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はてなキーワード: PDCAとは

2021-01-10

良いものが汚されていくのは宗教セミナーも飯を食っていかないとならないから。

アラン幸福論の「しあわせですかー」みたいな話は今や新興宗教代名詞だとは言われてる。

それから、残念だけど、霊感商法瞑想ヨガマインドフルネスを餌に人を集めているのも聞く。

起業を煽るが、マーケティングを軽くやっただけであとは威勢の良さや勇気のようなものを煽るだけのオンラインサロンも増えた。

しかし、それらの霊感商法サロンに入っている人は幸せに見えない。一方で押し付けけが厳しい。

なんでそんなことになるのか?

宗教サロンも飯を食って行かないとならないから。

問題解決されたら、宗教サロンは飯の食い上げだから

から問題解決しそうだが、永久問題解決しない状態を作り出さないとならない。

霊感商法はありもしない不幸を煽り続ける。周りとの同調圧力で逃げれないようにする。起業オンラインサロンは一番楽だな。儲からなければ永久に不幸だし、デフォルトは儲からないものだが。

から今やもう「よく生きるか」「どのように夢を叶えるか」というのは、ネットと、ネットから見つけた本で見つける時代なんだろうなと思う。そうして行動して、休んで、自分自身で振り返ってしかない。

いわばP(考える)D(やってみる)C(どうかと確認する)A(修正する)のPDCAだ。まあ、役人系でひたすらPが肥大しがちなので、批判は受ける。Pを軽くするということを意識することはひつようだ。そのうえでPDCAしか解はない。

そして、霊感商法宗教組織の境をはっきりつけることも困難である宗教知識というのは本としてその時代その時代の人が書き続けるのと、意識して読むことだけで、宗教組織役割は終わったのだろうなとも思う。

2020-12-26

人間関係コミュニケーション構造的には才能で決まる

人間関係構築するのめっちゃ上手い人とかコミュ力死ぬほど高い人っているじゃん?

あいう人って決まり文句のように「昔は全然しゃべれなかったんだけど、努力して話せるようになった」とかいうの良く見るけど、あれウソだと思う。

才能があったからに決まってる。

構造的な話をするとそもそもコミュニケーションとか人間関係練習を積む機会が限られているから。

ちょっと考えてみたらわかるけど、些細なコミュニケーションエラーを起こすとお前ら大体ソイツを「危ない人」「関わりたくない人」認定するだろ?

んでその評判ってコミュニティ内であっという間に拡散されて、誰もソイツと口を利かない関わらないって対応とるようになるよな?

何が言いたいかって人間関係とかの人の感情が絡む物事になると、「失敗したから次は反省して改善する」ってPDCA構造的に回せなくなる。

だって人は些細な失敗をすると関わらせなくして学習の機会を奪い取ってしまうから

悪評が回りきってしまってもリセットされる機会が多いなら学べるチャンスもあると思うけど、リセットなんてそうそうないよな。

学校職場が変わればリセットはされるんだろうけど幼稚園小学校中学校高校大学大学院、社会人と多めに見積もっても6回か、すくねーな(転職とかすればもっと増えるんだろうけど)

お前ら複雑難解な数式や哲学をノーヒントで6回見ただけで理解しろって言われてできるか?俺は無理だ

まぁつまり、周りにとって関わりたくない人にこそコミュニケーション人間関係の機会を与えて学ばせるべきなのに、人間関係システムのものが拒んでいる腐りきった矛盾の塊と化しているのが問題よな

愛される人はひたすら愛されて、愛されない人は全く愛されないようにできている。

本当にコミュニケーションが得意な人、過剰なぐらいに愛されてモテる人が羨ましくて仕方がない。来世は死ぬほど周りから承認されて愛される人生送りたいな。

コミュニケーションの才能がある人に生まれ変わって、コミュ力低い人を見下しまくって「なんで努力しないんだろうねーw」って嘲笑える恵まれ人生が欲しい。

2020-12-07

anond:20201206223338

PDCAまわっとるやん!ええなええな~

https://ironna.jp/article/16209

>多くの人の理解とは逆に、ジョブ社会では一部の労働者を除けば仕事ぶりを評価されない

PDCAおじさん「...」

2020-11-25

「回せ」と言われてイラっとくるもの

・「経済を回せ」

観光飲食お金つかったって、今どこも資金繰りギリギリ状態から借入の返済に充てられるだけ

 資金は循環しないか経済は回らない 回した気分になるだけだよ

・「PDCAを回せ」

⇒Aまでいったらそこで完結だろ そこでまたPにいったらエンドレスじゃん 俺は絶対に回さないぞ

・「ビールを回せ」

ビールは高いし尿酸値が気になるから発泡酒ハイボールばっかなんだよ ビール絶対に回さないぞ

2020-11-24

後輩教員PDCAっぽい

後輩教員PDCAっぽい

一人でよくぶつぶつ言ってるし

クラス運営もうまく行ってないみたいだ

教頭相談してこれから処遇を決めたいと思う

2020-11-16

国ってPDCAしねーよなあ

キトー税金じゃぶじゃぶ使っても反省しなくていいし糞うらやましい

2020-11-04

ユーザー企業幹部って、でっかいシステムを作らなきゃ勃起しないんでしょ?

システムって、小さく作ってPDCAを回しながらちょっとずつ大きくした方がいいのにね。

2020-10-09

PDCA(物理)

質量を持ったPDCAを高速回転させることで風を発生させることができる

2020-10-06

anond:20201006174858

ノリで決める。

補助だかなんだかしらんが(家賃1万5000ってどういうことだ)君は本当に6万残るなら相当に恵まれているので、ノリでやってもそれなりになんとかなる。強いて言えば、ざっくり計算でもいいか家計簿アプリでも使っておく。事前の計画よりも、最初はノリでも最終的にPDCAが回ることのほうが大事だと俺は思う。

あと、奨学金という名の学生ローンが残っていれば最初のうちは返済に充てるべきだし、そうする新社会人が多い。計算に入ってないのが気になった。

2020-08-31

「何でもオープンにして本音を言い合ってPDCAを回していこう」という職場は概ねクソ

オープンにしたら一言一言に突っ込んで激詰めして絡んでくるやつがいて、それに対処しなければいけない。

やはりオープンにしても良いことはない。

オープンにしたら結果として詰められないように皆が情報制御するようになり、社内統制という点では優れている手法なのかもしれない。

2020-08-20

https://web.archive.org/web/20200819061734/https://anond.hatelabo.jp/20200819122604

https://web.archive.org/web/20200819061624/https://anond.hatelabo.jp/20200819151260

この人就活時もこんな感じなのかな?

まあ少しは取り繕うとするんだけど絶対隠しきれないよね

だらだら自分の言いたいことを押しつけるような話し方をする癖があるよこの人

適当に書いたとしても、じゃないとこういう行動とんないよ

あと節々からでてる偏見がすごい

そんで自分常識的分別があるという自負というか、トラブルが起きた時に認知を歪めてまで自分正当性を主張する思考パターンの癖がつよい

どうあがいても大学生が、いくらくず相手でも「社会理不尽なことを学び」だなんて

どの面下げていってんだ?君も社会理不尽体感したことない御身分じゃん。なんだかんだ大学にも行かせてもらってるし」って突っ込まれ

もっと増田の外のリアル社会では、こんな家庭間のことぐちぐち言われても知らんがな要点まとめろやって突き放されるよ

自分客観的に見ることができるならまず「社会理不尽」なんて言葉は出てこないよね

そういうちょっとした傲慢さは普通に話しててもどこからしら表に出ちゃってるから気をつけてほしいわ

こういう人は問題解決能力が低いことが多いんだ

不満を口にすれど物事を前に進められないタイプ

同僚が上司取引相手提携先、職場環境、際限なく自分ダメだと思うところを論って、自分自身の中でPDCAを回していこうという気がない

いつまでも同じような感覚で同じようなスタイル業務に取り組んでる

そんな自分完璧だとすら思ってる

別に大学生仕送りそんななくても実家でてる人はいくらでもいるし、増田交渉次第では人並みぐらいに親御さんやお姉さんから援助を取り付けられる可能性もゼロではない

なんなら緊急策として友だちの家やシェアハウス短期間でいいから転がり込んでみたら?並の大学生ぐらいの交友網があれば充分実現可能だよそれくらい

結果的に言って今もその家に暮らしているということは、それだけの覚悟も行動力コミュ力もないってことだよ

まずは現状から自分の身の丈がどんなもんなのか今一度考え直してみたら?

ぶっちゃけ何も考えずに愚痴たかっただけなんだろうけど、そんでも逃げられず俺みたいな説教おじさんの餌食になるなんてこと世の中では日常茶飯事だからね?言ってしまえばこれも社会理不尽

酸いも甘いも嗅ぎ分けてるつもりかもしれないけど、なら俺ぐらいの方便ちゃんと受け止めてくれますわな

2020-08-18

anond:20200816112021

それなら「お手玉作戦」だな。セフレ複数持ちしてクルクル回すようにすると気持ち分散される。3人くらいいると安定するぞ。副次的効果だが、PDCA勝手に回ってSEX死ぬほどうまくなる。お勧め

2020-08-09

ビジネス用語にどうにかしてTENGAを紛れ込ませたいからなんか考えてくれ。PDCA的なのがいいと思う

2020-08-08

anond:20200807231408

ブコメ100字じゃ到底語りきれないので追加で書く。

まず予言するけど「明日からコツコツがんばるぞ」という決意は空振りに終わる。

これはもう9割5分くらいの確率で当たるから10万くらいなら賭けてもいい。


からやるべきは、なんとかして自分勉強机に向かわせるための試行錯誤だ。

毎日何か作戦を立てろ。

それを実行して駄目だったなら、何が悪かったのか考えて、改善して翌日実行しろ

実行できなかったのであれば、なぜ実行できなかったのか。何が邪魔しているのかを分析してそれを排除するんだ。

そうしてPDCAぐるぐる回して、環境改善し、作戦を立てて、なんとか勉強できるように持って行く。

それをしないで漠然と「がんばる」なんて精神論に頼っても失敗する事は目に見えている。

一番良いのは環境を変える事だ。

喫茶店図書館自習室。自宅にありがちな誘惑が存在しない。

おいスマホは置いてこいよ。何考えてんだ置けって。

しかし現状ではこの手段は取りにくい。

そもそも出かけるまでに時間が掛かる。

「行こう行こう」と思いながら気づいたら夜になってんだろ。わかる。

ということで自宅での集中法を探るわけだが、はっきり言って地獄だ。

なんたって、自分専用にカスタマイズされたリラックス空間からな。

自分のために用意した空間も娯楽も、勉強するとなると全てが「誘惑」と化して襲ってくる。

しかも、まず自宅での集中方法の一番効果的な手段が「ネットを絶つ」ことなんだが、

これがまず難しい。授業でネット接続必須ならなおさらだ

それでもやるならまずPCからLANケーブルを引っこ抜け。

100均でいいかキッチンタイマー買ってこい。やむを得ずネットに繋ぐときそいつ制限時間を設けろ。

あ?なにスマホ持ってんだ。タイマーアプリスヌーズできて便利?なに寝言いってんだ。

スマホは充電切れたままにしとくんだよ。うまくすれば充電ケーブルを繋ぐまでに正気に戻れる。

PCデスクトップか?ノートか?

ノートなら話が早い。それ持って部屋から出ろ。

リビングでもどこでもいいから自室以外で勉強すんだよ。

集中できない?ふざけんな自室じゃ集中どころか何一つ出来てないじゃねえか。

あくまで自室から出れない環境なら、机をもう一つ用意しろ

サイドテーブルみたいな小っちゃい奴でもいい。

完全に勉強用のスペースとして用意すれば、そこに座るだけで作業する気になれる。

今座っているPCデスクは完全に「娯楽のためのスペース」として認識してるからなお前の脳は。

あとは目覚ましかけろ。

朝じゃないぞ。勉強始める時間を決めて、その時間にかけんだ。

目覚まし鳴ったらネット閉じて動き始めんだよ。

なに「切りの良い所まで読んだら」とか言ってんだ馬鹿か。お前それで何度失敗したか覚えてないのか?覚えてねーよな数えきれねーもんな。

はてブでもブラウザの「開いてるページを全てブックマーク」の機能でもいいから放り込んで今すぐ閉じろブラウザを。

目覚まし延長なんかすんじゃねーぞ。1時間後に鳴っても同じように「切りの良い所まで読んだら」って絶対うからなお前。

あとなー。

デジタル課題出てんだろ?

それをな。ブラウザ上で解いて提出しようとすんのな。やめな?無理だから。お前の場合

ブラウザ開いてるって時点でもう禁断症状の出てるジャンキーみたいなもんなんだからお前の身体は。

デスクトップでも課題印刷すればどこでもできんだろ。それ持ってPCの前から離れろ。

アナログで解いて、それを打ち込んで提出しろ二度手間だが出来ないよりゃましだろ。

プリンターが無いなら買ってもらえ。一大事なんだからそれくらい説得しような。

とにかくPCの前から離れることだ。

ネットに繋がったPCの前に座った時点で、負けがほぼ確定してっからな。

「うまくつきあってく」とか考えんなよ。無理だから

いかにしてPCから離れるかを考えろ。

スマホ放電させて放り投げろ。

やむをえず充電する場合も充電時間はいいとこ5分10分だぞ。すぐ切れるようにしとけ。

PCの前から離れても場所を変えても外に出ても

スマホ持ってたらそれだけで終わるかんなマジで


そんなとこかなー。

とにかくな。自分意思いかに弱いかという自覚をすんだよ。そこからだ。

そうすれば「ココロを入れ替えて明日からガンバル」なんて負け確の精神論なんか出なくなるから

お前がやるべきは「根っからのやる気なし駄目人間のこいつ(自分)をいかにして作業に向かわせるか」というゲームなんだよ。

自分のことだと思うから駄目なんだよ。言う事聞かないゲームキャラか何かだと思え。

そうすれば「ガンバレ」なんていう命令やら作戦やらを下すのが、どれだけ滑稽な行為かわかんだろ。

必要となるのは精神論ではなく効果の認められる具体的な手法ライフハック。そのへんだ。

似たような「根っからのやる気なし駄目人間のこいつ(自分)」と数十年来で付き合ってる先輩からの助言だよ。

ここまでやってもまだロクに動いてくんねぇかんなこいつ。"やる気の問題"とか言って甘く見てると人生棒に振るぞマジで


P.S.

今まで怠け癖なんてなかったのに急に、という事なら

マジで鬱病前兆もありうるから早期の受診も一応視野に入れとけな。

元々が社交的な性格ならこっちの可能性も少なからずある

2020-06-19

モチベを上げるためのスキルアップ講座。

とりあえず業務計画立てろってよ。

ゴミみたいな3ヶ月スケジュールを一本ひくんじゃなくて、

ちゃんと細分化しろってよ。

手法の話って面白いんだけど、実際の業務に紐付けていくのがむずいんだよね。

課題解決とかPDCAとか計画立案かについて気持ちよく喋ってくれてるんだけど、

実務への展開がむずい。

きょうせいギプスみたいなツールがあると嬉しいっすね。

最終的には仕組み化が最終的に重要らしいんですね。

人は仕組みで動くんじゃないんだよ、感情で動くんだよ。

2020-06-14

IT系羅生門

ワンデイのイブニングの事であるアローンのビジネスマンが、羅生ゲートの下で雨やみを待っていた。

 広いゲートの下には、この男のほかに誰もいない。ただ、所々丹塗の剥げた、大きなシリンダーに、クリケットが一匹とまっている。羅生ゲートが、朱雀ストリートにある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠や揉ハットが、マッチモアありそうなものである。それが、この男のほかには誰もいない。

 リーズンを云うと、この二三年、京都ティには、地震とか辻風とか火事とか饑饉とか云うハプニングがつづいて起った。そこでシティさびれ方は一通りではない。ヒストリーによると、仏像仏具クラッシュして、その丹がついたり、金銀の箔がついたりした木を、ストリートサイドにスタックして、薪のリソースに売っていたと云う事である。シティがその始末であるから、羅生ゲートのフィックスなどは、元より誰もコミットする者がなかった。するとその荒れ果てたのをよい事にして、狐狸がジョイン。盗人がジョイン。とうとうしまいには、引取り手のない死人を、このゲートへ持って来て、棄てて行くと云うルーティンさえ出来た。そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪るがって、このゲートの近所へはアプローチをしない事になってしまったのである

 その代りまた鴉がどこからか、たくさんジョインして来た。昼間見ると、その鴉が何羽となくコミュニティを描いて、高い鴟尾のまわりをシングしながら、フライアウェイ。ことにゲートの上の空が、夕焼け情熱のようにあかくなる時には、それがセサミをまいたようにはっきり見えた。鴉は、勿論、ゲートの上にある死人の肉を、啄みに来るのである。――もっと今日は、タイムアップなせいか、一羽も見えない。ただ、所々、ブロークンな、そうしてその崩れ目に長い草はえストーンの上に、鴉の糞が、点々とホワイトにこびりついているのが見える。ビジネスマンは七段ある石段のトップに、洗いざらしブルーの襖の尻をスプレッドして、右のチークに出来た、大きな面皰を気にしながら、ぼんやり、雨のふるのをルックアップしていた。

 ライターはさっき、「ビジネスマンが雨やみを待っていた」とライトした。しかし、ビジネスマンは雨がやんでも、格別どうしようと云うビジネスプランはない。ふだんなら、勿論、CEOの家へ帰る可き筈である。所がそのCEOからは、四五日前にファイアーされた。前にも書いたように、当時京都ティの町は一通りならずダウンしていた。今このビジネスマンが、永年、使われていたCEOからファイアーされたのも、実はこの衰微の小さなウェーブにほかならない。だからビジネスマンが雨やみを待っていた」と云うよりも「雨にふりこめられたビジネスマンが、コミット先がなくて、途方にくれていた」と云う方が、アジャストである。その上、今日の空模様も少からず、この平安朝のビジネスマンセンチメンタリズムエフェクトした。申の刻下りからふり出した雨は、上るプランがない。そこで、ビジネスマンは、何をおいても差当り明日ライフをどうにかしようとして――云わばどうにもならないマターを、ウェル・ダンしようとして、とりとめもないクリティカルシンキングをたどりながら、さっきから朱雀ストリートにふる雨のサウンドを、聞くともなく聞いていたのである

 雨は、羅生ゲートをつつんで、遠くから、ざあっと云うノイズをあつめて来る。夕闇は次第に空を低くして、見上げると、ゲートの屋根が、斜につき出した甍の先に、重たくうす暗い雲を支えている。

 どうにもならないマターを、ウェル・ダンするためには、ハウトゥを選んでいる遑はない。選んでいれば、築土の下か、ストリートの土の上で、ジ・エンドするばかりである。そうして、このゲートの上へ持って来て、犬のように棄てられてしまうばかりである。選ばないとすれば――ビジネスマンの考えは、何度も同じルートを低徊した揚句に、やっとこのゴールへ逢着した。しかしこの「すれば」は、いつまでたっても、結局「すれば」であった。ビジネスマンは、手段を選ばないという事にアグリーしながらも、この「すれば」のかたをつけるために、オフコース、その後に来る可き「盗人になるよりほかに仕方がない」と云うファクトを、積極的にアグリーするだけの、チャレンジ精神が出ずにいたのである

 ビジネスマンは、大きな嚔をして、それから、大儀そうにスタンドアップした。夕冷えのする京都ティは、もう火桶が欲しいほどのクールである。風はゲートの柱と柱との間を、夕闇と共に遠慮なく、吹きぬける。丹塗の柱にとまっていた蟋蟀も、もうどこかへ行ってしまった。

 ビジネスマンは、頸をちぢめながら、山吹の汗袗にコンボリューションした、紺の襖のショルダーを高くしてゲートのまわりを見まわした。雨風の患のない、人目にかかる惧のない、一晩楽にねられそうなコワーキングスペースがあれば、そこでともかくも、夜を明かそうと思ったかである。すると、幸いゲートの上の楼へ上る、幅のワイドな、これも丹を塗った梯子が眼についた。上なら、人がいたにしても、どうせ死人ばかりであるビジネスマンはそこで、腰にさげた聖柄のGithubアカウントが鞘走らないように気をつけながら、藁草履はいた足を、その梯子の一番下の段へふみかけた。

 それから、何分かの後である。羅生ゲートの楼の上へ出る、幅の広い梯子の中段に、一人のビジネスマンが、猫のように身をちぢめて、息を殺しながら、上の容子を窺っていた。楼の上からさす火のライトが、かすかにその男の右のチークをぬらしている。短い鬚の中に、赤く膿を持った面皰のある頬であるビジネスマンは、始めから、この上にいる者は、死人ばかりだと高を括っていた。それが、梯子を二三段上って見ると、上では誰かライトジョインして、しかもそのライトをそここことコミットしているらしい。これは、その濁った、黄いろい光が、隅々に蜘蛛の巣をかけた天井裏に、揺れながらイノベイティブに映ったので、すぐにそれと知れたのである。この雨の夜に、この羅生ゲートの上で、ライトをともしているからは、どうせただのフリーランスではない。

 ビジネスマンは、守宮のように足音をぬすんで、やっと急な梯子を、一番上の段まで這うようにしてコミットした。そうして体を出来るだけ、平にしながら、頸を出来るだけ、前へ出して、恐る恐る、楼の内を覗いて見た。

 見ると、楼の内には、噂に聞いた通り、幾つかの死骸が、無造作に棄ててあるが、ライトの及ぶ範囲が、思ったより狭いので、数は幾つともわからない。ただ、おぼろげながら、知れるのは、その中に裸の死骸と、着物を着た死骸とがあるという事である。勿論、中には女も男もまじっているらしい。そうして、その死骸は皆、それが、かつて、コミットしていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土を捏ねて造った人形のように、口を開いたり手を延ばしたりして、ごろごろ床の上にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの高くなっている部分に、ぼんやりしたライトをうけて、低くなっている部分の影を一層暗くしながら、永久に唖の如く黙っていた。

 ビジネスマンは、それらの死骸の腐爛した臭気に思わず、鼻を掩った。しかし、その手は、次の瞬間には、もう鼻を掩う事を忘れていた。ある強い感情が、ほとんどことごとくこの男の嗅覚を奪ってしまたからだ。

 ビジネスマンの眼は、その時、はじめてその死骸の中に蹲っているフリーランスを見た。檜皮色の着物を着た、背の低い、痩せた、白髪頭の、猿のようなフリーランスの老婆である。その老婆は、右の手に火をともした松の木片を持って、その死骸の一つの顔を覗きこむように眺めていた。髪の毛の長い所を見ると、多分女の死骸であろう。

 ビジネスマンは、六分の恐怖と四分の好奇心とに動かされて、暫時は呼吸をするのさえ忘れていた。旧記のライターの語を借りれば、「頭身の毛も太る」ように感じたのである。すると老婆は、松の木片を、床板の間にハックして、それから、今まで眺めていた死骸の首に両手をかけると、丁度、猿の親が猿の子の虱をとるように、そのコミットログを一本ずつプルしはじめた。コミットログは手にインタラクティブに抜けるらしい。

 そのコミットログが、一本ずつ抜けるのに従って、ビジネスマンの心からは、恐怖が少しずつ消えて行った。そうして、それと同時に、このフリーランスに対するはげしい憎悪が、少しずつ動いて来た。――いや、このフリーランスに対すると云っては、語弊があるかも知れない。むしろ、あらゆる悪に対する反感が、一分毎に強さを増して来たのである。この時、誰かがこのビジネスマンに、さっきゲートの下でこの男が考えていた、自己破産をするか盗人になるかと云う問題を、改めて持出したら、恐らくビジネスマンは、何の未練もなく、自己破産を選んだ事であろう。それほど、この男の悪を憎む心は、フリーランスの床に挿した松の木片のように、勢いよく燃え上り出していたのである

 ビジネスマンには、勿論、何故フリーランスが死人のコミットログをハックするかわからなかった。従って、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいか知らなかった。しかビジネスマンにとっては、この雨の夜に、この羅生ゲートの上で、死人のコミットログをハックすると云う事が、それだけで既に許すべからざる悪であった。勿論、ビジネスマンは、さっきまで自分が、盗人になる気でいた事なぞは、とうに忘れていたのである

 そこで、ビジネスマンは、両足に力を入れて、いきなり、梯子から上へ飛び上った。そうして聖柄のGithubアカウントに手をかけながら、大股にフリーランスの前へ歩みよった。フリーランスが驚いたのは云うまでもない。

 フリーランスは、一目ビジネスマンを見ると、まるで弩にでも弾かれたように、ジャンプした。

「おのれ、どこへ行く。」

 ビジネスマンは、フリーランスが死骸につまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行手を塞いで、こう罵った。フリーランスは、それでもビジネスマンをつきのけて行こうとする。ビジネスマンはまた、それを行かすまいとして、コンフリクトする。二人は死骸の中で、しばらく、無言のまま、つかみ合った。しかしウィナーは、はじめからわかっている。ビジネスマンASAPフリーランスの腕をつかんで、無理にそこへPDCAした。丁度、鶏の脚のような、骨と皮ばかりの腕である

「何をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」

 ビジネスマンは、フリーランスをつき放すと、いきなり、コントビュートして、ホワイトコミットをその眼の前へつきつけた。けれども、フリーランスは黙っている。両手をわなわなふるわせて、肩で息を切りながら、眼をアウトソーシングするほど、見開いて、唖のように執拗く黙っている。これを見ると、ビジネスマンは始めて明白にこのフリーランスの生死が、全然自分経営判断支配されていると云う事を意識した。そうしてこの意識は、今までけわしく燃えていたプライドを、いつの間にか冷ましてしまった。後に残ったのは、ただ、あるビジネスをして、それが円満成就した時の、安らかな得意と満足とがあるばかりである。そこで、ビジネスマンは、フリーランスを見下しながら、少し声を柔らげてこう云った。

「己は検非違使CEOなどではない。今し方このゲートの下を通りかかったプア・ワーカーだ。だからお前に縄をかけて、どうしようと云うような事はない。ただ、今時分このゲートの上で、何をしてハックしていたのだか、それを己に話しさえすればいいのだ。」

 すると、フリーランスは、見開いていた眼を、一層大きくして、じっとそのビジネスマンの顔を見守った。アイデアを得た、肉食鳥のような、鋭い眼で見たのであるそれから、皺で、ほとんど、鼻と一つになったマウスを、何か物でも噛んでいるように動かした。細い喉で、尖った喉仏の動いているのが見える。その時、その喉からWindowsの警告音のような声が、喘ぎ喘ぎ、ビジネスマンの耳へ伝わって来た。

「このコミットログをハックしてな、このコミットログをハックしてな、AIビルドしようと思うたのじゃ。」

 ビジネスマンは、フリーランスの答が存外、平凡なのに失望した。そうして失望すると同時に、また前の憎悪が、冷やかな侮蔑と一しょに、心の中へはいって来た。すると、その気色が、先方へも通じたのであろう。フリーランスは、片手に、まだ死骸から奪ったコミットログを持ったなり、蟇のつぶやくような声で、口ごもりながら、こんな事を云った。

「成程な、死人のコミットログをハックすると云う事は、何ぼう悪い事かも知れぬ。じゃが、ここにいる死人どもは、皆、そのくらいな事を、されてもいい人間ばかりだぞよ。現在、わしが今、髪を抜いた女などはな、下請け派遣社員を朝から晩まで奴隷のように働かせたわ。疫病にかかって死ななんだら、今でもブラック企業で甘い蜜を吸っていた事であろ。それもよ、この女の売るソフトウェアは、納期が速いと云うて、取引先どもが、欠かさず毎月発注していたそうな。わしは、この女のした事が悪いとは思うていぬ。せねば、倒産するのじゃて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も悪い事とは思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、自己破産するじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その仕方がない事を、よく知っていたこの女は、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ。」

 フリーランスは、大体こんな意味の事を云った。

 ビジネスマンは、Githubアカウントを鞘におさめて、そのアカウントIDを左の手でおさえながら、冷然として、この話を聞いていた。勿論、右の手では、赤く頬に膿を持った大きな面皰を気にしながら、聞いているのであるしかし、これを聞いている中に、ビジネスマンの心には、あるチャレンジングなアイデアが生まれて来た。それは、さっきゲートの下で、この男には欠けていたアイデアである。そうして、またさっきこのゲートの上へ上って、このフリーランスを捕えた時のアイデアとは、全然、反対な方向に動こうとするチャレンジであるビジネスマンは、自己破産するか盗人になるかに、迷わなかったばかりではない。その時のこの男の心もちから云えば、自己破産などと云う事は、ほとんど、考える事さえ出来ないほど、意識の外に追い出されていた。

「きっと、そうか。」

 フリーランスの話がフィニッシュすると、ビジネスマンは嘲るような声で念を押した。そうして、一足前へ出ると、不意に右の手を面皰から離して、フリーランスの襟上をつかみながら、噛みつくようにこう云った。

「では、己が引剥をしようと恨むまいな。己もそうしなければ、自己破産をする体なのだ。」

 ビジネスマンは、すばやく、老婆のリポジトリを剥ぎとった。それから、足にしがみつこうとするフリーランスアカウントを、手荒く削除した。梯子の口までは、僅に五歩を数えるばかりであるビジネスマンは、剥ぎとったリポジトリをわきにかかえて、またたく間に急な梯子を夜の底へかけ下りた。

 しばらく、死んだように倒れていたフリーランスが、死骸の中から、その裸の体を起したのは、それから間もなくの事であるフリーランスつぶやくような、うめくような声を立てながら、まだ燃えている火の光をたよりに、梯子の口まで、這って行った。そうして、そこから、短い白髪を倒にして、ゲートの下を覗きこんだ。外には、ただ、黒洞々たるビジネスチャンスがあるばかりである

 ビジネスマン行方は、誰も知らない

2020-05-14

PDCAとOODA

PDCAとは、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act改善)の 4段階を繰り返すこと。

OODAとは、観察(Observe)- 情勢への適応Orient)- 意思決定(Decide)- 行動(Act)の4段階を繰り返すこと。

PDCAの Check(評価)→ Act改善)はOODAの観察(Observe)に含まれる。

要するに目的を実現するために情報を集め状況判断をした上で決断し行動しろということ。

PDCAでも計画を立てる前に情報を集め状況判断をするからやっていることは同じ。

2020-03-23

anond:20200323145915

報告、上げたくなくなるような人もいるよね。。

PDCA で、プラン通りにやって上手く行かないなんてあるわけだが、頑なに認めない上司はいやかな。現況も背景も、分からないが。

2020-03-22

頭の良さって「仮説を立てる能力」じゃない?

就活生なので就活本を読み漁っていたのだが、とある本に「学生同士でやる模擬面接で、面接官役のとき能力が低い学生はあまり質問が出来ず、逆に能力が高い学生は次々に質問出来る」ということが書いてあった。

そして、能力が高い学生は、言われたことに対して頭の中でどういうふうに活躍しそうかなどの仮説を立てながら話を聞いているそうなのだ

俺は面接官のとき質問全然出来ない人で、仮説を立てるなんで普段全く意識してなかった。

バイトでも言われたことをするだけだったし、飲み会幹事みたいなのをしたときもあったけど、参加者要望をそのまま受け入れるだけだった。

頭の悪さは自覚してたけどなにが原因かわからずに悩んでいたけど、仮説を立てる力と聞いてハッとしてしまった。

仮説を立てる力があれば主体的な行動ができるし、自然PDCAが回せて活躍できるだろう。

仮説を立てるってこと、意識していきたいと思う。

2020-03-17

anond:20200317190347

 計画が嫌いだ。

 計画というのは「将来こうなるだろう」と勝手に決めたことであって、実際にそうなる証拠は何もない。

 未来ことなんだから証拠がなくて当たり前だな。

 これに対して実績というのは現実に起きたことであって、たとえ受け入れたくないことだろうと揺るぎない事実だ。

 だから計画と実績に違いがあった場合は実績の方が常に正しい。

 計画と比べて実績が遅れたのだとしたら、計画の方が事実と合わなかったということになる。

 ところで、OODAという概念があるのは、計画なんて当てにならないからだ。

 計画のPから始めるPDCAと違って、OODAにはPがない。

 OODAはOの観察から始める。当てにならない計画ではなく、実際に起きたことを観察することから始める。

 計画を立ててその通りに進めるのが良いことみたいに思われてしまったのは、製造業が発展したからだと思っている。

 同じ物をいつまでも作り続ける分には計画が立てやすいから、その時代には適していたんだろう。

 だけど、計画を立てることが重要時代はもう終わった。

2020-03-13

マッチングアプリ彼女ができなかった32歳素人童貞の頑張ったこと(1)

anond:20200310073258

謝辞

たくさんの反響をいただけて感謝している。初めて4桁のコメントをいただいたのも嬉しかったのだが、ブクマコメント体感9割が共感に満ちた、あたたかものであったことのほうがずっとうれしかった。ツイッター上でも多くのコメントがついた。これほど多くの人が恋愛で何らかの挫折を感じていることを知ることができただけでも、自分経験を率直につづった意義があった。すべてにコメントを返すことはできないが、非常に励まされた。ほんとうにありがとう

一方で、デートを繰り返すたびにどのようなトライアンドエラーを繰り返してきたのが不明確で、問題はそこにあるのではないか、という意見をいただいたので、そこを捕捉する。

デートでのファッション

心掛けたのは清潔感だ。ただ、この清潔感の内容があまり具体的でないことが、多くの人を困惑させている印象を受ける。自分としては逆に、不潔感から減点されることがないことを心掛けた。

まず、身体面について。髪の毛は美容院で短くし、眉も整えてもらう。きちんと入浴し、定期的に歯科医歯垢を除去してもらい、ブラッシング指導を受ける。爪は短く切りそろえる。デート前にはシャワーをしっかり浴びてさっぱりする。ただし、香水はつけなかった。人によって好き嫌いがかなり大きく出るので、そこはリスクが大きいと判断した。

衣服については、ワイシャツっぽいのとチノパンが多い。靴はスニーカーではなく、革靴に似た質感のものを。眼鏡JINSをかけている。髪は黒いままだ。学生の頃はコンタクトレンズにと茶髪したこともあったが、すぐに目が痛くなってしまったし、染めるのも手間だった。髪を染めたからといって別にモテるようにならなかった、というのも大きい。

ネックなのは、そこまで皮膚がきれいではないということだ。どうも毛穴が開いてしまうし、ニキビ跡が気になる。そこが改善点だろう。

デートの事前準備

基本的に、自分のなじみのある行動圏内にした。休日を一人で過ごすときにうろつく場所だ。そこでなら、急に予定を変更しても対応可能だ。美術館を中心に過ごしているので、候補としては新宿渋谷六本木丸の内上野が真っ先にあがる。次の候補としては水族館のある品川明治神宮絵本カフェのある原宿日本庭園のある美術館のある表参道それから日本画を見られる恵比寿がある。

その近辺の映画館カフェを把握しているので。その場の流れで行く場所を考えることになっても対応可能だ。ついでに事前にイタリアンタイ料理屋などの場所を調べておく。

今後の課題としては、お酒の飲める場所だろうか。自分下戸なのでそこが困る。アルコールよりは料理お金をかけたいタイプだ。そうそう、脱線してしまうがwithにはどういう食事デートがいいかタイプ心理テストもあって、バーが好きとか居酒屋が好きとかお酒よりの料理派とかでもマッチングが行われていた。

デートの当日の会話

基本的に聞き役に回り、共通点があったら話す。体感では相手の話す量とこちらの話す量が7対3だった。知識のひけらかしは絶対にしない。聞かれたときにだけ、ごく簡潔に答える。相手の興味があるジャンルだったらそこに乗っかることも考える。

美術館映画感想は、率直に感じたとおりに伝える。ただし、否定的なことはなるべく言わない。面白かったところ、楽しかった点などを話したほうが楽しい岩井俊二監督の「ラストレター」は、内容はそこまで心に響かなかったが、個人的には庵野秀明鶴田謙二の絵を描いているという設定がかなり笑えるポイントだった。さいわい、彼女も僕と趣味共通していたので、そこがおかしいと言って笑ってくれた。その人が結局は音信不通になってしまったのだけれど、もう過去の話なので、どうでもいい。あとは、彼女によれば、岩井俊二作品には誰かに成り代わって手紙を書くという場面が頻出するそうで、その話をじっくり聞かせてもらった。「花とアリス」にもそういう描写があるそうだ。ずいぶん昔に観たはずなのだが、すっかり忘れてしまっている。

PDCAを回すとすればここなのだろうが、盛り上がるときは盛り上がるし、共通話題が少ないとなかなか盛り上げられない。共通話題が少ないと、交際に至っても大変なんじゃないだろうか。あと、実際に顔を合わせないとどうしようもないところも多々ある。さらPDCAを難しくしているのは、就活と同じで向こうからフィードバック原則として一切無いところだ。真っ暗闇の中での手探りとなり、ここで病んでしまう人も多いだろう。

他に心がけたのは、相手の顔を見てゆっくりと話すことと、声を少し低めにすることだ。

自分趣味

趣味美術鑑賞、読書ジョギング無難趣味で、本は図書館を利用するのでお金ほとんどかからない。

美術鑑賞は、月に1~2回。学生時代は西欧絵画を見ることが多かったが、最近日本画も気になっている。現代アート抵抗がない。それと、古代の出土品なども見るのが好きだ。

読書小説ノンフィクションを半々。小説古典海外文学が多い。ノンフィクション科学歴史を扱ったものが中心だ。大体月に12~13冊だが、先月は失恋したのでペースが落ち込み、10冊にとどまっている。

ジョギングは週に1度だけだが近所を10~11km走っている。頻度としては少ないが、やらないよりはずっといい。運動しなかったころに比べると仕事で疲れにくくなっている。加えて、走る前には軽く筋トレをしている。この間失恋した時に行った風俗嬢からは「何か運動されてたんですか?」と尋ねられるくらいの体型だ。ただし、やっぱりここでも顔立ちは褒められたことがない。

付け加えるとしたら旅行だろうか。ここから話題が広げやすい。

学生時代のデート

男子校に行っていたので、初デートが19歳でのことだった。大学中国文学での授業で知り合った女性を、夏休み直前にデートに誘った。けれども、あまり盛り上がらなかった。しかも、無理に手をつないだら痛烈な軽蔑まなざしで睨み返してきた。そして、夏休みの予定がすっかり空になってしまった。たくさんデートしようと期待していたのに打ちのめされた。懐かしい。だが、今でもあのことが胸につかえていて、女性と気軽に手をつなぐことができない。とはいえデートした女の子はみんなポケットに手を突っ込んでいたので、勇気を振り絞っても仕方がなかっただろう。

大学での思い出は他にもいろいろとある講義で、隣の女子に何気なくしかけた次の週に、まるでボディーガードのようにその女子友達らしい人物が控えていたのが、悔しかたことを思い出した。普通に友人になりたかっただけなのに。

街コン

社会人になってから、都合三回ほど街コンに出かけた。とはいえデートにつなげることは一度しかできなかったし、それも一回目で終わってしまった。

街コンメリットは、マッチングアプリとは違って必ず対面で話ができることなのだが、進展しなければそれまでだ。それに、街コンのものに何らかのテーマがないと初対面の女性との接点がほとんど持てない。なんとかデートに持ち込めたのは美術館で行われた街コンだった。恐竜に関する企画展で行われた街コンでは、一応テーマがあって理系女子も多かったはずだけれどもほとんど会話ができなかったし、テーマがまったくないときには非常に困ってしまった。なにより、その時に運営側手際があまりよくなかったうえに男性が余り気味で、男性4に対して女性2でテーブルにつく羽目になった。なお悪いことに、同席した相手があまり柄のよろしくない人で、女性がいないときには平気で卑猥なことを口にしていたのが耐え難かった。女性マッチングしなかったのはこいつらのせいじゃないか、とも感じられたのだ。おそらくは八つ当たりだ。

しかも、結局は数人のモテる相手だけで連絡先交換が行われていた。たぶん婚活パーティに参加しても、同じ結果になりそうだ。

ナンパ

2回ほど経験がある。

1回目は塾講師をやっている友人とだ。カラオケボックスで2人連れの女性を落とし、その場で交互にセックスしたという剛の者だ。街コンで連敗していた自分は自棄になって彼についてカラオケ屋に行ったのだけれど、そこでもうまくいかなかった。女性連れの部屋を探し、扉を開けて「一緒に歌いませんか?」と何度も言ったけれど、普通に迷惑から帰ってください」と言われて終わった。今振り返ってみれば、そりゃそうだろうと思う。反省している。二十代前半の黒歴史で、一番恥ずかしく、忘れてしまいたい。

2回目は湘南海辺での話だ。獣医をやっている男で、犬を飼っている若い女性に自然な形で話しかけて仲良くなれるタイプだ。二人して江ノ島をうろついていたが、僕がうじうじしていたのもあり、結局うまくいかなかった。その後、彼が勝手に姿を消して、どこに行ったのかと電話を掛けたりメールしたりしているうちに、水着姿の大学グループを連れてきた。結局僕はビキニギャルビーチバレーをして遊んで帰った。楽しかったのだけれど、結局は僕がいるかナンパがうまくいかなかったのかもしれない。

とはいえ、そのイケメンの友人も妻の浮気離婚しているし、失礼な女性にばかり引っかかっているので、イケメンにはイケメンの悩みがあるらしい。別のイケメンの友人も女性側が不倫していた。なんか自分の周囲はこんなのばっかりだ。ただ、基本的男性側の話しか聞いていないので、バイアスがかかっている可能性は否定できない。

なんにせよ、一番向いていない方法だと学んだ。

かわいい後輩女子たち

ちょうど就職した直後、文学サークルの後輩女子三人とそれぞれ二人きりで会うことになった。パフェだとかガレットだとかチャイだとかをおごって、ああだこうだ話したのはとても楽しかった。けれども、基本的にはそれっきりだった。僕もそれほど期待していたわけではない。学生なら、社会人の先輩からランチくらい当然おごってもらいたいだろう。SNSを見るとみんなそれなりに元気そうなので良かったけれど、僕もサークル恋愛がしたかった。

サークル内部の一組のカップルは結局結婚した。誰が見てもイケメン美女カップルだった。もう一人のカップルは男が平気ですれ違った女性に対して「あいつはブスだ」とは言うような奴だったし、女性蔑視的な言動が多かったのに、なぜか彼女ができていたのが、今でも不思議で仕方がない。粗野な奴のほうがモテるのか、という疑惑にさいなまれることもあるけれども、こっちが軽蔑したにもかかわらず慕ってくる相手とは、なんというか健全関係が築けない気がしていて、自分としてはやっぱり相手のことは大切にしたい。ちなみにそのカップルは別れた。

全然関係ないけど、サークルのもう一人のイケメン新聞記者をやっていて、そのつてで引退した芸能人結婚していた。うちの大学偏差値高いんだけど、天は平気で二物を与える。こればかりは仕方がない。

キモいといっていじめられなくなっただけでも進歩だ。

続き→anond:20200313074712

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