はてなキーワード: チョコレートとは
どうやって編んでるんだろう。ずっとそう思っていた。
月ノ美兎のトレードマークといえば、長い黒髪に紅白のヘアピン、そしてあの編み込みだろう。両耳のあたりからするすると伸び、後頭部にてリボンで結ばれ、馬の尻尾みたいな毛先がぷらんと垂れ下がっている。なんと面倒くさそうな髪型だろう。あれって家族に結ってもらってんのかな。いやでも普通に手の届く範囲だし、毎朝毎朝少し早起きして自分で結ってんのかな。二次と三次の区別もつかぬ俺は、前々からずっとそう思っていた。
彼女は俺達の前に現れる時、いつもそんな手の込んだ髪型をしていた。ほぼほぼどの衣装であっても、その髪にはあの編み込みがあった。地雷衣装には編み込みはないけど、代わりにぐりゅんぐりゅんにカールされてたし、アーティスト衣装の場合には、近未来的なアイテムが彼女の髪を彩っていた。
そう、彼女は大体どんなときも、あの編み込みを解かなかった。着衣で入浴して小松菜とチョコレートをバリボリ食ったときも、パチンコ配信でぐーすか寝てるときも、決して編み込みを解かなかった。別に何も不思議ではない。単に解いた髪がアプリに実装されていないという、ただそれだけのこと。でも、俺は勝手に、その編み込みに、別のものを読み込んでいた。
月ノ美兎は自分のプライベートを容赦なくコンテンツに組み込んでいる。これは動かし難い事実であろう。配信では自分の実体験をガンガン話していくし、時には生活音を垂れ流して質感で視聴者を虐殺したりした。あくまで主観だが、2018年初頭のV界において、そんな彼女のあり方は一種異様であった。この女には公私の区別がついてないんじゃないか。最初はそう思ったりもした。でも、今は違う印象を抱いている。彼女は明かすべきものとそうでないものを、科学者のように客観的な目で峻別している。そして、題材として選ばれた裏側は、丹念に彫琢され、一個の作品として完成して初めて表になるのだ。でも、俺たちはそうとは気づかず、本来秘されるべき彼女の素顔に触れているような気になってしまう。これこそが彼女の演出手法なのである。画面に映る彼女はいかにも親しみやすく、何も飾っていないように思える。でも、彼女は公に現れる前に、丹念に時間をかけてその長い髪を編み込んでいるのだ。それは彼女にとって一種の戦闘服なのではないか――なんて妄想を、俺はよくしていた。
だからこそ「1000年生きてる」のPVを観た時は鳥肌が立った。映像の中盤、モニターに凭れて座る彼女は、ふと自らの後頭部に手を伸ばし、あのリボンを解いて見せる。俺の記憶が正しければ、2018年1月のデビュー以来、それは初めての事態だった。編み込みを解き、ヘアピンも外して、人の想いの永遠なることを高らかに祈る彼女を観たとき、ふと思ったのだ。「終わってしまう」と。歌ってみた自体には大いに感動したけれども、またあの思いが浮かぶことを恐れ、聴き返すことは出来ないでいた。
件の歌ってみたが発表されてから二三日後、彼女はツイッターにて休止を宣言した。最初は疲れたのかなくらいに思っていたが、事態はもっと深刻だったようだ。断続的に発表される案件等で食いつなぎながら、俺の脳裏には時折、不吉な二文字が浮かんでは消えた。そしてその不安が、あの一瞬の予感を無限に増幅していった。そう、彼女にとってあの編み込みは戦闘服なのだ。配信という、何万という人間の目にさらされる場へと向かうための正装なのだ。時間と労力をかけて自分自身を吟味し、何を表にして何を裏に留めるべきか腑分けするための手術着なのだ。それを放棄したということはつまり、終わりを意味するのではないか。そんなことをふと考えては、打ち消すために「なんでもかんでも戦わせられるあほあほAI見つけた」配信を見返したりしていた。
結局、すべては杞憂、妄想であった。9月20日に彼女はツイッターで復帰する旨を報告した。22日か23日から配信を再開させるらしい。休止も既に三ヶ月強を数え、そろそろ彼女のいない日常に慣れ始めた頃のことだった。まったく現実感のないまま数日間をやり過ごし、そして昨日、彼女の復帰配信を観た。久しぶりに顔を見せた彼女の髪には、あの編み込みも、ヘアピンもなかった。まるで別人のような姿を纏いつつ、彼女はそれまでと同じように、面白おかしい話をしては俺たちを笑わせてくれた。ニタニタと気色悪い笑みを浮かべながら、俺は、この瞬間に自分がとても貴重な経験をしていると実感していた。編み込みを解いた彼女の姿。つい最近まで、終末の予兆のように捉えていたその姿が、今や復活の象徴へと変貌を遂げたのだ。ある対象に抱いている感情が、一瞬にしてこれほど見事に反転した例を俺は知らない。そこで生まれた膨大な感情を持て余した挙げ句、ついには増田にこんな怪文書をしたためる羽目になっている。オタクってのは救い難いねえ。でも俺は、とても救われた心持ちだよ。
増田だよ
小さい頃から毎年大怪我してたけど骨折だけはしたことないからある意味よかったのかも
飲み続けるよ、サンキューな
きき牛乳やりたすぎ。(貧乏だから)取り寄せたりとかはしたことないしめちゃくちゃ羨ましいよ
こんどボーナス出たらやってみる
あるいはとにかく困り果てている奴。
今ベトナムにいる(いない。これは数日前に書いた)。シャレオツなチョコレートショップでこれを打っている。東京と変わらない値段のケーキを食べながら心を落ち着かせている。何って、陽キャ(推定)に遭遇したおかげで、Independence Palace (統一会堂)を見に行ったのにほとんど集中出来なくて参った。何かを取り戻さないとと思って集中力を欠いている分写真を撮ってみたが、大体こういうの見返さないんだよな。いつか漫画を描く時にでも資料として使いたい。
閑話休題。
午前中に「日本人ですか?」と声をかけられた。
とか客引きからの声かけにはすっかり慣れたし、夏休みという時期と観光地という場所柄も手伝って日本人っぽいなと思う人は今までも見かけたが、声をかけられたのははじめてだった。
彼は多分こんな匿名ブログなんて見ていないであろう今時の大学生ぽかったし、私も年齢と現在無職であることしか晒していないのでここに徒然なるままに書いてもどうってことないだろうから書く。普段(ブログ始めたいな〜けど書くこと別に無〜)ってネトフリで時間溶かしているのに、もやもやすることがあると吐き出したくて堪らなくなるのなんなんだろうね。
まあ何って、タイトル通りなんだが、それともうひとつ、自分が大学生に対してすごい『おばちゃんムーブ』をしたことにすごいもやっている。この「ムーブ」っていうのもいまだに新しい言葉として距離を感じるし、「それな」がようやく体に馴染んできたなと思うくらいに時代に遅れを取っているおばさんである。別に大学生と同じテンションで会話がしたかった訳じゃない。じゃあどうすればもやもやせず、なんか今時の若手俳優に似ているはっきりとした顔立ちの若者と「良い旅を〜」って別れることが出来たのか? また話逸れるけど、「AKB 48のメンバーの見分けがつかない」とか言ってる人みたいに最近肌が綺麗で清潔感がある人間は大体美女だしイケメンに見える。ブラックジャックに出てきた人格変わるアバタ面・素顔は犯罪者みたいな人間じゃない限り多分イケメンに見える。視力の問題か?
閑話休題その2。
取り敢えず心が落ち着くまでやりとりを書く。
「日本人ですか?」、と声をかけられる。なんやかんや話す。なんかの流れでおばさんが携帯電話をいじり始めたら「SIM買ったんですか?」って聞いてくる訳。するとおばさんは「楽天モバイルを使っててね……」と突然ヤクルトレディならぬ楽天モバイルレディに豹変して瓏々と楽天モバイルの宣伝が始まるんだから、多分若者も怖かっただろうね、ごめんよ(ご存じない方のために言えば、こういうのがおばさんムーブです)。若者が「へえ〜」って知らないような反応を示すから、(こんなん格安SIM選ぶかどうかはともかく海外行く前にさらっとググれば出てくる情報でしょ? もしかして)ってここは反省するべき点だが、【知らないことがある→若者か?】って思っちゃったんだよね。若い女性に物を知らない前提でマウント取りにくるおじさんと変わらないじゃん……って今書きながら猛省をはじめた。当たり前だけど、誰でも「なんでもは知らないわよ。知っていることだけ」なんだよな。引用する元も時代を感じるって? うっせえわ。それに、若者も別にそんなん常識だけど話の流れとして知らない風を装っただけかも分からんしな。で、なんかそこで年齢を聞いちゃったんだよな。なんで聞いたんだろう。(未成年かな?)とか思ったからかな。いやでも未成年だろうが赤ん坊じゃないんだしそれがなんだっていう話で。『女性に年齢は〜』とか言うけど、男性にも別に訊かないほうが良いんだな。こんなのL知っているか? だめだ、ふざけないと心が折れそう。
もう今後誰の年齢も訊かない、っていうか普段の生活では失礼にならないかとか地雷がないかとか石橋を叩くあまり相手の個人情報に触れること何一つ訊けなくて……夏。って感じで会話が終わるのにどうして今日に限って訊いたんだ。
はあ、こういうどうでもいい後悔のない人生がよかった。
医師と管理栄養士の指導がついているのでアドバイスはいりません。
ただの愚痴です。
-----
ずっと体調が悪いと思ってはいたのだけど、ブラック仕事掛け持ちのワープアなので健康診断が受けられず、医療費が払えないので病院にも行けなかった。
2年前フルタイムの仕事を始めたので20年ぶりに健康診断を受けたところ、ほぼ全項目に「要精密検査」がついた。
入院が必要と言われていたもののコロナ禍で入院できず、病院で指導を受けながら減量とたくさんの病気の治療をしている。
それが辛すぎて、生きてるのが嫌になったよというだけの話。
■お金がない
内科と循環器内科と…と悪いところだらけなので、医療費は月2-3万。検査が多いともっと高いけど、高額医療費の対象にはならない。
そんな中、医師も管理栄養士も野菜やきのこ、魚、肉を食べろという。
手取り14万弱、毎日見切り品の菓子パンや5袋で198円のインスタントラーメンを食べてやっと暮らしていけるくらいなのに、これ以上食費をかけたら赤字だ。
管理栄養士に報告しないといけないのでなけなしの貯金を削って毎日納豆と鯖缶と見切り品の葉物野菜とオートミールなんかを食べているけれど、満腹感がない上に嫌いなものばかりでひたすら辛いのに体重は全然減らない。
半額になった見切り品のクリームパン、チョコレートパン、コロッケパン。かつて、ぐったり疲れて帰ってきた夜にむさぼるように食べていたパンの甘さを思い出すだけで涙が出てくる。私の健康を損なうものだとしても、本当に美味しかったな。
■運動が嫌い
運動はやればすっきりするよ、慣れてきたら気持ちいいよ、結果が出たら楽しくなるよと言われて2年。
が、毎回毎回いい年をしてガチ泣きするくらいに辛い。筋肉が張る感じも、汗をかく感じも気持ち悪くて仕方ない。
ウォーキングをしていると、あまりの不快感に全身をかきむしってそのまま車道に飛び込みたくなる。
外では歯を食いしばって耐えても、筋トレは家でやるので歯止めが効かなくなって、自分の頭や太ももを殴るような軽い自傷が止まらない。
そこまで苦しい思いをしても体脂肪率は落ちない。
■痩せたいと思える動機がない
もともと40kgをキープしていたので、痩せたブスも太ったブスも周りからの扱いは変わらないと知っている。
若い頃にはそれなりに美容やファッションを頑張ってみたので、ブスがやっても楽しくないこともわかっている。
痩せたら健康になると言われても、痩せていた時も貧血と低血圧でフラフラだったので健康だった時期がなくてイメージがわかない。
痩せたら自信がついたという話をよく聞くけれども、そもそも頑張っても成果が出ないので、元からほぼなかった自己肯定感も底の底。
■時間がない
1日1.5時間の運動と自炊をすると、自由に使える時間はゼロ。
辛い仕事と辛い運動と辛い食事、何のために生きているんだろうと毎日思う。
オタクがダイエットをする話を見てもみんなオタ活をする時間を犠牲にしている。
自分もささやかな創作活動をしていたけれども、時間とお金を大幅に削られた上に気力が低下して何もできなくなってしまった。
ダイエットをする限りダイエットが生活の全てになる。維持したいならばそれが一生続くという絶望。
マズローの欲求5段階説で言うなら、空腹や疲労は一番下の生理的欲求が満たされていないということだ。
頭の中はずっとそんな感じで、唯一の運動しなくていい自由時間であるはずの通勤電車でスマホを見ても文章が何も頭に入ってこない。
好きだったはずのアーティストのニュースを見ても、凄惨なニュースを見ても、靄がかかったみたいにぼーっとしてしまって感情が動かない。
仕事中もそんな感じなので、どんどんミスが増えてきた。次の契約更新はないだろうなと思う。
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肥満は生きているだけで社会の負担になる、見ていて不快だからいなくなってほしい。言い訳ばっかりしていないで食べずに運動して早く痩せろ。
医師と管理栄養士の指導がついているのでアドバイスはいりません。
ただの愚痴です。
ずっと体調が悪いと思ってはいたのだけど、ブラック仕事掛け持ちのワープアなので健康診断が受けられず、医療費が払えないので病院にも行けなかった。
2年前フルタイムの仕事を始めたので20年ぶりに健康診断を受けたところ、ほぼ全項目に「要精密検査」がついた。
入院が必要と言われていたもののコロナ禍で入院できず、病院で指導を受けながら減量とたくさんの病気の治療をしている。
それが辛すぎて、生きてるのが嫌になったよというだけの話。
■お金がない
内科と循環器内科と…と悪いところだらけなので、医療費は月2-3万。検査が多いともっと高いけど、高額医療費の対象にはならない。
そんな中、医師も管理栄養士も野菜やきのこ、魚、肉を食べろという。
手取り14万弱、毎日見切り品の菓子パンや5袋で198円のインスタントラーメンを食べてやっと暮らしていけるくらいなのに、これ以上食費をかけたら赤字だ。
管理栄養士に報告しないといけないのでなけなしの貯金を削って毎日納豆と鯖缶と見切り品の葉物野菜とオートミールなんかを食べているけれど、満腹感がない上に嫌いなものばかりでひたすら辛いのに体重は全然減らない。
半額になった見切り品のクリームパン、チョコレートパン、コロッケパン。かつて、ぐったり疲れて帰ってきた夜にむさぼるように食べていたパンの甘さを思い出すだけで涙が出てくる。私の健康を損なうものだとしても、本当に美味しかったな。
■運動が嫌い
運動はやればすっきりするよ、慣れてきたら気持ちいいよ、結果が出たら楽しくなるよと言われて2年。
が、毎回毎回いい年をしてガチ泣きするくらいに辛い。筋肉が張る感じも、汗をかく感じも気持ち悪くて仕方ない。
ウォーキングをしていると、あまりの不快感に全身をかきむしってそのまま車道に飛び込みたくなる。
外では歯を食いしばって耐えても、筋トレは家でやるので歯止めが効かなくなって、自分の頭や太ももを殴るような軽い自傷が止まらない。
そこまで苦しい思いをしても体脂肪率は落ちない。
■痩せたいと思える動機がない
もともと40kgをキープしていたので、痩せたブスも太ったブスも周りからの扱いは変わらないと知っている。
若い頃にはそれなりに美容やファッションを頑張ってみたので、ブスがやっても楽しくないこともわかっている。
痩せたら健康になると言われても、痩せていた時も貧血と低血圧でフラフラだったので健康だった時期がなくてイメージがわかない。
痩せたら自信がついたという話をよく聞くけれども、そもそも頑張っても成果が出ないので、元からほぼなかった自己肯定感も底の底。
■時間がない
1日1.5時間の運動と自炊をすると、自由に使える時間はゼロ。
辛い仕事と辛い運動と辛い食事、何のために生きているんだろうと毎日思う。
オタクがダイエットをする話を見てもみんなオタ活をする時間を犠牲にしている。
自分もささやかな創作活動をしていたけれども、時間とお金を大幅に削られた上に気力が低下して何もできなくなってしまった。
ダイエットをする限りダイエットが生活の全てになる。維持したいならばそれが一生続くという絶望。
空腹や疲労はマズローの欲求5段階説で言うなら一番下の生理的欲求が満たされていないということだから、それ以上のことを考えることができない。
お腹が空いた、甘いものが食べたい、眠りたい。頭の中はずっとそんな感じで、唯一の運動しなくていい自由時間であるはずの通勤電車でスマホを見ても文章が何も頭に入ってこない。
好きだったはずのアーティストのニュースを見ても、凄惨なニュースを見ても、靄がかかったみたいにぼーっとしてしまって感情が動かない。
仕事中もそんな感じなので、どんどんミスが増えてきた。次の契約更新はないだろうなと思う。
肥満は生きているだけで社会の負担になる、見ていて不快だからいなくなってほしい。言い訳ばっかりしていないで食べずに運動して早く痩せろ。
媒体が誰でも無料で読めるWEB漫画ということで良くも悪くも言及される機会が多く、作者さんをフォロー等してなくてもフォロワーさんのいいねやRTでTLに回って来て読んだことがある人が多いのではないかな。
以前までは特にジェンダー問題に関心が高い人の間で評判の良い作品といった立ち位置だったけど、俗称・山賊回(初対面の人の家に泊まりに行って、家主が寝ている間に食材を根こそぎ漁って、自分達だけ食事を作って食べたモラルハザード回)を皮切りに趨勢が入れ替わり、批判が増えて、遂に「つくたべ批判いいね罪」なる声に出して読みたい日本語まで爆誕したネタ漫画に…。
個人的に作者が描こうとしているテーマと描いている内容に齟齬があるというか、食い合わせの悪さを感じる作品だと前々から思っていたので、山賊回は論外としても、批判が起こるのもまあわかるんだよな。
LGBTQの恋愛というニッチ要素を商業作品として色んな人に読んで貰う為に、“食”という誰しもに身近で流行りでもあるテーマと融合させたんだろうけど、この2つのテーマの接続の仕方が、何とも雑で。
LGBTQ+食を題材にした商業作品というと「きのう何食べた?」が有名だけど、こっちは融合のさせ方にも全く違和感ないし、作中での“食”に対する言及の仕方などから作者の並々ならぬ“食”へ拘りの強さや熱量が垣間見えるので、LGBTQ当事者じゃなくてもグルメ漫画として面白く読めると思う。(だからこそBL畑のよしながふみにとってのアウェイである青年誌・モーニングでの連載ながら売れて、実写ドラマ&映画化までしたんだと思うし。)
他方、つくたべの作者さんは“食”にそこまで拘りがない人なのでは?っていうのは読んでて誰しもが感じる点なんじゃなかろうか。
一点例を挙げると、9/10現在の最新話であるバレンタイン回では、春日さんはバレンタインの催事に出掛けるも「ここはシスジェンダーの人達のための場所で私のようなレズビアンは存在を消されてしまう」と被害妄想を募らせ、野本さんは春日さんにプレゼントする為のチョコレートのパウンドケーキを6個試作する。
昨今バレンタインの催事は「チョコ好きガチ勢にとってのコミケ」状態となっており、一年でここでしか食べられない珍しくて美味いチョコを買う為の真剣勝負の場となっている為、女性相手のチョコを買いに来た女性が爪弾きにされる空気などない。(女性同士で贈り合う友チョコなどは昔からごく普通に行われている。)
野本さんサイドの方も、お菓子を手作りしたことがある人ならば全員が知っていると思うが、製菓用の材料というものは押し並べて割といいお値段がするし、本命用のチョコレート菓子を作る場合に用いるに相応しい種類のクーベルチュールチョコレートは結構高価である。
作者は6個も試作品を作るほど真剣な乙女心!を書いたつもりなのだろうが、非正規で低収入という設定の野本さんが練習用に濫用出来るほど安くはないはずだ。
試作品には普通の板チョコを使ったというならそれもおかしな話になる。本命用の、試作品を何個も作るようなチョコレートケーキを作るのにスーパーなどで売っている普通の板チョコを使う人がいないとは言わないが…。
作者はバレンタインの催事に興味がないのかな?、お菓子を作ったりしない人なんだろうな、と思わずにはいられない描写である。
つくたべという漫画ではこのように作者の“食”に対する興味のなさが随所に滲むので、“食に”興味が強い人ほど違和感を覚える仕様となっている。
まあ商業作家がご飯を食べて行く為に好きでもなければ興味もないジャンルの作品を描くのは珍しいことでも悪いことでもないし、それで成功するケースも往々にしてあるので(「キャプテン翼」なんかはその最たる例だろう。最近では「SPY×FAMILY」の作者が同様のコメントをして物議を醸したが)それ自体は別にどうでもいいんだけど、ここにつくたべの主人公の一人である「食べたい女」こと春日さんのキャラ設定を加えると、違和感が首をもたげる人が多くいるのは無理からぬことではないのかと個人的には思う。
春日さんは化粧っ気のない背が高くかなり太っている非常に大柄な女性で、齢30歳弱にして米の食べ過ぎで膵臓を悪くしている(と作中で本人が自己申告している。
彼女は幼少の頃に父親や弟と食事の量などで差を付けられていたトラウマから、実家を出て一人暮らしをしている現在では好きなものを好きなだけ食べるフードファイターもかくやの大食いとなった。
そんな春日さんと、料理が好きでご飯を沢山作りたいけど小食で食べ切れないから作りたいのに作れないという葛藤を抱えていたもう一人の主人公である「作りたい女」こと野本さんが出会う。
「食べたい」と「作りたい」の利害が一致した二人の女性同士の付き合いが始まって…というのがつくたべの導入であり骨子なのだが、やはり膵臓がやられていると申告している人に、本人が食べたいと言っているからといっても、大盛りの飯を好きなだけ食わせるのは虐待に等しいように読者の目からは見えてしまう。
そもそも大食いになったキッカケも男尊女卑な家柄でストレスを抱えた生活をしていたことから来る心因性のものなので、それは自傷行為に等しいのでは?とも思うし。
まあ二人はただの隣人同士であり、野本さんに春日さんの健康を管理してあげる義理はなく、「健康に悪いからもっと野菜を食べなきゃダメだよ!」などと口を酸っぱくして言い聞かせるような間柄でもない。
しかしそうは言っても、作中で野本さんは春日さんへの恋愛感情を自覚しているので、「野本さんは仮にも年上なのに、好きな相手の健康が気にならないの?」というのはごく自然に発生して来る疑問であるように思う。
心因性の大食いで既にブクブクと太り膵臓も悪くしているけどそれでも食べたい(まさに自傷行為、セルフネグレクトとも言える)女と、炭水化物と脂質ドカ盛りの料理を作って食べさせたい女。
この二人を読者が微笑ましく見守るにはあまりにもノイズが大き過ぎやしないだろうか。
春日さんのキャラ造形をBLのスーパー攻め様の女版的なバリキャリの美人OLみたいにはせず(※作者さんはもともとBLを描いていた漫画家さんだった)化粧っ気のない太った非正規のエッセンシャルワーカー女性にした理由も、作者さんが「女性差別・家父長」や「ボディポジティブ」や「脱コルセット」的なポリコレ要素を取り入れたいと思ったからだと推察するのだが、春日さんの大食いが心因性のものであるならば、それはボディポジティブなのか?となって来るわけで、そこにもテーマ同士の食い合わせの悪さを感じずにはいられないのだった。
巷ではつくたべを批判する人は差別主義者だと言われているようだけど、以上のことから、つくたべに対する批判が起こるのはごく自然的なことであり、作者の思想のせいではないと思うんだよな。
作者が描こうとしている、描きたいと思っているものは何となく分かるのだけど、そこに漫画家としての技量や扱うテーマに関する知識が追い付いてないというか。
もっと設定をシンプルにして、二人の女が笑いながら美味しくご飯を食べるだけの話でも良かったのでは?と思う。
ポリコレ要素を足したいのならもっと入念に取材をすべきだし、その上で物語に馴染むかどうかを吟味して、商業作品として良い物を世に送り出そうと思うのならば、足し算だけじゃなく引き算も行った方がいいのでは?と一漫画読みの立場から具申させていただきたい。
補足。マイノリティが活躍する作品の否定は差別だというコメントがあるけど、そういった作品の中にも当然だけどピンキリがあると思うんだよね。
例えば最近評判が良かった作品というとNetflixのハートストッパーなんかがあるけど、私もあれはすごく良い作品だと思ったし。
補足2。フェミが評価してる作品だから重箱の隅をつついてるんだというコメントがあるけど、上と同様フェミニズム作品の中にもピンキリry
新しい店に疎いので老舗中心になるけど…
→チョコレート部分にアート(定番は浮世絵)が施されていて、見た目も美しく、味も当然ながら美味しい。薄くしっとりしたエクレア生地に包まれたカスタードクリームが口の中に広がる幸福。コーヒーも美味。
→季節のトッピングが特に見逃せない。みはしマニアの人から情報を得て、初めて食べた若桃トッピングのクリームあんみつは、今までの俺の中でのあんみつの概念が、ヒョイと覆された。
→ここのフィナンシェは多分バターの使用量が尋常じゃない。噛むとじゅわりと口内に広がるバター。こんなにバターの存在感を感じたフィナンシェは初めて。
→千疋屋なので当然果物は選び抜かれたものなんだが、なんというか、雑味がまったくない、素直でそだちのよい味わいのバナナがクリームと共にお口の中にイラッシャイなんである。朝方、たまたまこちらでおめざ的に頂いたのだが、こんな上級品を朝からお迎えできたあの日は、俺的幸福な朝TOP10に入るぐらいの、記憶の至福の味であった。なお、コーヒーも美味。
全然映えないけど、以上です。
GODIVAの新作を買いに行った。とある雑誌記事で紹介されていたウサギモチーフが可愛すぎて。走った。
でもバレンタインの特設会場以外で、GODIVAなんて普段足を踏み入れることもない。勇気が出なくて、百貨店地下一階の別のお店の周りをぐーるぐる回った。
別の用事の帰りでオシャレとか何も考えずに行ったから、普通のワンピースにリュックサック。
およそ百貨店の高級チョコを買いに行く格好ではない(と思う)。
周りのきらびやかな服装の人たちや家族づれに気圧されながら、店員さんに冷たくあしらわれるであろう未来を思って胃が痛い。
しかも自分の顔も怖い部類だから、緊張していると顔が強張って、あまりいい印象をもたれないのも不安に拍車をかけている。
ようやく決心がついて、カウンターに行った。
中央に配置された少し緑がかった青の箱。ウサギが飛び跳ねている。これだ。
目当てのものを見つけたもののおどおどしながら見ていたら、店員のお姉さんが声をかけてくれた。
しどろもどろになりながら、考え抜いて選んだ一つ一つを指差してなんとかお会計を済ませる。
レジのお姉さんの後ろからぴょこんと現れた別のお姉さんにもありがとうございました、とにこやかに言われて、思わずこちらも笑顔になった。
GODIVAに行く前は暑いし嫌なことがあったしでどん底な気分だったけど、たった数分間の接客でこんなにも心救われるとは。
暇だから91年生まれのワイが各ミュージシャンを初めて認識した曲を書き出してみた
認識とはCMでなんとなく聴き流してたとかではなく、歌番組で観たり動画を検索したり自主的に聴きに行ったタイミングとする
年代の切り分け方が変と思うかもしれないがそこはなんとなくで決めている
アーティスト | 曲 |
小田和正(オフコース) | Yes-No |
松任谷由美 | ルージュの伝言 |
山下達郎 | クリスマスイブ |
竹内まりや | カムフラージュ |
サザンオールスターズ | いとしのエリー |
松田聖子 | 赤いスイートピー |
CHAGE&ASKA | YAH YAH YAH |
アーティスト | 曲 |
Mr.Children | innocent world |
スピッツ | チェリー |
ユニコーン | 大迷惑 |
L'Arc〜en〜Ciel | HONEY |
エレファントカシマシ | 俺たちの明日 |
JUDY AND MARY | そばかす |
B'z | ギリギリchop |
LUNA SEA(河村隆一) | BEAT |
DREAMS COME TRUE | LOVE LOVE LOVE |
福山雅治 | 虹 |
椎名林檎 | 本能 |
アーティスト | 曲 |
くるり | ばらの花 |
スーパーカー | YUMEGIWA LAST BOY |
ナンバーガール(ZAZEN BOYZ) | KIMOCHI |
ゆず | 桜木町 |
aiko | ボーイフレンド |
平井堅 | 楽園 |
森山直太朗 | 夏の終わり |
MISIA | つつみ込むように… |
cocco | 音速パンチ |
ゆらゆら帝国 | 空洞です |
BUMP OF CHICKEN | 車輪の唄 |
アジカン | リライト |
ストレイテナー | Melodic Storm |
ELLEGARDEN | Red Hot |
フジファブリック | 虹 |
10feet | River |
BEAT CRUSADERS | FEEL |
チャットモンチー | ハナノユメ |
Perfume | チョコレートディスコ |
AKB48 | ポニーテールとシュシュ |
アーティスト | 曲 |
RADWIMPS | 25コ目の染色体 |
サカナクション | 三日月サンセット |
ゲスの極み乙女。(indigo la End) | 渚にて幻 |
セカオワ | 幻の命 |
Official髭男dism | 恋の前ならえ |
あいみょん | 生きていたんだよな |
YOASOBI | 夜に駆ける |
緑黄色社会 | またね |
Awesome City Club | アウトサイダー |
King Gnu | 白日 |
藤井風 | 矢島美容室のカバー |