体操にたいする運動はドイツで始まり、新たに移住してきた移民は米国で初めてのジムを始めた。
1830年には女性が体操をしていることへの言及がある。
1860年代には女性が運動するときには「体操着」（原文：gymnastic dress）を身にまとっていたことが示唆されている。
「体操着」はアメリア・ブルマーの衣装と似ていた。ゆるくフィットするブラウス、フィットするが緩めのウエスト、それからギャザーつきのスカートからできていた。
当時のおしゃれなドレスよりも短かったが、大抵は床上6インチほどだった。
1865年までは体操着はしばしばブラウスのついたブルマーで、ブルマーの上から着られたより短いスカートがついていた。
私たちが知るような体操着の起源は19世紀後半に創設された女子大学にある。
1880年代には「体操着」はしばしばとても長い脚のブルマーに取って代わられた。それはスカートに見えるようなキュロットスカートに似ていた。ゆるくフィットするブラウスと共に着られていた。
ジムからスカートを追放したのは組織化されたスポーツ、特に 1891年に発明され、女子大で広くプレイされていたバスケットボールだった。
激しい運動なのでスカートは無理。
しかし、ジムから出るときは、女性はブルマーの上にスカートをはかなければならなかった。パンツを着ているのを公共の場で見られるのは受け入れられなかった。
- 20世紀初期には体操着は過去のドレスやスカートに大きな改良があったが、綿は重く、暑くて大抵は洗えなかった。
また、ブルマーとウエストでボタンで留められていた上半身の服のあいだが開いてしまった。
この問題を解決したのは、1910年頃の体操着としてのミディブラウスの導入。
ミディブラウスは洗えるコットンダック（訳注：重くて平織りの綿生地）でできていた。
「スポーツスカート」または膝の長さのパンツも、まもなく綿で作られるようになった。
同時に、ミディブラウスとブルマーの組み合わせが1902年の新しい施設である「サマーキャンプ」で標準になった。
これらのキャンプは女子専用だったので、公共の場でパンツをはくことへの禁止されていない。
ここで育った女性が、20年代から 30年代に大人の女性になった十代の女の子は、初めて公の場でショーツやスラックスを着た世代になった。
体操着に関しては、1920年代を通して、だぼだぼしたブルマーがかさを減らしてより短くなった。
ミディブラウスはより流線形になって長い袖やカラーがなくなった。
1930年代初期の体操着はシャツとショーツかロンパーみたいな布地で、時々取り外し可能なスカートだった。
またはとても短いドレスにあわせたパンティータイプのブルマーで、テニスウェアのようだった。ロンパーとスカートの組み合わせは普段着としても非常に人気で、1950年代まで残っていた。
1940年代にブルマーを高くまで上げて、スカートの裾の中に入れたか生徒の報告あり。
1940年～50年代の体操着には刺繍されたイニシャルがある。
1960年代遅くでもまだ共学の大学の女子はキャンパスを移動するときは体操着の上からコートを羽織るように要求されていた。
1970年代に体育の授業でロンパースーツの足をできるだけ短くしようとしたという報告あり。
1980年代までには運動着は過去の過去の服になり、広くショーツとＴシャツに置き換えられて、女性がパンツ姿でいることを楽にしてくれた革新的な衣服と共にほとんど忘れられた。
やっぱり面倒くさがって体操服を持って帰らない女子生徒がいたらしい。