はてなキーワード: 性役割とは
恋愛とか婚活とかについてアドバイスやら必勝法やら語ってるサイトやら書籍を見ていると
「男(女)の心理」「男(女)の喜ぶ行動」「男(女)がするべきファッション」と、
男女の違いについて意識して、恋愛に臨むことがしきりに書かれている。
だがこれらは結局の所、「男(女)はこう思うものである」「こういう風に考える男(女)なんていない」
と言っているようなもので、世の数多いる存在を、こうである、と括って決めつける行為である。
つまりは「男らしさ」「女らしさ」という性役割の固定を前提にして語られているのである。
要するに「男はたくましくあるべき」「女は家庭的であるべき」みたいなセクシズム言説とそこまで距離は無いのである。
元々男女平等とかどうでもいい系の恋愛サイトはそこら辺カモフラージュせずダダ漏れだ。
じゃあ比較的穏健に男女平等に配慮した恋愛サイトは違うのか?と言うと、
「こうすれば上手く行く!」という段階となると、
結局の所、直接的な言葉は避けつつも、何重にもオブラートには包み込みつつも、
前述した「男らしさ」「女らしさ」に頼ったことしか言えてない。
いや、別に、いいんですけどね?そういう恋愛アドバイスは絶対してはいけないとか、
言論封殺したいわけではない。お前らは絶対悪だ!とか言う気はない。
かくいう私も人様に偉そうに言えるほど、男女平等貫けてるわけではないし。
言いたいなら好きに言えば良い。止める気なんて無い。
ただ、「男女平等」を是とするのであれば、この「恋愛アドバイスは性役割を肯定しやすい」
ということは最低限意識した方が良いのではないか?と思うわけである。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 126 | 21683 | 172.1 | 39 |
01 | 64 | 5882 | 91.9 | 48.5 |
02 | 25 | 4197 | 167.9 | 30 |
03 | 13 | 1073 | 82.5 | 55 |
04 | 12 | 1030 | 85.8 | 61.5 |
05 | 16 | 1675 | 104.7 | 17.5 |
06 | 28 | 2620 | 93.6 | 50 |
07 | 28 | 2676 | 95.6 | 48 |
08 | 52 | 3774 | 72.6 | 48.5 |
09 | 89 | 8545 | 96.0 | 48 |
10 | 140 | 12990 | 92.8 | 32.5 |
11 | 97 | 9034 | 93.1 | 56 |
12 | 132 | 12867 | 97.5 | 33.5 |
13 | 141 | 9271 | 65.8 | 34 |
14 | 150 | 14852 | 99.0 | 39 |
15 | 123 | 9211 | 74.9 | 49 |
16 | 106 | 7774 | 73.3 | 46.5 |
17 | 133 | 11425 | 85.9 | 36 |
18 | 121 | 13768 | 113.8 | 37 |
19 | 124 | 10412 | 84.0 | 32 |
20 | 130 | 15042 | 115.7 | 41.5 |
21 | 145 | 17604 | 121.4 | 60 |
22 | 216 | 15542 | 72.0 | 35.5 |
23 | 158 | 19913 | 126.0 | 53 |
1日 | 2369 | 232860 | 98.3 | 41 |
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ナルホド、昔はそもそも生きづらかったのに、それを性差別のせいにして論を展開する人がいて、アホか!ってなっているということですね。
そして、男性だってつらい性役割を担ってきたのに、女性側の論者はそこには触れないから、おい!ってなっていると。
そこまで考え至ってなかったです、ありがとうございます!
確かに、昔の性役割を否定的な感情で見ている女性は多いのかもしれませんね。
当時を生きた女性にとってはヒドイ扱いをされたとは全く考えていなかったのにもかかわらず、
「女性は昔からヒドイ扱いをされてきたし、今もそのような考え方が一部残っているから・・・」という主張をする人は、確かにいますね。
正直、常識的な回答がきてびっくりました。説明ありがとうございます!
ナルホドと思ったけど、少し舌足らずな気がする。
もし女性側がこれを認めたとして、女性側の論調がどう変わることを期待しているの?
っていうか、女性側のどんな主張に対してこういう思いを抱いたのか、っていう前提の部分が、通りすがりのわたし増田にはサッパリです。
最初に言い出したのは…という話ではなくて
「男にとって都合の良すぎる女キャラ」とか「女にとって都合の良すぎる男像」みたいな批判はまあよく見る。
しかしこれら「現実の女(男)はこんなこと言わない」「現実の女(男)はこうじゃない」などと言った考えは、
よくよく考えてみると逆説的に「男とは○○である」「女とは××である」
要するに、「都合の良い女」とか「都合の良い男」みたいな批判は、
性役割の固定を前提とした、ある種旧来的価値観に寄り添っているのである。
当人はジェンダーロールを批判してるつもりなのかもしれないが、
いやまあ別に、そういう批判は絶対悪だし発言するなとか極端なことを言うわけではないんです。
言いたかったら好きに言えば良いです。
ただ、自分のことを男女平等主義者だとかジェンダーフリーとか自己認識しておいて、
>出産とか生理的なことは別として女がやるべきことになってる行動っていうのは、気配りとか身だしなみとか基本的に人に好かれるための行動なんだよ。だからできなきゃその分嫌われるのは当たり前。//
ひっくり返すと、男がやっていい行動を女がやるとモテない、となる。
それらは人に好かれることより己の満足を優先させる行動なのだと言える。
ではなぜ、女は好感度を優先させ、男は満足を優先させることになっているのかと言うと、
>出産は「女がやるべきこと」じゃなくて「女しかできないこと」だろう…。//
この理がキーになっている。
再び反転させると、射精(とあとメス墜ち)は男しかできないことである。
『にしかできないこと』を効率化するために女性は受け身、男性は能動体であることが期待される。
こんなんみんな知識で知ってることだね(メス墜ち)。
さて、構造的に能動体である男性が受け身の行動を取ることによって、女性内の能動性が刺激され、男女の性役割が交代されるのかというと、それは起こらない。
好感度を高める行動の主体性は男性側に留保されるからである。その行動を受け取るかどうかは女性側の承認による。ここの交代は肉体の構造上、不可能なのである。
(なのでここに不満を抱えている層は潜在的に肉体の性別不適合を抱えていると予測している)
出産を新・男性にも任せるとすると、新・女性は射精を引き取らないとならなくなる。新旧ホモでも別にええけど。
二性を自由に移動できるとすれば、男女のいがみ合いは一切どうでもいいことだと分かる。
必要なのは相手の気持ちではなく、相手の肉体を慮ることだ。何に?交通に。
言葉で理解をペラペラ騙るよりも、行動をトレースすることの方が肉体の理解により肉薄するため、その能動性を男性性だと買われて女性に歓迎されるのではないかと考えられる。
はてフェミの中でも、ここまで女性差別にラディカルに理解示してる男ならエッチしてあげるってラインあるのかな?
とりわけラディカルな姿勢で物議を醸してる、とあるラディカル系のブックマーカーが実はミサンドリー原理主義者ではなく男性との婚姻を継続している既婚者、という指摘を目にしてね。
甚だラディカルでも婚姻関係を結んであげてもいい、というラインが「はてフェミ」と蔑まれる層の中にもあるんだなあと、一抹の希望を見出した訳よ。。
繰り返し言うけど、エッチというのは男への報恩の一種の例示にすぎず、子供作ってあげるとか、夫を遥かに上回る高収入で生きやすくしてあげるとか、フェミニズム理論で攻撃するのを控えめにしてあげるとか何でも別に当てはまるよ。
仮に過去もっと酷いのがあってそれが許されててもそれはなんのエクスキューズにもならないよね
話す内容だって別に性役割固定と言われてしょうがないくらいに、彼女は完全に聞き役だったよね
オタクは「相槌ばかりじゃない」って言ってるけど、そりゃ相槌ばかり出ないが主体的な立場じゃない。
なのに千田先生とかが言った「相槌ばかり打って」という言葉の揚げ足だけ取って完全勝利みたいな顔してるけどさ。
まあ自分はキズナアイは話し方が知的障害者みたいでそういう意味で不適切と思った。性ロール的な部分でいうと。
そしてそもそもこういう風にメディアでのジェンダーイメージや服装が取りざたされてる歴史はいくらでもあるよね
司会者の女性の少なさの声から女性が中心位置の番組が出てきたり、服装がエロすぎるという苦情を受けたアナとか
というか、あの指摘内容が妥当かというふうに話を移してるけど、そもそも女子プロで問題にされないって話の説明だよね。
あの指摘が妥当でも妥当じゃなくても、ああいう指摘が起こりうるのは当然なんだよ。NHKで時事ネタで子供中心に見る、そりゃ指摘も受けるわ
まるわかりノーベル賞2018 においてキズナアイがインタビュアーを務めたことがジェンダーロールの再生産にあたるのではないかと一部の人たちから批判を受けました。私もメディアにおけるジェンダーステレオタイプは気になる方なのですが上記の指摘には首をかしげます。本来この手の指摘例えば
といった形で議論されるべきなのではないでしょうか。N=1 で議論するものではないでしょう。
それにNHKの子供向け番組は私の見る限りにおいてはジェンダーロールによく配慮して作られていると感じています。まるわかりノーベル賞も2017年には鈴木福くんがインタビュアーを務められています。私には特に性役割が偏っているようには感じられません。(ちなみに2016年から始まっているようでなのですが2016年度のインタビュアーは調べられませんでした。)
また、キズナアイさんの受け答えに関しても一部の方から批判を受けていましたが私には彼女はよくやっているように見えました。そもそもノーベル物理学賞は毎回インタビュアーからひどい扱いを受けることが多いです。小林益川の時は特にひどかった覚えがあります。
でもキズナアイさんは違いました。最後まで楽しそうに聞いてくれていました。おそらく量子テレポーテーションのあたりからついてこれていないのですがそれでもなんとか理解しようとして聞いています。もし仮にキズナアイさんが
「えーそんな難しいこといわれても〜〜 アイわかんないよぉ〜〜☆」
みたいな反応をしていたら私もがっかりしたし怒ったかもしれません。でもキズナアイさんは逃げず、最後まで嫌な顔もせず付き合ってくれました。キズナアイさんどうもありがとう。
NHKの特設サイトを見ただけでキズナアイさんを語るのはキズナアイさんにもVtuberファンの人たちにも失礼かな、と思ったので少しみてみました。見たのは人気動画4本です。本来全部見るべきでしょうが時間がなかったのですみません。
特に笑ったのが「体力測定やってみる!」です。体力測定というよりはモーションキャプチャーの限界やモデルと中身の身体バランスが異なる時どう見えるか?みたいな実験になってしまっていますね。中の人は垂直跳びをしているようなのですがキズナアイは飛べずに妙な動きをしています。唐突に「…これ飛んでいますか?」「…わたし飛べないんですか?」「…なんで(垂直跳びを)いれたの…。」と虚空のスタッフと会話を始めてなんとも笑えるし、親近感が湧きます。中の人がなんとなく見えているのがVtuberの魅力の一つなんでしょうね。
感心したのが「あんな声やこんな声で話題の声ゲーに挑戦」です。これは音声入力で遊ぶゲームプレイ動画です。「動物の声」などのお題に合わせて遊んでいきます。動画中程で「セクシー」というお題が出てきました。普通ならここで「男性ファンへのサービスタイムかな」と思うところです。でもキズナアイさんは「なまたまご〜〜♪」「たまごかけごはん〜〜♪」とセクシー台無しなワードで迎え撃ちます。私はこれをみて「なるほど、女性ファンが多いわけだな」と感心しました。おそらくキズナアイさんは抜群のバランス感覚の持ち主なんですね。動画を見ている様々な人たちを配慮していて、笑いとセンスで誰にも嫌な思いをさせないようにしている。ギャグも基本的に一人ボケ一人突っ込みで誰も傷つけない。この辺りが信頼を集めているのかな、と思いました。
動画を見た後はずいぶんイメージが変わりました。キズナアイさんは「熱狂的なファンが多い」というよりは「愛されている」「信頼されている」という表現が似合うように感じました。私が連想したのはTwitterのシャープさんです。ちょっと抜けてて、なんだか中の人が見えていて親近感がわく。いつも全力で楽しんでいるように見えて実はいろんなひとに配慮している。抜群のバランス感覚で踏み越えてはいけない線を絶対に超えない。だから信頼できる。私の抱いた印象はこんなかんじです。
もうひとつ、キズナアイさんはいわゆる「男性に媚びたキャラクター」ではないですね。なんといいますか リナ・インバースを現代風にマイルドにした感じでしょうか。
補助的な役割を女性ばかりが担わされている、という主張には一見「おっそうだな」って思わされてしまうけれど、よく考えると釈然としない。
レースクイーンとかラウンドガールみたいに本当に「添え物」でしかなくて、なくしてしまってもたいして問題ない役割は確かにあると思う。でも教養解説番組の聞き手ってそういうのとは違うでしょう? 視聴者の疑問を代弁したり番組進行したり論点整理したりって(増田も認めているとおり)きわめて重要な役割だと思うのよね。
「語り手と聞き手」っていう形式をとるコンテンツは媒体に関係なく無数にあるし、インタビューやある種の対談もこの形式と含められると思うので(語り手と聞き手が適宜入れ替わるEテレの『SWITCH』とかね)、この形式じたいには普遍性がある。つまり聞き手の存在じたいは許されるし、それどころか、なくしてしまうことはできない、つまり誰かが担わなきゃいけない役割なわけだ。実際、キャスティングによっては聞き手のほうがギャラがずっと高いなんてこともザラにあるだろう。
これを女性にやらせるなという主張は、聞き手は男性にだけやらせておくのが妥当、聞き手という場から女性を排除して男性に独占させろという主張になってしまう気がするんだが……。「男女比1:0にしろとまでは言ってない、せめて1:1にしろと言っている」ならば「去年は福君だったじゃん」で決着ついてるけど、そうではないらしい。ハテ?
女性がこれまで長いあいだ従属的な立場に押し込められてきた、っていうフェミニズムの主張に異論はない。不公平や差別の結果としてそうなってしまっているのは是正されなければならないと思う。しかし、千田先生もそうだったけど、このケースを「語り手が上、聞き手が下」っていう単純な上下関係・主従関係に当てはめてしまっていいのか。
語り手+聞き手形式は多くが「知る者が知らない者に知識を与える」っていう進行をする以上、両者の理解度に勾配があることがそもそも大前提だが(じゃないと成立しない)、それは必ずしも主従関係や立場の上下を意味しない。聞き手がイニシアティヴをとるケースや年長者や社会的に立場が上の人が聞き手の立場をとるケースからもわかるように、野球のバッテリーのようなイーブンな分担であって、どっちが偉いとかいったものではないはず。
両者の理解度に勾配があることが前提と書いたけれど、それはまた、聞き手がアホであることも意味しない。相対的に勾配はあるが、それは語り手のほうが(そのテーマに関しては)高い位置にいるからで、聞き手をあくまでも視聴者の代表と位置づけるならば少なくとも「平均的な人物像」を想定しているはずで、「相槌だけ打たされてアホ扱いされるのはいつも女」という主張は通りにくい気がする。
別のところでも書いたけど、こんなふうに、もともと上下関係などない役割にわざわざ上下関係を作り出して「女を下に見ている!」と問題視するケースは枚挙にいとまがないけれど、これって「性役割の再生産」などではなくむしろ「新しい差別の生産」なんじゃないかな。(別のところ:https://anond.hatelabo.jp/20181018000112)
キズナアイの件、だんだん疲れてきたので自分の見解をまとめることにする。
文章化しておかないと区切りがつかなくて永遠に頭の中グルグルしそうなので。
論点は二つあった。
1. は個人的には問題ない。というか、フェミニスト側からは批判してはいけない部分だと思ってる。
2. が今回の主戦場。
年代や階級、普段二次元表現やVR界隈に触れているかによって感覚が違っているようだとは感じた。
批判側の意見としては、男性が講師役・女性が生徒役という枠組みが旧来のジェンダーロールを再現しており、女性を萎縮させるとのこと。
世の中が完全に男女平等になっていれば、たった一つの例に目くじら立てないが現実はそうなっていないという意見を見た。
なんとなく納得できそうなところと、でもなーというところとあり、未だに整理できていない。
このくらいのことで、本当に女性は萎縮してしまうのか?と思ってしまうが、それは自分があまり抑圧を受けずに育ってきたからかもしれないし。
公的な性格が強い媒体ではポリコレに則って多様性に配慮した表現をするべきだ、という理屈はある程度納得できなくはないんだけど、
などなど疑問点や不安な点がいっぱいある。
そもそもそういう表現を公的な場所から狩ろうとすることは、長い目で見るとポリコレに反する表現を絶滅させることに繋がるんじゃないか?という懸念が拭えないわけで。
「ポリコレに反するから隠す。存在自体が許せないのではない、悪ではないが場所をわきまえてやれ」
これが、容易に
「隠されるものは悪いもの。悪いものは細々と裏で楽しむべき→悪いものはなくなるべき」
に変わっていくんではないか?大多数の人は「存在自体が悪い訳ではない」と思ってくれるのか?
多様性に配慮した表現も大好きだけど、多様性クソ食らえ!な表現も大好きなんだよ。
ポリコレ絶対を突き詰めていく先に、多様性クソ食らえ表現が狩られる未来しか見えないんだよな。
本当は楽観的でありたいんだけれども。
でも、ゾーニングは規制だし、ゾーニングのやり方によっては容易に表現の場が失われてしまうこともある。
個人的な理想としては、ある表現をなくして目立たなくするのではなく、自分がいいと思う表現をどんどん作ったり推したりしてそれらの存在感を上げていく方向が建設的でいいと思う。
子どもができたら「これは良くないから見るな!」って言うより、「こっちにはこういうのもあるよ」って接したい。
その上で、親が眉を顰めるようなものに触れてしまうのも当然だしそれは成長の一部だと思う。
親が全部管理なんてできやしねぇしするべきでもないし。
全部ひっくるめて子ども当人の人生で、自分で自分がよいと思うものを選び取れるようになってほしい。
そして今回、一番衝撃だったこと。アカデミックなフェミニズム側がジェンダーロールの再生産を非常に問題視しているという点。今更なんですが。
今回、1.の論点を重要視してるかどうかでフェミニズム側は分かれていたように思う。前述したようにこれをフェミニストと自称する人が問題視するのはどうかと思うので、ここでだいぶフェミニスト側を分類できた。しかし、性的だとはしない/もしくは問題視しない人々でも共通していたのは、あれが旧来のジェンダーロールの再生産であり若い女性を萎縮させる、ということだった。個人的に、アカデミックなフェミニストの中で信頼がおけると思っていた人も、ここは強く問題視しているようでかなり衝撃を受けた。
かつて自分が被ってきた女性差別を生々しく思い出して重ねてしまう傾向が一定の年代以上の人や女性差別が酷かった業界の人には多いということなのかもしれないが、それ以上にフェミニズムの中で長らく重要視された観点っぽい。そこまで確固たる共通見解となっていたというのが驚きというか。それを各種表現にここまで簡単に当てはめることに躊躇がないんだな、と。
個人的にはうなずける部分もあるが、女性差別のみを特に重要視して男性に対するジェンダー的な抑圧を無視する傾向がある気がするし、私が育ってきた中では幸運にもひどい女性差別を受けては来なかったこと、そして自分はジェンダーロールの再生産になりそうな作品もそうでない作品も両方楽しんで育ってきたことなどから、そこまで切迫感を持つことができない。私とそういう人たちとの間に断絶がある。
女性差別って私が想像する以上に酷いものがまだまだあると思うし解消に向けて動くべきだし動きたいんだけど、私は上記の理由からこの方向の活動にはどうしても同意できないな…。この方向で頑張ることによって、そういう酷い女性差別が改善していくとは思えない。
ちなみにVtuberやVR界隈に対しては、既存のジェンダー観でははかれない技術革新がもたらした今までとは違うジェンダー観が存在すると思っている。キズナアイも見た目は女性だがAIという設定で性別はない。ガワと中の人の性別が違うなんてざらにあるし、自分が望めばなりたい性別やセクシュアリティになれる・それを当たり前のように受け入れてもらえるという土壌がすごくいいと思っている。
あまりVtuber界隈詳しくなくて今回初めていろいろ調べてみた程度なのであまり語れないんだけど。バ美肉とかは、すごい革新的すぎて興味持っている。みんなもっとチャレンジしてジェンダーの壁を軽率に越えるべき。
参考:おじさんを美少女化したテクノロジー 先端心理学が語る「VRの世界」
https://withnews.jp/article/f0180401000qq000000000000000W00g10701qq000017020A
1~2の派生で、千田氏の炎上から社会学などの研究成果評価システムにまで話が発展したのは大変興味深かった。
というあたりか。それぞれの分野に合ったシステムがあって、外野から簡単に口出せるものではないと思うが、若手の方々がより良い方向を目指して試行錯誤されているらしい、ということは分かった感じ。
第一章 前提
1.キズナアイに限らず、理系男女はSF好きなんで、こういうサイボーグ的なやつは心の奥底では嫌いではない。
2.ただ表現をなりわいとしない理系男子がしかけると、だいたい一般女性や理系の女性にひどい嫌悪感を抱かせて失敗する。
2-1.実例 ロボット学会(掃除婦)、日本化学会(理系を志す一般高校生女子に向けた記憶に残したくない惨状的メッセージをユーチューブにアップロードして即日削除)
2-2.理由 ポリティカル・コレクトネスと表現の機微について普段から1秒も考えてない人が5分で考えたデザインを発注した。
2-3.結果 なんかほんときもい。無理。
2-4.社会への波及効果 もちろん規定の金額と期間で受注した絵師は何も悪くないため、絵師のファン・潜在的好感者も巻き込み「うちの神絵師に何してくれる」「あの絵柄はいい絵柄だ」「エロくないからいいじゃん」と反論大炎上
3.なんで理系オタク女子としてはとても複雑。後輩に楽しく同じ道を選んでほしいのに、女性として幸せになりたいならこんな男女差別ひどいとこ来るなとも思うし、萌え絵がただで見られるのはちょっとうれしいけど、どうみても嘘くさい無理やりな男女平等的表現みせられバレバレだから誰もこないから嬉しくなくて、そもそも、あの絵師ならパイオツ/メカ/童画を塗らせてなんぼだろ、本来単行本を出す時間をこんなんに割いてくれて個人的にはうれしいけど同好の士には申し訳ない、みたいな。
第二章 今回の例について
1.メディアがNHKだったから女性弁護士が驚いてたけどこんなもんしょっちゅうだよ。はなほじ。あっでも遠回りにいつもお世話になってるかもなので表立って反論は言いたくない。
2.ただし、いろんなタイプの人をいくつも無視して踏み越えてツギハギ表現しようとしたNHKはほんとに下手だねーと思う。どんな気持ちかっていうと
2-1.ノーベル学者らの定義を正しく、厳密に、省略せず報道してほしいという気持ち。
2-2.一般女性の、いちいち脅迫的な萌え美意識をおしつけられずに情報を得る目的が達成されるだけのテレビを見たいという気持ち。
2-3.Vチューバー支持者の、うちの子は至高の癒やしアイドルだという気持ち。「○○ちゃんはそのままで十分かわいい」
3.結果 だれがみてもバカバカしい。ノーベル賞の解説は先クール放映されたばかりのはたらく細胞の7話で(萌え絵でなく)ちゃんとわかるってツイッターでもりあがってる最中にわざわざ萌え絵キャラだ。なら男性チューバーもアシスタントのアシスタント役(立ってるだけ)で出せよ。クールジャパンつながりにしようとしたのか、ひどいジャンル違い。
4.さらに旧帝大卒理系女子から一言いわせてもらうなら クール・ジャパンを唱えるより東京医科歯科大学とか氷山の一角の女性差別を先にどうにかして国際競争力をあげろよ、男は本当単細胞的に頭わるいから、過去も将来も女という生き物を使いこなせず男の考えた性役割(=遠回しなお母さん)におしこめつづけるばっかり。(たとえばフッ素と塩素は、素材として違うとはいえ互換性が相当あるようにそもそも神がつくってあるのに、素材の色が嫌いだからフッ素だけ使わないとかやってたら何も研究が進まない。それが人間の男女ではまず片方しか見ないのが普通。バカ?)。
5.クールジャパンについて 原画さんアニメ監督さんばかりでなく下積みの動画さんにも給料もっとやってくれ。声優は東京以外でもイベントやってくれ。