固定のもの存在するか

線型回帰適用したら定数項が出るかも知れないが、これは変数依存しないというだけの話で、データが変われば動く

政治に対しては努力次第で影響を与えられるし、人間関係だってそうだろう

努力の大きさに見合わないほど、それを動かすのが難しい」という話をしたいなら、残念ながらそれは「定数」の話ではない、むしろ現象変数に対して持つ感度の問題である

しかし俺がいいたいのはそういうことじゃない。芸術であるはずのものを「要領の良さ」という低俗トピックに落とし込むその感性が全く同意できないのである

例えばラングランズ・プログラムの先にあるものはなにか、と考えれば、それは驚愕的な数学の繋がりを示すことであり、陳腐とも言える「要領のいい」応用を目指したものではないだろう

要領の良さというのは、要するに経済学の話であり、数学ではない

わかったか

2024-05-08

意識と量子の関係スピリチュアルとは無関係

お前らは「意識と量子の関係なんて物理学的に興味の範疇外だ!」とかいつも発狂してたから調べたんだけど、Googleの量子科学者が真面目に検証してるぞ。

Google's Top AI Scientist on Consciousness via Quantum Superposition | Hartmut Neven

https://www.youtube.com/watch?v=0dlL2a0n3RY

2024-05-07

anond:20240507205924

ただ数字使ってるだけで数学と思う文系多すぎだよね

物理学ですら数学ではないというのに

2024-05-05

生成AIで思い出したデキる学者普通学者

大学とき固体地球物理学をやってたんだけど、研究をするにあたって観測・測定データがとても大事

それで、たとえば大地震が起きたとき地元大学データ収集して、全世界に公開するかというと、それはしてなかった。

火山噴火ときも、それまで集めた平常時のデータ噴火時のデータを全世界に公開すれば研究は進むけど、それも直ちにはしてなかった。

なにをするかというと、そのデータを用いて、それを収集した人が論文を書く。

それで、論文を書き尽くして「もう、このデータから書ける論文はないかな」となったところで公開する。

最初から公開した方が研究は進むけど、それだとデータ収集した普通学者が食べていけなくなる。

からしょうがないんだと言ってた。

指導教官に「データを公開した方が良いと思うんだけど、しょうがないですかね」と言ったら

「公開した方がいいねデータの下処理を色んな人がやってくれるんなら、その方がありがたい。そこから考察するから

と答えた。

この人は後に学会長になるデキる学者だった。

普通学者データを公開すると、こうしたデキる学者が先に論文書いてしまうので、存在価値ピンチになってしまう。

生成AIによる学習をみて、このことを思い出した。

AI学習ズルい」と言ってる人たちは、普通学者の主張に近いと思う。

デキる学者AIが真似できるようなところで勝負してないんだと思う。

そもそも普通学者存在価値があるのかというと、これは難しい問題

ここがAIで置き換えられるなら、それでもいいじゃんと言う気はする。

もちろん置き換えられる普通学者はたまったものではない。

普通学者がいなければ、デキる学者も出てこないだろ」と主張したいところだけど、これ、たぶん出てくる。

AIに真似されても困らない人だけが残る新しい世界が始まるね。

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