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はてなキーワード: 海外ミステリとは

2024-09-27

でもさー

中学生の時表紙イラスト(弘司先生)の美しさに思わず手に取ったラノベで衝撃を受けたんだよな~

面白くあるために面白物語だけを書いていいんだ!ってさ

小学生で早々に海外ミステリ海外SFから読むもんなくなって、ノンフィクションメインにいってたからさ。

エウレカ

いやまて、でも今考えてみると小学生のころからいとこの影響でめちゃくちゃ藤本ひとみとか読んでたよな。コバルト文庫

アホかこいつ?エアプか???

2024-08-28

anond:20240228141531

「三つの棺」の感想

ジョンディクスン・カーを読んだことがなかったので読んでみたのだが、さすがに古かった。

登場人物のノリが白黒ドラマで見るようなノリで、現代だとありえないセリフが多く、ストーリーにのめりこめなかった

また、ミステリの肝心のトリックについては、「偶然かよ!」みたいなとこがあって、釈然としなかった

有名な密室講義については、改めてなるほど、と思うところはなかった

だけど、ああいうのがミステリ小説の中で展開されるのは新鮮だったし、古い小説なのに登場人物メタ発言をするのは驚かされた

やっぱり、海外ミステリ自分にはちょっとハードル高いな〜

現在は、ミステリは一旦中断して、エルデンリングDLCをやってるが、積んでた「東京の下層社会」が面白い

身近なところにスラムがあったという事実を知ることは、他人秘密を知ったみたいでドキドキする

週末は上野へ出かけるか

2024-04-19

2時からラジオイベント公開生放送聴くために予定を繰り上げて帰ってきたのになぜその予定をきれいに忘れてのんきにいつでも見られる海外ミステリ面白く見てしまったのか

本当にもう脳がだめかもしれない

せっかくの生放送永野だったのに……

https://www.interfm.co.jp/livebuzz

これ

タイムフリーで聴けばいいけど生放送を聞き逃すのって悲しい

心身の劣化を感じて余計悲しい

もうだめだ

2023-12-08

anond:20231207095703

40代母親やりながら読書海外ミステリ)と据置ゲームゲーム日進月歩なのでついていくのがモチベーションアップにつながってる。来年はゲーミングPCxbox買う予定。

2023-07-13

なぜ火サスは火曜の夜2時間サスペンスだったのか

月曜のりきって火曜平日になれてきた夜になぜこんなテンプレサスペンスがよさそうだ!ってなったのか

ルーチンって意味でありふれたサスペンスドラマってことなのか

そもそも平日の火曜の夜に2時間も、映画と違って出来のよしあしもわからないドラマをそんなに見る人間がいたのか

ウィキペディア

番組初期のプロデューサーだった小坂敬は「哀しくなければサスペンスじゃない」が最初のコンセプトであるとして、「単なる謎解きに終始せず、きっちりとした人間ドラマを作ろう」ということで、登場人物はみんな何か重いものを背負っていることをじっくり描くことが最大のテーマだったと話している[1]。

第1回放送は、島田陽子主演の「球形の荒野」(松本清張原作)。1980年代は、松本清張作品などの日本推理作家海外ミステリーなどを原作として、ベテランスタッフ映像化する重厚作品が多く、全盛期には視聴率もしばしば25%を超える人気を誇った。日本テレビにとっては、1980年に放映の始まったよみうりテレビ制作の『木曜ゴールデンドラマ』に次ぐ2時間ドラマ枠であり、1988年からさらに『水曜グランドロマン』を設けるなど、日本テレビ系列では2時間ドラマ枠が多くなったが、『火曜サスペンス劇場』はその中核であり、最も息の長い枠となった。1990年代以降は、主に50歳代から60歳代の女性視聴者に絞り定番シリーズ放送する安定路線が敷かれた[要出典]。特に1990年代は、日本テレビの視聴率全国的好調になっていた年代でもあり、日本テレビのドラマ枠としては、最も高い視聴率殆どの回で記録しており、ドラマ視聴率ランキングの上位にもしばしば食い込んでいた。

この番組の開始によって、『木曜ゴールデンドラマ』が、読売テレビ一社制作に変更された(それまでは、日本テレビと読売テレビが交互に制作していた)。また、札幌テレビ放送テレビ岩手福岡放送といった系列局が制作することがあったり、系列局の地元の“お国自慢”などに絡んだ作品制作されたこともある。

また、大林宣彦神代辰巳鈴木清順実相寺昭雄劇場映画で名声を博している旬の監督たちを起用して演出家主導の意欲作を撮らせる試みもしばしば行われた。その結果、難解なストーリー前衛演出も辞さず、2時間ドラマのみならずテレビドラマの枠をも破るような作品群が少数ながら生まれている。

番組スタッフロールは、当初は「最後に『制作製作):日本テレビ、(担当制作プロダクション)』」とクレジット表記されており、1985年4月以降は、「最初に『制作日本テレビ』、最後に『製作著作:(担当制作プロダクション)』」当とクレジット表記されていた(同時に日本テレビ製作番組製作から製作著作表記が代わった)。当枠終了後、日本テレビは製作プロダクションとの制作打ち切り関係も絶縁し、視聴者層を若年層に絞った路線に変更した。

一時期は視聴率20%を超えることもあったが、2000年代に入ってから視聴率低下に歯止めがかからず、2005年9月27日放送をもってを24年間の歴史に幕を閉じた。最終回放送内容は火サス最多出演俳優水谷豊主演の「事件記者三上雄太III 逃走援助」で、放送時刻は19時からの3時間特番により通常より1時間遅い22時 - 23時54分であった。

からなかったこ

なぜ火曜の夜だったのか。

たぶん始まったときがそうだったからってだけなんだろう

2022-03-30

ミステリ初心者に勧めたい10冊-国内編-

対象読者

この春から大学生なる子たちがターゲット

受験勉強が終わって、開放されている子たちをミステリ沼に沈めたいですよね、私も貴方も、悪い大人なので。

この順で読むことオススメしま

1.謎解きはディナーのあとで

2.たか殺人じゃないか

3.容疑者Xの献身

4.屍人荘の殺人

5.十角館の殺人

6.殺戮にいたる病

7.イニシエーション・ラブ

8.星降り山荘殺人

9.葉桜の季節に君を想うということ

10.ハサミ男

この10冊を読んでおけば、それなりにミステリ好きの人と話せるはず。

選出理由

この辺を押さえて、中身と順番を色々入れ替えたいので、異論お待ちしております

自分読書体験ベースで組んだけれども、多分今ならもっと良いミステリとか順番があると思うので、ご意見お待ちしております

順次入れ替えていきたい。

海外編について

海外編は任せます自分は、国内ミステリは読み漁っていますが、海外ミステリは嗜む程度なので。

2021-03-07

anond:20210306191128

三十年ぐらい前に早川書房から文庫本で出ていた海外ミステリ小説で『片目の説教師』と云うタイトル小説があった。主人公ベトナム戦争従軍した経験を持つ、片目が義眼でセブンスタッドポーカーの達人で説教師。司教から担当教区で起きた殺人事件調査を依頼されて探りに現地に赴くという話だったと記憶している。

2021-01-17

母を施設に入れてきた

今日、母を施設に入れてきた。


今日引っ越し施設は2軒目だ。施設から施設引っ越し

払える金額内で少しでも良い施設をと必死で探して見つけて、1年以上待ってやっと空きがでた。

コロナに備えて家族総出で厳戒態勢の引っ越し。小綺麗な部屋を見て母はすっかり満足して喜んでいた。

恐らくここが母の終の住処になるのだ。

スタッフさんの説明を聞きながら、隣ではしゃいでいる母は見た目はおばあさんなのに5歳くらいの女の子のようだ。

本当に子供のようになってしまったのだなあと思う。


母は一昨年の5月くも膜下出血で倒れた。

あと4ヶ月すれば2年になる。

もうこれ以上良くなることはないし、元と全く同じ母に戻ることはないのだろう。

ずっと、母は少しづつ良くなっている、いつかもっと良くなって一緒に暮らせる日もくるかもしれないと思ってたけど、

もうこれ以上はよくならないのだろう。

どんな形であれ、今のこの母の姿が母なのだ

頭が良くて、海外ミステリーが好きで、クロスワードバリバリ解いていた母は戻ってはこないのだ。

この1年8ヶ月、母のちょっとした言動に、良くなっていると喜んだり、やっぱりダメだと失望したりを繰り返してきた。

でもいつか治るかもしれないという期待は母にとっては残酷なのだと気付いた。

可能性を信じて希望を捨てずに努力するなんて、そんなのはもっと若い人たちだけの話だ。

自分がもう前のようには暮らせないことを認めようとせず、何も変わってない、私は普通だと言い張る母に

どうして病気を受け入れられないのかと苛立っていたけど、

母の現状を受け入れられなかったのは私も同じだったのだ。

期待も希望ももう捨てよう。

今の母が楽しく毎日過ごしていればそれでいい。

そういうことにしなければ。


それでもそんな思いを一番相談したいのは母だ。

母のことで悩んでいるのを母に相談したいけど、相談できる母はもういない。

2019-05-12

入院中の母にオススメの本を教えて欲しい

元気だった母がくも膜下出血で倒れて入院すれことになった。

まだ先はどうなるかはわからないけど、とりあえず意識ははっきりしていてリハビリも兼ねて本を読みたいと言っている。

オススメがあったら教えて欲しい(漫画も可)。

母は70代後半だが非常に頭の良い人だ。普段は血みどろの海外ミステリなども読むが、できれば今は思わず笑ってしまうような、明るくて希望の持てる本を読ませたい。

最近面白いと言っていたのは「カササギ殺人事件」「大家さんと僕」。面白ければサブカル系もいける。本ではないがpatoさんの「シベリア鉄道に乗って東京一戸建てアピールしてきた」を読んで感動していた。

よろしくお願いします。

追記

沢山のコメントありがとうございます

こんなにコメントがもらえるなんて、母はきっと大丈夫だと勝手に思ってしまった。

まだざっと見ただけなので全部検討しきれてないけど、夜回り猫、ジーブス、スティーブン・キングさくらももこをまず買ってみます

バッタを倒しに...」は既読面白かったと言っていたのでサメのやつや「ガンジス川バタフライ」も好きかも。

伊坂幸太郎は本当に人気あるんだなあ。他にも全然知らなかった本も沢山あって感謝です。

もうじきホットエントリからも消えると思うけど、また何か良いのあれば是非コメントください。

前にあげた以外で母が以前面白いと言っていたのは「心臓を貫かれて」「その女アレックス」「夢の欠片」などです。ミステリーというより犯罪に至るまでの心理に興味があるんだそう。

出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」も面白いと言ってた。

2018-11-04

無意識に女を下に見てくる男の人

が嫌い。

読書趣味ですって言ったら、

映画化されたやつとかよく読むんですか?

と言われ、違いますよー海外ミステリや、社会問題とか、重厚テーマが好きで作家買いしますよーと具体的な作家名をいくつかあげたのに、

実際会った時にエッセイとかよく読むんですか?と言われた。

?????違うっていっただろ。ストーリーがしっかりした小説が好きなんだっていっただろ。決めつけて話してくるの本気でイライラした。お前の中の女性像はなんなの?映画化を機に読む人も多いだろうし、エッセイも嫌いじゃないけど、私は会話の中でそんなこと一言も言ってない。しか自分がそういうタイプならあてはめてくるのもわからなくもないけど、ぜんぜんそんなことないくせに(自分歴史小説とか、専門書が多いっすねー)なぜ私に対して例にあげるのが映像化されたものエッセイなの?バカにしてるの?

意味わからん

あと、男の人の、料理はほぼしません!もしくは作っても男の料理なんで適当です発言(男だったら毎日作らなくて、適当でも許されんの?同じく大学出て同じくらい働いてるのに?)

でも作ってもらったらなんでも美味しく食べますってあっそ。って感じ。なんで作ってもらって当たり前な言い方なの?

だってかにご飯作ってもらったらなんでもおいしく食べるわ。日々料理すんのは女だよねーって思ってんの本当に本当にしんでほしい。あー疲れた



追記。なんだかずれたコメントばかりなので。

私が嫌な気持ちになったのは、趣味について聞かれたので答えたら、二度も型にはめたような決めつけた返答をされたことです。しかも一度、例まであげたのに再度同じような決めつけをしてくるという…

これはきちんと私の話を聞いてほしかった、という話ですよ。それだけの話なのに、なぜ男をコントロールしろ、という話しがでてくるのか(^^; 私は相手と楽しく会話がしたかっただけです。

また、料理の話については、毎回のように話にあがりますが、作らないと堂々と言える立場にあることが単純にうらやましいですね。笑 結婚した先輩の話を聞いていても、同じくらい働いているのに、家事を全くやらないとか、向こうが早く帰ってもごはんは作ってくれてないとか…作れるレパートリーは3つくらいとか…すごく不思議です。なんでですか?男性のみなさん

私も、料理?ぜんぜん作りません!でも好き嫌いないんで作ってもらったものはなんでもおいしく食べますってなんの悪気もなく言いたいです。前半の話は個人に対する怒りで後半は社会的圧力に対する苛立ちです。でももし私が男だったら、無意識料理女の子にやってもらおうと思ってしまう気もするので、難しいなーと思いますが。社会よ変わってくれって感じです。

2017-06-23

日本ミステリ略史

日本ミステリ史をまとめようとしている人を見たので自分でもやってみようと思った。

箇条書きでも大体分かるだろう。あと本格中心なのは許してくれ。

探偵小説輸入の開始

http://fuboku.o.oo7.jp/e_text/nipponbungakukouza_19270530.html

神田孝平訳「楊牙児奇獄」1877

黒岩涙香翻案『法庭の美人』1888

須藤南翠『殺人犯』1888(『無惨』に先立つ創作) "まづ未成品で、単に先駆的なものしか見られない"(柳田泉


黒岩涙香『無惨』1889 "日本探偵小説嚆矢とは此無惨を云うなり"

・"日本最初創作探偵小説" (乱歩)

・「探偵叢話」連載開始(都新聞) 1893 ……探偵実話の流行

ドイル「唇の曲がった男」翻訳 1894

映画「ジゴマ」公開 1911

谷崎潤一郎「秘密」1911「白昼鬼語」1918 「途上」1920 日本探偵小説 "中興の祖"(中島河太郎

・『中央公論』「芸術的探偵小説企画(谷崎・芥川佐藤春夫里見弴)1918


雑誌新青年』創刊 1920 "第一の山"(乱歩

・当初は翻訳を重視

横溝正史(1921)、水谷準(1922)、甲賀三郎(1924)、小酒井不木(1925)、大下宇陀児(1925)、夢野久作(1926)、海野十三(1928)など登場

乱歩二銭銅貨」1923 "これが日本人の創作だろうか。日本にもこんな作家がいるであろうか"(森下雨村

http://www.aozora.gr.jp/cards/001826/files/57173_58183.html


戦前探偵小説最盛期 "第二の山"(乱歩)"第一の波"(笠井

浜尾四郎殺人鬼』 1931

大阪圭吉デビュー 1932

・『ぷろふいる』創刊 1933

木々高太郎デビュー 1934

小栗虫太郎黒死館殺人事件』1934

夢野久作ドグラ・マグラ』 1935

・蒼井雄『船富家の惨劇』 1935

横溝正史真珠郎』1936

久生十蘭魔都』1937

◇「本格探偵小説

http://d.hatena.ne.jp/mystery_YM/20081205/1228485253

甲賀三郎「印象に残る作家作品」1925 が初出 http://kohga-world.com/insyouninokorusakukasakuhin.htm

小酒井不木当選作所管」1926 (「本格」「変格」使用

・当時の「探偵小説」という語の広さ……「本来の」探偵小説detective storyとそれ以外を区別

・"理知的作品"と"恐怖的作品"、"健全派"と"不健全派" 1926(平林初之輔

・本格・変格論争 1931(甲賀、大下)

探偵小説芸術論争 1934-36(甲賀木々



戦時下の中断

乱歩 少年探偵団(二十面相)シリーズ中断 1938

乱歩芋虫発禁 1939

・"探偵小説全滅ス"(乱歩) 1941


戦後ミステリ復興 "第三の山"(乱歩)"第二の波"(笠井

・横溝『本陣殺人事件』1946

・横溝『蝶々殺人事件』1947

・横溝『獄門島』1948

安吾不連続殺人事件』1948

高木刺青殺人事件』1948

雑誌宝石』創刊 1946

・『宝石第一公募 1946(香山滋飛鳥高山田風太郎島田一男

大坪砂男天狗」 1948

・『宝石』第四回公募 1949(鮎川哲也土屋隆夫日影丈吉

中井英夫虚無への供物』1964(構想1955-)

◇「探偵小説」→「推理小説

当用漢字表制定 1946.11

日本探偵作家クラブ設立 1947

講談社「書下し探偵小説全集」1955-1956

・清張『点と線』1958 (表紙に「推理小説https://www.amazon.co.jp/dp/B000JAVVEU

講談社「書下ろし長編推理小説シリーズ」1959-1960?

日本推理作家協会成立 1963

参考…

甲賀三郎『音と幻想』1942 http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007753808-00

雄鶏社推理小説叢書」1946.7-

安吾推理小説について」1947

安吾探偵小説を截る」1948

安吾探偵小説とは」1948

安吾推理小説論」1950


松本清張点と線』1958

・「社会派推理小説」、清張ブーム

心理的要素・動機の重視、小説としての充実重視

・"探偵小説を「お化屋敷」の掛小屋からリアリズムの外に出したかった"(清張)

◇「本格冬の時代」?

・謎解きの興味の強い作品は絶えていない……『本格ミステリ・フラッシュバック

・清張は謎解きを排斥していない。「新本格推理小説全集」1966 "ネオ・本格"

・「現実離れ」の作品が世に出にくかった……らしい https://togetter.com/li/300116

風俗を描いただけの謎解きの要素の薄い作品が氾濫していた……らしい?

"社会派ということで、風俗小説推理小説かわからないようなものが多い。推理小説的な意味で言えば水増しだよ"(清張、1976)

複数対立軸? http://d.hatena.ne.jp/noririn414/20070314

リアリズム――非リアリズム

・「おじさん」――「稚気」

・都会・洗練――土着

海外ミステリ――国内ミステリ

サブジャンル・隣接ジャンル

歴史ミステリハードボイルドエスピオナージュ、「冒険小説」、伝奇小説SF、……

・ここ掘ると全体が何倍かに膨れ上がるから触らないよ


◆「新本格」以前の非・サラリーマンリアリズム系譜 "2.5波"(笠井

桃源社「大ロマンの復活」1968- (国枝史郎小栗虫太郎海野十三久生十蘭香山滋……etc

・『八つ墓村』(漫画)1968-

中井英夫虚無への供物文庫入り 1974

・『犬神家の一族』(角川映画)1976

雑誌幻影城』1975-1979(泡坂妻夫連城三紀彦栗本薫竹本健治……etc)"探偵小説復権"

笠井潔『バイバイエンジェル』1979

島田荘司占星術殺人事件』1981

江戸川乱歩賞青春ミステリ……小峰元アルキメデスは手を汚さない』1973、梶龍雄『透明な季節』1977、栗本薫ぼくらの時代』1978、小森健太郎『ローウェル城の密室』(最終候補)1982、東野圭吾放課後』1985


◆「新本格ミステリ」 "第三の波"(笠井

綾辻行人十角館の殺人』1987.9

・「新本格」の公称は『水車館の殺人から……講談社文三によるブランディングの側面

◇「新本格」に顕著な要素(佳多山大地)……

・〈青春ミステリであること

・本格推理形式の先鋭化・前衛化が著しいこと

古典的天才探偵復権

大学ミス研のコネクションを軸とした作家の発掘

講談社――島田荘司――宇山日出臣――京大など

東京創元社――鮎川哲也――戸川安宣――早稲田立教など

公募による「新本格作家の発掘

鮎川哲也と13の謎 13番目の椅子 1989

鮎川哲也賞 1990-

・『競作 五十円玉二十枚の謎』1993

・『本格推理』1993-2008

・創元推理短篇賞 1994-

メフィスト賞 1996-(『姑獲鳥の夏』1994)

2016-12-18

http://anond.hatelabo.jp/20161218150325

アニメ海外ドラマでそういう描写があるのは平気なんだ。海外ミステリーも平気で、アニメ日常物はほとんどみない。

でも日本のはジャンルわずすごい苦手意識が強い。嫌なら見るなでもういいのかな?

追記

大衆向けの正義感というアンリアルリアルのように突き出されている気持ち悪さ、なのかもしれない。

2016-11-28

海外ミステリ入門者だけど、次の一冊を教えてほしい

最近海外ミステリーを読み始めたのだけれど、面白いね。なので、お詳しい方々、おすすめ教えてください。

国内だと宮部みゆきとか伊坂幸太郎とか好き。東野圭吾米沢穂信はダメでした。

最近読んだやつの個人的評価を一応下に載せておきます

◆めちゃくちゃ面白かった

R・D・ウィングフィールドクリスマスのフロスト』

ロバート・マキャモン少年時代

ロアルド・ダールあなたに似た人』

ドン・ウィンズロウ『犬の力』

ダシール・ハメット『赤い収穫』

ジェームズエルロイLAコンフィデンシャル

面白かった

トム・ロブ・スミスチャイルド44

スコット・トゥロー推定無罪

ドン・ウィンズロウストリートキッズ

ドナルド・D・ウェストレイクホットロック

ジェフリー・ディーヴァーボーンコレクター

タンリィ・エリン特別料理

ケン・グリムウッド『リプレイ

◆まあまあ

ウイリアム・デアンドリア『ホッグ連続殺人

アガサ・クリスティそして誰もいなくなった

デニス・ルヘインミスティック・リバー

ビットゴードン『二流小説家

ピエールルメートル『その女アレックス

キャロル・オコンネルクリスマス少女は還る』

ジャックカーリー『百番目の男』

コーネル・ウールリッチ『喪服のランデブー

自分には合わなかった

トマス・ハリス羊たちの沈黙

パトリシアコーンウエル『検死官』

スチュワートウッズ警察署長

ロバート・パーカー『初秋』

ウンベルト・エーコ薔薇の名前

サラ・ウォーターズ『半身』

ミネット・ウォルターズ『女彫刻家

P・D・ジェイムズ『女に向かない職業

2016-03-10

http://anond.hatelabo.jp/20160310090617

ところが現実的には、時代小説海外ミステリをもラノベと見なす立場はあるんだよな。

もちろん多数派ではないけれども。

書店調査するときも、調査員の考えによっては、海外ミステリ棚はラノベ棚に計算されるかもしれんぜ。

というか、やっぱり「不特定多数の読者の認識の擦り合わせ」でいいんじゃないの。

そんな「乖離」にこだわるんならさ。

2015-08-25

ミステリファンと新本格ファンの一生

 

ミステリファンの一生

初心者時代

頭を鍛えるために本を読もうと思って、まずは娯楽性の高そうなミステリに手を出す。

 

【中級者時代

本格嗜好に加えて海外ミステリへの関心。

アガサ・クリスティーディクスン・カーを皮切りに、海外の本格作品を読み漁る。

自分なりのミステリ観が生まれ、定評に惑わされなくなる。

 

【上級者時代

本格も読むが、サスペンスハードボイルド等の非本格作品比重を置き始める。

パズルの完成度やどんでん返しよりも、文芸的な面白さを求めるようになる。

作品が書かれた年代や、アメリカイギリス作風の違いにこだわった読み方をするようになる。

ネット書評が見当たらないマイナー作品を探して、最初書評家になろうとする。

 

新本格ファンの一生

初心者時代

子供時代に培われたホラー好き、エログロ好きから金田一少年ひぐらしにはまる。

 

【中級者時代

叙述トリックに衝撃を受けて、日本新本格を読み始める。

角館、葉桜、殺戮病、イニラブ、アヒル鴨など。

 

【上級者時代

涼宮ハルヒは最高のミステリだと言い始める。

2015-07-18

俺選:普段読書しない人におすすめの本 30選

はてブホットエントリーの30選(http://gathery.recruit-lifestyle.co.jp/article/1141321068543131601)がイマイチ感性に響かなかった(普段読書しない人向けか?)ので、俺選してみる。

  1. 銀河英雄伝説 1 黎明編 田中 芳樹
  2. 王都炎上アルスラーン戦記〈1〉 田中 芳樹
  3. 狼と香辛料 支倉 凍砂
  4. 百年法 上 山田 宗樹
  5. MISSING 本多 孝好
  6. 夏への扉 ロバート・A. ハインライン
  7. ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち 三上
  8. 刺身が生なんだが フミコ フミオ
  9. 予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 ダン・アリエリー
  10. 黄金の王 白銀の王 沢村 凜
  11. リング 鈴木 光司
  12. イン・ザ・プール 奥田 英朗
  13. まぶた 小川 洋子
  14. 三月は深き紅の淵を 恩田
  15. 獣の奏者 I闘蛇編 上橋 菜穂子
  16. 風の陣【立志篇】 高橋 克彦
  17. 南極点ピアピア動画 野尻 抱介
  18. 華竜の宮 上田 早夕里
  19. 二重螺旋悪魔〈上〉梅原 克文
  20. 月の影 影の海〈上〉―十二国記 小野 不由美
  21. ロスジェネの逆襲 
  22. 天地明察(上) 冲方
  23. 掌の中の小鳥 加納 朋子
  24. ITエンジニア小説 人形つかい・ビギニング リーベルG
  25. 人形つかい ロバート・A. ハインライン
  26. マラケシュ心中 中山 可穂
  27. 新世界より (上) 貴志 祐介
  28. ガンジス河でバタフライ たかのてるこ
  29. Twelve Y.O. 福井 晴敏
  30. 哲学的な何か、あと科学とか 飲茶

反省会

振り返ってみると、なんかかなり偏って・・・・・・

んー選者ってむずかしいね!!@結論

もっといいセレクト教えてプリーズ

ちなみに今回紹介の本は、ほぼ全て(マラケシュ心中以外・・・Kindleで買えます!!!

本屋に行くのめんどくさいなーというそこのあなたも、ぜひこの機会に読んでみてね!&面白い本あったら教えてね!

2015-01-16

教養としてのミステリ

ミステリベスト話題がもりあがってるっぽいので

ぼくもやってみることにした

洋邦あわせてのオールタイムベスト10はむずかしいので

年代別に代表的長編を英米と日本でそれぞれで10作えらんでみたよ

教科書的でベタすぎるかもしれないけど

この手のベストだと叙述系が挙げられがちなので

あえてベタにえらんでみました

海外ミステリ

長編しばりでなので

ポードイルではなくこれを

ま、有名だしね

黄金期にミステリ臨界点を冷静に見つめていたバークリーらしい作品

『第二の銃声』とかもバークリーらしいけど

こっちのほうが一般向けかな

これは英米本格黄金期の成熟を示す名作

国名シリーズもいいどライツヴィルものをとりたい

私立探偵小説の到達点としかいいようがない

チャンドラー苦手なミステリ好きにも

アメリカ警察小説マイルストーン的名作

  • M・Z・リューイン『季節の終わり』

複雑なフロットでグイグイ読ませる

いわゆる、ネオハードボイルド代表する作品

ラムリーやブロックよりこっちをとりま

レジナルド・ヒルの『骨と沈黙』と迷ったけど

現代英国ミステリ代表作としてこれを

昨年逝去されたのが悔やまれます

冥福をお祈りいたしま

いわゆるノワールジャンル分けされる作品だけど

凡百の現代ミステリが裸足で逃げ出すくらいミステリしてる

日本ミステリ

長編しばりなので

名作揃いの初期短編ではなくこれを

  • 蒼井雄『船富家の惨劇

戦前本格長編の成果としてこれを

浜尾四郎殺人鬼』よりはこっちかな~と

言わずと知れた奇作かつ傑作

戦後本格のメルクマール的な作品

角田喜久雄高木彬光鮎川哲也山田風太郎とか

戦後本格の名作はいろいろあるけど

これに代表してもらいます

マニアの人ごめんなさい

点と線』に続く社会派ミステリの名作

戦後の混乱期に材をとったのちの清張作品の原点

本格冬の時代に現れたとんでもない作品

笠井潔の『サマーアポカリプス』でもいいけど

インパクトのつよさでこれを

これも本格復興期の名作

亜愛一郎シリーズも必読

いわゆる「日常の謎」の元祖

現代日本ミステリへの影響力大

新本格からはこれを

なんでこれなんだ、とかいわれそうだけど

多分これが一番読みやすいと思うので

神様ゲーム』もそうだけど

ポストモダン探偵小説だなって思う

マニアックだけど最後くらい独断偏見で選ばせてね

  • 追記

うっかりしてました

北村薫『空飛ぶ馬』って短篇集でしたね

酒飲みながら書いてたので注意力散漫だったようです

ってことで

そこは同じ作者の『秋の花』に差し替えってことでひとつ

米澤穂信とか好きな若い読者にオススメです

2014-04-26

http://anond.hatelabo.jp/20140425211202

京極夏彦と聞いて、当時の想い出と並べた」http://azanaerunawano5to4.hatenablog.com/entry/2013/12/13/105958

って文章

京極夏彦を初めて読んだのって丁度、新本格にハマってる頃で、個人的には海外ミステリ好きだったのが新本格第一世代綾辻行人、法月綸太etc)以降国内ミステリにハマってた頃。

当時、講談社ノベルスの発売日(8日)には書店に確認に行って、ごっそり買ってたが「姑獲鳥の夏」を最初見た時の

「ぶ、ぶ、分厚い...」

ってインパクトはすごかったのに

前年の8月講談社ノベルズの新刊が、5冊とも厚くて並んでるとインパクトのあった『夏と冬の奏鳴曲』『聖アウスラ修道院惨劇』『ウロボロス偽書』『柩の花嫁』『竹馬男の犯罪』だったから(竹馬男以外はどれも『姑獲鳥の夏』より厚かった)、当時新本格を読んでた人間が『姑獲鳥の夏』の厚さに驚いたとは思えない。

そうとういいかげんな記憶で書いているとしか

2014-04-24

ミステリの基礎知識:新本格ミステリって何?」についてコメント

ミステリの基礎知識:新本格ミステリって何?」

http://azanaerunawano5to4.hatenablog.com/entry/2014/04/23/093914

という文章について。

文章のはじめで「新本格ミステリってなんやねん、というひとを意識してる軽いもの」「ざっくり主観的に書きます」と逃げは打っていますが、単純な事実誤認があるのでコメントします。

この文章では

1980年代後半、「新本格宣言」を島田荘司氏がオルタナティブにブチ上げます

と言い、島田荘司の文章を引用します。そして

これらを読むと解るんですが、新本格とは「古典的本格ミステリコードお約束定番)を意識しながら現代風に書かれたミステリ」を指します。ですから何でもかんでも今のパズラーミステリを「新本格」と呼ぶのは誤用なんですね。

と書いています

しか引用している島田の文章は、1995年(ここ重要)に出た『本格ミステリー宣言II』に載っている「新本格の七則」というもの

また「新本格宣言」と書いているのは、おそらく『本格ミステリー宣言』を指すのだと思いますが、これが出たのは1989年12月

一方、一般に「新本格」という言葉が使われたのはそれよりも前、1988年に発表された綾辻行人の第2作『水車館の殺人』の帯の言葉

十角館の殺人』につづく香気あふれる新本格推理第2弾!

とされます

島田荘司氏の新本格宣言に乗って講談社から新本格作家」として綾辻行人有栖川有栖法月綸太郎らが登場します。

これら作品の隆盛によって新本格ムーブメント(第三の波)が起きることになります

とありますが、デビューはそれぞれ、綾辻87年、法月88年、有栖川89年。しか有栖川有栖東京創元社からデビューです(「鮎川哲也十三の謎」の一冊として)。

また『本格ミステリー宣言』の内容は、新本格作家からも異議や反発する発言があったように記憶しています

したがってそもそも島田荘司言葉を引いて「新本格はこういうもの」と言うのはおかしいわけです。

80年代終わりの状況としては、講談社(おもに講談社ノベルズ)で、綾辻デビューきっかけとして本格を書く新人デビューさせていくという流れがありました(京大勢の場合、書ける人を募ったところ法月と我孫子が手をあげた)。

一方、東京創元社海外ミステリだけでなく日本人作家も扱うようになり、その手始めに日本探偵小説全集が編まれて(デビュー前の北村薫実質的な選者、出版1984年1996年)、叢書「鮎川哲也十三の謎」(1988年1989年)、鮎川哲也賞(1990年~)、『創元推理』(1992年~)という流れがありました。

こうした同時代的な流れに与えられた名称が「新本格ムーブメント」だったので、

何でもかんでも今のパズラーミステリを「新本格」と呼ぶのは誤用なんですね。

ところが今では「現代書かれたパズラーミステリ」はすべて新本格と呼ばれてるんですね、これが。

と言ってしまうのは、主観に寄り添いすぎた変な認識でしょう。

メフィスト』「メフィスト賞」にしても宇山秀雄(宇山日出臣)の立ち上げたもので、少なくとも出発点としては明白に新本格でしょう。京極夏彦森博嗣清涼院流水などはデビュー当時はっきりと(良くも悪くも)新本格作家とみなされていましたし。

京極夏彦は、講談社原稿を送ったのは講談社ノベルズ新本格を読んでいたから、というような発言もしていたはずです。『姑獲鳥の夏』裏表紙の推薦文が綾辻、法月、竹本健治という時点で(※当時(今も?)竹本新本格に属する作家と見られていた)、自身を新本格作家だと思っていたかどうかはともかく、デビュー初期において新本格の流れにのっていたという認識はあったでしょう。

2008-09-03

http://anond.hatelabo.jp/20080903033024

日文専攻だけど、三島は「つまんね」と思える感性が正解。詩にもなってないしクソの役にも立たん。興奮もしない。

三島好きって奴を俺は信用しないね絶対。うさんくさい三島ファンは。

谷崎ファンはただのミーハーだろ。

ハルキストも駄目。「好きな作家は?」と訊いて「ハルキ!ハルキ!」と興奮し出して、余計な語りを始めるからキモい

ハルキと言えば誰もが受け入れてくれると思ってるらへんが終わってる。ハルキストは寂しがりが多い。

あとSF好きとか海外ミステリ好きとかもキモいし信用ならん。あいつら視野狭いから文学の話しててもつまんね。

しかもSF好きは「SF小説エリート人間の嗜み」と本気で思ってる奴が多すぎて怖い。妄信を指摘するとキレるし。

一番信用できるのは、訳詩読み。特に明治大正ガチガチ日本語訳を懸命に解釈作業してる奴らは文学好きとして信用できる。

身近に上田敏の訳詩とか読んでる奴がいたら、そいつに訊いてみるのが一番だよ。「ひいきの小説家は?」って。

 
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