はてなキーワード: 乗務員とは
「安全阻害行為等をし、又はしようとしていると信ずるに足りる相当な理由があるときは」機長命令絶対らしい。
マスクは現時点ではこれに該当するのでは?
「黒人は移動しろ」は該当しないと思う。でも「不合理な命令に従わないために『揉める』」と、揉めたこと自体が「安全阻害行為」になっちゃう気がするよ。
揉めて暴力を振るえば「安全阻害行為」だし、乗務員に延々と抗議すれば乗務員の業務を妨害するから「安全阻害行為」。移動しないと移動するまで乗務員は説得し続けないといけないので、やはり業務妨害からの「安全阻害行為」…になってしまう。「安全阻害行為」をしないためには、命令には従い降りたあと抗議するしかなさそう。
以下、与太話。
じゃあ機長が「安全のために隣の人を殺せ!機長命令だ!そいつは人間じゃない、エイリアンだ!そう信じるに足る証拠がある、私の頭の中にだ!」って主張したらどうなるのかね?
こんなに極端じゃなくても、急に脳出血で妄想様の症状が出たらどうするんだろ?
何か規定があるのかな〜?副機長がどうにかするとか…前に機長か副機長が乗客道連れ自殺した記事を見たことあるけど、何かしら規定はありそうな気がするけど…どうなんでしょ詳しい人…
これはマスクの問題じゃなくて、乗務員の指示に従わなかったから (もしくは乗務員にしつこく絡んで業務を妨害したからだ) って言ってる人に聞きたい。
マスクの問題じゃないなら、例えばこれが黒人だからって同様の扱いを受けてても、最終的には人種差別は関係なくて、あくまでも指示に従わなかったという事が問題になるの?
乗務員「白人様。申し訳ありませんが、黒人が移動しないので白人様が移動して下さい」
機長「おまえは運航を妨害している。降りろ」
おまえら「この件に人種差別は関係ない!乗務員の指示が気に食わなくても飛行機に乗った限りは従え!乗務員の業務を妨害するな!」
それが違うというなら上の例の何が間違えてるのか教えてくれ。
すまんけど、論理的な回答がない限り、定期的に投稿するから、よろしく。
ブコメへの返信
〜〜引用開始〜〜
その例でも抗議の仕方によっては安全阻害行為等に当たる余地はあるような。抗議に至る経緯が全く関係ないというのも極端な気はする。
〜〜引用ここまで〜〜
安全阻害行為に当たる余地については語るのに、今回の問題が差別行為に当たる余地については触れないの?まだ文字数には余裕があるよ。
時間が経った後にも追加しないのはフェアな態度ではないよね。
あと誰が「抗議に至る経緯は全く関係ない」って言ってるの?それはここで俺が質問してる相手だよね。
〜〜引用開始〜〜
マスクはできるだけすべきというコンセンサスがある。差別はすべきでないというコンセンサスがある。だからこの例において「乗務員「黒人の方は席を後ろに移って下さい」」がなんの要求なのか意味不明でなる。
〜〜引用ここまで〜〜
なんかスターがいっぱい付いてるんだけど、すまんが言ってる意味がわからない。
上の例がなんの要求なのかを書けば満足かな?
あれは白人が黒人の隣が嫌だと言ってるって意味なんだけど、わかってくれた?そういう事ではなく?
すまん。本気で何が言いたいのかわからんからトラバで詳しく書いてくれない?
読解力なくてすまんな。
〜〜引用開始〜〜
乗客を守るための指示に従わないなら危険と判断される。「黒人」は感染症ではないので乗客の安全を守る上での防疫は不要。よって、そもそも移動の必要は皆無。同列に扱う意味が不明なので議論の余地が無い。
〜〜引用ここまで〜〜
これと似た感じなのかな?それなら意図は理解できるから、こんな風に返してみるかな
「じゃあマスクの問題じゃん。マスクを拒否ったのが最初の原因じゃん。あれれ?マスク云々は関係ないのでは?」
するとこう言い返したくなるかも
「最初はマスクが原因だったけど、感染させるリスクの高いマスク拒否野郎が移動を拒否した段階で安全な運航ができなくなるだろ」
「残念ながらマスク拒否おじさんは咳をしてないんだよね。咳をしてない人の場合マスクは横に対してはむしろ拡散する傾向があるのだよ。しかも機内はすぐに空気が入れ替わるからそもそも空気感染するリスクは低かったりするね(ニヤニヤ)」
みたいな感じになってくるのかな?俺は面倒だからそういう議論はやめとくわ。マスク拒否おじさんはその方向でも返してくれるみたいだから、彼に直接言ってみて。
〜〜引用開始〜〜
1.
違ったらごめんだけど、これ本人じゃない? ここらへんに同じ気質を感じるんだけど。「すまんけど、論理的な回答がない限り、定期的に投稿するから、よろしく。」
2.
こんなところに書き込む暇があったら賠償金払うための金策に励んだほうがいいんじゃないかなあ
〜〜引用ここまで〜〜
下衆に対してマジレスしても意味はないかもだけど、一応明確に「他人です」と言っておく。
ちなみに「論理的な回答がない限り」と書いたのは「俺を納得させられる回答がない限り」だと、納得しないマンになるだけじゃないかと思われてしまうかなと心配したから。
しつこさが似てるってのは言っても良いけど、そんな奴は俺を含めていっぱい居るわい、短絡的なやつめ!と返しておく。
〜〜引用開始〜〜
〜〜引用ここまで〜〜
と同じってことだね。
あと、非常に多い意見に「黒人は関係ないだろ」ってのがあるけど、そうだよ。もう一回読んでみて。
俺はわかりやすい間違えた例を出して「ほらおかしいでしょ?だからマスクの問題とは切り離せないんだよ」って言ってるんだよ。まだわかんない?
どうしたらわかってもらえるだろう?
「この例はおかしいでしょ」って文脈に「この例はおかしい!おまえは馬鹿だ!」みたいに臆面もなく書ける人って、一般論としてかなり恥ずかしいよね。
そしてその恥ずかしい人がなぜか支持を集めてて人気コメになったりするはてなってサービスは、、、まあ、こんなもんだよね。
〜〜引用開始〜〜
別問題です。例え話が好きなようなのでバスに例えるよ。仮に運転手が人種差別的な発言をしたとしても、走行中に乗客が運転手に掴みかかったら、その乗客は周囲を危険にさらしたので有罪。運転手の差別発言は別途処分
〜〜引用ここまで〜〜
こんなコメにスターが100以上つくのって、、、まあ、おまえらはそんなもん。スター付けたやつ全員がそんなもんなんだよな。はぁ。。。
詭弁ってのは、全く関係ない例をあたかも関係あるかのように書く事でしょ。
全く関係ない例を出して「ほらこの例だとおかしくなるでしょ」ってのは単なる説明。その違いがわからないコメにもスターがたくさん。つまり、スターを付けた人にも違いがわかってないんだよな。そんな人が大勢いるサービスって。。。
〜〜引用開始〜〜
何だこれ。国語が苦手な人か。どうせ論理を説いたところで理解できる能力などないだろう。そもそも、特に議論が必要な命題でもないし。君以外はみんな理解できているよ。
〜〜引用ここまで〜〜
何だこれ。国語が苦手な人か。どうせ論理を説いたところで理解できる能力などないだろう。君以外も大勢が理解できていないみたいだし、君らはどうせそんなもんだよね。
〜〜引用開始〜〜
P(X)を「Xを理由に搭乗拒否してはならない」と定義し「P(黒人)⇒P(マスク)」 との論旨だが、そもそもどのようなX, Yの場合に「P(X)⇒P(Y)」が成り立つのかについて言及していないので証明になっていない
〜〜引用ここまで〜〜
そんな論旨じゃないよ。マスクの問題じゃないと言ってる人の方が「P(黒人)⇒P(マスク)」 という論旨に近いんじゃない?俺はむしろ、それはおかしくない?って言ってる。
〜〜引用開始〜〜
マスクの問題じゃない。と言ってるのになぜ黒人差別の問題になるのか。別の事象を持ち出して同じ問題であると言いたいなら同じ問題であることの立証責任は言い出した側に生じる。
〜〜引用ここまで〜〜
マスクの問題じゃないと言ってる人は、その後の抗議が問題だと言ってるよね。
じゃあ、何がきっかけでも一緒でしょ?と俺は言ってる。
あとは違うと言う側が反論すべき。
つまり「何がきっかけでも関係ないが、黒人問題をきっかけにした場合は関係がある」と言わないといけなくなる。
そんな事を言われたら「え?関係あるのないの、どっちなの?」ってならない?それとも、こんな単純な事がわからないの?
〜〜引用開始〜〜
彼がマスクをすると死ぬ病気と仮定すれば黒人と同じく意志で変えられないから席移動強制は差別になるが、差別に負けず席保持したで終らず離陸後にも騒いだ時点で被差別者から危険人物に立場が変わった。黒人でも同じ
〜〜引用ここまで〜〜
この増田を書いた当初は彼を擁護するつもりはあまり無くて、単に表題の件に疑問を持ってただけだけど、ブコメを読むうちにほんとに酷いコメントが多いという事に気付かされたわ。その中でもこれはかなりマシな方だけど、それでもこのザマ。
マスク拒否おじさんはこの何百倍も大変なんだなと思うと (自業自得とはいえ) よく戦えるなと感心するわ。
離陸後にも騒いだって?
「暴言を吐いた人は謝罪したのか」と「約款にマスク着用の義務が書いてあるか」を確認しただけだよね?
それにまともな回答をしないピーチについて君は言及しないで、ことさら彼が危険人物だと喧伝するのはなんなのだろうね?
って、まあこのコメントは本当にマシな方なんだよ。俺の質問には答えてるからね。そんな人でもこんな決め付けをするんだなって思うとつい我慢できなくなって俺の論旨と関係ない事を書いてしまったわ。
ちなみに俺はピーチが悪いとも決め付けてないよ。議論の余地があるとは思うけどね。
〜〜引用開始〜〜
マジで質問の意味(趣旨)が理解出来ない。黒人か白人かって欧米か!…言ってみたかっただけ。 イヤ増田はアジア人でしょ?
〜〜引用ここまで〜〜
ちなみにこんな風に素直にわからないと言う人を見てもガッカリはしないんだよなー。
これを書いた人は、たぶんここまで読めないだろうし、ここまで読んだらたぶん途中で答えは書いてるからわかってくれると思う。
それより、わからないくせにわかった風に書いてる奴や、自分がわかってない事を認識すらしてないってレベルが本当に多くてうんざりする。
〜〜引用開始〜〜
バスのたとえ話だっていってるのに「掴みかかったらってなに?誰か掴みかかったっけ?」は草。「機内で誰か黒人差別したっけ?」で終了だろ
〜〜引用ここまで〜〜
なぜそうなるんだよ。
バスの例え話をしたいなら、飛行機をバスに変える以外はしちゃダメだろ。
で、掴みかかった例え話をして何になるの?
追記まである程度読み込んでる人でもこんな低レベルなのは、本当にうんざりするね。しかもこんなコメントにスターを付けた奴までいるという。。。
さて、ここまで散々うんざりだと書いてるけど、一方でまともだなと思う意見もある。
俺と対立してない人のコメントは書いても納得しない人が多いだろうから、まずは「対立はしているが、もっともだな」と思ったコメントを貼っていく。
1.
増田の言う通り、(航行中においては機長の判断が問答無用で正当化されるが)事後において当時の判断が適切だったかは別途「独立して」検証されるべき。 前に書いたやつ:http://sangping.hatenablog.com/entry/2020/09/13/003052
2.
録音した上で黙って席移動して目的地についてから問題提起する。飛行機は簡単に落ちないけど簡単にも落ちるし、下手すると騒いで前方の注意そらしてハイジャックテロもありうるからとりあえずは指示に従う。
3.
降ろされたのは機長の指示に従わなかったから。機長の指示が適切だったのかは裁判で争うべき。泣き寝入りする必要はない。
〜〜引用ここまで〜〜
全部は貼らないけど、こういう系統のコメントも少しはあったね。
1は俺の言う通りと書いてるから、まるで対立してないようにも読めるけど「マスクの問題ではない」という主張だから、対立してるよね。心情的には対立してないから、ややこしいけどね。
これらと、ここまでピックアップしてきたウンザリなコメント達との違いは (まずはちゃんと理解できてるという点が大きく違うが、それは置いておいて) 判断を一旦保留にしてる点。その上で従うべき、というなら、納得感は高い。
俺は判断を保留にする水準も程度問題だと思ってて、マッキョおじさんはギリギリセーフの側だと思うけどね。
かなり危ういけど、一応筆談を提案してたし、大声の指摘に関しては謝罪もしてたようだから。
でも、俺の論旨には明確に答えてくれてるから、上記コメントの系統には納得はできるものが多かった。
ちなみに
〜〜引用開始〜〜
何度でも言うが飛行中の航空機内では機長が絶対権力を有していて、乗客に対しての差別はもちろん迫害もOKである。なぜなら航空機内だから!機内は人種平等を訴える場ではないということ。地上でやれ
〜〜引用ここまで〜〜
これはアウトね。
一見上で紹介したコメントと同じに思えなくもないけど、決定的に違うのは機内では全く抗議してはいけないとでも言わんばかりな点がダメ。
一言でも抗議したらダメだとでも言い出しそうな勢いだよね。それは極端過ぎる。
もちろん「マッキョおじさんの抗議のレベルではアウトだった」という主張なら、聞く気にはなる。上記の2からはそのニュアンスが感じられる。
まあ俺の論旨にはちゃんと回答できてるし、一つの意見としては認めるけどね。
(なんか上から目線になっちゃってて悪いけど、でもそのレベルを超えられない人の余りの多さにうんざりしてる俺の気持ちも誰か少しは汲んでくれて良いと思う)
その他取りこぼしなど
〜〜引用開始〜〜
法律や規則を作るには時間がかかってしまうことを「お願い」としているだけであって、利用規約に準ずるものと考えるべき。だから公序良俗に反する指示を仮定するのはナンセンス。
〜〜引用ここまで〜〜
俺の論旨とはあまり関係ないけど、それなら搭乗拒否すれば良かったのでは?
公序良俗に反する指示を仮定したのは、まさにナンセンスな例として出したものだよ。
とは言えそこまでナンセンスとも思ってないんだけどね。
今度はそっちをメインにまた書いてみようかなぁ。まあ今回とは違って反応はあまり無いだろうけど。
〜〜引用開始〜〜
仮に黒人であることを理由に席の移動を要請されたら、騒いで下ろされても世論は圧倒的にその黒人寄りになるだろう。だから今の状況になってるのは徹頭徹尾マスクの問題であるとは言える。
〜〜引用ここまで〜〜
その通り。俺も最初にこう言えば、ここまで反論されなかったのかな?いやでも、ブコメの文盲ぶりを見ると。。。
これ見て「そう言われてみればそうだね。俺が間違ってたわ」ってなる人居るかな?俺の印象では居てもひとりとかだろうな。ゼロもあり得る。
例えば上で触れた比較的マシな方の「何度でも言うが飛行中の航空機内では機長が絶対権力を有していて(中略)地上でやれ」の人でさえ、あの拍手の醜悪さに関してはスルーしてて何も思ってない風なんだよね。
〜〜引用開始〜〜
「論理的な回答がない限り」は「自分が納得する回答がない限り」の意。そして何を言っても増田が納得することはない。こういう無敵論法は無視するしかない。増田が正気に戻る日が来ますように
〜〜引用ここまで〜〜
「俺に対立はしてるけど納得できるブコメはあった」と書いた後にすらこういうブコメが付いて、それにスターまで付いてしまうというね。
全部読めとは言わないけど、それならせめて決め付けるのはやめられないの?
やめられないんだろうなぁ。知能が低いのかな?
〜〜引用開始〜〜
ちゃんと説明できない人間が社会でどれだけ不利益を被るか、増田とマスクおじさんが証明している。
〜〜引用ここまで〜〜
ちゃんと説明しても理解できない人の方が多い、というのが俺の印象だけどね。
違うと言うなら参考までに君のいう「ちゃんとした説明」っての教えてくれない?
これだけ大量のブコメに丁寧に返信してても、誰も聞いてないって事を踏まえた上で答えてね。
って事で2階もあるみたいだし、まだ続けるわ。
これはマスクの問題じゃなくて、乗務員の指示に従わなかったから、もしくは乗務員にしつこく絡んで業務を妨害したからだ、って言ってる人に聞きたい。
マスクの問題じゃないなら、例えばこれが黒人だからって同様の扱いを受けてても、最終的には人種差別は関係なくて、あくまでも指示に従わなかったから問題なの?
乗務員「白人様。申し訳ありませんが、黒人が移動しないので白人様が移動して下さい」
機長「おまえは運航を妨害している。降りろ」
おまえら「この件に人種差別は関係ない!乗務員の指示が気に食わなくても飛行機に乗った限りは従え!乗務員の業務を妨害するな!」
それが違うというなら上の例の何が間違えてるのか教えてくれ。
こういう記事がありまして。
「差別のない街の見本に」川崎ヘイト禁止条例 7月1日全面施行 在日コリアンの思い - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20200630/k00/00m/040/196000c
朝鮮学校に通い始めて1カ月が過ぎた頃のことだ。初めて買った定期券を持ちバスに乗り込もうとすると、運転手がいきなり目の前で定期券をビリビリに破った。それが何を意味するのか、10歳では分からなかった。
こういうエピソードが成り立つためには、70年代初頭には「乗車時に定期券をバス乗務員に手渡し、記載の氏名まで仔細にあらためたうえで、はじめて乗車を認める」という運用が普通に行われていた、あるいは行われている地域が、いくらかはあったということが言えなければならないと思います。もちろん時代背景も地域差もあるとは思いますが、このような運用は、ありえたのでしょうか(渋滞の原因になりそうですが…)。自分はこの方より10歳ほど若い世代なので単純に比較してはいけませんが、バス定期券はさっと見せるだけで乗車できました。
で、上のような手渡しの運用が普通であったとすればよいのですが、そうでないならば、「子供が差し出した定期券を(乗務員が通常のフローでないにもかかわらず手に取って、氏名を確認したうえで在日コリアンだと認識して)ビリビリに破った」ということになりますが、幼少のころの記憶とはいえこの()の部分を忘れたり省略したりするものでしょうか。
この()の中身はいろいろバリエーションはありえそうです。例えば、地域にこの方が在日コリアンだということが知れ渡っていたので、嫌がらせを受けるというようなことなのですが、その場合でも定期券が乗務員に、なんらかの段階で手渡されていないと、「ビリビリに破」られません。定期券を手渡して確認するフローがスタンダードでない場合、ここの部分はあまり平和的とは言えない感じで行われる運びになりそうなのですが、この場合もやはり、その部分を忘れたり省略したりするようなことはあまりなさそうな気がします。
個人的な判断としては、単なる記憶違いか、フィクションだろうな、という気がしています。まあ、どうですかね。10歳ですからね。でも、そんなあいまいな思い出よりも鮮明なエピソードがもっとあるんじゃないですかね。
在日コリアンの方への苛烈な差別が過去にあり今もあるということを否定する気はさらさらありません。それらは一刻も早く是正されるべきです。なのですが、作り話やあいまいな記憶を都合よく盛った話で興味を喚起しようとしているならば、それはあまり品の良い話とは言えません。
ただ、これは受け手のリテラシーの話でもあります。このエピソードをそのまま額面通りに受け止めて「まあ、ひどい」とか言っているようでは、話にならないのでは、と思います。
私は男性だ。
所用あり、比較的空いている午前11時頃、電車を利用してみかん箱一つ分くらいの書籍をそのみかん箱くらいのダンボールに詰めて、簡易のキャリー台車に乗せて運ぶことにした。
その路線に女性専用車両があることは知っていたが、たまにしか利用しないので時間制限があるものだと誤解していて、通勤時間帯をとっくに過ぎているから乗っていいものだと勘違いしたのである。
普段はもちろん気をつけているし、前に一度誤って乗車した時には、気づいて別車両に自分で移動している。
だけど、今回は荷物が重いし移動が面倒だと思って、誤って乗車したことに割とすぐ気づいたのだけど、そのまま移動しなかった。
「ここは女性専用車両なので男性は乗れません。移動して下さい」
言い方が少々きつく、私はかちんと来た。
「女性専用車両なのは知っていますが、荷物が重く移動が面倒だし、三駅先までなので移動しません」
高圧的な物言いにほんとに切れそうになりながら、こう言い返す。
「そんな決まりはありません。女性専用車両に男性が乗ってはいけない法律などありません。これだけ空いていて、しかも私は女性から離れて一人隅に立っているだけなのに、移動する必要があるとは考えられません」
「あのね、ここは女性専用車両と書いてあるでしょ? 男が乗れないのは当たり前じゃないですか」
ワイドショー程度の知識しかない私でも知っているが、女性専用車両とはそう書いてあるだけで、法的な規制は存在しない。「男性乗車を拒むことは出来ない」とは判例にもある。だからこう言い返した。
「当たり前なんて誰が決めたんですか? さっきも言ったように法律にそんな定めはありませんし、調べてもらって結構ですから、男性も女性専用車に乗れます。なんなら乗務員さんを読んでもらっても結構です」
すると明らかにブチ切れたのか、その女性、車内非常通報ボタンを押しやがった。何を喋っているのかは聞こえなかったが、隣の駅に着くと駅員が乗り込んできた。
私は最初に駅員に移動して貰えないかと依頼されたが、正直頭にきていたので、移動には応じないと返答した。法律も知っていると。
すると隣で聞いていたその女性は、
「移動してくださいよ! 迷惑ですよ?」とほざく。
ふざけるな、一切迷惑行為などしていないし、する気もない。だが、最早この女性を相手するつもりはなく、私は駅員に向かって、
「移動しないので、それは法律でも認められていると女性に言っていただけますか?」
と言ったら、駅員も私に同調した。
「法律では男性乗車を拒むことは出来ませんので、ご了承いただけますか?」
と言ってもらえた。私は何も間違っていなかったのである。
駅員が降りて、電車が動き出してもその女性はブツブツ「信じられない」とか「あり得ない」とか言っていたが、私に言わせればその女性の認識がおかしいのである。
私は別に女性専用車両に反対はしない。ほんとに揉めそうになるようなラッシュ時間帯を狙って乗り込んだり、予告宣言しておいて乗ったりするような、女性専用車両反対の会の行動には一切賛同しない。
ただ、明らかに空いていて、誰の迷惑になるようでもなく、間違えて乗り込んだような場合であって、移動が面倒な場合に、強制的に移動しなければならぬ義務などない。
女性専用車両は、確かに1988年の大阪御堂筋線での事件を契機に、女性団体が性暴力被害を社会に訴え続けたことで実現にこぎつけたという流れはある。それはそれで尊重すべきだし、痴漢被害が多いからやむを得ないものとして社会的に容認されている以上、私もそれに協力する。
しかし、日本の女性専用車両が特殊な措置だということを知っているだろうか?
イギリスでは何ら犯罪対策にもならないとして成立しなかった。韓国でも確か同様に揉めたはずである(その後は知らないが)。台湾では失敗しているし、実施している国は少ない。
もちろん日本の特殊事情を無視はできないが、だからと言って女性専用車両を必要とする社会が正常であるとは言えない。
上野千鶴子氏だって「後ろ向きの政策だ」と言っているくらいなのである。
そもそも犯罪低減対策にはなっていないのである。むしろ「女性専用車両以外なら痴漢をしていい」という不埒な考え方を招いている可能性すらある。
だが、いつのまにか、二十年近く実施し続けられることにより、女性専用車両を女性の権利であると誤解している人が多くなっているように思う。
それは違う。あくまでも男性側の任意の協力がなければ成り立たないものでしかなく、もし大半の男性が協力しないとなっても女性にそれを拒むことは出来ない。
タクシー配車アプリ「JapanTaxi」について、乗務員視点でどうなのか書いていく。東京(特に日本交通グループ)の話が中心なので、他の地域の方には申し訳ない。
anond:20180927184434 に書いたことは説明を省略しているので、こちらもどうぞ。
アプリ配車のシステムはお客様・乗務員いずれの視点からも導入当初より改善された。一方で、不心得な利用者には冷たくなった。
「全国タクシー(後のJapanTaxi)」が登場した当初は、お客様が配車を注文した後、【①アプリのサーバー】【②各社の配車サーバー】【③タクシーの車載器】、の順に情報が送られ、配車が行われていた。ただしこれではお客様にご迷惑をおかけするだけでなく、乗務員から無線室への苦情も多く寄せられる状況が続いていた。問題点は以下の通り。
この方式はタクシー車両ごとの設備改修を行う必要がないという利点こそあったが、トータルで見るとデメリットの方が大きかった。これらは労働組合がたびたび改善の要求を出していた。それだけでなく、旧来のシステムにアプリ配車まで対応させるというやり方では、後発のMOVやDiDiなどと競争できなかった。
そこで、アプリのサーバーと各車両が直接つながった、アプリ配車専用のシステム(を搭載したタブレット)が導入されることになる。ただしMOVやDiDiはこの時点で既にこの方式を導入しており、JapanTaxiは国内では先発だったのに結局出遅れたことになる。もっと言うと、Uberはアメリカで事業を開始した当初からこの方式だった。
アプリ加盟会社で1つのシステムを汎用的に利用でき、迅速に配車を決定できるというメリットがある。
2019年の1月に「JapanTaxi Driver's(以下ドライバーズ)」という乗務員向けのシステムが開発され、1年ほどかけて都内の日本交通グループ全車両に導入された。帝都自動車やイースタンモータース、また他県事業者などといった従来からのJapanTaxi加盟社でも導入が進んでいる。これで、注文から配車成立までを同じJapanTaxiサーバーで行う(=各社の無線システムを通さず各車両に直接配車要請を行う)こととなり、先述した問題はかなり軽減された。(同時にGPS取得精度も改善され、逆から呼ばれることは少なくなった)
導入はJapanTaxi㈱が予めアプリをインストールしたAndroidタブレットを加盟各社に販売するという方式で、DiDi等も同じである。
JapanTaxiはUber方式では出遅れたが、後発の利を生かして「複数台に配車要請を行う」というシステムを取った。いずれの方式でも、コンピューターが最適と判断した1台を決めて配車要請を行うことには変わりないが、実際はその判断が正しくないこともあり、何らかの理由で配車要請が無視されることがある。こうなると、車両決定までの時間が延び、お客様にご迷惑をおかけしてしまう。何台かに配車要請をすればどれか1台は受けてくれる=お客様視点での成立率はほぼ100%になる…という具合である。
これまでは【配車要請→了解→迎車進行】という流れだったが、ドライバーズの場合は【配車要請→了解→当選→迎車進行】となった。
車種よって違うが、ジャパンタクシーの場合は運転手から見て左に通常のカーナビ、右にドライバーズが設置されている。普段は通常のカーナビだが、配車要請が届くと通知音が鳴り、画面に大きく「了解」ボタンが表示される。ただし先述の通り複数台に同じ配車要請が届くため、一番早く了解ボタンを押した人が配車成立(=当選)となる。了解しても当選しなければお客様の情報は確認できない。ドライバーズに送られてくるのはアプリからの即時注文のみで、電話注文や時間指定予約などは従来の配車システムで届く。
無視してもペナルティはないため、渋滞していたり右左折の途中でお迎えに上がれなさそうなときは他の車に任せるつもりで気軽に無視できるようになり、乗務員、お客様共に負担は軽減された(と思われる)。ちなみに当選数にかかわらず了解数が多いとインセンティブがあるが、割愛。
通知が届くのは、5~7分以内にお迎えに上がれそうな車のうち4台前後だが、繁華街など車両密度が高い地域では早押しに関係なく一番近い車に決まると噂されている。周辺台数が極端に少ないと、アプリ注文でも従来の配車システム(=乗務員は原則無視できない)に回される。ドライバーズ経由で配車要請がかかっても全員無視すると、お客様にはもう一度アプリを操作して頂く必要がある。
何としてでも無線を取りたいがあまりに、ドライバーズタブレットに連打器を付けて早押しに勝とうとする人まで出て来たが、正式に禁止された。(連打器=もともとスマホゲームでズルするために使うもので、SMATCH http://www.zaurus.jp/special/smatch/ が有名。)
事故ったとか、目の前に手を挙げている人がいるとかの他にも、色々ある。(注:アプリ注文も電話注文も「無線」です)
とはいえ、繁華街の無線は長距離利用も少なくないし、会社の方針を尊重する聖人、蓼食う虫になる人、クレーム万歳な人、色々いる。時間帯やその時その時で判断は変わってくる。私も歌舞伎町絡み以外は基本的に全て了解している。
以前の記事でも槍玉に挙げた「必着スマホ配車」は値上がりした。従来、時間を指定して注文する場合、追加料金はアプリ予約が420円(即時注文と同じ金額)、電話予約が840円となっていたが、今年の4月からアプリ予約でも840円となった。
アプリ予約が嫌われていた理由は以前も挙げたとおりだが、要は1乗車にかかる時間に対して営業収入が低く、かなり効率が悪かった。時間指定予約は20~30分前から車を拘束するのと、JapanTaxiアプリでは日本交通しか受け付けていなかったため(他社は合意が得られなかった)、朝は車が足りなくなることが多かった。しかも迎車料金込みで1500円を下回る利用も相当数あり、会社としても結構な損害になっていた。更に、これが嫌で朝は無線を無視する乗務員も多くなるという悪循環に陥っていた。
アプリ予約を840円にすることにより、即時注文への誘導を図る狙いがあったと思われる。即時注文であれば1乗車の拘束時間が減り、日本交通以外の車も呼べるため、キャパに余裕が出る。また、ある程度拘束時間に見合う金額となるため、無線を無視する人も減ると思われる。
もう一つは、お客様が予定時刻に現れなかった場合、これまでは連絡が取れなくても20分までは待つということになっていたが、これが10分に変更された。この話はJapanTaxiというより日本交通だけの話になるため、割愛。
これといったオチはない。
タクシーアプリも人口に膾炙してきたのか、導入当初のようなトラブルは減った。また、アプリの利用者は明らかに増えており、無理に都心の繁華街に居座らずとも、流しでは確実に乗らない郊外でも十分仕事が成り立つようになった。都心での営業が確かに最も儲かるが、狂客との遭遇、空車同士の競い合いも多く、心身がすり減らされる。かといってそれを避ければ生活が傾く訳だが、郊外におけるアプリ配車がその間のちょうどよい落とし所となってくれた。特に今般のコロナ騒ぎでも収入の下げ幅を抑えられているのは、郊外でアプリを利用してくださるお客様のおかげである。
こういうやり方はベテラン乗務員には嫌われがちだが、わざわざ港区に行って週一で癇癪持ちにエンカウントするのは私には無理なのでこうしている。このやり方を続けるには、お客様にまたJapanTaxiを利用していただく必要があるが、私に出来ることといえば、積極的に了解して配車不成立を減らし、お客様に不便な経験をさせないことと、そして接客や地理知識を磨くことである。これらの循環でお客様に喜んでいただければ私も安心するし、心身共に健康な状態でこの仕事を続けることができる。(了)
日本人の無意識に抱えている、ネイティブスピーカーへのあこがれは
ときには、動機付けになるが、多方、語学学習の阻害要因にもなりうる。
とくに、ネイティブ並みのコミュニケーション能力を目指す考え方は
恥ずかしい発音をしたくない、文法含め、間違ったことをいって恥をかきたくない、という心理が
どれだけ機会損失につながっているか、実践訓練を妨げているかわからない。
特に日本人同士では顕著だ。日本人同士で「あのさ、お前何言ってんの?」とは絶対に思われたくない心理。
なので、例えば、自分よりも会話能力が上回っていると感じた日本人とは自然と会話自体を控えるようになってしまう。
一方、留学したり海外旅行では、日本人の視線を感じないことも多いため、堂々と間違えることができる。
留学時、なるべく、日本人と接しないようにした、と告白する人が語学を身に着けていくのはそれなりの理由がある。
最近、フィリピン留学などが流行しているようだが、これは、非ネイティブという利点を有効に活用できてよいと思う。
ネイティブ並みを目指しているひとにとって、未熟な言葉をネイティブと会話するよりも恥ずかしさは少ないはずだ。
そのうちに、経験や機会を阻害していた自分自身のネイティブ並みへのこだわりも消えていくかもしれない。
忍者ハットリくんやマンガ道などで知られる藤子不二雄A。そのなかに「添乗さん」という作品がある。
これは1970年代、高度成長期を上り詰め、一般の日本人が海外ツアー旅行に行き始めた時代を背景に
添乗員の悲哀を通じて、人々の海外旅行観をコミカルに映しとったた名作だ。
この作品は、個人的には同氏の最高傑作のひとつだと思っている。
見開き2ページで構成された、この小噺集のなかに、とあるエピソードで
ネイティブ英語を鍛えてきたと自負するおっさんがハワイ行の機内でドリンクを注文する場面が登場する。
添乗員に対して「キミィ。英語のわかるスチュワーデスを呼んできてくれたまえ」といって、やってきたのは
しかし「スカッチャンドワーラー、プリーズ」と話しかけるものの、
見かねた添乗員さんが、スコッチを欲しいと言っています、とコソっと耳打ちすると
「オー、スコッチ・アンド・ウォーター!オーケー」といって、おっさん語をようやく理解できてスッキリした表情。
その他のエピソードでも藤子不二雄Aの観察眼はいろいろと鋭い。
当時は、「百万人の英語」のハイディ矢野などを通じて、リエゾンの重要性を洗脳されていた時代である。
試しにネイティブの発音をマネしてかっこつけて話そうとすると、通じないことが多かった。
恐らく、ニューヨーカーの発音、南部なまり、西海岸の英語、オセアニア系、ブリティッシュ英語、これらをジョークとして使い分けられる程度の能力があれば
相手に応じて、発音のコントロールができて、通じるようになるような気がしている。
えてして、ネイティブの多様性を理解できず、山形弁をマネしようとして失敗しちゃってる奴が大阪で話をしているようなものである。
しかし、それはあたかも大阪弁と山形弁を使い分ける変なガイジンなんであって、何を目指しているのか、という自問自答になるだろう。
挙げられている例文は文法的に正しくないものの,そこまで否定されるものではないと思う.
なぜなら,文法的正しさは言葉の適切さを評価するための限られた一側面でしかないから.
鉄道の車内アナウンスの場合,言葉の適切さを評価する観点には,例えば,文の短さ(簡潔さ),敬意の表現,文法的正しさがある.
これら全てを完璧に満たす文を作るのは難しい.
結果,重視する条件によって最適な表現は異なる.
※敬意あり/なし
1文目「怪我につながる恐れ」は,普通体を使用している(敬語でない).
「客観的事実として」怪我人が発生することを恐れている,つまり,例えば鉄道の遅延や乗務員の対応コストなど,鉄道会社の不利益が生じて欲しくないという含意が相対的に強い.
これに対し,2文目「怪我をされる恐れ」は尊敬の「れる・られる」を使用している.
「聞き手である乗客個人が」怪我をすることを恐れている,つまり,乗客自身に不利益が生じてほしくないという含意が相対的に強い.
また,この乗客への敬意を文法的に正しく表現しようとすると,例えば3文目のようになり,文が長くなってしまう.
要するに,文法的正しさ以外の観点も考慮すれば,上述の候補文は,全て一長一短がある.
一方で,(例え文法的に正しくなくとも)全ての文で,その意味は推論可能であり,使用可能である.
実際,車内アナウンスの内容は事前にある程度予想がつくだろうから,極論すれば「携帯,ゲーム,トラブル,怪我,禁止」という単語が含まれていれば,おおよそ言いたいことはわかってしまう.
その上で,この鉄道会社は,おそらく文の簡潔性を重視している.
鉄道の乗客は,必ずしも車内アナウンスに傾聴しているとは限らず,周囲の乗客との距離感,手元の端末,降車後の予定などに注意が向けられていることの方が多いだろう.
「丁寧な印象で,かつ,聞き取りのための認知負荷が小さいアナウンス」を追求した結果,文法的正しさが犠牲になり,このアナウンス文になったのではないか,と思う.
話し言葉とは音声で伝わる言葉,書き言葉とは文字で伝わる言葉とする.
話し言葉と書き言葉の差は,自由に聞き直せる/読み直せるかどうかと,記録として機能するかどうかだ.
話し言葉はその場で消えていく空気の振動だ.だから,一つの発話を聞き終えた時,自由に聞き直せない.また,録音しなければ,記録としても機能しない.
書き言葉は文末まで読んだ時,文頭に戻って読み直すのは自由だ.また,論文や本など,記録として機能することが多い.
話し言葉は発話を聞き終えた瞬間に十分理解されることが望ましいので,簡潔性が重要だ.
一方,記録として機能する書き言葉は,その内容の正確性が重要だ.書き言葉は読み直せるので,多少簡潔でなくても問題は生じにくい.
つまり,話し言葉は,書き言葉に比べて,正確性よりも簡潔性が重視されやすい.
私たちが後に学校教育で書き言葉(文法規範)を習うのは,自然に獲得される話し言葉と比べて,要求される条件(例えば,正確性)が異なるからだ.
ただし,教育が規範を与えるからと言って,話し言葉が,あらゆる場面で書き言葉のようであればあるほど(文法的であればあるほど)正しい,ということは意味しない.
なぜなら,上述のように,話し言葉と書き言葉では要求されるものが違うからだ.
もっと言えば,話し言葉/書き言葉の違いに限らず,言葉が使用される一つ一つの状況次第で,要求される条件は全く異なるからだ.
敬意を表現する,親しみを表現する,簡潔に表現する,微妙なニュアンスをほのめかす,話者の印象を制御する,など,言語の使用の際に要求される条件は無数にある.
文法的正しさを犠牲にした時に,替わりに有益なことが実現できる場合もある.
例えば,散文詩や広告のキャッチコピーに対し「非文法的だ」と非難する人は少ないだろう.要求されるものが,文法と異なることが自然に理解できるからだ.
同様に,バスのアナウンスは,文法的であるよりも簡潔であることが求められる状況だった(と判断された),というそれだけのことのはずだ.
正確な表現は長くなりやすく,状況によっては,聞き手に過度な認知負荷を要求する.
正確に,書き言葉のように話す人は,状況によっては,聞き手の認知負荷の軽減よりも,自分自身が「正しい」ことを優先しているとも捉えられかねない.
このため,「他人より自分を優先しそうだ」「他人の間違いにもうるさそうだ」「間違いを指摘したら面倒そうだ」といった印象に繋がる可能性がある.
身の回りの非文法的な表現を,単なる文法能力の欠如による産物と決めつけるのではなく,
何らかの合理性に基づく可能性のある産物として受け止め,どういう目的であえて文法を破っているのか,という背景に対する興味と想像力が必要だ.
ちょっとググってみたんですけど、応急処置とかそういう緊急度が高い時の対処法(普段から講習を受けておく、意識のない人へすることなどの人名救助的なこと)は出てくるんだけど、そういうのではなくて。
東京の地下鉄の中、眼の前でサラリーマン風な人がよろけてころんだんです。でも自力でゆっくり起き上がったから、酔っぱらいか寝てたのかと思って。
しかし駅についた時に、今度は後ろにバターンと完全に倒れて後頭部を強打、見たら手がブルブル震えてました。
2回目だったのと、ちょうど駅についた瞬間だったので、とっさに思ったのは「また発車しちゃう!」でした。なので周辺にいた人に「え、駅員さん呼んできます!」と慌てて言って、駆け出しました。
駆け出したもののラッシュでホームは満員で、階段前ですぐ進めなくなりました。そこでまたとっさに「すみません!電車内で人が倒れました!駅員さん呼んでください!」と大声で叫びました。聞こえた先頭の人が呼んでくれるかと期待したんです。
でも次の瞬間、ホームにベルの音がしました。私の声を聞いた人が、ごった返す状況を見て無理だと思ったのでしょうか、非常用?のボタンを押したんだと思います。(こういうシーンが初めてで、駅のそういった設備をよく知りません)
そこで、この音がしたならもう伝わるだろうと思い、倒れた人がいる車両に走って戻り、駅員さんを待ちました。遠くに見えたので、ここだとわかるよう大きく手をふり続けました。
でも…そこまでをして戻った時、おじさんはもう起き上がってシートに座っていました。他の方が声がけをしていて、大丈夫、大丈夫と応えていました。意識もはっきりしていました。
到着した駅員さんは一声かけて、同じように「大丈夫」の反応を聞いて、すぐ帰っていきました。
けっきょく、生死に関わる事態じゃなくて、おじさんは元気だったから良かったと思うのだけど、「なんでもないのに電車を止めた」という、間違ったことをしたのではないかという気持ちがわいてしまいました。
以前、SNSで「緊急停止ボタンを押すと電車が長時間止まって迷惑」という記事を読んだからです。
それもあって、とっさに「ボタンを押すとかじゃない方法で知らせなきゃ」と思ったのでした。
でも結局、私がしたことによってボタンは押され、電車は遅延が起きた。もうちょっと穏便?にできるやり方はあったのでしょうか。
痙攣や嘔吐など明らかにヤバい症状が出てたら、もう救助の心得がないと何もできないのだと思いますが、とにかくまずは「駅員さんに知らせること」の一番正しそうな方法が検索しても見つからないのです。
今回はちょうど駅についたタイミングだったので「降りて走って助けを呼ぶ」という方法をとりましたが、まだ走行中だった時などは、電車の中にあるSOSボタン的な物を押して知らせる or 通話できるタイプなら状況を説明する、がこういう時の最適解なのでしょうか。
さらに今回のように「駅についた」タイミングだったら、それでもまずは電車内のボタンを探すことが正しいのでしょうか。ホームにある方のボタンはとにかく「列車非常停止ボタン」と呼ばれる、全線に連絡が行って前後の電車まで止まるタイプと読むと、よっぽどヤバい時しか押しちゃダメなんじゃないかと躊躇してしまいました。
私が利用する路線は、ホームに駅員さんがいないことが多いので、ボタン以外の方法では、今回のように人混みをかきわけてもたどり着けないだろうし、そうしてる間に電車は出発してしまうと思います。
ググった時に「電車の最端車両にいる乗務員に言いに行く」という手段も見ました。近くの車両ならよいのかもですが、10両の真ん中ぐらいだったら、そうとう走るのでこれも間に合わないのではとも思いました。
電車に詳しいはてなーの方にアドバイスをいただきたいと思い書きました。
読んでくれてありがとうございました。