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はてなキーワード: 法学部とは

2021-04-06

anond:20210406221552

文系でも東大法学部あたりの出身者なら専門的な勉強や訓練にもついていけるのかも。

2021-04-04

anond:20210404004900

出産後に仕事から長期間離れる女性が多いからですね。米国キャリアウーマン産後一ヶ月で職場復帰するそうですよ?

それ以前に就職時点で、総合職技術職・専門職を選ぶ女性が少ない。

さらに手前の大学選びで、文学部よりも、経済法学部文系よりも理系と、男性が選んでいるような将来稼げる専攻を女性が選ばない。

18歳の時点で定年まで途切れることなく働き続けて配偶者子供を養える稼ぎを得られる進路はどれか? ということを男性ほど真剣に考えていないからでは?

元増田に乗っかるなら、適切なキャリア形成を怠った人間待遇の良いポジションに選ばれないのは、社会問題ではないです。私に高給を宛てがえなんて言わないでね。

2021-04-02

anond:20210402022751

東大法学部卒のエリートが王になってくれるとは板橋区としても心強い。

しか過疎化が進み人材流出に悩む地方としては歯がゆい思いだ。

前田よ、板橋も良いが、延岡の王になってくれないか

2021-03-27

anond:20210327065108

MMT新興宗教みたいに捉えてる人いるけどベース20世紀前半からあるケインズ経済学からなあ。

特に経済理論としておかしな主張がされているというわけでもない。

まあぶっちゃけそのあたり元増田感覚も間違ってなくて政治家は割と無学なんだろうし、官僚法学部卒が幅を利かせてて経済に対する素養がない感がある。

大体日本ケインズの言う不確実性への反応がもっとも過敏な部類の国民性があるんだから特に有効だと思うわ。

コロナ禍で順調にタンス預金増えてるけど、この辺も不確実性に対する備えっていう概念が抜けてるケインズ以前の経済学だと資産として配当も何もつかない現金を貯め込むなんてのは想定外のことだったりするわけで。

その辺ケインズ金融政策で低金利を維持して現預金メリットを減らしつつ、財政政策有効需要を拡大させて投資国内に向かうようにすることを提唱してたわけだけど、日本異次元緩和始めたまでは良かったけど財政出動消極的消費税上げて財政健全化図ろうとしちゃうから半端にしか機能してない。

政策でもって将来の不安に備えて現預金を増やすという行動を抑制した上で、消費や投資メリット不安を解消する社会保障を拡充しない限り日本不況永遠に続くわ。

つーか奇しくもコロナ日本以外の主要国が概ね金融緩和財政出動もフルパワーで事実上MMT採用してる感じになっちゃってるからMMT有効かどうかは10年も経てば明らかになるだろうし、有効であれば財政面でひよってる日本がまたしても一人負けする時代が来るだろうな。

2021-03-22

anond:20210322165014

殺害予告しても両方が匿名だったら具体性がないか合法なんだっけ

法学部を出てない俺には分からない

2021-03-18

anond:20210318190151

進振り法学部以外に行けば良かったのかもね。惜しいことだ。

2021-03-17

同性婚を認めるならやっぱり憲法24条は改正すべきよねぇ

私はとりあえず同性婚に賛成なのだけど……

第二十四条 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。

「両性」と「夫婦」の文字を男女だけでなく男☓男も女☓女も含むと読むのはさすがに無理でしょ。この条文を変えてからにしよ?

こういうこと言うと、

バカ素人が、法文は文字通りに読まれものではなく、行政解釈判例に基づいて運用されるのだ」と反論がくるのだろうけど、

憲法って私たちの国の最も基本的な決まり事で、それは中卒以上の義務教育を終えた日本人なら誰でも落ちこぼれでも理解できるものじゃないといけないと思う。

要求されるレベル大卒か、法学部卒か、司法試験合格した法曹か知らないけど、高度な教育や実務経験がある人じゃないとちょっと理解できないような憲法解釈が横行するのって、何というか平均的な知能の国民をすごく『疎外』する感じがするの。

ついでに9条自衛隊実態に合わせて「自衛のための戦力は保持する」という文言改正して解釈改憲を終わらせるべき。

2021-03-12

anond:20210312214136

東大法学部事務次官が悪さする前から終わったって言ってなかった?

悪代官を成敗しようとする純粋女の子2chに書き込んだだけで逮捕されたとか。

狂ったように勉強した平野時代昭和法学部はもはやないよ。

大学進学でお金でもめた話

もう親の立場になる年なんだけど、未だに自分の親がわからないし、信頼関係回復しきれていない。

通っていた高校は、2年生で社会科選択科目で、3年生で文系理系クラス分けをするカリキュラムになっていた。

とはいえ、3年の理系文系を見据えての2年の選択科目なので、2年のクラス分けで9割方進路が決まる。

履修希望は前の年度の年末くらいに出すので、1年生の秋には大体の方向性を決めなきゃいけない。

大学に行くなら浪人下宿も不可といわれていたので、志望校も限られてしまう。

薬学部法学部に行きたかったので、色々考えた。

薬学部は、家から通える国立大学はまず無理。私立なら学力的には大丈夫だけど学費が高い。

法学部ならなんとか国立視野に入るか・・・と悩んで親に相談したところ、「学費大丈夫から頑張りなさい」と言ってくれた。

毎年の三者面談でも進路の話をして、東京近郊の私立薬学部中心に国立受験してみようということになっていた。

最終的には、国立C判定。私立ならいくつかA判定出てたから、大丈夫かな・・・と思っていた。

明日からセンター試験という夜に、軽い口調で親が言った。「国立しかダメ私立は受けてもいいけど学費払えないからね」

本人大混乱。

呆然としつつもなんとか試験を終えて、話し合ってわかったこと。

私が難易度学費やその他諸々の説明をしたのは、聞き流していた。学費ノープランだった。最初から

出願後に学費を見たら、国立はともかく私立は払えない。だから諦めなさいと言った。

まり受験結果の如何にかかわらず、私立薬学部への進学は無理。国立ならまだいいから頑張れと。

そりゃー信頼関係なくなりますよね。どうして土壇場でひっくり返すのか。今までの話し合いはなんだったのか。

もっと手前ならまだ手があったかもしれないのに。

結局、国立は落ちて私立はいくつか受かったけど、もちろん進学出来ない。

気持ちを立て直して、2月中旬から出願できて学費比較的安い私立工学部に出願、合格して進学。

工学部は第三希望ではあったので、進路変更ギリギリセーフというところか。

親は結果オーライと笑ったが、そんな気持ちにはなれなかった。

親御さんにお願いします。

子供経済的な話はしにくいかもしれないけど、ちゃんと伝えてください。

方向転換は後になればなるほどつらいし、対処も大変になります

あの目の前が真っ暗になるような大混乱は誰にも体験させたくない。

追記

センター試験の前に私立に出願していて、お金払ったのに受験しないなんて!と親から詰られたため、受験しました。

・その時点から出願できて費用場所的に通える学校のうち、学ぶ内容に興味が持てたのが工学部のその学科だったのが選定理由です。

薬剤師弁護士になりたかったので、薬学部法学部の2択でした。薬学部ダメなら医療系なら何でもいいとは考えもつきませんでした。

学費国立分と同額を親から、あとは親戚から借金入学費用)と奨学金バイト代でまかないました。借金入学後にバイト代で、奨学金卒業後分割で返済済み。

薬学部学費が高いのはわかっていたので、具体例を挙げて親に相談していたのです。厳しいなら特待生制度とか志望学部をを変えるとかも伝えての「大丈夫から」でした。

2021-03-11

地頭信仰ルーツに関する私的考察

増田話題になってたので、いわゆる氷河期世代のおじさんとして個人的体験から思うこと、つらつらと。

つのころから蔓延るようになった言葉を初めて聞いたのは、2001年位のころ、外資系コンサルの人と仕事をしたときのように記憶している。

その少し後の頃から書店ビジネス書コーナーの棚に「外資系コンサルの書いた、地頭を良くする本!」みたいな胡散くさげな本が並びだしたように思う。「フェルミ推定」なんて言葉が出回るようになったのも、多分その頃。

あの頃の日本は、山一證券とか北海道拓殖銀行とか、まさか潰れるとは思わない「一流企業」が相次いで潰れるという経験を経て、バブル崩壊が単なる景気循環ではなく、とんでもないことが起こっているということをようやく自覚しつつも、その後「失われた30年」が訪れるとは露一つも思わず希望を持っていた。

バブル崩壊前の多くの日本人は「学校勉強ちゃんとやって、一流の大学にいけば、その後はいいとこに就職できて一生安泰だ」と素朴に信じていた。

その頂点には、東大法学部をでて大蔵省(現・財務省)に入るという“エリートコース”があった。かつて、東大法学部学生就職の話をするとき司法試験公務員試験も目指さないでいると「え?君、民間志望なんだ!」などと言われたらしい(という話を東大文学部出身の人に聞いたことがある。「だから法学部の奴らはいけ好かないんだ」と)。

まあ、普通大学生には、そんな雲上人気持ちはわからなくても、文系なら都市銀行総合商社大手損害保険会社あたりを頂点とした就職ヒエラルキーが、かつての日本には厳然として存在したのである

そんなものは、山一證券社長が涙ながらに「社員は悪くないんです!私らがみんな悪いんです!」と謝罪しながら同社の廃業を決めたあたりからガラガラと音を建てて崩れていった。と、同時に日本という国は低迷して現在に至るわけである

そんな中で、人気の就職先としても少しずつ存在感を出してきたのが「外資系コンサル」というやつで、そんな奴らがやたら振り回してた言葉が「地頭」という印象がやたら強いのであるあくまでも個人観測範囲の話だが。

日本学校で身につけるような、与えられた定型的な問題に解答するだけの「頭の良さ」だけでは、この大変革を乗り切れない! これから時代を乗り切るには地頭の良さが必要だ!みたいなアオリも一頃はやたらとみかけた。地頭力などという不思議日本語も生まれた。

で、地頭という言葉俗語としては定着したようだが、結局、地頭ってなんなのかよく分からないままひろまって、「まともな言論」ではあまり見かけないように思う。そして、日本の低迷はずっと続いている。

anond:20210310120801

[]2021年3月10日水曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
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2021-03-10

anond:20210310132143

うーん、あくまでも学部卒業ぐらいなら、求められるのは研究者としての本当の意味での学問能力ではなくて、

基礎を学ぶことで涵養されたある程度の思考力で行政官銀行員会社員などのホワイトカラーとして働くのが

日本法学部が設置されたときのメインの目的だったからなあ。まあ大学によって違うけど。それは仕方ないのでは。

仮に司法試験に受かったり、ロースクールを出たりしてもそれは法曹という実務家のための能力なわけで。

まあ学士助手という例外中の例外存在したのが法学部って世界なわけでもあるが、全体から見たら極少数だし。

2021-03-05

ウマ娘権利関係の話って「聞きかじりの知識しかない癖にドヤ顔で我こそ識者するオタク」よね

本当にもう見てらんねえ……。

お前ら、自分の言ってる言葉意味何割分かってる?

著作権がどういう法律に基づいていて、たとえばこの場合法律のどの部分が重要な要素となると思う?

いや調べていいから、既に調べ終わったあとの用意した資料読む方がいいんでこういうの。

つうかな、完全な引用もせずお前のうろ覚えの要約を語ってる奴が一番信用できねえから

でさ、調べ方分かってる?

ネットで聞いたおぼろげな記憶集合体じゃなくて、根拠となる法令について引用する方法が分かってるの?

法律について語るってそういうことなんだけど、お前らの何割が出来るの?

「俺、法学部だったんだよね~~~」そうですか。

じゃあちゃんとやってくださいね

ちゃんとしたやり方知ってるけど面倒くさいからやりませんってタダのクソですからね。

トイレ存在と使い方知ってるけど野糞してるのと一緒ですからね?

分かりましたか

あなたたちはトイレ存在を知ってか知らずか野糞してるうんちと一緒ですからね……。

マジな、オタクのそういう恥知らずムーブな、せめてやるときドヤ顔すんのやめろ共感性羞恥やべえよ

2021-03-02

法学部に4年いて思ったのは全部「公共の福祉」で説明できるなあということ

じゃあ公共の福祉ってなんだろう?

公平って何だろう?

っていうのをずっと考えている

2021-03-01

2.5流の大学を出て大手企業に入った自分を許せないでいる

数年前に四年制大学卒業した。名を佛教大学という。

いわゆる中堅大といわれるところだ。平均偏差値は45くらい。滑り止めで入った学生が大半を占める。私もその一人だ。

大学4年間のことはあまり覚えていない。アルバイトサークル活動であっという間に過ぎていった。

記憶がない。本当に記憶がない…自分は何をしていたっけ? そこまで無為には過ごしてはいないはずなんだけど、私の記憶水槽の中には、講義中にボーっと過ごしていたこと、学食でいつも一人ご飯を食べていたこと、飲み会のノリについていけずにちびちびと酎ハイを啜っていたこと――大した思い出は詰まっていない。

こんな自分だけど、景気がよかったおかげか、いわゆる大手企業入社できた。この業界では一流とされている。

会社名を出したとすると、「いい大学を出ていない人でも社風がマッチすれば内定が取れそう」といったイメージを持たれることだろう。

私自身を殺したい。

子どもの頃は、絶望とか、虚無とか、疎外感とか、そういったものを感じたことはなかった。アニメドラマに出てくる人達がそういう状態になっていても、自分には関係がないと確信していた。

大学回生の秋になって始めた就職活動で思い知ることになった。通っていた大学レベルの低さを。

志望していた企業説明会すら受けられない。どれだけ気合いを入れてエントリーシートを書いても、通過率は2割に満たない。大手企業に至っては、今の会社以外すべて門前払いだった。

うすうす分かっていた。

学際サークル所属していたが、大学名で見事に序列ができる。特に、異性なんかは、私が大学名を出した途端に空気が変わる。嘗められている感じ――こいつはイケそうと思われている感じ――頭が弱そうと思われている感じ――とにかく、私が大学名を名乗ると、話相手だった人間の態度が変わる。心が変わる。私に対して変わる。

どうして私はあの時、浪人選択しなかったんだろう。どうしても行きたい大学があったのに。

あと少し頭の回転が速くて、あと少し努力ができて、あと少しだけ運がよければ合格できた。だったら浪人した方がよかったのに。

もうこんな年になるのに、あの当時の夢を見る。夢の中の私は、浪人を選んでいる。それで、もっともっと勉強して、第一志望の大学どころか、さらに上の国立大学合格して、それでも第一志望の私立大学を選ぶのだ。

朝になって目が覚めて、これが夢だとわかって、通勤中に夢じゃなければよかったのにと思い、勤務中に昔の自分を思い出しては嫌悪を感じ、過去自分に鞭を打つ。

こんな苦しい思いはしたくない。どうすればいいのだろう。



もう少しだけ聞いてほしい。もっと話せば、気持ちの整理がつく気がする。

まらなくないように配慮する。増田に書いてはいけないことを書くかもしれない。でも、それはフェイクなのでセーフということにしてほしいんだ。そういうことにしておいてほしい。頼む……

エピソードひとつ挙げる。私がまだ入社1年目で、転職エージェント見習いだった頃、先輩から課題が振られた。私ともう一人の同期の男子に。

その先輩は、事業所内でも実力のある若手だった。今では私の直属の上司だ。当時は、新人だった私のサポーターとして色々教えてくれていた。

課題というのは、転職希望リスト履歴書職務経歴書+参考資料)の並び替えだった。何十枚ものクリアファイルの一つ一つに、転職したい人の情報が挟んである

「お前ら2人で勝負な。これを並び替えといて。ルールは任せる。変な並びになってても、そのとおりに使うから。元に戻したりしない。その代わり、変なの作ってきたら今後のことは考える」

先輩が椅子腰かけていた。その目の前で、私と、同期の子が一緒に並んで話を聞いていた。先輩の指示を聞いていくうちに、どんどん不安になっていった。

昼ごはんの時のコーヒーが喉に絡んだ。いま話をしたら、変な声になるんだろうなと思うと、先輩の顔を見ることができなかった。スカートの上の方を握りしめて、離して、握って離してを繰り返していた。

納期は設定しない。ゆっくりやれ。でも、勝負からな」

勝負なんてしたくなかった。負けるに決まっていると思っていた。

「彼」は、私の同期だったけど、私とはレベルが違った。関西にある一流の私立大学を出ていた。浪人留年もしていない。そのうえもちろん、新卒入社だ。

私が行きたかった大学だった。それも法学部。私は1日に10時間以上もの勉強半年以上も続けて、模試で一番判定がよかった政策学部を受けたものの、合格点まであと30点も足りなかった。

でも、その彼は、高校3年生の夏頃まで、週に何度も同級生麻雀をしていたという。子どもの頃からサッカーをしていて、イケメンで、背が高くて、空気が読めて、……私よりも頭がいい。

4日後、私たちは小会議室に呼ばれた。

部屋の中央に長細い机がふたつ重なっていた。その上に、個人情報の詰まったクリアファイルの山が置いてある。私がまとめたのと、彼のだ。

彼は緊張している様子だった。いつもはニコニコしているのに。

「こいつの見てみ」

こいつ、とは私のことだ。彼は私が整頓したグループを手に持つと、指先で丁寧に捲っていった。

「お前も」

先輩から、「彼」が並び替えをしたクリアファイルの山をもらった。

……整然としていた。業界職種、特技、資格学歴――様々なカテゴリがきめ細かく揃っていて、一周する頃には、誰がどの辺りにいたのか大体思い出せた。

私は「彼」の方を見た。彼も、視線と体をこちらに向けた。

「参りました!」

芸人みたいなリアクションを取りながら、彼は私に頭を下げた。おどけた様子だった。

「俺のより〇〇ちゃんの方が絶対いい」「俺にはこの視点はなかった」「営業所全体で共有しよう」

そう言って私のことを誉めそやすけど、上っ面だった。こいつは私のことを馬鹿にしている。

「頑張ったな。こんなの作れるなんて、感動してしまった。お前はすごい」

声の方に体を向けると、先輩が、笑顔とも苦笑とも取れない顔つきで長机に肘を置いていた。

「そうでしょ!〇〇ちゃんスゴイって思いました」

彼の言葉は嘘だ。この場をごまかすためだけにしゃべっている。その証拠に、ネクタイの首元を撫でるように触れている。

「でもな。今回は、〇〇の勝ちとは言い難い。というのも……」

ほら、やっぱり。

もうロクに覚えてないけど、仕事の速度、コストパフォーマンスという言葉が出てきたのは覚えている。彼は、これを1日で仕上げてきたらしい。私は3日かかっている。だから、私の方が質がいいのは認めるけど、私の勝ちとは言い切れないって。

先輩は、彼と同じ大学だった。同じ部活か、同じゼミか忘れたけど、とにかく繋がりがあった。だからだと思った。彼のメンツを潰さないように配慮した。

先輩は、「彼」の顔を立てた。私がどれだけいい物を作ろうと、彼と同じ日数で完成させようと、彼がどれだけよくない物を作ろうと、『私が勝てない』という結果は決まっていた。

先輩は、私よりも彼の方が大事で、だから私をダシに使ったのだ。

しかった。涙が出そうになった。手と指でごまかした。

彼は、小会議室から出てすぐ、ディナーに誘ってきた。「ご飯行こうよ」と言われた。「泣かんでもいいじゃん。俺が負けたんやし」とも。

行きたくなかった。彼は私を馬鹿にしている。そんな相手食事はできない。

彼だけじゃない。私だって私を馬鹿にしている。私は頭がよくないし、子どもの頃から自分意思を実行する力に欠けている。

甘えたい私に負けて、自分自分に誤った道を導き続けてきた。だから、こんなに情けない今がある。周りにイジメられて弱くなったんじゃなくて、私が私と一緒に弱くなっていった。

これから自由にはなれないだろう。私が、私自身と気が合わないからだ。私が、私自身を恥じて顔を赤くするからだ。

私が先輩に提出したリストは、ある一つだけのルールに従っていた。

転職できる可能性順だ。社内にある過去転職データを基に全員をランク付けして、数か月以内に転職できそうな人はAランクほとんど可能性がなくて放置が望ましい人はCランク、それ以外はBランクにした。

クリアファイルの中の転職希望者は、その全員が20代後半までだった。

なのでこの場合優先順位は、①学歴、②社会人経験特に新卒で入った会社)、③希望する業界職種企業名になる。

学歴というのは、社会人として死ぬまで一生ついて回るものだ。転職エージェントとして一人前になって何年も経つけど、いまだに実感する。

②も大事だ。どんなレベル会社に籍を置いていたのか気にする企業は多い。その人が第二新卒だったらなおさらだ。有名な会社だと、欲しいスキルを身に付けているか予測やすいこともある。

③は、そこまで重視しなかった。本人が望んだ会社でも成功しないことはあるし、逆に志望していない会社でも、受けてみたら案外よかったということもある。

この時、私が見た転職希望者の中に、佛教大学卒業生がいた。

詳しく書くわけにはいかないけど、いわゆる高望みだった。小売業界で働いていて、とある電子機器メーカーを志望していた。それも一流の。

結果は目に見えていた。その電子機器メーカーの干飯スキルと本人のそれがぜんぜんマッチしていない。いわゆる論外だった。

その人の書類を2、3分ほど読んで、Cランクの一番下のあたりに入れた。そうせざるを得なかった。切ない気持ちになった。



今こうして自分の想いを整理してみると、母校への恨み辛みの感情は確かにある。

『嘘』を吐かれたからだ。

講義とか、就職関係行事などで、大学先生事務職から、「うちの卒業生はすごい!」という話を聞かされたり、アピールされたりすることがあった。

とある文学部先生が言うには、数十年前に国家公務員一種試験合格して法務省採用された人がいたらしい。後にも先にも、佛教大学卒業してキャリア官僚になったのはその人だけということだ。根が真面目で、卒業必要単位をすべて取っても、まだ大学に通っていたらしい。

とある社会学部の先輩が言っていた。(当時から数えて)数年前に、伊藤忠商事内定した人がいると。その人は、とにかく忙しい人で、講義にはあまり出席せずに水商売仕事に明け暮れていたらしい。それでも単位を順調に取得して、教職課程最難関の講義ではチーム全員で百点満点を取って、大学学園祭ではパヒュームダンスを踊ってウケを取って、とにかく活動的な人だったらしい。

私が在学中、社会人の先輩を囲んで話を聞く懇談会があった。就職活動中だった私は当然参加した。その会場には、いろんな会社の人や大学院生やNPOの人が来てくれていた。基本的に先輩方をちやほやして、実りのある話を聞く会だったのだけど、中でも別格だったのが、とある学校先生だった。

見た目は40代前半くらいだったけど、教育学部先生から熱烈な歓迎を受けていた。熱烈とかを超えて、もはや神扱いだった。懇談会が進む中で、その人が教師として実績を上げたことで、地元教育委員会に赴任して、〇〇教育(※よく覚えていない。社会教育とか生涯教育だった気がする)の分野で課長職にあるとのことだった。

相応に高齢で、そのうえ高い地位にある大学先生が、どうしてはるか下の人を神扱いするのだろう。当時の私には不思議光景だった。でも、とにかく、この会場にいる卒業生の人達がすごいことが伝わってきた。

すべて『嘘』であるとわかったのが就職活動の結果だった。学生が六千人もいれば、凄い人は必ずいる。ただそれだけのことだった。私は、私が才の足りない人間であることを理解できないだけだった。

大学について思うことがある。社会人になってそれなりの年月が経つけど、今いる会社の人に比べると、常識のない人、精神的に幼い人、人格おかしい人が多かった。

常識のない人

健康のために週3で通っていたトレーニングルームは、体育会部活支配していた。彼らは、50キロ以上ものバーベルを両手で上下させて1セットを終えると、上空からマットに投げ捨てていた。凄まじい音がするうえに、危険まりない。その横では、ベンチプレスをしている後輩の体をイタズラで小突く先輩がいた。一応、社会人利用者も同じ室内にいるのだが、誰も注意することはない。ほかに危険行為をしていた。

精神的に幼い人

講義中によくある光景だった。隣にいる人が先生に当てられるのだけど、その人は答えない。ノートを見ると、ちゃんと取っているように思える。答えだって書いてある。でも、こういう人は答えない。わかっていても、わかっていなくても、だんまりを貫くのだ。いわゆる、「大学生になってはいけない人」だった。行動が大人レベルに達していない。大学生は大人でないにしても、ひどすぎる。

人格おかしい人

私が在学中に、野球部の人が後輩に当たり屋強要して逮捕された。その人は、上に書いたトレーニングルーム危険なことをしていたうちの一人だ。柔道部の部室からは、たまに悲鳴や怒号が響いていた。ある土曜日の昼に中を覗いたところ、中で女子部員がされていた。すぐそばには、先輩に殴られたと思しき男子部員が長椅子そばで震えていた。

すぐに1階に走って行って、警備員の人に事情説明した。彼らが2階に上がっていったところで、心臓が痛くなって、気分が悪くなって、吐き気がしてトイレに行った。事の顛末も知りたくなかった。トイレから出ると、まっすぐに家に帰った。

大学卒業するまでの私は、一流とか、一流に準ずるとか、そういう組織所属したことはなかった。

大学だけでなく、中学高校もそうだ。当時、私が住んでいた地方都市では名門と呼ばれる高校に入ったものの、大人になってから、その名声がまやかしであると知った。

数年前のことだ。中高一貫校であったその学校が――中学卒業とともに別の高校に行く生徒を卒業式に参加させない慣行があったことがわかり、教育委員会から是正指導を受けていたことを知った。最近では、英語教師が、校内での英検試験実施後に、問題をすべてコピーして持ち帰っていたことが新聞沙汰になった。

高校だけじゃない。中学もそうだ。都市部の端っこにある、いわゆる貧困地区で育った私が、校内暴力その他の犯罪行為に塗れた母校に誇りを持てないのは当然だった。年に一度は田舎に帰るけど、あの学校が今はどうなっているのか、見に行ったことは一度もない。



このあたりで最後にする。自分の想いばかり書いてしまって申し訳ない。

学歴コンプレックスに打ち勝ちたいと思っていた。自分が何者でもない感じを拭いたかった。

私は運がよかった。中堅大学から大手企業に入ることができた。誰もが一流である認識するであろう組織の一員になれた。でも、拭えないんだ。ぜんぜん。

飲み会などで「大学どこ?」って聞かれる度に、嘘を答えたい気持ち抗うことになる。実際に、嘘をついたこともある。

嘘をついたら、その時は楽になったけど、後で罪悪感が浮かんでくる。自分自分を許せない気持ちになる。

どうして、あの時の私はもっと努力をしなかったのか? どうして、あの時の私は浪人を選ばなかったのか? どうして、あの時の私は第一志望の大学に行けなかったのか?

何が正しいのか。頭ではわかっているし、心でもわかっている。

シロクマ先生ほか、有名なブロガー記事を読んでいて感じることがある。今の社会を生き抜くにあたって大切なのは自分自身を愛せることだ。そのためには、ありとあらゆる活動に手を出して、得意な分野、自分にとっての「たましいの仕事」を見つけて、自分を作り続けていく。それを繰り返すうちに、自分を愛することができる自我生まれる。

私にはできない。社会からどんなに認められても、自分を愛することができない。

今の私の転職エージェントとしての実績は、先ほど述べた「先輩」よりも上だ。数字でいえば、先輩の現役時代と比べて1.3倍以上の開きがある。営業所の若手の中では、私が一番多く給料をもらっている。部下も4人いる。みんな可愛い。私を慕ってくれる。最近、「彼」もできた。

満たされない。いつ、どんな時でも、高校時代努力が足りなかった自分を許せない。おそらく、死ぬまで過去自分を許せないんだと思う。

最近は、それでもいいかと思っている。思えば、この気持ちに向き合うことで私は成長してきたのかもしれない。

だったら、この、昔の自分が許せない気持ち感謝すべきなのかもしれない。むしろ、持ち続けるべきなのかもしれない。

ここまで聞いてくれた人、ありがとう

公共の場愚痴をこぼしてごめん。

涙が止まらないんだ。

昔の私に、いつか伝えてみたいことがある。

「諦めないでくれてありがとう」って。

2021-02-17

今どきの文系学生はわざわざ法学部なんか目指さない。

ローも官僚もひどいもんだからね。

上位層はジェンダー学か経済学部に行く。

2021-02-14

anond:20210214014331

そもそも理系における医学科ほど、文系における法学部って圧倒的に強いわけじゃないしなあ

経済のが偏差値が高い大学とか普通にあるし

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