はてなキーワード: 官公庁とは
うちの会社、昨今の労働時間関係の諸問題で、残業時間が大幅削減、フレックス導入みたいな流れになっている。
その結果、今までの残業時間では周り切らない作業が大幅に生じている。
まあ、サービス残業で乗り切るかとか言われていたが、それ、お上に見つかったら、完全にアウトだから、今、それやったらマジで永遠に官公庁仕事の指名停止食らうから、ということで、それ以外の方法を探すことになった。
その結果、金で全部解決することに。
要はアウトソーシングだ。
作業で自分がやる必要がなさそうなものは、全部アウトソーシング。
今までの作業コストの倍かかろうが、全然OK。だって、残業代減ってるんだもん。
ちょっとした、だけど、社員がやったら一日はとられそうなデータ加工の作業も全部外注。
プロがやってくれるからディレクションさえできてれば、全然クオリティも問題ない。
ということで、ガンガン外に出すことに。
それでも手が足りないなら、まずは派遣をやとう。で、すこし重要な部分が足りないなら、契約社員にする、もっと重要なら中途採用にする。
最初は、うちの会社、利益やばいんじゃね? 死ぬんじゃね? と思ってたけど、この半期の売上と利益がわかってきて、笑った。
なんとなくわかったよ、今の世の中、生きづらい原因が。
金で解決する力だよ。
実は金さえ出せば、楽になるものが個人や家庭生活の中にもいっぱいある。
それを、やれ将来が不安だ、やれ老後が心配だといってため込んでケチる。
その結果、時間ばっかりとられる。
よく「金がないなら、知恵で工夫、手を使って工夫」
自分なりに調べて投票に行ってるけど,まったく俺の望み通りになったことないんだが..
みんなで示し合わせて,俺の住みづらい世界でも創ってんの?
>獣医学部を新設するお金があるなら、既存の国立の獣医学科の充実に使って欲しい
地域に人を呼ぶために地元自治体は土地やお金を出すものの、政府は通常の補助金と同じ形以上にしか出さない。
既存の学部に回すには雀の涙。今問題となっているのはあくまで許認可であって、補助金がいっぱい流れるということではない。
>不足しているとされる大動物や官公庁は充足されるのかもしれないが、そのために全体の分母を増やすのはおかしい。
全体の分母を増やさず半世紀やってきた中で、大動物や官公庁の不足が起きてきたわけである。誰だってコストパフォーマンスのいい、
楽さに比べて給料のいい職場に就きたいと思うのは当然だろう。では官公庁の獣医師の待遇が悪かったのかと言えば、小動物と比べれば
待遇が悪かったにしても、他の技術系公務員全般と比較して特に悪いわけではない(医師や歯科医師は人間対象ということで規制がさらに厳しく、
そこだけを比較対象とするのはフェアとはいえない)。ということは、獣医師全体の待遇が他と比べて良かったのであり、
それが獣医師数の規制という政府の決め事による数の抑制によるものであれば、政府がそこを弄るのに文句を言うのはただの我侭である。
全体の獣医師数が増えて小動物での待遇が悪化すれば、官公庁に流れる人も出てこよう。そして、流れた先のその官公庁の待遇は他の
技術系公務員全般と比較して特に悪いわけではないではないのである。
なお農水省の需給予測は、現在の状況を続ける場合の必要獣医師数と比べているが、その現在が既に官公庁での不足が起き、感染症対策に
>四国に獣医学部ないっていう人いるけど、そんなに畜産盛んじゃないだろ
"そんなに盛ん"でなくても四国全体での畜産規模となれば小さくはない。そしてそれは現在の公務員獣医師の数では不足するくらいの規模でもある。
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/160903/jyuishi.html
そもそも、獣医師数の不足からどこかに獣医学部を新たに作ることを前提として、それなら空白であり地元自治体の援助の得られる今治が適切となったのであって、
今治が地域おこしのため特区申請しなければ京都産業大学が京都に作っただけだろう。
>動物が減ってるのに獣医師を増やしてどうするのか、賛成派の人に教えて欲しい。
動物の数が減っていても、やることが増えている。従来にはなかった新たな感染症への対応も必要だし、そもそもそういったことへ求められる対応水準
も高まっている。
これは現実的な問題であろう。文部科学省もこの点をかなり押して認可を出さないようにやってきていた。全国の獣医学部の数が半世紀増えて
こなかった、つまり教官職の需要が伸びないと思われてきたのだから、(他学部の教官が教えられるようなものではない)獣医学部の教官を
目指す人が出てこなかったのも当然だろう。それだけではない。むしろ、獣医学部の教官が不足しているのは人材の問題ではない。
(もちろん、ごく短期的には教員の転職などに時間が掛かる分だけ不足が起きるが。)
不足しているのは財政的な理由で雇えなかったからだ。なぜ財政的に不足が起きるかといえば、予算が学生数に応じて制限されるから。
獣医学部の学生定員が増やせない以上、獣医学の教官を雇う予算も増えることなく、慢性的に教官不足となっている。
獣医学部は最適な教官・学生数よりも規模が小さ過ぎるのだ。そして既存の教室や設備はその小さ過ぎる規模に合わせて作られてしまっている。
獣医大学で教官が足りていないことは、獣医学部が規制され増えてこなかった理由であり、同時に結果でもあるのだ。だからこれは、獣医学部新設
に当たって解決すべき問題ではあっても、新設を止めるべき理由にはならない。これで止めてはただ現状維持だけを求めることになる。
あくまで、新設の判断はこれからの獣医師需要に応えられるだけの供給が出来るかどうかである。そしてそれは、特区構想にわざわざ獣医学部が
名指しされるほどのものとなっているのが現状なのである。獣医師を雇っている都道府県にしても、知事会が、半世紀にわたってなされない獣医学部の新設
より現実的な方策である国立大学での定員増加を要望しているが、これも需要を満たすだけの供給が現状なされていないことを表している。
http://www.nga.gr.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/3/a5_201271920.pdf
加計学園のことは獣医師会の会報を読んで知ってはいたが、こんなに大きく取り上げられて驚いている。
総理が絡んでいなければ、殆どの人は興味が無かった事のように思う。
1獣医学部を新設するお金があるなら、既存の国立の獣医学科の充実に使って欲しい
現状、国立の1つ1つの獣医学科は小規模で、単独では最低限必要な講座がない所が多い。例えば私の出身大学では寄生虫学講座が無かった。医学部では考えられないと思う。統合案が出た事もあったが地域の反対等もあり実現しなかった。現在では不足する教官を補うため、共同学科を設置している。単純に考えればそれぞれの大学の教官を増やせば良いだけのように思うが、要するに予算がないためこんな事になっている。そんな中で、新設がトントン拍子に認められるのはおかしい。今回の件は予算云々ではなく許認可の問題だという人があるが、大学ができれば毎年補助金が流れることになる。
2そんなに獣医師増やしてどうするの
加計学園の獣医学部の定員は160人とのことだが、これはかなりの数である。現在獣医師国家試験の合格者数は概ね1000人であるから、かなりのボリュームである。さて、この160人はどんな仕事に就く事になるか?既存の獣医学科の卒業生のうち、約半数が小動物、2割が官公庁、1割が製薬、1割が大動物、その他1割という内訳である。現在の状況のままだと、充足していると言われる小動物獣医師がどんどん増えることになる。不足しているとされる大動物や官公庁は充足されるのかもしれないが、そのために全体の分母を増やすのはおかしい。そもそも、毎年160人(全員合格するわけではないのでもう少し少ないと思うが)ずつ増える獣医師の仕事が本当にあるのだろうか。
それと、全体の数については農水が予測を出しているが、獣医師の需給はほぼ均衡するとの結果だったはずで、これを踏まえれば獣医学部を設置すべき!との判断はおかしい。四国では足りないとのデータがこの文書に出てくるが、それをもって新規設立すべし!というのは短絡的にすぎると思う。偏在が問題であって総数が問題なのではないのだから。
http://www.maff.go.jp/j/study/other/jui_jukyu/pdf/report.pdf
市や県に勤める獣医師は不足している。これは、全体の数が足りないからというより、待遇の問題が大きいと思う。例えば俸給表を見ればわかるが、獣医師の給料は医師や歯科医師よりだいぶ安い(半分いかない)。同じ水準にするべきとは思わないが、もう少し上がってもいいのではとも思う。
https://seo.lin.gr.jp/nichiju/suf/topics/2010/20100830_02.pdf
そもそも今治市の土地って、住宅用に造成したけど使えなくて、大学誘致しようとして色々断られて、加計学園が獣医学部だったらいいよって言ったのが始まり。土地活用、地域おこしに獣医利用するのやめて欲しい。
(四国はそれほど〜は削除しました。ただ、乳牛、肉牛、養豚、鶏卵、ブロイラーの生産、どれをみても極めて盛んとは思えられず、飼育頭数は減っている。。)
5動物の数は減っている
少し調べればわかるが、畜産で大きなボリュームを占める乳牛、肉牛の数は減っている。豚や鳥は横ばいのようである。犬は何年か前に減少に転じた。猫は横ばい。
動物が減ってるのに獣医師を増やしてどうするのか、賛成派の人に教えて欲しい。新しいライフサイエンスの需要とは何か、どこが年間何人雇用を増やすのか。
色々書いたが、もし新しい獣医学部が出来ても獣医師数の供給過多にならない可能性もある。獣医師国家試験の合格者を農水が絞るかもしれないからである。
俺はGWで旅行中だったので完全に話題に乗り遅れ、ブックマークコメントを読み漁っていたのだが、
普段色々知ってそうなはてな民が、意外と理解できていなさそうなので、
フリーブックスを見てわかった部分を書いてみたいと思う。
フリーブックスのデータについては、既にバズっている別の増田にゆずる。
今回の運営元は元々書籍の違法アップロードを大規模に行っていた某サイト(ここではHとする)だろう。
よくあるtorrentからデータを引っ張ってくるだけの違法サイトとは、少し毛色が違う。
よくある違法サイトとは
torrentサイトから違法データを引っ張ってきてアップローダに保存し、
利益を得るというより、みんなでデータを共有しようというもので、
「ダウンロードしてる時点で同罪で、アップロードしてないから大丈夫などという理屈は言い訳にすぎない」
(この意見にだけは賛成ではある)
これも疑いでしかないが、Hはアップローダそのものも運営していたように見えた。
一つ、疑いが疑いの域を出ない理由として、
Hは、ダウンロードするだけのユーザを嫌うあまり、身内を囲って篭る傾向にあったのに対し、
フリーブックのような開放の方向に舵をきるだろうか、という思いはある。
ただ、閉鎖的な雰囲気は出しつつ、ばら撒いている事実は変わらないので、
篭る傾向も建前に過ぎないのかもしれない。
…と、ここまで書いて気づいてしまったのだが、
H系列サイトからフリーブックスへのリンクが張られてしまっていた。
これはもう確定ということで良いのではないかと思う。
今回の件に限らないのだが、
torrentに流れていないファイルを扱っていることを不思議に思う人たちは、
一度中華系のサイトに触れてみると(嫌な意味で)新鮮な気分になるのではないかと思う。
中華系には、自分たちでデータ化して共有する小さな(ファイル数は全然小さくないが)フォーラムが山のように存在している。
数年前に、日本の官公庁の機密ファイルが大量に保存されているフォーラムがはてなでも話題になったのを覚えている人はいないだろうか。
ああいったものの漫画版ゲーム版のようなフォーラムが無数にあると想像してもらえれば、わかりやすいと思う
web系コミックサイトの発注を受けた際、違法アップロードの実態を自主的に調査することがあり、
中国語が理解できると、torenntなど表層でしかないと思わされてしまう。
某アリバ○が運営していたサイトが違法音源だらけだというニュースが、
はてなブックマークでもトップニュースになったことがあったはずなのに、
なぜかまともな企業のように報道されていることを指摘するはてなユーザがいないのが
逆に不思議なくらいだったりする。
国家公務員です。中央省庁じゃなくて、末端の末端のようなところだと考えてください。
特に中枢に関わってるわけではないですが、ここ十年ほどの職場の状況についてつらつらと書きます。
民間との比較というわけではなく、単に公務員の駄文だと思ってください。
・節電がきつい
廊下の電灯がすべてつくことはこのオフィスにきてから一度もありません。節電のために電球が間引かれていて、常に廊下は薄暗いです。また、夏は死ぬほど暑くて冬は死ぬほど寒いです。夏は冷房がついてるのにそれでは足りずに扇風機を回してうちわを煽ぎ、冬は暖房が弱いのでダウンジャケットを着て仕事をしている人もいます。特に女性の職員はきつそうです。
・人が足りない
年々、職員数は減っています。外注と非常勤を駆使してワープアを量産していますが、それでも人数は足りません。残業時間は増えるばかりですが、残業代は予算で決まっているので上限は決まっています。残業代の支払いを正すべき官公庁でサービス残業が横行しているというイギリス人が好きそうな設定になっております。その上で震災対応で給料が10%近く2年間減らされました。元に戻るときには「公務員が給料を急に上げた!」と報道されました。
とにかく数字を出させるようになりました。基本的に公的機関は非営利ですので、仕事の件数が増えること=仕事がうまくいっている、ではありません。たとえば犯罪の件数などを考えてみてください。むしろ、減ったほうが社会的にはうまくいっているという場合もあります。それでも上司は数字が減っていると理由を求めます。そこで各部署の担当者はもっともらしい理由をでっち上げなければなりません。また、それらの数字をまとめる作業が月末、四半期末、年度末にあり、その作業にけっこうな手間がかかっていて、そのために残業をします。その残業代には前述のとおり上限があります。
・評価
何年か前から各々の仕事の目標を立てるようになっています。ただ、自由裁量がある程度利く場合ならともかく、毎日徹底したルーティンをやるだけの仕事もあるのです。もちろん、それは重要な仕事で、それがないと周りません。ただ、その人達になんの目標を立てろと?たとえて言えば、毎日溜まる土砂を他に運ぶような仕事なのです。その仕事を担当してる人は「年間土砂を何トン動かす」という目標を立てていましたが、思ったほど土砂が溜まらずに、目標は未達成となりました。もちろん、土砂が溜まらないことは社会的にはよいことです。
・綱紀粛正
2000年代初頭からのマスコミによる強烈な公務員バッシングにより、上層部は異常なまでにマスコミ沙汰を怖がるようになりました。当然だと思います。ニュースで取り上げられればそれがどんな些細なことでも偉い人たちで会議が開かれ、対策が打たれます。時給に換算したらえらく高い会議ですね。長い会議の後にほとんど無意味な対策がメールで流れ、その間に上の決定を待つ下の通常業務は滞っていきます。世間的にいわゆる、無駄、ってやつですね。
とまあ他にもありますがこのへんで。そりゃ唐突に首になることはないし、給料が遅配されることもありません。そのへんは恵まれてるところです。ただ、キツイのは全く意味のない仕事の量が飛躍的に増えてるということです。そして、その仕事のために本業をどんどん疎かにしなければならないということです。おそらく地方公務員はもっとひどい。民間でも同様のことが起こっていると思います(さらにもっとひどい)。自分で自分の首を締めてるのに、生産性なんて上がるわけないですよね、という話でした。
別に自分が既得権益の側にいるわけでもないが、彼らに同情する気持ちがないこともない。
それに正当な形で報いてやれないから、いつまでもああいうグレーなやり方が残るのだろう。
例えば、大学病院の医師の給与が、仕事がきつい割に安いのは有名な話だ。
大学院生だからという理由で、給与が出ないどころか、逆に学費を払っているケースもある。
ただ、彼らの場合、官僚と違うのは、外部の病院でバイトして生活費を賄っている点だ。
つまり、自分のとこでまともな給料を払わない代わりに、バイト先に払わせている。
官僚にせよ大学病院にせよ、日本は最近まで「今頑張ったらいいことがありますよシステム」、
つまり若い頃の苦労を買い叩き、競争させ、勝った者に別口で補填するという仕組みで回っていた。
おそらく、それが勝ち残れなかった者の妬みをかわすための手段だったのだろう。
だが、それも無理ということになった日には、苦労の買い叩きもできなくなってしまう。
というより、なってしまった。
終身雇用が崩壊したように、後からもらえるはずのものがもらえないケースが出てきた。
補填がされないことだってあるのだと、みんな気づいてしまったのだ。
大学病院も、特に田舎のそれは、深刻な人材不足に苦しんでいる。
この先、人口が減っていって、もう無駄な競争をやっている場合ではなくなるかもしれない。
いずれにしても、このシステムではもう回らない時が来ているのだ。
こうして改めて実態が明らかになった以上、また規制に手をつけなければならないだろう。
しかし、本当に天下りをなくしたいのなら、代わりに何かを諦めるしかない。
早期退職の慣習を廃して、居場所のないおっさんを定年まで抱えるか。
あるいは、待遇はそのままで、それで来る程度の人材で結構ということにするか。
どれも選べないなら、このままなあなあで続いていくことになるのだろう。
今日SIerについての話題が目について、実情について書いてみたくなったので書いてみる。初めて増田に投稿するので少し緊張している。
自分は誰かというと、金融系ユーザー子会社に勤めているSEだ。いわゆる1次受け。社員は数千人おり、2chのユー子ランキングではやや上の方に属している。
SIerとひとくくりにして主語を広げたくないので、あくまで私の目で見える範囲の話で、サンプルの1つにすぎないものとして読んでほしいと思う。
【私の仕事について】
まず初めに、自分の仕事はなんだと言われると、それは「システムに関わるプロジェクトマネジメントをする人」ということしか出来ない。エンジニアとしてプログラミングをしたり、ハードの専門的な知識を持っているわけでもない。一日出社から退社まで何をしているかというと、
2.エクセルで作ったスケジュールやWBS(タスクリストみたいなもの)を広げて眺めている
3.問題が発生したら関係者を集めて対策を話し合う。あるいは進捗会議を開く
4.上司やユーザー宛へ説明する資料を作成する。そして実際に説明する
これくらいだ。コーディングという作業が入る余地は一切ない。ひたすら溜まっていくユーザーからの問い合わせや開発側からの問い合わせへのメールを返信する作業を続けている。この仕事で専門性をつけることができるとすれば、プロジェクトマネジメントしかない。プロジェクトマネジメントに関する体系的な考え方、大小に合わせたルールの作成、ユーザーと開発側の折衝ごと。これを突き詰めていくしかない。
同期や周りの先輩、後輩を見る限り、新卒で入ってきたうちの3割が情報系、3割が情報系以外の理系、残りが文系といった印象を受ける。
はてなを見ていてWeb業界やアプリ業界をさらーっとIT系の用語を知ることができたが、おそらく同期の半分以上の人はWordpressという存在を知らないだろう。
会社の中のほとんどの人がGit、GitHubを知らないだろうし、DockerやJavaScript系のライブラリ名を知っている人など皆無だと思う。それだけ、技術に貪欲でないし、それを使える環境はないし、ユーザーも投資しない。
新しい技術は基本的に入れることができない。ユーザー側の経営層がまず理解していないというのと、もしも万一障害が起きたら?という問いに回答できないケースばかりだからだ。だから、今動いているシステムにスパゲッティーをどばどば追加して、秘伝のソースで味付けし、もはや誰にも全容はわかりませーんと言ったことを10年、20年というスパンで行う。
誰も、どうしていいか分からない、どこから手をつけたらいいか分からないのだ。
じゃあ、1次請けだし、ユーザー要件定義が出来るかというとそうでもない。ユーザー業務に精通できないで、ユーザーテスト工程で決めきれていなかったものがバラバラ出てくるなんてザラだ。
ユーザーもユーザーで融通がきかない。個人的に、パッケージシステムを使うと決めたのであれば、どうやってもユーザー業務を変えていく必要があって、それができないのであればフルスクラッチでもっと金かけてやれよと思うのだが、ユーザーはパッケージ入れて安くしたい(金融系のパッケージなんてどれもべらぼうに高価だが)、かつ、業務は変えたくないのでがっつりカスタマイズしてと言ってくる。
また、業務内容によってはミスった時のリスクがでかい。特に法律に絡む案件は、ミスったら数百億の罰金をくらう可能性が常につきまとう。失敗が許されない。金融系のシステムはそういったリスクと常に向き合っていくので、楽しむことは難しい。うまくいくのが当たり前でなければならない。
【やりがいについて】
毎日メールとエクセルとパワポとにらめっこして、ユーザーとベンダーとおしゃべりして、何かやりがいはありますか?と問われると、少しだけあるにはある。
案件規模が億越え、10億とか普通な世界なので、官公庁と連携したりと大きな仕事が多い。勝手にゼネコンの人も同じ気分を味わっているんじゃないのかなーという気になっている(ごめんなさい)のだけど、
例えば「スカイツリー建設のプロジェクトマネジメントをしてました」と言えたら、自分少しは世のためになったかな?と思えると思う。そんな気分に少しだけなれる。自分が作ったわけじゃないけど、大きな仕事に少しだけ関わっているから。
だからエンジニアとして技術で飯を食べていこうとしてSIerに入ってしまった人には酷な会社である。そうやって間違えた同期は早々に転職していった。FBで多くの同期とつながっているが、技術よりのカンファレンスに行きましたとか、勉強会に行きましたといった話は、転職していった人からしか聞かない。会社に残っている同期から流れてくるのはリア充っぽい、旅行や飲み会の写真ばかりだ。
一方で、プロジェクトマネジメントに楽しみや喜びを得られる人には向いていると思う。多くの案件を見てきて、プロジェクトマネージャーが変わった瞬間に物事がうまく行きだしたとか、逆にうまくいかなくなったといった状況をたくさん見てきたので、スキルの必要な仕事であることは間違い無いと思う。それはエンジニアが求めるスキルと異なるだけで、割と専門性を突き詰めることが出来る職業だと思う。その会社特有のやり方に慣れずに、案件をこなしていく中で普遍的なスキルを身に付けることができれば、どこでも通用する可能性もある。(多くの人は会社特有のスキルを身につけてしまって、他社に転職できない状態になるのだが。)
私のやっているSE業と、世間のいわゆるエンジニア業というのは、かけ離れた職業であって、それぞれやりたい方をやればいいと思う。
ただ、私にはミスの許されない超絶大規模プロジェクトに精神をヒリヒリさせながら、数百人月のプロジェクトマネジメントを楽しむなんてことは全く出来ないので、どこか遠くに消え去りたいと日々思っている。
改めて気付くのは、映画のリアリティには2種類あるということだ。
『シン・ゴジラ』におけるリアリティは、ゴジラというフィクションを本当に存在するものかのように描くことだ。
そのために庵野監督は官公庁に対する徹底した取材を行い、3時間映画に匹敵する台詞量(情報量)を早口で映画に織り込んだ。
他方、『君の名は。』が目指したのは、フィクションを徹底的にエモーションで押し切ることだ。
本作では中盤で大きな謎が明かされるのだが、それは主人公たちのこれまでの行動に大量の矛盾点を生じさせる。
また、問題の解決策も、どうしてそうしたらそうなるの?という理屈はまったく科学的でない。結末も言ってしまえばご都合主義的だ。
しかし、本作では(少なくとも観ている最中は)これが気にならない。
主人公たちに感情移入した観客たちはジェットコースターのような感情の起伏に振り回され、こうした些細な点が気にならなくなるのだ。
業界慣習を変えようだなんて、余計なお世話じゃないかなってことよ。と思ったの。
官公庁なんてなかなか変えられないんじゃないのかな?やってみて変わっていったらすごいわね。
なぜならうちの会社が官公庁とかそういうところ相手に商売しているからだ。
ゆえにアジャイルにもDevOpsにもまったく精通していないし経験もない。
が、別にアジャイルもDevOpsも反発があるわけでもなくそこら辺のニュースを拾っては「あ~そういう方法もあるんだね」位で見ている。
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.infoq.com/jp/news/2016/06/agile-dead-again
http://b.hatena.ne.jp/entry/simplearchitect.hatenablog.com/entry/2016/06/20/080807
で、上記の記事にブコメがたくさんつきまくってるけどわりと否定的なブコメが多いようだ。
ただ、ブコメの内容を見ていくとなんとなくアジャイルとかDevOpsが導入されない理由が見えてくる。
ようは、日本式の予算をガッチリ決めて仕事をお願いするやり方とアジャイルのやり方があってないとか仕事を出す側がアジャイルをそもそも知らないとかそういうことなんじゃないかと。
結局、IT産業がどうこうってより日本の商習慣とか周りのやり方がアメリカンなやり方と全然違うから使えないって事だよね?
これってそもそも「アジャイルは使えない」とか「ウォーターフォールは使えない」とかじゃなくて周辺の環境がどうこうって話だけなんじゃないの?
なんか本質的な部分を無視して会話してるから意味ないように見えるんだけど。
アジャイルを導入させたいんなら上級国民の人に働きかける以外にないんじゃないの?
あるいはヨーロッパとかはどうなってんの?とか
アメリカの実際の商習慣はどうなってんの?とか
若いころから介護士してた叔母も、月収20万を越えでボーナスもあったのにどんどん給料下がっていって最期にはバイトと変わらない給料になって、しまいには、定年前に更年期で調子崩したのもあって退職し今では、飲食店の皿洗いのバイトと年金で細々と暮らしている。
オマエんとこだけじゃない。
どこもかしこも下流中高年。
こういう状況って一部だけじゃなかったんだな。
中沢彰吾 著
「ほんとにおまえは馬鹿だな」
「てめえみてえなじじい、いらねえから」
塩素ガスがたちこめる密室で6時間にわたって「イチゴのへた取り」、
倉庫内で1日中カッターナイフをふるう「ダンボール箱の解体」……。
いったい、これのどこが「労働者にとって有益な雇用形態」「特別なスキルを活かした熟練労働」なのか?
――「いい年して、どうして人並みのことができないんだ!?」
迷走する労働行政/元祖はドヤ街の手配師/政府・財界による労働者の流動化政策/派遣はエレベータ使用禁止/監禁労働のタコ部屋/悪意の果ての無駄/人材派遣会社のシステム/派遣労働者は保護されているか/派遣労働者使い捨ての「待機」/人材派遣会社・社員の異常な高収入/求人サイトの矜持と責任/近年稀に見る悪法/中高年が職に就けない現実/「年齢制限なし」の「裏メッセージ」/「三種の辛技」/労働基準法に刃向う労働者派遣法 ほか
極限まで単純化された派遣労働/巨大ダンボール箱と格闘した中高年の「善意」/人材派遣の定番「ピッキング」で実はトラブル続出/カゴテナーと接触して負傷/出勤確認連絡/マニュアルによる効率化は本当か/未登録でも派遣する人材派遣会社がある/現代の派遣切り「お父さん、酒臭いよ」/中高年は美術品が似合わない?/二重帳簿ならぬ二重マニュアル/人材派遣会社の女性社員が必死なワケ ほか
――「もう来るなよ。てめえみてえなじじい、いらねえから」
人材派遣が急拡大した本当のワケ/官公庁と自治体、外郭団体でも非正規労働が拡大/時給2000円が900円に/研修日当なし、交通費なし、最低賃金以下/人材派遣の安値受注が生んだトラブル/人材を集められない人材派遣会社/恐怖をふりまく正規社員たち/事件の現場は巨大モール/奴隷派遣は本当にお得なのか?/無責任体質/カタカナ肩書き乱発のハレーション/除夜の鐘が鳴る頃、てんやわんやの大騒ぎ/企業の稼ぐ力を削ぐ無責任人事 ほか
第4章 悪質な人材派遣会社を一掃せよ
――「二度と仕事紹介してもらえないよ。かわいそう」
拡大する一方の非正規労働者/週5日終夜勤務/従順な派遣労働者/人材派遣を推進する識者たち/重要な情報をネグレクト/欠けている労働者保護の視点/人材派遣と景気浮揚/欧米先進国比較 ほか
いま、真剣に
39歳になったら
40過ぎて下流だったら
この国じゃ
え、もう40 過ぎたって?