はてなキーワード: 膾炙とは
https://anond.hatelabo.jp/20181002214303
吐き出すことで多少楽になったような気がするが、一方で予想外の反響に困惑している。
本来意図したところは、自分の気持ちを供養するというかお焚き上げするというかそんな程度で、きわめて個人的な思いをひっそりと綴ったつもりだった。なのでこれだけ反応があるというのは本当に意外だったのであるが、「気持ち悪い」と前置しているにもかかわらず、わざわざ時間を割いて読んでいただいたことに敬意と感謝を表します。
正直なところ、我ながら切なくも哀しい話だとは思うのだが、ピュアとか純粋とか言われるとどうにも居心地がよろしくない。むしろ「気持ち悪い」という反応のほうが安心感がある。
何しろ舞台は世間一般には後ろ暗い活動を行っているとされるところの風俗店であり、生き物の根源たる欲求を解消するために訪れているのだ。だから「どうせやることはやってるんでしょ」と言われても、はい仰る通りですという以外に返しようがない。
「他の客と同じ」みたいな指摘についても、「その他大勢のお客様のひとり」と書いてあるとおり、そこは理解している。「その他大勢のひとり」の要望に可能な限り応えてくれた彼女の仕事ぶりは高いレベルの職業意識に基づいていることが明らかで、敬服すべきだと思っているし、客としての立場を弁えて一定の距離を取っていたつもりだ。だからこそ自分の気持ちが思うようにならないことがなんとも歯痒い。Ω子さんによるコミック「リアル風俗嬢日記」に「ガチ恋さん」のエピソードがあって「あーこういうのは後でつらいぞ」と思っていたが、笑えなくなってしまった。
彼女との接触は短時間、箱型風俗店の狭い個室だけで、彼女がどんなことを考えていたのか、客たる自分のことをどう思っていたのかは知るべくもなく、「お前の主観だろ」みたいな指摘もまったくそのとおりである。ただ、どこかで聞いた「恋とは自分の理想像を相手に投影する一種のナルシシズムの発露」みたいな話を踏まえると、あれは確かに恋といえるのかも知れない、と思ったりはする。「嬢と客」以上の特別な関係を結ぼうと考えたら破綻は必至だろう。幸せな夢は夢だからこそ幸せなのだ。
一方で、この増田がここまで人口に膾炙する(というのもおこがましいが)とはまるで考えていなかったので、もし彼女の目に入ったときに何らかの精神的負担がかかるのではないかと、それだけが心配である。
https://anond.hatelabo.jp/20181003080356
風俗を利用することが気持ち悪いということは認識しております。貴方がそう思われることも仕方のないことでしょう。客の好悪については貴方の内心の問題であり、それについて他人がどうこう指図することはできないと思っています。
ただ、「気持ち悪いと疎外されてきたからこそ、やむなく風俗店に救いを求めざるを得ない」という人も存在します。明日にでもそういった男性があなたのもとを訪れるかも知れない。せめて、彼らが哀しい思いをしなくて済むような仕事をしていただきたいと願っています。差し出がましいようで恐縮ではありますが。
その登場人物一人一人を見てみれば、
作者の造形の気合いや、世間での知名度や、フアンの人気には、当然大きな差がある(登場人物が多ければなおさらのことである)。
私のような、マイナーな人物のフアンはしばしば同志に飢えている。
なぜマイナーな人物にそこまで熱狂できるのか、それは自分にもよくわからない。
いわゆるフィーリングの一致なのであろうか。
もしくは想像と解釈がその広がりをもとめて要請する、作品における描写の少なさ、かきこみの粗さがあるからだろうか。
ただまあ、それは今は措くとして、
とにかく影の薄い人物はファンもつきにくいので輪をかけてマイナーのままになる。
況んや美形でなく悪い描かれ方がされている者をや。
熱弁を奮わずとも、私の好きなものとしてその人物をともに好いてくれる友達は、いる。
しかし、その好感には、明らかに私が介在したことによる補正がかかっている。
私は私の必死さに絆されたわけではない見ず知らずの人がその人物を好いていてくれるのを欲しているのである。
検索対象を世界にまで拡張したところで、そう簡単には同志は見つからない。
しかし、
時として、同志は、私の目の前にその姿を、あるいはその愛好の痕跡を現すのである。
その身に積もるあらゆるマイナスのこと、
満員電車の疲れとか、両足の靴擦れの痛みとか、まだ火曜の夜であることとかを忘れて、脳内でドバドバと噴出している何かを喩へではなくして如実に感じとる。
往々にして、奇跡のその人自身とは、言葉を交わしたりすることは不可能なことが多いが、
それでも私はお宝を大切に握りしめて、
少なくとも一週間はピークからの緩やかな滑空を楽しみながら生きていくことができる。
さながらその場にへたりこんで、
といったところである。
朝に死すとも可なり、などとは、
今の私にはとても曰えない。
私が、奇跡に面するたびに思うのは、
(これはややこの話の流れでは唐突だが、)発信することは大切ということと、
もう少し生きさせてください。
一応ジョークも含めながら、という前提で聞いてほしいんだけれども
宮沢りえが下の毛も出した写真集は「性を消費させることで財に換金できるという事実を社会に膾炙した」ということにすると、
「おい、一発やろうぜ」と男性から声を掛けられるようになったことは
声を掛けられた女性の性と男性の財を交換しようという取引が行われようとしたことを指す。
宮沢りえがその現象の原因だとするのならば、宮沢りえがいなかった時には増田は女性であっても財と取引できない「ゴミ」だと看做され、誰にも声を掛けられることは無い。
それはそれで増田の中で自分の性はプライスレスなのであるなら良いのかもしれないが、多くは自分の性に対して本来は価値を付けられるべき(それが社会進出にもつながる)とも考えるだろう。
これにより男性と女性が性それ以外の部分でイーブンだったとするならば女性は静を売れるようになったということで社会的に優位になるわけだ。
逆に言うと、性を売れない社会にコミットしているということは男性と女性がその差分を埋めるなり努力しようとしているところに一つ制限を加えようとしているということに他ならない。男尊女卑的社会を認め、その体制を保守している勢力に他ならないのだ。
を同じ気持ち悪いと言うことは同じ「表現の自由」の話だから等価だ
という主張があるけれども、
それは大変な勘違いです。
ですので、気持ち悪いということは、その生存権を脅かすヘイトスピーチになります。
ですので、それを気持ち悪いということは、そのキャラクターを描く自由、つまり表現の自由を脅かす行為になります。
青識亜論氏が、LGBTとラノベの表紙、つまり「生存権」と「表現の自由」を侵害する気持ち悪いを等価(あそこでは置換可能な概念と言っていましたが)に論じることはおかしいと主張するために、
(ここに「殺人を表現する自由」を加えることによって主張がぼやけたという件の社会学者の落ち度はもちろんありますので、件の社会学者は反省してください)
「殺人する自由」に対する嫌悪という極端な例を「LGBT」と「ラノベの表紙」に対する嫌悪と並べることで
「LGBT」と「ラノベの表紙」は「生存権」と「表現の自由」の話であり、これらも等価ではないということを示す為ですね。
すると青識亜論氏らは、その意図に気づかず、もしくは意図的に、
「LGBT」と「殺人」に対する嫌悪を等価とあるかうなんてどうかしていると
本来、件の社会学者が、皮肉表現で指摘しようとした論点とは真逆、つまり皮肉ではなくそのままの表現として受けとられ、
そもそもこの話は「表現の自由」を侵害するラノベ表紙への「キモい」は正当なものかという話で、
青識亜論氏の「LGBT」を持ち出したエクストリームなラノベ表紙擁護により、話がややこしくなっている状態です。
(ちなみに「LGBT」は生存権ではなく、表現の自由によってその存在が保障されていると読めてしまう《なぜなら等価のように並列しているから》
青識亜論氏のTweet自体がそもそもヘイトスピーチなのではないか、という懸念をわたしは持っています。
しかしわたしには性別という概念がどのような法体系で規定されているのかが、わからんのです。
「LGBT」は表現だと言って差別してきた歴史がある、というソースがあれば、ヘイトスピーチだよと言えますが、
そこまで調べきれていませんので、誰か教えてください。)
ラノベ表紙に関しては、あの表紙のキャラクターがあのようなポーズを取ること。
「彼女は自らが女性として生きること、現在の女性規範の頂点に立つことを誇りにする存在だから」
ズキズキとした後頭部の痛みで、目が覚めた。
部屋にも服にも見覚えがない…。
あわてて、昨日の記憶を探ってみても、なぜ、ここにいるのか思い出せない。
会社の忘年会の帰り、自宅の最寄り駅までは覚えているが、そこからの記憶がない。
記憶が飛ぶほど飲んだわけでもないのに…。
連絡もなしに朝帰りとは、妻にどれだけ怒られるか…と心配し、携帯を探したところで、手荷物がないことに気付いた。
昨晩、転んで頭でも打って病院に運ばれたのか?
とりあえず、看護師さんを探そう。
そう思って部屋から出ようとしたが、ドアが開かない。
鍵がかかっている…?
混乱しているうちに、人工音声のアナウンスが室内に響き渡る。
「この部屋からは、ダジャレで10万スターを集めないと出られません。
繰り返します。この部屋からは、ダジャレで10万スターを集めないと出られません。」
一体、何を言っているんだ…?
数時間の混乱の後、俺は、この狂ったアナウンスが、どうやら本気だと悟りはじめた。
部屋でどんなに大声を張り上げても反応はなく、施錠されたドアを開ける方法は見当たらない。
外部に連絡を取る方法もない。
部屋の隅にあったノートパソコンは、かろうじてネットに繋がる。
しかし、アクセスできるのは、はてブ関係のページ(ご丁寧にも、俺のはてブアカウントでログイン済みだ。)とブクマされたページだけ。
webメールのログインや、ブコメ以外の書き込みなどはできなかった。
設定の裏をかけば、他のページに行ったり、助けを求めたりできるのかもしれないが、ITに疎い俺にはどうしようもない。
この狂人が理性に目覚める可能性や、警察がこの場所を発見する可能性にかけるよりも、スターを集める方が良さそうだ。
そう思い始めたのは、数回の食事(ドアについた郵便受けのような小窓から支給された)と、数え切れないほどの脱出のための悪あがきを終えたあとだった。
試しに何日かブコメをしてみると、いくつか分かったことがあった。
第一。ブコメで助けを求めようとしても、コメントは反映されない。
第二。ダジャレでスターをもらうと、その日の夜に、パソコン上に表示された数字が減る。
最初は、100000と表示されていたから、解放までに獲得すべきスターの数ということだろう。
それ以外の時間は、暇を持て余した。
政治関係の過激なコメントでスターを荒稼ぎしようとしたが、その試みは無駄に終わった。
その他、ありとあらゆる抜け道を試してみたが、全て徒労だった。
結局、地道にダジャレをブコメしてスターをもらうしかないようだ。
考えないようにしてはいたが、1週間も経つと、10万スターという数字の途方もなさに直面せざるを得なくなる。
1日に数十スターというペースでは、10万に達するのはいつになることか…。
数を撃つにしても、限度がある。
やりすぎて、垢バンされれば、それで終わりだ。
妻は、子どもは、一体どうしているだろうか…。
仕事はどうなっただろうか…。
焦りをつのらせた俺は、効率よくスターを集める方法を考え始めた。
監禁されて数ヶ月。
ダジャレブコメにつくスターの数は、大まかにいって、ダジャレの完成度とブコメの閲覧者数に依存する。
どんなにスゴいダジャレでも、数人しか見なければ、多数のスターは望めない。
ブコメにおけるダジャレの完成度は、①困難性、②新規性、③内容関連性で構成される。
①困難性とは、そのダジャレを思い付くのが困難な度合いだ。
濁音・半濁音・促音・長音符を無視せずともダジャレが成り立つ方が、高度でもある。
例えば、「布団がふっとんだ」より、「アルミ缶の上にあるみかん」の方が難しい。
②新規性は、既に人口に膾炙しているダジャレでないか、の基準である。
また、イカ関連のダジャレはイカ娘などで使い尽くされているので新規性が低い、といった具合である。
③内容関連性とは、そのダジャレが、ブクマ先の内容にどれだけ関連しているか、というものだ。
どんなに困難で新規性のあるダジャレでも、ブクマ先と無関係では、閲覧者に感銘を与えられない。
ダジャレがなくても完全なマジレスとして成り立つような内容が理想的といえるだろう。
スターを集めるには、ダジャレの完成度を上げつつ、ブコメの閲覧者数を増やすことが重要だった。
ダジャレの完成度をあげるに、絶対に必要なもの。それは、語彙力。
ダメ元で、「ダジャレのために辞書をくれ」とブコメしたら、コメントは反映されなかったが、食事と共に広辞苑が差し入れられた。
同様に、Wikipediaや韻検索サイトへのアクセスも認めさせ、語彙力のアップに努めた。
振り返ってみれば、ダジャレのためを装って、脱出のための道具を調達することも出来たのかもしれないが、この頃にはもう、破壊による脱出など頭になくなっていた。
ブコメの閲覧者数をあげるには、ホッテントリに入るページをブクマすること、早期に人気のコメントに入ること、お気に入られ数を増やすが重要だ。
ブクマが伸びるページを早い段階で見極めて、ダジャレをねじ込む必要がある。
また、お気に入りに入れてもらうには、ダジャレブクマカとしてのブランディングが必要だ。
暇を持て余してもマジレスすることはやめて、ダジャレブクマしかしないことに決めた。
そのうち、俺は、尊敬するジェイ氏と並び、ダジャレブクマカとして認知されていった。
ネットができる時間をフルにダジャレのために使えることも重要だ。
昼の集中のためには、栄養ドリンクとスマートドラッグを差し入れさせた。
もはや俺は、ダジャレのために全てを注いでいた。
やがて、そのときは来た。
扉が開く重厚な音のみが部屋に響いた。
自由の身になったということだろう。
しかし、そこでふと考える。
妻子の世話も面倒くさいし、
室外に行ったら、ブコメの質が維持できない。
就職氷河期?甘えるな。努力した人は就職できているから就職できてないのは自己責任。
この手の自己責任論により放置された大量の氷河期世代が、今だに薄給非正規で働いている。
彼らは薄給非正規ゆえに貯金も少なく、また社会保険も利用できない人間が多いと考えられる。
年齢的には40代なのでまだなんとかなっている。
しかし50代になり60代になり、身体の不調などで働くことが不可能になる人間が加速度的に増えていく。
彼らはどうなるか?一部の人間は人生詰んだと判断して自殺するだろうが、
大半はそれでも生にしがみ付くと思われる。どうやって?もちろん生活保護だ。
というわけで、今後生活保護の受給総額は爆発的に増えることが見込まれている。
その増額を支えるのは誰か?
たとえば、マナーの悪い撮り鉄を批判したところで、「オタク差別だ!」などと言い出す人はいない。
むしろ、オタクあるいは鉄道オタク、撮り鉄こそマナーの悪い撮り鉄を強く批判する傾向さえある。
もちろん撮り鉄のマナー違反は即刑法犯などになることも多いが、他にも違法サイトで漫画を閲覧したり、コミケ等で徹夜するなどは違法ではない。
にも関わらず、「違法サイトで漫画を閲覧する権利を守れ!」とか「コミケ徹夜組の権利を断固擁護する」などとは聞かない。むしろオタクの方がより強く批判することだろう。これらの事例では、問題があるオタクとそでないオタクがちゃんと切り分けできてる。
なのに、なんで差別的発言、性犯罪被害者を責めるセカンドレイプ、実際に起きた事件をネタにするなどという社会とコンフリクトする言説(以下差別発言等)はそうではないの?
むしろ、いいオタクと悪いオタクなど切り分けさせない!差別発言を批判するのはオタク全体への批判だ!オタク差別だ!
たとえばJリーグはサポーターや選手が差別的行為をしたら本人やチームへペナルティを課すよね。当然、そういう処罰を課すJリーグ自体は差別的だと批判はされないよね。それはちゃんと切り分けができてるから。
なのに、なんでわざわざ差別発言等をする人間をオタクから切り分けるどころか積極的に抱えこむんだろ?
もちろん、オタクはJリーグなどのように組織ではないけど、なぜ真正面から差別発言等を批判できないの?
もちろんオタクなら当然にすべてのオタクの差別発言等へ言及し批判すべきだ、とは言わないけど、切り分け出来ない人の声が大きすぎない?
まあ、差別発言等する人間が過半数とはいわずともオタクのかなりのボリュームゾーンを担ってるからなんだろうけど、そうやって切り分けできないなら、オタク全体が差別発言等に消極的にでも賛成しとると看做されてもしかたないよ?
追記
>結局おめえがオタクを切り分けせずに非難してるんじゃねえか。
何を言ってるの?差別発言等する者を切り分ける所か積極的に抱えるべきと主張するオタクを俺は批判してるし、マナーの悪い撮り鉄やコミケの徹夜組でそうしてる様に、悪いオタクを切り分けて批判しよう、と言うのが私の言いたいことだよ。
アニメーターやイラストレーターに当たる方々の苦痛に満ちた生活についての書き込みは、ネットでよく見られる。
ただ、彼ら絵描きがしんどい日々を送るのは人間性、生活スタイルなどを考慮すると致し方ない部分が見られるのも事実だ。
自営業者の端くれとして、そんな彼らにアドバイスをしておきたい。
・コミュニケーションを円滑にする
著名人の逸話を例とすると、ピカソの話は人口に膾炙するものだろう。
「ピカソさん、私あなたの大ファンなんです。この紙に一つ絵を描いてくれませんか?」
ピカソは紙とペンを受け取ると30秒ほどで絵を描き、手渡しながらこう言ったそうです。
「1万ドルだ」
「この絵を描くのにたった'30秒'しかかかってないのですよ?高すぎます!」
「30秒ではない。40年と30秒だ」”
有名な話なので細かく解説はしないものの、この話を鵜呑みにする方は危なっかしい。
この発言が許されるのは、見知らぬご婦人からピカソに絵を描いてほしい、と頼まれるほどの画家だったからである。
勲章を賜るほどの評価をなされていない凡百の絵師がこんな発言をしたらどうなるか、考えるまでもない。
これはピカソだから許される考え方だ。サルバドール・ダリにも似通った逸話がある。
少なくとも、彼らは1万ドル払ってでも落書きや髭が欲しい、と思われているのだ。
また、ピカソの逸話らしいのだが(真偽不明)、ピカソは普段の支払いは小切手で済ましていたそうだ。
受け取った人はみんなあのピカソの名前が入った小切手だから、取っておけば価値がつくかもしれない、と思い引き落とさなかったそうだ。(生前ですらそう思われているのがピカソらしい)
奇天烈人ピカソは、こうも処世に長けていた。詰まる所、ピカソほど凄くもない絵描きが、ピカソレベルの処世術を身に着けているのだろうか。
人付き合いが不得手であっても、ご用命があればいつでもどうぞ、ぐらいのことはして欲しい。
アドバイスとして、あなたもおそらくそうであるように、人間はサービスは割安を好む。
絵が上手いだけでなく、納期変更に順応してくれる、だったり、酒の席での一発芸が上手い、ということでも付加価値となる。
・モノを知らない
微分積分はわかるだろうか。共産主義の成り立ちはわかるだろうか。海外に行ったことはあるだろうか。年金の手続きはわかるだろうか。恋はどんな味かご存知だろうか・・・。
全部修める必要はまあないだろう。しかし、もし一つもなんとなくすらわからないようであれば、社会情勢が不安定な往来で、そのアンテナの低さは致命的だ。
絵描き同士で「あの雇い主は金払いがいい」とか「あっこは仕様変更が多すぎる」とかの情報共有は積極的だろうか?
創作の参考になる経験を嬉々として語らいあったことはあるだろうか?
内省してみてほしい。
大事な一例として紹介しておく。がっちりマンデーという番組のコーナーの一つに、ニトリの社長の飲み会はどんなものか、という特集があった。
そこでは、小泉元首相のようなビッグネームが当たり前のように出席しており、商談の取り付けすら決まっていた。
このように世の中にはビジネスチャンスが広がっている。モノを知らないということは、それにすらアクセスできないことになってしまう。
(余談だが、財政緊縮を目的として郵政民営化を成し遂げた小泉元首相が、その席の中で金は使ってナンボ、という旨の発言をしていた。筆者に郵政民営化の真なる失敗を予感させることになった。)
値切られないようにするのは実はとても簡単で、引く手あまたになればいい。
逆に、あなたを引く手が少ないのは、あなたの怠惰に原因がある。(親が大体の家庭では勤め人であることにも遠因はあるだろうが)
2、新規で手に入れた顧客が、定期の顧客にするための営業活動はどれぐらいしているのか
3、見込み客はどう作っているのか、どう探しているのか
おおよそ上記の三点に尽きる。
自営業は勤め人とは違い、このような泥臭いことでも自力でやらなければならない。(勿論、経理や年金も)
これらの要素において楽をしたいなら、アンテナの広さやコミュニケーションが大事になってくる。
割りの良い外注先を常に知っておくべきだ。
とりあえず、今回はこれにて筆を置く。(基本的な話ばかりで申し訳ない・・・)
なお、雇われのアニメーターなどについては別の話なので、触れないでおく。
追記;
私のダイアリーにしてはご意見をいくつかいただけたので、返信しておきたい。
>>イラストレーターも要は自営業なんだよなあ 資本主義社会で生きていく以上は絵の能力だけってわけにはいかない
おっしゃる通りです。資本主義においては、絵の能力は換金手段の高々一要素でしかない、というのを念頭において行動するところからがスタートだと思います。
少々お頭が残念で世間知らずだが人柄は純粋な(普通に就活してもブラック企業を引き当てそうなタイプ)底辺で二極化してる感じ
後者のような、世間知らずに分類され悪用されやすい人こそこれらの事実を知るべきですし、もしそうなら今からでも公務員にでもなるべきなのです。
自身の身の丈すらわからない者は、悪辣な輩からひどい目に遭わされるのは仕方のないことなのです。
それでも専業の絵描きとして生きたい、という方に向けての初歩的な手引きなのです。
>>おおかた親から店を受け継いだだけのボンボンがビジネス書読んで適当フカしてるだけだろうと思う。
層があることも知らないんじゃね…
あくまでも端くれですので、ご容赦ください。
私の身の上の都合上、俗に下層と称されるべき方々とも面識があるつもりです。
そういう人々が周りにいる限り、成功するのは困難であろうことも実感済みです。(勿論、当人の人格にも言えます。)
それでも、誰かの成功のほんのきっかけになれば、という所存です。
>>この増田みたいにショボい自己啓発本の抜粋みたいなものでも ただで読めて少しの間でもみんなでコメントしあえれば たしかに割安の娯楽にはなるよな
あなたに申し上げるなら、ここに書いていることは商売における原則論です。
言ってしまえば、算数では足し算より掛け算を先に、だとか、水は100度で沸騰する、というようなことしか述べていないのです。
それを自己啓発と同等のもの、と感じてしまうのは大変危険です。
ピエロになること自体はやぶさかでないので、ご自由に取り扱ってやってください。
>>拙者ITドカタでござるが知り合いが登壇するというからクリエイター系のイベントに参加したところ名刺交換激しくその知り合いもクライアント候補に名刺凸しててOh~と思ったでござるね。。。
無能こそ公務員や自衛隊に所属すべき、というライフハックが広まっていないのは残念な話です・・・。(あまつさえそれを民衆自身が削減していること自体が無念極まりないです・・・。)
無理にとは言いませんが、あなたはそのご知り合いからだけでいいので、貢献できることがあれば引き受けてみてください。
>>言ってることはよく分かる
本来は自営業者であるのにネットでよく見る愚痴はサラリーマン労働者臭がする
自己責任とまでなじる気はありませんが、周りも自分のクソさを我慢している、という視点が欠落しているようでなりません。
一意見として…
たしかに、ジャニーズの方があとだし、アニメのキンプリファンの方たちがおもしろくないと思う気持ちは分かります。
ほんと紛らわしいし…
でも、言葉をおかりするなら、アニメのキンプリが膾炙されてるのはアニメファンの中だけだったと思うので、これを切っ掛けにそれぞれのことを知ってくれて、興味を持ってくれる人が増えたら嬉しいと思います。
もちろん、いままでひっそりと楽しんできたのに、多くの目に晒され人気が出すぎるのを快く思わない方もいらっしゃると思いますが、相乗効果による利点もあるんじゃないでしょうか。
私は(大袈裟かもしれませんが、)不人気によるコンテンツの終了、もしくはグループの低迷の方が嫌です。。
どちらもほんと素晴らしいので!