「確証バイアス」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 確証バイアスとは

2020-02-15

はてブウォッチャーが「ブクマカがまたこんな馬鹿なこと言ってるぜ!!!」って晒してるブコメページを見にいくと

だいたいそんなこと言ってんの一人か二人だけだったりして、確証バイアスってすげーなって思うよ。

2020-01-08

anond:20200108021524

確証バイアスによって反証を一切排除する」が意味被ってそう(定義元増田参照とする)なので重複した部分を消すと

結論を決めて反証を一切排除するなんて感情論しかない。」

確証バイアスなんて感情論しかない。」

いいんじゃないですか

anond:20200108020022

確証バイアスによって反証を一切排除するなんて感情論しかない。

この一文の言いたいことはわかるけどなんか文章としておかしい感がわりと好きです

確証バイアスとは

分かりやすい例が、大切なことアニメを見て学んだ!とかアニメで知った!アニメ軽音楽部をはじめた、アニメ太平洋戦争を学んだ。。。

ところが事件が起こるとアニメ関係ない!と必死になって言い出すよね。

アニメに興味がない人は客観的アニメ関係ある!っていいます。これがまともな意見

確証バイアスによって反証を一切排除するなんて感情論しかない。

いわば、感情的になって戦争をはじめると言い出すようなレベルだ。こんな人間は人の上に立てない。

確証バイアス(かくしょうバイアス、英: confirmation bias)とは、認知心理学社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報無視または集めようとしない傾向のこと。

2019-11-06

anond:20191106221948

確証バイアスに引っかからないぞ」と強い気持ちを持って観察し、更に「「確証バイアスに引っかからないぞ」と思っているときが一番危ないから気をつけるぞ」と予防線も貼ったか結構信憑性のあるデータが取れていると思う

顔の美醜は気にしなかったか明日から見てみることにする

anond:20191106220740

おつかれ。

確証バイアスじゃね。

あと美人他人自然に道を譲ってくれるから本当に人を避けるのが下手だと聞いたことがあるが眉唾

追い越しざまに確認してくれ。

2019-10-04

確証バイアス

個人先入観に基づいて他者を観察し、自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己先入観を補強するという傾向。いったんある決断をおこなってしまうと、その後に得られた情報決断した内容に有利に解釈する傾向をさす。

2019-09-03

頭が良く、想像力もあり、丁寧な考察に基づいた発言をする人ほど、論理的中性的言葉遣いをする。

一方で、頭が悪く、想像力もなく、雑な偏見乱暴な持論を語る人ほど、「男/女っぽい」言葉遣いをする。

そうして「男/女はバカ乱暴でわかりやすい」という偏見が、確証バイアスにより強化されていく。

2019-06-15

RESULT

あなたは「統計データのえり好み」をしています。恐らく「確証バイアス」に陥っています本質的には「コレクター気質」なのでしょう。「コレクションである統計データ」があなた自身の根源です。コレクション価値を認めない相手には喧嘩腰になります。今後は自説への執着を捨て全方位的に統計データを集めることで次の次元へ到達できることでしょう。

2019-05-03

俺はネトウヨなのか?

ネトウヨネトウヨ呼ばれ続けて、自分でもネトウヨだと思ってきたが、

何か最近、本当にネトウヨなのかどうなのか判らなくなって来たんで、ジャッジしてほしい。


支持政党について:なし。ただ、記録の隠蔽改ざんは、国民から判断基準を奪う行為看過できないので、次は自民以外(多分、立憲民主)に入れる。もし自民党が2つの党に分裂したら、多分迷う。

経済政策について:わからない。しかし、上がり続ける消費税と、遠ざかり続ける年金受給年齢と、負け続ける日本企業と、増え続ける国債残高と、全く示されない将来像を見るに、まともな経済政策が行われているとは思えない。政権ガチャを引きたい。

原発について:反対。コスパとか技術力とかでなく、とにかく管理してる組織が全く信用できないし、事故は起こるもの、という認識なので。即時でなくても速やかに全廃に向けてロードマップを開示して確実に進めるべき。事故問題なく処理する技術ができたなら、賛成に回ると思う。

普天間基地辺野古移転について:賛成。本来普天間の街は米軍基地の周りに後から作った物なので、米軍に移れと言うのは筋が通らないが、街を移設する事ができないので仕方ない。本土移転については、米軍がそれでいいなら、その方がいい。

移民政策について:反対。難民を人道的見地から受け入れるのならともかく、労働力不足解消のために受け入れるというのは、明らかに「対等な立場国民を受け入れる」姿勢ではなく、将来に渡って酷い害を発生させるだろうと思うので。

天皇制について:廃止すべき。皇族への人権侵害が酷すぎるし、「国民審判掣肘を受ける事が無い権力者」がトップにいるのは民主国家とは言えないと思う。

女系天皇について:上の項目により、無い方が良い。但し、天皇制が存続するなら女系だろうが男系だろうが同じなので、そこに拘る事はない。

慰安婦問題について:絶対解決しないので、後は放置しとく方向で。

自衛隊について:軍なので、軍と呼ぶべき。憲法9条国防目的軍事力行使を認める方向で改憲するべき。現状追認が良いとは思わないが、実態原則憲法)の違いが大き過ぎて詐欺になってるし、原則の方には合わせられないと判断している。

大きな政府小さな政府かについて:小さな政府を目指すべき。年金とか国債とかの運用を見るに、大きな政府をやり切るだけの体制はない。

親米親中かについて:親米。たとえ米国のやり口にどれだけ不満があろうと、国民政府掣肘できるという一点のみで、米国の方が遥かにマシ。

韓国について:恨みつらみがあるので仲良くできるとは思わんが、米中対立や対北朝鮮については概ね同陣営である事に留意し、ビジネスライクに付き合うべき。

LGBTについて:恋愛自由。ただし子供作らない人たちが結婚したがるのは、たとえ異性間だろうと図々しいと思う。ただでさえ一人暮らしより同棲二人暮らしの方が経済的に楽なのに、この上税制優遇を受けさせるべきではない。

女性社会進出について:進出積極的にすれば良いと思う。医学部問題のような差別的扱いは話にならないが、アファーマティブアクションについては個々人の努力蔑ろにするものと考えており、現状においては導入するべきではないと考えている。

もし女性側に強い問題意識があるなら、女性有権者が女性議員をガンガン当選させているはずなので、大多数の女性は大して問題意識を持ってないのではないかと薄っすら考えている。

保育園については、いっそ小学校と同様に全員入所くらいで良いと思う。

第二次大戦について:侵略なんて大抵の国でやってるし、およそ戦時中ならば虐殺レイプもどこの国でもやってると認識している。戦争をするべきだったとは思わないが、際立って悪かったとも思わない。普通戦争普通軍隊だったと認識してる。無能だったとは思うが、無能もまた日本だけの話じゃない。

原爆について:威力が大きい爆弾という以上の意味はない。原爆死ぬのも焼夷弾死ぬのも同じ。核軍縮倫理的な側面はなく、単に「相手に使われるとやばいから減らしたい」以上の意味はないと判断している。

捕鯨について:他を獲ってるのに鯨だけ取らないのは生態系バランス上望ましくないと考えている。もしその問題がないなら、バランスが崩れない程度に獲って食う分には文句言われる筋合いはないと考える。鯨は家畜よりは幸せな一生であろう。

就職氷河期中年無職について:バイトでもしろ。定年過ぎた老人でもバイトする時代だぞ。他の世代よりは楽じゃないかもしれないが、衣食住と読み書きそろばん健康身体があるなら、全然詰んでないだろ。

政治活動について:ネット上でコメント書いたり、家族友人とブーブー言う以上の事はしない。


ズラズラ書いてきて思うに、ネトウヨというのは、「全体としてネトウヨか」というより、

数多ある問題についてどれか一つでも該当したらネトウヨと呼ばれるものなのかもしれんな。

追記

id:Yutorigen

-2.4/0.74のリベラル右派だそーです。

今後はリベラル右派を名乗ろうかな。

id:FutureIsWhatWeAre氏

まあ、大抵は脊髄反射と後付けの理屈程度だよ。

ただこんな質問する以上、主張の理由くらい書いとかなきゃ何が何だか判断のしようもないでしょう。

id:HanPanna

そうだろうなーとは思うが、そこは気にしない事にしている。

自分に厳しくはともかく、他人に甘くする義理もないし。

確証バイアスについては自覚しづいから何とも言えんけど、そういう事もあるだろうね。

とはいえ自分で全てを経験して考えるなんてできないんだから、せいぜい聞いた話から自分経験に照らして比較的信用できそうな話をピン止めする程度の事しかできませんよ。

id:hagakuress

普天間歴史について、簡略ながら調べなおした。

まり時間をかけてないので、個人ブログ複数読んである程度信用できそうな記述を選んだだけなのは容赦願いたい。

なお、検索キーワードは「普天間 歴史」や「普天間 どっちが先」等。

普天間場所には、戦前集落があった(サイズについては主張が別れており、「田んぼがある程度で町は無かった」説から、「1万人位住んできた」説まであるので、概ね100人~10000人の間と思われる)

戦時中は、疎開日本軍による作戦等により、無人化した。(その場所には、まず日本軍が飛行場を作ろうとした、という主張するブログもあった。真偽不明。)

戦後、元の住人は捕虜として隔離されており、その間に米軍基地飛行場建設した。

・元の住人が解放された。(ここで、行く場所のない元の住人たちは基地の周りに住むことを余儀なくされた、と主張するブログもあった。真偽不明。)

米軍基地の規模を拡大するために、周りの土地接収し、そこの住人を追い出した。(真偽不明。これを「銃剣ブルドーザー」と呼んでいるブログ複数あり)

米軍基地の周りには、基地仕事経済をあてにした街が形成された。(これについては、航空写真によりほぼ間違いないと思われる)

米軍交渉を通じて何度かに分けて基地を縮小・土地返還しており、そのたびに返還された土地には街が形成され、今のように街に囲まれ基地が作られた。(本来安全を確保するために山林のままにしておくべきだった土地が街になってしまったため、大変危険基地になった)

・危ないので基地の一部機能について移転計画が持ち上がった。

※これ以降については、色々な主張が入り乱れていて全く真偽不明

上記歴史的経緯についての自分認識は、以下の通り

基地ができる前は、おそらく数千人規模の集落があった。

基地形成に際して(人が死なない程度ではあるが)強引且つ悲劇的な方法が取られた。

基地の周囲に街が作られたのは、元住んでいた数千人を除き、ほぼ自己都合によるもの

基地が危なくなったのは、安全についての見境なく周囲に街を作ったため。

以上の認識により、自分の主張は以下の通りとします。

1:「普天間土地返還せよ」というのは、元住んでいた数千人及びその子孫に限り正当な主張であると言える。

ただし、先祖伝来の土地である可能性を考慮しても、既に土地基地となって久しく、その場所が元々は彼らの物であった事を除いては主張するべき権利ほとんどないため、金銭による補償を以って解決する事は不当とは言えない。

2:移転必要となった原因である基地と街が近すぎる」については、ほぼ自己都合で移り住んで来た人達であるため、その責任は住人自身にある。米軍責任は「危ないから街を作ってはいけない地域」を設けなかった事に限定される。

従って、「土地を返せ」というのは正当な主張だが、「危ないから他へ移れ」というのは止むを得ない部分はあるにせよ大部分の責任が住人側及び行政にある。

id:Dragoonriders

根本から学ぶべき」って、そんな時間は取る気ないよ俺。

こういっちゃなんだけど、世の中、沖縄より重要問題なんて沢山あるし。

っつーか、id:hagakuress氏もそうだったけど、

自分見解も書かずに「勉強しろ」と主張するのは余り感心しないね

あんた、自分の満足する回答が出てくるま相手不勉強扱いする気じゃない?

あんたは教師じゃないし、俺は生徒じゃない。

議論なら応じるにやぶさかでないが、教育に付き合う気はないよ。

id:nagatafe

うん、まあ、実際昭和生まれおっさんだし。

とはいえ、それはネトウヨであるかどうかとは関係しない点だと思う。


えー。

これまでの皆さんのトラバ及びブコメを拝見させていただきました結果、

多くの気づき及び啓発を得られましたが、

あえて焦点を「俺はネトウヨなのか?」に限定して結論を出しますと、

ほぼほぼ右派である事については意見の一致を見るものの、観測者によってネトウヨであったりなかったりするシュレディンガーネトウヨである」という結果となりました。

同時に、ネトウヨの定義とは人によって様々なのだなあと思った次第です。

意見が合う方も合わない方もいらっしゃいましたが、私の意見も時が経てば変化する物なので、

いずれ意見の合う合わないも変化する物であろうと思います

お付き合いいただきありがとうございました。

2019-01-03

anond:20190103073305

新井紀子先生がこれを問題視して啓蒙に頑張ってるけど、この文章場合って歴史的事象を知っている人ほど確証バイアスがかかって誤答しそうだな。他の文章も、そういう認知心理学的な誤答プロセスがあるんじゃないかと思う。

2018-04-01

性欲の研究

ぶら下がってる増田ブコメ読んでると、論点が2つ浮かんでくるな。

https://anond.hatelabo.jp/20180327232253

現代科学の「性欲を含めた欲求研究」って、なんか、まとまってる本ないかな。マズローとかかな。

一見して性欲に見えるものというのは、実は性欲単体ではなく、複数欲求が複合したものだったりする。

性欲に加えて支配欲、加害欲、承認欲求、とか。精神って複雑だ。あと性癖って複雑だ。サイコパスとか。

から性犯罪というのも性欲だけが原因ではなかったりする。

ポルノコンテンツは、

  性欲を発散・解消させて性犯罪抑制しているのか?

  それとも性欲を喚起アジテートし拡大させて性犯罪を増やしているのか?

という見解の相違でいつもバトルしてるけど、実際どうなのだろうか?

そこは科学的な研究をして決着つけなきゃならんところだと思う。

両方あると思うので、個人的感想では意味が無くって、統計的に見なきゃならんことだと思う。

両方あるけどトータルでは性犯罪は減ってるのか、増えてるのか。

両方あることだからこそ、偏向した情報収集によって片方の事例だけを挙げて世論誘導可能問題でもあると思う。

まり確証バイアス落とし穴にハマりやす命題だ。

2018-03-26

なぜ、こと政治の話になると、是々非々ではなく、人を敵味方に勝手に分け、味方のやることは正しい敵のやることは間違い、というような判断をする人がやたらと増えるのだろうな。本人の頭の中では個別判断しているつもりなのかもしれないが、アウトプットからはそのように見える。それぞれの陣営が同じようなことをやった時に、反応が露骨に変わる人は特に分かりやすい。それらの人のコメントって、自説の根拠自明だとばかりに説明しないことが多いから、そうとしか判断できないというのもある。確証バイアスなんてもののせいで、人類の大半は民主政治に向いてないのかもしれない。

2017-12-11

似非科学に関して青春時代の思い出を交えた個人的考察

 似非科学というのはいつの時代もなくならないものだ。パッと思いつく例だけでも、血液型性格診断ゲーム脳環境ホルモン水素水マイナスイオン、等々、枚挙に暇がない。多くはマスコミによって支持され、テレビ番組特集が組まれ、その科学的根拠あいまいにも拘らず世間に流布されて浸透する。テレビ番組などはあたかもその説を「検証」しているかのような映像を作り、怪しい肩書専門家コメントを添える。視聴者の多くはなんとなく「科学的に証明されている説なんだ」と信じ込み、疑問を持つことなく受け入れてしまう。一億総白痴化社会の完成である最近ネット上で多くの意見を比べて読むことができるので、情報収集能力の高い人たちはそこまで騙されやすくないとは思うが、未だテレビ新聞が主な情報源である人たちにとっては、上述の似非科学が今でも信じていることが多い。特に血液型性格診断などは、宗教のように信じ込んでしまっている人も相当数いるだろう。

 私も子供の頃はこれらの似非化学に騙されやす人間だった。最近ほとんど見ないが、昔はテレビが娯楽の中心だったこともあり、夕食時などはよく見ていたものである特に捏造問題で打ち切られた「発掘あるある大事典」などは、親が好きだったこともあって毎週見ていた。その中で血液型性格診断特集を何度か行っていたことは、今でも何となく覚えている。番組の中で「数名の幼稚園児を血液型別に分類してその行動を観察する」という検証が行われており、ものの見事にその血液型の特徴が行動として現れていた。見ていた私は「やっぱり血液型性格には関係があるんだなー」とぼんやりと納得していたが、今になって思い返してみれば数名の幼稚園児の行動で結論を出すのは早急すぎるし、番組が「○型かつ××な性格」の幼稚園児を数名集めることな造作もないことだし、そもそも集められた幼稚園児の血液型が本当に表示通りだと証明する根拠は何も無い。極めつけはあの「あるある」である。そういえば「あるある」マイナスイオン特集も何度かやっていた記憶がある。まあ、放送内容の真偽を検証するのは今となっては不可能に近いことだからやめておくにしても、心理学会において血液型性格判断の真偽は何度も検証されており、いずれも関連性を肯定するものがないことから、かの理論が出鱈目であることは疑いようがないだろう。

 しかし、科学価値は小指の爪の垢ほどもない血液型性格診断であるが、この似非化学が私に教えてくれたことが二つある。それは「人間客観的事実よりも自分が信じたいものを信じる」ということと「何かを信じ込んでいる人間を説得しようという試みは大抵徒労に終わる」ということだ。付け足すなら、当時私はまだ純粋ティーンエイジャーだったので、「大人は平気でうそをつく」ということも学んだと言えよう。

 私が初めて血液型性格診断反証する意見に触れたのは、中学二年生のことだったと記憶している。当時別段読書が好きでもない(むしろ嫌い)だった私が、たまたま休み時間図書館に立ち寄り、ふと目に留まった一冊の本を手に取ったのがきっかけだった。それは村上宣寛という方の著書『「心理テスト」はウソでした。受けたみんなが馬鹿を見た』(2005、日経ビジネス)という本である。新作であったこの本は本棚の上に表紙が見えるように立てられており、そのセンセーショナルタイトルに興味を惹かれたのを覚えている。

 10年以上前に読んだものであるためにうろ覚えな部分もあるが、本の内容は大きく2つに分かれていた。前半が血液型性格診断への反論、後半はまた別の心理テストへの反論が主であった(後半の内容は忘れた)。本文の中で、今日血液型性格診断の源流である能見正比古氏の著書をけちょんけちょんに貶し、また血液型性格診断のような「占い」を人に信じ込ませるための心理テクニックであるバーナム効果」についても詳しく説明があったと記憶している。

 当然、本の内容は著者の考えであり、本の内容が絶対的事実であるとは(今となっては)思わない。しかしこの本の内容は、血液型性格診断科学的根拠のある学説だと何となく思い込んでいた私にとっては、とても衝撃的な物であった。血液型性格診断のものというより、これまで固定観念的に信じ込んでいた常識が、脆くも崩れ去った瞬間で、まさしく目から鱗であった。活字嫌いな私が、数日図書館に通って本を読んだのは、(マンガ喫茶を除けば)後にも先にもこの時だけであろう。「借りて読めよ」と言われるかもしれないが、当時の学校図書館ルールで、新作は借りれなかったのである

 新しい知識を得たら人に言いふらしたくなるのが能のないアホウドリの常である。当時は全盛期こそ過ぎたものの、血液型性格診断世間一般根付いており、それを否定する論調は(少なくとも大手メディアでは)ほとんど存在していなかった。要するに「他の誰も知らないことを自分けが知っている」ような状況だったのだ。腕のケガだと偽って毎日手に包帯を巻いて通学していたリアル中二病の私にとって、これほどドヤれる材料は無い。とは言え、何の脈絡もなく血液型性格診断の話をするのも変である。友人との会話の中で血液型の話が出てくるのを待ち、出てきた瞬間にこれでもかと否定する。それによって「頭が良い奴」と思われて皆からちやほやされる。正に完璧計画だった。

 ところが、実際に反論してみたところ、いずれもあまり芳しくない結果に終わってしまった。どや顔血液型性格診断否定しても、「でも何となく合ってる気がするし…」と、決まって歯切れの悪い反応しか返って来ないのである挙句教師からも「屁理屈ばっかりこねるな」と言われる始末。今となってはどちらが屁理屈なんだと思わざるを得ないが、確かに思い返してみれば、血液型の話でわいわい盛り上がっている時に、キモいデブどや顔否定して来たら、場が白けてしまうのは明白だろう。要するに私の敗因は、イケメンではなかったこである

 冗談はさておくにしても、それ以降、私は血液型性格診断の話が出てきた時、余程仲の良い間柄でなければ、ニコニコして受け流すようにした。まさに2017年現在でも血液型性格診断肯定論者の方が言うところの、「否定する奴はモテない」という説を支持する対応であった。情けないとは思うが、当時ただでさえ友達が少なく、これ以上周りから孤立するようなことは避けたかった私を責めることなど出来るだろうか。ちなみに今は目上の人でなければそれとなく否定している。相変わらずチキンであった。まあ、事実事実として、TPOに合った会話合わせというのは必要だと思っている。

 そこで私が学んだことが、先の「人間客観的事実よりも自分が信じたいものを信じる」「何かを信じ込んでいる人間を説得しようという試みは大抵徒労に終わる」の二つだ。血液型性格診断を信じている人に、上述の心理学会の話や、バーナム効果の話をしても、決まって返ってくる言葉は「でも何となく当たってる気がする」「私の周りでは当たっている」と言ったものだ。査読のある学術誌に投稿された数千人規模の調査結果よりも、自分の身の周りの数名の事例を優先するのである。当然その事例には得てして強い確証バイアスが掛かっているのだが、本人はそれに気付くことができない。「客観的事実よりも自分が信じたいことを信じる」典型である

 これは、似非化学に限らず社会の中のあらゆる現象に対して言えることである。例えば昨今、「若者の○○離れ」という言葉をよく耳にする。○○の中には、テレビ新聞、車、バイク、酒、読書など、ありとあらゆるものが入り得る。そして、その原因は大抵若者帰着させることが多い。「最近の若者は人との関係希薄から酒を飲みながらのコミュニケーションをしないのだ」とか、「世間政治に対して無関心だからテレビ新聞を見ないのだ」とか、とりあえず若者悪者にするような結論が多いが、決して「社会の変化によってニーズも変容し、製品価値相対的に下がった、すなわち製品自体時代の変化に追いつけなくなったのだ」といったような、自らに責任帰着させることは決して言わない。やはり自分が信じたいことしか信じていないのである

 また、血液型性格診断を信じている人の共通点として、否定しようとすればするほど攻撃的になって反論するというものがある。先の中学生の時の教師がその典型例だろう。理論的な反論が出来なくなると「屁理屈をこねるな」と論点をずらして逃げるのである。「否定する奴はモテない」というのも同様で、血液型性格診断の真偽について反論しているのに、「モテるモテない」の話にすり替えさら相手を「お前は場の空気の読めないモテない人間だ」と罵倒しているのである。そうなってしまうと、もはや冷静な会話は成り立たない。こちらがいくら事実を述べても、返って来るのは罵倒だけであり、最終的に相手が逃げてしまうのである。そこに残るのは無駄時間の浪費と徒労感だけで、何ら生産性のない労力を費やされることになる。

 こちらもやはり社会全般で言えることだ。例えば「若者犯罪ゲームアニメによる影響だ」などの持論を展開する人に、「若年層の犯罪率は年々下がり続けており、反対にゲームアニメ市場は伸び続けている。」と反論しても、恐らくその後は謂れなき若者批判罵倒くらいしか返って来ないだろう。論理的反論を受け入れられない人間にとっては、実は事実などどうでも良く、会話を勝ち負けを決める手段としてしか考えていない。そして自分が負けるのが嫌だから最後子供のような罵倒に終始し、逃げてしまうのである。こういった手合いは、「自分の非を素直に認められない」ことも共通点と言えるだろう。人間であれば誰しも少なから負けず嫌いな側面は持っているが、この手の人間特にその傾向が強い(と何の統計的データもなく私の主観でそう思っている)。

 似非科学のような嘘を信じ込んでいる人は、宗教信者に近い。もちろん宗教否定している訳ではない。宗教というものは、「事実か否かを証明する術がない」にもかかわらず、「否定は許されない」というのが特徴である。これ自体別に悪いことではなく、「鰯の頭も信心から」と言うように、それを信じることによって本人の精神的支えとなるのであれば、それで良いと個人的には思っている。客観的証明できなかったとしても、個人の中で信じていれば問題はないのである。ただし行き過ぎると他者に対する不寛容に繋がり、戦争弾圧に容易に発展してしまうため、注意は必要である仏陀キリストと「顔を描いてはいけないあの人」の誰が一番偉いかというような論争は、決して行ってはならないのである(仏陀キリストが同じアパートの一室で生活しているマンガはあるが)。

 「宗教」と「似非科学」の明確な違いは、前者は「事実かどうかわからない(事実であることに重きを置いていない)」のに対し、後者はそれが「明確な嘘」だということである。明確な嘘を流布すれば、社会に対して損害が生まれる。血液型性格診断であれば、近年問題になっている「ブラハラ」なる差別を生じる。ゲーム脳であれば、本来何も悪くないゲーム会社風評被害を受ける。水素水であれば、医学的根拠のないただの水を健康に良いと信じ込んで高額な値段で買わされる消費者が現れる。そして、損をする人の裏側では、他者を騙して得をする悪人存在しているのである。大抵は嘘っぱちの本を書いた奴とその取り巻きだ。

 だからこそ似非化学は撲滅しなければならないし、似非化学の考案者やそれを流布するメディア批判されなければならない。日本表現の自由保障されているから何を言おうと自由であるが、それはあくま公序良俗に反しないことが前提であり、嘘によって不正利益を得るのは詐欺である表現に対して批判を行う自由もあるのだから客観的に見て明らかに事実と異なる論説に対しては、毅然とした態度で批判すべきである

 そして、一般消費者である我々は、常にその情報事実であるか否かを見極める努力が求められる。媒体を問わずメディアは平気で嘘をつく。他人に言われたままのことを信じる人間は、その情報が誤りであった場合他人責任を求めがちである。何が正しいか自分判断し、自分責任において選択する力こそが、情報化社会を生き抜くために必要スキルと言えるのではないだろうか。

 似非科学流行は、社会におけるメディアリテラシー成熟度合いの指標と言えるかもしれない。

2017-08-13

グーグル思想残響室(Google’s Ideological Echo Chamber和訳) 中編②

グーグルバイアス有害

私はジェンダー人種多様性を強く信奉している。またそのためにもっと努力すべきとも思う。しかしながら、ジェンダー人種平等な登用を達成しようと、グーグルはいくつかの差別的慣行を作り出した:

これらの慣行私たちバイアスが作り出した誤った仮定に基づくものであり、実際に人種とジェンダーの緊張関係を増加させる私たち上級管理職私たちのやっていることは道徳的にも経済的にも正しいことだと説明されてきたが、証拠なしにはグーグルにとって取り返しのつかないほど害となりうる左派イデオロギー[7]を覆い隠すものしかない。

私たちはなぜ盲目なのか

私たちは皆バイアスを持ち、私たちの内的価値に反する考えを却下するために動機付けられた推論を利用する。右派が”神>人間自然”という階層に反する科学否定するように(例えば、進化気候変動)、左派は人々の生物学差異に関する科学を否定する傾向がある(例えば、IQ[8]と性差)。感謝すべきことに、気候学者進化生物学者は普通右派ではない。不幸なことに、圧倒的多数人文学者と社会科学者は左派寄りである(およそ95%)。このことは莫大な確証バイアスを作り出し、研究されてきたことを捻じ曲げ、社会構築主義ジェンダー賃金格差のような神話を維持する[9]。グーグル左派的傾向は私たちをこのバイアスに対して盲目にし、その結果に対して無批判にさせ、また高度に政治的プログラム正当化する。

女性弱者とみなす左派との親和性に加えて、一般人間女性保護すべき対象とみるバイアスがある。前述したように、これはおそらく、男性生物学的には使い捨てであり、女性男性に比べ一般協調性があり、同調性があることから進化したものだ。私たちには広範な政府グーグルプログラム研究領域女性保護する法的、社会的規範があるが、男性男性に影響するジェンダー問題について文句を言うと、ミソジニストで泣き言を言う人間とのレッテルを貼られる[10]。ほとんど全ての男女の違いは、女性の抑圧の一形態として解釈される。人生における多くのことと同じように、ジェンダーの違いはしばしば”隣の芝生は青い”の一ケースだ。不幸なことに、納税者グーグルお金は芝生の片方だけに水をやることに費やされている。

この弱者とみなされる者に対する同じ同情が政治的正しさ[11]を作り出す。それは議論を制約し、それらの原因を増やすために暴力と恥を利用する極端に敏感なPC権威主義者自己満足であるグーグル大学でみられるような暴力的左派の抗議行動を抱えているわけではないにしても、TGIFミーティング私たち文化における頻繁な恥辱は同様の沈黙、つまり心理的安全でない環境を作り出した。

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さらに分割。

グーグルの思想的残響室(Google’s Ideological Echo Chamber和訳) 後編

2017-05-30

確証バイアス野郎絶対殺すマンであるところの落合陽一さん

きらいじゃないけどすきじゃないよ

2017-05-16

http://anond.hatelabo.jp/20170516213036

正しさを争う類の話ではないからね。

なら

まぁ[確証バイアス、人それぞれ、主語がでかい]かもしれんけどね

じゃないの?

http://anond.hatelabo.jp/20170516211224

自分の主張を裏付け統計データだすか、

まぁ[確証バイアス、人それぞれ、主語がでかい]かもしれんけどね

みたいにはならんの?

確証バイアスだったとして、

相手も何らかの根拠出してこなければ

必ずしも正しくないだけで、必ずしも間違いじゃないよ。

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