2011-09-10

http://anond.hatelabo.jp/20110910141107

オスの行動原理

行動原理はそのライオンの例と一緒だよ

自分の子以外は養育したくない

自分の子以外を産みそうな雌は回避したい


ライオン人間はどれぐらい違うか

ライオンはメスを奪い取ったらまずそのメスが育ててる子供を全部殺すわけ

自分の子じゃないからそんなの庇護養育したくないってことで

そして改めてメスと交尾して子供産ませて、その妻子を庇護する


君が「見習え」風に言ってるライオンの行動だけど

さあ、人間がこれを同じことを出来る?


ライオン人間の違いは

1・人間配偶者の連れ子を殺すとつかまる

2・人間ライオンと違い交尾の時期が不定期

と言うところで、

実は特に二番目が重要


人間はツガイ動物な上にいつでも交尾が出来るので

ライオンと比べても「別のオスの子」が紛れ込む危険度は段違いに高いんだね。

産まれてしまったら「どっちかな?」って逡巡もあるし

ライオンみたいに明確に自分の子と他人の子の区別がつかないし、即噛み殺せるわけでもない。

対処ではなく予防のほうが重要なわけだ。


ツガイ動物の変種としての人間

大抵のツガイ動物

メスがオス1匹を選んだら

交尾後もずっと一緒に居て養育する(これは例外のない本能的な行動)けど

特殊なサルである人間だけはそれをしないわけ。

これは前述の不定期な交尾行動と絡んでる。


まり

人間と言うツガイ動物のオスが一番心配するのは

「ツガイになったはいいけど第一子から別のオスの子

っていう状況なんだね。


メスの合理的戦略

逆にメスの立場で考えたらいいけど、

自分とツガイになってくれないほど競争率の高い理想的なオスに惹かれたときの次善策として

理想的オスの種だけもらい、別の妥協オスとツガイになる、

 妥協オスを騙して理想オスの子を育てをさせる」

っていうのは大変合理的な作戦になる。

わかるよね。


そこで、

処女、っていうか要するに別のオスの影が見えないメスがツガイ相手として歓迎されて、

別のオスと交尾しまくってたメスはツガイ相手として警戒されたり嫌悪されたりするわけだ。


浮気はどれほど起きるのか

勿論、メスが処女だろうと非処女だろうと

ツガイ成立後も長い結婚生活浮気心配をしてガードをする苦労はあるけど

処女とツガイになる場合とりあえず第一子はほぼ間違いなく自分の子になる。

これが大きい。

(これを大きいと感じるかどうかは、「浮気がどの程度活発におきているか」の認識に左右されるが

 たいていの人の認識は過少で、遺伝子の警告のほうが正しかったりする)


意識はされない

…といった所じゃないかな。

もちろん、遺伝子のヴィークルたる個体にこういう利害が逐一意識されることは無く

全ては一見理由のわからないフィジカルな好意や嫌悪という形で湧き上がる。





具体的に教えてほしいんだけど

疑問を持つまではいいんだけど

自分でいくつか仮説を立てるぐらいまでは考えないと

せっかくの疑問も脳の肥やしにならないよ。

記事への反応 -

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん