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はてなキーワード: 炭素とは

2023-11-13

炭素社会って最終的には有機生命体をケイ素生命体に置き換えるところがゴールだよね

植物による炭素固定とか白色腐朽菌によるリグニン分解のスタートとか、

地球環境なんてコロコロ変わり続けているし、人間活動による変化もその一部でしかないのでは

温暖化したところで温暖化した環境適応した生物が生き残るだけだ

2023-10-25

ギズモードの「フタが開けられないNASA」原文比較すると別物

人気トップになってるGizmodo記事が原文と全然違うというので比べてみた。

原文(機械翻訳

NASA小惑星サンプルコンテナを開くのに苦労している

科学者たちはキャニスターの外から岩やほこりを集めましたが、サンプルの大部分は内部で立ち往生しています

約1ヶ月前、小惑星からの手付かずのサンプルは、タイトカプセルの中に閉じ込められたまま地球に着陸した。サンプルキャニスターは、宇宙旅行中に小惑星の主要な塊を安全に保つように設計されましたが、現在NASAジョンソン宇宙センター(JSC)のチームは、宇宙の岩にたどり着くためにそれを開くのに苦労しています

過去1週間、OSIRIS-RExミッションキュレーションチームは、小惑星からサンプルをつかむために使用された宇宙船の関節アームの端にある丸いサンプラーヘッドであるTAGSAMヘッドを開くのに苦労していました。TAGSAMヘッド(タッチアンドゴーサンプル取得メカニズム)は、小惑星サンプルの大部分がある場所であり、したがって、汚染を防ぐために窒素の流れの下で特殊グローブボックスを介してチームのメンバーによって慎重に処理されています

「何度も除去を試みた後、チームはTAGSAMヘッドの35個のファスナーのうち2つがOSIRIS-RExグローブボックスでの使用承認された現在ツールで取り外すことができないことを発見しました」とNASA金曜日ブログ記事に書きました。「チームは、サンプルを安全で手付かずのままに保ちながら、頭の中の材料抽出するための新しいアプローチの開発と実施に取り組んでいます。」

サンプルキャニスターのアルミニウム蓋が最初に取り外されたときミッションチームはキャニスターのアビオニクスデッキに黒いほこりと破片を見つけました。10月11日NASAはTAGSAMヘッドの外側から収集されたサンプルを初めて見たものを明らかにし、まだサンプルキャニスターを開けていないと付け加えた。「唯一の問題は大きな問題であり、TAGSAMに入る前に予想していたよりもはるかに多くのサンプルを見つけたことです」と、NASAのJSCのキュレーターであるフランシスマッカビンはライブイベントで語った。

結局のところ、それほど良くない問題もあります。これまでのところ、キュレーションチームは、TAGSAMヘッドのマイラーラップを押さえながら、ピンセットまたはスクープでキャニスターの内側から材料の一部を取り除くことができました。今後数週間、チームは残りのサンプルを抽出する新しい方法を考え出そうとします。

「頭から残りの材料抽出するための提案された解決策のためのツールは、グローブボックスの中に収まることができなければならず、コレクション科学的完全性を損なうものではなく、いかなる手順もクリーンルーム基準と一致していなければならない」とNASAブログ記事に書いた。

しかし、NASAによると、これまでに抽出された小惑星サンプルは、小惑星から60グラムの破片を集めるというミッション目標を超えている。現在までに、宇宙機関は2.48オンス(70.3グラム)の岩とほこりを回収しました。ミッションの背後にあるチームはまた、サンプルの分析で有利なスタートを切り、豊富炭素と水の分子発見しました。科学者たちは、生命構成要素がこれらの古代宇宙岩に乗って宇宙ヒッチハイクするという理論を支持するため、小惑星サンプルに埋め込まれ有機物証拠を見つけることを望んでいました。

OSIRIS-RExミッション2016年9月打ち上げられ、2018年12月小惑星ベンヌに到達した。2年近くの観測の後、宇宙船はベンヌに着陸し、2020年10月に表面からサンプルをつかんだ。OSIRIS-REx9月24日にユタ砂漠小惑星サンプルを降ろした。

ミッション最近(うまくいけば一時的な)障害に見舞われたかもしれませんが、小惑星サンプルからの初期の発見は非常に有望であることが証明されているので、うまくいけば、宇宙岩の残りの部分はすぐにそのキャニスターから抜け出すことができます

https://gizmodo.com/nasa-struggling-open-asteroid-sample-container-1850951047

日本版

NASA宇宙から持ち帰ったサンプル入り箱のフタが開かない

宇宙探査機オサイレスレックスが、小惑星ベンヌサンプルを回収。サンプル入りカプセル地球に投下したのが9月カプセルは無事回収され、その画像も公開されていました。すべて順調と思われていたミッションですが…。

なんと開かないんですって、カプセルのフタが。

くっ、開かない!

打ち上げも飛行もサンプル採取カプセル回収もうまくいったのに、開きません。カプセルのフタが開きません。中には、大事なだいじな小惑星サンプルが入っているというのに!

NASAブログによれば、カプセル開封のため試行錯誤はしてみたものの、フタの留め具35個のうち2つがどうしても取り外せないそう。

地球サンプルなので、力自慢がこじ開けたり、包丁の背でガンガン叩いたり、絶対開くと評判のシリコンのシートを使うわけにはいかないようです。ジャムのフタとは違います

地球サンプルだけに制限多すぎ

オサイレスレックスカプセルミッションにおいて使用許可されたツールでは、どうにもこうにも開きません。今後、大事サンプルと周辺への安全確認しながら、新たな開封方法を探るとのことですが。

が、この新たな開封方法カプセル内部の素材の取り出し方法)は、開封ミッションが行なわれているグローブボックス内でできる方法じゃないとダメ採取サンプルの科学安全性も保証されないとダメそもそも研究室クリーンルーム基準も満たしていないとダメ

さて、どうしましょう。

https://www.gizmodo.jp/2023/10/nasa-struggling-open-asteroid-sample-container-jpn.html



こうして比べるとざっくり要約+ほぼ個人の感想みたいなオリジナル記事になっていると分かる。

お堅い科学ニュースでも笑えるストーリーに仕立てて太字強調や「!」マークで装飾すれば人気記事を作れる。

勉強になるなあ。

2023-10-19

anond:20231018121556

財源は限られてるから、何かにお金人材をかけ続けるということは、他の何かが犠牲になっているということなんだよな。

産業の発展であったり少子化対策だったり環境課題だったり原子力発電だったり脱炭素だったり

他の課題を全て犠牲にして、老人の寿命を3ヶ月延ばす選択国民が「許してしまってる」という自覚必要

2023-10-10

SDGsなんて言われるけどそもそも地球炭素生物生態系のものが持続可能であるか怪しいものである

白色腐朽菌の登場などは生態系の不可逆性を象徴する最たるものであり、現代地球生態系は太古の時代のそれと違いそもそも長期的に大量の炭素を固定するようにできていない

人間なんていう生物の影響を考えなくても、生態系は不可逆に変動し続けるものであり、最終的に太陽エネルギーをろくすっぽ固定できない茫漠の大地へと遷移していくことは十分考えられる

2023-10-02

anond:20231002075223

機械研究者に多いぞ

鉄というより鋼(炭素が混ざった合金)メインだけど

2023-09-30

anond:20230929201111

増田自身が書いてるとおり、糖を加熱してアミノ酸と結びついて茶色になると香ばしく美味しくなるメイラード反応が起こる。

ただ、糖もアミノ酸炭素主体なので火をずっと入れてたら炭化して苦くなって不味くなる。増田自身が「真っ黒にならない限り」と断っているように真っ黒になって炭化したら不味いよね。

焦げを作る過程でメイラード反応と炭化がグラデーションになってる範囲があって人によって個人差はあれどそのエリアのどこかで美味しいからマズいに変わる。さらにその黒寄りには食べられる食べられないの境界線がある。境界線の幅は広い料理と狭い料理があって狭い料理のほうが難しい。狭い料理典型的な例はプリンに使うカラメルシロップで、高温で熱するのでグラデーションの幅が狭く、色が変わってからあたふたしてるとすぐ焦げて不味くなる。逆に広い例は飴色玉ねぎで濃いのから薄いのまでいろんな味が生まれる。

増田が挙げたポトフ水炊き親子丼は加熱中に触らない料理なので鍋底で加熱されて底で焦げるんだけど水の壁に阻まれ匂いが外に出にくい。その結果、気づくのが遅れて嗅覚で気づいたときには焦げの濃い黒に近いグレーで発見されがち。不味い領域に入っちゃう。これが一番目の理由。なお、鍋で炊いててもお米の場合水がなくなってから焦げるのですぐに気づけて匂いを感じてから火を止めても間に合うことが多い。

さらに、ポトフ水炊きはメイラード反応による香ばしさの付加をそもそも狙ってないよね。親子丼鶏肉にはつけても卵は半熟で焼いた香ばしさを期待していない。期待しない味は少量でも邪魔になってくるのでグラデーションの白に近いグレーのところに不味いとの境界線がある料理と言える。同様に食べられる食べられないの境界線焼き肉なんかよりもずっと白寄りにある料理だと思う。それなのに黒に近いグレーで発見されるとその境界すら超えてしまう。これが第二の理由

先に書いた通り境界線には個人差があるし、料理によっても違うから炭でも気にならない人はいる。ただ、増田場合うまい焦げと違ってさして違わないってことなのでその境界線は黒寄りではなさそう。つまり第二の理由が優勢っぽい。標準もしくはそれ以上に繊細ないい舌と鼻をもっているのもあると思う。

キャベツなんかは焼き肉でもポトフでも使うから食材ではないし、フロンではないホーローステンレスの鍋でも同じことは起こるのでフッ素樹脂が溶ける影響も主因ではない。

凹んでるってことなんだけど、原因を真剣に考えてるなら失敗は成功の素なので、むしろレベルアップするために通るべき道を通ってるだけと思う。ポトフおでん場合、沸騰直前に炊飯器にぶち込んで保温調理するか弱火キープやろね。水炊きで焦がすのは強火の時間が長すぎるか強火が強すぎるかだろね。

あと焦がした鍋はスチールウールで磨くと思うので、磨いていい素材なら鍋の外側もついでにピカピカにするとモチベーション上がるよ。

追記

ごめん、嘘書いた。カラメルシロップは原料砂糖ショ糖)と水なのでメイラード反応しないわ。反応の種類が違ってカラメル反応だけど言いたいことは同じなのでそこ読み替えて読んで欲しい。

2023-09-27

哺乳類は2.5億年後に絶滅する

2億5000万年後にはすべての陸地が超大陸に衝突し、それによって温暖化が進み、哺乳類絶滅に追い込まれると、新しいモデル示唆している。

科学者チームは、哺乳類にはあと2億5千万しか残されていないかもしれないと予測している。

研究者らは、今後 1 世紀にわたる人為的地球温暖化予測したモデルと同様の、未来世界仮想シミュレーションを構築した。地球上の大陸の移動や大気化学組成の変動に関するデータ使用して、さらに先の未来予測した。

チームを率いたブリストル大学の古気候学者アレクサンダーファンズワース氏は、「地球は暑くなりすぎて、私たちを含む哺乳類陸上で生きられなくなるかもしれない」と述べた。研究者らは、太陽の明るさ、大陸地理の変化、二酸化炭素の増加という3つの要因によって気候が致命的なものになることを発見した。

天文学者は、太陽が着実に明るくなり、約76 億年後には地球を飲み込む可能性があると予想している。

太陽地球さらに多くのエネルギーを与えると、地球大気は加熱され、海洋大陸からより多くの水が蒸発する。水蒸気は強力な温室効果ガスであるため、さらに多くの熱が閉じ込められる。20億年後には海が沸騰してしまうほど高温になるかもしれない。

ファーンズワース博士は、遠い将来、大陸地球の周りをどのように移動するかを予測する研究を見つけた。

地球歴史過程で、その大陸は衝突して超大陸形成し、その後一部が分裂してきた。最後超大陸であるパンゲアは、3 億3,000 万年から 1億 7,000 万年前まで存在した。この研究は、パンゲアウルティマと呼ばれる新しい超大陸が今から2億5千万年後に赤道沿いに形成されると予測した。

ファーンズワース博士は、古代地球モデルを構築して過去気候を再構築した。彼は自分モデルを使って、パンゲアウルティマでの生活がどのようなものになるかを確認するのは興味深いだろうと考えた。彼は最終的に訪れた気候に驚いた。

「この世界はとても暖かかった」と彼は言った。

研究者らは、考えられるさまざまな地質学的および大気条件下では、パンゲアウルティマ現在大陸よりもはるかに高温になることを発見した。急激な変化の原因の一つは太陽だ。1 億1,000 万年ごとに、太陽から放出されるエネルギー1% 増加する。

しかし、超大陸事態さら悪化させるだろう。まず、陸地は海よりも早く温まる。大陸が 1 つの巨大な陸地に押し込まれると、気温が急上昇する可能性のある広大な内陸部が存在することになる。

パンゲアウルティマは、海から遠く離れた広大な平地を含む地形のおかげで気候にも影響を与えるだろう。今日地球では、雨水二酸化炭素が山や丘の斜面で鉱物と反応し、海に運ばれて海底に落ちる。その結果、二酸化炭素大気から着実に除去される。しかし、地球パンゲア・アルティマの本拠地になると、そのベルトコンベアは速度を落とすだろう。

もしパンゲアウルティマパンゲアのように行動すれば、二酸化炭素を噴出する火山がちりばめられることになるだろうとモデル発見した。地球深部の溶けた岩石の乱流の動きのおかげで、火山は何千年にもわたって膨大な量の二酸化炭素放出する可能性があり、これは気温を急激に上昇させる温室効果ガスの爆発だ。

現在人類化石燃料から毎年400 億トン以上の炭素放出し、地球温暖化させている。地球温暖化が止まらずに続けば、多くの種の絶滅につながり、人類地球上の広範囲で高温多湿に耐えられなくなると生物学者懸念している。

パンゲアウルティマについて、ファーンズワース博士と彼の同僚は、おそらく私たちのような哺乳類にとって状況はさら悪化するだろうと結論付けた。研究者らは、パンゲアウルティマのほぼすべてが、哺乳類にとって生存できないほどの高温になる可能性があることを発見した。哺乳類大量絶滅によって消滅するかもしれない。

ファーンズワース博士は、少数の哺乳類パンゲアウルティマの辺縁にある避難所で生き延びる可能性があることを認めた。「北辺と南辺の一部の地域は生き残れる可能性がある」と彼は言う。

それでも、哺乳類過去6500万年にわたって享受してきた優位性を失うだろうと彼は確信していた。

哺乳類は、暑さに耐えることができる冷血爬虫類に取って代わられるかもしれない。

Mammals' Time on Earth Is Half Over, Scientists Predict

2023-09-26

anond:20230926155846

モルガンエンゲルス

ここに欠けているのは、人類進化についての真の理解である。第3章で、G&Wは、人類学の主流派コンセンサスとされる、現存するアフリカ狩猟採集民-「小さな移動集団」で生活する素朴な民-に私たちの採食祖先をなぞらえたことを批判している。そして第4章で、彼らは考えを変える。人類学の主流派コンセンサスとは、オーストラリアアボリジニのような狩猟採集民のことである

大陸を半周し、まったく異なる言語を話す人々の間を移動しても、キャンプ自国と同じようなトーテムの部族に分かれている。このことが意味するのは、住民の半分は彼らに歓待義務を負いながらも「兄弟」「姉妹」として扱わなければならず(そのため性的関係は厳禁だった)、もう半分は潜在的な敵であると同時に結婚相手でもあったということだ。

ルイスヘンリーモーガン1877年)は、いわゆる「分類的」親族関係発見に基づいて、私たち学問分野を創設した。その原理は「兄弟の同等性」として要約できる。たとえば2人の兄弟は、その関係性に関して互いに相手立場に立つ。ある女性は妹に、『あなたの子どもは私のもの、私の子どもはあなたのもの』と言うでしょう。だから子供に関して『私有財産』という概念はない。家族生活は『核家族』ではない。すべての子どもは、数多くの異なる「母親」や他の支援者である親族の間を自由に行き来することができ、大人になるまでそのような自由享受し続ける。

人生がこのように構成されるとき、その結果は並外れたものとなる。誰もが、広大な地域に広がるつながりの鎖の中で、形式的には互いに同等に扱われる「兄弟」や「姉妹からのもてなしを期待できる。この結果のひとつは、国家が成長する土壌を持たないということだ。人々が自主的組織化され、互いに同盟を結び、育児セックスダンス、家庭生活の喜びがより共同的に経験されるようになれば、国家が入り込んで埋めるべきデッドスペース、つまり社会的空白はなくなる。国家に取って代わることな国家廃止することはできず、共同体的な家族生活今日世界では、自己組織化された近隣地域やその他のより広いコミュニティ)は、そのためのひとつ方法なのである

不思議なことに、グレーバーとウェングローはその長い著書の中で、親族関係についてほとんど何も語っていない。グレーバーとウェングローは、モルガンエンゲルスパラダイム批判する代わりに、『家族私有財産国家起源』(エンゲルス1972[1884])におけるエンゲルスヴィジョンをひっくり返している。彼らの言う「はじめにあったもの」は、私有財産宗教、そして国家である。第4章の結びの言葉引用すれば、「私有財産に "起源 "があるとすれば、それは聖なるもの観念と同じくらい古いものであり、おそらく人類のものと同じくらい古いものであろう」。マーシャル・サーリンズとの共著『王について』(2017年)では、神の王や森の精霊のような想像上の超自然的な存在が常に人々に対して権威行使してきたのだから国家原理人間の条件の不動の特徴であるとさえグレバー示唆している。

アナーキスト私有財産国家必然性を受け入れるのは逆説的に思えるかもしれない。しかし、『万物黎明』はそのメッセージに重みを加えている。そう、著者は言う。アナーキスト的な自由は実現可能だが、それは貴重な瞬間や飛び地に限られると。個人的には、すでに燃え尽きようとしている惑星に、どのような「飛び地」があるのか想像するのは難しい。グレーバーとウェングローは、「もうひとつ世界可能だ」という革命スローガン放棄したようだ。代わりに彼らが提示するのは、「階層平等は、互いに補完しあうものとして、ともに出現する傾向がある」という悲痛なメッセージだけである(p.208)。(p.208)彼らは、どこか別の場所で抑圧を受け入れなければ、ある場所自由を手に入れることはできないと言っているようだ。

ここからどこへ行くのか?

このような批判はあるが、本書の重要な点は、振動提唱していることである。すべての生物には脈動がある。生きては死に、目覚め、眠り、息を吸っては吐き、季節の移り変わりや、私たち生命に優しい地球太陽・月の軌道系のその他多くの周期性によって動かされているのだ。

私たちは、物理的にだけでなく、社会的にも政治的にも、惑星地球をもう一度回転させる必要がある。これは、人々に配慮支配や統制を混同するなと言うことでできることではない。それは、学校ストライキ支援し、そのピケラインで歌い、職場まで行動を広げ、通りで踊り、交通遮断し、資本主義を完全に停止させることによってなされるのだ。

しかし、いったん主導権を握ったら、次はどうするのか?ストライキが長引けば、すぐに飢餓に陥る。だから、揺り動かそう。例えば、週1回の学校ストライキもっと長くし、月に1回実施し、賃金奴隷から人類解放するまで世界中に広げよう。炭素排出量は即座に50%削減される。それから仕事に戻り、必要に応じて再編成する。資本主義に逆戻りしないと確信できて初めて、仕事に戻るリスクを冒すことができる。そして、次の新月には子どもたちとともにピケラインに戻ると誓い合って初めて、それを確信できるのだ。世界が再び揺れ動き、息を吹き返すまで、私たち権力を奪い、それを放棄し続けるのだ。未来を取り戻そう。家父長制でも母系制でもなく、月による支配のようなものを。

それは、最初人類革命階級ジェンダー力学を、今度はより高い次元で繰り返すことだ。このようなことは可能なのだろうか?みんなに議論を開いて、何ができるか見てみよう。それはきっと、活動家であり人類学者であるイヴィッド・グレーバーが望んだことだろう。

万物黎明』は人類歴史を誤解している・続き

彼らの政治プロジェクト理論

私たち時代における2つの重要問題は、次のとおりである

現在世界社会正義革命を起こすにはどうすればいいのか?

そして、この行き詰まりを乗り越えるために、私たち私たちの種の歴史から何を学ぶことができるのか?

このような問いは、歴史を通じて真剣思想家活動家たちを駆り立ててきた。そして今、地球温暖化に直面している私たちは、緊急に説得力のある答えを必要としている。これらはグレーバーとウェングローも問いかけていることであり、本書が人々の注目を集めた理由であることは間違いない。しかし、私たちの多くが抱く3つ目の疑問がある:

なぜ人間社会はこれほどまでに不平等になったのか?

意外なことに、グレーバーとウェングローはこの問いに関心がない。第1章のタイトルは「人類の幼年期よ、さらば」である:あるいは、なぜこれは不平等起源についての本ではないのか」と。

この本の中心的な主張のひとつは、不平等ヒエラルキー暴力は、あらゆる人間社会組織する方法として常にあり得たということだ。不平等以前の時代などなかったのだ、と彼らは言う。そして、「平等」や「平等主義」という言葉を多用するが、平等空虚な関心事であり、おとぎ話であり、「平等主義社会」について語ることは何も語らないことだと主張する。

奇妙なスピン

これには奇妙な解釈がある。グレーバーとウェングローは、霊長類祖先や初期の人類平等であることによって見出し適応、つまり生態学ニッチについて説明する新しい注目すべき学問無視している。つまり、かつて人類平等であったのだから、再びそうなる可能性があるという古典的無政府主義者マルクス主義者の見解無視しているのだ。

保守派の主張は、農耕や都市生活経済の複雑化の結果として不平等が現れてしまえば、世界を変える希望はないというものだ。グレーバーとウェングローは、農業に関するこの議論抵抗し、明らかに変化が可能であることを望んでいる。そして明らかになるのは、彼らの敵は不平等ではなく、国家だということだ。

彼らが問うのは、権威主義的、官僚主義的、中央集権的な国家支配されるようになったのはなぜか、ということだ。そして、植民地主義奴隷制階級差別人種差別性差別といった不平等が本書の随所に出てくるが、これらは彼らの中心的な関心事ではない。

グレーバーとウェングローが主張する政治論点は、太古の昔から、人は常に支配自由のどちらかを選ぶことができたということだ。彼らにとって、人々は彼らが国家支配の「小規模な」行き詰まりから逃れ、「自由な人々」になることを選ぶことができる。

彼らが否定するのは、環境的・技術的な限界によって人々が選択できること、そして選択できることである。要するに、人々は自ら選択した状況で歴史を作るのである

この立場の見返りは、政治的な意志さえあれば、革命を起こし、コンセンサスを通じて働く民衆の集まりによって社会運営することができると主張できることだ。どれも素晴らしく、解放的に聞こえるが、その根拠には問題がある。

彼らの主張 - Step By Step

グレーバーとウェングローはこの本の冒頭で、善であれ悪であれ、「元来の」人間社会存在したという考えを否定することを目的としている。そのために彼らは、ルソーホッブズの間で長年続いてきた議論を復活させる。

さら重要なのは19世紀社会ダーウィニズムや、より最近スターリン主義的な「歴史の段階」理論に対する、彼らの完璧なまでの嫌悪が冒頭に示されていることだ。そしてここでもまた、ジャレド・ダイアモンドナポレオン・シャグノン、スティーブン・ピンカーのような進化心理学現代ホッブズ主義者に対する深い軽蔑を表明している。歴史の段階説も進化心理学も、深刻かつ重要対象であり、私たちはその両方を共有している。

社会ダーウィニズム歴史の段階説。ハーバート・スペンサールイスヘンリーモーガン19世紀社会ダーウィニズムと、それ以降のバージョンでは、最初人類は原始人であり、次に未開人、野蛮な園芸民と牧畜民が続き、その後に農耕の出現、古代文明の発展、中世を経て近代資本主義社会夜明けまで続く。それぞれの段階は、道徳的知的進歩シグナである理解されている。

しかし、社会ダーウィニズムはいたるところに潜んでおり、ほとんどの主流政治思想の醜い礎石であり続けている。そしてそれは、現代人種差別主義新植民地主義を支え続けている。

左派を含む多くの人々にとって、グレーバーとウェングローによる段階的な歴史理論解体は目新しいものであり、啓示と安堵の両方として体験されるだろう。そして、その理由は容易に理解できる。

そして、グレーバーとウェングローの攻撃には、さらなる特効薬がある。彼らはこの本の中で、マルクスエンゲルス仕事についてはほとんど何も語っていないが、歴史の段階説を否定することで、伝統的なマルクス主義者の進化論説明も暗黙のうちに否定しているのだ。

これはフリードリヒ・エンゲルスの著書『家族起源 私有財産国家』において最も顕著であるエンゲルスはそこで、人間平等の中で進化してきたが、農耕の発明によってあらゆる形態の不平等が生まれたと主張した。ここまではいい。

しかし、エンゲルスはその枠組みを、白人差別主義に彩られたスペンサーモルガンから直接学んだのである。例えば、エンゲルスがなぜ動物の群れを持つ牧畜民が他の未開の民族よりも人種的に優位に立つと考えたのか考えてみよう。

アーリア人セム民族の発達が優れているのは、牛乳と肉が豊富供給され、特にこれらの食物が子供の成長に有益な影響を与えるからであろう。ニューメキシコプエブロインディアンは、ほぼ完全な菜食主義者であるが、肉や魚を多く食べる野蛮の下層にあるインディアンよりも脳が小さいという事実がある」[1]。

エンゲルスの著書にはそのような箇所がたくさんあり、このように書いているのは決して彼だけではない。

フランツボアスグレバーとウェングローが、このような反感を買うような議論破壊したいと思うのはまったく正しい。しかし、彼らはあたか自分たちがそうする最初の一人であるかのように自らを装っているが、これは明らかに違う。フランツボアスは、太平洋西海岸クワキウトル族に関する初期の民族誌で、グレーバーとウェングローはこれを大いに参考にしている。

フランツボースは、ユダヤ人フェミニストで、1848年ヴェストファーレンのミンデンという町で起きたドイツ革命指導者の一人であったソフィーメイヤーの息子である1851年までに、彼女読書グループマルクスエンゲルスの『共産党宣言』を読んでいた。

ボース人類学者になった。カナダではバフィン島イヌイット族やバンクーバー島クワキウトル族を現地調査し、最終的にはニューヨークコロンビア大学教授となった[2]。

1913年、彼は段階説の人種差別主義を打ち破り、近代人類学の基礎を築いた。ボースは『原始人の心』の中で、「原始人」は誰よりも賢く、賢く、創造であると主張した。1913年当時、ボース母親政治否定していたわけではなく、ユダヤ人として、またアメリカ先住民党派として、人種差別を憎んでいた。

ボースは生涯社会主義者だった。母親の影響は、ルース・ベネディクトマーガレットミードゾラニールハーストンなど、多くの女性人類学者の世代を育てたことにも表れている。ボアスと彼の教え子たちは、人種差別的な段階という問題を、人類文化進化について話すのをやめるという単純な決定によって解決した。

しかし、私たちはもはや1913年時代ではない。1982年エリックウルフ皮肉タイトルの『ヨーロッパ歴史なき人々』は、反帝国主義、反人種主義、そして歴史真摯に受け止める人類学の波を起こした。

人類学者は長い間、単純と複雑、野蛮と文明、後進と先進先進と後退、先進と未開発、高位と低位、世俗宗教伝統現代といった二項対立から滴り落ちる人種差別に敏感に反応してきた。しか悲劇的なことに、こうした二項対立は、アメリカ先住民大量虐殺アフリカ奴隷貿易白人帝国による植民地支配、そして今日の対イスラム戦争正当化するために展開され続けている。

新しい進化論人間適応

人類学者や考古学者たちは、現在人類の不平等起源について、まったく妥当説明を構築している。ケント・フラナリージョイス・マーカスジェームズ・C・スコットがその中心人物である

残念なことに、グレーバーとウェングローは、人類進化に関する膨大な数の新しい学問に取り組んでいない。これらの新しい研究無視することで、グレーバーとウェングローは、霊長類比較進化とヒトの適応に関する、注意深く、そして現在では極めて十分に文書化された議論に逆らうことになる。彼らの問題は、この資料が「オリジナルの」人類社会存在しないという彼らの主張を覆し、選択についての彼らの議論をむしろかにしてしまうことである

グレーバーとウェングローは、かつて人類狩猟採集によって生活していたことを否定はしない。しかし、彼らは環境人間存在物質的基盤には深い関心がない。そして、これらの社会必然的平等であったことを否定している。

彼らの主張の第一歩は、人類進化はすべて過去のことであり、当時何が起こったかを知ることはできない、というものだ。すべては推測にすぎない。しかし、これは単純に真実ではない。

過去40年間、科学革命は目覚ましく、人類進化の分野では膨大な研究が花開いた。今では、人間以外の霊長類霊長類の行動に関する驚くべき新しい研究、初期人類に関する新しい考古学、近現代狩猟採集民に関する新しい民族誌が数多くある。

化学的微量分析DNAサンプリング、放射性炭素年代測定質素な家庭での忍耐強い考古学のおかげで、私たちは先階級社会、そして初期階級社会に住んでいた人々について多くのことを学んだ。私たちヒーローの中には、読み応えのあるクリストファーボームフランズ・デ・ワール、R・ブライアンファーガソン、サラ・フルディ、マーティンジョーンズ、ローラライヴァルの広範な出版物がある。

このような研究は、人類進化人類史の研究を一変させつつある。その出発点は意外なものだった。私たち平等になることで人間になったのだ。これは驚くべき貴重な洞察であるしかし、それはグレバーとウェングローの説明の根幹を突く洞察である

人間適応についての簡単なまとめ

現在、さまざまな類人猿サル対象とした何十回もの長期野外調査プロジェクトによって、それぞれの種について、特定の複雑な適応が、特定環境で生き残ることを可能にしていることが明らかになっている。その適応には、主食、悪い時の代替食、脳、手、足、胃、歯、生殖器、うなり声、歌、支配関係、共有関係子育て攻撃性、愛情、毛づくろい、群れの構造がどのように組み合わされているかが詳細に含まれている。[これが基本であり、人類進化理解するための私たち方法でもある。

時を経て、新しい適応のいくつかの部分が組み合わさって、現代人が誕生した。要するに、初期の人類はちっぽけな霊長類だったということだ。生き延びるためには、肉や野菜を共有し、育児を共有し、性的な喜びを共有することを学ばなければならなかった。そのためには、いじめっ子を懲らしめ、霊長類祖先が持っていた支配階層を超越しなければならなかった。そして少なくとも20万年もの間、彼らは男女も平等である平等主義的な社会で生きてきた。

続き→https://anond.hatelabo.jp/20230926143645

2023-09-24

水素水があるなら炭素炭は?

水素水 水素が溶け込んだ水

炭素炭 炭素が溶け込んだ炭 つまり

酸素酸 酸素が溶け込んだ酸 この中で酸に耐性のある魚が呼吸できる

塩素塩 塩素が溶け込んだ塩 塩素ガスが溶け込んでるのでこれを食塩として使うと危険

2023-09-06

昨日ホットエントリになっていた人工ダイヤモンド炭素加圧して作るわけじゃないだろうに

なんでみんな加圧して作ると思ってるんだろう?

あんなの石炭握れば簡単にできるんだし

anond:20230905194658

潰すだけだし1回100円くらい?

anond:20230905142858

と思ってホットエントリを読んでみたら作り方に関しては触れられてない記事たちだった。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/nayadia/n/nc50416e5395e

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-04/S0FQHWT1UM0W01

自分が知らないだけで加圧して作るタイプの人工ダイヤモンドでも宝石に使えるようなのができてるのかもしれないな

でも加圧して作るほうがコストが高いという記述も読んだことがあるからそんな無駄なことしないか

そこのところどうなの

2023-09-05

人工ダイヤモンドの原価厨がひどい

炭素圧力をかけてダイヤモンドにするためのコストすらご存知ないのである

まあ俺もご存知ないけどな

潰すだけだし1回100円くらい?あとは適当に磨いて終わり

強者男性の条件

  • 毒も喰らう栄養も喰らう
  • 背中筋肉が鬼の形相のように見える
  • 握力だけで炭素を人工ダイヤモンドにできる
  • 雷を受けても生きながらえることができる
  • TOUGH -タフ- を読んでいない

2023-09-04

イッヒリーベディッヒ現象とは、有機化合物と無機化合物の接合面における

イッヒリーベディッヒ現象とは、有機化合物と無機化合物の接合面における、金属元素の短い結合の距離芳香炭素上の水素窒素間の結合より遠いときに、金属結合が「イオン結合より短い原子」を持つ現象である特にカルボキシ基(3価)が芳香炭素と親密な位置存在する有機無機化合物において顕著にあらわれる。こうした有機無機化合物における金属原子位置は多くの場合芳香炭素上の自由電子運動してできた親電子によって固定されているので正確な計量が困難である

Anond AI作成

2023-08-11

なぜ何かが足りなければどこかから取り上げて必要なところに回すという議論になるのか

なぜ皆で豊かになろうとしないのか

電気を芳醇に作る

電気で快適な労働環境を作る

生産性が上がる

収入でも工場生産の美味いパンや冷食が食えるようになる

余ったら炭素を固定してもいい

電気はなんぼあってもいい

原発新規建造再稼働しかない

2023-08-01

プログラマー言葉化学的に言い換えるなら

データ構造

結晶構造みたいなものリスト構造とか種類があるが、元素のように新規人類新規発見するのは困難になりつつある。

アルゴリズム

たとえば黒鉛炭素同位体であるダイヤモンドに変換できる可能性があるが、その変更プロセス多種多様であるコストエネルギー効率のためにベスト方法をチョイスされるように、計算量という律速段階のようなもの比較される。

ビットバイト

1mol が 6.0e23 個の原子と同じように、1バイトは8ビットであるバイトにするメリットは、英語圏だと 1バイトも有れば日常で使う文字コンプリートできるのだ。

理想気体実在気体】

計算機で使われる浮動小数点数は実は実数ではない。たとえば、0.4f - 0.3f は 0.1f でない。ただし、0.5f - 0.25f は 0.25f である

オブジェクト指向

アボガドロ分子論みたいなもの最初キモがられた。

ファンクショナルプログラミング

フッ素分子F2)を作ろうとした努力プログラミングでもやろうとしたもの

アスペクト指向

ポインターインターセプトするための道具。電気泳動するためのツール

オライリー

出版社シュプリンガーみたいな?

インフルエンサー

錬金術師(対価はカモの財布)

JAVA

ティーでなく、コーヒー

Ruby

Al2O3。

Perl

Pearl でない。

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