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はてなキーワード: メインヒロインとは

2017-09-29

田中美海

アーススタードリームスレッド見ていたら、WUGエースの話になってて、俺は山下七海しか知らないので、当然山下七海だろうと思ったら、田中美海だと書いている人がいた。

何者かとWikipediaで調べたら、去年突如現れて日本中を湧かせ、2016年で一番のアニメと謳われた『灼熱の卓球娘』のメインヒロイン、上矢あがりの声優さんじゃないか

そりゃ、エースだ。すでに伝説となり、ツイッターでも2期はまだかという声がある日が無い卓球娘を出されたら、いくら俺の愛する山下七海でも太刀打ちできない。無念だ。

 

どうでもいいが、卓球娘のメインヒロインってこよりなの?

2017-08-23

https://anond.hatelabo.jp/20170823120820

ありがとう絶対読んでみる

完結しているのはポイント高い。いくつか読んでみてエタってるのが結構あったから助かる。

20170824追記

「時を止めて」読了

タイトルからよくある時間停止レイプモノかと思いきやイチャイチャ系で良かった。主人公の人柄が良い作品は良い。

20170825追記

変態荘へようこそ!」読了

登場人物熟女寄りなのにそれを感じさせない作り。終盤突然哲学感出してくるのがなろうらしいなと思った。おまけが連載中なので楽しみ。

20170828追記

「ドア魔人」「ドア魔人アフター」読了

長かったけどミステリー要素(それ自体は大したものじゃないけど)も入ってて楽しめた。

メインヒロインの話がこれから書かれるらしいのでそちらも楽しみ。

2017-07-19

https://anond.hatelabo.jp/20170719125310

男性向け漫画主人公については、「設定上は普通容姿」は多いが、それでもキャラデザインとしては整った顔立ちになるし、

またそれは女性向け漫画の女主人公における「設定上は普通容姿」とそう変わらない。

メインヒロイン美少女が多いのも、女性向け漫画ヒーロー美少年が多いのと同じことで、男女差などは感じられない。

では主役に限定しない場合はどうか。

考えられるのはキャラクターデザインバリエーション問題だ。

基本的漫画家は、男女問わず美形を描くのが好きだし、また美形のデザイン規格化されていて描きやすくもある。

しろブサイクキャラをまともに描ける漫画家というのは、それだけで実力があると思っていい。

老人は美形の口元にシワを描くだけ、デブは美形の頬を膨らませるだけ、みたいな漫画家プロでも山ほどいる。

まあそれはともかく。

美形キャラバリエーションを考える場合

キャラであれば、髪型アクセサリーなどの種類が豊富なので描き分けをすることは容易だが、

年齢を表す記号には乏しいので、設定上は30代40代という女キャラでも、美形キャラとして描くと1020代に見えてしまう傾向にある。

キャラ場合は逆に、髪型などでの描き分けは難しいが、加齢を表すのに「ヒゲ」という記号存在する。

たとえば普通イケメンを描いて顎ヒゲを生やせば「30代の美形キャラ」を簡単演出できる。

こうしたファクターが、増田をして「若くないけどかっこいい男キャラは多いがヒロイン若い美人」と言わしめている可能性はあると思う。

2017-07-13

天使の3P!が一番面白い

今期は不作すぎる。

ソシャゲ発の金だけかかった張りぼてアニメの数々は映像の美しさと話の雑さの対比で虚しくなる。

逆にゲーム以外の原作付きアニメの大部分は原作の弱さが作品にかけられてる金の額で分かってしまう。

ナナマルサンバツアホガールてーきゅうとどうしようもないラインナップ。

そして異世界系の酷さは語り尽くせない程に酷い。

ビーフシチューやカツドゥーンが大絶賛されるだけなら許せるけど、主人公は神プログラマーから世界に行くとキラ・ヤマトみたいな真似が出来ますとか、神様からもらったチートで全属性が使いこなせますは流石に見てられんね。

強いて面白いのはメイドインアビスボールルームぐらいか

だけどこいつらも作画力が付きた途端に垂直降下は免れまい。

雰囲気作りに金をかけるってのはそういうことだ。

そしてゾンビの如く湧いてくる続編系アニメ

てーきゅうが9期で闇芝居が5期とか低予算アニメ全盛期を感じざるを得ない。

シンフォギアとか化物語とか流石にもう飽きましたよっと。

あとなーホモアニメレズアニメ微妙に駄目なんだなー。

コンビニカレシとかDIVEとか潔癖男子とかさーインパクトが足りないよねインパクトが。

頭をハンマーで殴られ続けるような破壊力がねーよ。

バレバレオカマ気持ち悪い声出してるのは笑えたけどそれぐらい。

こうなると信用できるのはいっそ割り切った萌え萌えアニメぐらいなものよ。

ストーリー駄目で絵が駄目でもキャラが生きてりゃアニメは見れる。

キャラクター消費時代ってのは、物語が消費しつくされたはてにある最後楽園だしな。

でもひなろじは流石に脳が死ぬね、逆に疲れる。

チアフルーツもウケを狙いすぎてて無理。

となると残りは天使の3P!ってわけだ。

メインヒロインが狙いすぎててどうなのかって気はするけど、小学生ぐらいだとああい漫画キャラレベルに濃い奴はおるからなーしゃーないわーリアルJSだわーと割り切れるわー。

つーわけで今期の覇権が決まったわけだ。

俺としてはオリジナルアニメ覇権を取って欲しいのだけど、無理そうやから諦めた。

ゾンビ化してダンディになったタイラーとか見るのすら嫌なレベルだし、NHKアニメアトム微妙だったからもう期待しねえ。

2017-07-05

白銀リリィや赤屍蔵人みたいなチート準レギュラーが好き

主人公ボス枠では無いのをいいことに好き放題強くなって思いつくままに美味しいシーンを描かれていくタイプキャラ

ストーリーの都合に縛られるメインヒロインよりサブヒロインの方が魅力的っていう奴をもっと凄くしたようなインチキポジションのものが「強キャラ」って感じで好き

2017-06-10

終末なにしてますか?(略)のサブヒロインサブヒロインすぎる

もうちょっと頑張ってもいいんじゃないの?

メインヒロインルート一直線だから仕方ないよねって態度で何もかも諦めすぎでしょ。

滑り台の前で失恋同盟作るレベルは求めてないんだけどさ、もうちょっと自分にもルート分岐可能性を感じてもいいんじゃないのかな。

うん、お前らのことだよネフレン・アイセア。

そこそこ出番貰ってるのに攻略対象としては壁の花も良い所じゃん。

ロリ組のティアットにすらヒロインポイント負けてる状態である自分に何か違和感覚えないのかと。

クトリとナイグラートの二択に絞られきってる現状を何かおかしいと思わないのかと。

エロマンガ先生を見てみろよ。

完全にエロマンガ先生ルート分岐固定されてる状態なのに、食らい付くように自分の方にルートを向けようと足掻くヒロイン達の姿を見ろよ。

とにかく当たるだけ当たって砕けるだけ砕けてこその青春だろ。

自分の思いをぶつけることそのもの意味見出してみせろよ。

何諦めてんだよ。

道を譲ることに自分立場見出しすぎだろ。

遠回しにチラチラとチャンスの薄さを確認してる時間なんてもうないぞ。

ヒロインとして生まれた以上は愛に飢えてみせろ。

当たれ、砕けろ、出会った順番が違っていたら自分こそがメインヒロインだったと言い張れるような散り際を見せろ。

最初から可能性を捨ててるヒロインなんてヒロインじゃねえ。

モブモブ

親友ポジション上司ポジションのオッサン達の方がまだ目立ってるぞ。

2017-05-30

久しぶりにエロゲをやっていちゃラブについて思ったこと

とあるきっかけがあって久々にがっつりエロゲプレイした。(ちなみにゆソフトのサノバウィッチ

大学のころはそれが生活の中心のようにプレイしまくっていたが、ここ10年以上はほとんど離れてしまっていた。

久々のエロゲだったので、いろいろ細かい進化をしていたことに驚いた。

オプションが充実していたり、セリフの合間に表情がコロコロ変わったり、セリフをお気にり登録できたり、シナリオ検索が出来たりetc

まあそんな驚きがありつつもプレイして改めて思ったのは、

二次元女の子と心行くまでイチャイチャするのはエロゲが一番だな」

と言うこと。

というのも、昔は重厚シナリオや泣けるシナリオを求めていたが、30も半ばになり求めているのは

「重い展開も感動のシナリオもいらない、ただ可愛いヒロインイチャイチャしてニヤニヤしたい」

と言うことを最重要視するようになったかである

さて、エロゲがいちゃラブ欲を満たすのに最適なのはなぜかというと

エロゲは、その一本で完結していてかつメインヒロインにはそれぞれ結ばれるルート存在する。

というのが大きい。

漫画アニメはどうしてもひとつの話なので結ばれるのはどれかのキャラ一人だし

それまでは各ヒロイン友達以上恋人未満的な距離感であると思う。

(無論ラノベマンガは誰とくっつくのかを楽しむ部分もあるのでそれが悪いわけと言うわけではない)

また、エロシーンがあるということが、いちゃラブに大きな影響がある。

そこに至るまでの葛藤プレイ中のあまあま展開ピロートーク、盛りだくさんである

もちろんエロシーンがエロいほど性的な意味でうれしいのも当然。

お上記で言った、エロゲラノベ漫画の展開というはあくま一般的ものであり例外ももちろんある。

あと少女漫画はどうだ、とも思ったが、やっぱ男性向けのいちゃラブ展開と女性向けのいちゃラブ展開はちょっと違うかな、と感じた。

なお、他の媒体についても言及すると

DLsite等にある低価格同人エロゲエロさやフェチ的にはとてもいいがいちゃラブ的なものは少ない

美少女文庫等のいわゆるエロラノベエロゲ以上にエロ中心であり、あと大抵ハーレム的な展開に落ち着くのでちょっと違う

音声作品→癒やされるけどいちゃラブとは違う

エロゲーは衰退した云々はよく聞く話だが、プレイしてみてやっぱりいいものだと思ったし、

続いて欲しいなと思った(来月発売の新作を予約しながら)

2017-05-24

http://anond.hatelabo.jp/20170524145214

オタクどころじゃない、全世界黒人キャラは増えない。

何やっても黒人本人がメタクソに文句うからだ。その上売れもしない。

ディズニー黒人メインヒロインに置いたポカホンタスプリンセスと魔法のキスをやった時に答えは出てしまったよ。

日本人黒人を描いたとして、それが至極普通ステレオタイプ萌えキャラだとしても、きっと文句言うぜ。

2017-05-16

給料日に加えてクレジットカードリセット日なので

漫画を買いたい。

候補を書く。

マップス

クロボンゴーストがどハマりして、ダイソードとクロノアイズももうとにかくすんごく面白かったから、これも絶対面白い

ネクストシートって続編もあるみたいだから、全部買いたい

家族ゲーム

探偵のやつ(タイトルがなぜか覚えられない)とゲームショップのやつ(これも覚えられない)が面白かったから、長編のこれも買いたい。

むかし、百合漫画目当てに雑誌を買ってたから、なんとなくのあらすじと何本かは読んで知ってるけど、細かいところわかんないので楽しみ

プリズマイリヤ

漫画喫茶で読んで

「遺子はまた独り

剣の丘で細氷を砕く

けれど、

この生涯はいまだ果てず

偽りの体は、

それでも

剣で出来ていた――――!!」

のところで、ボッボロ泣いて嗚咽が止まらなくなるぐらい感動したから、自分でも所有しておきたい

そうえば、映画もやるらしいから、アニメも通して見ておきたいなあ。

あっ、この漫画面白いと思うけどFateメインヒロインは桜だよ?

うーん、プリズマイリヤは一度読んじゃってるから候補としては下の方だなー。

2017-04-12

ハヤテ読んだ

ナギは才女揃いの白凰でもトップクラス学力

からすぐにコツを掴んで料理スポーツができるようになったのは自然なことだがハヤテを殺しかねないほど重度のメシマズ女だったナギ料理上手になってしまったのは少し残念な気もする

連載開始時点で既に「ヒロインと言えばメシマズ設定」みたいな風潮はすっかりなりを潜めていたが時流に抗ってでもナギメシマズ女にしたのは、畑の好きならんま1/2メインヒロインであるあかね意識しているのだろうか?と勝手に思っていた

(そもそも三千院って名字スケート回のあいつが元ネタなんだろうしあの話の乱馬にそっくりな服をナギが着てる話があったと思う)

そんなナギがあっさりと音無響子さん並のメシウマ女になってしまった

連載開始から13年、メシマズ女はオタクの間で時代遅れを通り越して嫌悪憎悪対象になってるから仕方ないんだろうが

ナギの中のあかねが死んでしまったようで一抹の寂しさを覚える

2017-04-09

アニメスレ気持ち悪いなあと思うところ

アニメの先行上映会、サイン会映画舞台挨拶公式ニコ生配信など

イベント原作者監督声優ファンの前で語る機会が年に何回かあるのだが

その時に、「サブヒロインの増美には兄がいるんですよ」「主人公親友、増川は留年しているので実はひとつ年上なんですよ」と裏設定がひょっこり明らかになったり

主人公増田声優が実はメインヒロインの増子より増美の方が好きと発言して物議を醸したりすることがある

なのでイベント後のレポがツイッターや2chに落ちるのはちょっとした楽しみでもあるのだが、某アニメスレの住人はイベントのレポを猛烈に否定する

住人曰く、証拠がないか捏造し放題らしい

映像が録画されてyoutube公式チャンネルにアップされた」

「作者とスタッフの対談が公式サイトにアップされた」

といった、いつ誰でも確認できる形でないと、すべて嘘松の可能性があり、公式発言とは認めないのだそうだ

いや当時会場に行ってた人の実況がツイッター複数あるしブログにレポをアップしてる人もいる、嘘じゃないって、そんなに疑うなら検索してみなよ、などと言おうものなら

ツイッターブログの話をするのはヲチ行為マナー違反なので禁止です!」と、書き込めないように規制される

(したらばは管理人、おーぷん2chはスレを立てた人の権限アク禁ができる)

人気のサブヒロイン元カレがいたとかそんな衝撃設定なら必死に真偽を確かめたり否定したくなったりする気持ちも分かるが

増川くんの好きな食べ物メロンパンですなんてくだらないことでも「捏造可能性があるからイベントニコ生の話は禁止!!真偽を確かめようがないことをいつまでも話題にするな!」なのだそうだ

他のアニメ漫画スレなら「え、それほんと?」「会場にいたけどマジだったよ!」「本当だ、ツイッターにもたくさんレポがある!」「スゲエ!」「これは爆弾発言だね~!」とわいわい盛り上がるところなのに

「会場にいた人にしかからないニュアンスがあるから全てを鵜呑みにするのは危険」というのではなく「発言のもの本当にあったかどうか分かったものではない」といった感じ。ネットにレポ落としてる奴が全員示し合わせて嘘ついてるとでも思ってるのか……?

嫌なら見るなというが実際スレを見る頻度が以前よりものすごく減ってしまった。たまにスレを見に行くと、住人は「過疎すぎ!みんなどこ行っちゃったの?」としょんぼりしている

ここのスレ住人変じゃねって思うところは他にも山ほどあって、そういうところが過疎の原因じゃないのだろうかと思う

2017-01-29

http://anond.hatelabo.jp/20170129150657

かったるそうなので本編は見てないけど

メインヒロインぽいのがただ八重歯女の子しか見えないのは

日和ってるなあと思った

2017-01-21

フルチャージ家電ちゃん

メインヒロインは完全にアイからケイちゃんへバトンタッチしたね

アイはエロ要因になったのか

2016-12-23

漫画図書館Zの漫画紹介(年代順)その2

その1(http://anond.hatelabo.jp/20161223120406)からの続き。

2000-2003 ななか 6/17 (www.mangaz.com/book/detail/45211)

ガリ勉クラスの中で浮いていた霧里七華(十七歳)が、ある出来事きっかけに心だけ六歳に戻ってしまった。心が子供に戻った彼女に幼馴染の凪原稔二や同級生雨宮さんが振り回されたりもしながら、十七歳の七華と稔二と雨宮さんの三角関係を描く漫画であるラブコメなんだけど普段のラブ成分は少なめで、大事なところでドバッとでる感じ。それと恋愛よりも人を思いやるという心の成長を主題にしているためか、幼馴染大勝利!とならない。

ヒロインタイトルにも名前が入っているとおり七華なんだけど、十七歳の七華はたまにしか出ないレアキャラだし、雨宮さんかわいいし、雨宮さん優しいし、雨宮さん頼りになるし、はじめはいじめっ子として出てきたのに、あっという間に稔二との過去話が補完されたし、実質雨宮さんがメインヒロイン(ちなみに人気投票下馬評ではぶっちぎりだった)。雨宮さんは、いつも赤面していて、だいたいいつも報われないんだけど、時々とても幸せそうな顔をする瞬間があって本当に応援したくなる。

でも本当はドミ子が一番かわいい

2002-2006 聖戦エルナサーガII (www.mangaz.com/book/detail/75451)

あらすじ

どこにでもいるような普通女子高生エルナは、普通の家庭で普通に暮らしていた。しかし都市部工事現場から古代ギムレー期の伝説聖剣が見つかったことで、彼女の血に隠された王族の魔力が彼女の運命を残酷に捻じ曲げていく。

携帯電話インターネット存在する現代的な科学世界の上で、真面目に魔法や空想の生物の力を扱ったらどうなるのか。魔法は通常兵器と異なり術者一人だけで大規模破壊暗殺行為が可能になる。そんな力がテロリストに渡ったら政府はどう対応するのか。

既存の力を軽く超えた魔法の力が存在することの恐怖とはどんなものか。SFファンタジーである

ギムレー期の伝説エルナサーガ」を描いたIと合わせてどうぞ。

2002-2004 てんしのはねとアクマのシッポ (www.mangaz.com/book/detail/44921)

絵がかわいい。意外とストーリーがしっかりしている。ふわふわキャラ可愛い

一応ストーリーを。天使が通う森の学園になぜか入学した悪魔のルカ。毎日天使ハニエルに振り回されながらどこかおかしい学園の真相に気がついていくストーリー

2004-2006 オレの子ですか? (www.mangaz.com/book/detail/44591)

  • 著者 : くりた 陸
  • 連載誌: THEデザート
  • 巻数 : 5

軟派な大学生潤が、身元不明女性からあなたのこどもです」と一歳児スミレちゃんを押し付けられてシングルファーザーをする話。

はじめはスミレのことをうっとおしく思っていた潤だけど、日々の成長を見守っていくうちに一人のパパとして成長していく。スミレが通う保育園の優子先生との恋愛も子育てと並んでこの漫画の中心となるが、スミレが本当に潤の子である可能性も出てきて、なかなか仲が進展しない。

スミレの戸籍上の父親で売れない俳優の椿吾郎が、愛のない家庭で育ったことで、子供の愛し方を知らなかったけれど、スミレと触れ合っていくことで過去を乗り越えていくながれがすばらしい。子育ては子供を成長させるのではなくて、子供とともに成長することなんだ。

まり結局のところ、幼児のスミレちゃんが愛くるしいのでホオを緩めて愛でましょう。

2005-2007 Dear Monkey 西遊記 (www.mangaz.com//book/detail/43941)

玄奘三蔵の妹テンテンが、妖怪の総大将 孫悟空に殺された兄の代わりに、旅の仲間たちと共に天竺を目指すストーリー、つまり西遊記。ところが、西遊記を作者が思いっきりやりたいようにアレンジしてしまった。

仲間の悟空オリジナル悟空クローンだったり、悟空師匠の悟浄が軍服の眼帯女だったり、昔の中国だって地の文にも書いているのに重火器携帯電話が思いっきり登場したり大変自由。果てにはロボットまでも出てくる。

しかしながらエンタメとして安定して面白いのでおすすめ

2005-2011 あかりや (www.mangaz.com/book/detail/46061)

  • 著者 : 赤美 潤一郎
  • 連載誌: ネムキ
  • 巻数 : 1

あかりや」というどんあかりでも揃っている店を舞台に、宮沢賢治の幻想的な香りに人の心のぐちゃぐちゃした猟奇臭を加算した奇妙な話の連作集。

例えば、子孫を残せずに死んでしまった渡り鳥が、鳥神様に許されるために渡り鳥の群れを導く光となる「第3話」のように残酷ながらも美しい話があるかと思えば、思いっきりカニバる「第2話」のような話があったりする。オススメ芸術家の業と歪な肉親愛が題材の「第4話」。絵を書かずにはいられない姉と姉が好きすぎる弟が、姉が事故で光を失ったことで尋常ではない共依存のような関係になってしまう話。

シャープな絵柄なので、ホラーによく合うし、後味も悪くない。

ところで機械人間のバイトちゃんがかわいい

2005-2008 寒くなると肩を寄せて (www.mangaz.com//book/detail/66821)

あらすじ

かつては浄水施設だった街で、街の一画と共に水の底に沈んだ家族に心を囚われるユィと貯水壁が壊れる夜を描く「水槽の街」、ツノと尻尾が生えた少女が、鬼に胸を貫かれてほぼ全裸になる「少女というより痴女だった」、真面目系とチャラ男系という完璧にタイプが違う中学生芹沢工藤が、偶然ビデオ店で出会ったことから共通の趣味を見つけ、友達未満になる話「友達だなんて思っていないんだ」などを収めた短編集。

作者である鈴木健也さんの描く人物は非常に肉感的なんだけど、特徴的な線かな。

一番のおすすめは「ジゼルとエステル」。サーカスの見せ物で美しいシャム双生児少女ジゼルとエステルが、エステル男の子に恋したせいで、(おもにジゼルが)物理的に精神的に引き裂かれる話。じつにえぐくて物悲しい。信じていたものに裏切られるつらさ。

こころがぐりぐりされる。

2006-2007 椿ナイトクラブ (www.mangaz.com/book/detail/121101)

おばか変態ギャグ漫画。ここで紹介するのは、フレイヤ騎士団ナイトクラブ)の美の化身こと鏡尋斗の必殺技、「男子魅了(読み: バンコラン)」効果: 男子を操る、に負けたから。ちなみに三巻の57-58ページ。あとブルマに対する作者の情熱がものすごい。

2007-2008 デュアルジャスティス (www.mangaz.com/book/detail/45941)

特撮アニメ、学園、そして拳である

人々が天を忘れた時、地の底から邪なものが這い出してくる。その都度、神は大地へ天の使いを送った。そう…邪悪を祓い、人々の心に再び天を抱かせるために…。

時は現代、地上に邪なものが現れると、彼らが現れる。天に選ばれた戦士たち、そう、「天空特警 アヴァロン」と「美少女天使 パレストリーナ!!!

特撮アニメリスペクトヒーロー漫画マッシヴなのに意外と理知的なアヴァロン(中身は不良)と目立つの大好きパレストリーナ(中身は生真面目生徒会長)のコンビがいい感じ。

面白いのが、天と邪なるものとのパワーバランスは天を信じる人々の数で決まるため、敵側が、現代情報社会であることを利用した情報戦イメージ戦略で攻撃してくるところ。現実でこれやられたらかなり人間不信になる自信がこの増田にはある。

2007-2008 モンスターキネマトグラフ (www.mangaz.com/book/detail/71031)

もし怪獣に変身することができるお姉さんがいたらってお話。

時代は第二次世界大戦が終わってしばらく経った日本主人公の間宮さんは興奮すると自分の意思に関わらず大怪獣に変身しちゃう厄介な体質の持ち主。大戦中はその能力に目をつけられて軍事利用されたり、戦後も政府監視下に置かれたりと自分の体質に翻弄される。
しかし戦後は怪獣映画メインキャスト(怪獣)を務めたり、自分の力に折り合いをつけだんだんと自分の幸せを見つけていく。

主人公関西弁バリバリなのがグッドポイント

おすすめ場面は、変身しなきゃいけないのになかなか変身できない場面で、秘密兵器(美少年のいけない写真満載の雑誌)を見て「あかんわー」と叫びながら変身する場面。

2009-2010 ラブんラブ (www.mangaz.com/book/detail/120121)

毎日ラブを探してラブにラブする中学生 相田愛子(ラブ子)をはじめとして、サッカーに生きるラブ子の幼馴染 国立カケル、年の離れた弟たちの世話で大変な砂田素直(すなちゃん)、クール勉強家 北王子学斗、おっとりして奥手の浦上麗(うららん)たちが好きな相手にドキドキしたり、意識していなかった相手意識してドキドキしたりする固い蕾のような青春漫画

他人のラブにはすっ飛んでくるのに、自分のラブにはうまく答えが出せないラブ子が素直でいいんだこれが。

あとラブ子のラブ暴走っぷりもいいんだけど、おっとりで学斗に一途純情のうららちゃんが、自分ではない女のことに頭を奪われてしまった男に興奮します。

「目の前の私をみていない 瞳」

「私以外の 誰かを 好きな瞳」

「ドキドキした 私 おかしい」

ふわふわ感がよかった人は「ふわふわカタログ」(www.mangaz.com/book/detail/115531)、変態感とエグみがよかったひとは「魔法少年マジョーリアン」(www.mangaz.com/book/detail/120131)と「姉さんゴーホーム」(www.mangaz.com/book/detail/120111)へ行きましょう。

前者は、月刊MOEで連載されていてもおかしくないフワフワポワポワな内容で、後者では、いたけない二人の少年がナイスバディなお姉様に変身して敵と戦う話と、大切な記憶を守るためにそれ以外を全て捨てて狂っていく女性の話が読めます

2010年代 ハルン谷テイル (www.mangaz.com/book/detail/126441)

古い村とその村に寄り添うようにしてある古城をめぐる一話完結型の牧歌的雰囲気漫画。村の近くに見えるお城だけど、近づいても近づいても一向に近づけなくて、離れようとしたらお城に近づいてしまうこと、池で水遊びをしていたら、水面に映った逆さ城の中に入ってしまう、など幻想的で牧歌的漫画

絵柄がかわいらしくて、ますむらひろしアタゴオルみたい。自身のHPで連載しているとのこと。

2010-2014 マジャン 〜畏村奇聞〜 (www.mangaz.com/book/detail/120651)

麻雀は絵柄を揃えたら役が出来るくらいしか知らないけど、この漫画は一戦いっせんに熱があって面白い

単なる麻雀の漫画ではなくて、マジャンという麻雀のルールに加えて特殊ルールトランプジョーカーみたいな牌が入っているとか)があるので、単なる麻雀好きの学生だった主人公が特殊ルールに苦しみながらルールを解き明かす部分を読者として共有できて良い。

麻雀要素以外にも、閉じた村、おどろおどろしい伝承、そして表面上は普通なのに、ある事柄にだけ一様に口を閉ざす村人など横溝正史的成分も満載。

麻雀は門外漢だけど、主人公の打ち筋がデータ・確率重視なところが現代的で面白いと思う。まあそのせいで、麻雀と異なるマジャンの特別ルールをはじめ、村の奇習/因習に主人公は振り回されるのだけど。

こちらのレビューが詳しい「竜騎士07が震撼した漫画「マジャン~畏村奇聞~」」(http://blog.livedoor.jp/inoken_the_world/archives/51895567.html)。

以上。増田的には全部何度でも読み返せるくらい面白いけど、あえてオススメするなら「ゆめのかよいじ」(https://www.mangaz.com/book/detail/43881)が一番心に残ったかな。ちなみに連載期間調べるのめちゃくちゃ大変だった。

最後に、面白い作品に出会えたことについて、漫画図書館を始めた赤松健先生に感謝。

2016-12-13

逃げ恥」にテーマなんかないんだよ

ガッキーかわいいだけのドラマと言われているが、本当にその通りだと思う。

ネットでは変に社会派じみた解釈までされてしまっているが、あんもの蛇足の極みである

まあ確かに、女性向け作品の男としては珍しい設定なのかもしれない。

しかし、ただそれだけだ。設定そのものに大した意味などない。

だいたい、そんな大きな物語ではないのだ。

大きな物語でなければ何かというと、結局ただの「萌え要素」でしかないのではないか、というのが私見だ。

そもそも、変な設定のキャラとの間に恋愛関係は成立し得るか、という作品は、すでに山ほど出てしまっている。

例えば、90年代美少女ゲーム代表的作品ひとつであるTo Heart」においては、メインヒロインの幼馴染、

その友人のスピーカー女、委員長オカルト好きの先輩、外国人、後輩の格闘少女超能力少女など、

実に様々な設定のキャラが登場し、そしてなぜかメイドロボのマルチが人気を獲得したらしい。

だが、個々の設定自体に、そう大きな意味必然性があったとは考えにくい。

いわゆるデータベース消費というやつであって、二次元美少女という畑の中で芋掘りをした結果でしかない。

女性向け作品にしても同じことで、イケメンキャラという前提の下で、どこまでぶっ飛んだ設定が許されるか、

というチキンレースしかないように思う。

その意味では、どれだけ変な設定だろうと、よくあるハイスペック俺様キャラと地続きの存在なのだ

恋愛経験のない理系男との契約結婚」という設定は果たしてOKかNGか。

ただそれだけであって、それ以外に大した意味などありはしないのである

2016-11-27

とらドラ!みのりん派だった

中3の頃、丁度リアルタイムとらドラ!を見ていた。

その頃、正直メインヒロインである大河が苦手だった。

ルックスは可愛らしいし、声だってくぎゅだ。

でもあのキツさが辛かった。

サブヒロインみのりんは魅力的なキャラだった。

朗らかなところに惹かれていた。

なんで竜児はみのりんを選ばなかったのかと思っていた。

自分だったら、彼女と付き合うのにと思った。

亜美ちゃんにも好感をもっていた。

あの物語で割りを食ったのは案外亜美ちゃんかもしれない。

モテモテなのに好きな人には振り向いてもらえない。

あの後、みのりん亜美ちゃんは良い親友になったと思う。

最近とらドラ!を見返した。

逢坂大河も、櫛枝実乃梨も、川嶋亜美も、みんなただの女の子だった。

可愛くて、愚かで、弱くて強い、人間だった。

あの頃苦手だった大河が好きになった。

みのりんを選ばなかった竜児の思いがちょっと分かった。

亜美距離感に切なくなった。

あの頃から8年が過ぎた。

でもやっぱり、画面の中で見るみのりん人間らしく一際輝いていた。

2016-10-01

そう僕は主人公

やはり僕の人生マジコメはまちがっている。の主人公

発刊からすでにさんじゅう数年の月日がたち巻数もすでに三十巻を超え

数少ない読者からいつ終わるのかグタグタやってんじゃねえとおしかりのお手紙をいただいたりもする

なんてわかりやすツンデレ読者なんだろ、もっと素直に褒めてくれてもいいのよ?とお返事したい

しかし、こっちも生活が掛かっているのでこの作品を終わらせたくはない

かといってこの先に少ない読者を驚かせるような展開があるとは思えない

さてどうしたもんかなーとコピー用紙人物関係図を書いてみた

書いてみて驚いた、なんと僕の人間関係に致命的な欠陥があったのだ

…僕の周りで僕と一緒に笑ったり怒ったりしてくた人ごめんなさい

あなたは僕にとってただのモブキャラでした

時が進めば僕も忘れるし読者も忘れていくモブキャラでした

主人公視線から見てあなたたちは僕に何も残せずに使い捨てられていくモブでした、モブキャラ、やいモブ

モブが何をいっても何を感じても主人公である僕には関係ありません

いつもあなたたちがいっている文句やねたみ恨みなんて僕にとってはただの風の音だったのです

昨晩聞いた風の音を覚えていますか?風が何秒吹いて何秒止まってそれを何回繰り返したか覚えていますか?

僕は覚えていません、だって無数に吹く風の音なんて覚えてるわけないでしょ

モブも同じです、あなたたちが僕に何をいっても僕の行動に怒っても僕に殺意を抱いても関係ありません

あなたたちの存在は僕にとって風そのものなのです、気がついたら止んでしまっているものなのです

止めばもう風を感じることもないし、さっきまでの音も忘れてしまます

モブ所詮その程度の存在なのです

モブ絶対主人公に勝てないように、サブキャラにも勝てません

絶対なる底辺ポジに僕の記憶から消えていくまでさまようのです

……僕の人生モブばかりでサブキャラサブヒロインメインヒロインもいないのはどういうことなのだろうか

2016-08-21

マンガボックス

商業主義が全面に出ており、ユーザー満足度犠牲にしている感がある。

赤字らしいが現状の広告形態を改めないかぎりは黒字化は難しいだろう。固定プラットフォームでのディスプレイ広告はその表示領域に限度(すでにパンパンな印象)があり、また、単価を上げるのは容易ではない。そもそも広告ユーザービリティ反比例するものであり、漫画配信しているのに漫画で稼がないのはジレンマコンテンツ勝負して欲しいが(まあそれが難しいんだけど)、版権構造が謎なのでなんとも言えない。講談社版権を持ってるのかな?

収益化のために、マンガボックスである程度人気が出た作品アニメ化するだろう。そのアニメの結果次第でアプリ方向性が大きく決まりそう。

アプリターゲットは恐らくライト漫画ユーザーであり、色々チェックしている人であれば連載陣の半分くらいはすでに別媒体で読んだことがあるだろう。

媒体作品を懐かしんで読むのは危険である。大抵突然連載が終了するからだ。楽しみに読んでいた作品がいきなり終了した場合絶対マンガボックスにはお金を落としたくない心理が働き、Kindle等で購入する。

連載陣のテイストは謎である。まあビジネス駆動型連載陣だと思う。

そんな中、オリジナル作品は中々良作揃いであり、以下を読んでいれば十分だろう。

天空侵犯

連載初期と比べると絵の上達が凄い。面白いキャラづくりがうまい。題材は箱庭系とよくある感じだが随所に個性を感じる。人気なのか少年マガジン出張掲載したことがある。

恋と嘘

看板作品。絵が可愛い。どう見てもメインヒロインは仁坂くんである面白い…が毎回の更新が4~5ページとかあまりにも少なすぎる。遅筆であれば分散更新せず、隔週で良いからまとめて掲載して欲しい。これも商業主義の弊害やな。

骨が腐るまで

面白い。どこかで見たことあるような絵柄だが、良く言えば様々なハイブリッド。最新話ではまさか海苔が登場(iPhone版だけかな?)

女なのでしょうがない

完結作品アラサー葛藤を描いており女性向けだと思うが面白かった。綺麗に終わったと思う。

境界のないセカイ

媒体移転した作品個人的にはそんなに面白くはないが、一時期LGBT話題に上がったので列挙しておく。

2016-08-17

http://anond.hatelabo.jp/20160816234437

それから10年を経て、非メインヒロインとして堀江由衣が出演した『かなめも』でYAHHO!!、『ドラゴンクライシス』でのインモラリスト、『パパのいうことを聞きなさい』にてColoringなどの多数の名曲が生まれた。スターチャイルドアニメとのタイアップの道は間違っていなかったと思う。

どちらかというと社長があの事件を起こさなければ今でもアーツビジョンに残っていただろうにそこは残念だった。

2016-08-16

ラブひな-林原めぐみ世界

かつてラブひなというアニメがあった。

メインヒロインCV.堀江由衣だった。

今の常識で考えればオープニングテーマエンディングテーマ堀江由衣が歌っていると思うだろう。

だが実際に歌ったのはサブキャラクタ役の林原めぐみだった。

オープニングもエンディングも、ソロ林原めぐみだった。

この当時、まだまだ林原めぐみは主役級を押さえていた。

同時に堀江由衣も売出中で、本作も含めいくつもの主役級に出演していた。

この両者が同時に作品に出た結果、林原めぐみが優先された。

僕はこれをおかしいと言うつもりはない。

ただここで堀江由衣がどちらかを歌うことができていれば、声優界は少し違った風景になっていたのではないか、と妄想したのだ。

もしラブひな-堀江由衣世界線があるとすれば、ビッグ3はどうなっていたのだろうか。

ぜひ観測してみたいものであるおやすみ

2016-08-15

http://anond.hatelabo.jp/20160815003119

10年前に一度だけエロゲシナリオかいた事あるけど、サブキャラの方が会社からの制約や指定がないので筆が乗るんだよ。

筆が乗ってモチベーションが上がるといい発想が出てくるってループになり、モチベーションが高いままになる。

 

実際評価されたのは、考え抜いて書いたメインヒロインではなく好き勝手書いたサブキャラだったっていうね。

もちろん、指定する会社指定ファンのツボをついた的確なものだった場合は、ヒロインがかわいくなるって場合もあるけど。

エロゲサブヒロインを可愛く描くのマジでやめてほしいわ

攻略できないって知ったときがっかり感が酷いわ

隠しルート攻略できますってなっても明らかに普通メインヒロインよりシナリオ短かったりCG少なかったりするじゃん?あれもなんか悲しい

だったらいっそビジュアル面でも声優面でもキャラ性の面でも自ずと攻略対象から外れるような絶妙か感じで描けよ

腕の見せ所だろそこは

2016-06-30

藤島康介コネコスプレイヤー声優としてゲームメインヒロインやる事になったらしい

もしかして風立ちぬ庵野秀明も宮﨑駿とアレがコレでソレな枕の上で愛と今後の出演予定を語り合う仲だったのだろうか。

2016-06-22

恋姫†無双百花繚乱 SAMURAI GIRLS戦国乙女~桃色パラドックス~、戦国コレクション (それぞれアニメ)の放送を見る前の第一印象は軽薄な萌えエロしか頼れないつまらないアニメになりそうというものだった。

蓋を開けてみると、それらが全て良作や名作でいい意味で驚いた。


それらの中でも戦国乙女戦国コレクションはそれぞれパチンコソーシャルゲーム原作としていて、キャラクターデザインはともかく、ストーリー的にはまともな原作を持たないに近い作品でありオリジナルストーリーだったので不安が大きかった。

ただ可愛いキャラが出てきそうだからチェックしとこうという程度で見たが、内容も楽しめる作品になった。

一方で恋姫†無双シリーズも、原作エロゲーでちゃんとストーリーがあるのだが、アニメの設定やストーリー的にはオリジナル要素が強い。

原作には当然いる男性主人公を登場させずにアニメ化してしまったことによって恋愛ネタ排除した女性キャラ中心のお色気とコメディ満載のオリジナルストーリーとなり、ただでさえ三国志武将女体化しまくるという一発芸的ネタが売りの作品であるため、普通に考えたらこ原作の弄り方はまずいことになると予感するが、それが意外と上手いことハマって人気を博して3期まで制作されたのだった。


その戦国乙女(2011年4月~)と恋姫†無双(2008年7月~・2009年2010年)のシリーズ構成担当したのがそれぞれ待田堂子雑破業だった。

そしてその2人が共に脚本として参加して21世紀代表する作品といえるぐらいの名作となったのが戦国コレクション(2012年4月~)であり、なんとなく因縁を感じさせる。

戦国コレクションストーリーの下敷きには古今東西の名作映画等が使われていて、元ネタを上手いこと料理し落とし込んでいて痛快である

それでいてキャラクター描写おざなりなわけではなく、キャラクターの魅力もしっかり引き出されている。

最終的にもシリーズ全体を踏まえてのカタルシスが得られながら、心地良い余韻の残るストーリーで締められていて言うことがない出来。

さらTV放映時は最終話の後の原作CMキャラの掛け合いが本編の続きのような感じがあり、合わせて楽しかった。

よくある感涙という形ではなく作品への満足感に満たされる形での感動がそこにはあった。


百花繚乱シリーズ(2010年10月~・2013年)も原作は一応ライトノベルなのだが、出版社創業記念メディアミックス企画原作アニメではストーリー部分の設定は全く異なるらしい。

内容的にはアニメ版恋姫†無双戦国乙女戦国コレクションと違って男性主人公を中心としたハーレムラブコメ作品である

そうなると例によって雑な萌えアニメになりそうという不安が募るのだが、

結果的には主人公が珍しく好感の持てる有能男主人公だったこともあり、名作に仕上がってしまった。

ついでに、メインヒロイン勢に主役級豪華声優ばかり起用されていることもあって、ただキャラを騒がせてるだけでも華があった。


そうして見て行くと、当初なんとなく地雷臭がしていた安易武将美少女化系作品だが、逆に名作率が限りなく高いことが分かる。

しろ武将美少女化系萌えアニメは期待できる、という法則が出来上がりつつあったのだが、逆に一番しっかりとした原作が付いていて、比較的まともな作品になりそうな雰囲気最初から漂わせていた織田信奈の野望(2012年7月~)が一番微妙になってしまった。

上記の作品に比べるとアレンジは多少穏やかなのではとは思うが、原作をかなり改変されて原作の魅力を消されてしまったようだ。

シリーズ構成担当したのが、SHUFFLE!みなみけ~おかわり~、RAIL WARS!ISUCAという歴史に残る原作レイプ作品群に構成として関わり続けてきた鈴木雅詞だけに、原作を知らなくても織田信奈は被害者になったのだろうという推測が簡単にできてしまう…。


恋姫†無双シリーズシリーズ構成で、戦国コレクションにもメイン脚本で関わった雑破業は、基本的前評判の高い作品にはあまり関わらないながらも原作の魅力を引き出しつつ原作を壊さない程度にオリジナル要素も加えて名作に仕上げる天才という印象だ。

0点にも100点にもなれるが並の脚本家なら40点以下にしかならない作品を高確率で80点以上に仕上げるので魔術師のようだ。

特にギャグ系やお色気ラブコメ系が得意なようで、原作は悪くないのに微妙な出来に終わってしまったラブコメ原作アニメエロゲー原作アニメは、彼を構成に据えてリメイクしたら名作になるのでは…と思ったりする。

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