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はてなキーワード: SFとは

2024-02-26

anond:20240226080608

名作生物学SF横浜駅SFを挙げているため信頼できる増田SF(すごいふてき)

予言 10年後、ホンダヒューマノイドロボット投資をしなかった間抜け企業という事で叩かれているだろう

SF世界空想妄想絵空事世界だったAI時代が到来し、おかげで世間では半導体バブルになっている

半導体九州バブルだといわれ、喜ぶ一方で

かつて半導体王者だった日本凋落を悲しむ人たちも多い

おなじような流れになりそうなのがロボット

ボストンダイナミクスなどがいい例だが、いまやヒューマノイドロボットといえばアメリカになりつつある

イーロンマスク投資をしているOptimusなども注目されている

工場うごロボットはまだ日本メーカーががんばっているが

ヒューマノイドロボットの分野では日本アメリカの後塵を拝す状態

日本ヒューマノイドといえばホンダだったがホンダアシモの開発をやめてしまった

AI関連産業としてのヒューマノイドロボット産業の勃興がこれから起きようとしているのにだ

10年後、ホンダヒューマノイドロボット産業を指をくわえてみているだろうし

今の半導体産業のように慌てて取り戻そうとする間抜けな姿をさらしているように思う

そのとき、今の半導体のように経産省などが補助金を出してロボット産業補助金をだし無理やり盛り上げようとする羽目になりそうだ

2024-02-24

anond:20240224154753

E500と音声作品聴くことは万人にオススメするが、万人にオススメの音声作品というのは存在しない。

性癖十人十色から、各々が探すほかないのだ。

事実、俺自身の好みはDlsiteランキングとはかなり異なるため、ランキングは参考にしていない。

しかし、それだけではトラバとして寂しいし、気が向いたので評価しているお気に入り作品を述べる。

レビューは苦手なので該当作品のあらすじを是非見ていただきたい。

以下は全てDlsite作品。俺は男なのでそのつもりで

健全の部

サークルドッグイヤーカンパニー

かわいい奴隷少女救済モノが性癖のためお気に入りである。起伏のない話で、ただひたすらに可愛いだけ。このような作品出会えると心が洗われるようである。続編がある。

サークル:whisp

かわいい。送り雀とは和歌山あたりの妖怪。ひよがお手玉を教えてくれたり耳かきしてくれたりする。おっとりした話し方がいい。設定は80歳の妖怪少女だが、ロリババアとは言い切れない興味深い人物描写があり、個性がある。

whispの作品は当たり外れが激しいが、同シリーズの「洗濯狐 お紺」と「ヤマネコ やこ」も気に入っている。

サークル毛ガニデパート

Dlsiteの音声作品の中では珍しい歴史創作もの。元ページの文を紹介文:

1766年ロンドン

若き孤高の天才科学者ヘンリー・キャベンディッシュに、終焉の時が迫りつつあった。

動悸が止まない、脈拍は全身を打つように激しく、足元は波間に揺れる船のように不確かで、何かに掴まっていなければ立っている事すらままならなかった。

「人工空気に関する実験についての3つの論文」、王立協会での初の論文発表がもう明日だというのに。

初見時はここ4行を読んだだけで雰囲気に圧倒され、聴くことを決めた。

主人公ヘンリー・キャベンディッシュとは水素発見したあの人物である。この作品近代自然科学の発展による古い時代の終わりを、ヘンリー吸血鬼との関係を通じてしっとりと描く。

哀しみとあたたかな充足感を得られる傑作。なぜか安すぎる値段のため気軽に聴こう、そして作者・毛ガニデパートの他の作品も聴こう(R18作品もあるよ)

サークルあまなつカフェ

泣いた。こういう純粋ロリの話に弱い。話の筋がしっかりしており短いながらも秀逸な作品

ネタバレ回避のため何も言えないが、雰囲気は「聴く絵本」と表現できる。

R18の部

サークルアンスリウム

うーんかわいい。俺は猫に弱いのである。続編が2作存在する人気作品アンスリウムによる他の獣耳作品オススメ

サークルRe:sound

オキシトシンが出る。奴隷少女救済モノが性癖のためお気に入りであるトラック1の虐待描写は心が痛むほどキツいが、それこそが作品白眉甘味塩味によって強化される。かわいそうなら、さらかわいいである

トラック1を除けば、終始抑えめな声のため入眠用としても使える。

他のRe:sound作品オススメ

サークル:甘々と毒々

うーんかわいい。俺は猫に弱いのであるさら孤児救済モノが好みであるしか逆レイプときた。どストライク作品。続編がある。

このサークル文章力も高く、心理描写セミリアリスティックにそそられる。

  • ぼっちでかわいくてほっとけない妖狐 (ttps://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ119054.html)

古い作品でASMRでも無いが、「元気で、素朴で、人懐っこい」と非常に性癖に刺さるキャラ造形をしているためお気に入り。話も面白い。続編がある。

声と設定が良かった。ある意味女性上位モノ?声優御崎ひよりの実力が光る。続編がある。

しかし、奴隷ものが多い……。

このタイトルなのに中身がしっかりSFしていて驚いた。聴いたあとはなんとも言えない哀愁と風情を感じる。文章力評価ポイント

ネタの部

公安革命家メスガキに負ける。やってることは敗北メスガキジャンルそのままだが、いにしえの左翼活動をコンセプトにしておりギャップで笑ってしまう。一部の高齢者トラウマを刺激されるかもしれない。

ありそうでなかったドスケベ落語というジャンル開拓者。その亭号センスありすぎるだろ。タイトル出オチではなくまっとうに面白かった。続編があり、最近新作が出た。

入眠用。”耳元でどうでもいい話をされる”というコンセプトの音声作品。地縛霊の話す内容がすさまじくつまらないため入眠効果が高い。俺自身、寝てしまうため最後まで聴いたことがない。しかし声は可愛いくて癒される。

---

評価している作品は他にもあるが、キリがないのでここまで。

上記作品群の評価する点は[少女救済モノ、猫、女性上位、文章力個性声優の質]のいずれかもしくは複数である。お察しの通り偏っている。

しかし癖は十人十色自分の癖に合う作品を見つけることが音声作品探しの難しい点であり醍醐味

以上のが刺さらない場合は、Dlsiteランキングジャンル別人気作品を掘ってみてはいかがだろうか。

合うサークルを見つけられたら、芋づる式に良い作品出会える。

良い作品出会えれば、分泌される何らかの脳内物質を通じて疲労回復精神衛生の増進が期待される。

ここまで書くのに2時間かかっちまった。

それでは、よき音声作品との出会いと幸運を祈る。

[]2月24日

ご飯

朝:柿の種チョコ。昼:キムチチャーハンラーメンビール。夜:麻婆豆腐丼。間食:チョコ

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみ

千羽鶴

携帯電話専用ゲームとして発売されていたADVニンテンドースイッチ移植版。

主人公恋人のお見舞いに病院に行くところから始まるホラーストーリーで、システム選択肢を選ぶだけのノベルゲーム

基本的には病院舞台にしたホラーで、おどろおどろしい雰囲気から奇妙な恐怖体験が幾度と発生し、それぞれのルートに入ると大きな事件が発生するのが基本的構成

この奇妙な恐怖体験ちゃんと怖いうえに、臭いや小さな傷などの、現実想像できる範疇嫌悪感入口になってるのは引き込まれる。

緩急の使い方がうまく、1ルートは短いながらも一息付く場面があって、そこから急展開が始まったりと、ホラーの楽しさが小さいながらもちゃんと詰まっている。

また選択肢によっては様々な展開になっていき、ホラー以外にもサスペンスSFコメディ、お色気と多様なストーリーも楽しめる。

ルートごとに根本的な世界観が変わっていき、リアリティライン現実とはかなり乖離したものが続くので、なんでもありでオモチャ箱をひっくり返したような良い意味でのごった煮感が楽しい

弟切草や、かまいたちの夜のようなサウンドノベル彷彿とさせられるが、プレイ時間は3時間ほどでコンパクトにまとまっている。

文量は流石に物足りないが、それぞれの起承転結がハッキリしているのでショートショートを読む感覚でお手軽に遊べる楽しいゲームだった。

タイトル千羽鶴が多様な意味を持って度々オチに使われるのも、今回のストーリーはどうくるかと想像する楽しさがあった。

かなり強引な使い方や、言いたいだけの無理やりな展開もあったが、こういうのは繰り返してこその面白さなので僕は好きだった。

個人的には、コメディが大好きなのでピンクの栞ならぬピンクカードで入場する「秘密のお店編」と、メタネタ満載に脱力オチが良い後味になっている「おまけ編」の二つがお気に入りだ。

これらに登場するナースさんのイラスト可愛いのも好印象。

携帯電話ノベルゲームなので、アプリ容量などに苦戦しそうだが、ホラージャンルにすることで良い意味で全てを描く必要がなく美味しとことをいっぱいに出来る工夫が面白い小さくもちゃんとしたゲームで良かった。

2024-02-23

未来アイドル巨人化している。

これでドームとか広い会場でも観客全員が肉眼でアイドルを直接見られるようになる。

逆に言うと人気が出れば出るほど巨人化していくということ。

売れてないときキャパが低いライブハウスとかだったら常人の大きさなんだけど、そこから人気が出てライブ会場が広くなるほど巨人化していくんだ。

これ未来世界では常識からSFとか作るときは使っといたほうがいい設定だよ。

anond:20240221213147

この文章は、実は「Serial Experiments Lain」を褒めている内容を述べています

主人公である伶音の特徴や行動が、オタク文化インターネット世界に対するリアル描写として詳細に表現されていることが称賛されています

インターネット歴史都市伝説的な要素を組み込んだストーリーテリングが、独特で興味深いとされています

作品世界観や音楽OPED楽曲が、時代感や作品テーマ性を的確に表現しているとされています

SF要素や鬱アニメとしての側面に加えて、物語が展開する過程や伶音の成長、インターネットへの依存からの脱却などが描かれ、深い思索を呼び起こすとされています

最後に、作品特定の層や興味を持つ人々に向けて制作されていることが指摘されていますが、それゆえに普遍的オススメとしてではなく、一部の視聴者には特に魅力的な作品であると述べられています

総じて、この文章は「Serial Experiments Lain」が特定視聴者層にとっては非常に魅力的であり、その深遠な世界観やキャラクター描写音楽などが称賛されていることを表しています

2024-02-22

昔、アニメが好きだった

でも改めて考えてみると、アニメというよりSFが好きだったのよね

ロボットものとか宇宙舞台にしたやつばっかり見ていたか

Cowboy Bebopも好きだったな

から昨今の萌えアニメに関する論争はさっぱりわからない

最近だとEverything Everywhere All at Onceは面白かった

2024-02-21

しろ全くオススメ出来ないアニメを教えて欲しい

ひとまず例をあげとくと、俺が全くオススメ出来ないアニメは「Serial experiments lain

まず、主人公オススメ出来ない。

如何にもオタク受けや陰キャ共感を狙ったかのような小柄で奥手な主人公

普段は口数が少ないけど友達の前では結構喋るし、得意な分野についてはやたら早口で高圧的になったりもする。

ずっとパソコン弄りとインターネットばかりしていて、周囲から心配されてる。

寝間着が🐻のキグルミ露骨オタク受けを狙っているのもオススメ出来ない。

やたらと衒学的にインターネット歴史を交えつつ当時インターネットに人々が見ていた平行世界的な闇を都市伝説的に描くストーリーテリングおすすめし難い。

今見てもレトロフューチャーというには技術レベルが低く、それでいて当初の感覚で言えば近未来的だったであろう、何時の時代もつかない絶妙世界観のバランスオススメ出来ない要素だ。

インターネット世界に引きこもっていき、ネットの交友関係依存するうちに現実から乖離し、それの極北にたどり着く寸前にリアル人間関係の中に自分の居場所を見出す展開もオススメ出来ない。

伶音の選択物語の中で肯定されるが、それを世界が両手をあげて称賛するのではなく、ただ伶音とその周囲の世界の中でだけその価値が見出されるかのような物語の紡ぎ方は、今見るとなぜレディープレイヤーワンの映画はこういった納得感を持たせられなかったのかという気持ちになってしまオススメ出来なすぎる。

当然、OPEDオススメ出来ない。

OPはシットリとしながらも重さと鋭さを感じさせる曲調・歌い方は世紀末世界を包んでいたフォークロアへの恐怖と憧れに満ちた世相に合致しており、また当時のインターネットにあった陰鬱さ・危うさ・刺激との親和性も高くありながら、歌詞のものにはデジタル空間を感じさせる要素は一切なく、ただ人の繋がりの中にある高揚と失望の中を漂い落ちていく感覚けが歌われる掴みどころのなさはまさしくこのアニメに相応しくオススメ出来なさがここに極める。

EDOPと比べて語られることは少ないがこれまたオススメ出来ない作りをしている。ただただ憂鬱歌詞の中に人生社会に対しての絶望が詰まっており、夜中に美少女主人公アニメを見ているような負け組共に完璧クリティカルが入る。金属を爪弾いているということを積極的に主張する弦楽器音色は冷たく切り裂く世間の風を思わせるが、冷たく冷えた子宮に包み込まれているような沈み込むよな心地よささえある。この曲を聞いてから布団に入れば自分人生のしょうもなさにふと涙が溢れること請け合いオススメ出来るなんて口が裂けても言えない。

内容としてはSFとしては不思議な要素は決して多くなく、未来想像という点では攻殻機動隊電脳コイルに全く及ばず、鬱アニメというには救いがあり、伶音ちゃん目当てに見るにはえっちな場面がほとんどない、それでいてやたらとカルト人気ばかりが先行しているという、どこをどうとっても薦められた側が困惑するようなアニメであり、見所といえば直接的な刺激ではなくゆっくりと取り囲むような不穏さによって作られたメランコリックネガティブムード等身大からまり形而上学領域へと超高速で飛んでいってしまスピード感にある当時のインターネットに対する無限期待感共感ぐらいのアニメであり、これをオススメするのは俺のような一般独身男性には全く不可能だ。






anond:20240221110717

男性24時間消えようと女性社会の維持に責任を持たない

https://anond.hatelabo.jp/20240221133122

アメリカドラマシリーズにもなった「フラッシュフォワード」というSF作品がある

CERN実験により人々の意識が2分ほどの間、21年後(ドラマ版は6ヶ月後)の未来に飛ばされる

未来垣間見ている間、<現在>の地球では人々は意識を失っており

自動車は衝突し、飛行機は墜落し、大混乱の中で多くの人が命を失った

というショッキングな始まり方をする話だが

これを男性消失に当てはめて考えて欲しい

突然消滅はしない、時間がわかっていて運転中など危険状態は避けるものだとしよう

消失した男性たちは安全で快適な場所にいて確実に戻ってくる、それを女性たちも知っているとしてだ

たか24時間だけれども、病院交通機関、電力や水道などの維持はされなくてもいいのか?

みんな女たちだけなのだから公園へ両耳イヤポッズで繰り出してOK

寝たきりの人も老人も赤ん坊未熟児病人も男がいない自由を楽しめばいい?

自分仕事を倍(利用者半減するので倍にならないケースも多いだろうが)こなさなければならないとか

休日でも手伝いにでかけたほうがいいとか、入院している親族のもとに行かなければとか

そういう声がまるでない

ただ安全に喜び自由を楽しむことが女性の最優先の行動なのだとしたら

男性とともに暮らさなければいけないこの世はなんという地獄なのだろうか

anond:20240221141122

そうだね。

おたく」という言葉がない時代は、いろんな種族がいただけでした。SFファンとかアニメファンとかマンガファン個別作品とか個別ジャンルファンがいたわけです。

それを外側からひとまとめにして、ああいう奴らを「おたく」と言うんだと決めつけられてから私たち民族が発生した。だから、正確に言うと民族じゃなくて私たちはもともとは他者から強制収容所に入れられた囚人」でした。

あるときから、「ヘンなやつら強制収容所」が作られた。そこに収容される理由は様々でした。まずは「アニメ好き」「マンガ好き」「ゲーム好き」という人たちがぽんぽんと放り込まれた。それだけではなくて「なんか暗い」とか「なんか社会性がない」という人たちまでも、ぽんぽん放り込まれていった。この収容所の看板が「おたく」でした。

— 『オタクはすでに死んでいる』(新潮新書, 2008年) - p.52-53

wikipediaおたくhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%9F%E3%81%8F

2024-02-20

anond:20240219180502

魔群惑星ってこのタイトルファンタジーなの?と思って表紙みたらビキニアーマーユニコーンエロエロファンタジーだわ。

逆説的に、このイラストであっても魔群惑星なんていうSFっぽいタイトルつけるあたり、それだけSFが人気だったんだろうな。

2024-02-19

anond:20240218145155

詳しい人に聞きたいんだけど、ラノベって昔はファンタジー少なかったの?

ソノラマとかガンダムとか言ってるブコメがあったから、ソノラマとか89年頃のスニーカータイトル見てたら、題名だけで判断すると多くがSF次点伝奇歴史っぽいものって感じ。

ドラクエがもう出てるんだったら剣と魔法ドラクエファンタジーみたいなの量産されてそうだと思ったのにほぼなさそうだわ。

2024-02-18

うおおおお、雑なラノベ語りをしたくなったー!!!

スレイヤーズTogetterまとめみてたらしたくなってきたー!

ということでしていきます


そもそもライトノベル歴史というものを語る時に、ライトノベルというものが「オタクカルチャー交差点である」という事実に目を向けなければなりません

ライトノベルというのはとかく、他のオタクカルチャー漫画アニメゲーム鉄道ミリタリー最近だとVtuberとか)にめちゃくちゃ影響を受けやすジャンルです

これはそもそも出自出自で、

まず前提としてライトノベル前身として、「時をかける少女」や「ねらわれた学園」などのSF的なジュブナイル小説があり、

なんて素敵にジャパネスク」を書いた氷室冴子新井素子の諸作品による現代口語体を使った文体表現を使った少女小説があり、

D&D日本に来て、派生ゲームであるドラクエやらFFが売れたりしたおかげで、TRPG流行、それらのリプレイ集も人気になり、

さらアニメで「機動戦士ガンダム」が爆発的なヒットをして、それのノベライズ監督自身の描きおろし)も人気になり、

こういったものを一緒くたにまとめて扱ってたのが、角川スニーカー文庫であり、富士見ファンタジア文庫であり、角川の内紛やらで派生した電撃文庫なのである

まりレーベル説的な史観から見ると、その出自自体オタクカルチャーカオスの中からまれたのがライトノベルなのだ

で、この中で出てきた「スレイヤーズ」がなんだったかというと、これらの要素を一通り取り込んで、かつ、「TVアニメ化」して大ヒットした作品だった、というところである

上に書いた通り、ラノベレーベルというのはリプレイ集だったり、ノベライズといういわば「メインのコンテンツの傍流」としての側面があった。

なので、オリジナルコンテンツ自体は作っていたにせよ、あくまで、二次創作としての見方が強かったものであった。(ロードス島も元はTRPGリプレイ派生であるので)

ところが、そこから出た「スレイヤーズ」という作品主人公のリナの視点口語体で進行して、

ゲームファンタジーお約束茶化すようなメタ的なコメディ雰囲気を持ちつつ、

あらいずみるいアニメ的な表紙があって、

そして強敵とバトルでの少年漫画的な要素という属性全部盛りながら、それをうまく調和した作品となっていた

さらに、それがアニメ化して夕方に流れて大ヒットしていった。


まり、傍流であったものの中からオリジナル作品が生まれ、それが本流の方で大ヒットしたという意味で「スレイヤーズ」はライトノベルにおける大きな意味があったと言える

で、これが売れたおかげで、何が起こったかというとライトノベルで一攫千金できるやん!というバブルが起きて、90年代後半から00年代ライトノベルオリジナル作品群の発生につながっていくという流れになる

これは個人的見解になるが「元祖」というものを考えた時におそらく「ライトノベル表現元祖」というもの考える人は多いだろう

だが、何度も書くがライトノベルそもそもその表現手法自体も他オタクカルチャーの影響を大きく受けるのでその起源や由来があまりにも複雑化している

なので、「スレイヤーズ」というもの評価するなら「ライトノベル元祖」ではなく「ライトノベル文化が醸成していく上での(資金的にも、コンテンツ的な認知度としても)起点となった」という評価がよいかなと思う

それであったとしても、「スレイヤーズ自体ライトノベルに与えた影響はいささかも揺るがないのだから

※2024/02/19

少女小説のくだりでタイトルが間違っていたところを修正。すまんやで。

・あと富士見ファンタジアの発生の指摘があったからそこも修正。この辺り、角川のごたごたも相まって本当にござるか~?があるので助かる

anond:20240217160639

誰も虚無回廊に言及してなくて絶望した

それと同じ問題意識で書かれた小松左京の大傑作SF(未完だけど)

anond:20240217234910

俺もそれ系の代表選手としてよく挙がるシュタゲとか色々やってきたけどさ。

俺は昔からその「記憶消してやり直したい」って発想にならないし、意義がよくわからんのよね。

物語の背景を走っていた葉脈を知り、作品理解するということは、一プレイヤーとしての進歩だろ?

なぜ巻き戻して同じことを繰り返し、同じ感動を得ることに意義があると思うんだ?

そんなポルノのようにゲームを消費しようと思うことは、醜悪懐古主義か、知的ボーダーじみた仕草しかない。

俺だったら、むしろ逆。

「完結までやったあとに、全部理解してる状態で一からやりたい」。

そう思えるくらいに、細部まで伏線が張り巡らされ凝った世界観で作られたゲームをやりたい。

買い切りゲームだと単に2周目に突入すればよく、容易に実現可能から、この「やり直したい」ネタにはならない。

必然、こういう感想を持つべなのは、非常によく作られ長年続いてきた運営ゲーム、ということになる。

サービス初期からあった設定が何年越しで解説されて衝撃が走ったり、はじめは意味が分からなくて適当に読み飛ばしていたり。

そういったものを、年月を越えてやり直すことでより高い解像度で味わい直すことができるのは、有意義だろう。

例えば7年くらいかけて第一部が完結した暁には、新規サブ垢で半年くらいかけて駆け抜ける、みたいな感じになるはずだ。

ただ、俺はオンラインゲームは月額が主流だった00年代頭頃から、あらゆるオンラインゲームをやってきたが、

そういう欲求が湧くくらい精緻に作られていると感じた運営ゲームほとんど出会わなかった。

物語が素晴らしいと感じるネトゲスマホゲに出会っても、まず完結することがなく、売り逃げのような業態が常だった。

99%の運営ゲームは、収益を得続けることが至上命題になってしまうから、挑戦的で刺激的な物語を定期的にアップデートしていく、ということは二の次になる。

質を求めるほど更新頻度は下がり、代わりに課金欲を煽るようなものや、物語の展開にあわせた実質上位レアリティキャラや装備の追加、そして膨大な反復作業コンテンツ……

そういったもの物語の空白を繋ぎ止めることが常態化しており、いずれ「慣れた」ゲーマーの大半は物語スキップし、数字を増やす遊びしか気にしなくなる……

そうしてスカスカな作りになるのが運営ゲーム限界だと思っていた。

ところが最近になって、運営ゲーム業界イレギュラーが現れた。

原神やスターレイルなら、この調子でいけば、「完結までやったあとに一からやりたい」運営ゲームになる予感がある。

一応同社の崩壊3rdサービス開始当初からやっていたが、ローカライズに不満がありブランクを空けていた時期が俺は数年あったため、理解も半端だ。

7年を経て到達した第一部・第1.5部の完結に立ち会って、いたく感動こそしたものの、それでも「一から振り返ろう」という領域には個人的には一歩及ばなかった。

この作品SF的なテイスト難解な設定で雰囲気は非常によく作れているものの、話の脈絡としての精緻さはあまり重視されておらず、

ご都合主義とまではいかないまでも、どちらかというとノリで強引に納得させられている印象が日本語版ユーザーとしては強かった。

こういったノリに頼りがちになるのも、柔軟に作って継続させていかなければならない運営ゲームの「縛り」要素ではある。

この「縛り」を目立たなくするために、物語実装地域ごとに完結するオムニバスのように細かく区切ることもできる。

実際MMORPGなどではそうした形態で作られるものほとんどだ。だが、それでは物語を貫く背景を掘り下げていく部分がどうしても手薄になり、深みが出せない。

膨大でカッチリした物語構造をあらかじめ練って、10年くらいのスパンを見据えて確実に開発運営していける大資本でなければ、

おそらく物語の面で品質と誠実さを備えたコンテンツ開発ができる段階には至らないのだろう。

ただこれはあくまで「ゲームとして」の形を求めるならの話。

例えば、物語は優れていたのにサ終で打ち切って、クラファン小説とグッズ製作ファン商売だけで4年近くIP展開を続けている、ららマジのようなやり方さえ、ゲーム発のIPビジネスとしては一つの正解なのかもしれない。

ただ、このWFSのやり方は俺は誠実だとは思えない。ちゃんゲームとして続きを作ってほしいし、初出のゲームの作りが古くなってきたなら、グラブルリリンクのように立派に別の形で作り直すのが誠実だと俺は思う。

結局のところ資金力の問題なのだろうが、そういった難しい問題を抱えるからこそ、「優れた物語運営ゲーム」は青いバラのように求める価値があることだと思う。

何の話だ。しらんけど。

2024-02-17

anond:20240217171907

俺もそれ系の代表選手としてよく挙がるシュタゲとか色々やってきたけどさ。

俺は昔からその「記憶消してやり直したい」って発想にならないし、意義がよくわからんのよね。

物語の背景を走っていた葉脈を知り、作品理解するということは、一プレイヤーとしての進歩だろ?

なぜ巻き戻して同じことを繰り返し、同じ感動を得ることに意義があると思うんだ?

そんなポルノのようにゲームを消費しようと思うことは、醜悪懐古主義か、知的ボーダーじみた仕草しかない。

俺だったら、むしろ逆。

「完結までやったあとに、全部理解してる状態で一からやりたい」。

そう思えるくらいに、細部まで伏線が張り巡らされ凝った世界観で作られたゲームをやりたい。

買い切りゲームだと単に2周目に突入すればよく、容易に実現可能から、この「やり直したい」ネタにはならない。

必然、こういう感想を持つべなのは、非常によく作られ長年続いてきた運営ゲーム、ということになる。

サービス初期からあった設定が何年越しで解説されて衝撃が走ったり、はじめは意味が分からなくて適当に読み飛ばしていたり。

そういったものを、年月を越えてやり直すことでより高い解像度で味わい直すことができるのは、有意義だろう。

例えば7年くらいかけて第一部が完結した暁には、新規サブ垢で半年くらいかけてメインシナリオを駆け抜ける、みたいな感じになるはずだ。

ただ、俺はオンラインゲームは月額が主流だった00年代頭頃から、あらゆる運営ゲームをやってきたが、

そういう欲求が湧くくらい精緻に作られていると感じた運営ゲームほとんど出会わなかった。

物語が素晴らしいと感じるネトゲスマホゲに出会っても、まず完結することがなく、売り逃げのような業態が常だった。

99%の運営ゲームは、収益を得続けることが至上命題になってしまうから、挑戦的で刺激的な物語を定期的にアップデートしていく、ということは二の次になる。

質を求めるほど更新頻度は下がり、代わりに課金欲を煽るようなもの物語の展開にあわせた実質上位レアリティキャラや装備の追加、そして膨大な反復作業コンテンツ……

そういったもの物語の空白を繋ぎ止めることが常態化しており、いずれ「慣れた」ゲーマーの大半は物語スキップし、数字を増やす遊びしか気にしなくなる……

そうしてスカスカな作りになるのが運営ゲーム限界だと思っていた。

ところが最近になって、運営ゲーム業界イレギュラーが現れた。

原神やスターレイルなら、この調子でいけば、「完結までやったあとに一からやりたい」運営ゲームになる予感がある。

一応同社の崩壊3rdサービス開始当初からやっていたが、ローカライズに不満がありブランクを空けていた時期が俺は数年あったため、理解も半端だ。

7年を経て到達した第一部・第1.5部の完結に立ち会って、いたく感動こそしたものの、それでも「一から振り返ろう」という領域には個人的には一歩及ばなかった。

この作品SF的なテイスト難解な設定で雰囲気は非常によく作れているものの、話の脈絡としての精緻さはあまり重視されておらず、

ご都合主義とまではいかないまでも、どちらかというとノリで強引に納得させられている印象が日本語版ユーザーとしては強かった。

こういったノリに頼りがちになるのも、柔軟に作って継続させていかなければならない運営ゲーム特有の「縛り」要素ではある。

この「縛り」を目立たなくするために、物語実装地域ごとに完結するオムニバスのように細かく区切ることもできる。

実際MMORPGではそうした形式で作られるものほとんどだ。だが、それでは物語を貫く背景を掘り下げていく部分がどうしても手薄になり、深みが出せない。

膨大でカッチリした物語構造をあらかじめ練って、10年くらいのスパンを見据えて確実に開発運営していける大資本でなければ、

おそらく物語の面で品質と誠実さを備えたコンテンツ開発ができる段階には至らないのだろう。

ただこれはあくまで「ゲームとして」の形を求めるならの話。

例えば、物語は優れていたのにサ終で打ち切って、クラファン小説とグッズ製作ファン商売だけで4年近くIP展開を続けている、ららマジのようなやり方さえ、ゲーム発のIPビジネスとしては一つの正解なのかもしれない。

ただ、このWFSのやり方は俺は誠実だとは思えない。ちゃんゲームとして続きを作ってほしいし、初出のゲームの作りが古くなってきたなら、グラブルリリンクのように立派に別の形で作り直すのが誠実だと俺は思う。

結局のところ資金力の問題なのだろうが、そういった難しい問題を抱えるからこそ、「優れた物語運営ゲーム」は青いバラのように求める価値があることだと思う。

何の話だ。しらんけど。

現代くらいの技術レベル同士で数光年くらい離れたとこに電波通信可能文明がある世界を描いたSFってある?

「三体 1」はわりと近いけど、あれは恒星間の征服戦争というシチュエーションを描くために三体人側にぶっとんだ惑星、ぶっとんだ技術を与えてるからちょっと違う。

どんなに科学進歩しても超光速通信とか量子サイズの自立機械とかは不可能で、数万年オーダーをかけない限り恒星間を移動可能もの実質的情報だけみたい世界観。

仮に相手支配下しても、そこから資源土地などは得られないので相手文明支配したり滅ぼしたりしようとする動機基本的存在しないので、

暗い森林で光を灯しても矢は飛んでこない。

 

まあその場合でも、宗教など利益度外視した概念上の理由ならあるかもしれないが。

あと「計算資源」として見るなら、情報だけしかやりとりできなくても相手支配する価値はあるかもしれない。実際そういう理由クラックされているPCはいっぱいあるので。

ただレイテンシが数年になるので仮に支配した相手惑星コンピュータにしても使い道が限定されすぎている気もする。

anond:20240217105714

めしぬまの作者はSFバトルみたいなの数作描いてたけどそっち方面はすぐ打ち切られちゃうからホモっぽい漫画ばかり描かされてる被害者なんよ

2024-02-16

[]の漫画としての甘さの正体

ケモノが出る漫画がバズっていると聞き、期待して読んだが肩を落とすことになった。

しかし、『なぜ心にひっかからないのだろう』『この駄作感はどこにあるのか』という疑問が浮かんだ。

anond:20240215225121は『ヒトナー』の世界観の甘さの理由を「読み切りに大してコストをかけられないから」という結論に至った。しかし、当方は原因としてこれがピッタリハマらないように思った。

考えてみたところ、原因は以下である結論付けた。

『ヒトナー』は、非ケモナーの作者が"ケモナー"を題材に書いたために、あのように雑な世界観となった

さらに、作者はケモノケモナーに対する知識取材不足であることが雑さに拍車をかけた。

それが漫画としての甘さの全ての原因である


なぜ作者は非ケモナーと断言するか


正直、『ヒトナー』の漫画としての出来はかなり悪い。その理由

『ヒトナー』は作品モチーフの中にフェティシズム"ケモナー"を含んでいることが明白である(そうでなければどうしてヒトナーというタイトルにするだろう?)

だが、そもそもの"ケモナー"への知識不足、またフェティシズムへの知識不足が作品の足を引っ張っている。

"ケモナー"をモチーフに含む作品は、例えば『ケモナー勇者を落としたい!』が挙げられるが、正直そちらのほうが断然ケモノケモナー解像度が(誇張があったにせよ)高かった。その作者は人外/モンスター志向のようであったが、だからこそフェティシズムへの理解は十分に見えた。

トネリコかわいいが、猫としてのかわいさがあるだけで、作者のケモ個性は感じられない。他のキャラクターも同様である

ビジュアル既存のケモ志向作品(例:『羊竜飼いのケモノ事情』、『バツイチ狐と旅ごはん』など)と比較して、あまりに魅力が欠けているため、ケモナーは取り込めないだろう。

また、人間の男の方も"友好的な知的生命体"という描写にとどまりケモナーという感じは1ミリも見られない。冒険心はあるようだが、明らかにフェティシズムはない。異星人/SF世界観/ケモナーを扱うなら、『プラネットハウル』のような作品を見習ってほしいもである

ストーリーにも褒められた点は無く、物語お約束をなぞるだけの子供騙しである(ジャンプならそれで良いのかもしれないが……)

ケモナーから着想したかどうかわからないが、『ヒトナー』は描くつもりもない"ヒトナー"というフェティシズム要素を入れたことがすべての足を引っ張っている。

また"ヒトナー"の裏として"ケモナー"も含んでいるが、作者がケモナー理解していないため作品違和感が生じ、雑なケモノ描写によってさらに完成度を落とした。フェティシズムが感じられないのも作者がケモナーではないかである

もし作者が猫ケモナーなら、"猫"というステレオタイプに頼らず、『シャミー1000』のようにフェティシズムを感じられるケモノ読み切りスッキリ描くこともできただろう。

そうでないなら、"ケモナー"や"ヒトナー"の要素を入れずとも、『ヘテロゲニアリンギティスコ』のように自然獣人(とその文化)を出すことは十分可能なのだが……

まあ正直、"ヒトナー"という要素から離れれば"普通だね"と思われバズらなかっただろうから、難しいものである

とにかく、「『ヒトナー』は、非ケモナーが、"ネット上で戯画化されたケモナー"をモチーフに作ったバズり狙いの三流漫画」に過ぎないというのが当方評価である。正直、タイトルで期待させられただけにがっかりさせられた。

2024-02-13

anond:20240213174732

話の粒度がぜんぜん違うとか思っているのは増田だけですよね?

ドラえもんだとジャイ子しずかちゃんどちらと結婚してもセワシくんは生まれます

遺伝子が違っても同じ存在が生まれるとするSF設定は珍しいにしても、ガチではないSF基本的には遺伝子が同じなら同じ存在が生まれるとしています

そこに増田が明示的に染色体の組み換え、同一の卵子精子という概念持ち出したから、合わせただけですよね?

 

あと「同一じゃないかもしれない」とは言っていません、明確に「同一ではない」と言っています。難しいことは何も言っていないです

 

まぁそれはともかく、増田のその愛は、"物(物理)"に対して誓われたものということは理解しました

不変ではない物に愛を誓うなんて不実ですね

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