「新井紀子」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 新井紀子とは

2017-12-09

イノベーション利権」の勃興

今にして思えばSTAP細胞事件典型的だったと思う。妄想(ゆめ)を語る研究者に対する人々の期待がバブルのように膨らみ、マスコミ業界紙はそれをさらに煽るべくショーアップする。結果として、彼らの下には多額のカネが集まってくる。

結局、そのバブルは弾けて水泡に帰した。しかし、本来科学研究などというのは失敗してナンのものであり、提案された成果の追試が成功せずに認められないことは珍しくない。STAP細胞も、そのような失敗した研究の一つとして粛々と科学史の闇の中へと消えていく程度の話であったはずだ。

しかし、現実には有名研究者であった副センター長の自殺という衝撃的な結末を迎えた。何が、彼をそこまで追い込んだのか?

翻って今回の場合齊藤氏とその技術者チームが開発したスパコンはGreen500で四位という立派な成果を出したのであり、その技術力は虚像ではない。だが、その発言が非常に危ういものであったことはすでに指摘されている。

齊藤委員

(中略)

次世代スーパーコンピュータ必要性は、もう釈迦に説法であるかもしれないが、さまざまな手法による省エネルギー、そして新エネルギーであり、最終的にはエネルギーフリーに持っていく。小型熱核融合といったところには核変換の機能付与されるため、資源問題が大きく改善解決されていく可能性がある。

食糧問題というものも、植物工場のあり方次第で大きく変わってくるということや、衣食住がその次のフリーになるというようなところも議論としてあり、続いては安全保障軍事議論もここに含まれてくる。やがて保有するスーパーコンピュータ能力が国力という時代が非常に近づいてきているのではないかと思う。

http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/2030tf/summary_281003.pdf

夢を語るのは良い。だが現実には何が起きたか。おそらくは、彼の描く楽観的なビジョンに対して次々と舞い込んだ多額の助成金が、後ろ暗い勢力を引き寄せる結果となり、最後は食い物にされた。それが、今回の件の実態なのではないか

(追記:四億円だけの話をしているわけではないよ。)

同じく委員会に参加していた「東ロボくん」などのプロジェクトで知られる新井紀子氏は、今回の件についてこうコメントしている。

マクロパラメータが痛んでるときに、最後ブラックボックスであるイノベーションにかけて一発大逆転を狙うと必ず無理がたたってインパール作戦になるので、現実直視し、エビデンスに基づいてコツコツ修正するように、と言ったのに…。 経産省にも責任があると私は思う。

https://twitter.com/noricoco/status/937902064104980480

この指摘は非常に正鵠を射ていると思う。今や、この国のあらゆる人々が一発逆転を期してユメを語る人間にカネを託すようになった。言い換えれば、経済が停滞を続ける状況下において、ブラックボックスは最もカネになる存在となったのだ。

このことは、昨今の政治スキャンダル様相が変わったことと大きく関係していると思う。前世紀と比べて、我が国ではハコモノ利権は相当に厳しくなった。これは、有権者の目が嚴しくなったこともあるが、マクロ経済環境が停滞した結果、そもそもバラ撒くためのカネがないということもあるだろう。

一方で、昨今に取り沙汰されている政治スキャンダルを振り返ってみると、全て「教育」構造改革」「イノベーション」に関するものだ。繰り返そう、ブラックボックスはカネになる。子供の中にも先端技術の中にも無限可能性があり、そこに対する投資は無条件に正当化される。

既存利権の伸びしろが無くなった今、ブラックボックスに対する期待をカネに変えて配る、すなわち「イノベーション利権」の構造こそが、この国の政治最先端の姿なのではないか

2014-05-08

数学の本もこれだけの分量だと、文系では厳しい気がしますね。

http://anond.hatelabo.jp/20140506144603

これだけのものを「ちゃんと」読めば、そりゃあなんとかなるでしょう。

しかし、何万円になるんだ。

 
アーカイブ ヘルプ
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん