はてなキーワード: 所得とは
こういう仕組みの仮想通貨を作れば、世界中で起きてる貧富の差を一気に均整化できるじゃん。
世の中には人権は何よりも尊いって思ってるインテリで金持ちな人たちがいるんだろ
そういう人たちが、徒党を組んで自分に入ってくる収入の全てをその仮想通貨に換金、使用すると宣言したら他の仮想通貨よりも高い信用もつくことになる
仮想通貨はゼロサムじゃないんだろ?ならそいつらが損するって決まってるわけじゃないし、仮に損したとしても普遍的な価値のある人権が救われると考えたら高い買い物ではないだろ
ただ、問題があるとしたら本当に人権の為にリスクをとる人間が存在してるのかってのが一つ壁になるだろう
口ではいくらでも言える
俺だって言ってる
だから個人的にはこういう仮想通貨ができても俺は買わないだろう
俺はそれは賛成なんだよね。
累進を強めると高所得層が不満が募る。
かといって、累進を弱めるとため込まれて景気が落ちる。
だったら、高税の末、ふるさと納税みたいに使うように誘導するべきだと思ってる。
インフレが強くなったら、逆にするようにするべき。
で、景気は金の量×回転数なので、貯めこむ奴が多いと景気を落とすから。
https://anond.hatelabo.jp/20171120114501
https://anond.hatelabo.jp/20171120113924
仮にお互い無償で価値をやり取りした場合まで対象に含めると、Aさんは無償でBさんを家まで送ってあげた。Bさんはお礼にAさんとセックスした。みたいな場合に「AさんはBさんからタクシー代1万円を受け取った。BさんはAさんから性的サービス料1万円を受け取った。よって両者に1万円の所得が発生する。」という変な話が成立してしまう。よって、物々交換は所得税の対象にすることはできないと結論付けられる。
ということはAmazonアソシエイトの収入を全部ギフト券で受け取り現金のやり取りが存在しない場合、所得税の申告は不要である。
証明終わり。
アファーマティブ・アクションを行っているノルウェーですら、あまり女性は変わっていないようだ
男女平等、格差対策、少子化対策のトリレンマ KYの雑記ログ http://crossacross.org/ky/Tradeoffs+among+gender+equality+and+birth+rate
女性が男性より経済的な優位性を持ってたとしても、男女の関係ってそんなに変わらないと思う。
ノルウェーの福祉は子育てに手厚く、例えば育児休業にはほぼ1年間の所得が丸々保障されますし13、シングルマザーの支援も手厚く貧困率はアメリカや日本より大幅に低くなっています14。これらの制度を総体として見た時、子供に対する手当が月2~3万、シングル親の場合にはその倍が支給されるという市議会での調査もあります15。親になった人にとっては、非常に子育てしやすいと言えるでしょう。そのためノルウェーの出生率は高く維持され、今でも2.0近くあります。一方で無子率は決して低くはなく、45歳無子率(最新の1965年生まれコーホート)は男性で22.9%、女性で12.5%ほどになっています16 17 18。これは、ノルウェーの男性の10.4%は離婚や不倫により事実上の一夫多妻となっており、その分結婚できていない男性がいて、それ以外に12.5%の子供が持てない男女がいるという構図になります。また1940年生まれコーホートでの45歳無子率は男13.9%女9.5%と4.4%差であったのに対して、この男女差は年々拡大する傾向が見られます。
さてこの事実を、「女性は自分より年収の高い男性とした結婚したがらない」という風潮と合わせて考えてみましょう。Science Nordicの指摘によれば男性が収入が低く結婚を戸惑っているうちに逃げられるとの話でしたが、逃げた女性は所得のあるバツイチ男性と結婚するなり不倫したりすることになります(養育費を天引きされるので、再婚も不倫も所得が無いと無理でしょう)。その場合も、離婚や不倫によってシングルマザーとなった女性には税金により十分な手当てが支払われます。
けど今はどんどん減らされてるし、地方の公共事業は今でも無駄だと批判されてるだろ?
仕事が減って、インフラも整備されないならそりゃ田舎に残る人は減るさ
ふるさと納税も一時期盛り上がったけど富裕層の節税に利用されてるからと規模縮小されちゃったしな
だから税金を投入するしかないが、田舎の予算なんて大した規模じゃないから当てになるのは国の事業だ
だがそういうのは都会の人間からすると無駄な税金の使い方になる
都会の人間は田舎に都会の人間が収めた税金を使うのはアンフェアだと言うが、金持ってる都会の方が圧倒的に有利な立場だ
富裕層から貧困層への再配分は必要だと言いながら都会から田舎への再配分は不要だと言うのはおかしい
貧困層への再配分を進めれば所得の低い田舎への配分が増えるのが道理だからな
でもそれは嫌なんだろ
都会に集まった富を都会だけで循環させる方向にシフトするならそりゃ田舎は衰退するわ
ただまあこういう流れになるのは仕方ないんだろうし、今更どうこうなるとも思ってないよ
田舎が切り捨てられるのは既定路線で、もうどうにもならないというのは田舎に行けば行くほど実感できる
ただな、ただ切り捨てるだけじゃ問題は解決しないってことは忘れないで欲しい
田舎の衰退は農業や漁業といった一次産業の衰退と現状では不可分だ
それに山間部に人が住まない様になれば治水などの面でも影響が出る可能性もある
切り捨てるなら切り捨てるで問題は出てくるもんだ
それに対する対策ちゃんと国はやってるか?
そういったことに対する投資さえ無駄な税金利用と批判しちゃうんじゃないか?
俺が一番不信に思ってるのはそこなんだよ
関東の郊外に中古戸建を買った。もともと住んでいたところのすぐ近くだ。郊外だし子育てのためなのでマンションという選択肢はなかった。職場が近いので、わざわざより都市部に住むという選択肢もなかった。年収は子育て世帯の平均所得よりも少し良いくらい。妻は専業主婦で子供は二人だ。
現預金はほぼなし。生命保険や学資保険、保有証券等は300-400万円くらい。
頭金がないので、住宅ローンは諸費用込みのフルローンを組んだ。
FPさんに相談したところ、子供たちの教育費等を考えると、増田の年収と年齢で頭金なしの場合、無理のない予算は4000万円まで、ということだった。
ただ、増田は今までは借り上げ社宅に住んでおり、家賃負担は駐車場代を含めて2.5万円だった。人生最大の固定費である住宅ローンが過大になるのは避けたいと考えた。
家に対するこだわりみたいなものは特になく、新築がいいとか、リビングは何畳以上とか特段の条件はなかった。
ただ、将来的に夫婦別室で家族それぞれの居室が持てるように間取りは4LDK以上、郊外なので駐車場は2台分以上という条件で探した。
結局増田は中古戸建を買ったらわけだが、その経験が誰かの役に立てば、ということで、子供のスイミングの待ち時間にチラ裏してみる。
2chで有名なこの名言ですが、半年とは言わないが不動産購入も具体的に動きだしてから3ヶ月は買わない方がいいだろう。
不動産は売れてしまったら同じものは2つとないので焦って決めたくなるし、煽ってくる営業も多いが、まだ相場観も基本的な知識もない状態で物件を決めるのはカモになる可能性高い。
3ヶ月くらいは不動産ジャパンやアットホーム、スーモ、ライフルホームズを見て、また実際に不動産屋を複数回って物件見学し、自分の相場観を養うとともに信頼できそうな業者を探そう。
・勉強しよう
増田は住宅を購入しようとしてすぐに、駅近で立地が良い割には価格が安い建築条件付土地に飛びつきそうになった。
逆ひな壇の旗竿地で道路側の土地はすでに売れていたがまだ更地の状態で、上段は駐車場だったので、その状態では日当たりも良かった。
ただ、旗竿地なので道路側と上段に家が建ってしまえば日当たりの全くない四方を家に囲まれた土地だ。
それを納得の上で購入するなら良いかもしれないが、この物件は旗竿地だということを考えれば価格的にも全くお買い得ではなかった。
不動産購入にあたっての基礎知識をまとめたサイトはいくつもあるし、本もいろいろあるので勉強しよう。
また、そういったミクロな部分の知識だけじゃなくてマクロな知識もつけておこう。
「老いる家、崩れる街」なんかを読めば、間違っても市街化調整区域なんかに家を買おうとは思わなくなるだろうし、郊外に購入する住宅に資産価値を求めるのはこの人口減少社会では無理だということもわかるだろう。
無理のない予算で、少しでも資産価値の落ちにくい物件を買おう。
増田が住んでいるような郊外でも、駅から遠い更に郊外へ郊外へと新しい分譲地ができている。そんなところはこの人口減少社会の中では資産価値の著しい減少だけでなく、将来的なインフラの維持も厳しくなると考えるべきだ。
あとは、住宅ローン減税に関してとかな。新築と中古で違うし、中古は条件あるし、新築も長期優良だと5000万円までとかあるしな。
人生最大の買い物をするんだから、勉強するのと慎重に行うのは必須な。
軽量鉄骨は25年だっけな。いくら立派な家でも建物はいずれ無価値になる。車みたいなものだ。しかし、土地は違う。どちらに比重を置くべきかは明白だよな。
ハウスメーカーの家は確かに良いものだよな。安全安心。ただ、プレミアムが乗りすぎだ。セキスイやダイワで建てられるのはベンツやレクサスが買える層だけだ。
パワービルダーだって耐震等級3の良い家が建ちますよ。まぁ、施工業者による出来上がりの差が〜とか言う人はハウスメーカーで軽量鉄骨建ててください。
建売ってさ、売れないとどんどん値段下がるんだよね。あと、分譲地にまとめて作る分安くできる部分もある。
でもさ、建築条件付き土地ってずっと同じ値段でカモを待ってる。
滅多に物件が出ない品川区の人気エリアで新築じゃなきゃ嫌だとか言うなら仕方ないけれど、郊外で建築条件付き土地はなぁ…
土地を買って、その地域の建築業者さんを選んで建てるのはありだと思う。土地探しの難易度高いけど。
ハウスメーカーは割高だし、不動産屋が自社で建築もやりだしたみたいなところは大抵評判悪い。
ネット銀行は審査が厳しい。増田は諸費用分が満額通らなくて減額承認になってしまったので仕方なく地銀で組んだ。そのネット銀行を給与振込口座のメインバンクにしていて、申し込んだ金額は住宅ローンが組める限界の半額程度だったので、よもや通らないなんて考えていなかった。なので仲介業者が保険として審査を出してくれていた地銀でローンを組むしかなかった。
組めるんだったらより低金利の方が望ましいわけで、ネット銀行系の審査は2-3出しておいた方がいいだろう。出し過ぎも何か通りにくい理由があるのではと勘ぐられるのでやめた方がいたけど。
家を買うなんて普通の人は一生に一度のことなので、経験を積めないんだよね。だから難しいんだけど、ある程度勉強して、相場観をつけて納得価格で買えるといいよな。
(1)母親
時間にルーズで、遠方だった大学の入学式以外、入園・入学式はすべて遅刻した。
(2)夫
子どもが生まれてからマイペースに輪がかかり、一緒にいるだけで苦痛。
どうでもいいことを先にやり、必要なことをしない。
酒を飲む氷の音にイライラする。
常に夕食は自炊しようとし、食器類を洗わないにも関わらず、夜食も別に食べる。
産休育休取得中に半分くらい人員が入れ替わり、今の同僚の大半は、休業中に後から入社した人。
業務の要を把握していた自分と、その業務を引き継いでいた人が退職した状態で
手探りで継承したのは大変だったと思う。
とはいえ、新たに決まったルールは細かすぎて当初は戸惑った。今も納得できない点は多い。
もし、子どもを授からなければ、または0歳ですぐに復帰していれば、
現状は違っていたかもしれない。
つまり、世の中にもっと有益な情報を発信できていたかもしれない。
しかし、多すぎて絞りきれないはず。
ここ数年、全体的にPVが減少傾向で、ひっそりと消えたサイトも多い。
高解像度対応やスマホ対応、アプリ対応も必要で、割に合わなくなっている。
(4)別の部署の考えの合わない人たち
何人かは、育休取得前から勤務している人が残っている。
同様にSNSを中心としたファン化やオーブンデータ化が重要、と訴えても伝わらず。
認めてくれたため、独自にやっていたことが部署全体の方針になっていた。
ただ、それが逆にモチベーションを下げる。
(5)イヤイヤ期の子ども
寒いのにパジャマを着ようとしない。マイペースな夫とともにテレビを見る。
時間関係なく、保育園の玄関に座り込んだり、駐車場で踊ったりする。
そしてよくわからず泣く。2~3歳の間は我慢するしかないのか。
モチベーションのアップダウンはつきものとはいえ、今回は下がりすぎた。
自分と夫の年収は、30代後半の個人年収の平均以下だと知っていたけれど、
かつ今は時間に制約のある勤務(残業ゼロ)であり、上がる見込みはない。
昇給・昇格できれば、世代相応の年収は得られたはずで、要は自分が無能なのだ。
逆に夫は正当に評価されているにも関わらず、昇給しない給与体系なので、
国の「働き方改革」「少子化対策」は、やはりいびつだと感じる。
一部の高スキルの高所得共稼ぎパワーカップル、一馬力高所得者を優遇し、不妊治療をさせても何人も産ませ、
同時に経済観念に乏しいカップルに時間を与えて産ませ、少子化に歯止めをかけようとしていることは確かだ。
そのどちらにもあてはまらない中途半端な層、独身者を切り捨てている。
その吐き捨て先も、もう、ここしかない。
同じ思いを感じている人が集まるかつてのインターネットは救いだった。
モチベーションが下がっても、書き込みを見れば再び前を向いて、がんばろうと思えた。
いまは下がったテンションは、どうすれば上がるのだろう。
いや、あげるために書いているのだけど。
スマートスピーカーが普及すると、ますますブログや口コミの価値は下がる。
実質5万はきついが、それでも生きていけないレベルではない。働ける奴は多少なり仕事しろって感じ。働いても手取りが増えない生活保護よりもシステム的にまし。
税金が増えるのは、そもそも所得の再配分を強化するシステムだから。
消費税を上げるのは所得税を上げるのより"なぜか"やりやすいから。本当は累進課税できるものだけ上げたいところ。
朝三暮四はあげる相手が違うから全然違うし、大山鳴動は国家なんてシステムはそんなものだろ。
また仕事が足りなくなったときに、ワークシェアリングで完全雇用状態を維持できるなら、ベーシックインカムなんていらないんだよ。ワークシェアリングが実現できないならベーシックインカムみたいな考えが必要なんだよ。
18・19歳、自民に4割傾く 立憲民主は高齢層支持多く:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22561000S7A021C1EA2000/
日経の記事が話題になっていて思い出した選挙前のラジオですが、若者の保守化論に関して是非とも紹介したい内容なので途中からですが文字に起こしました。
https://youtu.be/l7_mlqvCB8s?t=15m11s
北田「安倍内閣の支持率が東大生で高いっていう記事が流れてきて、実際そうなんですけど。上がってるんですよ昔より。東大生は強いものに巻かれるんだなって左派的な人から批判があったんだけど、同時に他の大学と比べてみて一般的にどうかっていうと若者全般がそうである。どっかの調査でもありましたけど若者自身が保守化していると言えるのか、現状の閉塞感みたいなものに関して安倍さんの方を革新と見ている可能性がある」
宮崎「読売新聞に早稲田大学の研究所と一緒にやった世論調査があって、50代まで(50代以上の意)は共産党を革新だリベラルだと評価するんだけど50代を境にして(下の世代は)一転して保守的だと共産党を。じゃあ(下の世代にとって)一体何がリベラルかって言うと維新が1番リベラル」
北田「そうなんですよー」
宮崎「維新のイメージって50代を境にして(50代以上からは)保守だと見なされてしまうと。これが典型的に表れているようにリベラルと保守っていう言い方っていうのが世代で違っている。特に50代を境にして全然違っているということになるんですね」
北田「50代までは恐らく冷戦までは通用したような右左とかタカ派ハト派の論理で政党名と繋ぎ止めているんですけど、40代から怪しくなり始めてもう20代30代になると大きく変わってきてしまっている。この状況を踏まえないと従来型の左右というかリベラル、保守という分け方もそろそろ賞味期限というか少し組み替えないといけないんじゃないかと思うんですが、少なくとも左右の対立項が大きくイメージが変わってるのは確かなんですよね」
宮崎「うん」
北田「宮崎さんがおっしゃって頂いたやつは今の中央公論の最新号で高知大学の遠藤先生たちによる『世論調査にみる世代間断絶』っていうのがあるんですけど、今みたいなお話がでています。19歳から29歳は日本維新の会を1番リベラルだと思っていると。先行世代からはなかなか不思議な構図に見える。そのあとも面白い研究をされていて本来であれば社会学者がちゃんとやるべきことなんですが、安全保障、社会的平等、ジェンダーの質問項目を元にどういう軸が区別の指標になっているか因子分析っていう手法でやってるんですけど、そこに3つ出てて安全保障の軸、社会的価値観(女性の社会進出、差別)、第3に税金負担の軽減とか自国利益の強調とか経済的な側面というか自国のあり方のような・・・」
北田「この3つの軸を出されて研究されているんですが、これが綺麗に当てはまらないんですよね。民進党なら民進党とか自民党なら自民党とかパッケージに対応してなくて。経済とか社会的なところで凄く我々から見ればリベラルな態度をとっている若者が、安全保障では我々から見るとタカ派的なことを言っている。どちらも共通してたぶん現状を変えていくというような意識では一貫しているんだと思うんですね。これ分析する側が旧来型の軸に頼っているようではおそらく民意をつかめないのではないか」
宮崎「遠藤さんが取り上げているか分からないけれど、同じ調査の中で50代以下の人に政党イメージについて改革に積極的か消極的か問うているわけよ。1番改革に積極的だと評価されたのがなんと自民党。次が維新。あとの政党っていうのは改革に対して消極的であるという評価。つまり私より下の世代、50代より下の人たちが何に着目してリベラルと保守と言ってるかというと経済体制の改革っていうのが積極的かどうかが鍵になっていると思うのよ。それがなぜそうなるのかというと、20年も続いたデフレ。先輩たちが就職難で就職氷河期で喘いできたのを見てやっと自民党が変えてくれたという実感に根ざしたものではないかという気がするんですけどね。どうですか」
北田「間違いないと思います。民主党の岡田代表だった時代にリベラル懇話会という形で・・・」
北田「今でもです。勉強会みたいなものを何度かやらせて頂いたんですが、その時に簡単な世論調査をしても安保法制で盛り上がる前くらいから分析してても民意は明らかに経済を重視していて、政党支持率と経済政策の推進というのは関係が強いんですよね。一貫してそうなのに何で今ここでアベノミクスを超えるアベノミクスをやるって言わないの?っていう」
宮崎「アベノミクス内部で考えても消費増税はマイナスだったし2013年以降は第2の矢っていうのはちゃんとやってないわけ。GDP比で財政を考えても明らかに緊縮財政になってる。ここを突いてこんなんじゃ駄目だって言うのこそがリベラルだろって私はずーっと言っていて。リベラル懇話会の経済政策提言の中にもそのことが書かれているのに何でリベラルはこれを受け入れないの?」
北田「そこが本当に私も分からないというか。安倍政権のパッケージングとか安保法制とか・・・」
宮崎「そういうのを全部評価するとかまったくなくて、少なくとも第1の矢と第2の矢を評価して第3の矢に成長戦略ではなくて再分配政策をもっと多様化政策を持ってくるべきだ」
北田「アベノミクスを超える財政出動をするぞっていうような、金融緩和についてはあるジゲン(次元?)を設けて消費税についても上げるなんて問答無用な話でそういうジゲン(次元?)をつけて考えていく。再分配の仕方を再考していくっていうのがイギリスでいうとねコービンとか、ポデモスとか世界標準的な左派の普通になってるハズなんですよ」
宮崎「金の問題も重要なんだけどそれは単純に金の問題じゃなくて、そうやって人々の所得が増えていくことによって貧困率だって下がっていくし人間の生き方の多様性、可能性、ケイパビリティ・アプローチですよ。アマルティア・センが言う。それを増やしていくことがリベラルの理念に適っているんだっていう。何でコレが日本では通用しないの」
北田「それを私も聞きたいっていう。あまりにも安倍さんとの対抗軸を立てたいっていうのか強いのか、民進党のDNAの中に刻み込まれているのかどうか知りませんけど、少なくともやるべきことというのは緊縮の話ではないし、アベノミクス全批判ではないハズですよね。政治家だけだったら敵味方の論理で話が分からないでもないんですが、論壇とかに出てるような左派とかリベラルっていう人たちが経済っていう問題を軽く見ている感じというか、経済の問題をを考えなくても他の部分こそが大切なんだっていう。もちろん大切なんですけど、経済の問題が宮崎さんがおっしゃったように人々の可能性とか潜在能力みたいなものの平等を図っていく上で重要な要素であることは間違いない」
宮崎「あなたがね『現代ニッポン論壇事情』の緒言の部分で言ってることがさ、経世済民は思想にして卑しい事柄でも何でもなく自由権と社会権という基本的な人権に関わる重要な社会的行為なのだと。これは本当にリベラルと自認していらっしゃる政治家や言論人に拳拳服膺してもらいたい」
アナウンサー「リベラルの偉い学者さんとかそういう方々は武士は食わねど高楊枝じゃないですけど・・・」
宮崎「食えてるんですよ。あの世代の人たちは食えちゃってるんだよ。豊かさは限界だろうとかさ」
宮崎「そう江戸時代に戻れとかさ。ほんっとに無責任なこと方言するわけ」
北田「でも若い人は絶望してなくて経済指標がよくなったら嬉しいし雇用状況が良くなれば満足度があがっていっていて、それなりに彼らなりに合理的に見ているわけですよ。成熟してこんな成長いらないとか思ってるのは正直な話、若者じゃないんですよね」
北田「バブルでおいしい思いをしてバブルへの絶望みたいのが過度な形で出てるような気はしますけどね」
宮崎「それもあるでしょうね。でも彼らはバブルの受益者だったわけじゃん」
北田「そうそう受益者で、だからこそ割れた時の記憶が強烈なんでしょうけど、だけど、それを20年間散々下の世代が味わってきたわけだから逃げ切りは私は許されないと思います。それと団塊の中でも逃げ切れるの一部ですよ。だから社会保障の問題が重要になってきて財源論だって色んなところで議論が出てるわけ。逃げ切れる成熟しましょうなんていうことは正直申し訳ないけども呑気な話だと僕は思います」
北田「だーれも言ってない」
宮崎「でも2~3%のパイを増やす政策を取らなければだんだん縮小均衡になって1番割を食うのは若い世代。弱者。この人達ですよ」
北田「だから僕は成熟社会論というのは冷たい冷徹な思考だと思いますよ」
宮崎「でもこれがイギリスのギデンズが唱えた第3の道とかさ・・・」
宮崎「だから左派版、新自由主義でしょ。そういうのと一緒に上の世代の人たちの・・・固有名上げるなら民進党の前原さんの頭にね固着しちゃってるんだよ」
北田「前原さん聞いてるなら経済だけどうにか考え直して頂けないでしょうかっていう気持ちが。僕は枝野さんに心配していたんですが、枝野さんがこういうこと言うんだって。ブレイディみかこさんと松尾匡さんと対談している時にニュースが入ってきて、枝野さんがこんなこと言っている!って衝撃を受けて」
宮崎「賃金を上げるために赤字国債発行するとかさ、ここでは私は枝野支持です」
北田「僕もびっくりしましたよ。それが一番求められていることであり、簡単な思考で言うと経済を椅子の数が決まったゲームと考えずに成長していくことによって維持できるっていう、そういうシステムだってことを考えないと公正性とか格差の問題も広がっていくだけと思いますね。だからこれはリベラルというよりソーシャルと言った方がいいかもしれませんね。ヨーロッパ型のソーシャル」
宮崎「ソーシャルって話をすると、もう少し先の話。フォワード・ルッキングしないといけないと思うので言うと、井上智洋って知ってる?マクロ経済学者。汎用AIが開発されて簡単に言うと色んな産業分野に汎用AIと汎用ロボットが広がっていって失業がどんどん増えていくと。そのとき何が必要かというと、経済構造っていうのは消費の部分がなければ成り立たないでしょう。消費っていうものを担保するためには所得を与えないといけない。でも失業してしまったりどんどん賃金が下がっていけば当然消費も縮退していくわけ。それを補填するためにベーシックインカムは必要だと。汎用AIができるかは別にして産業部門で色々使われることによって人減らしがどんどん起こっていくということはほぼ間違いないですよ。その時にどう対処すべきかっていうことを、今この経済政策で、生物学の前適応じゃないけどもやってるような気がするの。今の長期停滞に対処するのならその政策の延長線上でその状況にも対処できる。その観点から言うと消費税って駄目だと思うんだけどな」
北田「だめだめだめだめだめだめ。少なくとも今は駄目で、経済を社会の中でどう位置づけるのかっていうのを考えないといけなくて。公正かどうかっていう比較分析は社会学は得意なんですけど、財源どこかとか国債どうする金融政策どうとかそこがないんですよね。不平等を見つけるのは上手いんだけど、それをどうやったら直せるかって言うと財政を均衡させるしかないって話になっちゃう」