はてなキーワード: IUDとは
元増田です
・コンドームで十分→避妊率はピルやミレーナに比べて低く、安心できる数字ではない。物理的な避妊だけでは事故や失敗の時にリスクが高すぎる。ダブルで避妊するほうが安全。(コンドームの避妊で失敗したらアフターピルになるが、それも医療機関に受診して平均一万円超えの結構な金額で処方してもらわなければならない。参考にオオサカ堂ではノルレボジェネリックが一番安いもので4ドル程度で売られていた)
・低用量ピルを処方してもらえばいい→避妊目的だと自費だが、薬価がなぜかかなり引き上げられていて高価。OTC化もされていないので病院に行かないと入手できない。
あとはかなり避妊が確実なIUDやミレーナも選択肢のひとつとして重要です。
局所麻酔ですらまず麻酔をしているクリニックを探し、こちらから希望しないと基本的には無麻酔となります。(自費での挿入の際、麻酔を希望しても断られたという話もよく聞きます。歯医者等でも普通に使われる局所麻酔での処置を断られるのは何故、麻酔のリスクを了承した上で全て自費なのに)
そしてよくある「そんな男と結婚しなければいい」という個人的な夫婦問題に落とし込もうとする意見ですが、そもそもそんな男と結婚しなくても、健全な夫婦間でも避妊がしにくいって話なんですよ。
(現に私の配偶者は全面的に避妊に協力し配慮をしているので愚痴りたかったわけではありません)
というかどんな人が相手でも、自分が妊娠したくないときに主体的に避妊をしたい、こう思うのは当たり前のことです。
正直、避妊に関しては日本には期待できないと思ってしまっています。
自分の人生設計のために自主的に避妊をする、それすらも意図的に阻まれていると言わざるを得ません。
たとえばお金に困っている女性がレイプされ、アフターピルは高額でお金が足りない、仕方なく個人輸入の安価なアフターピルを服用して健康被害が起きても保険がきかず救済されない。こんなことが普通に起こりえてしまいます。
アフターピルがOTC化されていたらトラブルが起きてもとりあえず医薬品副作用救済制度でカバーはされますからね。
私は腕に挿入する避妊インプラントを選択したいのですが、日本では認可されていないため海外で行うことになります。これでトラブルが起こると健康被害救済制度の対象外になります。しかし自己責任なので現状仕方がありません。
避妊は病気ではないから保険がきかない。これはわかりますが、それなら自費で避妊をさせてくださいよ。薬価を不当に吊り上げず国際基準の常識的な値段でOTC化したり色々な避妊法を認可をしてほしいです。
セックスをやらなきゃいいで終わる問題ではなく、人生は必ずトラブルが起きます。
そのダメージを軽減するため自己防衛したり対処したりをするのですが、高価・手間や時間が非常にかかる・痛みへの配慮がない・日本では行えないなど、自分の体を守ることすら高いハードルに阻まれているような状態です。避妊注射や避妊インプラント等、存在はしていても認可がおりていない避妊法はいくらお金を積んでももちろん選択できません。
なので完全な自己責任で薬を輸入したり、その手段を他国に求めるしかなくなるのです。
どんな避妊法でも完全ではありませんしメリットデメリットがあります。
なので避妊を継続するにはなるべく多い選択肢から自分のライフスタイルにあったものを選ぶのが大切ですが、まず選ぶことすらできないのです。
女性はもちろんできることなら中絶したくないし、望んでいないときに妊娠したくありません。そして私は日本を頭ごなしに批判したいわけでもありません。しかし避妊に関してはすぐにでも改善できる問題が放置されているのは事実です。これからもこの国で生きていきたいですし、住みやすい国にしたいと思っています。
※友人が中絶したのですが、そのときに掻爬法で半分覚醒しててめちゃくちゃ痛かった、手術の後の休憩室で隣の手術室の他の人の中絶の音が聞こえてきて辛かった、という話を聞いてめちゃくちゃ悲しくなって、自分もモヤモヤしていた感情と共に書きました。
夫が大学教員、妻が専業主婦のカップルだが元増田と同じぐらいの頻度でセックスしてる。ズレてるかどうかはわからない。
便乗自分語りセックスだが我が家の場合もやはり40代夫婦子ども二人。一緒にいる期間は約20年弱。今現在は週2回ペース。交際期から新婚期はほぼ毎日だからかなり減った。年とって夫の精力が減ってしまったらしい。
妊娠期から子どもが赤ちゃんの時は回数が減ったかというとやはり減った。それでも週2ぐらいはしてたと思う。
自分たち夫婦はどちらも相手にふれてると安心するタイプなので普段からスキンシップが多めだ。隙あらばなんとなく隣にいてどこかの部分をくっつけていることが多い。手をつないでたりとか太ももをくっつけてたりとかそんな感じ。
そこからキスしてちょっとイチャイチャしてると自分も相手もスタンバイOK。どうやら自分はとても濡れやすいタイプらしい。
自分は中に出してもらうのが好きなのでずっとIUD装着済。セックスはお互いに気持ちよくなるスポーツみたいなもので最高値が射精という認識なので前戯もほぼない。ことが始まってから終わるまで10分以内。
元増田も「性欲解消ではなく愛を感じることが目的でなければならない、というセックスへの固定観念を取り払えばレスが解消できる夫婦は多いのではないか」と書いていたがもっと気楽にセックス楽しめばいいよ!
日本のピル普及率は3%くらいで、欧米だと20%から30%くらいらしい。
普及率の差の原因はなんだろう?性教育の内容?
原因としてよく見るのは、値段が高いとか、婦人科でしか買うことができない(ドラッグストアで買えない)こと。
高いとはいってもあくまで欧米の値段と比べた時の話。安い国のところだと800円くらいで、日本だと3000円くらい。
個人的に考えると、確実に避妊するためなら、月3000円くらい払えなくもないと思う。もちろん人によって、年齢によって変わると思うけど。
まあでもドラッグストアで買えるといいのは間違いない。
ピルを使いたくない理由をネットで調べると、副作用が怖い、実際にピルを服用したときに強い副作用が出たとかがよく出てくる。確かに周りでも結構ピル嫌ってるような人は多い印象。
出回っている薬の種類は多少違う可能性はあるが、副作用の差はそんなにないと思われる。日本より普及率の高い海外だと副作用についてどういう風に感じてるんだろうな。ここは結構気になってる。
日本より普及率が多いと言っても20、30%程度に収まってるのは副作用のせいなのかもしれない。最初に欧米の普及率を見た時むしろそんなもんかと思ったくらいだし。
かといってドラッグストアで安くピルが売られるようになった程度で、日本のピルの普及率は欧米並みになるとは思えないんだよな。
やっぱりピルの副作用に対して日本人の方が過剰に怖がっている気がする。
自分で避妊するという意識の差とかも影響してそう。完全に偏見だけど、欧米だとそういう意識は強そうだし。
周りにピルを使ってるロールモデル(親とか先生とか)が少ないというのもそこそこ影響してるかもね。
日本だとピル使ってるだけで変な目で見られるみたいな話も聞く。それより自分は思いもよらない避妊する方が怖いけどな。そもそもコンドームのことを信じてないっていうのもある。まあでも誹謗中傷はないほうが絶対いい。
これら全部含めて、性教育の差だとも言えるのかな。
ピルの低価格化やドラッグストアでの売買を足止めしてるのは男ばっかりの産婦人科医会のせいらしい。ピルが普及したら避妊しない男が増えることを懸念して、あえてピルを手に入れにくくしたほうがいいって考えてるみたい。流石にこれは都合良すぎるというか、もう少し合理的に考えてほしいと思う。
相手のことを全く考えない男はピルがあってもなくてもゴムつけないから意味ないと思うし、現にゴムなしビルなしでやってる人がたくさんいるわけで。ピルが普及すれば予期しない妊娠は減ると思うんだけど。それよりもまだ今のほうがいいってこと?納得できない。
もちろん性病はピルだけじゃ防げないから、ピルが普及してもゴムも必要。でも自分以外の相手とセックスしないと信頼できるパートナーだったら、定期的に性病検査しておけば、生でやってもいいと思う。
今はピル以外にもピルを飲まずに同じ効果が得られるIUDとかもっと簡単な(初期費用が高いけど)避妊法もあるし、そういうのも認知が広まってアクセスしやすくなってほしいと思う。
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20代後半です。
5年付き合っている彼氏と、普段通りに避妊していたので全くの想定外でした。
彼氏も産むつもりで今後の仕事や保育園について話し合いました。
ただ、気持ちがついていきません。
普段から結婚はしたいけど子供は欲しくないと明言していました。
私は子供嫌いです。
うるさくて馬鹿で、時間もお金も自由もなくなり、責任ばかり増えると考えていました。
批判は当然のことだと思います。自分でも最低だと思っています。
支配する系の毒親で、洗脳されている時は自殺未遂をしたことがあり今では縁を切っています。
自殺率が高く幸福度の低い日本社会に産み落とすのは可哀想だとも思っていました。
産むにしてもおろすにしても、今後は間違いのないようIUDかIUSを入れるつもりです。
ネットで同じような心境の人について調べてみると、産んで後悔した人、産んだらとてもかわいくて価値観が変化した人の両方がいました。
もし産んで後悔して、子供を愛せなかったら本当に子供が可哀想です。
その可能性があることを考えると、産むべきではないのではないかと思います。
どう思いますか。
初期なので麻酔をかけて数分でおわり。特に痛くはなかった(前日の処置で子宮口にラミナリアという線香状の海藻を突っ込むのだがそれはちょっと痛かった)。
数ヶ月たってやっと体験を思い出にできそうなのでまとめてみたい。
かかりつけの産婦人科で妊娠の確定診断を受けて、中絶希望する旨を伝えるとその場で最短の日程(翌週末)の予約をとってくれた。週二回で一日四名だかなんだか枠の決まっている手術日は、半月先までほとんど埋まっていて、妊娠週数が増すと人工妊娠中絶は費用も身体的な負担も増える形式の手術になってしまうので、自分は最短の日程で予約を入れた。
かかりつけの病院はHPで中絶費用を明示していて、初期の場合の手術費用は22万円だった。妊娠の確定診断の際に中絶手術の希望を伝えたので、手術前の血液検査もしてこの日の支払いは1万円だった。
産婦人科医は(どこもそうなのかもしれないけど)「中絶を選ぶのも女性の権利」という態度を一貫していて、中絶を選ぶことに葛藤があるのかないのかはカウンセラー(その病院では中絶手術を受けるのにカウンセリングの受診が必須だった)が確認するらしかった。
妊娠確定の診断とカウンセリングと手術前日の処置と手術と、二週間で合計4回通院した。
幸い職場は遅刻・早退・休みがとりやすかったのだが、つわりの症状がひどくて直属の上司にばれてしまうのが嫌だったのと、中絶というネガティブな選択について個人的な見解を持ち込まなさそうな上司だったので正直に話した。しかしそれでもそんなに休むのかという印象を与えた感は否めない。
そもそもなんで妊娠してしまったか。コンドームを使った避妊が嫌で(擦れて痛かったりする)排卵日と予想される前後以外は使っていなかったからだ。排卵日付近はコンドームを使ってはいたが、その他受精や着床を防ぐ物理的な手段は講じていなかった。
周期を読んで避けるというのは試したことがあって、効果のある避妊方法に思えた。そんなやり方を続けているうちに、周期的にアウトかも知れない日に膣内で射精してしまった。アフターピルの処方もうけなかった(たぶん仕事が忙しくて忘れていた)。
それとパートナーの性器が大きくて普通のサイズのコンドームがキツそうだった。大きいサイズのものを私が探せばよかったのだが、さぼってしまった(ちなみに後日聞いたところによると、本人は自分が大きいサイズを使うべきと気づいていなかったらしい)。使用は最低限にして負担を減らしたいと私が思っていた。
私の考えは、特定のパートナーとしかセックスしないのであれば性感染症の予防(コンドームの使用)には注意を払わなくていいというものだ。昔は低用量ピルを使っていたが、体質的にNGになってしまいこの数年は選択肢に入れられなかった。殺精子剤を使っていたこともあったが、かゆいのと発がん性があるらしいという情報が怖くてあまり積極的に手を出せなかった。IUD(リング)は形態が気持ちわるいのと、一度相談した産婦人科医が「避妊の成功率は8割」と言っていたのでそんなに低いのなら避妊の効果がないようなもんだと入れていなかった(今回婦人科でもらった資料によれば実際はもっと高かった。この時冊子とか公式な数字の載った資料をもらわなかったことが悔やまれる。)
■なぜ中絶を選んだか
積極的に避妊の手段を取り入れていなかったのは、身近に中絶手術をしたことのある人がいたことも影響していると思う。失敗したら中絶してもいいのだ、と考えていた。中絶したことのある友人はひとつの体験として消化しているように見えた。今回中絶するかどうか悩んでいた時に意見を聞いてみたが、罪悪感は不要だから子供のためとか言わないで自分の好きにしなと教えてくれた。
そもそも、妊娠したくてもできないという場合も少なくないだろうし、昔そういう経験があったので(といっても半年ほどだが)、危機感もうすかったかもしれない。万が一避妊に失敗したら産むか産まないか考えよう、と思っていた。セックスした相手のことを大事にしたいと思っていたので、彼が出産を望むかどうかの意見も考慮しようと思っていた。
妊娠が確定したので、彼と話し合い、彼が望まないとわかったので、それならばおろそうと決めた。自分一人でやっていくには経済的に苦しかった(といっても私は中小企業の会社員なので、生活の水準を下げて子育てすることだけを自分の時間の全てとすればやっていけるのかもしれない)。彼は、もし彼の意見を聞いてそれでも私が産むというのであれば、経済的にも物理的にもサポートするといった。しかしそれは自分の望むものではないと話すので、私は彼にそんな思いで支えてもらうのも、彼と絶縁して子供を産むのも嫌だと思った。
そうして「今回の妊娠は」なかったことにしようと、中絶をすることに決めた。
■手術当日の流れ
朝9時に病院に行った。手術は13時頃らしかったが後ろにずれる場合もあると言っていた。出産や管理入院の方と同じフロアの個室を用意されていた。
彼は手術の日は一緒にいるといって病院には来ていたが、特に何を話すでもなくぼーっと座っていた。私は下着をはずし病院着に着替えてベッドに座ったり寝転がったりしていたが、一度彼が横に来て、何をしたらいいかわからない、点滴の管にぶつかりそうで怖いというので、むかついて蹴飛ばしてその後は同じ空間にいたが接触していなかった。
途中看護師がやってきて、彼に席を外してもらい話をするといい(中絶を強いられているのではないかという確認だと思う)、今回なぜ中絶を選ぶのか質問された。産んで欲しくないという彼の意見を尊重したいので、と答えた。今後交際を続けるのか、避妊方法は考えているのか、決して責めるような口調ではなく質問され、子宮内に装着する避妊器具のミレーナを勧められた(今はそれを利用している)。
手術は冒頭にも書いたが身体的に大きな負担は感じなかった(前日夜からの絶食で麻酔から覚め落ち着いた午後3時ころまで水分も口にできなかったのはつらかったが)。
でも手術台に上るのはつらかった。これでお腹の中の人と別れると思うと悲しかった。悲しくて、麻酔をかけられながら大泣きしてしまった。看護師は、つらいよねといって手を握ってくれて、自分で決めたことなのにつらいとか思っていいのかと思うとすごく心が救われた。
麻酔科医は私が泣いていることに特にコメントはなく、私の目を見て麻酔のかかっていくときの感覚、麻酔にかかっている時間、目が覚めるときの感覚について説明をした。麻酔が入っていくときには針の先に痺れる感覚があるらしく、先ほどとは別の看護師が皮膚をもんでくれていた。手術は婦人科医師と麻酔科医師と看護師2名の体制だった。
麻酔から覚めるとやっぱり嗚咽が止まらず、ベッドに乗せられて個室に戻った時にはすっかり過換気になっていた。看護師にビニル袋をもらい、彼には会いたくない旨看護師から伝えてもらい、夕方に退院した。
産褥シート(夜用ナプキンのもっと大きいやつ)をあてがわれていたのでどれだけ出血するか不安だったが、普段の生理の出血が多いのもあり、大した量には感じなかった。
その後いろいろ思い出しては悲しくなる期間を経て、4ヶ月たった今は、思い出しても泣かないようになった。過換気になったのは手術の日だけだった。最初は毎日通勤電車で思い出して泣いていた。数日に一回、彼を責めるようなLINEを送っていた。一人でお酒を飲んでたバーでさめざめ泣いてしまったこともある。
今は彼と結婚することにして(いつとはまだ決まっていないのだけど)また子供を作りましょうという話をしてあるので、心が落ち着いているのだなと感じる。あの日私の内側から取り去られてしまった人の魂が、もう一回来てくれるといいなと思っている。