はてなキーワード: 人知とは
風俗愛好マンにも色々ありますが、一つの典型パターンとしては、『強いストレスを感じると風俗に行って発散しがち』です。
かく言う私もまた、仕事がクッソ忙しくなるとソープに行きたくなるわけです。
でもなんか、この姫、知ってる気がするぞ?
顔出しとかしてないので確証は無いけど、日記の雰囲気とか……公開プロフとか……ひょっとして3年ほど前にいた超人気嬢○○○さんが名前を変えて再デビューしたのではないか?
在籍当時、予約を一回も取れず、実物を知らないのですが、何故かそんな気がしました。
そういうわけで予約のTEL、幸運にもその日最初の枠が空いており、ちょうど仕事も一段階落ち着いて早上がりできそうだったので、突撃することにしました。
流石に平日昼過ぎは空いてるなーと駐車場を見て思いつつ店にイン。
まずはアルコール消毒から、入泉料を支払い、待機室で暇つぶしのスマホポチポチ。
そして、ご対面。
これは○○○さんかどうかとかどうでもよくてルックスだけでそうとう当たりレベル!
部屋に連れて行ってもらい、服を脱いだり脱がせたりしつつちょろっとトーク
「こんな時間にスーツで来るなんて、仕事の抜け出しですかー?」
「いや、早上がりできまして」
「こういうお店よく来るんですか?」
そう言ってフフッと笑う姫。
これはもう我慢できません。
単刀直入に聞いて、違っても恥ずかしいなあと思ったので、回りくどく聞いてみることにしました。
「3年前くらいに、ほとんど来てない時期があったんですよ」
「へえー、どうしてですか?」
「その頃、気になってた子がいたんですが、その子の予約が全然取れなくて、それで来なかったんです」
「人気あった女の子だったんですね。どんな子でした?」
「予約取れずで会ったことがないんですけど、○○○さんって名前の子でした」
「あっそれ私です」
そこに感動がありました。
名前を変えた経緯とか空白期間についてトークしつつ、3年前のあの頃果たせなかったプレイを楽しむ。
まるでずっと会えなかった恋人にようやく会えたかのような感動です。
こういうことがあるんですね。
「やっぱ、気になる姫には会える時に会っておかないと、な……」
先日離婚してその機会を失ったんだが(厳密に言えば失ってはいないけど、一応両親が揃っていること前提に妊娠したいので)、離婚そのものに対してのダメージは全くないが、妊娠出産のいい機会を失ったことに対するショックと悲しみがとても大きい。
どれぐらい大きいかというと、嗚咽して吐いて不眠症になって自暴自棄になるぐらいでかい。
私は家庭を作ることに何か強い執着があるらしい。いたって普通の家庭に生まれて、地方だとやや裕福で、家族含め五体満足で、そりゃ嫁姑が仲悪いとかはあるけど概ね家族仲は良好。
比較的仲はいい方だと思うし、かと言って異常な仲の良さみたいなのもない。
だから、私個人が熱烈に自分の家庭を欲しているみたいで、兄弟はいるけど私ほど執着があるようには感じられない。
20歳を過ぎた頃から伴侶が欲しかった。20代半ば以降は子供が欲しくて仕方なくなった。
故意の避妊失敗をしようかと思った回数は1度や2度じゃない。(でも子供は極力望まれた状態で産まれてきて欲しいのでしなかった)
SNSで流れてくる、友人知人の子供達の写真を見ると、涙が出るぐらい愛おしいと思うと同時に、自分が妊娠出産して家族を作れないことが心臓が潰れそうなぐらい苦しい。
きっと幸せなことばかりじゃないなんてことはわかっているけど、もう自分ひとりのために生きていくのはうんざりだし、誰かのこと手放しで愛したい。自分だけの家庭が欲しい。
愛する伴侶と、そのひととの間にできた子供=家族がいたら、きっと生きるのも辛くないと思う。
(実際結婚してしばらくは、とても幸せだった。愛する伴侶のいる家庭は何ものにも変えがたい)
そういう意味だと、本来タイトルは「自分だけの家庭が欲しくてたまらない」なのだろうけど、生理的な願望として「妊娠出産したい」の方が強いし、もう自分の中では納税・勤労・教育・妊娠出産ぐらいの義務感まである。
もしかしたら逃避行動の一種なのかもしれないと書いてて思ってきた。
自分の人生から逃げたいから、家庭という新しい人生でリセットしたいのだろうか。
でももともと愛情深いほうだとは思うが、それも精神の弱さや依存心の現れなのだろうか。
若い時分はそんな傾向もあったけれど、最近は愛することに何か見返りを求めることはしなくなった。
Instagramやってると、そこに表示されるような気がするのですが、
母や姉妹や友人知人と話したりSNSを見る限り、ちょうど平均くらいかな?と感じる私の生理痛について話してみる
・11〜15歳頃 最初は腹の痛みはそこまでなかった。周期にやや波があり、量やタイミングといった出血との付き合い方がわからなくて難儀した。朝起きたらシーツが汚れてるパターンはこの時期が一番多かった。プールはごく普通に休んだ。そこで特に文句を言ったり追及してくる教師はいなかった。中2くらいから徐々に痛みが強くなってきた。ナプキンは母親が定期的に買ってくれていて、色々種類があるのは知ってたけど自分で選ぶという感覚がなかった
・16〜20歳頃 周期がきっちりしてくる。血量と、痛みというか重さ?が徐々に強くなって、年1〜2 回は生理痛で学校を休むことがあった。基本的にはイブのような鎮痛剤でやり過ごせたけど、酷いときは下痢と吐き気が同時にきて、立つこともできず呼吸するのが精一杯という感じ(下痢は比喩でなく、生理1〜3日目はお腹が緩くなるタイプだった)。どこかのタイミングで産婦人科に行った。特に身体の方に問題があるわけではなかったので、ピルの処方は求めなかった。今思えばここでピルをもらっても良かった気がするが、単純に薬に抵抗があった。鉄分等のサプリを飲むようになった。生理前〜4日目くらいまで食欲と睡眠欲がガッと増えるなぁということに気づいた(受験時と大学入ってからは、この生理中の眠気が本当にキツく、試験前等はそれを織り込み済みで勉強計画を立てていた)
・21〜25歳頃 生理との付き合い方をマスターしてくる(夜に漏れない方法、漏れてもシーツに付かない生地のズボン、自分に会う生理用品、鎮痛剤を飲むタイミング、生理1〜3日目には重要な予定を入れない、etc)。
痛みや重さは10代後半の頃とそんなに変わらないけど、なんとなく自分の心身をコントロールできるようになって、既にピルの知識はあったけどピル服用しなくてもいいかなと思っていた。就職した会社に生理休暇は無くて、本当にしんどい時は普通に体調不良と言って休んでいた。(生理痛で休むのはやはり年1〜2だったので特に気にせず休んでいたが、これが毎月の人は休み辛いだろうなと思う)
・26〜現在 生理の感じは20代前半と特に変わらない。夫は割と理解がある方で、生理でしんどいときは何もしなくていいと積極的に家事をやってくれるので感謝してる。
以上。
生理の話を色んなところで見聞きすると、私より症状の軽い人と重い人がちょうど半々くらいかなーと感じる。環境(周囲の理解度等)的には、平均より少し恵まれてる方かもしれない。女性の皆さん、どうでしょう?
上記は毒親云々では論外過ぎたので増田を分けたがこれに答えてね
文化教育資本の差とか脈々と受け継がれる判断価値基準や情報格差の話なんだよ。
たとえば職業選択ならつきあいのあった取引先の人知れず儲かってるとことか上位上流階層の仕事に就かせるように仕向けるんだよ。
一応、「世帯の所得がその国の等価可処分所得の中央値の半分に満たない人々(相対的貧困率)」とかいう謎の指標がある
さて冒頭に戻るんですけど、純粋に疑問。
自称・日本の貧困男性の言う、日本の貧困や職業選択について教えてください><
文化教育資本の差とか脈々と受け継がれる判断価値基準や情報格差の話なんだよ。
たとえば職業選択ならつきあいのあった取引先の人知れず儲かってるとことか上位上流階層の仕事に就かせるように仕向けるんだよ。
一応、「世帯の所得がその国の等価可処分所得の中央値の半分に満たない人々(相対的貧困率)」とかいう謎の指標がある
さて冒頭に戻るんですけど、純粋に疑問。
仕事自体は楽しくもつまらなくもなく、稼ぐための手段として割り切っているところがあるが、役職も付いて多少の裁量もあり決して悪くはない。
趣味、好きなことがあり、それなりにお金も時間もかけ、楽しむことができている。
コロナ禍の現在は控えているが、年に1,2回程度は近隣都道府県まで小旅行し、かつての友人知人に会うなど有意義な時間もすごしてきた。
しかし、どれだけ趣味に浸ろうと、小旅行を楽しもうと、その時間が終われば「ああ、また現実に引き戻されるのか…」とむなしい気持ちでいっぱいになる。
健全な人なら「あー楽しかった、明日からがんばろう」ってなるのだろうが、私はそうならない。
思い返せば過去においても達成感などを感じたことがあったか、記憶がない。
たとえば志望校の入試に合格できれば喜ばしいのだろうが、私の場合はこれまでの努力が無駄にならずに済んだという意味で「ホッとした」のみであった。
果たして何が原因なのか。
多分メンタルと思われるが、改善するには…やはりカウンセリング?
別にやる気がないわけではないがどうせなら毎日をもう少しだけ楽しく明るい気分で生きたい。
(さもなくば「早く死んだほうがまし」と思ってしまう)
大抵、表面的にはいい人を気取っている割に、
実は、面倒なことやリスクから逃げて、自分が必死になりたくないだけで、
自分の限界や実力が露呈することを恐れて、自分を取り繕うことだけを考えている。
自分から女に話しかけたり誘いをかけるわけでもなく、待っているだけの態度で、
同性にすら、自分が仏頂面をしていても優しく扱われることを一人で期待していて、
グループ行動ができず、かといって一人でも、一匹狼ではなく群れからはぐれた羊。
自分から企画をしたり、決断をするわけでもなく、すべて人に任せるだけで、
問題が起きれば、自分は関係ない顔をして逃げたり、迷惑そうないやな顔をするだけで、
当然ながら仲間からの信頼がゼロに近く、そういう評判にも敏感な女からは敬遠される。
当事者として経験を積むことがなく、年齢の割には顔つきが非常に幼く、
そのくせ、ろくな運動や食事をしていないのか、肌や体つきがかなり老けていて、
そのアンバランスさが全体的にエイリアンっぽくて、童貞の匂いがプンプンしてくる。
会話の内容が、テレビやネットを通じた他人の話ばかりで、行動力のなさが窺え、
知識自慢で相手を退屈させ、相手の話には必ず否定的な説教をして自分を偉く見せ、
話を膨らませるより遮断させることが得意で、ネガティブなオーラが顔をますます暗くする。
・同窓会に来たがらない
・周りが異性の話になったら別の話に振りたがる、もしくは喋らない
・基本的に『悪』に成りきれない
・良くも悪くも周りに影響を与えることがない
・処女崇拝が激しい
・気に入った女性と出会っても、その子の元彼の話を聞くだけで興味をなくす
・善人だが思い切った行動に出れない・何事にも発生するリスクを最重要視する
・女性と話すのは当然緊張するとして、あまり親しくない男性と話すのも緊張する。
・自分以外の数人が会話してて、自分一人だけ黙っている状況がよくある。
・用があるのになかなか店員に声をかけられない。
・知らない人(店など)に電話をかける前に、相手がこういって自分がこういうなどある程度考える。
・慣れない場所、状況だと異様におどおどする。
・声が小さく、よく聞き返される。
・インドア派。
・広い交友関係を築かず、いつも同じ人と一緒に行動する。もしくは一人。
・順番で何かを発言する状況で、自分の番が近くなると心拍数が高くなる。
・自分は人に取るに足らない存在だと見なされていると思うことがある。
・髪型が昔とたいして変わらない。ワックスなんて滅多に使わない。
・筋道立ててきちんと話すことができない
・趣味は専ら一人で黙々と楽しむタイプのものを好む、あるいは無趣味
・相手が話すことがうまく聞き取れない。聴覚が悪いだけでなく、脳で理解できていない
・独り言が多い
・マイナーな分野にばかり興味がいく
・スポーツが苦手
・趣味は専ら一人で黙々と楽しむタイプのものを好む、あるいは無趣味
・視野が狭い
・場の空気を読めない
・何事にも要領が悪い
・何事にも一生懸命になれない
・仕事が嫌い
・平気で仕事の手を抜く
・負のプライドは高い
・携帯を持っていても基本料金内におさまる
・笑うのが苦手
・無愛想
・夜道で女性を抜かすとき驚かれないよう少し前から無駄に足音を鳴らす
・すれ違い様女性と目が合いそうになったとき近くの物体を見ているフリをする
・内向的
・自己主張が苦手
・無口
・周りに溶け込めない
・空気読めない
・神経質
・心配性
・根は真面目と言われる
・一回言われたことをすぐ忘れる
・親や上司の言うことに従わない。従わなければと頭ではわかっていても従えない
・小説でも漫画でもアニメでも映画でもドラマでも人間関係が中心に描かれた作品が嫌い
・仕事に必要な知識は欠如しているが、役に立たない雑学的な無駄知識の量は多い
・ホームレスを見ていると他人事とは思えない。将来の自分だと思う
・他人を叱ったり注意できない
・悪い意味で優しい
・良く言えば謙虚、悪く言えば卑屈
・石橋を叩いて壊す
・仕事の話をするのが嫌い
・機転が利かない
・馬鹿正直
・結果を考えて行動できない
・衝動的
・短気
・どこへ行っても浮いてしまう
・どこへ行っても嫌われる
・少ない友人知人を大切にする。が、相手から見れば「しつこい」以外の何物でもない
・友人が全くいない、あるいは極度に少ないゆえに仲良くなった人を大切にしようとする。
が、自分にとってはかけがえのない大切な友人でも相手にとっては単なる知り合いの一人。
その温度差で結局は嫌われて切り捨てられる
・そのようにして去っていった人に対して根に持っている
・昔のことをよく覚えている
・どうでもいいことにこだわる
・写真を撮られるのが嫌い
・電話が嫌い
・何をやっても詰めが甘く、失敗する
・冷や汗や脂汗をかくことが多い
・後片付けができない
・超保守的
・環境の変化を極度に嫌う
・レベル(年齢)が20になっても30になってもショボい魔法しか使えない
・去年の今頃の自分を振り返ってみて、全く成長していないことに気づく
大して変わっていないことに気づく
最近、身の回りのオタク(年上・年下両方)に幼児向けコンテンツ(含む女児アニメ)にハマる
それを大っぴらにする人が多くてうんざりしている。
彼らの言い分は往々にして『ストーリーや楽曲のクオリティが高い』という点に終始するが
自分からすれば異常行動を取ることで周囲に自身の特異性を誇示したいようにしか見えない。
良くある流れはこうだ。
まず子持ち元オタが幼児向けコンテンツにハマる(子供と見るという大義名分がある)
→元オタは子供の成長や自身の忙しさと共に自然とコンテンツを離脱する
オタク文化が大っぴらになった2000年代初頭から同じような話はされてきていると思うが
やはりオタク趣味の中でも人に公言できるものの区別はつけた方がいいと思う。
個別の喧嘩の発端は…こちらに責があることもあれば向こうに責があることもあるし、最初は自分が我慢して済むならそれでもいいやと思ってたんだけど、やっぱり理不尽な怒りの暴発を難度も経験すると、徐々にこっちの自尊心が削れてくるし、不機嫌の徴候が見えるだけで心理的に身構えてしまうんだよね。無意識のうちに、相手の地雷(どこに埋まってるかわからないんだけど)に触れないように立ち回るようになる。そうすると家庭が安心できる場でなくなってしまう。
もともと彼女自身にも、そういう感情的制御ができないことの自覚はあるし、直したいとも思っているんだけど、キレてる最中に「そういう言い方や態度はよくないよ」と意見しても耳に入らない。「どうせ全部私が悪いんでしょ」「はいはい、また私のせいなんだよね」となって会話を打ち切り、刺々しい振る舞い(ドタドタ歩いたりドアを閉めたりモノを乱暴に扱ったり)して、後には不機嫌な空気だけが残る。これがなんともやるせない。一定時間が経って落ち着くと、何もなかったように振る舞うか、一応は「ごめんなさい」と言ったりもするんだけど、そういう殺伐とした感情って人の心を痛めつけるんで、お互い何もなかったように振る舞っていても、やっぱりこっちの心は無傷じゃなくて、刺されたり殴られたりした疼きが残る。たぶん相手の心も無傷じゃない。どっちにもいいことがない。
で、子供が生まれて物心がついてきたのを機に、お互いに真正面からこの問題に向き合うことにした。子供が親の逆上や不機嫌に萎縮するようになったら誰にとっても不幸だ、というのはお互いの考えが一致していたので。
実はこの「子供との関係」というのが重要で、結論から言うと、彼女が毒親(母親)に非常に悪い育てられ方をしてきたことが全ての起点になっていた。母親、自分から見ての義母は、幼い頃の彼女を蹴ったり殴ったりした。氷点下に近い納戸に数時間閉じ込めるという身体的虐待もあったし、ネグレクトも罵倒もあった。理由は、折り合いの悪い義祖母に顔立ちが似ていたから、ということもあったようだし、良家同士の見合い婚で専業主婦になった自分にとって「育児を成功させ、娘は良家に嫁がせる」ということが唯一かつ至上の役割になっていたこともあったようだ。それほど受験戦争が激しくない地方にあって小さい頃から娘に複数の塾や家庭教師をつけ、成績が思うように伸びなければ「あんたはなんでできないの」「私が恥をかく」と詰め、娘の夏休みの自由課題が賞をもらった翌年からは、傾向と対策を踏まえて母親が課題を制作し、受賞すればそれを周囲に誇るようになった。義母にとって娘は自己の付属物であり、自分の能力と努力を表示する成果物だった。これは娘側の一方的証言ではなく、義母本人がそのことを問い詰められて(娘以上に感情的に)キレたり、逆に緘黙する状況を自分も見ているので、嘘や極端な誇張はないと思う。
そういう母親との間で育った娘である奥さんは、根本のところで自己肯定感がとてつもなく低く、「自分には価値がない」という強迫観念に苛まれていた。彼女は親元から離れたあと、亡父の尽力もあって学歴にはやや不相応な金融総合職につくことができ、廻りの高学歴の人達に揉まれながらも持ち前の根性で「コネ入社の腰掛けさん」に留まらない営業成果を出し、職場でも多くの同僚に認められるようになった。でも、これは見方を変えると「自分が無価値な人間ではない」ということを自らアウトプットや業績評価によって証明し続けなければいけなかったからそうしていたわけで、その「頑張り」は結局は不安と強迫観念によってドライブされてたんだよね。背景にそういう動機があって「頑張り続けなければいけない」人がどうなるかというと、最後はメンタルヘルスを崩し、拒食症になり、自己都合で退職した。つらい。
その後いろいろあって彼女は自分と結婚したんだけど、お互いに落ち着いている時に(感情的にチャージされてない状況で)この課題について話し合い、時にはネットの情報や心理学の書籍なども参照しながら考えるなかで、激昂の背後にあるのは自己肯定感のなさだということが見えてきた。彼女は成長の過程で「人間は能力や実績によってだけ認められるわけではなく、ただ人間であるだけで価値がある」という確信を得てこなかった。母親から与えられたのは条件付きの愛で、条件を満たさなければ存在自体を否定された。だから「認められるために頑張る」という所作が身についた。
頑張りの中には「社会的に認められる人格を演じる」ということも入っているから、ソーシャルマナーはちゃんと実践できる。人当たりはよく、好感度も高い。しかしそれはあくまで「舞台」に立って「頑張り」を発揮して評価を獲得しなければならない状況での話で、身内にはこのルールが適用されない。だから親族や家族の中に(彼女の基準で見て)頑張っていない人(例:私はこんなに頑張ってるのに、あなたは)、彼女の頑張りを認めてくれない人、彼女の頑張りの成果をスポイルする人(例:頑張って片付けたのにまた散らかして)に対しては、時に制御の効かない怒りを感じ、苛烈な言葉や行動を直接ぶつけてしまう。自己肯定感が低いから、他者を無条件に肯定できない。自分に課した高いハードルと同じ評価基準を相手にも課し、それを満たさない相手を詰る。そういうメカニズムがあるみたいだった。
ついでに言うと、彼女の母親にとっては娘自身が「彼女の頑張りをスポイルする人」(一生懸命教育してるのに成果を出さずに「私に恥をかかせる」から)だったので、娘に対してそうした精神的身体的DVを繰り返していたわけだ。自己肯定感の欠如と感情のコントロール欠如という点では似たもの同士だった母親と彼女との喧嘩は、ちょっとした言葉尻の棘を捉えて相手を強く咎める(「それどういう意味?」とか「あなたはいっつもそう!」とか)の繰り返しで、なんでもないやりとりがあっという間に激しい罵倒の応酬にエスカレートしたりする。まさしく言葉の刃で刺し合うがごとくで、たまたまその場に居合わせた自分もぐったりと疲弊し、時にはあまりの情けなさに泣くこともあった。
ともあれ、我々2人は「こんなことが当たり前ではいけない、子供をこういう『こじれ』に巻き込まないようにしよう」ということをスタートにして、まず彼女と母親との関係は明らかに機能不全に陥っていること、彼女の母親が過去も今も彼女の自尊感情を蝕んでいること、自尊感情の乏しさが他者への非寛容や感情制御の困難につながっていること、自分は母親の承認/不承認にかかわらず価値のある人間だし、他人もそうだということなどをひとつひとつ確認していった。彼女は最初は「母親はもしかしたら毒親だったのかも」程度の認識だったのが、あまりにも定型的な虐待のパターンのど真ん中に自分がいたことを知り、自分の感情コントロールの難しさが個人の資質というより関係の病理に起因していることを学んだ。そうすることで、母親との関係も1:1の差し向かいではなく、その関係自体を第三者として見る視点を手に入れた。自分はそのときに情報や考察の手伝いはしたけど、結局それは彼女自身の自己探究の道のりだった。
それでどうなったかといえば、状況は明らかに良くなっている。奥さんはアンガーマネジメントを少しずつ理解し、実践している。実際にキレる回数は格段に減った。キレてしまった時はそのままにせず、すぐ言葉にして反省するようになった。YOUランゲージを控え、Iランゲージを使って自分の希望や意志を率直に伝えられるようになった。母親とのやりとりもベタ足の殴り合いをするのではなく、だんだんと「所詮は他人でしかない、母親とのやりとりで感情的に消耗したくない」という感覚を持てるようになってきている。無駄に険悪になることもないが、母親だから近しくしなければいけないという「演技」からもちょっと解放された。やっぱり根本的な原因や構造が見えてきたことで、本人の物事の捉え方も変わってくるんだと思う。
…というわけで、うちの場合は子供ができた結果、徐々に状況がよくなってきたんだけど、これ「子供が生まれたから良くなった」じゃなくて「子供がいるから良くしないといけない」という問題意識を両方が持ったからだと思っている。逆に言えば、元増田の場合、子供ができなくたって「この状況を放置するのは2人の心理的安全性にとって良くない、2人の関係の健康を損ねる」という意識で話し合うことができれば、だんだんと建設的な方向に向かえるかもしれないよ。
さっきも書いたけど、うちの場合は、彼女の病理というより関係の病理だった。だから時間はかかったけど、こじれた関係を解きほぐすことが解決の糸口になった。元増田の奥さんが同じかどうかわからないけど、参考になったらうれしい。お互いがんばろう。