はてなキーワード: 染色体とは
ここ数日で見かけた小さな「子供産むべきか論争」を見てふと自分も呟きたくなったので記録したいと思う。
結論としては、子供を産んでよかったが、子供を持つことを他人にオススメは絶対できない。
私は昔から自分より年下の子供が好きで、近所のちびっ子達の親御さんに、いまだに感謝されるくらいに面倒見がよい子だった。
中高の職業体験では幼稚園を選択したし、電車で赤ちゃんを見かけたら可愛くて思わず笑いかけてしまったり、手を振ってしまったりするタイプ。
(職業体験を通じ、多くの幼児の命を預かる責任が自分には重すぎると感じて早々に見切りをつけた。保育士や幼稚園教諭には頭が上がりません。)
「いずれ子供が産みたい」と漠然とした思いを持って大人になったが、それが"女は子供を産むもの"という社会からの刷り込みによるものか、はたまた生物的本能なのか、そんなことはわからない。
中学校の保健の授業で女性の妊娠についてざっくり学ぶのだが、そこで妊娠の適齢期や高齢出産による染色体異常などのリスクについて知り得た。
身体の妊娠機能という一点にのみフォーカスするなら、早く産む方がいいのだという意識をこのころから持つようになる。授業を人一倍真面目に聞き、そして自分と関連づけて反芻するタイプの生徒だった。
中学高校と成績は優秀で旧帝大に進学。新卒で地元の企業に就職した。
職場は"産休育休が取りやすい"ことを売りにしていたのも大きなポイントとなった。この時点では産休取得は社会的にメジャーになっていた為、働きながら子育てすることにポジティブなイメージを持っていた。
私は産休育休3回取ったからね!と豪語していた女性の先輩をロールモデルに頑張ろうと働き始めた。
ママさん社員たちは時短勤務である。他の社員が早めに出勤して掃除をし、朝礼を済ませ、諸々の雑用を終わらせた頃にやってくる。そして一切の残業をせずに帰っていく。ロールモデル先輩はもう10年程この働き方を貫いていた。
子供がお熱ですと連絡があれば早退していくし、高確率で次の日も休む。運動会や卒園式などイベントも目白押しだった。
皺寄せは確実に他の社員にきていた。産休とりやすい!のカラクリは、他の社員の頑張りでしかなかったのだ。そこまでの実情は大学生の私には見抜けていなかった。
10年かけて先輩社員が子供を産み育てている間に、中堅の先輩達は結婚適齢期にさしかかりながら、デートする間もなく残業の日々だった。
私は結婚もしたいし子供も産みたいが、他人の犠牲の上に成り立つ"そっち側"にもなりたくないという思いがただひたすらに募った。
Twitter上では"他社員への負担は会社側の問題であり、ママ社員の問題ではない"という論調が目立つし、まあそうなんだけど、じゃあ実際問題どうすればいいのだろう。
常に余裕を持った人員配置をしたとて、穴を空けることにより少なくとも通常なら不要なはずの手間なり迷惑はかかるし、どうしても子供のいない人の方にばかり負担がいくことになる。
短時間勤務でもパフォーマンスさえ良ければ問題ない職種もあるだろうが、早退や欠勤がモロに損失となりうる職種もある。(ママ社員だけ取り立てて有能でなければ生き残れないというのも不公平な話だけれど)
自分が休んだとて全く問題ないなら、それはそれで最初から必要なくないか?ただの給料泥棒じゃ...という思考にも陥った。
私の場合入社後すぐに海外出張ありきの新しいプロジェクトを任されており、子供を産むとなれば確実に継続は難しかった。
26歳のときに結婚の話が出たときに、私は潔く退社を決めた。(これは夫のある程度の収入ありきの話で、一般化できる話ではないが。)
子供はいつか欲しいと双方の合意はあったし、彼の勤務地に引越すに際して私が退社することも相談して決めた。
ここまでの文章で私がまるでキャリアに興味のない女に捉えられたかもしれないが、仕事は充実していたし本当に天職だと思えていた。かといって働く為に生きているタイプでもない。
パートナーを愛していたし、結婚して家族を作りたいという私の人生は優先するとして、確実に周囲に迷惑をかける前提で仕事を続けることが、性格上できなかったのである。
時間は不可逆である。私はもう、あの教科書でみた25歳を超えていた。
結婚後は新しい土地で割とすぐに妊娠したのだが、つわりが人の倍重いタイプだった。ここで地獄を見ることになる。昼夜問わずに吐き続け、一切の水分も受け付けず、極度に痩せて入院となる。
病名は重症妊娠悪阻。食事が摂れないので点滴での栄養と水分補給となった。
そしてトラブル続きの出産となり、緊急帝王切開で出産。息子はNICUに入ることとなる。
人よりは子育てへの解像度は高いという自負があったが、それでも初めての育児は想像を絶した。
(というか、子育てで極限の状態に追いやられた時に自分がどれほどしんどいかなど完全に予想するのは不可能では?)
よく「わかってて産んだんだろ」という母親への辛辣なコメントを見かけるが
文字通り"何があっても"自分は心身共に大丈夫だし、愚痴の一つもでないと誓える人間などいるのだろうか。
我が子はとにかく睡眠が下手で、そして食べない子であった
つわりが始まったころから、そして息子が朝まで寝るようになるまでの計4年半の間、私はたった一晩たりとも朝まで眠れたことがなかった。なんの誇張もしてない、事実である。シンプルな寝不足。この一点だけでも育児はキツすぎた。
マミーブレインとも呼ぶらしいが、自覚できるほどに頭が正しく働いていなかったし、この状態で復職など私には無理だった。
睡眠、食事、お風呂、トイレなど生物として基本的な欲求が満たされないので、高次のところに欲求がいかなくなる
もう何回も擦られたフレーズだが、「社会から取り残されて子供と自分だけの世界」で、なんの金銭も生み出さずゴミのような気持ちになったりもする。
身体的に辛い時間が長かったのもあり、第二子は4歳差になった。
そんなしんどいのに第二子作るんかい!?というお声が聞こえるけど
でも子供達はどうしようもなく愛おしくて可愛くて間違いなく私の宝物なのだ。
子育てが最高にしんどいのと、子供が最高に可愛いのは両立し得る。なんの後悔もない。
ただ、どういうところがいかに辛く大変なのかはいくらでも言語化してTwitterに垂れ流すことはできるが、どういうところがプラスなのかはこのくらいフワフワした言葉でしか説明がつかない。
それくらい育児は過酷であるし、女性が妊娠出産に適した時期に結婚して子供を産み、無理なく安心して生きていける社会構造では全くない。
そして何より、産むことそのものの身体的負荷はどっちにしろ回避できない。
耐えかねる人は絶対にいる
取り締まる法律がないので現時点では犯罪ではないとしか言いようがないね
ただ現行の生殖医療の倫理規定のあり方からするに、男性でも子を産める人工子宮が実用段階に入ったときにもろもろの規制が検討されて法制化されることなるだろうね
男女の産み分けなんかも現代医療では着床前スクリーニングによって技術的には可能になっているけれど、学会の倫理規定でアウトってことになってるだろう?
命の選別はしてはいけないとかいわれて染色体異常を持つ子を産まないで済むことすら許されていない
こんな保守的な価値観に支配された社会で独身のおっさんが人工子宮で娘を産みたいなんて言い出してはいどうぞってなるわけがないって簡単に想像できるよね
【セックス①生物学的性別】・・・根本的には染色体(XX女性、XY男性)で決まり、それによって性器、臓器、ホルモン、体格、筋力などが決まる。染色体の違いなので、後からは変更不可能。
【セックス②外形的性別】・・・生物学的性別に準ずるが、性器やホルモンを手術、操作することで、表面的に変えることができる。
【セックス③法的性別】・・・①や②をもとに、法的に規定される性別。②をもとに、変更することも可能である。
【ジェンダー】・・・文化的性別。③を含む場合もある。社会の中で、どのような表象を纏うかという区分。
これらを区別しておかないとまずまともな議論はできないし、医学的には生命を危険にさらすことすらあるので注意。
いわゆるトランスジェンダーは、セックス①と社会的に紐づけられているジェンダーが異なることを指す。
たとえばトランス女性とは、生物学的男性だが、社会的な女性文化を纏いたい人たちのこと。その中の一部では、②や③を変更している場合もある。
>私たちはたいてい生まれたときに「性別(sex)」を割り当てられます。これは外性器で区分けされ、ぞんざいに言ってしまえば「“ちんちん”がついているか」で判断しているだけのものです。これは単にわかりやすいからそうする…社会・文化的慣習というだけの話です。
https://twitter.com/cinemandrake/status/1658231028459134979
いやいや、sexは外性器だけによって決まっているわけじゃないで…
臓器もホルモンも体格も筋力も違ってくるんや
医学的な基本中の基本がトンデモで、トランスジェンダリズムは危ういってことを自分で証明しとるやんか
「えっww 男の子が産まれるまでがんばってもらったらwww」って夫に言ってたんだが
夫も子供は男の子を希望しており、義母も男の子を希望していたのか、義母が「私の夫が息子がほしい」ということを知っていたのかわからんけど
うちにはすでに娘が一人います
海外で体外受精で、Y染色体を持つ精子を選んで受精するとかしないと男の子は産めないと思います
だって、男の子産むには女性はたくさん濡れないといけないんでしょ?
絶頂を感じないといけないんでしょ?
あなたの息子さん、私に性的に奉仕する気ないんですよ。私とのセックスが好きじゃないので
産み分けゼリー使ったとしてもX染色体を持った精子しか受精しないんじゃないかな
あと、産み分けゼリーを使う行為がなんだか馬鹿馬鹿しく感じます。
ゼリーを使って100%性別が決まるわけじゃないからお金使うのがなんだかなって思います
私の母方に連なるXX染色体。その遺伝子達の子孫の残し方はバリバリの女系だ。そりゃXX染色体を辿っていくんだから女になるに決まっていると思うかもしれないが、そういうことではない。複数人産んでもなぜか女ばかりで、男は…「何かが起きる」。そう思わざるを得ない強烈なタイプなのである。
男2人は太平洋戦争で某南の島に行き、亡くなった。
祖母の姉妹は1人しか知らないが、祖母の姉は確か女の子を2人産んでいる。チラッとしか会ったことはない。
祖母は子供を4人産んだ。女3人。男1人。男の子は生後数日で亡くなってしまい、世間的には3姉妹ということになっている。
伯母は女2人。母は男2人に女1人(私)。叔母は男1人に女2人。
母は男の子を死産している。その後もう1人男の子が生まれたが彼も、私が生まれて間もない頃に病気で亡くなってしまった。なので、世間的には私はひとりっ子になっている。
叔母の息子は自殺未遂を繰り返して、今は専門の医療機関でずっと暮らしている。
いとこたちは私より年上で、もう子どもがいる。
伯母いとこ(長女)には女2人。(次女)には男1人と女1人子どもがいる。
伯母いとこ(次女)の息子には重度の知的障害がある。
叔母いとこ(長女)の子どもは女1人。(次女)は女2人だ。
そして。
正直なところものすごくホッとしている。いや、ただのオカルトだと頭では分かっているし、家系によって性別に偏りが出るのは自然なことだと分かってはいるのだがそれでもやはり「何かある」とどうしても思ってしまってる自分もいて、お腹の子が女でありますように女でありますようにと、ひとり祈っていた。
産まれた瞬間に「やっぱりオチンチンがありました!男です!」と言われたらどうしよう。どうかひっくり返らないで欲しい。男の子だったときに全力で喜べる自信がない。もしそうなったら、お祓いにでも行った方が良いだろうか。
さらに言えば、染色体のパターンが違う=子孫が残せないではない
ついでに役割も人界も女が狩りをしたり仕事をしたりする民族が現存するわけで
宗教の人と男女厨ちゃんと厨二病トランスナチが言ってることが同じなの
神は男と女を作った!!!!!!!!このどちらかしかない!!!!!!!!!
自称トランス『神はあたしを男に作ったけどたまたま外性器障害があったの(本当は無い)』
自称トランス『神はあたしを男に作ったけどたまたま身体が女になってしまったの(男を選択したのは本人で神でも自然でも無いです)』
忘れてるかもしれませんけど、ワイは、無批判にトランスとかいうキリスト教圏の宗教を肯定する人たちに批判的ですよ
ワイが支持するのは、『個人のアイデンティティ形成は、個人の自己決定に基づいて形成されるべき』であって、
『自分が何を言ってるか理解出来ていない厨二病トランスナチ』(相変わらずブクマカはヤベー→https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20230403064024)
『宗教に基づいた男女観を持っているが、それに配慮しろってちゃんと言えない人』
ではないですよ
射精回数と精子に含まれるde novo(新生)変異の数に相関があるかどうかについて、明確な答えはないと言わざるを得ません。研究は限定的であり、様々な要因が影響を与えるため、結論を導くことが難しいからです。
de novo変異は、受精卵の遺伝子に親から受け継がれない新しい変異です。これらの変異は、精子と卵子の形成中に起こる複製エラーや、その後の細胞分裂中にも起こります。精子は、男性の生涯にわたって生産され、成熟するにつれて細胞分裂が繰り返されます。これにより、年齢とともに精子のde novo変異のリスクが増加することが示唆されています。
ただし、射精回数とde novo変異の関係については、現在のところ限定的な研究しかありません。射精回数が増加することで、精子の新陳代謝が活発化し、より新しい精子が生産される可能性がありますが、これがde novo変異のリスクにどの程度影響するかは明らかではありません。
さらに、de novo変異の発生は、遺伝的要素、環境要素、生活習慣など、多くの異なる要因によって影響を受けるため、単一の要因である射精回数との関係を特定することは困難です。そのため、射精回数とde novo変異との相関を決定するためには、より多くの研究が必要です。
・トイレでは、他人の性器を見る機会なんて無いので、見た目でしか心理的恐怖は発生しない。
・トラブル(通報)が発生するかどうかは、現実としてその性別の典型的容姿に見えるかどうか。
・恐怖やトラブルは、性器有無ではなく容姿に起因するものだが、法律では容姿を規定することは難しい。
・仮に「戸籍性で利用可能トイレを制限する」や「性器の外観で利用可能トイレを制限する」という法律が出来たとしても、容姿が規定されない以上、シス女性の恐怖は払拭されない。
→そういう法律が出来たとして、「髭モジャで喉仏が出ている、どう見ても男性にしか見えない人」が女子トイレに入ってきた時、その人は実際にはFtMの人かも知れないけど、「きっとFtMなんだね」って思って恐怖心を抱かずに通報されない世界になるかというと、そうはならない。「違法に入ってきた男がいる」という通報トラブルが発生する。その後、誤解は解けるかもしれないが、その後もそのFtMは何度もそのような通報トラブルに遭う。
・現実としてパス度が高いMtFは性別適合手術前や戸籍変更前であっても日常的に女子トイレを使用している。この現実を認識していないで「LGBT法というのを認めることで、MtFが初めて女子トイレに入ってくる」かのような考えをしている人がいる。既に普通に「そこにいる」ということに気付いていないだけなのに。
・パス度の高いMtFは女子トイレを利用してもトラブルは起こらない一方、男子トイレを利用することで暴言を受けたり性的な被害を受けたりもすることがある。
→男子トイレを使っていた時代には、実際に「ここ男子トイレだよ」と言われて「あ、男です」と言ったら「なんだよオカマかよキメェな」みたいな暴言を言われたりもした。
・戸籍/性器の性でトランス女性を一律排除する言説をする人は、「パス度高いトランス女性は女子トイレを利用しており、そういう人のトラブルは起きていない」という"現実"を踏まえた上で、その人達にも「今後は女性トイレから出ていけ、男子トイレでは毎回トラブルが起きるだろうが受け入れろ」と言うんだろうか。髭モジャで筋骨隆々のFtMが女子トイレに来ても恐怖心感じずに受け入れるんだろうか。
・法律で容姿を規定できない以上、この問題を立法で「一気に解決」なんてできない。
・法律がどうなろうと、パス度に自信がある人はトランス先の性別のトイレを使う。
・ルッキズムに問題があることは事実だけど、現実として、今はそうなっている。
・使用制限方向の法律でも、権利認定方向の法律でも、どっちにしろ実際には現実はほとんど変わらない。
・現実を踏まえた上で何かしら議論するなら、例えば「パス度が低い性別適合手術前のトランス女性のトイレ利用はどうあるべきか」というような、もう少し対象を絞って議論をするべき。今行われているような(バズっているような)、トランス女性をひとまとめにした議論はあまりにも雑。
・「パス度が低いトランス女性」は性別適合手術前だろうと後だろうとめっちゃ苦しむ。「相手に恐怖心を抱かせてしまうのではないかという恐怖」に常に怯えながら生きている。
・「性自認さえ女性であればどんな容姿でも女性トイレを使ってOK」って法律が出来たとしても、「やったー!これで堂々とトイレ入れる!」なんて単純に喜べないよ。女子トイレを使う度に「恐怖心を与えてしまっていること」に対する申し訳無さと苦しさは、法律がどうなろうとずっと感じ続ける。
・パス度が低いトランス女性は、立法ではなく、「世の中の感覚がどう変わるか」でしか救われない。ルッキズムの世界から脱却することは立法では難しい。
・「女性みんなが他人の容姿を気にしなくなった世界」なら安心してトイレに行くことは出来るようになるだろうけど、他人が感じる恐怖心の発生をいますぐ無くすことは、現実的にはできない。ゆっくりゆっくり、何十年も掛けて世の中の感覚が変わっていくのを待つことになるんだろうと思う。(20年前と今を比較すると、トランス女性というものを受け入れてくれている人も増えていることは実感している。)
・そういう意味では、トランス女性がもっと身近にいるということが可視化されれば良いのだけれども、トランス女性は埋没嗜好の人が多く、カミングアウトもしたがらない人が多い。なかなか難しい。
・性別適合手術をしていないトランス女性は、性器部分にコンプレックスがある状態なのにそれを見せつけて女湯に入りたいなんてことはまず思わない。
・銭湯については、権利問題の象徴として議論されているに過ぎない。立法がどうなろうが現実の性別適合手術をしていないトランス女性のほとんどは女湯に入らない。
・銭湯については、当事者としてはどうでもいい議論やってんなーって感じ。性別適合手術前で銭湯に入れろなんて求めてないし、その議論でトランス女性に対するイメージが悪くなるなら、むしろ権利主張側の言及すらやめてくれって思う。
・少なくとも、トイレと銭湯は現実的な問題のレベルがぜんっぜん違うから分けて議論してくれ
・雑に「体の性に従って~」という表現をしている人を見かけるけど、「体の性」と言う場合に「生殖器の外観」「生殖機能の有無」「染色体」等の軸があり、トランスの過程で変化するものもあれば、変化しないものもある。(性別適合手術を行い、戸籍上女性になってすら、染色体の性別は変えられない)
・「体の性」という表現をしている時点で、「分かっていない人」なんだなと絶望を感じてしまう。
・トランス女性の特定の人を指して「LGBTの人」と言ったり、「私LGBTかも知れない」みたいな表現が増えたことについて、昔に較べて表現の粒度が粗くなったように感じる。昔は「性同一性障害の人」とか言ってたのに、特定の人に対してLやGやBやTではなく、LGBTという総称が使われるのは違和感。特定の秋田県民の人に対して東北六県民というような気持ち悪さを感じる。
・リモートMTGが多い時代になって、これまでパスが容易だった人がパスしづらくなった。(オフラインでは、容姿のパス度が高ければ多少声のレベルが低くてもパスしやすかったけど、映像なしのリモート通話だとパス度を上げるのは別方向の難しさがある)
・トランス女性という概念について、「見た目おっさんのバレバレ女装で性器を見せつけながら女湯に入れろと無神経に騒いでいるモンスター」みたいなイメージで議論されているのは、本当に、本当にとても悲しい。(TERFが出す事件例や、エンターテイメントにおける古典的な「オカマ」表現の影響はかなりありそうに思う)
・女子トイレにいる時に「目の前にいる特定の人から恐怖を感じるか」はパス度で決まる話だ、というのは最初の方で書いたけど、「トランス女性が実は既に女子トイレを使っているなんて、怖い」「自分がその場に鉢合わせるかもしれない、怖い」という漠然とした恐怖心を、この記事を読んだことで(事実を知ったことで)感じた人はいるかもしれない。そういう人に対しては申し訳ないと思います。ごめんなさい。
・異性のトイレに通常のトイレ使用目的で入ることを罪とする場合、その根拠は現在では基本的に建造物侵入罪になるんだけど、これは「管理者の意志に反しているか」が基準であって、「性器形状」や「戸籍」が基準であるとは書かれていない。「性同一性障害の診断が下されている人であっても戸籍あるいは性器形状基準で制限すると管理者は考えている」とは一概に言えない。
・経産省の職員の事例では「性同一性障害の診断がされていても性別適合手術を受けていなければ女子トイレの使用を明示的に制限したのが違法かどうか」という点で争われて、地裁では制限が違法、高裁では制限が合法となったが、そのような明示的な制限が無い場合にどのように扱われるのかはケースバイケースの判断になりそう。
・トランス女性では、通報トラブルがあった時の「万一のための御守り」として、性同一性障害の診断書のスキャンデータを携帯電話に入れているという人は多い。
・この文章で「私と、私が知るトランス女性の当事者の振る舞いや考え方」を書いているが、「トランス女性がトランス先の性別のトイレに入る権利が法律で認められるべきだ」とかそういう話はしていない。むしろ「現実はこうなっていて、法律がどうなろうとトランス女性の現実はほとんど変わらない」ということが論旨。
「体の性」という表現をしている時点で、「分かっていない人」なんだなと絶望"これはちょっと厳しすぎるんじゃないかなぁ。単純に、外観から判断される性別≒生殖器の有無って意味なのは自明では?
はい、「おおよそそういう意図なんだろうな」というのはもちろん読み取れます。ただ、ちゃんと議論をしようとする場合「体の性」という雑な表現にならないので、「問題の複雑さを認識・意識していないんだな」と無力感を覚えるというただの愚痴です。
n=1でしかなくない?悪意の有無を別として、正直フェミが女性代表面するのと印象が大きく変わらない。だって、こういうのは「そうじゃない人」が一人でもいれば覆る。そう思ってる人は「でも…」と聞かないでしょ。
トランスの人は一応100人ぐらいは話したりしています。そこから主流だと感じたトランス女性の振る舞いや考え方と、私個人の実体験に基づくものを書いた。そうではない人も一部いるだろうとは思います。「n=1でしかなくない?」と言っても、1を知らない状態よりは参考になると思います。
そうですね。トランス女性がパス度を気にする要因は複数あって、その主な一つは「一般の人に恐怖を与える存在でいたくないから」ですが、いつかみんながトランス女性に恐怖を感じないんだなという認識になって、当事者もそういう認識になったらパス度を気にしなくなる人も出てくるかもですね。
米のアスリートの話とかどう思っているのだろう
・私はアスリートじゃないので当事者性を持って語ることは出来ない。「自分はアスリートじゃないから関係無いけど、そのことが話題になってトランス女性に対する恐怖が増幅されるなら嫌だなあ」ぐらいの感覚の人が多いんじゃないかな。
・男性ホルモン量でトランス女性の出場可否を規定するスポーツもあるみたいだけど、第二次性徴期に作られた「骨格」はその後にホルモン療法や性別適合手術をしても変わらないので、骨格の有利不利があるスポーツでは万事解決とはならないだろうなと思う。
・幾つか試したりしたけど、世の中のボイチェンの品質があまり足りてないように思うので、今のところ救いにはあんまりならないですね、、、、
T向けのお手洗い新設しろっていうのはそれはそれで困難な話で、多目的トイレの利用といい、アウティング的な感じになってしまうので埋没したい人間には避けたい選択肢になる
・「(相手に心理的負荷を与えたくないから)多目的トイレでいい」という人もいれば、「出来れば多目的トイレじゃなくて女性トイレの方を使いたい」という人もいます。
・「男性トイレ」「女性トイレ」「多目的トイレ」という形の設置として、トランス女性は多目的トイレを使うようにというルールとすると、埋没したいトランス女性にとっては「なんであの人毎回多目的トイレに言ってるんだろ」と思われることになり、「一般の女性の振る舞い」が出来なくなるので、それを苦痛に感じる人はいます。
・とはいえ、私個人としては「多目的トイレでいい」派なので多目的トイレが増えると嬉しい。
“見た目おっさんのバレバレ女装で性器を見せつけながら女湯に入れろと無神経に騒いでいるモンスター”これがトランス女性だと思ってるのではなく、こういう「自称」トランス女性にたいしてなす術がないのが怖いのよ
一番悪用された場合のケースを避けたいから仕方なくやってる制度に対して一番都合のいい場合だと大丈夫だよ!って主張しても何の意味もないっていい加減に気付かんのかねぇ
・この記事では「トランス女性」にフォーカスして当事者性を持った話を書いたつもりなので、そうではなく、「女装シス男性がトランスを言い訳にしてトイレの通常の使用目的外の目的で入ってくるケース」については、そういう人の気持ちは当事者性を持って話すことはできないので言及しなかった。
・そういう恐怖が生まれることは分かる。
・私の考えとしては、トイレに関しては特に現状(基準規定なし)のまま、世の中の認識がゆっくり変わっていくことを期待しているので、「理解増進法案」でトイレの権利について規定することを希望しない。
・「理解増進法案」が仮に通ったとしても、トイレの権利について個別に明記されない限りは、実際にトイレで何か問題が発生したり通報がされた際には「それが実際に差別と言えるような行為なのか」がケースバイケースで判断され、「何らかの犯罪被害を受ける蓋然性がある」と判断されるなら、通報してもちゃんと犯罪として裁かれるはずだと思う。
大変遅くなりました!!!
本当に今更ですが・・・ちょっと長くなりすぎたのでnoteに返信を書きました。
https://note.com/akanenbo/n/n377af3f862ce
もし良かったら返信も見てください。
心配や応援してくれた方、本当にありがとうございます
あなたがたの様な人が居るお陰で私や性違和がある人、もう少しいえば色んなマイノリティの人が救われていると思います
本当にありがとうございます
今回はもぐまでの話だからって事で省いちゃった
あと、トランス女性じゃなくなったみたいな表記で不快感を与えた方、ごめんなさい
どちらが正しいかは私にはわからないですが、デリケートな話を本質じゃない所でするのは良くなかったです
https://anond.hatelabo.jp/20230306124934
この記事へのアンサーです
記憶を頼りに書いたらので色々間違ってると思うので正確な内容は一次ソースあたって下さい
この間お兄ちゃんは子宮切除しなくて済むよ!って書いた増田です
ちなみに戸籍が女性になってるので厳密にはもうトランス女性じゃなくて女性カテゴリになってるけど悪しからず
今回は前みたいにマニアックじゃなく…なる予定でしたが色々書いてたら長くなっちゃった
まぁ高いっす
SRS(最適号化手術、ちんを切って女性化する手術、以下SRSどだけ)を受けるには国内、タイ、その他医療先進国、で受ける手段があります
理由はいくつかあるのですが、値段と技術と期間とアフターサポートとその他諸々含めて一番いいからですね
一般の皆様は国内で受ければ良いって思うんでしょうが、予約がめっちゃ先の…私の時は3年先とか?まで埋まってるから海外行きたくないって強い意志でもない限り選択肢から外れます
一応保険適用になったっぽいんですが(前にも書きましたが)ガイドラインにあるホルモン適用してたら保険適用外になるという不思議現象が起きていて殆ど使われてません
あと日本は残念ながらSRS技術の後進国なので、非常に質が悪く…女性器の形が良くならなく、ネイティブ女性のそれとかなり違い、かつ感度も良くないらしいとか
高すぎるので選択肢に入りません
質は良いと聞きます
そして、タイです
タイには名医と言われる先生が2人ほど居て、それぞれの先生の名前からガモンホスピタルとスポーンクリニックという病院があります
おそらく日本人含めたある程度お金あるSRSする人はこの二つの病院から選びます
ガモン先生はチンを再利用して周りの神経とかまで使って穴を作る権威
チンだけ先に切るとこの術式が使えなくて大腸使う方式になるんですよね
スポーン先生は…私は余り知らないですがスポーン式とかいう方法でまた権威の先生です
当時ガモンクリニックで70万円ぐらいでスポーンクリニックは+30万円ぐらいだったかな
これに交通費と3週間のホテル(病院指定)とあわせて130万円ぐらい
入るのは必須じゃないんですがタイでの書類を出すサポートとか1人の病室に来てくれたりとか、非常に手厚いらしいです
私はお金ギリギリだったのでアテンド会社頼みませんでしたがガイドとかではお勧めされてたりします
これで大体30万ぐらい上乗せですね
30歳?か35歳?以上になると確か追加でお金がかかりました、20%増しとかだったかな
そしてチンを使わない術式…これ、チンを切ってしまったとかでは無く、チンの長さが11センチ?以下とかでも使えないんですよね
そうなると穴を作るのに大腸の一部を切り取る必要があり、60万ぐらい追加料金になります
更に術後の経過次第で3週間では帰れない事もあるのでバッファの滞在費と交通費が必要です
長い間海外に行くわけなので荷物も何かと必要ですし合計350万ぐらいは計算した方がいいですね
昔は雑にSRSできたらしいのですが、それでバキバキ手術した人が死にまくったらしく日本人がSRSするにほガイドラインというものを通さないといけなくなりました
これも、かなり費用かさむのです
まず初めに染色体検査や血液検査や性器の検査、諸々で10万ぐらい
あとガイドラインが進むと週に一度ホルモン療法で5000円ぐらい、二月に一度血液検査で一万円ぐらい
さらに女装が好きな性癖じゃなくて女性になりたいんだよねって確認の為に精神鑑定
これを数年行わないと日本のお医者さんはSRS受けていいよって許可証を出してくれません
この許可証が無いと国内国外問わずある程度ちゃんとした病院ではチンを切る事も出来ないのです
さっき書いた許可証がとても大切で手に入れるのが非常に大変です
まず「私は小さい頃から心が女性でした、男性で苦しいです」って言うのをお医者さんに認めて貰わないといけません
そのため、物心ついてから今までどれだけ苦労してきたかを証明する必要があり、今までの人生を作文にします
さらに社会生活を女性として一年?以上過ごす事が必要となります
正攻法では通すためには、社会人としてトランス女性として一年ぐらい給料貰う必要があります
トランス女性雇う会社なんて普通ないんですよ(今は多少増えてたりするのかな)
私は水商売だから例外中の例外ですが、水商売しないでトランス女性で給料貰うってどうすれば良いんでしょうかね
トランス女性で社会生活送るなんて事が不要なら水商売してなかった…かなぁ
世の中にはお酒とかコミュニケーションとかそれ以外の事とか苦手な人も居るのに、それらの人がSRSするにはめちゃくちゃ難易度が高いんですよ
私は3年ぐらいで許可証出たのですが、それでもとても早く許可された方なんですよね
書いてて思いましたがこの間はどうしてもトランス女性としてトイレ行く必要がありますね
バレなければ問題にならない女性トイレか入った瞬間に時によっては怒鳴られたりもする男性トイレか…
私は容姿とかについては恵まれてる?方で元から銭湯に行って女子鍵渡されてたタイプなので(ここ自慢)まだ良かったのですが、それでもトイレ問題がおっくうで外に行く機会は減りました
容姿問題は残酷で。どんなに良い人でも男性にしか見えない人は現代日本ではトランス女性として生きて行くのは非常に大変なのです
そういうハードモードで、さらにSRSのお金貯めないといけないのです
マジで水商売するか石油王か芸能人以外の人はどうやってSRS要件満たすのかな
さらに手術をすると自由に動けるようになるまで最低半年かかります
私は完全復帰するまで5年とか掛かったのでその間は親にごめんなさいして住ませてもらいました
(ジェンダーの事で縁切られた後だったので5年ほど死んだように過ごしてました。それでも親には感謝しきれないです)
私は術後の経過最悪だったのと精神がやられたので特殊ですが、一年は収入途切れても大丈夫な人しかSRSは厳しい気がします
性病持ってると手術してくれません
皮膚病で手術できない事があります
18~59歳の間じゃないと手術してくれません
チンを切る話では無いですが、結婚してるとチンを切っても離婚しないと戸籍変更できません
描くの忘れてたよ!
手術するときには、死んでも何が起きても仕方ないですって書類にサインする必要があります
また、ソース忘れたのですがSRS終わっても術後一年で無くなる人も多いのだとか
女性になれた!…あ、もう人生思い残す事ないや。死のうって感じで自殺する人とかも多いらしいですね、今まで苦しかった分余計に
私も、かなりそういう風になりかけました
手術は前払い国際送金で「何かあってもこの日に手術出来なきゃ手術できませんお金は返せません」みたいな契約ありましたが、コロナ前にお金払ってた人はどうなるのかな…
あと最近(といっても私が手術した時)はLGBTみたいな運動が軽く出始めた時で手術する人が多く、一年ぐらいは手術待ちました
…と、言うわけで「私は男じゃない!」ってなった後すぐにチンを切ろうと思っても中々大変な訳です
ジェンダークリニックに行ってる人は結構多いんですが実際執刀までできたのはどれぐらいなのか
私も精神も病むしお金も無くなるしほんっとうに大変だったんですよね
ここまで調べるのも大変で、私には色々教えてくれる師匠みたいな人がいたから戸籍変更まで終えたのですが、1人だと無理だったでしょうね
ここでは書きませんが、手術もまぁー大変でした
だから…女性になるのって本当に大変なのでトランス女性に石投げる時は少し手心があると嬉しいです
昔の自分に石投げられてる感じがするので…