「フィジカル」を含む日記 RSS

はてなキーワード: フィジカルとは

2014-06-16

http://anond.hatelabo.jp/20140616131358

気持ちはすごいわかる。

というのも、俺は、しがないチェロ奏者(アマオケ経験者)なのだが、楽器を触ったことすらないやつが、世界トッププロ演奏CD(生でなくCD!!)で聞いて、○○の指揮は~とか○○楽章スタッカート解釈が俺には理解できないとか、こき下ろしてるわけですよ。

お前ら譜面読めんのかと。というか弓持てるのか?ヴィブラートかけようとしたら右手も連動して動いちゃう系じゃないのかと。

から晩まで楽器弾いてて壁紙の模様が譜面に見えたりしたことあんのかと。指先の豆から血が出たことあんのかと。

クラオタといいサカオタといい、専門分野の消費者的なオタクって口ばっかりでフィジカル全然伴ってない。

調弦はできないし強いシュートも打てないのに、専門的な用語を使い知識量だけで勝負してこようとする。

そこに軽さを感じる。説得力がなく耳障りに感じる。

そもそも経験者がオタクイラつくのは、オタクたちからトッププロたちへの敬意を感じないからだと思う。

すげえ!なんでこんなことできるんだ!という驚嘆と尊敬オタクたちにはピンと来ない。だってやったことなから

からこそ敬意を欠いた批判を繰り広げることができる。とも言える。

世のオタクたちには、頭ではなくて身体で感じてその上で思ったことを言って欲しいと言いたい。

2014-06-13

女性が受ける痴漢行為に対する恐怖心・不快感男性に分かってもらうには

男女はフィジカルにおいて不平等

http://salucoro.hatenablog.com/entry/2014/06/13/040833

こちらを読んだら

スカート精子かけられるって俺がズボン母乳かけられるようなもんかな?」

(あえてリンクは張らないけど)

この、男性にたまにみかける「男女逆転で考えてみた」のロジック

んなわけねーーーーーだろ!!!!!!

こう書かれてあった。私も全く同意見で、そんな訳ねーだろと思う。

エントリには以下、どうすれば女性が受ける痴漢行為に対する恐怖心・不快感男性に分かってもらえるか、が綴られているのだが、たとえばこんなのはどうか。

満員電車を降りてからふと気付くと、ズボンに経血がべったりつけられていた。」

経血は(個人差はあろうが)切り傷から出てくるさらさらの血ではなく、どす黒いレバーのような血の塊や透明な粘液が混ざっている。

そういうもの自分衣服に擦り付けられていたらどうかな。異臭を放つぐちょぐちょの使用済みナプキンを貼り付けられるとかね。

そういう事が、いちいち被害届を出すのが馬鹿らしくなるくらいの日常茶飯事として自分の身に降りかかるのは、どうかな。

「なぜ男は女性が感じる恐怖を過小評価してしまうのか?」に対する単純な答え

男女はフィジカルにおいて不平等

http://salucoro.hatenablog.com/entry/2014/06/13/040833

この記事ぶっちゃけゲイ差別だろ、という突っ込みは置いておくとして、

だってそれを認めると醜悪なオッサンである自分存在のもの性的全否定されるってことじゃん。

そんな事実を受け入れられる強靱な精神もった男ってなかなかいないよ。

それにここで例示されているオッサンが全盛期水嶋ヒロとかだったら恐怖感よりトキメクんでしょ女って。

水嶋ヒロ割と背も高いしサッカーやっててガタイあるぞ。

そういうの考えるとまともにとりあってられないっつうか。

2014-06-07

韓国代表レイシスト日本左翼と共に韓国に罵声を浴びせよう。

W杯サッカー韓国日本オランダ国籍違うが洪明甫“ワンチーム” | Joongang Ilbo | 中央日報

http://japanese.joins.com/article/014/186014.html

池田コーチ韓国代表チームの初の日本人コーチだ。池田コーチが初めてU-20代表チームに合流した時、選手の反応はよくなかった。選手日本人コーチに妙な警戒心を表したりもした。洪監督はこれを知ると、選手に「今後はどんな試合でも池田コーチ相談する。池田コーチフィジカル面でOKした選手だけを試合に送り出す」と宣言した。その時から選手の目が変わった。

日本左翼流儀に従えば、韓国代表選手たちは日本人に対する差別意識を有するレイシストから、どんな罵声を浴びせても問題ないことが明らかとなった。さあ、日本左翼たちよ、韓国人選手に、普段レイシストネトウヨに言っている言葉を放とうではないか。「死ね」と。

2014-03-17

http://anond.hatelabo.jp/20140317083922

勇気を出すのも体力がいるの。

フィジカル大事よ。ほんと。

体力をつけるのに勇気がいるの。

メンタル大事よ。ほんと。

2014-02-20

NHKソチ関連番組w

フィギュアメダル死亡ほぼ確定でお通夜状態www

苦難を乗り越えた金メダリストの姉になるかもしれなかった舞さんに対してもはれものに触るようwww

初日から変わらない男性アナウンサー淡々とした平常運転の進行がなぜか頼もしく感じるレベルwww

私が笑っているのはキムヨナさんがトップに立っているからでも、浅田さんがSPで失敗したからでもない。

「さあ、メダルのかかるフリープログラム、いよいよです!」などと、空回りな盛り上げをしたかったであろうテレビ関係者に対して、ざまーみさらせ。

そう思うからである。それだけである

浅田さんはこれでようやく解放される。

度重なるプレッシャーフィジカルダメージからも、

トップアスリートに対して「まおちゃん」とちゃんづけで勝手に期待し、浅田さんがもたらすカネにしか興味のないテレビスポンサーからも、

まおちゃん笑顔が見たい」とか、この期に及んで「楽しんでほしい」などと勝手なことを言いながら、自分のしみったれた日常生活を忘れるためにおっかける気持ち悪い中年女性ファンからも、

まおちゃん処女キムヨナビッチ!」とほざく、せっせと柔軟してセルフフェラでも極めろや…と言いたくなる、いわゆるマオタの皆さんからも。

やはりトリノに出られなかったあのころが、競技生活上のピークだったのかもしれない。

彼女選手としてのピークが正確にどの時点であったのかは私にはわからない。

どちらにせよ、ただの競技生活でのピークというだけだ。

競技を始めてから努力経験彼女人生に与えたものは、それこそしみったれ人生を送る一般人には計り知れないものがある。

しかし、競技をやめてからのほうが、おそらく長い。

これからのほうが長く幸せかもしれないのだ。

気持ち悪くなってきたので、そろそろやめるが、テレビは早くいつものくだらない電波を流す日常に戻りやがれ。

同じくだらないなら、そっちのほうがまだマシだ。

2014-02-17

http://anond.hatelabo.jp/20140217184228

体がピンチで横になっていたとしても、それは「涅槃でござる」って教義があったりするわけで。

フィジカルものメンタルなもんが分離してるのが宗教って奴だろ? 慮るのは体とか世間体とかそういうもんじゃなくて、

彼らの心の仲だけでいいだろ。そういう風に設計されてるもんだろ、宗教って。

からこれは丸っと賛同するってば。

2014-01-12

クラブ男子女子と仲良くなるために必要能力とは

とりあえず、女の子建設的に仲良くなるためにクラブに行っています

これまでを振り返ってクラブ必要となる能力をまとめました。

クラブはそういう不純な場所じゃないとか、クラブ出会いにろくなものはないとか、異論は多々あるでしょうがご静聴くだされば幸いです。

クラブの詳しい説明はどうせみんな知ってるだろうから省きます

僕が大事だと思った順番になっています

①ノリ

まずはこれがないと何もできない。

フロアでぽつんと腕組んで棒立ちなんて論外。

大概は酒が入ると自然とノリが良くなります

酔いに任せて適当に踊れる、適当に話せる事がスタートラインです。

②体力

21時〜夜中1時、2時頃まで飲んで騒げる体力は必須です。

③見た目 年齢 服装

残酷ですがこれはかなりあります

女子一瞥されただけで見向きもされない事なんかザラにあります

おっさんおばさんは見事に相手にされません。

おっさんはしゃべりや金や雰囲気次第でまだ希望はありますがおばさんは厳しいです。

顔や体型による格差ももちろんあります

が、男の場合④以降のパラメータ次第で十分カバーできるでしょう。

クラブっぽい服装はあって無いようなもので、流行ってる服を着てたら問題無いですし近年は特にその傾向が顕著です。

スタジャンとかごついネックレスとかティンバランドの靴は買わなくていいです。

からない人はニューエラキャップをかぶっとけばそれっぽくなります。ツバのシールははがさないように。

コミュニケーション

クラブ内でも当然、コミュニケーションにより人は結ばれます

ただクラブ特にフロアはやかましいのでボソボソしゃべってられません。

耳元で大きな声で簡潔に話す必要があります

出身仕事や年齢や名前やどれだけ飲んでるかとかクラブに来る頻度とか何人で来たかとか聞くといいでしょう。

しかけるタイミングは、アイコンタクトとか、音楽の盛り上がる部分でノリが合ったとか、感覚的で、経験ものを言います

女子はだいたい耳を貸してくれます

女子の持ち物や周りの面白い客(例えば、踊りのすごい人)などをネタに話しかけるのもありです。

フロアに限らず、椅子スペースやバーカウンターで話しかけるのを得意とする人もいます

まりコミュニケーションスムーズ過ぎるとかえってチャラく思われてしまます

フィジカル

いわゆる手をつないだり、腕を組んだり後ろから抱きついてみたりする能力です。猛者になるとキスまでいきます。それ以上は知りません。

これが全く無いとせっかく上手に話しかけても「いい感じ」になりません。最低手くらいつなぎましょう。

「酒飲みに行こう」と言ってバーカウンターまで手を引っ張っていくのが自然です。

ある程度の強引さはあった方がいいですが、度が過ぎると最悪クラブを追い出されます。ただの痴漢にならないように。

また、クラブの男は基本的女子にがっついています女子めぐり男同士の静かな押し合い引き合いが必ず起こります

その際もフィジカルの強さが役に立つでしょう。しかしこれも強引すぎるとケンカになります。後述しますが、潔く引く事も大切です。

⑥男同士のとっさのチームワーク

クラブに来る男は、男友達と来ることはあっても必ずしも団体行動するわけではなく、基本的に個人単位です。

クラブに来る女子は必ず2〜5人くらいの複数で来て、複数で行動します。クラブでの女子の結束は堅く、男1人で複数を崩すことは(たまにありますが)難しいです。

その場合自分と一緒に来た男の友達や、フロアにいる男が連携して、複数には複数でコミュニケーションを取りにかかることがあります

それ以外にも様々な場面で男のチームプレイが求められます

⑦切り替え力

話そうと思っていた女子場所を変えて行ってしまった、別の男に捕まえられた、よくある話です。

あっさり諦め過ぎるのも良くないですが、あまりしつこく追いかけ回すと余計に嫌われるのでやめましょう。

女子はたくさんいます。次をあたるのが早いです。

決定力

サッカーでいうゴールの部分です。

世間で言われているような、いわゆるお持ち帰りは、一部にはあるのかもしれませんが全体で見れば滅っっ多にありません。クラブでは、女子携帯アドレスが聞けたら御の字です。

女子はいつ隣からいなくなるかわかりません。女子グループトイレに行ったきり姿をくらます事もあります

ある程度仲良くなって、いけると思ったら早めにアドレスは聞いておきましょう。

⑨酒の強さ

クラブではテキーラショットが乱れ飛びます。飲めるに越したことはないですが、弱くても吐いてしまえば問題はないです。

音楽の知識

洋楽ヒップホップ洋楽EDMに詳しいとノリが掴めるので良いでしょう。

ただし知らなくてもノリさえあれば乗り切れますし、場数を踏めば曲は勝手に覚えます

11.羽振りの良さ

女子の酒は男からおごるものと考えてください。

ただし大金をはたいても結果が伴わない場合もよくあります

とは言ってもクラブ自体4000円くらいあれば十分楽しめます。安い遊びです。

金持ちおっさんVIP席をとるとそれなりにチヤホヤされるでしょう。

最後

これらを実践してもクラブ女子に話しかけるのはうまくいかないことの方が多く、自分絶望しながら帰路につくことだらけです。

そろそろ年も年だし、結婚するか、30になったらクラブ引退しなきゃいけないかなと思っています

毎回お持ち帰りとかいうのは、パラメータの整いまくった、ある種の猛者の所業と心得てください

それでも周りのライバルたちを蹴散らし、女の子と仲良くなった時の、承認欲求が満たされた気分は、まさに勝者です。

年齢と体力が十分なら人生経験としてトライしてみる価値はあります

ナンパより簡単です。

武運を祈ります

2013-12-22

http://anond.hatelabo.jp/20131222164302

原始時代だったらフィジカルが強い方が生き残れるしな。

今は文明進歩と積み重ねがあるから勉強産業に生かして稼げるけど、原始時代なんて鉄とか刃物さえないような時代に多少頭が良くたって生き残れないよ。

そして我々は何万年という原始時代を生き抜いてきて、ようやくここ数千年、科学文明に関して言えばせいぜい100年、原始時代ではない時代を生きているのであって、

女がフィジカルが強い男を選択するようになってなかったらとっくに人類は滅びてたよ。

人類遺伝子科学文明適応するにはあと何万年とかかかるんじゃね?自然に任せてたら。

2013-07-30

フジロックまとめ

全部で25バンド以上、部分的に見てレポでは割愛したバンドも含めると30バンドほど、死ぬほどライブをみた4日間であった。

ほとんどの演奏を前の方で踊りながら見ていたので、自分以上にカロリーを消費するフジロックの過ごし方はありえないのではないかというレベル

ベストアクトは1日目Char、2日目Jurassic 5、3日目Toro Y Moiである

これらのバンドはそれぞれ自分の中でカテゴリーが違うため3日間通しのベストアクトを決めることは不可能。

Char職人Jurassic 5エンターテイナー、Toro Y Moiアーティスト、といった具合だろうか。

詳細は長々と本編に書いたが、一日目は言語としての音楽、三日目はフィジカルプレイテクノロジーバランスについて考えてしまラインナップであった。

二日目は雨が辛すぎてそれどころではなかった…

しかし前夜祭から3日目までで、ライブレポがゆうに1万2000字を超えてしまった。我ながら愚かすぎる。

去年は途中で断念したライブレポを書ききったという無駄な達成感に浸っているが、フジロックの荷物片付けは未だ終わらず、、、

フジロック3日目

二日酔いにより目覚めは最悪。

隣のテントで寝泊まりする人々と軽く会話するも、気分悪すぎてどうにも調子が出ない。

前日多大なる迷惑をかけた方々とYo La Tengoにて待ち合わせをしていたため、けだるい体に鞭を打ち、なんとかグリーンステージへ。


Yo La Tengo

3ピースながら曲ごとにパートチェンジを行うという器用さを見せつけていた。

そして極めつけはこれぞ90's USオルタナ!って感じのノイズギター

しかしながら全体的に音量不足で、折角のノイズギターが後ろまで届いていなかった。

印象的だったのはメンバーたちの凡人感(カリスマ性の逆)。

普通アメリカ人が、まるで灰野敬二かのようにノイズギターを弾きまくる姿は面白かった。


ウィルコ・ジョンソン

今年一月に「ガンとはもう闘病しないことにしました!おそらく最後の来日!」と称して南青山レッドシューズにて行ったライブ記憶に新しいが(行けなくて口惜しい思いをした)、なんとフジロックでは二回もステージに立っているではないか!!

前日深夜にはクリスタルパレスでもライブを行なっていたが、入場制限&長蛇の列で諦めた。

満を持して迎えたグリーンステージでのライブだったが、期待通り演奏されたのは全てドクター・フィールグッドの曲!

演奏内容も、ウィルコ・ジョンソンが歌っているだけで他は昔と変わらず。

ギターソロではキチガイダンスをし、ライブはJohnny B. Goodeで終わるところまで、私が普段聞いている37年前に録音されたライブ盤とほとんど変わらず。

ライブ中盤では、女に見立てギターを抱きしめ語りかけた後に腰を振り始めるなど、元気すぎる一面すら見せていた。

「すげぇ!ウィルコさんギターセックスしてやがる!」


Jazzanova feat. Paul Randolph

演奏中に雨が降り出し、土砂降りの中のJazzanova

実はJazzanovaを見るのは本年二回目であり、前回はチケット3500円のフェスにてDJの横でPaul Randolphが歌うだけというクソみたいなライブであった。

今回はちゃんと管楽器も含めた10人編成であり、迫力の生演奏

安定感抜群のJazzanova演奏がなかったら憂鬱すぎてどうにもならないほどの豪雨もなんとか精神的にはしのげた。

そして、改めて日本バンドに足りないのは電子ドラムのパッドだなぁと痛感。

あれ一つあるとないとで大分表現の幅が変わると思う。

もちろん、テクノロジーによって表面的な個性を演出するのは本質的でないが、Jazzanovaの様にフィジカルプレイテクノロジー共存させているバンドを見る度に電子ドラム管楽器へのエフェクター使いなども選択肢として考えるべきだと感じる。

・Toro Y Moi

今年のフジロックで一番期待していたし、期待を裏切らないベストアクトだった。

直前に見たJazzanovaと同様にフィジカルプレイテクノロジー完璧バランス共存させているバンド

これが10年代バンドの在り方だ!と言っても過言ではない。

予習としてライブ映像を見た時から上述のバランス感は素晴らしいと思っていたが、生で見ると改めてその完璧さに惚れ惚れとしてしまった。

編成はToro Y Moi本人がボーカルキーボード、そしてギターベースドラムという四人組であった。

そう、編成だけ見ると通常のロックバンドとなんら変わらないのである

しかし、この4人によって生み出されるサウンドは現代版にアップデートされたディスコサウンドであり、編成から想像もつかないものだ。

どのようにしてそれが達成されてるか考えてみると、ギター役割が象徴的であったように思える。

というのも、通常のロックバンドおいギターリズム(バッキングギターもしくはリードギターと呼ばれることが多いが、Toro Y Moiにおけるギターはその両者とも言い難い役割果たしていた。

まり、通常のロックバンドおい固定化されている、パートごとの役割解体されてつつあるのだ。

それはまるで「ジャコ・パストリアスバンドにおけるベース立ち位置を変えた」といわれるように、ロックバンドの様式をアップデートするものだ。

いやー、Toro Y Moiまじですごいよ。

Toro Y Moiはチャズ・バンディックによるソロプロジェクトなわけだからバンドワンマン化してもおかしくないはずが、ライブでは個々人のプレイアビリティが絶妙に生かされていた。

この点において後述するThe XXとは対照的。

The XXはバンドの形式をとっているにも関わらず完全にJamie XXのワンマン化していた。

ワンマン化というのはつまり、他のメンバーは言われたとおり楽器が弾ける人なら誰でも代替可能ということ。

実際は曲作りの段階であったり人間関係の上で代替可能なんてことはありえないのだが、ライブ演奏おいてはワンマン化していた。

さらに言えば、フィジカルプレイテクノロジーバランスという意味でも、The XXはテクノロジー寄りで、ステージに立っている人間は割と置物寄りと言わざるを得ない。

そんな感じで最高だったToro Y Moi、唯一ケチを付けるとしたら演奏が予定より13分も早く終わってしまったこと。。。

やはり、PC作成した曲をバンドアレンジしているため、持ち曲が少ないのだろうか。

そういえば余談だが、Toro Y Moiルックスは若かりし頃アフロだった釣瓶にそっくりであるということに気づいてしまった。

個人的にはツボな発見だったのだが、どうやらこの話はウケが悪いようなのでここまでにしておく。


TAHITI 80

とりあえずEasyという曲が完全に小西康陽サウンドだったのと、Heartbeatの時だけ盛り上がりが尋常じゃなくその他新曲中心の演奏はウケが悪気味だったのは覚えている。

あと、レッドマーキー屋根があり、音が篭っているためしゃがんでしまうと上ものが全く聞こえなくなってしまうことに気づいた。

恐らくTAHITI 80ボーカルの声も高いし、上ものたちがバンド個性を演出しているから気づいたんだろう。

まぁHeartbeatはよかったよ。

文句をつけるとすれば、カッティングギターの音作りが悪かった。弾くのが下手くそなのと相まって、16分のカッティング全然気持よく感じられない。

こういうとこ海外バンドは甘いよな−とか思ってしまう。


・Vampire Weekend

まだデビューから5年とは思えない迫力というか貫禄があった。

ライブ音源を聞いて知ってたけど、A-PunkCD音源よりもテンポが遅く踊るにはちょいと物足りない感じ。

CDでは1stのヌケ感がだんだんなくなって壮大な曲作りになってしまい残念だなーとか思っていたが、いざライブで聴いてみると初期の曲ですら壮大に感じられ、「なるほど、もともとこういうバンドだったのか」と思わされた。

Vampire Weekendでも上述のバランス感は感じられたが、Vampire Weekendは従来のバンドであり、やはりゼロ年代バンドという感じ。HURTSTAHITI 80もそう。

そういう意味ではJames Blakeとかもやっぱり10年代を感じさせる。


・LETTUCE

大学の先輩と合流し、The XXまでのつなぎとして一応見る。

ジャズファンクとかあんあり好きじゃないんすよねーとか言いつつ見ていたが、思いの外よい、というかよさがわかった。

あの手のもの工芸であって美術じゃないだよなーみたいな風に思っていたのだが、ギタリストは芸達者で素晴らしかった。

でもやっぱり管楽器とかはどれも同じに聞こえてしまう。それは単に自分がやってるかやってないかの違いかもしれないが、Jazzanovaみたいにエフェクトかけてみたりすりゃいいのにーとか少し思ってしまう。

はいえ全体的に楽しく、アパッチ演奏し始めた時にThe XXへと移動したのだが、なかなかに後ろ髪を引かれてしまった。


・The XX

上述したが、Jamie XXのワンマン感がすごかった。

どういうことかというと、フロントでは女性ギタリスト男性ベーシストが共にボーカルをとっているのだが、それぞれ楽器演奏はしていたりしていなかったりという感じ。

対照的に後ろにはMPCが二台、電子ドラムパッドが4つ、シンバルスネア、極めつけにはスティール・パンが並んでおり、これら全てを演奏していたのがJamie XXだ。

おいおいこいつどんだけがんばるんだと思うくらい大忙し。

バンド世界観をショウとして演出するという面では完璧だった。

全員恐らくKOMAKINOの服を着て、ステージは照明を落とし、白いフラッシュレーザー空間を埋める。

すごかったのは、レーザーを反射させてステージ全体に広がるスモークの中に巨大なXを描く演出。

そういえばホワイトステージおいても聞く位置によるサウンドに良し悪しは顕著で、ちゃんとした音で聞こうと思ったら人混みをかき分けてセンターPA前くらいまではいかないとダメだなと思った。

最初は左サイド後ろで聞いてたが、これではモノラルイヤホンで聴いているようなものだ。

まぁ屋外フェスで音がどうこうとかうるせーよって話だが。


THE CURE

なんとアンコールを40分もやって日付が変わっても演奏し続けていたそうで。

The XXが終わってから戻ってきてもゆうに30分以上見られましたし、ちゃんとBoys don't cryも聞けた。

個人的にはメンバールックスが気になってたのだが、白髪ワックスで固め昔と変わらぬ化粧を施したボーカルの姿はそれだけで泣けるレベルであった。

演奏に関しては、CD音源ハイエンドオーディオで聴いているかのような解像度で驚いた。

楽器の音が完璧に分離しててすっげーと思いながら踊っていた。


GOMA and The Jungle Rhythm Section

ディジュリドゥ奏者GOMAドラムジャンベコンガ、その他パーカスみたいな4人編成。

ディジュリドゥ普通にすごいんだけど(循環呼吸が必要で、音出せるだけでちょっとすごいらしい)、ずーーーっとアフリカンなパーカたっぷり4つ打ちで若干退屈であった。

しかしこれまたしゃがむとディジュリドゥキックしか聞こえないというw

部分的に聞けばめちゃくちゃ踊れるし最高なんだが。

そういえばGOMAさんは未だ高次脳機能障害リハビリ中であり、MCカンペを見ながらだった。

GOMAさんが音楽の力を信じて病と戦うというか克服していく様はドキュメンタリー映画にもなってるし、インタビューとかで読んでも普通に感動できる。


・Jamie XX(DJ

一度テントに帰り、着替えて手ぶらレッドマーキーへ。

The XXの曲もかけつつアフロビートとか80'sディスコとかまでかけて見識の広さとセンスの良さを見せびらかすかのようなDJ

こいつあってのThe XXだよなーと感じさせる。


石野卓球

富士山とかかけるのかと思ったら、おふざけ要素一切なくガチテクノストイックにかけ続けるDJスタイルだったので途中で退場。

僕のフジロックはここで終わりました。

途中でCan you dance tonight?という声ネタを何度も挟んでいたが、もう既に朝だったw

俺よくここまで頑張ったよ…と思いつつテントに帰る。

2013-01-10

http://anond.hatelabo.jp/20130110120610

学校で行われる罰といえば、体罰でありフィジカル暴力である

辞書にはそんなこと書いてないか辞書別に間違っていないね。そもそも誰がそんな定義をして、どこに掲示してるの?

 

人々が使っていない、辞書にも載ってない意味でその言葉を使っても通じない

人々が間違っているわけでも君が間違っているわけでもなく、ただ君と世間とで使っている言語が違うだけ。

これを、心罰を区別して教育上の罰として 教罰と呼ぶか、 歴史的経緯重要視して心罰を体罰に組み入れるかどうかは現段階ではわからん

いまのところ組み入れられていないので、今そのような意味で使っても通じない

人々は体罰を身体的なものに限って使うし、身体的なものだと解釈するし、解釈重要な指針となる辞書もそのように記述しているから、

一部の人間が勝手に再定義して身体的なものに限らず「体罰」を使っても通じないし

人々の使う「体罰」を罰全般だとして解釈すれば齟齬が発生する。当たり前。

 

罰を乱用するな、という意味体罰禁止を訴えたら

それなら「罰禁止」と言えばいいじゃないか。わざわざ「体」をつけるから誤解を招く。

肉全般が嫌いなら「豚肉が嫌い」と言わずに「肉が嫌い」と言いなさい。

マスコミ等 現代用語では、一般的には『歴史的経緯』もあって、学校で行われる罰を体罰と呼ぶ慣習がある。

そんな慣習は君の空想のなかにしかいか、そのような慣習があったとしても一般的ではない。

人々はずっと身体的な罰の意味で使い、そのように解釈していて、マスコミ等と人々との間にはずーっと齟齬が生じていたというだけのことだし、

これに関しては勝手言葉を再定義しておきながらそれを告知しなかったマスコミ等が悪い。

http://anond.hatelabo.jp/20130110120129

この場合、間違っているの意味

学校で行われる罰といえば、体罰でありフィジカル暴力である。という定義であって。 現代社会ではノイローゼが示すように心罰が罰として加わっている。

昔はそんな事考慮されていない。

 

しかし、マスコミ等 現代用語では、一般的には『歴史的経緯』もあって、学校で行われる罰を体罰と呼ぶ慣習がある。

これを、心罰を区別して教育上の罰として 教罰と呼ぶか、 歴史的経緯重要視して心罰を体罰に組み入れるかどうかは

現段階ではわからん辞書歴史的経緯と、新しい文化による言葉の変化は受け入れる。 間違っているのではなく、概念が広がってそれに対して 体罰に含めるか、造語をするか?というレベルの問題。

 

最近の事件は体罰よりも、心罰の方が問題になっているが心罰という言葉が一般的でない以上、それを体罰と呼ぶのは過渡期的に間違っているとは言いがたい。

 

ようするに、現代社会は 罰を乱用するな、という意味体罰禁止を訴えたら、じゃとばかりに、心罰をつかうようになった。だが、そんな事は言ってない。言葉定義ではなく、罰を与えるなという概念の方を聞け

という話が教育機関によって無視されていて、 言葉遊びをしていない!という教育上の問題になってるんだろ。

 

体罰がだめなら、心罰もダメに決まってるということに思いつかない。ことが大問題。

2012-06-15

http://anond.hatelabo.jp/20120614121920

ポインタ、参照(リファレンス)、束縛(バインディング)、それぞれ似てるけど同様に語ると混乱の元ではないかと。

 

ポインタメモリアドレスに型情報をくっつけたもの。加減算できる点が特徴で、それはメモリアドレス概念由来だろう。

変数というメモリ上の記憶域を指すフィジカルに近い概念で、配列運用(*p++で回すとか)、引数の参照渡し(コピー抑止、複数戻り値の実現)、メモリのもの管理malloc)あたりで、基本手作業による最適化のための仕組みという側面が近いと思う。

 

perlだと、変数はやっぱり記憶域ではあるけれど概念として一段抽象化されていて、メモリという連続した領域じゃなく独立した領域の集合となっているから、リファレンスの加減算はなし。

また、配列も単なるメモリの並びからより抽象化してリストもできたから、配列運用や複数戻り値リストがあるのでリファレンスに頼ることはなくなる。

ただ、オブジェクト概念があって、オブジェクトオブジェクトとして入れる変数は用意せずリファレンスとすることで、文法上の変数の型を増やさない、コピー時のコンストラクタの問題を回避するなどのほか、オブジェクト概念を援用して無名関数無名変数ファイルハンドルなども変数引数として扱えるようにした。

 

で、pythonはもう一段推し進めて、今までの数値や文字、配列オブジェクトとみなし、変数はすべてオブジェクトを指し示すもので、記憶域は変数としてあるのではなくオブジェクトとしてあり、変数リファレンスという特別なものがあるのではなくなり、変数記憶域をもっていて値が代入されるものではなく、既にあるオブジェクト変数名という名前(ラベル)を付けて束縛する行為とされる。

見方を変えると変数はすべてにおいてリファレンスで、代入とは値そのものの代入でなく値へのリファレンスの代入で、引数も参照渡しであるが、引数に代入したところでリファレンスが変わるだけで元の値が変わるわけではなく、しかし他の演算などでは自動的にデリファレンスされており、単純な数値や文字列など、自身を変更する機構を持たない(できない)ものにとっては実質的に今までとの違いはないに等しい。隠ぺいといえば隠ぺいか

java, javascript, rubyもおおむねこの考え方でよかったと思う。

ただ、phpは若干両者が混じったところがあって微妙なところがある。

 

参考

2012-06-06

たった今のできごと。

子ども寝かしつけて、さて食器でも洗うかな、とキッチンに立った。「もう寝るから(音うるさくて寝らんなくなるから)明日の朝やって」とパパに言われる。

間取り的に、キッチンのとなりがパパの部屋。ここに越してきた当初は子ども含めて寝室にしてる部屋で一緒に寝てたけど、神経質なんだかなんなんだか「人がいると眠りが浅い」ってんでパパは仕事部屋で寝るようになった。

という前提がありの「明日の朝やって」なんだけども、ちょっとさ、まだ21時半なんだけど。ありえないまじで。

うちのパパは感情コントロールが甘いというかできないというか、判りやすくいえばすぐキレる。しかも着火ポイントは十年以上一緒にいても未だに判らない。

今日は朝からキレキレだった。子どもがグズグズ気味で「ママとおかたづけする」「ママがいいの」と泣けば、「じゃあママとやれば!」と部屋に籠ってしまった。なにそれ子どもはどっちよ。私ご飯作ってんですけど。朝忙しいんですけど。ねえ。

夕方帰ってきたとき普通だった。保育園のお迎え、いつもはパパだけどちょっと手が離せないってんで私が行ったら子どもに「パパがよかった」とか言われるくらい。子どももあんま今朝のことは気にしてないっぽくて安心してた。

んで、私がご飯の支度してる間にパパと子どもがお風呂なんだ。お風呂子どもがモタモタしたの。いつものことなんだけど、なんかそこでまたパパがイライラしはじめて、お風呂でも子ども泣きっぱなし。しまいには子ども用のシャンプーの詰め替えの中身がどうのこうので(ここパパがなに言ってるか意味判んなかった)私に八つ当たり子ども用のシャンプーとかボディーソープの入れ物を全部捨てたり。なんなんだもう、ホント勘弁してよね。

ご飯食べようってなって、パパがそんなんだから子どもまだメソメソ泣いてんの。んで「判った判った、パパがイライラしてっからだよね。パパご飯食べないから。部屋に戻るから」って、自分のおかずのお皿下げた。下げたまではよかったけど、その中身をシンクにぶちまけやがった。

そんなん続けざまにされたら、私だってキレる。でも、子どもの前でそんな姿みせたくないからこらえた。がまんした。

…という流れからの「明日の朝やって」。

まだこれマシになったほうなんだよね。子ども生まれるちょっと前までフィジカルなDVも普通にあったし。ありったけの罵詈雑言浴びせられるとかもあるしね。

なんで私こんなにがまんしてんだろう、って思うこといっぱいある。短気を起こさなければいい人なんだよ、パパ。そりゃ多少人の話を聞けなかったり、自分以外の意見は聞き入れなかったり、思い通りにならないと……あれ、これいい人か?

なんで子ども生まれる前に別れなかったんだろう、って思ったりもする。実際、別れ話は何度かした。でも別れなかったんだよねえ。

今は子ども可愛いからがまんできる。パパ相手じゃなかったら、この子は生まれてこなかった訳だしね。

なに言いたいか判んなくなってきた。

もう私の人生子どものためにあるようなもんだから子どものためにがまんはできる。けど、それがベストだとは思ってない。いつだって、いろんな選択肢の中に離婚がある。

うるさいから、っていうので夜のうちに食器洗えないとか、私がお風呂に入れないとか、ザラなんだよね。

でもって朝早くやったらやったで、それもそれでうるさいって言われるんだ。どうしろっつーの。

マジなんか病気だろ、あの人。

でも、こういうのも、DVよね。フィジカルアタックけがDVじゃないわ。メンタルアタックもあるのよね。

やっぱ真剣に考えようかな。離婚

2012-04-22

アクセル・ワールドSF的な疑問点と解決策

アクセル・ワールドは素晴らしいライトノベル作品ですが、SF的な設定にも作者さんのこだわりが感じられます。おそらく、相当量の背景設定があるのではないでしょうか。

しかし、同じ作者さんのソードアート・オンライン比較すると、アクセル・ワールドSF設定には「大丈夫なんだろうか?」と思わせる部分がいろいろとあります。この文章では、その疑問点を取り上げ、最後に解決策を提案したいと思います。これ以降はアクセル・ワールドの本編11巻までのネタバレを含みますので、アニメのみ視聴している方は読まないでください。

疑問点1:ニューロリンカーの処理能力

まず一つ目の疑問点は、ブレインバーストプログラムが動作するニューロリンカーの処理能力についてです。

ブレインバーストプログラムがどのように動作しているのか、作中では明確な説明はないのですが、仮にバーストリンカーが装着しているニューロリンカー上で動作しているとするならば、1000倍加速時にはニューロリンカーは通常フルダイブ時の1000倍の処理を行わなければいけないということになります

アクセル・ワールド舞台2046年となっており、もちろん、現代と比較してコンピュータの処理能力は格段に向上しているはずです。2046年と言えば今から30年後なので、逆に今から30年前のコンピュータがどのようなものだったかというと、民生用PCでは、インテルの80286が動作していました。当時のCPU今日CPU比較すると、その差は1000倍どころではありません。そう考えると、ニューロリンカーに1000倍の加速を可能にする処理性能があってもよさそうです。

ただここで注意しなければいけないのは、ニューロリンカーが民生品であるということです。作中の描写を見るに、ニューロリンカーには様々なスペックのものがあるようですが、ブレインバーストプログラムが特定のスペック以上でなければ動かない、ということはなさそうです。つまり、市販されているニューロリンカーはほぼ全て1000倍の加速に耐えうるスペックを持っていなければならない、ということになるのですが、これは民生品としてはオーバースペックでしょう。

民生品のスペックというのは、使用用途を満たしていればそれでよいので、それ以上のスペック不要コストになります冷蔵庫制御するCPUPC並みのスペックにしても、製品の値段を高くするだけでしょう。つまりニューロリンカーを1000倍の加速に耐えうるスペックにするのは経済合理性がない、ということになります

この問題を説明する方法としては、ブレインバーストプログラムの実際の処理を行なっているのは中央サーバであり、ニューロリンカーは中央サーバが処理したデータを送受信しているだけであるという考え方があります

実際、ブレインバースト中央サーバは、システム内部ではメイン・ビジュアライザーという別の名前で呼ばれています。この名前は、ブレインバーストプログラムのビジュアライズ(つまり、描画を含むゲーム処理)が中央サーバで行われていることを示しているのかもしれません。

ただ、もしそうであるとしても、次の疑問があります

疑問点2:通信レイテンシ

ネットワークゲームをやったことがある方であれば、ゲームプレイをする上で通信にかかる時間が問題になることは知っていると思います

例えば、コマンドプロンプトを実行して(Macであればターミナルを起動して)以下のようなプログラムを実行してみてください。

ping hatena.ne.jp

一行ずつ表示が行われると思うのですが、行の最後に表示されているのが、はてなサーバ自分PCとの通信に、往復でかかった時間です。私の環境では約17ミリ秒でした。

この時間は、どんなに送受信するデータサイズが小さくても、最低限かかってしま時間で、一般に通信レイテンシと呼ばれています。一般に格闘ゲームは、60fps(1秒間に60回ゲームの状態を更新する)で作られていますが、1/60秒というのは約16.666ミリ秒なので、仮にはてなサーバと私のPCネットワーク格闘ゲームをやろうとしても、私の入力が相手に届くまでにが1/60秒過ぎてしまい、相手側の描画に間に合いません。つまり遅延が発生します。

これがリアルタイム処理を行う上での通信レイテンシの問題です。一般的に格闘ゲームネットワーク対応が難しいと言われているのは、タイミング的に非常にシビアで、遅延が許されないからです。作中の描写では、そのような遅延が発生している様子は見られません。

それでは、通信レイテンシの問題も、30年の技術進歩によって解決するのでしょうか?残念ながら、通常のSFの範囲内では不可能です。それは、光速度の問題があるからです。

よく知られているとおり、情報を光の速度を超えて伝播させることはできません。光の速度は1秒間に約30万kmです。これは途方も無い速度に思えますが、1000倍に加速した状態では、そうでもありません。

仮にブレインバーストプログラムが、現代の格闘ゲームと同様に60fpsで動作しているならば、1000倍の加速状態で1回の状態更新に費やすことのできる時間は1/60000秒しかありません。光が1/60000秒で進むことのできる距離は、たった5kmです。これでは、ハルユキ達が住んでいる杉並区からは、新宿までしか行くことができません。同じ区内の通常フィールド対戦ならなんとかなるとしても、無制限中立フィールドでの住んでいる地域が違うプレイヤー同士の対戦は、遅延が発生してしまってゲームにならないでしょう。ましてや、ダスク・テイカーとの決戦では、黒雪姫は沖縄から接続していたのです。

もちろん、超光速の通信を仮定すれば、これは全く問題ではありません。しかし、一般にSFでは、何か特別な理由がない限りは超光速の通信は行うことができない設定にするのが普通です。なぜかというと、それを許してしまうと、私達が現在暮らしている世界とあまりにもかけ離れてしまい、世界設定の構築が非常に難しくなるからです。SF的に考えるならば、安易にそれを取り入れるべきではありません。

それでは、この二つの問題をどのように解決するべきでしょうか?

解決策:ブレインバーストリアルタイム処理は全て中央サーバで行われている

解決策は次の通りです。加速時のバーストリンカーの脳は、能動的な活動を行なっておらず、中央サーバ計算された結果を受け取っているだけである。その代わりに、中央サーバ内に存在する、バーストリンカーと同等の思考モデルを持ったAI能動的な行動を行なっている

これはもちろん、アクセル・ワールド世界全体が仮想空間であるというわけではありません。それだと超光速通信以上のなんでもあり設定になってしまます

この解決策を取り入れることにより、前述の2つの疑問点を解決できます。疑問点1については、ニューロリンカーは中央サーバからフィードバックプレイヤーに伝えるだけになりますので、負荷は格段に低くなります。疑問点2についても、リアルタイム処理は全て中央サーバ内で閉じることになりますから、通信レイテンシは無きに等しいということになります

この解決策を取り入れるためには、幾つか解決しなければいけない点があります

中央サーバからフィードバックはどのように行われるのか?

中央サーバからフィードバックは、おそらく夢を見ているようなメカニズムで行わるのでしょう。ポイント全損するとブレインバーストに関する記憶を消去されるという設定があるのですが、この設定が示す通り、ニューロリンカーは装着者の心理の奥底までをコントロールすることができます。「自分ブレインバーストプレイしている」という夢を見せることは可能ではないでしょうか。

コネクタの引き抜きによる強制切断にも対応しているところを見ると、このフィードバックにもある程度のリアルタイム性はありそうです。ただ、中央サーバプレイヤー間でリアルタイムのやり取りを行うのと比較すれば、技術的な難易度は格段に低くなります

プレイヤーは1.8秒という短い時間に30分ぶんの夢を見ることになりますが、短い時間で長い(と体感する)夢を見る事は現実にもあることです。

中国の古い小説邯鄲の枕という話があります。これは、若者仙人から夢が叶うという枕をもらい、使ってみたところ、嫁をもらい出世することもできたが、全ては短い眠りの夢の中の出来事だった…という話なのですが、そのような小説が書かれるくらい、夢のスケール現実スケールは異なっているものです。

中央サーバ内のAIはどのように作られるのか?

SFでのAIの描かれかたは、時代によって異なるのですが、近年では、「例えば通常のプログラムのように、1から人間の思考モデル記述するという方法は困難すぎるのではないか」ということになっています。これは、現実世界AI研究でそのような方法が一向に進展しないことを反映したものです。

代わりに出てきたのが、思考モデルの元となるプログラム作成し、それに人間と同じような身体感覚を与え、人間と同じようにコミュニケーションすることでAIを育てるという方法です。山本弘さんの「アイの物語」に出てくるAIがその典型です。

中央サーバ内のAIも、おそらくそのような方法で作られるのでしょう。ブレインバーストインストール可能な条件は2つあるのですが、その中の1つに以下のようなものがあります

 1.出生直後(最長でも一ヶ月以内)からニューロリンカーを常時装着していること

:BrainBurst2039Wiki - インストール(作者自身が作成している設定まとめサイト)から抜粋

なぜこのような条件が必要なのか、最新の11巻時点でも、明確な説明はありません。しかし、この条件が、ニューロリンカー装着者の身体感覚を常時記録し、中央サーバ内のAIに与えるためであると考えれば筋が通りますニューロリンカーはその機能として装着者の身体感覚をフルスキャンできますし、データはためておいて接続されたときに送信すればよいので、常時中央サーバ接続している必要もありません。

出生直後からの装着が必要なのは、直後からデータがないと本人とAI乖離が激しくなってしまうからでしょう。ニューロリンカーを常時装着していることが条件なのではなく、中央サーバに本人のAI存在するかが条件である、ということです。

解決策のまとめ-胡蝶の夢

また中国の説話の話になりますが、装着者と中央サーバ内のAIの関係は、胡蝶の夢荘子が語っている思想によく似ているのだと思います

これは、自分が蝶になった夢を見たとして、果たして自分が蝶になった夢を見ているのか、人間になった夢を蝶が見ているのかの区別に意味があるだろうかという話なのですが、中央サーバ内のAIが十分な精度を持っているのであれば、同じことが言えるでしょう。つまり現実世界のハルユキがこの場合荘子であり、蝶がシルバー・クロウであるということです。

この解決策を採用するメリット

この解決策を採用するのは、上記の2つの疑問点を解決できるだけではなく、その他にもメリットがあります

脳を1000倍加速しなくてもよい

脳のクロックをいじって思考を1000倍に加速するというのがアクセル・ワールドの前提となる設定なのですが、この解決策を採用するならば、脳がそのようなポテンシャルを持っている必要がなくなります

もちろん、「短い間にリアルな夢を見る」ための脳の活性化必要しょうが1000倍の加速と比較すれば困難度は低いです。中央サーバマシンスペックを向上させれば、加速を2000倍にすることも可能でしょう。もちろん、加速を向上させればフィードバックも難しくなりますので、1000倍くらいがちょうどよいということなのかもしれません。

ブレインバーストが開発された理由を説明できる

これは作中でハルユキ自身も言っているのですが、誰が、何のためにこんなとんでもない格闘ゲームを作ったのかというのがアクセル・ワールドの大きな謎の一つです。

もしこの解決策を採用するのであれば、その理由とはすなわち、AI研究するためであると考えられます

作中の描写では、この世界AIが普及しているということはなさそうですので、もしAIの開発に成功すれば、その企業(もしくは研究所)は莫大な利益、もしくは名声を得られるでしょう。ブレインバーストを開発する十分な理由になります

このシステムを運営することによって、

という研究ができます。加速というメカニズムも、研究にかかる時間を短縮するためであると考えれば説明が付きますAI研究のためには理想的な環境と言えるでしょう。

もちろん、この研究はとんでもないプライバシー侵害です。もしAIの開発ができたとして、このような手段で研究を行ったと公表すれば破滅を免れないでしょう。しかし、そのようなことを公表する必要はありません。運営者はブレインバーストを強制的にアンインストールし、それに関する記憶を消すことができるわけですから研究が完了した段階で全プレイヤーに対してアンインストールを行えば、どこからもバレません。

この解決策を採用するデメリット

ここまで長々と説明してきましたが、アクセル・ワールドの裏設定が実際にこうなっているという可能性は限りなくゼロに近いと思います。理由は幾つかあります

フィジカルバーストを説明しない

最近まり出てきていないので忘れられがちなのですが、アクセル・ワールドには「フィジカルバースト」という設定があります。これは、意識を肉体にとどめたまま10倍に加速することができるというもので、ここまで説明してきた解決策と対極にある設定です。

これならまだ説明が付きますが、意識だけでなく、肉体全てを100倍に加速する「フィジカル・フル・バースト」に至っては、実際に脳が加速されているとしか受け取れません。また、AI研究者がこのような機能試験者に与えるメリットはないでしょう。

ハードすぎて作中の扱いに困る

自分と同じ思考を持っているAI中央サーバにいて、加速中はそのAIが思考している、とプレイヤーが知ったらどのような反応をするでしょうか?多分発狂するのではないかと思います。無制限中立フィールドで長い時間を過ごしてきたプレイヤーほどショックは大きいでしょう。

例えば、マンガ銃夢」のキャラクターであるイドは、自分の脳がチップに置き換えられていると知って発狂してしまうのですが、そのような反応があってもおかしくないです。

正直そんな展開は読みたくないですし、ライトノベルに適した設定とは思えません。

一部のSFしか得をしない

こんな設定があったとして、喜ぶのは一部のSF厨だけでしょう。今まで説明してきた「SF的にはこうなるべき」というのは、フィクションという広いジャンルの中の、SFという狭い部分での正当性であり、SF以外はこだわっても仕方のない部分です。

例えば推理小説の分野にはノックスの十戒と呼ばれるルールがあるのですが、推理小説を読まない人にとっては、このようなルールはむしろ不自然に感じるのではないかと思います

ライトノベルはむしろそういう縛りから自由であり、ひたすら「面白さ」を追求するべきだと思いますSFからいろいろな要素を取り入れるのは良いですが、縛られる必要はないでしょう。

まとめ

というわけで、アクセル・ワールドSF方面から考えてみました。突っ込みどころがいろいろあると思いますが、勝手想像ですのでご容赦ください。

2011-12-31

http://anond.hatelabo.jp/20111231182558

俺も小学校の頃はいじめられっ子で(何しろ両親低身長かつ未熟児かつ早生まれという、フィジカル面で完全に終わってる子供だった)、中高時代も概ねスクールカースト下位だったけど、こういう感じでいつまで経ってもぐちぐち言ってるような人間には育たなかった。

分岐点はどこだったんだろう。

2011-11-16

http://anond.hatelabo.jp/20111116154634

その失敗に係るリスクは「必ず当たり必ず殺す」っていう魔剣がきれいにフォローしてくれて完璧に無敵じゃん。

刀の届く接近戦である限り無敵だ。

いやだから、発動確立があるって言ってるのに。

あの世界に限って言えば、「発動すれば(普通に殴るのも含む)」当たるし殺すって能力自体は、そんなに怖くない。

カウンター先手」の能力で行動不能とかできるんだから。(こちらも発動条件やら、発動確立成功確率等あるけれどね)

対策もなく相対したらまず即死だろうが、それは番長も一緒。

とにかく、番長フィジカルが異常なんだよ。

それだけで「異能」と呼んでいい位。


作品的にはH×Hやジョジョのノリに近いんだが、なにしろ中二の割合が濃いから、どうしたってあぁなる。

あれは中二のノリを楽しめるかどうかって作品なんだ。

2011-10-19

http://anond.hatelabo.jp/20111018232304

それ言ったらそもそもフィジカル喧嘩自体が犯罪じゃね

アナリックステロイドは、売買は薬事法抵触するけど、所持・使用は合法みたいね

2011-10-12

http://anond.hatelabo.jp/20111012103810

どこに物語なんて上等なものがあったんだ

使われてる言葉の重複や内容の無さを一個一個指摘した上で

こういう文を書く人には問題が起きてる

と述べただけだよ

知的能力上の問題なのか

精神衛生上の危機なのか

まではわからないが

問題があるよと言うのを客観的に見て教えてるだけ

フィジカルに言うなら

「あんた顔色が悪いよ」とか「すごい汗だよ」とかいレベル

2011-10-05

http://anond.hatelabo.jp/20111005001257

その友人も大いに「被災者」なんだろうなあ。

フィジカルには何も被ってないとしても。

2011-09-13

http://akb48matome.com/archives/51769199.html

ここの49に貼ってあるゆいさし動画について、感じたことを書く、だってまわりにオタがいないから。

まずこの動画からわかるのは、ゆいはんはエロいということだ!

しかフィジカルではなくメンタルエロい

動きを分析すると

1)おんぶした指原を見て

2)よそ見してることに抗議の意味もこめて、おでこでこつん

3)指原が気づくのと同時にカメラ目線(ここ! テストに出ます!)

4)そのあと何事もなかったかのように司会者目線

この四挙動、わかりますか、ゆいはんはね、ただのムッツリスケベじゃないんですよ!

自分たちが顧客にどう見られてるかを知った上で、見せつけてるんですよ!

ちなみに指原の反応も最高で、2)の直後目を見開いて、そのあと照れてうつむくという、ね。

2011-09-10

http://anond.hatelabo.jp/20110910141107

オスの行動原理

行動原理はそのライオンの例と一緒だよ

自分の子以外は養育したくない

自分の子以外を産みそうな雌は回避したい


ライオン人間はどれぐらい違うか

ライオンはメスを奪い取ったらまずそのメスが育ててる子供を全部殺すわけ

自分の子じゃないからそんなの庇護養育したくないってことで

そして改めてメスと交尾して子供産ませて、その妻子を庇護する


君が「見習え」風に言ってるライオンの行動だけど

さあ、人間がこれを同じことを出来る?


ライオン人間の違いは

1・人間配偶者の連れ子を殺すとつかまる

2・人間ライオンと違い交尾の時期が不定期

と言うところで、

実は特に二番目が重要


人間はツガイ動物な上にいつでも交尾が出来るので

ライオンと比べても「別のオスの子」が紛れ込む危険度は段違いに高いんだね。

産まれてしまったら「どっちかな?」って逡巡もあるし

ライオンみたいに明確に自分の子と他人の子の区別がつかないし、即噛み殺せるわけでもない。

対処ではなく予防のほうが重要なわけだ。


ツガイ動物の変種としての人間

大抵のツガイ動物

メスがオス1匹を選んだら

交尾後もずっと一緒に居て養育する(これは例外のない本能的な行動)けど

特殊なサルである人間だけはそれをしないわけ。

これは前述の不定期な交尾行動と絡んでる。


まり

人間と言うツガイ動物のオスが一番心配するのは

「ツガイになったはいいけど第一子から別のオスの子

っていう状況なんだね。


メスの合理的戦略

逆にメスの立場で考えたらいいけど、

自分とツガイになってくれないほど競争率の高い理想的なオスに惹かれたときの次善策として

理想的オスの種だけもらい、別の妥協オスとツガイになる、

 妥協オスを騙して理想オスの子を育てをさせる」

っていうのは大変合理的な作戦になる。

わかるよね。


そこで、

処女、っていうか要するに別のオスの影が見えないメスがツガイ相手として歓迎されて、

別のオスと交尾しまくってたメスはツガイ相手として警戒されたり嫌悪されたりするわけだ。


浮気はどれほど起きるのか

勿論、メスが処女だろうと非処女だろうと

ツガイ成立後も長い結婚生活浮気心配をしてガードをする苦労はあるけど

処女とツガイになる場合とりあえず第一子はほぼ間違いなく自分の子になる。

これが大きい。

(これを大きいと感じるかどうかは、「浮気がどの程度活発におきているか」の認識に左右されるが

 たいていの人の認識は過少で、遺伝子の警告のほうが正しかったりする)


意識はされない

…といった所じゃないかな。

もちろん、遺伝子のヴィークルたる個体にこういう利害が逐一意識されることは無く

全ては一見理由のわからないフィジカルな好意や嫌悪という形で湧き上がる。





具体的に教えてほしいんだけど

疑問を持つまではいいんだけど

自分でいくつか仮説を立てるぐらいまでは考えないと

せっかくの疑問も脳の肥やしにならないよ。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん