はてなキーワード: バスローブとは
おかあさんも、すっていたみたいだけど、ぼくが生まれてからやめたみたいです。
おとうさんは、くるまでたばこをすいます。ぼくは、たばこはぷかぷかして、くさいので、きらいでした。
おかあさんも、おとうさんは、朝にたばこをすったり、くろいコーヒーをまいにちのみます。
ぼくは、「そんなのおいしくないよ」といったけれど、「大人になったらわかる。」といいました。
でも、おんなじはんのクミちゃんは「おいしいよ」といいます。ぼくは「そんなのへんだよ」といったらクミちゃんはクスクス笑いました。
ぼくは、「こんなににがいのがすきになるなら、大人になんてなりたくないやい。」とおもいました。
けれど、お母さんがたまにつくってくれるあったかいコーヒー牛乳は、あまくておいしいので、すきでした。
おとうさんはおさけをのむとよく殴りました。ぼくはいたかったのでいやでした。
おかあさんは、よくぼくをとじこめて、はなしをきいてくれなくて、いやでした。
おとなは、ひどいです。
コーヒーも、たばこもすっごこくおいしくなくて苦いし、びーるだって、おいしくありません。
大人は、こわいし、へんです。おとうさんやおかあさんはしごとがたいへんだと、ぶったりするからです。きっと、しごとは、すごく大へんなのです。
ぼくは、大人になんて、なりたくないやい!とずっと思っていました。
ぼくは、しょうらい、ゲームクリエイターか、いるかの飼育いんさんになろうときめました。
げーむはたのしいし、いるかはかわいいです。それと、えるまーとりゅうのだいぼうけんが好きだったので、しょうせつかにもなりたかったです。
ずっとずっと、ふぁんたと、パピコがいちばんおいしいのです。ぼくは、きっと、こどものまま、大人になるのです。
僕は、高校生になりました。
でも、まだ、子供です。
お父さんとお母さんは、高校を出たら「近くの工場で働くのよ」といいました。
おにいちゃんも、そうしてました。僕は、工場で働くのが面白くなさそうだから嫌だったのです。
僕は、何になりたかったのか、忘れてました。
でも、お父さんとお母さんが嫌いだったので、遠くにいきたかったのです。
僕は、大学に行きたいなあ。と思いました。でも、お金がないから駄目だよ。とお父さんとお母さんは言いました。
「そんなの嫌だい!」と僕は思いました。そうしたら、先生が「頭がよくなったら、お金がなくても大学にいけるんだよ」と、いいました。
僕は、頭がとてもバカだったけど、がんばって勉強をたくさんしました。
テストでいい点数が取りたくて、頑張りました。
でも、たくさん勉強すると僕はバカなのですごく眠たくなります。
コーヒーは、苦くて、真っ黒で、僕は嫌いでした。
でも、ねむいのは嫌なので、がんばってのみました。そうすると、勉強を頑張れるとおもったのです。
でも、僕はまだ子供だなあ、と思いました。
引き出しにしまってあったブラックサンダーとファンタの方が美味しかったからです。
僕は、大学生になりました。
友達のケンちゃんが「吸ってみなよ」といってタバコをぼくに渡しました。
僕は「嫌だよ」といったけど、ケンちゃんは「いいから」といって、無理やりしました。
僕は、「おいしくなさそうだなあ」と思ったけど、やっぱりゲホゲホしました。
ケンちゃんは笑って、「肺に入れなきゃ駄目だよ」といいました。
ぼくは「もう嫌だ」と思ったけど、がんばってすいました。
頭がクラクラして、スーッとしました。僕は気持ち悪くなって、「やっぱりこんなのいらないやい」と思ったのです。
ケンちゃんは、笑ってました。
僕は、ケンちゃんがタバコを吸っているとき、コーヒーを飲むようにしました。
なんだか、ニガいけど、気づいたらのみたくなったのです。でも、タバコが吸えないから、「大人じゃないな」と思いました。
僕は、気づいたらタバコを吸うようになっていました。
いろんな事が、大変だったからかな。と思ったけど、気づいたら吸ってました。
あんまりおいしくない気がするけど、平気です。タバコがすえるようになりました。
ビールも飲めるようになりました。やっぱり美味しくないけど、みんながおいしいと言うので「おいしい!」といいました。
本当はファンタの方がおいしいけど、高そうなワインを「おいしいね」といいました。
ごはんは全部おいしいけど、もっとたくさん「おいしい!」といいました。
あんまり味は、わかりません。けれど、みんなでたべたりのんだりすると、きっとおいしいんだなぁ。と思いました。
大人は色んな味がわかるのです。どれがおいしいか、みんな詳しいのです。
けど、僕はわかりません。全部、おいしいのです。
だから、まだ大人じゃありません。理由はないけど、僕はまだきっと、子供なのです。
僕は、気づいたら東京で働く人になりました。
東京は、すごく人が多くて大変です。
お仕事は、まだ大変で難かしいです。でもみんなが「ここはこうするんだよ」と教えてくれるので、がんばりました。
みんなが「この本を読むといいよ」と、いわれたので、僕は頑張って勉強しました。
みんな、すごく大人で「すごいなあ」と思いました。
お父さんとお母さんは、「すごいねえ」といううので、「へへーん!」と僕は思いました。
僕は本当はゲームクリエイターか、イルカの飼育員さんになりたかったけど、お父さんとお母さんは、こっちのほうがうれしそうだから
「べつにいいや」と、思いました。
東京は、ピカピカしてて、凄いです。
みんなが色んなことを教えてくれます。
僕は、まだ子供です。みんな、大人なのに、やっぱり僕はまだ子供なのです。
ファンタよりおいしいらしい物を、「おいしい」というのが大人です。
ぼくは、いろんな人に色んなことを教えてもらいました。みんな、大人で、すごくて、優しくて「やっぱりすごいなあ」と、思いました。
僕は、まだ、子供です。
僕はまだ子供。です。
俺はまだ子供です。
私は…
クミちゃんも、大人になってて、「女の子はすごいなあ」と思いました。
僕は、「負けないぞ」と思いました。クミちゃんは、むかしからすごく大人だったのです。
みんなから教えてもらった、おいしいお酒や、おいしい食べ物を僕はクミちゃんにも教えてあげました。
本当は、味なんてよくわからないけど、「すごくおいしいね」と言っていたので、「へへん」と思いました。
クミちゃんは、やっぱりわかるのです。僕も早く、わかるようになりたいなあ。と思ったけど、
「わかんない。」って言ったら、恥ずかしいので、黙ってました。
クミちゃんは僕に「すごく大人っぽくなったね。」といってほめてくれました。
僕は「えっへん。」と思いました。たくさん勉強して、よかったなぁ。と思いました。
くすくすと笑うクミちゃんの耳には、ぴかぴかして綺麗なイヤリングが揺れていました。
クミちゃんも、みんなも、もうすごく大人です。
みんな、凄いなあ。と、僕は思いながら、石を蹴って帰りました。
僕は、クミちゃんともっと仲良くなりました。
手をつないだりして、恥ずかしかったです。
もし友達の太郎ちゃんに見つかったら「女と遊んでやんのー!」といわれます。
もしかしたら、クミちゃんは僕のことを好きなのかもしれません。もしそうなら、太郎ちゃんには絶対に黙っておこう。と思いました。
僕は、クミちゃんと、チューしたりしました。これも、はずかしいのです。
僕は、まだ。大人じゃありません。
ぼくのおうちの近くに、すごくピカピカしたホテルがあって、お父さんとお母さんに「あれなーに?」と聞きました。
お父さんとお母さんが「ラブホテルだよ」と教えてくれました。
結婚したらいくところで、すごく綺麗なところだそうです。お父さんとお母さんも行ったことが、あるそうです。
お母さんは「一緒にいこうね」といったけど、僕は「いやだい」といいました。
お母さんは、笑っていました。
チューしたり、いちゃいちゃしたりして、すごく恥ずかしかったです。
けど、僕は「こういう風にしたり、言ったりするんだよ」と、聞いたり本で読んだりしたので、恥ずかしがってるのが、バレませんでした。
クミちゃんは、やっぱり大人なのです。いつまでたっても、僕は、まだ。子供のままなのです。
クミちゃんは、もしかしたら僕のことが好きなのかもしれません。だって、チューしたりするからです。寝顔をみて、僕はおもいました。
僕は、クミちゃんの隣でなんだか眠れなくて、天井を見ていました。
薄暗く、照明があって、照明の形が図工の時間に書いた「イカのおうさま」の目の形にそっくりでした。
お化けかもしれません。恐いです。
少し寒かったけど、むかしコロコロコミックで見た、王様が着るようなバスローブを着ていたので、平気でした。
もう真夜中だったけど、昔と同じように、コーヒーをいれるのです。
お部屋は綺麗でも、外はあんまり綺麗じゃないので、不思議です。
クミちゃんの寝顔が月明かりに照らされます。東京でも、月は綺麗に見えるんだなぁ。と思いました。
クミちゃんが、目をあけて、僕に向かっていいました。
「タバコ、吸うようになったんだね。」
クミちゃんはすっかり寝ていると思っていた僕は、しまったなぁ。と思って、謝りました。
「目の前では吸いたくなかったんだ。匂うでしょ?ごめんね。」
僕はタバコを消そうと灰皿を取りました。
クミちゃんは、僕のところまで、僕の手を取っていうのです。
「タバコは嫌いだけど、このタバコの匂いは好きだから、別にいい。」
僕は、初めて言われるはずの言葉に、どこかで聞いたことがあるなぁ。と思いました。
誰かにも、昔同じような事をいわれた気がします。本当はわかっていたけど、僕は思い出せないフリをしました。
「ねぇ。本当は好きだったんだ。ずっと一緒に、いてよ。」
嘘っぱちです。
僕は知っています。クミちゃんは、きっとさみしかっただけなのです。
僕のことを好きかどうかなんて、わかりません。嘘でもそんな事言ったら、明日から太郎ちゃんにたくさん意地悪な事をいわれます。
僕は「そうだね。」といいました。
嘘っぱちです。僕も、それに答えるように、わかりきった嘘をつきました。
ずっと一緒にいられるかなんて、わからないのです。
僕は、「一緒にいよう」と言ってくれた人に「そうだね」とたくさんいいました。
今までも、これからも、僕はまだきっと、そうやって嘘をつくのです。
本当は、わかりません。
本当は、ずっと一緒にいられるかなんて、わからないのです。
けれども、いうのです。
きっと、そういわなければ、ならないから。
わからなくても、今この瞬間のために、そうするのが、大人だって、知っていたからです。
きっと、本当はすごく美味しくないはずです。
今だって、本当においしいかどうかなんて、もう。わかりません。
けれども、とっくの昔にもう、とげとげしたコーヒーの味も、ずんやりとしたタバコの味も、魔法みたいだった、相手の舌の味もわからなくなっていたのです。
僕の舌は、しびれてもう何も感じなくなってしまっていたのです。
本当はわかりません。
本当は、
本当は。
僕は、急に、涙がでてきました。
わんわん大声を出して、わからないけど、なきたくなりました。
けれど、だめです。クミちゃんの前で、ハズかしいから、と思ったけど。
クミちゃんが心配して、「どうしたの?」といって、手をとってくれました。
僕は、泣いている理由がわかりませんでした。
クミちゃんは、昔と変わらず、やっぱり、僕より大人なのです。
僕は、「なんでもない。好きだよ。」と、いいました。
わからないけど、いいました。
胸がぎゅうぎゅうします。締め付けられてて、痛いのです。
僕は、「ほんとうの事をいわなくちゃ。」と思ったのです。
けれど、何を言えばいいのか、何が言いたかったのか。ぜんぜんわからないのです。
どうしたらいいかわからないので、僕はもう一度、タバコをすいました。
コーヒーを、飲みました。
おいしいかどうかなんて、わかりません。
おいしくない。はずです。
本当に言いたかった事も、コーヒーのやタバコの味も、もう、とっくの昔に、わからなくなっていたのです。
そうして、あれから僕はもうクミちゃんと連絡が取れなくなりました。
きっと僕が泣き虫だから、嫌いになっちゃったのかな。と思いました。
きっとクミちゃんは、元気になったんだと思います。やっぱり、彼女は、僕なんかよりずぅっと大人。なのです。
おいしいか、どうか、なんて。わかりません。
けれど、いつか僕はわかるようになるのです。僕も
僕は。
いや。
俺は、
ホテルチェックアウト時に『部屋をきれいにして出る』っていうのはやめましょう。
使ったものは「使いました」と分かる状態にしておいてください。
https://togetter.com/li/1140645
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上記棘で「パッ見で未使用なら交換しないの?」とか「ベッドメイクをしないのか!」という意見が散見された為、
とりあえず『現場ではこうやっているよ』というのを書いてみます。
現在はフロント業務に従事していますが、研修段階で数ヵ月間のハウス業務を経験し、
現在でも人手が足らない時や繁忙期には客室清掃を行っています。
自チェーン内でのみ観測範囲ですが、弱小チェーンで以下の対応なので、大手や有名どころシティホテル関係はコレ以下って事はないと思います。
インスペクションという清掃チェックを持ち回りで必ず行います。
なので、インスペ時の手直しが多くなりがちな人はハウスさんの間でものすごく嫌われます……。
(チェックを行っているにも関わらず、ミスが残ってしまう事もあります。
人がやっているからというのは言い訳でしかないですが、逆に意図的に手を抜いた訳ではないのです……申し訳ございません)
それなのに「パッと見キレイだからここ省こう!」とかやったら当然お叱りは通常時の何倍になるか……。
おそろしい おそろしい
そもそも、そういう杜撰な個人物差しで清掃している方は他の部分でもっとヤバいミスをやらかしてると思います。
お客様からのお叱りを受けた場合は必ず担当清掃者とチェック者に指導を行います。
上記のように、もし手抜きが常態化してるなら必ずお叱りが通常の倍以上来てるはずです。
何度も指導されている職員や業者は当然ですがその内解雇されますよ。(そんな酷い人には出会った事ないですが)
やりません! というのも、タオルもタダじゃないんです……。
清掃に使って汚れや匂いが落ちなかったら、その分のタオルは廃棄するしかありません。
もちろん、清掃個所によって使い分けを行います。(トイレを掃除した布でガラスを拭いたりは絶対しません)
袋状のもので、明らかに開封されていないのものはそのままお部屋に設置しています。
袋がよれよれ、水に濡れてしまった、などがあれば中身に関わらず撤去します。
タオル、バスローブに関しては使用、未使用に関わらず取り替えます。
それに未使用を回収しないホテルが仮にあったとしても、ホテル規定のたたみ方と違っていたり、設置方法が間違っていたりしたら気づくと思います。
(ロゴが見えるようにする、折った山側を手前に置くなど細かな規定があります)
私は、畳まれたタオル回収時に中から下着がポロッと出てきた経験があります……。
個人に判断させると、人によってボーダーラインが変わる上にお叱りを受けるリスクが高まるためすべて取り替えると研修中に聞かされました。
余談ですが、清掃で大変な事で『髪の毛を残さない事』はよく言われますが、
同じくらい現場で気を使っているのが『水滴を残さない事』です。
カードキー式の客室だと部屋を出ると電源供給がストップしてしまうので、
あのぉ、まぁそうっすね〜。まぁちょっと話すか話さないかちょっと迷ってて。まぁ直前までどうしようかなと思ったんですけども。まぁマエケンさんの話なんですけど。あのぉマエケンさんが倒れた日の夕方くらいに、あのぉ病院のICUに、ぼく行きまして。それであのぉマエケンさんのお兄さん、が、そのちょっと面会させてくれるように頼んでくれて。あのぉ、会ったんです。
ほうほうほう
うん。で、そんとき、まぁICUで、まぁね、いろんなこう、なんつうんだろうな管というか、まぁ付いてはいたんですけど。なんか、すぐに起きて、起きそうな、寝てるだけみたいな、すぐ起きそうな気がしてね。それでなんか、手なんかも握ったんですけど、全然暖かくて、顔色も悪くないし。
へー
そうそう。ていう感じで。なんだろうなー、春日さんはようくご存知だと思うけど、マエケンさんてなんつうんだろうな、なんつうんだろ、なんかこう、そういうさ、死の淵から蘇ってきて、なんかこう、ものすごい作品を作ったりとかしそうな、感じ? あるじゃないですか。で、まぁ、なんか、しくじり先生で松村さんの授業とか受けたり。したりしたのもあるのか、あー、なんか、絶対意識もどるだろうな、ってなんかこう、確信みたいな感じがあって。で、まぁICU出て。出たんすけど。でまぁ、ここ何日かはずっと、みんなもそうだとおもうですけど、ずっとマエケンさんのことを思い出してるんですけど。
あのぉ、いろいろ思い出すし。なんだったら、うちの事務所で俺が一番叱られてんじゃないかなと思って。
あー、それはあるかもしれんなー。
ショーパブのね、キサラが一緒だったから。キサラのあとは必ずご飯連れてってくれたりしてて。なんかね、いろいろ思い出してね。初めて会ったときのことを思い出して。ケイダッシュステージになんか、「今月から入ります若林ですよろしくお願いします」って楽屋で言ったんだよシアターDの。そしたらなんかね、他の先輩はね、「おぅ」とか「おぅ、よろしくねー」みたいな感じなんだけど。なんかマエケンさんだけはなんか、胸に手を当てて、「前田健です。よろしくお願いします」すっごい綺麗に頭下げたんだよね。
笑
それがなんか、
独特だな。
すごい後輩にこんなきれいに頭下げる人いるんだなぁ、なんて思って、それからなんか、挨拶は後輩でも敬語でしようかななんてちょっと思ったりしたりして。
なるほど。
で、なんかそのあとに。初対面よ。顔をジーっと見られて。「みんな死んじゃえって顔してるね」って言われたんだよね。
ほう。初対面で。
で、実際なんかその時、二十一歳くらいだけど、俺。実際みんな死んじゃえって思ってたから。
バレたねー
そん時はね。だからそういうことすぐ見抜くみたいな。心眼みたいなのがある人じゃない。
まぁそうだね。
そうそうそう。そういうこととか思い出して。で、なんかそれで何年か経っても、俺初めてお前と会ったときなんて言ったんだっけ。って話しして、みんな死んじゃえって、言われたんすよ、つって(笑)、二人で笑うなんてこともよくあったなとか。でね、なんかね。まぁ怒られたね。春日さんにも訊きたかったんだけどね。いろいろマエケンさんのこと思い出して。ネタ褒められたことあったかね?
ネタ褒められたこと?
テレビ出始めたあとも。
あとも?ネタを?
褒められたことって無いよね、たぶんね。
まぁ面白いとかはあんまないかもね、よかったねとはいわれたりしたよね
世にでることができて良かったねみたいなことはあるけど。あのネタ面白いねとかはないかもね。
ないんだよ。で、俺も思い出せなくて。褒められたことを。でねえ、そういえばよく叱られて、正直に言えば、認められたいっていう気持ちの裏返しなんだけど、見返してやるっていう気持ちのほうが、育んでくれたな、っていう人で。
うんうんうん
でー、あのね、褒められたことあったかなぁと思ってね。ずっと思い出してたんだらね、一個だけあって。
あーそう。
あー、これアリの?
うん。ちょっとなんつーの。ゆとり世代っていうの?サイコパスっていうか、あれはお前だよね、ってすごい言ってくれて。褒められたことないもんだから。あーマエケンさんそれすごい、褒めてくれたなーって
あー。
なんか、あの、どっちかっていうと、お芝居が好きだから。
うんうんうん
漫才がし、好きっていうのはあんまりなかったよね。話しててね。
コントが好きだよね。でね、すごい怒られて。なんかまぁ生意気言うんだよねきっと俺も。でね、いろんなとこ連れてってもらって。ご飯、食えないから、お金がないから。腹を凹ませて写メを撮るのよ。で、『限界です』って送ると、あのぉ、店の住所と名前だけ送り返してきて、ご飯おごってもらうっていうの、俺もう何食やったか。
あー、あるなぁ。
あるでしょ
飯はだいぶ食わしてもらったなー。
で、すっごいおしゃれなところ連れてってくれんのよ。青梅街道沿いの知る人ぞ知るステーキ屋とか。ビーフシチューが美味しい家族でやってるとことか。あとなんか、四谷だったかなぁ、なんか、熱帯魚が水槽泳いでるような。おっしゃれーな、長細いグラスで出てくるみたいな、ジンジャエールがみたいなとこに深夜連れてってくれて。「お前、こういうとこ知っといたほうがいいんだよ。こういうのが世の中にあるってことを」なんて言って。で、熱帯魚が泳いでて。なんか、なんだろう、和三盆の、を使ったプリンみたいの二人で食べてさ。ほかもうカップルだらけなのにさ、俺二十五くらいだったかな。マエケンさんが三十……六くらいだったのかなぁ? 三十三とかか。周りカップルだらけのとこでそんなの食べたり。なんか代官山の民族音楽がずーっと流れてるみたいな、カフェみたいなとこで、チャイ飲んだり。「チャイっていうもんがあるんだぞ」なんつって。とかね。そういうの思い出してね。でまぁ怒られたね。もっと謙虚になれと。人にもっと。それもでも関係ないっすよとか。よく言ってたりして。あん時よく言い返してた。あとなんか、まぁ愚痴? ライブのこういうとこが気に食わないとか。先輩の誰がとか。よーく聞いてもらって。でなんか言われんだよね。謙虚さが足りないみたいな。でなんか言い返すんだよ俺がきっと。生意気だから。
うん
で、なんか、下向いてね。自分ではロジカルなつもりでね、こうこうこうじゃないですか、みたいなこと言ってて、パッと目線上げるとねマエケンさんがね帽子を取ってね、あの、俺のことをジーっと見てんすよ。あの、で、俺が、「めちゃくちゃ禿げてるじゃないすか!」つって。「いや、違うんすよ俺真剣に話してんすよ」みたいな。なんかその俺の机上の空論? みたいな屁理屈をなんかね、禿一発で吹き飛ばすようなね。
ということがあってね。夜中行くと、なんか電気消してろうそくに火を灯しだすんすよ。マエケンさんが。部屋で。
ほう。
で、いっつもバスローブなんですよ。
で、屋上を、改造したから、見に行こうって見に行ったら、屋上マエケンさんが自分でDIY? して。なんかウッドデッキみたいになってて、なんか、リノベーションていうの? なんかわかんないけど。全部ちょっと朽ちた木で打ちっぱなしてあって。
工夫すんなよ、何だよそれ。はははは
真冬の1月なのに、二人でダウン着てさ。マフラー巻いてろうそくに火を灯してコーヒー飲んで俺もう寒くて。寒くて寒くて。話が北風で入ってこねえし。
わはははは
で、わざとでかい声でしゃべって、近所に迷惑になるから中入ろうって言ってもらうために、わざとでかい声でしゃべったりね。
うーん
で、原付き、あーそうね。あのだから、それで、原付き、電車賃でお金がなくなるつって、ライブに行けないんです、つったら、「おぉ原付きあげるよ」つって、いきなり原付きもらったりして。あれもう5年位乗ってたんじゃないかなぁ。
あったね。
それで、でね。原付きもらって。原付き乗ってたんだよ。でね、三日後くらいにね、マエケンさんがクイズ番組かなんかの懸賞でね、原付き当てたのよ。
あ、なんかあったね。
そう、そしたらなんかね、得意気にね、「人にね、プレゼントすると自分に返ってくるんだよ、こうやって」つってねってね、言うんですよ。それで、原付きが、商品が届いて。夜中二人で外で乗ってみようつって。で、エンジンかけて、で、走りだしたら、ブーン、ドガガガがガガーン!ってそれから一切エンジンかかんなくなって。二人でね一キロくらいね深夜開いてるガソリンスタンドまで押してったらね。ガソリンスタンドの人に見てもらったらね。届けられたでしょ。プレゼントで。エンジンオイルが入ってなくて。
ほう
エンジンかけちゃったから、エンジンが焼け焦げちゃって。それでオシャカになったんですよ。
新しい方が? ケン姉の方のやつが?
そうそう笑
しょうがねえな笑
で、俺の原付きジー、ずーっと見てんすよ。「いや、マエケンさん、もしあれだったら、あの、全然返しますけど」つったら「いや、いい」みたいな。
そりゃもう受け取れないわな
そうそうそう。そんなことあったりね。あと、ナプキンにね、ファミレスで、俺もちろん彼女なんかできないときにね。自分のね、好きなタイプとかバーっていって言ってみろってなんか言ったらね。それはね、ファミレスのナプキンにね。絵うまかったじゃん。すごい。すっごい絵上手で。マエケンさん。俺の理想の彼女を描いたんですよ。マエケンさん。したらね、ビッ、ドンピシャでタイプだったの。
ホー、すごいね。
だからね、俺ね、それずーっと財布に入れてね、それを彼女として過ごしてた時期あったんだよね。
気持ちわりいな。何だそりゃ。
ははははは
そんくらい、ドンピシャの彼女だったんだよね。それなんか、具現化してくれてさ。もしかしたら、実家行ったらとってあるかもしれない。
あーなるほどね。
よくね、何が一番怒られたかなっていうとね。俺ね。あの、マエケンさんが言ったことに対してね、「でも、」って話し始めるの。「お前『でも』って言うな」ってすごい怒られて。「人の意見はちゃんと入れてから、自分の意見を。『でも』ってすぐ突っぱねるな。」みたいな。ということをよく、ほんとに言われてて。「『でも』って言うな。」って人に。あのたまに俺このラジオ、たまにっていうか毎回このラジオ聞くんすけど、車の中で。ぜんぜん『でも』って言ってるよね。
(笑)あー、まだ治らず。
うん。ぜんぜん治んないんですよ。
まぁ簡単に治るもんでもないんだろうね。
そうそうそう。だから、なんか、治さなきゃなぁとか思ってて。それで、たまに三ヶ月に一回くらい『今幸せ?』っていうメールがよく来てたんすよ
ほう
うん。もうほんと毎回だから。なんか、うるせーな、とかって返しちゃってたんだけど。で、なんかあったね。『楽しいですけど、それだけじゃないすね。』みたいな。『お前の性格だったらそうだろうね』みたいなことを、言ったりして。このラジオでも散々メールでもトークでもイジってるけど、全然それは、なんか、なんつーんだろうな、許してくれたっていうか。笑ってくれてたけどね。
あー
「Twitterに来るよ。お前んとこのリスナーから」つって。
そうか、それがあんのか。
そういうのでそうか、ばれんだな。
「でも、そういういじるのも良いっすよね」って言ったら、「『でも』って言うな」みたいな、めちゃくちゃ怒られたり。
その「でも」もだめなんだね。厳しいな「でも」に。
そのくらい「でも」って言ってきましたから。まぁただ、映画、マエケンさん撮ったじゃない。それをね、ちょっとね、見直したんすけどね。あれほど、あーやって観ると前田健が詰まってる作品はないね。小説もそうだけど。
あー、そう。
うん。改めて、すごい、そう思ったね。なんね、よく言われてたよ。「なんで俺が芸名じゃないかわかる?」みたいな。前田健て本名じゃない。
なんかその、やっぱり、自分の名前を残したい、みたいなことを言ってて。一番印象に残ってるのがね、いつもね、深夜話してて最後の方にね、足の裏を撫でるんですよね。
ん? 誰が?
自分の足の裏を。マエケンさんが。でね、何でかっていうとね、足の裏を愛おしそうに見るんすよマエケンさんが。自分の。
うん。
なんかね。自分のね、身体の中でね、好きな部分がね、足の裏だけなんだって。
それどういうこと? (笑)どういうこと?
どういうことなんすか? って訊いたらね、「自分の身体の中でね、足の裏だけが、美しい」んだって。
だいぶ少ないね。
暑くなってきたし、西新宿であほみたいに飲んだあとクレミア買ってあっという間にベタベタに溶けてギャーギャー言いながら歩いたあと、ヤングインに入りたい。あそこは、狭くて可愛くて、いわゆるラブホらしい下品なギラギラ感はないが、それもまたいい。男の子とひたすらに遊びたい。彼氏がいなかったら、ただのヤリマンビッチだったと思う。最大の抑止力だ。ただ、一度恋人の関係になってしまうと、おごってもらうの申し訳なくなるし、ジャンジャン飲むのもなんとなく気恥ずかしくて、そういうことは、なんも考えずに遊べる友達としたいと思ってしまう。すっごいエロいぐちゃぐちゃなセックスとかも、彼氏とはできない。かわいこぶってしまう。そのくせ一度セックスした友人とは疎遠になる。仲良くはし続けるけど、恥ずかしくてもう寝たりはできない。そんなアブノーマルなプレイをするわけでもないのに。嫌われてもいいけどめっちゃ好きだな、って男の子としかセックスができない。先にシャワー浴びて、待ちながらバスローブで一服して、相手が戻ってきてキスする瞬間が一番興奮する。彼氏になる人も、毎回、「この人のこと大好きだけど、一度セックスできたらもう嫌われてもいいかな」って思ってたような相手だ。でも、なんだかんだ好きって言われて、私も好きになってるから、じゃ付き合うか、って感じで彼女になる。それでなんだかんだ何年も続いたりするから不思議だ。恋心は性欲とイコールだと思う。好きになったら肌を触りたくなる。手をつなぎたいし、手をつないだら次はセックスやキスをしたくなる。夏だしそんなことばっか考えてる。
パート先で好きかもしれない人が出来た。
彼の真面目に取り組む仕事の姿勢と、細やかな所に気付く優しさに私は久しぶりのトキメキを感じた。欠点があるとすれば、それは口数の少なさだろう。
周りから彼の話を聞くと、真面目だとか、無口だとか同じものばかりで。そんなある日に彼が既婚者だと知った。彼の乗る車には確かに子供が同乗している事を示すステッカーが貼ってあった。事実だ。
けれど私は我慢が出来なかった。脳内で流れるback numberのクリスマスソングに乗せて彼の事を延々と飽きもせずに考えた。歌詞にあるとおり、あれ、なんで恋なんかしてんだろう、とも思った。けど募り募る想いは萎む素振りなんて一切見せずに、まるで限界を知らない風船のようにぐんぐんぐんぐんと膨らんでいくばかりだ。
もう無理だ、と悟った私は思いきって踏み出してはいけない一歩を踏み出した。無口で真面目な彼に連絡先を聞いたのだ。このご時世LINEと言う簡単に繋がれて簡単に切れる便利なツールがある。それを利用した。
一瞬躊躇った彼だったが、私の「仕事で聞きたい事とかある時やお休みの連絡をする時に困ってしまうので」と言う言葉に渋々教えてくれた。
連絡先を手に入れてしまえばこちらの物だ。
それからというもの事ある毎にLINEを送った。返事のスパンも上々だ。私は更に踏み出した。
もしよかったら今度お休みの日にお会い出来ませんか?
震える手で打つ言葉に、こんな風にドキドキして誰かと連絡を取るなんていつぶりだろうと考えた。きっと主人と付き合っていた頃だろう。
そして家事なんて手につかず上の空で過ごしていた数分に返信が来る。
心の中でガッツポーズをした。私は飛び上がるくらいに嬉しくてそれからの家事は素晴らしい早さで終わった。なんて単純なのだろうか。
約束の日は割とすぐにやって来た。久しぶりにメイクに力を入れて、洋服選びにも余念がない。あれでもない、これでもないと、数少ない洋服の中からこれだ!と思うものを選択する。果たして彼は気に入ってくれるだろうか。
約束の時間。指定された場所に到着する。スマートフォンを鏡代わりにセットした髪型を再チェックする。よし、大丈夫。スマートフォンをバッグにしまった途端彼の姿が目に入る。初めて見る私服、こちらに歩み寄ってくる姿、そのどれもが私をドキドキとさせた。
待ちましたか?と申し訳なさそうにする彼に、いえ!さっき着いたところです。と笑うと大好きな笑顔が彼から放たれ、ならよかったです、と笑う。相変わらずその笑顔は反則だ。
特に何をするか決まっていなかったあの日。私達はとりあえず食欲を満たそうと、たまたま目に入った洋食屋さんに行った。そこのお店では二人共日替りを食べ、ライスを大盛りで注文した彼に内心でよく食べるんだなぁ、とホッコリした。
そこでは他愛もない話を沢山した。相変わらず無口な彼は私の話に乗ってきてくれるだけだが、それでも十分だ。家族の事を聞いても嫌な顔せずに話してくれる。彼が家族の話をする度に、胸にチク、と針で刺されたような痛みが走るがそれもまた愛嬌なのではないか。
食欲が満たされた頃、彼の方から次に行く場所はどうしようかと聞かれた。私は答えを決めていた。今日の目的は最初からこれだ。
彼を手招きでチョイチョイ、と呼ぶ。身を乗り出して来てくれた彼の耳元で周りに聞こえないように、囁く。
ホテルに行きませんか?
途端色白の彼の顔が真っ赤に染まった。ガタタ、と椅子が後ろに下がる音もした。
嫌、ですか?
首を傾げ尋ねる私に、彼はまだ頬を赤く染めたまま
嫌じゃ、ありません
と返事をくれた。
そこから洋食屋さんの会計を済ませ、歩いて行ける距離のホテルに向かった。
相変わらず毒々しい外見と下衆さに上品さを絶妙に交えた店名にドキドキとしていた心臓が逆に落ち着きを取り戻す。
久しぶりのホテルに戸惑いながらも気に入った部屋のボタンを押し、まだ曖昧な距離感が二人を包んだまま部屋へと向かった。
部屋に入った途端今まで落ち着いていた心臓がまたバクバクと早鐘を打ち出した。自分から提案した事なのに、あまりの罪悪感とあまりのドキドキに目眩がした。しかしもう後には戻れないのだ。数時間前までの普通の私にはもう、戻れないのだ。
いよいよだ。頭の中で私が私に指令を出す。ソワソワと落ち着きがなくなる。深呼吸を何度もした。
次どうぞ
そうこうしている内に彼がシャワーから上がってきた。備え付けのバスローブを身につけた彼は身長が高くバスローブの裾が足りなくなっている。そんな姿にも可愛さを見出してしまい、胸がキュン、とした。
シャワーに向かうため席を立つ。彼が使用した後の濡れたバスルームへと足を踏み入れる。勢いよくシャワーを出し、体に浴びる。体の隅々まで入念に泡立てたボディーソープで洗う。
下着を身に着け、身に纏う洋服に悩む。先程まで着ていた服を着るのか備え付けのバスローブを着るのか。
悩んだ挙句にバスローブを身に纏った。そして彼の待つ部屋へと戻った。
普段着慣れないバスローブに違和感を覚えながら、震える手で脱衣所の扉を開く。
キィ、という扉の音に反応してか彼がこちらを振り返った。
こういう時になんて言えばいいか分からなかった私は、少し笑って戯けてみせた。
途端少し硬い表情をしていた彼が私の言葉でふふふ、と笑い
お待ちしてました
と言った。その笑顔に胸がキュンとした。そういう所が大好きなのだ。
シャワーを浴びた後ソファに座っていたらしい彼の隣に人一人分空けて座る。微妙な距離感は縮まらない。そして心臓の高鳴りはさっきからずっと止まらない。
その空気を一掃しようと、なぜか私はリモコンを手にテレビを付けた。
するとその場に流れる大音量の喘ぎ声。しまった、ホテルには所謂そういう映像が普通に流れる場所だった。随分来ていなかったのですっかり失念していたのだ。
何にかは分からないが、謝りながら慌ててテレビを消そうとするが、上手く手が動かず床にリモコンを落としてしまった。
一人慌てている私を尻目に彼は快活に笑ってこう言った。
焦りすぎだから
恥ずかしいやら居た堪れないやらで、小さくなってしまった私はとりあえず落ち着いてテレビを消そうとした。
床に手を伸ばそうと上半身を折り曲げた時だった。ソファが一瞬軋んだ気がして、リモコンを取ってから音の方へと振り返る。
すると、さっきまで人一人分空いていたはずのスペースがなくなり目の前には彼の顔。至近距離で見る彼の顔に一瞬息が出来なくなった。
あ、いや、あのっ……
言葉にならない言葉を紡ごうとした時、彼が私の唇を見つめている事に気付き黙った。途端彼の顔が更に近付き、キスをした。
もっとしてもいい?
軽い口づけの後、唇を離した彼が私の耳元でそう囁いた。私は小さくコクン、と頷く。後悔も罪悪感もこの頃にはとうになくなっていた。この時は二人を包んでいるこの空気だけが現実だったのだ。
彼に手を引かれベッドに移動する。ふかふかとしたそこに寝転んだ。
彼が私の上に跨り見下ろして来る。その行為が堪らなく恥ずかしい。私は顔を掌で隠した。すると彼に掌を退かされ手を押さえつけられた。またしても顔が近付いて来て、キスをされる……と身構えた瞬間彼が私の耳元で囁く。
何も言えなかった。ただ顔を赤くする事しか出来ずに固まった。そんな私を見て彼はまた柔らかく笑い、さっきのとは違う長いキスをした。
久しぶりの感覚に背筋が粟立つ。主人としかした事のない行為はこの時に初めて人によって違うものなのだと知らされた。
優しい彼からの優しくも激しいキスに私はもう夢中になるしかなかった。ふと脳内に、いつもこんなキスをしてもらっている彼の奥さんが羨ましいなぁ、との考えが過ぎったがそれすらも今の私には自身を燃え上がらせるスパイスでしかなかった。
彼の首に手を回す。もっと、と強請るようにこちらも舌を絡ませれば、彼のキスがもっと激しくなった。
キスが徐々に下へ降りていく。いくら照明を落としているとはいえ、裸を彼に見られてしまう事には抵抗があった。しかし彼は構わずバスローブの紐を解き、私の裸を露わにした。
慣れた手つきでブラジャーを外され、彼に裸が晒される。恥ずかしいと言う暇を与えられず、彼は愛撫を続けた。
主人とは全く違う愛撫に翻弄され、喘がされる。彼は時折柔らかく笑いながらも真剣な表情で続けた。
ショーツの中にまで手が浸入して来て身を捩る。しかしそんな些細な抵抗は彼には通用しない。彼の綺麗な白い少し太い指が私の陰部を触っている。そう思うだけで絶頂しそうになった。
彼の巧みな手淫に私の体はとろとろに溶かされていた。
彼の指が引き抜かれた頃、私は息を整えて今度は私が、と彼を座らせた。
彼のバスローブに手をかけ紐を解く。するすると脱がせて彼のトランクスが露わになった。
トランクスの上からゆっくりと、触れる。彼自身がトランクスの中でぱんぱんに膨張していて、私との行為で興奮してくれたのだろうか、と思い凄く嬉しくなった。
恐る恐る脱がすと、勢いよく彼自身がトランクスから飛び出した。毎回毎回比べてしまうがやっぱり彼自身も、主人のものとは形が違う。大きさも違う。今まで主人とAVでしか見た事のなかったそれに少したじろぐ。
しかし先ほどまでのお返し!と言わんばかりに私は彼自身を躊躇いもせず口淫した。
最初は少し慌てた様子だった彼だが次第に目を閉じたり、顔をしかめたりしていて私がしている行為で感じてくれているのだと分かり、先ほどより嬉しさが倍増した。
彼の股関に顔を埋め、必死になっていると彼が私を制止した。
も、もう…
その一言で彼自身から口を離すと先ほどと同じように優しく押し倒された。
脚を開くように促され、言われた通りにすると私の脚の間に彼が割り込んだ。初めてする格好ではないのに極端な恥ずかしさに思わず目を閉じた。すると彼が近付いて来た気配がして薄く目を開けると
いれるよ
と彼が囁いた。
途端下半身が圧迫感でいっぱいになる。あまりの質量に思わず彼の首に腕を回した。
私の上で切なげな表情で行為に耽る彼の顔に胸がドキドキとした。私で感じてくれているのだと、より一層思えて胸が暖かくなった。
これ程生産性のない行為にここまで魅力を感じた事は今までにないと思えた程だった。
彼が吐精して、行為が終わる。なんとも言えない沈黙がまた私達を包んだ。
脱ぎ捨てた下着を身につけ、バスローブを羽織りシャワーを浴びに行こうとした時、私の腕を引き再びベッドに座らせると彼が沈黙を破った。
また、今日みたいに…
口下手で無口な彼の精一杯だろう。行為が終わって落ち着きを取り戻した彼の赤い頬がまた赤く染まり出す。
断る理由も嫌がる理由も私には一つもなかった。答えは勿論決まっている。
えぇ、是非。お願いします。
そう言って笑うと彼も大好きな笑顔で返してくれた。
あの日以来、彼との関係は続いているが体を重ねる以外に進展はない。お互いが好きだと言う事もなければ、好きだと言われる事もないのだ。けれど、それがいい。それでいいとすら思っている。
愛の言葉は私なんかじゃなく、彼の奥さんに伝えられるべきだと思っているからだ。
なんて、これは全てフィクションなのですけどね。
シート着けてる派。
はじめのころは必ず先にシャワー浴びて、バスローブとかタオルの下は素っ裸って状態で出て行ってた。
付き合いがそれなりに長くなってきたら、下着に触れられる前に自分で脱いじゃってた。
丸めて枕の下に突っ込んでおいて、あとで回収。
そうやって気をつけていても思いのほか早めに下着に触れられてしまったり、下着の中に手を突っ込まれてしまうこともあって
触ったらシートがついてことには流石に気付かれてると思うけど、何食わぬ顔でそのまま下着脱いで続行してる。
付き合い始めて最初のうちならまだしも、相手も毎回毎回そんなに脱いだ下着をまじまじと見るわけじゃないし
最中はそれなりに興奮してるから大丈夫っぽいと勝手に思ってる。
でももし本当はイヤだと思ってるなら申し訳ないと思う。
ねえねえこのあとどうしよっか何処か行きたいところとかあると聞かれてうーん僕は特にないけど疲れたから休めるようなところがいいねと答えるするとじゃあ今日は泊まっちゃおうかと言うので驚いた顔をして本当にいいのと尋ねるとうん大丈夫だよ私もう準備できてるからと恥ずかしそうに応じるああついにこの日が来たのだ今夜俺は男になるんだ念願の夢がやっと叶うんだそう思いながら生まれてはじめてのホテルへ向かう一緒に歩く彼女の頬は心なしかほんのり赤い二人とも言葉は交わさずうつむきがちであるホテルの部屋に入ると彼女はベッドに座りわあすごいふわふわだねと無邪気にはしゃぐとりあえず俺も隣に座ってほんとうだね寝たら気持ちよさそうだねと適当に応えるが心臓は今にも破裂しそうなのでこのままやったら死ぬのではないかと心配になる彼女はやおら立ち上がりじゃあ私先に浴びるねとバスルームへ向かうこういう時は一緒に入るのが普通なのではないかと思いつつもそんなことを言い出す勇気は無いためうん待ってるねと笑顔で手をふるバスルームから聞こえてくるシャワーの音を聞きながらにわかに興奮してくるけれども息子はふにゃふにゃのままなので緊張している自分に驚くさあそろそろ出てくるころかと思うと居てもたってもいられずベッドの周りをぐるぐる回り始めるが折から彼女が出てきてえっ何してるのと不思議そうにつぶやくはははと笑いながら目を上げるとそこにはバスローブ姿の天使がいた細身の体は透き通るような白さで胸の辺りだけがまあるく膨らんでいるよほど恥ずかしいのか目を合わそうとはしてくれない俺は天使の体を抱きかかえベッドに連れ込むきゃっちょっと待って何するのごめんもう我慢できないよ優しくするから大丈夫いやせめてシャワーを浴びてからにしてと彼女は懇願するけれども明らかな変化のみえる俺の股間に気がついたのかようやく男を受け入れる覚悟をしたようだった俺は夢中で全身を動かす無料動画で見たとおりに動かす本能のおもむくままに動かしまくるすごいすごいこれが女なのだ辛いこともあったけど今日まで生きてきた甲斐があったあきらめなければ叶うそれが夢なんだわあすごいわあすごい女ってほんとうにすごいすごすぎるよああええおおいっくううううううううう
というわけで一本何か書いてみようという安易な意識からキーボードを叩き始めました。名も無きはてな民です。よろしく。
さて、今回は巷でネット民の熱い羨望を浴びながら、同時にドス黒い憎悪と嫉妬とを育み続ける孤高のネットライター、ドリー氏の行う書評について、何か適当に書いていこうと思います。正直言って資料を用いながらの適確で分析的な記事とかは書く気がしないんで、フィーリングで書いていくことにします。
さて、ドリー氏については説明不要だと思います。あの村上春樹の新作『色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年』をamazonレビューにてけちょんけちょんに叩き、その軽快でユーモラスな批評において人気を博した、ネットの出身の新鋭ライター・ブロガーでございます。あ、ちなみにこんな風に書くとまるで私自身がドリー氏のモグリか何かのように見えるでしょうが、その心配には及びません。この記事は売名を目的にしてはおりません。
ドリーさんには、今回のamazonレビューを切掛にして、何と出版社からのライターとしての依頼が飛び込んできたようです。何ともまあ、驚くべきことです。ネットからの躍進というものが、こんなに身近な部分で行われているなんて……と、些かめまいのようなものを覚えてしまう塩梅でございます。そんなこんなで、今更になってドリーさんの名前を広める為に誰かが努力をしたりステマをしたりする必要は、今の時点ではおよそ皆無だと言えるでしょう。何たって既にその名前が広がっていく余地が取られているわけですからね。
さてまず、彼の批評について述べる上で、彼の書く批評文においては幾つかのポイントがあるわけですが、それについて紹介していきたいと思います。
自分をアッパークラスならぬダウナークラスに位置付け、そしてそのような低きからの視点において、批判対象(アッパーな雰囲気を纏うものや、ハイソな雰囲気を纏う書物)を叩いていく、というのがドリーさんの基本スタイルとなっております。
こういう風な「ダメ人間」としてのキャラ付けで文章を書くのは、ドリーさんの特徴でもあります。ちなみに、これまで「ダメ人間」としてのキャラでエッセイを書いてきた著名な作家を挙げるとすれば、例えば滝本竜彦とか、あるいは穂村弘などが該当するんではないでしょうか。ともかく彼のレビューは低い視点から行われます。そして必然、そのような視点が読者からの親しみを呼んだり、あるいは共感にまでこぎつけることも当然起こります。こういったことで、ドリー氏はネット層のナイーヴで、どちらかと言えばハイ・カルチャーには属していない人々の人気を勝ち取ってきたというわけです。
ドリー氏がamazonにて村上春樹を批評した手段はまだはてな民の皆さんには記憶に新しいと思うのですが、ドリーさんの真骨頂は、この「形而下ツッコミ」にあります。
ときに、今年の四月中旬に発売された、『色彩を持たない~~』という小説。これは村上春樹の発売した新作なのですが、この小説にはこれまで村上春樹が取り組んできた様々なエッセンスというものが生かされており、また、その他にも新奇な取り組み、挑戦的なメッセージなどが込められた作品でありました。
そのような『色彩を持たない~~』ですが、特にこの作品に込められたメッセージの中で重要なものを上げるとすれば、それは次のようなものになると思います。つまり、「我々の見る〈夢〉と、現実に起きている様々な事象の間には、ある種の相関関係があり、そして我々は夢というものを通じて現実の事象における幾らかのレスポンシビリティー(責任)を共有している」というものです、こうやって一文に纏めると分かりにくいんですが、もう少し分り易くまとめると、要するに「我々は社会的責任や個人としての責任というものを、夢という通路を介して確認することになる」、ということです。このようなメッセージは、恐らく村上春樹氏がこれまで取り組んできた、ユング研究者との間のやりとりや、あるいは彼の人生経験というものを基立ちにして書かれているものだと思われます。そのような点において、村上春樹の主張している文学性というものが光っているのです。
ドリー氏の批評のやり方は、そういった〈文学性〉。いわば、〈形而上学的〉な分野においては、全くタッチしないという、そういう方法論を使ったものだったのです。
これは、私が主観的な立場において評している事柄ではありません。
というのは、こういう「形而下的ツッコミ」とか、あるいは別名「表層ツッコミ」という言葉は、誰でもない、他ならぬドリー氏自身によって発された言葉であるからです。正に彼自身が、彼のレビューのやり方を評して、「表層ツッコミ」。あるいは、「形而下的ツッコミ」と呼び習わしていたのです。
つまり、彼の特徴を一言で述べるならば、その作品の奥深さというものに関してはできるだけ発言を控える。というものなのです。そして、そういった「奥深さ」に関しての発言よりも、もっと身近で物質的な、そういった部分に関して照明を当てる、というのが、ドリー氏の批評術なのでした。
アレ、ちょっと待てよ? という意見が、そろそろ出てきてもいいのではないでしょうか。
というか、若干キレ気味な方というのが、現れてきてもいいんじゃないか、という風に僕は思ってます。なんなんだそれは! と声を荒げてもおかしくない方法論じゃないのかこれは? と、むしろ僕自身がそんな風に思ってきているところです。
ドリーさんのやり方は、例えば以下のようなものです。
『色彩を持たない~~』にて、以下、主人公とその友人「アカ」とのやりとり。
アカは笑った。「嘘偽りはない。あのままだ。しかしもちろんいちばん大事な部分は書かれていない。それはここの中にしかない」、アカは自分のこめかみを指先でとんとんと叩いた。「シェフと同じだ。肝心なところはレシピには書かない」
「あるいはそういうこともあるかもしれない」とアカは言った。それから愉快そうに笑って、指をぱちんと鳴らした。「するどいサーブだ。多崎つくるくんにアドヴァンテージ」
アカは言った。「俺は思うんだが、事実というのは砂に埋もれた都市のようなものだ・・・」
こういった、ちょっとオサレというか、まあそれらしい描写に関して、ドリーさんは以下のように述べています。
なるほど……。と思えるようなツッコミです。確かに、アカの言い方からは、極普通の社会生活を営んでいる方々から見れば、少し苦笑いをしてしまうような、あるいは軽く眉を顰めてしまうような、そういう素振りが端々から匂わされています。
これが、いわゆる「形而下ツッコミ」というものなのです。読者にとって、距離の近い何か、つまり、作中の人間における特徴的な発言とか、あるいは、そのキャラクターが行なっているファッション、あるいはスタイルというもの、そういった身近な位置に存在するものに関して、一つ一つツッコミを入れていく、という技術。これが、ドリーさんが主に自称しているところの、「表層ツッコミ」という技術なのでございます。確かに、このツッコミは面白い(笑)
ぶっちゃけ僕も何度か読み直して笑ったくらいのものです。それくらいに、この「形而下ツッコミ」には効果があります。
しかしです。
実際に、この『色彩を持たない~~』を読み込んでいくと、このようなツッコミに果たして正当性を認めてよいものなのだろうか? というようなメッセージが改めて浮かび上がってきています。
と言いますのは、まず、このアカという人物。なんと、未読の方にはネタバレになってしまうのですが――
――ですから、この先の部分に関しては未読の方は注意して読んで下さい、お願いします――
――同性愛者なのです。しかも、そのような事実に関して、何と自身が女性と結婚関係を持ち、暫くしてから気付いてしまった、というかなり不幸な人物でもあるのです。彼は、結婚後自分の性癖について自覚してしまい、かなりの苦悩を感じていた模様です。
その辺りは、『色彩を持たない~~』本編においてかなり描写が尽くされております。
ところで、ここで、「アレ?」と思われる方はいらっしゃいませんでしょうか?
つまり、ドリーさんのツッコミの内容が、果たして本当に妥当なものなのだろうか? という感想を抱いた方が、ここまでの文章を読んでいて幾らかいるんじゃないかということなのです。
ドリーさんのツッコミの内容は、以下の通りでした。
「『アカ』の臭わせている『自分大好き』臭がひどい、彼の自己陶酔的な態度がヤバい」
しかし、上のような本文の描写を読む限りで、そのようなツッコミはぶっちゃけ間違っていることが、明らかになっています。つまり、むしろ「アカ」の根底には、「自分大好き臭」などではなく、徹底的な自己嫌悪が存在しているということなのです。
付け加えるならば
この「アカ」は、その父親が何と名古屋大学の経済学部で教授職を務めている人物であったりするのですが、そのような父親に対してアカは名状しがたい反感のようなものを抱えて青年時代以降を生きてきていた、ということが本文にて言われています。しかし、多崎つくるが生きている現代の世界、彼が36歳になっている時点において、アカは一般企業向けのサラリーマン育成サービス会社の代表を務めているのですが、何と彼は、自分が忌み嫌っていた父のような、尊大で狭量な振る舞いを、そっくりそのままその会社経営やスピーチにおいて行なってしまっているのを作中で嘆いているのです。つまり、繰り返すように彼の中にあるのは、「自己嫌悪」というべき以上の何物でもない感情なのです。そしてそれを無視したまま、ドリーさんは「自分大好き臭がすごい」、などなどと形而下的ツッコミに終始してしまっているということなのです。
ドリー氏は他にも、レビュー中で多崎つくるのファッションについて言及しており、彼の終盤におけるファッション、「オリーブ・グリーンのバスローブ」について批判しております。
曰く、その色は「クソ緑」とのこと(笑) なんともまあユーモラスな表現ではありませんか。
しかしです。このような緑の色、というのは、西洋においてはいわば「嫉妬」というものを表す象徴的な色でもまたあるのでした。
主人公の多崎つくるは、本編の終盤において、交際相手の女性の浮気現場を目撃してしまい、そのことで苦悩します。そして本作は、作中において何か特定のスタイルや生き方、つまり「色彩」を持てなかった彼が、最終的に嫉妬の感情を表す「オリーブ・グリーン」のバスローブを着込む、ということを最後に、幕が降りることになります。結局のところ、この『色彩を持たない~~』という物語は、多崎つくるというプレーンで如才ない特徴の無かった男が、嫉妬という、これまで無色だった彼にとってあまりにも大きすぎる感情を背負うことになってしまうという作品なのです。そんなテーマが描かれた小説なのでした。
しかし、ドリー氏はこの「オリーブ・グリーン」の比喩に関して、「クソ緑」とただ一言切り捨てたのみなのです。それ以上の言及を、彼は避けております。
これが、いわゆる「形而下ツッコミ」の正体なのです。その、暗喩や文学的比喩といった奥深さに関しては常に除外し、表面的な部分にのみ視点をおいて俗っぽい言葉によって吐き捨てる、というのが、結局のところドリー氏の行っている批評の正体と言えるでしょう。
ドリー氏は、これは個人的な意見になってしまうのですが、はっきり言ってそういった「奥深い部分」に対する想像力、というものを発揮しない(あるいは表立って発言しない)といった批評のやり口に、あまりにも慣れきってしまっている感があります。何というか、そういった相手の表現したい奥深い分野については言及せず、大体において「表層的」あるいは「形而下的」な部分に対してのツッコミだけを行う、というのが彼のスタイルになってしまっているのです。
さて、ここまで長々と書いてきて、結論としては、ドリーさんの批評(クリティーク)においては、あまりにも想像力や文学的表現に対する理解というものが欠けてしまっている、ということが言いたいわけなのです。そんなこんなで、ドリーさんの書籍批評に関しては、以下の言葉でまとめることができるでしょう。やはり、ドリーさんの書籍批評はまちがっている、と
『【景況】2012年はバブルの入り口だった1985年に驚くほど酷似している (NEWSポストセブン)[12/03/26]』
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1332725040/
よりコピペ
81 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2012/03/26(月) 15:47:13.90 ID:PLTeovIX
市況2住民の平均的な一日
10:30 愛車のポルシェ(1000万円以上)でフレックス出勤。ジーパン姿でホットドック片手に会社の玄関に到着。
10:45 ベルリン支社に早口のドイツ語で米国債300億ドルの売り注文をするように指示
10:50 社員専用のスタバで高級コーヒー。出向中のイギリス人と早口の英語で談笑。
11:30 昼休み。美人OLを連れて健康志向の高級ランチ(@4000円)を食べる。その後出向イギリス人と社員専用のグランドでクリケット対決。
14:30 昼休み終了。外人役員の前で、早口の英語で新しい金融商品のプレゼン。役員は大喝采。
COOLに立ち去るが、部屋を出て資料補助の美人OLとハイタッチ。
15:15 ベルリン支社より、午前の国債取引で40億ドルの利益が出たとの報告メールを確認、小さくガッツポーズ。
それを美人OLが目撃、クスリと笑う。照れ隠しに爽やかなウインクで返す。
それを受け、美人OLから社内メールが届いてた。【タイトル】ばーか(笑)【本文】取引成功おめでと!
15:20 社員専用のスタバへ、キックボードで移動。出向中のドイツ人と談笑。話題は「MBA留学時代の思い出話」
16:00 フレックスなので退社。ポルシェでジムへ直行、みっちり2時間体を鍛える。
18:35 歩いているとでかい水溜り発見。20万のコート水溜りにサッと敷いて「姫、おとうり下さい」。高級ディナー(@35000円)。
20:00 シティホテルのスイートルームで美人OLと濃厚なセックス。
20:02 恨めしそうに見つめる美人OLを尻目に、COOLにベットを出る。
21:20 帰宅。シャワーを浴びて真っ白のバスローブに着替え、片手には高級ワイン。高級葉巻をいっぷく。ひざには黒猫。
21:30 パソコンの電源を付け、市況2ドル円スレに「残業おわた たいしにたいしに 発泡酒とコンビニ弁当食う@35歳ハゲ」と書き込み。
22:30 ブランデーグラスと皿を全自動食器洗い機にほうりこむ。市況2ドル円スレに「土曜のヘルスだけが楽しみ @35歳ハゲ」と書き込み。
28歳になるまで、誰とも付き合ったことなかった。
中学から高校は漫画+アニメ+小説(有栖川有栖とか京極夏彦とかあのへん)にはまってて、
大学に入ってからはバイト始めてお金入るようになった分、それまで欲しくても手が出なかった本とか買っちゃって夢中で読んで。(国書刊行会のシリーズモノとか)
告白っぽいことは何回かされたけど、全部スルーして通ってきてしまった。
アウトドアなタイプじゃないから色白いのと、童顔のおかげで若く見えるのだけが取り得。
今も片足突っ込んだままの腐女子。ただし、今は男同士の恋愛物にはまったく興味がなくて、最近はTL系の百合モノが好き。
一人エッチの経験なし。
アンダーヘアが異常に薄いのがコンプレックス・・・。何故か産毛程度しか生えない。おかげで、高校んときの修学旅行でみんなと温泉に入れなかった。
旅行、1週間後なんだ。
2泊3日なんだ。
わりといいホテル予約してくれた。(宿泊先とか、新幹線とか、彼が全部手配してくれた)
相手は、私が処女だって知ってる。てか初めての彼氏だって言ったら、かなり驚かれた。当たり前なんだけど。
泊まりで旅行ってことは、彼氏はセックスOKなんだと思うよね?
別に嫌じゃないんだけど、なんか怖い。
すごい痛いとか言うし。すごい血が出るとか言うし。
なんか、生理痛がひどい人は貫通のときの痛みもすごいとか言うけど、ほんとかな?
一応手順はわかってるけど、細かいところがよくわかんない。
宿泊先のサイト見ると部屋にバスローブしかないみたいだから一応パジャマっぽいの(フレンチ袖カットソー+短パンで色気ない感じ)持っていくんだけど、お風呂の後、着ていいんだよね?
いつも寝るときはブラ着けてないんだけど、やっぱり着けたほうがいいのかな?
転がってるだけじゃマグロとか言われちゃうかな? 何かしないと駄目かな?
アソコの毛があんまり薄いと変だよね? 調べてみたらホルモン剤とかで生やせるらしいけど、今からじゃ無理かな・・・。
友達は、
「そのときになれば何とかなるから大丈夫!」
とか言うけど、不安でたまらないよ。