はてなキーワード: 暗黙の了解とは
題名だけであらぬ想像した者に予め言っておくと、これは俺が女性に中出ししてしまった時の話だ。
当時大学生だった俺の財力では予算は3万程度しか出せず、選んだのは吉原の大衆店だった。
予算面以外でその店を選んださしたる理由は無いが、店のホームページを見て良さそうな女の子を予約して当日向かった。
だがもう選び直しできないしお金も払ってるのでそのままプレイに入った。この子で俺の童貞が終わるのか。
そしてついに挿入へ、女の子は俺の上に跨り、俺のモノを握ってそのまま腟内に挿れた。初めての挿入。
ん?待て、ゴム付けてないぞ?
というか付けさせてもらう暇も無く女は俺のモノを自分の中に挿れてしまった。
そのまま腰を上下に動かす女。
こういう物なのか?
これも前戯の内で、一旦ストップして避妊具をつけるタイミングがあるのだろうか?いや、射精していなくてもたしか妊娠のリスクはあったはずだ。
大丈夫なのかこれ?
俺は不安に駆られるが、女はお構い無しに腰を激しく動かした。
俺もそろそろ限界になってきた。このままだと膣内射精になってしまう。
いいのか?いや、良くないだろ流石に。
少なくとも一旦止めて欲しいというつもりで言った
だが女は「いいよ出して」と言って離さなかった。
結局そのまま中に出してしまった。
女は手慣れた手付きでティッシュで腟内の精液を拭き取っていたが、俺の内心は平静でいられなかった
今日あったばかりの知らない女性に中出してしまった、ヤバいどうしよう。
その後は適当な会話をして終わった気がするが、あまり良く覚えてない。
帰り道、ずっと不安だった。
童貞を捨てたという達成感よりも、さっきので妊娠させてしまったらどうしようという不安と恐怖で頭がいっぱいだった。
後で分かった事だが、俺が何も知らずたまたま選んだ店は隠語でいうNS店、つまりノースキン(避妊具無し)でセックスができる店だった。
だが俺はそんな事知らなかったし、そういう風俗の暗黙の了解もわかりようがなかった。
店のホームページにはそんな事どこにも書いていなかったし、そういう事を知る術は利用者の口コミ情報だけだからだ。
確かに俺はセックスがしたかったし、童貞を捨てたかった。だから自分の意志でソープランドへ行ってセックスしようとした。
だがまったく不意打ちの形で避妊具なしのセックスをさせられてしまった。
俺はこの事がトラウマでそれ以来セックスをしていない。最初で最後のセックスだった。
あれから15年経ち、あの頃のトラウマは薄れてきたと思ったが、最近になって西沢5ミリという女の漫画家がこういう画像を投稿した。
https://pbs.twimg.com/media/FxRywwsagAE9NHm.jpg
"女の子が「生でしていいよ♡」なんて言ってもバッキャロー!!とかたくなに否定なさいね"
あの時の思い出が蘇り、今度は怒りが湧いた。
西沢5ミリの画像と、昨今の性加害の様々な話題が結びつき、言い様のない怒りが込み上げて来た。
女が望まないセックスをされても「否定できなかったのは恐怖で抑えつけられていたから」という言い訳が通用するのに
女が「生でしていいよ」と言って「かたくなに否定」できず生でしてしまっても、その責任は男のほうにあると言うのか
俺の時は否定できなかった。
セックスのためにソープへ行ったけどまさか避妊具なしでやるとは思って無かったし説明も何もされなかった。
一通りの前戯の後、こちらに何の合意も確認も無く避妊具無しで挿入させられたし、冷静な判断ができなかったから言われるままに膣内射精させられてしまった。
そしてトラウマになった。
女性がセックスしても「あの時本心は合意では無かった」と言えば性暴力になると言う
だったら俺の場合も、俺の本心では合意で無い膣内射精をしてしまった事は性暴力になるのでは無いのか。
"女の子が「生でしていいよ♡」なんて言ってもバッキャロー!!とかたくなに否定なさいね"は、西沢5ミリはそんなつもりも、俺の事も認識してないだろうが
俺はこれで西沢5ミリに「どうしてちゃんと拒否しなかったの?」「拒否しなかったからお前の落ち度だ」と言われているようで、セカンドレイプを受けた気分になった。
https://anond.hatelabo.jp/20230530012214
ふざけるな!!!!!
俺に膣内射精させた風俗嬢がピルを服用していたとしても避妊率は完全に100%というわけじゃない
俺のような状況でも相手が妊娠したらそれは俺の責任になるとでもいうのか。
相手は風俗業として、仕事として、業務をこなしただけかもしれない
だがこちらに合意や確認も求めず生挿入して中出しさせた責任は一切無いのか
確認を求めたら「できれば避妊具を付けさせてほしい」と言えたかもしれない
だが相手はそんな確認も求めず、困惑して何も言えない俺に当然のように避妊具無しの挿入をさせられ、中に出されてしまった。
何も言ってこないから喜んでると思った
怖くて何も言えなかった
ふざけるな、それはこっちの台詞だ
だが取り沙汰されるケースはどれも男→男のケースばかりじゃないか
女→男の性加害は何故クローズアップされない
女→男の性加害は存在しないとでも言うのか
というかそういう場合でも性加害者は男側にあるとでもいうのか。
どうやら世間は「望まない膣内射精」はいつどんな時ありとあらゆるどの場合においても女が被害者だという事になっているらしい
だが男だって望まない膣内射精をさせられてしまう事だってある。俺がそのケースを実際に経験した。
俺は取りこぼされたんだ。
今更、望まない腟内射精させた風俗嬢や風俗店に責任を求めようとも、当事者の所在はもう分かりようがないから無理だ。
だが「射精責任」だの「男が100%悪い」だの言われる状況で、俺は常にありとあらゆる方向からセカンドレイプを受けている気分に陥っている。
「望まない妊娠の責任は100%男にある」そんなワケ無いだろう!!!!!!!!!!
少しは想像力を働かせろ!!!!!!!!男だって望まない腟内射精だってさせられる事もある!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の存在を無かった事にするな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【追記】
https://anond.hatelabo.jp/20230531083531
>その風俗店を運営してるのは男の性欲でそういう仕組みになってるのも男の性欲のためなのに女に文句言うなまじで
>そうやって責任の所在を誤魔化して女の負担にしてるっていうのがまさに問題として本で言われてることじゃないのか
>精神的に傷ついたのは十分理解するが100歩譲ってもそれは男のせいだわ
じゃあその理屈で言うなら世の中には女性経営者の女性用風俗もあるが、そこで俺と同じような何も知らない利用客の女が避妊具なしでセックスさせられたらそれは女の責任になるのか?
俺の友達で居ない暦年齢の男がいねえから聞きたいんだけど、お前ら心の底から彼女欲しいと思うもんなの?俺は三十路になってもそういう欲求が湧かないんだよな。
俺女友達はボチボチいて、ほとんど彼氏・旦那持ちなんだけど、女友達と会うたびに「良い人いないの?」って聞かれるんだが、俺が心から彼女欲してないせいか「良い人とは……?」ってなってしまう。
そこでふと思ったんだが、彼女欲しいけど一度も出来ないって男って存在するん?
居ない暦年齢の男って「彼女いる事と彼女居ない事を天秤にかけて、彼女いることの面倒臭さや煩わしさや人間関係の不向きが勝ったゆえに作らない選択をした」事に行き着いたんじゃないん?
三十路手前になると女の子を紹介される事多いから、「彼女いない男は皆彼女欲しいと思ってる暗黙の了解」みたいな空気感を感じ取って、そこに自分の感覚差を感じるんだけど、俺がマイノリティなだけなのかな?
学生時代とかに仲良くて告白してくれた子の中には今でも友達として交流がある子もいて、その子から結婚考えてる彼氏と幸せに過ごしてる話聞いてると「この子の顔色だけ伺ってこの子と付き合わなかったのは、この子の可処分時間を無駄にさせることはなかったし正しかったな」って思えてしまう
俺ひょっとして性的マイノリティーだったりするんか?
とにかく嫌われている同僚のA。
彼女はとにかく他罰的で、些細なミスやミスですら無い事を執拗に責める。
散々怒鳴った後も事あるごとに蒸し返していびったりするので(特に新人や男性社員、若い女性社員がターゲット)
普段の態度も高圧的・攻撃的で他人を不快にさせるし、Aに限っては電話対応はさせない様に何度もお願いしている。
それでも「私がやらなきゃいけない!」と勝手に対応しては、取引先からクレームがきたりして謝罪に走る羽目になる事もある。
トラブルが起きてもAは知らん顔。勝手に怒るあちらが悪いから私には謝罪する理由は無い。
寧ろこちらがハラスメントされた被害者!と居直る。結局誰かが尻拭いをして疲弊させられる。
Aは彼女自身が思う程優秀な訳でも無く、どちらかと言えば無能な方だ。
しかしミスをしても隠そうとするか人のせいにしてキレ散らかす。
自分がやったのに「○○さんに言われてやりました!」「○○が勝手に私の仕事を変な風にした!」と責任転換をする。
言われた人は大抵寝耳に水なので反論もするんだけど、とにかく騒ぎ立てたり責め立てるから、最後には何も悪くないのに謝罪させられたりする。
私も何度かそれをやられて、否定はしたが執拗に責められて折れてしまい、死ぬほど悔しいけど「私の勘違いでした」って頭を下げた。
その時の彼女のドヤ顔を思い出す度に本当に怒りで狂いそうだった。
社内でも大小トラブルを起こしては上司から注意されたり同僚や後輩からも抗議されたりするんだけど、そうなると途端全力で被害者面をする。
「理不尽な事を言われている、私はパワハラ・セクハラされている!女性をいじめるなんて酷い!」と、まるでフェミニストみたいなムーブをする。
「女性に嫌がらせするなんて酷いですよ!女性差別です!」なんて、まさかリアルで聞く事になるとは思わなかった。
それを聞いたトラブルは、Aからすれば「ちょっと指摘しただけなのに逆ギレされた。男に怒鳴られて怖い…怒鳴れば女性は言う事を聞くと思っているのか?」だったが
客観的に見れば、Aの嫌味と嫌がらせに耐えかねた若手の男性社員が反論しただけ。
しかしAが実際には加害者サイドの場合でも(その場合が殆どだが)、彼女は大騒ぎする一方ですかさずコンプライアンス部門とかに
無い事無い事騒ぎ立てて持っていくから、そうなると事情をあまり知らない上層部の調査(笑)によって、被害者が逆に加害者扱いされたりする。
その件では、結局若手の社員はセクハラで処分を受けて、心折れたのか程なくして退職してしまった。
やりたい放題のAだけどどっかのコネの入社らしく、上司もなだめるだけで処分もロクにしない。
恐らくAもそれを自覚しててやりたい放題しているだろうとも思っている。
特にAはアラフォーで独身なので、誰かが結婚したみたいな事を言ったらもう全力でいびり倒して退職させるので
入籍する事があっても旧姓のままで通し人事も無言で書類手続きする、とにかくAには悟らせないというのが暗黙の了解となっている。
年長のベテラン且つ人あしらいが上手いおばちゃん社員の言う事だけは比較的聞くので、普段は彼女らがフォローしている。
しかし「なんで私がAの面倒見なければいけないの?」とのクレームや愚痴はしょちゅう聞く。
Aの面倒を見るのに疲れて異動願いを出してしまった人もいる。
そんなAが昨年、コロナにかかって数日間休んだ事がある。
社内は久々に和やかな雰囲気となり、ふと誰かが「このままAさんタヒんでくれないかなー」とポロッと言い出した。
言い出した人はしまった!って顔をしていたんだけど、別の社員が同意して、また別の社員がAにこの前こんな事言われた!
と被害報告をしたり、それに対しマジあいつ(A)あり得ないわ、コロナにかかってせいせいした!などと
Aを心配するどころか病状の悪化を願ったりする悪口大会が、小一時間続いてしまった。
誰も止めはしなかった、上司は聞こえないフリをしていた、寧ろ私も参加していた。
自分含めみんなここまでAを憎んでいるんだなって改めて思った。
結局Aは復帰してきて凄いガッカリしたけど、本気でガッカリした自分にも驚いた。
Aは常にイライラしている。よく皆は私を理解してくれない!という様な事を言って怒る。
自分が原因で人から嫌われて、それで孤独になって更にストレスを溜めてキレ散らかす悪循環だ。
A自身も今の状況を改善したいのかもしれないが、改善するにはA自身が変わらなければいけないが
その事を指摘した人は、A自身が傷つけて転職や退職に追い込んでしまっている。もう誰もAには指摘しない。
でもAが受けている敵意は、そのままAが他人に対して向けたものが返ってきているだけなのだ。
多分Aに限らず、程度の違いこそあれ多かれ少なかれそういう人はいるのだろう。
本人の主観では「周囲に理解されず攻撃されている、虐められている!」だけど、客観的には全然違う人。
こういう人が救われるにはどうしたら良いんだろうな?
優しく周囲が受け入れるのが一番なんだろうけど、生憎とそんな優しい人ばかりじゃないし、困難と言うか無理。
もうコロナじゃなくても良いから何らかのアクシデントで出社出来なくなってくれないかなーと祈ってしまう自分は残酷なのだろうか。
ネタバレしないように気をつけるけど、一切ヒント欲しくない人は読まないで!
というか、もうこんなタイトルな時点でネタバレが嫌なら開くな。
地雷原に足を踏み込んでおいてふっとばされてから被害者面するのまじでクソ。
それでも片足失ったなら同情するけど、対して傷ついてもないくせに他人に殴り返したいだけで被害者ムーブするやつには一切の同情はしない。
さて本題。
古来のオタクなら何度も味わってきてるであろう、後付ストーリーが公式化されちゃうであろう危惧。
正しい歴史よりも多くの人が信じやすい歴史が好まれるのと同じ。
「あぁ、この映画以降は、マリオの公式ストーリーってこれになってしまうんだろうな。」って、隣で大はしゃぎする息子を横目に遠い目をしながら見てました。
もともとファミコンのゲームなんだから大した公式設定もなくてほとんどが後付だということは認める。
でも、その中で原作者が自らのイメージと矛盾がないように大切に作り上げてきたストーリーというものがあると思ってる。
ファンもそれを理解した上で、二次創作は二次創作としてのパラレルワールドで、オリジナルの世界では原作否定はNGっていうのが暗黙の了解でしょ。
今回の映画もパラレルワールドの一つでしかないと思いたいのだけど、公式ライセンスの映画ですって言われちゃうとそうも言ってられなくなってしまう。
ストーリーについてはネタバレになるから言わないけど、そもそもマリオの表情や性格のそうじゃない感がすごい。
これはCMや予告を見ていたときから感じていたことで、こいつらはマリオキャラのスキンをかぶっているだけのハリウッドキャラクター(ミニオンとかグルーとか)だとしか感じられなかった。
俺と一緒に育ったマリオはそんな顔しないし、そんなリアクションもしない。
あいつはもっと淡々と何事もこなしていって、痛み以外には関心がないような男だよ。
こんなに表情豊かにあれこれ語るような男だったら、俺はマリオなんて好きになってない。
それこそがキャラ作りで本当はこういう人間でしたってカミングアウトするならかまわないけど、それならそれでその辺りをはっきりさせてほしい。
そういう意味ではファンムービーとしてはこの上ないほどよくできていて、なんならそのままゲーム化しても楽しいだろうなって思えるくらいの完成度。
でも、ゲーム化するにしても正式ナンバリングではなくて、「スーパーマリオブラザーズ ザ・ムービー」シリーズとして展開してほしいと切に願う。
だって、これはスーパーマリオブラザーズのハリウッド解釈版でしかないから。
これからもサブキャラつかってスピンオフたくさんつくりそうな勢いすら感じられて、第二のアベンジャーズになってもおかしくないくらいには面白かったよ。
欲を言えば、どうして日本で作らなかったんだよと文句を言いたい。
いや、確かにイタリア系アメリカ人の生活シーンなんて日本人に描くことはできないかもしれないけど、リアリティ求めるところってそこじゃなくない?ネタバレ?すまんね!
シリーズ揃えたりグッズ買ったり、家族分の映画チケット買うくらいしか貢献できない男だけど、悲しさくらいは吐き出させて。
ここまで好きなようにマリオを飛び回らせることができることに対して。
みんなに愛されたキャラを自分色に染めていく作業はさぞかし楽しかったろうなぁ。
結果的に、マリオファンにとっても、そうでもないけど今後もマリオシリーズを楽しむつもりがある人にとっても、この映画は見るべき映画だということは申し上げておきます。
この映画前後でマリオのストーリーに対する歴史が変わってしまうことはほぼ回避できないから。
できれば全人類に、マリオに対する解釈の一つとして見てほしいけど。
ただ、自分みたいにこうやって受け入れる覚悟がないと、めちゃくちゃ細かい設定の矛盾とか気になって楽しめないかも。
そもそもそういうところじゃないからっていう映画なんだけど、そういうマウント取りたいだけマンに揚げ足取られやすそうなシーンは結構多かった。
あと、チコについてはみんなが言及しているからあえて触れないとして、個人的に気になったのはキノピオ。
一緒に行った我が子もダウン症なんだけど、彼ら特有の目つきに見えちゃうシーンが結構あった。
みんなデリケート過ぎて口にできないだけで俺じゃなきゃ見逃しちゃうね案件ではないと思う。
息子はキノピオが痛く気に入ったようなのでそれはそれとしてよかったねという感じではあるのだけど、もうちょっとキャラデザどうにかならなかったかなとは思った。
一昔前のいわゆるぼっちに対する反応というのは如何なものであったか。現代におけるぼっち(とりあえずこの文章での定義は友達がいないor友達がいるがあえて1人で行動することを好む人間とする)の立ち位置はどのようなものになるのだろうか。2014~2017年最初の3年はぼっちに対する当たりはまぁまぁ強かったように感じる。ひとりでどこか出かけるというだけでお前1人なんてマジかって感じだったし。そうだったから自分自身が恥ずかしかった記憶もある。ただそのころに「一人旅」がピックアップされ始めていたこともあり、ぼっちに対する意識が少し変わりつつあった時期なのかもしれない。しかしそれでも「一人カラオケ」「一人旅」という言葉が出ている時点で本来大多数で行う必要がないが大人数で行うことが暗黙の了解とされていたことに対して、新たな考えであったことは確かである。2018~世間の考え方も少し変わったように思う。集団であること、誰かといることが当たり前であるという考え方に変化が生じたように思う。これはLGBTQへの寛容さなどと一緒で、他人と違うことを茶化したり、差別的な意識を持つのはやめようという考え方が広まってきたことと連動しているように思う。そのため、ぼっちでいることに対してとやかく言われることは無くなった。世間のぼっちに対する目は確かに変わったのである。しかしこれはいつ壊れるか分からない橋を渡っている感覚に近いのではないかと感じる。少数派への尊重は建前でしかないからである。少数派はどこに行っても少数派であり、他者とは異なった姿を取る。それまで当たり前と信じていたことを人間は早々変えられない。ぼっちだから、LGBTQだから。少数派の主張が通りやすい世の中では必然的に多くの人が窮屈な思いをする。それまでの当たり前を安易に共有できなくなり自分の発言に自信がなくなる。そして限界が来たら多数派であることで暴力を振るう。多数が認めることが普通で、常識で、当たり前であると。
2000年代に入ってから口座開設した際には既に口座名義を自由につけることはできなくなっていて
銀行員から口頭で使用目的と身元の確認があった。売却してはいけないとは言われてないが
もはや、内情はぐちゃぐちゃである。
そうしている間に、会社は成長はしていた。
そして、成長していくと実際に価値を生み出す製造部門は特に大きくなっていく。そのため、親会社よりも子会社の方が遙かに人数が多くなった。
親会社は、高卒採用などは遙か昔に辞めており、、選ばれた大卒者、特に新入社員で育てていくと言う会社方針の下で行動している。
こうしていくと、当然力関係も変わってくる。親会社の統率もとれなくなってくる。
だから、親会社が指導して、それに従えば良いのだ、と言う様な貴族的な考え方では組織が動かなくなってくる。
昔は、成長を見込めるやりがいのある仕事は親会社社員に、それ以外の仕事は子会社にやらせる、というところがあって、仕事には差があった。そこには責任範囲が違うと言ういいわけもできたことと思う。しかし、企業規模が大きくなってくるとそんなことは言えなくなってくる。
しかし、上意下達、ビジネスパートナーとしてはでは無く、面倒を見る代わりに安く雇われろ、と言う形でしか行動してこない。
安易な経営判断と歪んだ労働組合が生み出したこのどうしようもない企業文化は、二重の意味で会社に問題を引き起こしており
このような状況で、主力としている業界で大きな変革が進み、相対的な競争力が低下。このような手段を使ってまで作り上げた低コストという売りは、全うに業務改善をしている競合他社に対して見劣りをするようになってきた。
さらに、新型コロナウイルス感染症、DXなどの大きな波を被るようになって、経営改革を目指しているようである。が、そんなものは上手く逝くはずは無い。
親会社もようやく問題点に気付いたようだ。しかし。もう遅きに失した。
残業を考慮しないと、年収が倍近く違う。
高卒で採用されが子会社社員が社歴が5年ほど長いにも関わらずだ。ただこれでは家族を養えないので、みなハードな残業をこなしている。36協定は月80時間、960時間である。
やっている仕事も、生産ラインの設計メンテというところでほぼ同じ仕事。親会社社員の方がよりやりがいのある仕事を振られ、子会社社員は親会社社員がやりたがらない仕事や雑用が中心だったが、最近は規模拡大でやってることもほぼ同じになってきた。
その他の待遇も
なお、有給の消化率だけは高い。何故ならば、親会社が休みの日は、親会社の職場が閉鎖されるからだ。親会社の職場に混ざって働く人は多い。そうすると仕事をすることが出来なくなるので、半強制的に有給を取らされることになるからである。
究極的には、ライン立ち上げ寸前など、超繁忙期でも、親会社社員は帰る。
組合が見回りに来るからだ。そしてその時、組合は会社が違うのでといって立ち去る。ぎりぎりになって夜間交代で作業しなければいけないときも「組合が駄目って言うから」という理由で、親会社社員は加わらないのが当たり前である。
そして、もはやここまで待遇に差があると、もはや改善は困難である。
何故ならば、給与を上げると赤字になって競争力を失うからだ。
危機感を持っている人はいる。しかし、費用構造を知ると、もうどうしようもないと考え、何もできずに辞めていく。
競争相手が、借金や設備投資をし、苦しいときには全員の賞与を削減してでも全員の雇用を守って、カイゼン改良を重ねて企業業績を伸ばしている中、ここは、労働組合の誤った動きに乗じ、安易な解決策に走った。
そのようなものは、長続きするはずはないのである。
ただし、 同じ待遇もある。親会社が参加する地域のお祭りの時だけは、親会社社員と一体になるのである。
つまり、親会社社員は馬鹿馬鹿しくて出席しないので、子会社社員を動員するのである。
親会社のロゴのついた特製の法被を着せられて、親会社の名前がついた山車を引っ張るのだ。(強制)この時ばかりは平等である。
こんな会社でも、親会社の名前は、地域の中では一番良い就職先として知られていた。潰れる事も無いだろうとも。だから、いくらでも人を雇えたのである。
前は。以前は。
そして今、何が起こっているかというと、人材の流出である。はっきり転職エージェントの狩り場だ。
子会社側の人材は、転職エージェントから見ると、スキルを持った人間が大バーゲンに見えるらしい。
親会社側も、待遇は非常に良いのでそれが転職のハードルになるようだが、こんな歪んだ環境はその他の色々なことが歪んでおり、堪えられなくて転職するものもどんどん増えている模様。
情報通信機器メーカが国内回帰ということで近くに工場を建てたのだが、その際に二十人以上が辞めた。他にもよい会社があると言うことにみな気付いている。
リファラル採用というなの退職ドミノ倒しは、まだ止まっていない。
流石に危機感を持ち始めたようだが、もはや無駄である。
そして、人材も激しく偏る。
親会社には現在、東京に出て行く勇気も無く、大卒で安定志向だけを求めて地元に帰ってきて、とりあえず地元で最も名前の知れた会社に入ろう、と言う人材だけが集まっている。社会をよくしてやろうとか、成り上がってやろうとか、そう言う人は入社しない。当然それ以外にも美辞麗句に誘われて来る奴がいるが、そう言う人は、歪みの多いJTCに飽き飽きしてさっといなくなる。ただし、地方としては破格の待遇のため、我慢しているやつもいるが、彼らもにらまれたくないので歪んでいる。
そして、優秀な人もいるにはいる。なんでこんな所にいるのだろうと思うと、親会社、子会社双方に、家庭の事情(実家で介護がいるとか)で離れられないことが多いのだ。そして、彼らは、その対象がなくなると(つまり、介護していた親が死んだりすると)、音もなくさっといなくなる。優秀で要になっていた様な人が多い。そんな彼らが、晴れ晴れしく、音もなく、さっといなくなる。そうして、大混乱することも多い。
大変笑える話だったと思う。さあみんなで笑え