「古民家」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 古民家とは

2019-12-31

anond:20191231113153

古民家なんて道楽で買うものだろ

ボッロボロの車を買ってメンテナンスして走らせるのと同じ

住宅ローン組まないと古民家買えないくらいなら買うな現金で買え

古民家に憧れを持つのはよせ

ただ年数が経ったボロ家だぞ

明治末期頃の家だぞ

築45年の家が売り出されていてもほしくもないし、ましてやローン組んでまで買わないだろ

それが築150年になったら懐かしい憧れてほしいはおかしいだろ

木造家屋だということを忘れるな

2019-11-06

anond:20191105163909

目黒世田谷裏渋谷に限らず、「レトロナチュラル欧米テイスト個人経営こだわりカフェ」でメディアに出ているところってだいたい地雷

〇〇が谷の某カフェで、時間潰しで通りすがりにドアを開けた瞬間、不愛想なマスターの「いま席ないよ」の一言で瞬殺されたの思い出したわ。

「あ、そうですか・・・さーせん・・・」って中にも入らずに速攻店出たの、あの店くらいだわ。

あとで調べたらサブカル女子インスタ女子に人気の穴場カフェみたいだったけど、何がいいんだろうな。古民家雰囲気がいいのか?中の人がアレでも?

インスタ女子なんかあの怖いマスターにどちゃくそ叱られそうだけどな。

他にも数年前、某所で壁にべたべた「PC禁止」「子連れ禁止」「グループ利用禁止」「90分以上の長居禁止」「撮影禁止」って貼ってあるだけでなく、

わざわざ注文時に注意事項確認してくるウザ仕草マスターがいるカフェもあったな。

よほどこだわりがあるのかと思ったら、ごく普通コーヒー個人の感想です)でやんのw

しかもそんな感じだから店内の雰囲気殺伐感満載。居心地は最悪。

あんな「おれ商売嫌々やってます」感を前面に押し出している店、やっていけないんじゃね?こりゃ長くないな!と思って早々に出たけど

最近たまたま同じ場所を通りがかったら、まだやっていやがった!すごいね

あーいう癖のあるカフェって、昔はバール飲み屋でもあったような、客が店に何回も通って、常連になるまで攻略していく楽しさを味わう系の店なんだろうか。

2019-10-11

新たに観光地を増やすべき

日本は新たに観光地を増やすべきだし、政府もそれを考えている様子。

日本でもオーバーツーリズムが遅れて問題となってきた。

観光立国国策の一つとして日本はやってきて、外国人旅行客数は順調に伸びてきて、今後も伸ばす目標を立てている。

一部の観光地旅行客を沢山受け入れるのはもう無理なんだと思う。



https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kanko_vision/pdf/gaiyou.pdf

景観計画策定自治体を増やすことや、歴まち法の重点区域などで無電柱化推進や、温泉街地方都市活性化は、

京都などの有名な観光地旅行客が溢れているという問題もあって掲げている気がする。

日本中で魅力あふれる観光地を作って欲しい。古民家再生推進にもなると思う。

2019-09-16

故郷を思い出したので自分語りしてみる。

ふと生まれ育った町の情景を夢で見て、多少思うところがあったので気持ちを書き留めようと思う。

静かな入り江からさな漁船が海の彼方へ消えゆくような、そんな夢だった。

最近よく見かける「田舎で非知識階層に囲まれて育ったけど、地元に馴染めずなんだかんだで都会に出てきて過去ホームタウンを思い返すたびに多少絶望する」という散文的な自分語りであることを先に断っておく。

ただの個人経験であり、エスノグラフィのようなものだと思って読んでもらえれば嬉しい。

この日記結論はこうだ。

かに東京人間想像することも出来ないような社会」が日本のどこかには必ずあって、学ばないことが規範と化して社会再生産されているということ。

自分東海地方の海沿いの寂れた漁師町に生まれた。

名古屋まで電車で1時間半以上、文化的施設といえば聞いたことのない演歌歌手がたまに来る小さな市民ホールと、小さな本屋が2軒あった。

2軒の本屋万引き被害額が大きすぎて自分が町を出た後に潰れた(跡地はセレモニーホールという名の葬式場になった)。

1時間に一本しか電車のこない駅から伸びるメーンストリートで今でも開いている店は、年金暮らし年寄り趣味でやっている畳屋と宝くじしか無かった。

街中でスーツ姿の人は見たことがほとんどなかったし、そもそも人が出歩いている記憶すらない。

家族母親と母方の祖母のみ。

高卒で一度も町からたことのない母親は、漁師相手にする場末スナックで働いて自分を育てた。

同じ町で漁師をしていた父親フィリピンパブ出会ったフィリピーナに入れ込んで、小学2年生くらいの頃に母親離婚した。

それより前には「キミの父親不倫をしているんだ」と小学校の同級生母親から聞かされた。

相手は近所に住んでいた太ったおばさんだったので、あんデブとなぜだろうとその時は疑問に思ったけどすぐに忘れた。

最後父親と会ったのは、父親が家を出て半年後くらいに小遣いをやるからと呼び出された紫煙で視界の悪い雀荘だったと記憶している。

その後は行方不明で、風の噂では今はマニラに住んでいるらしい。

こんな家庭環境は、東京自分が属するコミュニティでは聞かない。

なぜそんなことにわざわざ触れたかというと、自分の家庭は何も特別ではなく、周囲を見渡せば程度の差はあれどどこもそんなものだったから。

親が大卒同級生なんてクラスに1割も居たかという感じだったし、自分が通った地元中学校には200人くらい同級生が居たがそのうち大学に進んだのは20人くらい。

自分博士まで進んだが、マスターレベルですら聞いたことがない。

あとで詳しく触れるが、そもそも勉強をするとか考えること自体忌避するという一貫したスタイルがあらゆる局面通底していた。

さて、シングルマザーの家庭はクラスに3割は居たし、両親が揃っていても母親父親違いの兄弟姉妹が居るなんて話も珍しくない。

世代職業漁業水産加工町工場自動車修理で、小中学校教諭公務員の子息は格の違いを醸し出すスーパーエリートの家庭扱いだったし、家も小綺麗だった。

スーパーエリート以外は、トタンの壁が海風茶色く錆びて、汲み取り式のトイレから伸びる煙突の先がクルクル風で回っている文化住宅か、古民家カフェを思いきりボロボロにしたような都内なら廃屋だと思われるような家に住んでいた。

町工場に勤めている人たちで指が無くなったなんて話もよく聞いたし、どこそこの家が生活保護受給とかという話もよく聞いた。

クラスメートが学校を翌日休む理由が、その前に起こした暴力事件家裁に呼び出されているからとかもよくある話だった。

そんな彼らが余暇にすることといえば、スナックフィリピンパブギャンブルセックスくらいしか聞いた限り思いつかない。

かに、成人した兄がいる同級生の家に遊びに行った時には、真昼間から居間同級生の兄と派手な格好をした若い女性がセックスをしていたし、パチンコ屋には毎朝人が並んでいた。

ギャンブルパチンコ電話投票する競馬が主流だったが、甲子園の季節になると地元暴力団が元締めをする高校野球賭博流行っていた。

暴力団偽ブランド品も売りさばいていて、軽自動車スウェット姿だけど鞄は高級ブランド(偽物)という出で立ちの女性をよく見かけたものである

まぁこんな感じでつらつらと思いつくまま挙げてみたが、自分身の回りで溢れていたのは、キーワードでいえば貧困、性、暴力ギャンブルだった。

そもそも大人たちがそんなスタイルだったので、子供達も似たような社会フラクタル図形のように構成していた。

小学校の頃には駄菓子屋コンビニでの万引きが横行していて、後に刑務所に入るような子供たちはその時代からすでに盗んだタバコを吸って、やっぱり盗んだバイクに乗っていた。

暴走族(ゾク)に入って大人たちを殴ったり大怪我するほどのゾク同士の喧嘩をする中学生たちが小学生のヒーローで、ゲリ便が出る時のような音を撒き散らすバイクに皆憧れていた。

そんな時に暴力的な彼らは、異質な存在排除することが大好きで、異質とみなされた同級生は徹底的に排除された。

小学6年生のとき教室に入ったらメガネをかけている子が素っ裸で椅子に縛り付けられて頭にバケツを被らされていた。

メガネは弱いもの象徴で、勉強議論をするような人間排除対象だった。

文革かって感じ。

反対に、野球が上手いか、足が早いかケンカが強ければヒエラルキーの上部に君臨できる。

動物的に強弱を判別できることがそのままヒエラルキーの源となっていたし、意思合意感情とその時の雰囲気で決まっていた。

そして中学生になると、今度は成績が良い人が排除対象となる。

真夏に水を飲まずに走りこんで泣きながら試合に負ける部活に打ち込むことがすべてに勝り、もしくは非行に走ることがある種の中学生らしさであるというコンセンサスを伴って正当化されていた。

授業中には廊下自転車が走り、思い出した頃に校庭に暴走族野良犬があらわれる。

トイレにはタバコの吸い殻が落ちているし、たまに窓ガラスは割られていた。

教師はたまに殴られたり、殴り返したり、車を壊されたりしていた。

一方で登校している生徒にとっては、校則フーコーパノプティコンも真っ青な規律自動化させるもので、髪型男子坊主女子は肩まで。

他にも細かい校則がたくさんあって、破れば容赦無く教員から殴られる世界だったし、皆が一緒であることを望んでいたので、逸脱すれば容赦無く告げ口されていた。

校則を破らなくても、目立てば排除対象になりうるので、いつしか自分も誰かが見張っていると意識して、いかに溶け込むかを重視するようになっていた。

そして積極的に学んだり考えることが嘲笑対象であったので、そこでもやはりセックスしたことがあるかとか、バイク知識があるかとか、そういう分かりやす尺度ヒエラルキー構成されていた。

授業中に教師から指名されて小難しい答えを言ったり、発音記号通りに英単語発音しようものなら3日は真似をされてイジられるのは御多分に洩れず自分地元も同じだった。

テスト期間は早く帰れるので皆喜んで下校後に遊ぶレベル勉強に対する姿勢で、将来は男子工業高校女子商業高校に通ってそのあとのことは何も考えないのが一般的だった。

ここまでは自分ライブで触れた15歳くらいまでの環境の話で、せいぜい15年くらい前の話だ。

はっきり言えば、そのような環境はまっぴら御免だし、そんなところで自分の子供を育てたくはない。

ただ、地元の話は中々難しい問題はらんでいる。

ここからは冒頭に述べた「社会再生産」について触れたい。

さて、経緯は知らないが、自分幼稚園の頃にIQテストを受けた。

そのあとに、あなたの息子は知能指数が高いから相応の教育を受けさせてあげてくださいと園長先生から母親コメントをもらったらしい。

大学のことすらよく知らない専門学校卒の母親だったが、自分都内海外の全寮制の学校小学生のうちから預けようとした。

だが、当時の自分はこともあろうに泣き叫んで拒み、結局は地元に残ることを選んだ。

当時のことはよく覚えていて、理由友達と離れたくなかったから。

その時に知りうる限りの世界を取り上げられることに対する極端な不安が何よりも勝っていて、母親は息子の気持ちを優しくも汲み取って折れた。

ただ、結論からいえば、自分結果的に完全に故郷を捨てた。

小学校に上がった時、小1か小2くらいの頃から、本を読み始めた。その頃に三島由紀夫島崎藤村やら、古い作品から新しい作品まで縦横無尽に慣れ親しんだ。

早朝に登校して空いた時間や、ジャンケンで負けて押し付けられた図書委員時間図書室でひたすら本を読んだ。

そのうちに、自分生活する社会根本的に異なる社会、つまり学び、考えることが重要であるという社会存在することを知った。

哲学思想系の本はもちろんのこと、西洋美術画集建築写真集に心を揺さぶられたし、マーラーCDを初めて聞いた時の感動は死ぬまで忘れないと思う。

めちゃイケを好むふりをして、自分加藤周一の羊の歌に感銘を受けて、とりあえず東大に行こうと中学の頃には考えていた。

そして周囲に迎合しつつも高校に進んだ。いわゆる地方公立トップ校だった。

他にも理由はあったと思うが、中3の時には成績が良いという理由ものを隠されたり上履きにガムが入っていたこともあった。

通っていた高校地元から電車を乗り継いで1時間は掛かる。

入学から1ヶ月もしないうちに、明らかに新たな社会社会階層自分は組み込まれたと自覚した。

同級生の親の職業は、医者弁護士会計士大企業社員ばかりだった。

誕生日には名古屋デパートの上層階のレストランだったり、どこぞで伊勢海老を食べるだのとそんな話もたまに聞いた(成金的な家はあまり無かったけど)。

彼らの親は旧帝国大学出身はざらにいたし、兄が東大、今はオックスフォード留学中とかそんな話も当たり前にあった。

幼い頃からピアノバイオリン書道バレエスイミングなんかをやっているのがマジョリティだったし、週末に美術館やコンサートホールに足を運んだという話も決してレアな話ではなかった。

彼らと出会ってとかく感動したのは、好きだった本や芸術の話を初めてリアル人間とできたことだった。

そして何より彼らは、自身解釈や、見解を示してくれたし、自分のくだらない議論にも向き合ってくれた。

もちろん性やギャンブル暴力ワンピースの話もたまにはあったが、それ自体享受するだけでなく、思考対象としても話題を取り上げることががあった。

高校以来、自分は学び、思考する人しか存在しないかのように振る舞う社会に身を置き続けている。

今にして思えば、もっと早く外の世界に出た方が良かったのではと素直に思う。

ただ、当時の自分には、その選択肢はなかった。

なぜなら、受動的に与えられたその社会自分のすべてだったから。

母親母親であるように、生まれ育った社会は生まれ育った社会であって、代替がきかない。

自分たまたま自分が立っていた社会と違う社会を知りうるきっかけを子供の頃に得たから今があるのであって、その機を逃せば一生地元に居ただろう。

なぜなら、考えることや知ることを拒むことが規範となる社会では、外の世界があるということ自体を知りようがないのだから

自分は考えることも、こうして頭の整理をすることも好きだ。

パチンコ新台や、友達奥さん不倫をして旦那相手と殴り合いの喧嘩をしたとか、そういう動物的な話題を「それ自体」をただ消費する社会に少なくとも自分は興味がない。

もちろん、そういった社会自分経験したような)を否定する理由はどこにもない。

ただ、自分故郷を捨てたように、その社会に残るのは、その社会適応しきった人々である

有り体にいえば、将来の選択肢存在すら意識できないのが自分体験した社会であり、どのような選択肢があるのか獲得しようする営みそのもの封建的否定される強い構造を伴っている。

からこそ、自分田舎はいつまでも同じ姿を留めることに成功しているのだと思う。

もちろん、その社会自体が恐ろしいぬるま湯であり、外には異なる社会存在することを予期している人も稀にはいることだろう。

幼い息子を外の世界に出そうと考えた母がそうだったように、おそらくそれに気付いた時に自身好転させるにはあまりにも遅い場合が大半である自分は思う。

そして、自分は今更何があったとしても、地元の彼らと交流することはできないし、するつもりは一切ない。

それくらいに共通言語がもはや異なっている。

母はもう二度と戻ってくるな、お前の居場所はもうここにはないと電話口でことあるごとに言う。

一方で、開成筑駒から東大に進んだ都内組は何も捨てることなく、安定的自分が望んだ社会享受してその上に今も生活を営んでいる。

それは誰でもそうであるように、最後最後に拠り所となり得る自らの地域的なアイデンティティをきちんと持っているということである

自分依拠すべき地域地元)を自己実現と引き換えに失ったのであって、願わくば我が子には地元を与えるか、もしくは地元がなかったとしてもサバルタンとなり得ない思想的な土台を築いて欲しいものである

そして同時に、自らの強みは故郷がない事であり、海外に出ることも辺境の地に赴くことも、自分さえ許せば可能となり得る。

今朝の夢に現れた、小さな漁船はきっと自分自身だったのであろう。

2019-09-07

古民家購入して風呂トイレキッチン綺麗にして全ての部屋の畳を張り替えるorフローリングにしたらいくらかかるんだろう

2019-08-23

anond:20190823001806

リア充系:男女混合で海とか山行ってBBQ、ただし湘南とかドゥンドゥンしてる場所じゃなくてちょっと離れたところに…

女友達しっとり系:女だけで東北古民家リノベーションしたところとか泊まって和服着たり陶芸とかガラス工芸自然散策なんかやる

音楽好きだよ系:夏だしフェスにいってビールとか飲んでウェイウェイする、泊まるとなおよし!

1人でも平気だよ系:1人旅してうまいもの食べまくる。海外で知らない人と友達になるとキラキラする気がする

がんばれ!

2019-08-22

anond:20190822132933

建物の維持は1000万円いじょうかかるからいずれ崩す

アベベストが飛散したり崩れたのに人や物が巻き込まれたら責任を問われる

雰囲気ある古民家みたいなのすら誰も活用せず解体するのだから

不便な場所にあるただの田舎建物なんて維持しない

2019-07-13

母が私と元彼を一緒に住まわせたいらしい

母が少し前に地元古民家を買ったらしいんだけど、「A君の連絡先知ってる?今ならみんな一緒に住めるんじゃないかしら。お母さん、面倒見てあげられるし」とメールが来て仰天した。

わたし現在32歳で、A君と付き合ってたのは高校の頃だ。

高校卒業して同棲していたがうまくいかず、すぐ別れた。いまは連絡先も知らないが、結婚して子どももいると共通の友人から聞いた。

母がA君を気に入っていたのは知ってるが、もう15年も前に付き合っていた人と今更連絡を取って、一緒に住みたいと言ってくることにさすがに怖くなった。

母に「A君はとっくに結婚しているよ。今さら連絡を取っても、彼の家庭もあるからやめておきましょう」と返信すると「分かりました。ありがとう」のみ。母にしては飲み込みが早すぎて更に怖い。

から変わった人だけど、これって何かの病気なのかな。

ちなみに母は私が5歳のころに離婚してて、男っ気は全くありません。

2019-06-15

初めて聞いた「村八分未満」

知人に、田舎の旧家を買い取って暮していた夫婦がいる。二人はもともと同じ県内出身で、旦那職人なので、その旧家に工房を作り、そこでものを作って暮していた。子供達は学校仕事で家を出ていて、夫婦二人、家の周囲の土地を耕し、最近言うところの半農半X実践していたわけだ。

そんなある日。突然の出火で家が全焼した。警察消防により検証の結果、出火原因は不明とのこと。古い家だったので、彼らが知らないところで電気配線の不備があったのか、老朽化が進んでいたのか。幸いなことに、とにかく凄い田舎だったし、周囲が畑だったこともあり、周囲への延焼は一切なかった旦那以外は皆家を出ていたところで、家族も含めて怪我ひとつなかったが、飼っていた犬と猫は焼け死んでしまった。家の工房仕事道具、全てが灰になってしまった。

市の方から最低限の生活物資、それに市営住宅提供してもらい、そこでとりあえずの生活が始まった。旦那の方はすぐに重機資格講習に行き、合格してすぐに家の片付けを始めた。友達の手伝いもあって、二か月程で、家の土地更地に戻しおおせたから大したものだ。しっかり火災保険もかけており、周辺の町に丁度同じような古民家を探し当て、保険金を充当して購入の手続きも済ませた。片付けも全て終えたわけで、彼らは早くも生活回復させるフェーズに入っている。

私は彼らから離れた土地に住んでいて、今回の件ではろくに手伝いをすることもできず、申し訳ない思いで一杯だったのだが、ようやく時間を作って、この間話をしていた。そのときにふとこう聞いたのだった。

 私:「そう言えば、近所の人にも色々と手伝ってもらったんじゃないの」

すると、ちょっとの間を置いて、こういう答が返ってきた。

旦那:「いや、何も」

 私:「え」

旦那:「何も……手伝ってもらってない」

聞くと、見舞いの挨拶にも来ないし、彼らと友人達が片付けの作業をやっている時にも、何一つ手を貸してくれることもなかったという。

私が言うのも変な話だが、彼らは極めて外交的人達である。何事にも無精な、その癖神経質なこの私と未だに付き合いがあるのだから、それはもう確かな話だ。その彼らに、何一つ手を貸さなかった、とは。

私は彼らに言った。

 私:「ねえ、村八分って知ってる」

旦那:「昔のアレだよね」

 私:「そう。あれさ、要するにシカトするわけだけど、それも十分のうちの八分で、残り二分は例外だというわけ」

旦那:「へえ。その残りって何なの」

 私:「葬式と……火事だよ」

旦那:「なるほど。村八分火事例外なんだ。でも、何故」

 私:「葬式は……手伝わないと遺体が腐るし、疫病のもとになったりしたら大変だから火事は、当然だけど類焼する危険があるから

旦那:「ふーん……でも、燃えてる最中も、誰も来なかったよ」

まり、彼らはその辺りでは「村八分未満」の扱いを受けていたことになる。

 私:「何か、トラブルとかあったの」

旦那:「いや、何も……でもね、田舎から。住むようになって、何やかにやで二十年以上経ったわけだけど、最初から今までずっとこんな感じ」

彼らにとっては、この地を出ることができたのは、むしろ良かったのかもしれないなあ、と思ったのだった。

世間ではよくUターンIターンだ、田舎に住んで……みたいな話がある。自治体も援助しているところが結構あるわけだが、このような状況を変えられなければ、そういうことも進まないだろうなあ、と実感した。私はこのとき夫人が新居の手付金をおろし郵便局に行こうとしたとき旦那夫人にかけた言葉が忘れられない。

旦那:「近所の局ではおろすな。町の方の大きなところまで行ってきてな」

旦那は私に向き直り、こういうこともすぐ話が伝わって、あそこの家は大金が入って……とか勘繰られるのよ、何だろうなあ、こっちは何もかも丸焼けになってるのにさあ、と言い、寂しそうに笑った。

追記

何か読み取れない人がいるようなので、発言者を明示しました。あと、

(1) 火事の後の片付けには、連日、彼らの知人達がたくさん来てくれました。逆にいうと、私が書いた外交的というのはそういうこと。ただ人当たりがいいだけとかい人達ではないわけです。しかし、近所の人は誰一人来なかったそうです。

(2) 彼らの子供達はこの辺りで育ったわけですが、近所の人達子供に対しては普通に接していたそうです。つまり子供はここで育ったからここの者、だけど親達は余所者、そういうことらしいです。

(3) 彼らが子供を外に出したのは、この気風に染まってもらいたくなかったというのもあったそうです。

最後に、私や私の友人を簡単サイコパス扱いしてくれなさんなよ。

2019-04-08

古民家カフェゆるキャラもいらないか

コンビニ

マック

ファミレス

スタバ

ラウワン

このあたりを田舎に建ててよ

なんで、田舎に生まれただけで、日本の大多数の人が楽しんでるものに触れる機会がぐっと減ってしまうの

車で片道2時間かけてマックとか馬鹿じゃねえの

夜中に消耗品が切れても、コンビニがあれば安心だし

CMで見た、マックの新作バーガーも食べてみたい

休日友達とラウワンでダラダラ遊びたい

もういっそ古民家マクドナルドでもいい

私は普通暮らしがしたい

2019-03-30

倉庫勝手に壊されてたんだがって記事

倉庫と言ってるけど、俺には利用実績があるようには見えんのだけど気のせい?

倉庫と言うより単なる古民家だし

中に金銭的に価値のあるものがあったら業者も壊せんでしょ

ひょっとして租税回避の為だけに持ってるようなもんで使われてないか

元の持ち主が使いもせんもんを持ち腐りやがってという類の私怨かってなんとか取り戻そうとしたんじゃないか

地上げ云々よりそっちに目が行く聡明ブクマカ増田っておらんの?

2019-02-21

出来のいい弟と出来の悪い私

新卒2年目の弟とアラサー社会人の私とでは何もかもが違う。対して苦労もせず早々に総合商社内定貰った弟と違い、私は男だらけのメーカー勤務。高身長イケメンの弟と違って私はメガネで低身長オタク、あとブサイク

親は弟を贔屓してたから、とにかく家から遠い県立の女子校栃木では普通)に進んだ。ものの見事にオタクに染まった。頭は悪くなかったようで、国立大学に進学した。弟は都内の共学高校へ進み、モテモテな日々を送ってたらしい。たまに雑誌にも出てたし端役でドラマに出たこともあるとか聞いた。大学お金持ちの子が多く通う私立大学へ進んだ。サークルオールラウンドらしい。たくさん稼いでたくさん使う楽しそうな学生生活だった。私には絶対に手に入らない生活芸能人遊んだこともあるらしいし、友人の飛行機運転だってやっていたらしい。卒業旅行アメリカ周遊だってさ。学費は親持ち。

一方、私は学費を半分自分で払わされた。女だから?とにかく腹が立つ。色々と嫌になったので旅に出まくっていた。バックパック背負いながら全県制覇した学部2年、中央アジアを一人で駆け回った卒業旅行サークルオッサン臭い音楽一生懸命やっていた。友達はだいたいオタクだけど気がよく合っていて、発泡酒片手に公園タバコを更かしながら遅くまで話していた。

家庭環境崩壊していたので遠くの会社に進んだ。文系だけどなんとか大手メーカーに潜り込めた。本当に良かった。作業服を着て汗を流すのは性に合っていたし、現場オッサン達とタバコを吸いながらゲラゲラ笑うのは、ようやく社会に溶け込めたみたいで安心した。狭い寮でオタク会したり、古民家貸し切ってスマブラ大会したり。居心地のいい会社だった。

するとなぜか弟も近くの支店?支社?に配属になった。関西本社とは聞いていたけど、嫌いな弟と生活圏が被るとは思わずに一気に嫌な気分になった。こっちで出会った彼氏(同じくオタク、他のメーカー勤務)とのデートを見られるかと思うの身の毛がよだつ思いだった。

こっちはものすごいコンプレックスを弟に対して持っていて、向こうは未だに私のことをオタクだのキモいだの言ってきて本当に腹が立つ。一年のうち363日くらいは大嫌いな家族のことはすっかり忘れているのだけれど、年に2回くらい連絡が届いて一気に最悪な気分になる。

格好良くておしゃれで友人も多い弟、地味なオタクで親しい人たちとしか絡めない情けない私。いくつになってもこの構図は変わらないんだと思う。

2019-01-07

丁寧な暮らし系の人って大抵ブサイクだよね

古民家田舎暮らしみたいな

なんか麻っぽい服来てたりする人達

夫婦のどちらかがニット帽被ってたりするの

眼鏡とかしてるとポイント高いよね

で大抵ブサイクだよね

女性ブサイクでその上化粧もあんまりしてない感じ

なんで?

2018-12-17

田舎自然も大嫌いだ

私は田舎が大嫌いだ。

東京から電車で1時間、駅から自転車で5分の住宅地で育ち学生時代都心大学で過ごした。もともと田舎なんで大嫌いだったし、キャンプBBQ、土いじりなどもってのほかだと思う。一生田舎になんて住むつもり無かったし、ずっと都会で生きていくつもりだった。

それが、就職に失敗して酷い田舎仕事するハメになった。はじめから田舎なんて嫌いだ、そしてこれからも嫌いだ。

自然が多い

正直に言う。子供ときから自然が怖い。動物が怖い。小さな動物でも噛み付かれ、牙で殺されるのではないかと思うと怖い。ほとんど恐怖症と言っていいくらいに虫が怖い。小さなときからあらゆる虫を見つけると絶叫し涙を流し暴れた。深夜にゴキブリが出たときには朝まで帰れなかった。植物が怖い。虫がいるから。気味の悪い芳香と奥に何かいるかもしれないと思うと花やゆらゆらする葉っぱをみて戦慄する。

そんなわけで私にとっては、田舎地獄だ。蛙が煩いセミ不快。蛾やカメムシが大量に発生して襲ってくる。その他、見たこともない虫がうじゃうじゃといた。あるとき、呑んで散歩をしていたら猪に出会った。野犬にも追いかけられた。もう、夜は徒歩で出歩るけない。治安悪すぎ。

トイレ

先進国である日本でいまだに下水道が整備されていない地域があることに驚いた。外出先で出会ボットン便所はもうイヤじゃ。

あと便器和式率の圧倒的高さは生きる希望を打ち砕く。2連の便所で2つとも和式だったとき絶望感を君は知っているか個人経営飲食店役所和式率が高い。パチンコ店でさえ和式で、昭和田舎で息づいていることがわかる。

実は、小学生ときキャンプ和式ボットン便所でクソをズボンにぶち撒けてから和式は怖くて使えないんだ。セミ爆音発酵した腐臭、薄暗い室内、茶色に染まった半ズボン、全部忘れられないぞ。

刺激が少ない

本屋がない。買い物できるところもない。図書館日焼けした昭和書籍申し訳程度に陳列しているだけだ。

しかに、目的をもって買い物するなら通販でいいかもしれない。でも、買い物に求めるのは合目的的な商品の入手じゃない。こんなものがあるのか、こんなことができるのかという驚きと発見が欲しいんだよ。

夏が過ぎ、秋が来て、冬を越えると春を迎える。そんな山と海で景色が変わらない永遠で平坦な日常なんていらない。

商店カフェ

知り合いでなければ塩対応だ。カフェコーヒーを一杯飲むのに世間話スキルを求められつらい。君はコーヒーを淹れる、僕は黙ってそれを新聞を読みながらゆっくりと飲む。そして代金を払う。それでいいじゃないか

古民家

古民家の何がいいのか。あんもの爆破してこの世界から一掃してしまえ。古民家民宿古民家カフェetc. どこからか虫が入ってくるのではと思うとまったく安らげない。あんもの森の中にいるのと同じだ。

下品な老人

確率で老人に話しかけられると下品シモネタ武勇伝として語られる。曰く、「田舎はオメコくらいしか楽しみがないらのぉ〜」だそうだ。オメコに溺れて息絶エロ

顔見知りでなければ人間ではない

田舎では、「顔のない他人」ではいられない。どこでもどこの誰かを問われる。いつ、どこにいたか筒抜けだ。こんなことな集団ストーカーに襲われたほうが100倍マシだ。

やれ溝さらいだの自治会だの消防団だの運動会だの例大祭だの、ボランティアという名の強制が多い。田舎の人は時間の希少さをわかっていない。カネを払うから休みの日ぐらい好きにさせてくれ。

田舎に来て、時間を供出して生き方を合わせることで根を張っていった人達もいる。だけれど私は変われなかった。

2018-11-18

古民家を買って旅館ビジネスやってみてー

100万円でリフォームして一泊3000円くらいとったら結構いい副業になりそー

2018-10-13

丁寧な暮らし

暮しの手帖』に載ってるような丁寧な暮らしをしてそうな古民家カフェ店員首にキスマークがあってバリバリ勃起した。

2018-10-02

anond:20181002212909

古民家を改修していい感じな建物とかあるものね。そっち方面を詳しく調べてみようかなあ。

anond:20181002212548

日本現代家屋は魅力ないよな〜。。。地震とかあるししょうが無いのはわかるが。。。

仕事の制約にもよるが、古民家とか中古別荘買って補修・改築した方が、住んでて楽しいとは思う。

2018-09-29

なんか

学生が旧ーい(古民家みたいなの)を工夫して自分らでリノベして住んでますみたいなの

あったなー。ああいうの好き。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん