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はてなキーワード: あの日とは

2023-12-03

anond:20231201224459

俺も財布ではないがラウンドワンスマホなくして、場所場所だけに絶望的な気持ちになってたけど、受付に届けられてて感動したのでついでにここでお礼言わせてもらうわ。

あの日届けてくれた人ホントありがとう

2023-11-29

クリノメガエース批判での炎上事件

何が起きた?

ジャパンカップはイクノックスの史上最強論争を終結させるような見事な走りと、2着に負けはしたが力をしっかり見せつけてくれたリバティアイランド活躍で華やかに終わった。

その裏で、3勝クラスのウインエアフォルク、地方競馬所属チェスナットコート、クリノメガエースの参戦があった。

チェスナットコート中央で4勝しオープン入りしてから地方転籍、クリノメガエース中央新馬勝ちをしてから地方転籍なので、中央実績から所属クラスだけで語るならチェスナットコート文句なし、ウインエアフォルクは1つ格上挑戦、クリノメガエースは3階級格上挑戦ということになる。

(競走馬は「未勝利、1勝クラス、2勝クラス、3勝クラスオープン」の順に昇級し計4勝すれば最上位のクラス所属となる)

しかし、格上挑戦だろうと当然、地方馬2頭も中央への出走資格を持っており、ジャパンカップへの出走希望馬の数や獲得賞金額など加味して、出走優先順位が上位18頭に入ったから全馬出走できたわけだ。

ルールに従っての堂々の出走だったわけだ。

結果はウインエアフォルクが15着、トラストケンシンを挟んでブービーチェスナットコート最下位18着はクリノメガエースとなった。

力の足りない馬が負ける、これは競馬のよくある風景だ。

ただ今回、ウインエアフォルクはともかく、チェスナットコートとクリノメガエースの挑戦を批判的にツイートした人がXに現れ、炎上批判される事件が起きた。

その人はどこかの育成牧場スタッフという話だ。

さらにそのアカウントに、クリノメガエース生産牧場の方が「このように批判されてもお互いに良いことはないんじゃないかと。もしクリノメガエース迷惑かけたのならすみません」と忠告謝罪をした。

ここまでが事実顛末だ。

この批判のまずいところ

競馬に限らずだが、あらゆる場面において、勝てないと解りながらも夢を見て、より上を目指して挑戦することは尊い

そこを否定してはならない。

そしてあらゆる競技絶対はなく、例えば前の方で多重落馬事故が起き、後ろにいて巻き込まれなかった馬が勝つようなこともなくはない。

オリンピックスノーボードレーススピードスケートなどでもたまに見る光景だ。

なので、どれほど実力が足りなくとも、どれほど勝つ可能性が低くとも、そこに挑戦する価値はあるのだろう。

日本だって欧米から学び挑戦し続けたからこその今の発展だし、日本人のメジャー挑戦のさきがけとなった野茂英雄や、メジャー通用しないと言われながら日本野手初の大リーガーの1人となった新庄剛志がいたからこそ、今の大谷翔平活躍があるとも言える。

だって同じで、ジャパンカップそもそも日本馬が勝てない大会だったのが、いまや外国馬が勝てないので誰も来てくれなくなったほど、日本競馬進歩は目覚ましい。

今は中央と力の差がある地方競馬も、ミューチャリーのように中央馬を倒す馬だらけになる日だってくるかもしれない。

競馬だって今までの挑戦があったから、進歩があるのだ。

この批判理解できるところ

ただ、馬を使った競技において、その挑戦は人のエゴだ。

からするとレースの格は関係なく、騎手の指示に従って一所懸命走るだけだ。

馬は慣れないコースを走って故障することもあるし、一度の惨敗でその後のやる気を失うこともある。

その結果、それ以降のレースで走れなくなり、すぐに引退馬肉になることもある。

馬のその先を思うなら、馬が一番活躍できるキャリアを用意してやることも、馬にとっては大切なことだろう。

しかし、オーナーがその馬をちゃんと愛していて、挑戦で結果が出なくとも、その後走れなくなったとしても、その後大事に面倒を見る覚悟があるならもちろんその挑戦にマイナスの面は少しもないだろう。

今回挑戦した馬たちのオーナーがどのような姿勢かは知らないが、馬に夢を託し、大きなレースに出した以上は、馬を大切にする方達だと思いたい。

それならば、外野文句を言う権利すらないだろう。

地方馬のジャパンカップ参戦だけではなく、日本馬の凱旋門賞挑戦も似たようなものだ。

タイトルホルダーやドウデュース凱旋門賞に挑み、結果的惨敗し、帰国後もパフォーマンスを落としたとしたわけだが、彼らはそんな結果に関係なく、将来立派な種牡馬になることは確定している。

未来確約されている馬は、挑戦は大きなリスクにならない。

だがそんな馬は、ほんの一握りだ。

ひとつ言えるのは、「尊い挑戦をする人」と「可哀そうな馬」は両立され得るということだ。

タイトルホルダーのオーナーも、後になって「馬には可哀そうなことをした」と言っている。

個人的経験

ただの競馬ファン個人的経験談になるが、聞いてほしい。

地方競馬も見る増田は、とある地方馬を推し応援していた。

ある時この馬が中央特別レースに出走することになった。

あの時の増田出馬表を見て驚き、「俺たちのあの子中央で、win5対象特別戦に出るんや!うおー!楽しみ!」というかつてない楽しみに震えた。

冷静に考えると地方ダート登録している中央は芝。

そしていつも見る地方で行われる中央地方交流戦重賞では、出稼ぎにきた中央馬たちが上位を独占して帰っていくのも見慣れた光景だ。

何が起きても覆らないほど、中央馬と地方馬に力の差があるのは肌身にしみて理解している。

もちろん勝つことはないだろう。

しかし、勝負の決したレースでは流す馬もいる。

俺たちの彼女はいだって全力だ。

ひとつでも上の着を目指してくれたら、あわよくば1桁着順も?最下位は避けてくれるのは可能でしょ!なんて思っていた。

当たるはずのない馬券も買ってレースを見る。

だが結果は中継にゴールシーンが映らないほどの惨敗最下位

パトロールを見れば、必死に追って、流したブービーに迫る程度だった。

勝たないのはわかってたけど、思っていた以上で、少しがっくりきた。

いや、それでもよく頑張った、と思ったし、馬も騎手も立派だったし、彼女が俺たちを中央に連れてきてくれたのは誇らしかった。

でもホーム地方競馬場に帰ると、その初戦で見たことないような惨敗

目を疑った。

え?俺たちの強い彼女は?どこにいった?

田舎エリートが全国模試でさんざんで、自信を無くしたかのような走り。

うわっ、あの子傷ついてたんだ…

そこからだんだん、俺たちは彼女にとても申し訳ないことをしてしまったんじゃないかと思うようになった。

もちろん馬主調教師判断だし、ただのファンには何の権限もない。

でも、あの日無邪気に舞い上がっていた自分は、彼女にとってどういう存在だったんだろう、とは思うようになった。

「馬には可哀そうだった」この言葉は、実感があればあるほど、簡単じゃなく、重い言葉になると思う。


まとめ

別にこの挑戦に正しいも間違っているもない。

挑戦を辞めたら人は終わりなのも事実だ。

だが馬はその挑戦も、その価値も知ることはなく、可哀そうなことをしたら可哀そうになるのも事実だ。

ただ、挑戦は可哀そうなだけでなく、ディープボンドみたいに惨敗してもいい経験として強く成長する馬もいる。

今回のウインエアフォルクと藤田菜七子騎手は、いい経験になって成長してくれる、と期待されていた。

個人的には、俺たちの吉村騎手ジャパンカップ走ってくれたのは嬉しかったし、いい経験になったろうし、いま競馬学校生の吉村Jr.にもその経験が受け継がれていくと思うと、クリノメガエースの参戦にも大きな価値が詰まっていたとは思う。

人が馬に楽しませてもらい、その職業の人たちは馬にご飯を食べさせてもらっているのだから、誰だって馬に可哀そうなことをして欲しくはないし、したくはないだろう。

しかし実際の競走馬あくま経済動物で、乳を搾る牛や、肉をいただく鶏と本質的には変わらず、ある程度の可哀そうなことを強いるのも必然ではある。

からこそ線引きは難しい。

まれてこなければよかったんじゃない、みたいな結論もまた、違うんだと思う。

2023-11-27

可愛い娘に通報された

マッチングアプリで「あんたと交尾したい。やらないかあの日の夜が忘れられないのよ」と求愛したら通報されたんだが、大丈夫かこのサイト

2023-11-25

ずっと遊び続けているゲーム10周年を迎える

ずっと遊び続けているゲーム10周年を迎える。

始めたのはちょうど、サービスが始まって間もない頃だ。

当時は艦これが大ブレイクしていて、2匹目の泥鰌を狙わんとばかりに、いくつものブラウザゲームが次々とリリースされていた。

そのゲームもそんなうちのひとつだったのだが、遊んでみるとこれが意外にも真っ当に面白かった。

ガチャを回さなくても、しっかりキャラクターを育て、頭を使ってプレイすれば、難しいステージクリアできる。

自由度が高く、プレイヤーが10人いれば、10通りの遊び方が生まれる。

ドット絵で動くキャラクターも、スーファミ世代自分にはむしろ馴染み深かった。

もっとも、世界観はいかにありがちなファンタジーで、見た目はいかにも地味だ。

キャラクターには声もついておらず、きっと、そう長くは続かないだろうな、と思っていた。

そんな自分の予想と裏腹に、そのゲームは1年、また1年と歳を重ね続けた。

その間、ほかのゲームに手を出したりもしたのだが、どれも長続きしなかった。

唯一、そのゲームけが続けられたのは、フレンド機能ランキングのような、人と関わるシステムがなく、自分のペースでのんびり遊べたからかもしれない。

地味だった見た目も、少しずつ改善されていった。

5年、6年。次々に新しいタイトルが生まれては消えていく中、サービスは続いた。

7年目にはとうとう、当初の目的だった魔王を倒してしまい、第2部とでも言うべきストーリーが始まった。

長く続いた弊害で、古臭く不便になっていたシステムも、ひとつひとつ、丁寧にアップデートされていった。

あの日、早晩終わるに違いないと思ったゲームは、気がついたら、立派な長寿タイトルになっていた。


これだけ長く遊んでいると、もはやプレイ生活の一部になってくる。

どんなに忙しくても、朝晩2回のログインは欠かさない。

今となっては、大抵のステージ鼻歌交じりでクリアできるし、ガチャの結果に一喜一憂することも少なくなった。

それでも、毎週のアップデート情報が、起伏の少ない毎日ちょっとした楽しみを与えてくれる。

10年。決して短くないその間、自分人生にもいろいろなことがあった。

仕事がいくつか変わり、共に人生を歩む人ができた。

どれだけ周りの環境が変わっても、そのゲームはいつも自分の隣にあった。

今となっては、そのゲームのない日常想像がつかない。

そんな日常にも、いずれは終わるときが来るのだろう。

いつかかならず来るとわかっていながら、ずっとその日が来ないでほしい、と願う自分がいる。

できることなら、この先もずっと、自分がいなくなったあとも続いていってほしい。そのタイトルにふさわしく。



人生で最も長く遊んだゲームが、明日10周年を迎える。

千年戦争アイギス10周年おめでとうございます

https://aigis1000-10thcp.com/

2023-11-22

終わりの季節

15年働いた会社を辞めるので、沢山の人に挨拶をしている。上司や先輩、後輩と部下、全方位と毎日あちこちで話をしている。話す度にとても寂しい気持ちになる。

高校時代親友が死んだ。この数年、会っていなかったが、本当に寂しい。初めて行ったフジロックの話、20年前の話をもう一度したくても、もうできない。美術室でのあの日々を語らう相手はもういない。

兄も仕事を辞めるという。会社事情でやむにやまれないけど、心配になる。

Tver廃村ドキュメンタリーを見て、涙が出た。私の生まれ集落高齢化過疎化が進む。親友通夜帰省をしたばかりなので、余計に堪える。生まれ育ったあの地も、20年後には無くなっているかもしれない。

https://t.co/FNsavRklTH

先週末の全感覚祭へのドネーションをし忘れた。あの活動凄さへのリスペクトを表す方法ドネーションだった。色んなことが重なって、自分のことしか考えられなくなっている。

大学院もあと少しで卒業で、同級生ともお別れである修論を完成させなければならない。ますます視点自分フォーカスされていく。

できるだけ沢山のものを見たいはずなのに、どんどん視界が狭くなっていくこの矛盾をなんという。うっかりタップした絵文字が、自分の焦燥をあざわらう。

^_^^_^^_^^_^^_^

2023-11-17

愛は勝つって東京ラブストーリーテーマ曲だと勘違いしてたわ

KANカンチがごっちゃになってた

よくよく思い出してみれば、東京ラブストーリー主題歌は「あの日あの時〜」だよな。。。

2023-11-16

あなた今日もよく目覚めました。

しかし、ニュースなんか見るのはやめましょう。

ニュース世界戦争事故災害犯罪に巻き込まれ被害者たちを伝えます

でも、あなたには関係ありません。

あなたには関係ないのです。

ニュースあなたより悲惨な目にあっている人たちを押し出してきます

すべての心ある市民はあまねくこれを知る義務があるとでもいいたげに押し出してきます

ですが、あなたあなたで大変なのです。

心優しいあなたは、自分より悲惨境遇の人たちに心を痛め、自分のことを二の次に考えます

あなたは、その優しさであなた自身をいたわるべきなのです。

寄付をするのはお金持ちに任せておけばいいのです。

世界を知るのは世界を変えることができる立場の人に任せておけばいいのです。

ニュースなんて見るな!

牧歌的生活想像してごらんなさい。

薄っすらと大地を照らす日の出と共に目覚め、高原の涼しく清らかな空気を吸い込むのです。

居間ゆっくりと温かい飲み物を飲むのです。

そう、この生活ニュースを伝えるメディアなんて入り込む余地はないのです。

旅館に泊まったあの日を思い出してください。

あなたあなた人生を取り戻していたのです。

あの時間を今も取り戻すのです。

2023-11-09

anond:20231109023810

あの日くれた言葉が今でもこの胸に確かに届いてるから

シモンとカミナ浮かんじゃうよねどうしても

2023-11-06

ハマス拘束の人質家族、「あの日から時が止まったまま」

https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_104009/

時が止まった故郷、残したい 東日本大震災11年、福島大熊町 帰還困難区域住民語る

https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/143687

バービーryuchellさん追悼「時が止まったまま。現実を受け止めていません」急死翌日が収録日だった

https://hochi.news/articles/20230718-OHT1T51211.html

遺族 “時が止まったまま” 知床観光沈没からまもなく1年

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230412/k10014036491000.html

時が止まった町プリピャチ、チェルノブイリ事故から28年

https://www.cnn.co.jp/world/35057248.html

20年時が止まったままの建築も、時代翻弄された有明青海エリアが動き出す

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02281/011700004/

安達祐実 41歳の透けニット姿に「いいね!」4万超「時が止まったまま」「洋服どちら?」

https://www.daily.co.jp/gossip/2023/04/24/0016280216.shtml

2023-10-24

【速報】「あの日からやり直したい…」複垢フェミ覚悟懺悔ヌード!!

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ナンパをされてつけられてから数日

ナンパをされた日はついていなかった。仕事で外出していたところ、外出先で新興宗教勧誘?に声をかけられた。この地域はいもの事なので無視をしていた。

その日は直帰でそのまま美容院行く予定だった。18時の予約だったのを直帰ができることもあって17時に変えた。終わって駅に向かったのは17:50頃だった。

いつも乗る号車と扉は決まっているのでそこに並んだ。横に男性がいてチラチラと見られていたが気にしなかった。

電車がやってきた時に自分の並んでいる扉の1つ隣の方が席が空いていることに気がつき、隣に並んでいる人がいなかったので直前で移った。男性も着いてきた。しかしこの時は「この人も端の席狙いかよ」ぐらいにしか思っていなかった。

私は端の席に座り、男性は少し離れたところに座っていた。正直そこからは興味もなかったので何をしていたとかは覚えていない。私ははてブロを書いていた。

最寄り駅に着いて電車から下りる。自分が乗った扉だと改札口に向かいにくいので、車内で少し歩いて降りやすい扉に移動する。そのまま降りて「御手洗によるかどうか」考えている時に、突然肩を叩かれて声をかけられた。

あなたの事を○○駅で見て一目惚れして、この後忙しいですよね」

所謂ナンパだった。

私は太っている。髪型服装男性ウケするものでは無いし、職業メイクはほぼしていなかった。それに昼のこともあったので、最初に「勧誘だ」と思って適当にあしらった。

そのまま改札を出てバス停に向かおうとしたところ、少し離れたところから着いてくるのが見えた。本当に怖かった。

とりあえず近くのコンビニに入って御手洗を借りて、少ししてから駅直結ビルはいって家族に連絡を取ろうと決めた。モバイルSuica履歴家族への電話履歴を見た限り2~3分は経っていたと思う。駅直結ビルに戻ろうとしたところまだ居た。こちらの方を見ていた。さすがに怖くて手が震えた。直結ビルに入るのをやめて交番に駆け込んだ。交番に行き親と連絡をとって迎えに来てもらうまでの間に相手はいなくなっていた。

先程も書いたように、自分容姿的にまさか声をかけられると思わなかった。

それから日経ったが、夜の電車に乗るのが怖くなった。私の行く美容院職場最寄り駅からも近い。

そしてあの日は直帰だったのもあり、仕事終わりに寄り道したとはいえ普段帰る時間とそんなに大差ない時間電車だった。もしまあいつが乗っていたらどうしようと思うと本当に怖くて、手の震えが出やすくなった。似たような容姿服装男性も怖くなった。たった一度のたった一瞬のことなのに、こんなにも自分の体には怖いものとして残っていた。

こういうのって容姿とか関係ないんだと思った。そもそも勧誘だったら容姿とか本当に関係ないだろうし、仮に本気でなんぱだとしても声をかけてきた相手の好みなんてこちらには計り知れないんだから

書くことでどうしようというのは特にないが、とりあえずここなら匿名から吐き出せるかと思って書いてみた。

本当に今回誰にでも起こりうることだと実感したので、みんな気をつけて日々を過ごして欲しい。

2023-10-23

スパッツ・腿が思い出になる前に

あの日もここで はみ出しそうな 君のニーソを見た

腿の色も腿の匂いも 変わったね

2023-10-22

あの日活躍を祈念された増田です

皆様の温かいご声援に励まされ、立派な弱者男性になれました。

ありがとうございました。

2023-10-20

昔のセフレ約束していた日のはずだが

連絡が来ない。

忘れてしまったのか、用事ができたのか、奥様にバレたのか。

なんとなく、今日は久しぶりの男とセックスするつもりで、朝もシャワーを浴びたし、下着を選んだのに。

リモートワークの日なのに、珍しくブラジャーをつけるわたしに、訝しげな視線を向ける夫に、見て見ぬ振りをしたのに。

 

でも、連絡がないんじゃしょうがない。

においが強いから、食べないでおこうと思っていた3日目のカレーの残りに、手をつけようとおもう。

 

思えば腐れ縁になるのか。

最初わたしが恋したのだけど、思いを告げたら、距離を置かれた。

わたしはフラれたと思っていたのだけど。

半年後になって、「びっくりしただけ。そんなふうに見てなかったから。よく考えたよ。もう一度、あの日の続きをさせてください」と言い出した。

 

わたしはその頃には別の男性と付き合っていた。

の子への恋心はすっかり忘れていた。

「ごめんなさい。今は弟のように思ってるよ」

と言った。

の子は、「弟扱いでいいかそばにおいてよ」と言っていた。

 

今思えば、あの頃のあの子就活の時期で、ひと足先に社会人になったわたしに甘えていたのかもしれない。

 

その後もポツポツ連絡がきていた。

の子とは二回だけセックスした。

 

一度目は、当時の彼氏と別れた時。

別れたことを聞きつけたあの子から「会いたい」と言われた時、断る理由が見つからなかった。

「今も弟と思ってる?」と聞かれたから、「うん」と言った。

「弟とはセックスできない?」と言われたから、「それは、試してみないとわからない」と言った。

 

二度目は、結婚前の夫に浮気された時。

自暴自棄になっていたわたしは、「仕返し」をすることで溜飲を下げようと思った。

その時、咄嗟に思い出したのがあの子だった。

連絡したら、すぐに来てくれた。

会うのは数年ぶりくらいだったけど、まるで毎週くらいは会っている友人のように。

の子は、何も言わずに応じてくれた。

 

の子恋人関係になることはなかった。

お互いに別々の相手結婚した今も、連絡はたまに。

の子は、わたしセックスがしたいと言う。

奥様としなさい、と言って断っていた。

たまに面倒になることもあるけれど、

わたしにとって、共通の知人が全くないあの子は、誰にも言えない悩み事やもやもやを聞いてもらうのにぴったりだった。

わたしもあの子を利用していた。

 

今年に入って、夫とセックスレスになった。

誘っても断られる。

触れれば無言で振り払われる。

「疲れている」「眠い」「気分じゃない」

 

一昨日、あの子からメッセージが来た。いつも通り、もう数年は会ってないのに、まるで毎週会っているかのような、軽いノリのメッセージ

いつもみたいに「会いたいなー」と言っていた。

わたしは、浮気不倫したことがない。

こわいから。

でも、今回は、なんとなく、いいかなと思った。

明後日なら、リモートワークだから、会えるよ」って言った。

の子は、「会いに行く」と言っていた。

 

そして今日。結局連絡はない。

わたしから積極的に、連絡するつもりはない。

やっぱり、不倫は怖いから。

朝は、なんとなくの期待をしていたと思う。

楽しみ、ワクワク、好奇心、そのような。会ったら何をしてあげよう、どうしてもらおう、いろんなことを考えながら、シャワーを浴び、身体を手入れした気がする。

でも今は、ああ、これで不倫をしなくて済む、と思っている。

なんだかホッとするところもある。

自分の心なのに、つかみどころがないわ。

 

まりわたしは、あの子を無碍に扱う勇気もなければ、応じる器量もない、卑怯人間なのだと思う。

何もかもに言い訳必要で、そこに整合性正当性必要なくて、自分が納得できれば良い。

 

カレーを食べよう。

カレーのにおいを纏ってしまえば、もし午後に「寝坊したわ」などと連絡が来ても、断る理由になる。

夫が帰ってきたら、めげずにセックスを誘ってみよう。

それでもまた断られたら、離婚を考えていること、きちんと話そうと思う。

2023-10-16

5年ぶりに色がある可愛い服を買った

私の私服基本的に全身真っ黒。友達にもよく言われる。黒ばっか着てるじゃんって。

だって本当は可愛い服、着たい。だけど試着室で自分を見る度に、あの日のことがフラッシュバックする。

5年前、高校生だった私は、友達と遊ぶために当時いっちばん可愛いと思っていた服装で出かけた。

フリルベビーピンクみたいなトップスミニスカート白のふわふわコートも着て。

で、想像できると思うけど。痴漢盗撮ダブルパンチ。車内では密着されて匂い嗅がれて?首に鼻息、ていうか呼気があたるの。キモすぎるでしょ。

さらにその後総武線の長いエスカレーターを登ってる時、太ももに何か当たった感覚があって振り返ったら、

ビデオモードスマホ画面と、なっさけない声出した中年おっさんと目が合った。

まさか振り返られるなんて思ってなかったのかな、浅はかだけどそのおっさんはめちゃめちゃきょどって、焦って、逆行して駆け降りようとして足滑らせてエスカレーターの半分くらいの距離を転げ落ちていった。

当時の私が出せた声は、「だっさ。」って震える声で言うことしかできなかった。その中年絶対痛くて立ち上がれないだろうに、ど根性ですぐに起き上がって走って逃げてった。ダサいやつって逃げ足速いんだね。

すぐに駅員室に行くべきだったし、警察に行くべきだった、っていうのは落ち着いてものを考えられる今だから分かる。でも当時の私はできなくて、親にも言えなくて、震える声で親友電話して、それで終わり。

それ以降、私は可愛い服を買うのも、着るのもやめた。

絶対に舐められないように、ターゲットにならないように、強そうな服を着ることにした。ロングスカートは靴突っ込まれ盗撮されても気づかないからやめた。ミニスカート電車の席の向かいから撮られるからやめた。ちなみに、今これを読んでる、盗撮みたいなダサいことしてる奴らに言っとくけど、スマホが不自然に垂直だったりこっちに向けてるの全然気付いてるからやめろ。靴とか傘とかに仕込んでるやつとか論外。人間として下劣で終わってる行為していることに気づきなね。

そしてJKブランドをとっとと脱ぎ捨てて、5年経ったやっと今日可愛い服を久々に買った。色のやつ。可愛い。もこもこ、っていうか冬っぽくて可愛い

この5年で増やした黒系の服とも合わせやすそうだし。やっと着れる。友達と一緒に買ったから。

もし、こういう被害に遭ってる子達がいたら言ってあげたい。めちゃくちゃ時間はかかるし、忘れるなんてことは絶対にない。でも必ずしっかりと向き合って克服できる日が必ず来る。私が言ってあげる。そういう被害に遭いやすい服を着てた自分が悪いんだ、なんて思わないで。100億%、やった方が悪い。どうして公共の場自分の欲一つも制御できないやつのことを配慮してあげなきゃいけないの?被害に遭ったあなたに落ち度なんか何もない。

いかもしれないけど、絶対に声をあげてほしい。ちょっとでも証拠があったらすぐに交番とか駅員事務室に行ってほしい。犯罪者たちに「あ〜捕まりそうなスリルがやめらんないんだよな〜」なんて甘っちょろいこと絶対に思わせない。やったら捕まる、ってこと、もっと周知させなきゃいけないから。私がもしあなたと同じ電車にいたら、絶対に一緒になって戦ってあげる。絶対に見て見ぬふりも、聞こえぬふりもしない。だからあなた勇気を出して、助けを求めてほしい。

あなたに自信を持って、安全に可愛くて素敵な格好をしてほしいから。だからがんばろね。

2023-10-14

chat gptに悪文を書いてみてもらった

最初文章力の低い長文ってリクエストしたら、「悪文かな?なんかちょっとした詩になってるやん」と思わせる下記の文が出てきてこれじゃない感がすごかった。

"昨日、友達と遊びに行った。友達楽しい人だった。私たち映画を見た。映画面白くなかった。その後、レストランに行った。食べ物は美味しかった。友達は何か話していた。私は聞いていなかった。それから、家に帰った。今日友達と遊びに行くつもりだ。楽しみ。"

詩だよね。曲つけたくなる。つけられへんけど。ちょっと村上春樹っぽくもある。

で、ものすごい悪文の長文例文作ってとリクエストしたら、これだよこれってのが返ってきた。

あの日、雨がひどく降っていて、私は窓から外を見ていました、そう、その雨はまるで神様が泣いているように、悲しげに地上を濡らしていたのですが、その悲しみは私の心にも影響を与え、私の思考曖昧で混乱し、まるで曇り空のような頭の中で、私はふと、昔の友人であるジェニファーとの過去の思い出を思い出し、そのとき私たち関係は、まるで壊れた陶器のように、それは脆弱で、私たちは時折喧嘩をし、笑い合い、泣き合い、そしてまた仲直りし、それが私たち友情証拠であり、彼女との関係は私にとって不可欠であり、彼女と過ごした思い出は、私の心に深く刻まれています、そして、その雨の日、私は彼女電話をかけたくなり、電話機を取り、彼女の番号をダイヤルし、でも、彼女は出なかった、彼女の声が聞きたくて、ただ話すだけでいいと思っていたのに、彼女が出なかったことで、私はますます孤独を感じ、雨の音が耳に響き、涙が私の頬を伝って流れました。」

これだよこれ。

弱者男性だった頃の自分へ 2/2


昨日書いたやつ 1/2

https://anond.hatelabo.jp/20231013202510

それから一年が経った。N子と交際していることは職場には内緒にしていた。

そんな折、コロナ禍がちょっと静まってたのもあって、あの時と同じ場所新人歓迎のバーベキューが行われることになった。

当時はまだ青年部長だったので、手伝いとして参加することにした。T君も一緒だ。去年と同じくらいの人数が集まって、みんなでワイワイと騒いだ。

バーベキューが終わりかける頃だったか飲み会の場だったガレージの出口あたりで、T君がN子とお喋りしていた。去年、N子と一緒に話をした炭火焼きのスペースだった。

N子はその時、大きなごみ袋をふたつ持ち上げて所定の場所に捨てに行こうとした。すると「一緒に行くよ」と、おそらくは勇気を出してT君が提案した。

周りの人は、「いい雰囲気だね」とばかり2人を推していた。ごみ捨て場に行くまでの相応の距離や、ごみの量や、その他の状況からし恋愛イベント以外の何物でもなかった。

N子は、ちょっと振り返って自分の方を見た。目が合うと、体をちょっと振ってモジモジしていた。T君が「重いよ。一緒に行こう」と言ってN子のごみ袋を取ろうとした。でも、N子はやっぱりもどかしい様子で、こっちの方をまた見た。

「N子さん。行こ!」と、T君が片手でN子の手首に軽く触れたところで、俺はすぐ近くに寄っていた。T君の方を向いた。それで彼の顔をまっすぐに見て、「付き合ってるんだ」とシンプルに言った。

T君は、ちょっとつの悪い顔になって、ほかの皆は「えー……」みたいなボソッとした声が上がって、居たたまれない空気ガレージを覆った。

T君が「そっか。ごめんごめん。今後はさ、N子ちゃんと最低限しかさないようにするから。本当ごめん」ってN子に言うと、彼女はこっちを振り返った。何か言いたげな視線で何秒かだけ見つめると、1人でゴミ袋×2を持って、ガレージ下の国道際にあるごみ捨て場まで歩いて行った。

秋頃だった。付き合って1年が過ぎていて、その年も一緒に紅葉を見に行った。今回は遠方まで足を運んだ。渓谷の奥には、紅葉が植えてある観光スポットがあって、そこら中に植えてある紅葉を見て回ったり、釣り堀で川魚を釣ったり、そのまま直火で焼いたマスを齧ったり、休憩所でゆったりとした時間を過ごした。これが普通カップルなんだなって思えた。

N子の存在が馴染んでいた。1年前までは恋愛ことなんて考えず、ただただ自分の好きなことをしていた。おいしい食材飲料Amazonで箱買いしたり、剣道稽古に励んだり、たまにネトゲ友達新宿とかでオフをしたり、学生時代の延長みたいな生活環だった。

彼女ができて何か変わったかといわれたら、別にそんなに変わってないんだけど、心の隅っこに何か大事ものが芽生えたような、そんな気持ちだった。



N子の最後のエピになるが、12月の初め頃だった。

日曜日会社に出て、取引先に提出する書類作りに励んでいた。自分だけじゃなく、ほかの部署の人もちらほら出勤していた。

自分部署は2階にあって、トイレに行くのに1階に下りていくのだが、そこにT君がいるのを見つけた。彼は経営企画部署で働いている。あとは先輩方が何人かいて、一緒に何か打ち合わせをしながら皆でパソコンを叩いていた(追記キーボードの意)。

会社玄関の方には事務員もいた。A3書類を2人で読み合わせて何かのシステム数字を入れてる様子だった。すると、トイレから出てきた社長とばったり会って、「増田はいつも熱心だね。残業手当絶対につけるんだよ」と言ってくれたっけ。

夕方になって、消防組合に出す報告書を作る仕事も片付いたし、さあ帰ろうかとなった。パソコンの電源を落として、空調や給湯室やプリンタオンオフも確かめて、会社玄関に向かうと誰もいなかった。ゼロだ。

玄関口のスライドタイプ自動ドアは閉まっていて、別の入り口から出るしかなかった。工場の方を経由して出ていく道になる。ちょっと暗いのが気になる程度だった。

そっちの方に回り道をして、廊下をひたすら進んでいって、スチール製のごく一般的引き戸を開けて駐車場に出ようとした時、電気設備点検場の方から物音がした。金属片がカンカンと地面を転がるような音がした。

嫌な予感はしたのだが、そっちの方におそるおそる歩いていくと、工場内にある点検場の視界が開けた。太陽が落ちていない。まだちょっと明るい。



N子と、T君がそこにいた。点検場の端っこの天窓の真下入口の柱の影から見てた。

何か話してる様子だった。全然聞こえない。様子を伺うと、N子がちょっと緊張した様子で体を左右に振っていた。

すると、T君がN子の肩を掴んで、寄って行って、ゆっくりと顔を近づけていって、N子にキスをした。N子はちょっと強張っていて、体を後ろに仰け反らせたけど、何秒か経つと、T君の肩に手を触れるようにして口づけに応えた。

2人の唇がくっついて離れて、くっついて離れてを繰り返していた。時間にして20秒ほどだろうか。そうして唇を押し合っていると、ふたり距離が密着して、激しい動きで唇を重ねるようになった。

俺は童貞ではない。わかる。ディープキスだ。どちらともなく舌を入れあって、ずるずると唇を舐め合って、ちょっと止まって、するとN子がだらしない様子で舌をT君のそれの上に乗せていて、互いに見つめ合っていた。それから舌をヘビみたいにチロチロと動かして、舐めずっていた。

この時、変な感覚が襲ってきて、自分が履いているジーンズの股の方を見た。弾けていた。いや違う。弾けている最中だった。それを確かめると、もう2人を見る気は失せていた。そう感じたかっただけかもしれないが。

音を立てないように点検場を後にした。廊下を進んでいく時も心臓バクバクしていた。

工場から会社の外に出て、玄関口の前に停めてある自分の車に乗って、エンジンをかけようとしたところで、右手が震えていることに気が付いた。視界が暗いと感じた。外は明るいのに。頭が痛いはずなのに痛くない、そういう変な感覚。脳に血が回らなくなって、急にボウっとなった。頭がもやもやしていた。やはり心臓バクバクいっている。

このまま車で発進したらどうなるのだろう。信号の色を間違えたりするのだろうか。エンジンをかけたものの、じっと運転席に座っていた。

「このままじゃ危険だ、車から降りた方がいいんじゃないか?」と思い、エンジンを切って車外に出た。すると、会社玄関のところで2人分の姿が見えた。誰であるかすぐにわかった。N子とT君だ。

互いの手がほぼ接近した状態で、2人が玄関から出てくるのに合わせて――俺は近づいて行って、2人の目の前に立ち塞がるようにして立った。N子がびくっとした様子で後ろに下がった。

冷静だったのを憶えてる。T君をにらみつけると、「言い訳は聞かない。なんでこんなことしたんや?」と、単刀直入に聞いた。すると、だんまりを決めたのではないかと思える様子で顔を背けた。いや、何か喋っていたかもしれない。N子にも聞いてみた。「さっき見てたんだ。T君が好きなんだな」と聞いたら、「ごめんなさい」とだけ返ってきた。

この時、もやもやとした感じがスッと消えた。

T君の方に寄っていった。彼が身構えるのと、正面からの蹴りが至近距離で腹に命中して、T君が真後ろに倒れたのは同時だった。すぐに起き上がろうとするT君の脇腹を、真横から蹴っ飛ばして、正面で馬乗りになった。

「ブチ殺すからな。覚悟しとけよ。おい、わかっとんか、返事せえ!!」

遺伝子が殺せと命令していた。「すいません、すいません」と叫ぶT君の顔や胸や頭を何十回も殴った後、両手で髪の毛を掴んで、玄関床のレンガブロックに頭を何度も打ちつけた。N子が叫んでいたが、よく覚えていない。

やがて、ほかの社員数人が飛んできて自分を取り押さえた。それで、いったん距離が離れると、「どうしてこんなことを?」という声が後ろから聞こえた。振り返ってよく見ると社長だった。

「すいません! 暴力振るって。すいません……」と、社長の前に行って謝った。直後に左を向くと、T君が尻もちをついた姿勢うずくまっていて、N子が心配そうに肩を撫でていた。

俺はほかの社員を振りほどいて走り出した。そのままT君の髪の毛を両手で掴んで、「お前が馬鹿にしたんだろうが!!」と叫んで髪を引き千切った。それでまた、ほかの社員に羽交い絞めにされた。理性では諦めていたけど感情が止まらなかった。大声で何度も叫んで、周りが制して、叫んで、制してを繰り返した。そうこうしているうち、ようやく感情が収まった。怒りの心が眠りについた。

もう動けなかった。社長が、「事情があるのはわかったから。増田君は今日はもう帰りなさい」と言うので、自動車のところに行って乗り込もうとした。後ろを向くと、社長が俺に付いて来てて、「自分の車で送る」と提案してくれて、そのまま家まで届けてもらった。

社長の車の中では無言だった。冷静だったけど、やがてT君を殺したいという情動がまた沸き上がってきて、時間が経つとまた冷めた。



その後~

辛い話をした。これを書いてる今も、いい大人なのに涙が止まらない。悔しさもあるし、いや多分悔しさしかない。自分自身への。あとちょっとで終わりにする。

休み明けに出勤すると、社長人事部署のトップに呼ばれた。それで、いろいろ事情を聴かれた。正直に全部話した。N子とT君については、あの日のうちに聞き取りを終えたらしい。ほかの社員についても同じように聞き取りをするとのこと。

その週末だったかな。社長から告げられたのは以下のところだった。

あなたがこんなことをする人だと思わなかった。信頼していた

あなた行為刑法にも社内規定にも違反する。本来であれば懲戒免職

・だが、T君にも非があることがわかったので、今回に限って停職1か月と減給1/10で済ませる

・N子とT君にも二度とトラブルの種は撒かないように厳重注意している

・次は絶対にない。私に悲しい思いをさせないでほしい。あなたを信じている

こんなことを書いてる以上はわかってると思うが、それから1年以内に会社を辞めた。自分という人間の変化に気が付いて、別の会社の方がいいんじゃないかと思えた。それにもう、あの2人を見たくなかった。

同じ電気関係でよさそうな会社を知っていた。近所にある其処に直接訪問して、採用試験アポを取ってもらって、そのままスルッと採用されて今に至る。面接の回数は1回だった。

自分という人間は、あれから本当に変わってしまった。まだあそこで働いていた頃、市役所消防設備の(総合機器点検結果報告書を持って行った時だった。事務スペースの前にある窓口で説明を始めたところ、向こうの担当者(冒頭の人と同じ)から、「もっとわかりやすくなりませんか?」「判定不備の一覧表は用意できますか?」「総合点検機器点検との違いとは」とネチネチ聞かれた。

あんたが業務委託しとんでしょうがッ!!」

つい怒鳴ってしまった。

T君の時と一緒だ。頭がスーッと冷静になったかと思うと、自分気持ちが突然表に出てしまう。その時も、口が先に動いたのだ。理性的思考はない。相手は急に黙り込んだ。ばつが悪そうな顔をしていた。だったら始めから言うんじゃねえよ。

「これが法定の報告書の書き方です。判定不備の一覧表は契約に入ってませんよね?」

「入っているかは何ともいえませんが、一般的に作る物ではないですか」

「それの作成任意ですか?」

「私ではなんとも……」

「じゃあ、分かる人呼んでくださいよ! 総合点検機器点検もわからないって、発注者として問題だと思いますが」

「そんな暴言ばかり言っていると、契約切られますよ」

「じゃあ切れよ!!」

から立ち上がって、T君に向けたのと同じ殺意で、事務スペースの奥野須美の方を睨みつけた。すると、上役と思われる人が飛んできて謝罪を始めた。

どうやら、相手方もそこまで信頼のある職員ではなかったようだ。信頼があったのなら、上役はもっと神妙な面持ちで警戒するはずだ。窓口で怒鳴るという、社会人としてよくない行為をしたのだから謝罪から入ることはないと思われる。

※今の電気関係会社では1年ほど働いてるけど、仕事中にキレたことは二度しかない。会社のみんなはいい人だ。俺という人間でも普通に受け入れてくれる。感謝してる。ほんとに感謝してるよ。



N子とは、それから1回だけ会った。会社の近くにあるサイゼリヤだった。デートで何度か行ったことがあった。

「あの時はごめんね」と俺が言うと、首を振ってテーブルの上のジュース視線を落とした。

「T君の方が、男性としてはいいんだって、俺もわかってる」

「あれから会ってない」

「もう許した。許したから。俺よりも多分いい奴いるよ」

増田さんの方がいい。増田さんが好き」

「T君の方がいいよ。絶対

「……ごめんなさい」

「ごめんなさいじゃねーよ、ボケ」と叫びたい気持ちが沸き出ていた。自分はもう、人間としてかなり良くないと思う。

その場で、N子に「別れよう」と言うと、か細い声で「嫌です」と言われた。その場で、テーブルを片手で叩くみたいにして席を立って、千円だけ置いてサイゼリヤを出た。

N子の様子がおかしいことに気が付いたのか、女の店員さんがレジのところでこっちの方を見ていた。「失礼しました」と言って店を出た。後で確認すると、その店員さんがN子の方に向かっていた。これで大丈夫だろう。



今回は、嫌なことを書いてしまった。書いていて辛かった。でも、ちょっとスッキリした。気が晴れた。

心が濡れている。転職直後は、何をやっても楽しくないし、恋人も作らなかった。でも、N子と交際する経験したことで、女という存在に慣れていた。

ほかの人と交際をするきっかけは何度もあったよ。同じ会社の先輩とか、ネトゲオフ会で知り合った人とか、夜のスナックラウンジで働いている女の子とか、チャンスは何度もあったけど、それでも付き合おうとは思わなかった。またひどいことになる気がして。

そろそろ終わりにしよう。

ここまで読んでくれた人がいたなら感謝を申しあげたい。

ありがとう。読みにくかったならごめんなさい。

あなたとは増田利用者という繋がりしかないけど、恋愛的に幸せであることを祈ってる。

2023-10-12

ガザ住民今日自己責任リベラル派は言うべきだ

ハマースは選挙によって信を得ていたという。ならばその政策帰結として侵攻を許すことは甘受せざるを得ないだろう。一時の夢に浮かれて原理主義者共を政権に擬したその責任を己で負わずして何の民主主義か。

ガザの外に出る自由もなかったと、青天井刑務所であったという。日々報復攻撃に苦しんでいたという。失業率が50%で働き口すらなかったという。無為の日々が苦痛であったという。

なぜそのような抑圧を受けるに至ったか。すべては統治を握っていた、あの日熱狂の末に選んだハマースの政策当然の帰結である

抑圧されているのならば革命を起こすことこそ、不正を見たのならば加担しないことこそ、正しき人民義務だったはずだ。

翻って、リベラル人士はこぞって一発の銃弾も打たず、一人の敵国人すら殺さなかったのになお、人民の敵であるという理由だけでアベを殺せ撃てと命じてきたのである

ならば、リベラル人士はロケット弾を発射し、隣人の老若男女を虐殺した、真に人民の敵であるハマースの首魁共をこそ殺せ撃てとというべきだろう。そしてガザ住民は現にそれを昨日まで怠ってきた。その帰結がこのテロルである。年端もいかぬ赤子の首を鍬で押し切り、住民であるというだけで射殺し、身も知らぬ異国人をそうであるというだけで辱めて殺し、遺体にまで侮りを加える虐殺である

外に出る自由がなかったのではない、出る蛮勇を持たなかったのだ。地中海を見よ、蛮勇によって千万難民溺死している。それでも彼らは自由明日を求めて絶望的な船出に己の身を賭けている。

日々報復を受けていたことは痛ましかろう。ならばなぜその原因となる攻撃を止めなかったか

働き口すらないのは難儀だろう。しかし逆説的に言えばそれで生活が成り立っているということは、テロ組織おこぼれにあずかって今日まで来たということだ。テロ組織に対する資金は即ち無為殺害された他人によって稼がれたものだ。それを承知で、湯気の立った生き血をもせせって浅ましくも生き永らえてきたのだ。

何もできなかった日々ではない、それら正しき行いをせずに空費してきた日々なのだ

ましてガザの地は全くの徒手空拳であった訳ではない。そこには突撃銃が、爆薬が、ロケット弾が、容易に入手できること日本の、世界遍在する本物の刑務所の比ではない。なぜ原理主義者共を打倒しなかったのか。自由と職と正義平和を求めて蜂起しなかったのか。それをガザの住人は大なり小なり怠ってきた。それをしない、即ち肉屋を支持する豚であったからだ。不正を、流血を、戦争傍観消極的にせよ支持してきたからこその今日がある。

明日には仇敵イスラエルが侵攻してくるだろう。

その前に酒を差し出して、戦車の前で歌を歌って、武器差し出して和を乞うことこそ、危機に際して人民の正しいふるまいだろう。リベラル人士は常にそう説いてきた。しかしそれを彼らがしないならば、その結果はやはり全くの自己責任であったというべきだ。

選択の時は十分にあった。正しさを選べなかったツケを払う時が目前に迫っている。残念ながらそれは彼らの選択の末だったということだ。

2023-10-08

アラフォーなんだけど、今の音楽って良くも悪くも20年前から変わってないよな

おれらの親世代って、自分10代のときに聞いてた曲と、自分の子供(つまりおれら)が10代のときに聞くようになった曲ってかなり違いがあると思うんだよな。

参考)1980年ヒット曲

https://www.joysound.com/web/s/karaoke/memories/ranking/1980

参考)2000年ヒット曲

https://www.joysound.com/web/s/karaoke/memories/ranking/2000

けどいま自分アラフォーになって、若者たちの間で流行ってる曲を聞いてみると、普通にいい。

いまの流行りの曲って、あの日BUMP OF CHICKENであり、あの日aikoであり、あの日GOING STEADYなんだよな。

から何かっていわれても、別になんもないよ。

今の曲を楽しく聞いてるよ。

2023-10-05

一緒に買物をしていた友人が、その日ブランドバッグを買った。

35万円のバッグを、2回払いで買っていた。

私は彼女のことを「変わったな」と思った。

高校生から一緒にいた彼女はこんなにもブランドが好きで東京に染まった女だったかと思った。

帰って、なぜかそのことが心から離れなくて、ずっと考えていた。

変わったのは私か。

あの日、「前迷って買わなかったんだよね」と言った彼女

「いいじゃん買っちゃいなよ」と言ったのは私だったのに、要は、妬ましかった。

35万円のバッグを買えない自分と比べていた。

昔なら、「稼いでるねえ景気いいねえ!ヨッ!日本一!」なんて茶化して、一緒に買物を楽しむことができたのに、

今はもう、「良かったね~」と笑顔を作ることが精一杯だった。

彼女が頑張っていることを知っているからだ。

並々ならぬ努力をして、海外大学を出て、華々しい職について、

年代の平均からは飛び抜けたお給料をもらっていることを知っているからだ。

努力のどの字もない、のらりくらりと生きてる自分と比べていた。

比べて自己嫌悪で、ひたすら、落ち込んでいた。

もし次遊んだときは精一杯茶化そう

まだ週末誘ってくれる友達のために、600円のラーメンを一緒にすすっていたあの頃と同じであり続けよう

浅ましいこの私をまだ数少ない友人のうちのひとりと言ってくれる彼女のために

いつまでも彼女努力を称え続けよう

2023-09-25

デカボール

君は成形された段ボールをどのように持つだろうか?

大きさは問わない。小さな段ボールで考えても良いし、大きな段ボールで考えたとしても構わない。

...

さて、今思い浮かべてもらった持ち方は、意外にもこれから述べる「2つの持ち方」のいづれかに該当するはずだ。

1つ目は「両手を段ボールの底に引っ掛けて持つ」という持ち方だ。

クレーンゲームの2本爪アームを思い浮かべると良い。まさしくあの構図である

しかし、あの貧弱さはどこへやら、我々が実践した途端、とても高い安定性を提供してくれる。

「片方の手を手前の底角に引っかけ、もう片方の手を対角線上の底角を引っかける」とより更に安定するが、これはこの持ち方の一派とさせて欲しい。

さて、この持ち方をするまでもない小さな段ボールがあったとする。

それは自然と「小脇に抱えるように持つ」だろう。これが2つ目の持ち方だ。

およそ出回っている段ボールはこの2つの持ち方でなんとかなる。

なんとかなるという表現より、「段ボールを持つ」と心の中で思ったなら、その時既に行動は終わっているという表現が正しい。

思考する間も無く、我々は「2つの持ち方」のいづれかを実践してしまっているはずだからだ。

ん?なんでこんな話をするかって?

そりゃあ、

「この2つの持ち方では持てないほど大きな段ボールの話をするため」だ。

~

中野坂上で借りた特大のハイエースの車高はとても高かった。

彼女の旧邸から荷物を運び出すべく、長い時間運転していたおれは、その車高に慣れてしまったせいか、旧邸に積み上げられていた段ボールの大きさを見誤っていた。

「あっ」

おれが抱えようとした段ボールは、その底面が地面から完全に離れる前に、鈍く沈んでいった。

まるで、装着したロングバレルの重さに耐えきれず、かかとが浮いてしまったバトルビーダマンのように、前傾姿勢になったとき、おれは初めて気付いた。

その段ボールはとてつもなく大きかったのだ。

印字を見るからに、その段ボールは「6ロール入りのティッシュペーパー」を12ロットほど詰める用途で使われていたようだ。

おおかた、近くのドラッグストアなどから拝借したのだろう。こんなにデカ段ボール生活の中では見たことがない。

(この段ボールは以降デカボールと呼ぶ。)

新居には「そのデカボール14個分の衣類」が運び込まれた。

引っ越しは難航した。2人でなければ運べないデカボール。あまりの多さに、1往復で済むはずだった運搬作業は3往復にも及び、東京の端から端へ反復横跳びするような1日だった。

返却期限が迫るハイエース

使わなくなる家電引っ越し当日に引き取りに来た彼女の旧友。

連れ猫もいた。大きくハイエースが揺れるたび、猫を気遣った彼女視線を受けた。

手伝ってもらった友人の機嫌もどんどん悪くなり、23時半まで引っ越し作業が及んだ。

友人が帰った後、「14個てw」と散々弄った。この服の量は明らかにおかしいことに気付いて欲しかった。

弄るたび不機嫌になる彼女は、シーツもかけずに床に直置きしたマットレスの上でいつの間にか寝ていた。よほど疲れていたのだろう。その日はデカボール言及することなく、おれも瞳を閉じた。

...

「いい加減服を捨てろよ!!!

数ヶ月後、新居でデカボールを指差し、おれは怒鳴っていた。

デカボールの中の衣類は、季節毎ではなくアイテム毎に分かれていた。

そのため「積み重ねると取り出すとき利便性を損なう」という理由で、14個のデカボールは積み上げられることなく平置きされていた。

引っ越してきたあの日から、ずっと平置きされてきた。

広い家に、素敵な家具を少しだけ置くことを思い描くおれは、あの日から何度も彼女に伝えてきた。

数を減らしてくれないか

着ないものはないか

この服は最後にきたのいつなのか?

シーズンじゃないものは預けてみないか

分類だけしてみようか?

いずれも聞き入れられず、新居がデカボールに犯されているように見えてならなかった。

新居はなるべく広く間取るために、収納限界まで削られていたワンルームだった。

この物件は駅からも遠かった。最寄駅は職場からも遠かったし、栄えている街でもなかった。

しかし「大好きなインテリアをスペースを取りつつ配置したくて」この部屋にした。

幼少の頃から部屋を与えられなかったおれが、1人暮らしを始めてインテリアに興味を持つの必然だった。

就職してからというもの、100円ローソンのかしわおにぎりセットで飢えを凌いで貯めたお金は、全てインテリアに使うようになった。

美容整形外科で使われていたというAD COREのコーナーソファACME Funitureの木工曲線見事なマガジンラック。綴化に綴化を重ねて要塞のように大きくなったユーフォルビア。

フルーツを置いて楽しむイメージパッケージに印字されたiittalaステンレスプレート。

実家を出てからフルーツなんて買えたことはない。そんなおれだが、インテリアにだけは心血を注いで来た。

このインテリアたちがいつか小さな六畳一間を飛び出して、大きな広い部屋でディスプレイされる日を夢見て。

そんな日々を夢見れば、100円ローソンのかしわおにぎりセットなどいくらでも食べることができた。

しかし今。

おれが掴みかけた夢は、デカボールに押し出され、ヴィンテージソファ彼女の連れ猫に切り裂かれ、集めたインテリアたちはこんなに広い部屋の隅で、暖を取るように固まり、一部はベランダで鯖つくのを待っている状態ですらある。

日々を切り詰めて手に入れたこの広い部屋は、インテリアを配置するための広い部屋は、目を薄めて見ると全て同じに見えるような服をパンパンに孕んだデカボール占領されている。

おれの大切なもの害するデカボールをどうにかしては欲しい。そう伝えても何も行動しない、協力する気もない、そんな彼女にふとしたきっかけで言ってしまった。

「いい加減服を捨てろよ!!!

しまった...と思いきや、彼女は倍の声量で言葉を返した。

「は?なんでそうやってあたしの好きなものを奪うわけ!?絶対捨てないから。服って一期一会から。大体さ、このワンルーム収納がないのがいけないんじゃん!!収納があれば片付けるよ?でも無いじゃん!!そんな中でデカボールのこと言われてもあたしにどうしろっていうわけ!?引っ越す??引っ越そっか!!!でもあたしは1円も出さないからね!!!だいたいs...」

おれは怒りで「口喧嘩がとんでもなく強い彼女」だということを忘れていた。

普段は気さくな彼女だが、いざ衝突するとなると、論理で攻めるときひろゆきのように、論理で攻めあぐねたら田中みなみのように感情で攻めてくる。ディベートケルベロスとでも言おうか。

いくつか火花を散らしたが、そのときは結局捨てさせることができなかった。

おれ自身反省し、捨てろとは言わなくなった。確かに収納があればこのようなことにはなっていないかもしれない。

いくらデカボールがおれが好むインテリアを迎え入れることを拒んだとしても、彼女が既に持っている服を奪う権利はおれにはない。

「初めから独りっきりだったてめーに!!オレの何が分かるんだってんだ!!!アァ!!?つながりがあるこそ苦しいんだ!!それを失うことがどんなもんかお前なんかに・・・!!」

という、とある忍者セリフがある。

これはその通りで、最初から手元にないことと、手元にあるものを失うことはまるで違う。

彼女クリティカルな返しで怒鳴り合いは幕を閉じ、おれは服を捨てさせるのを諦めた。

春が終わるころ、デカボール彼女が新たに迎え入れた夏服を飲み込むために、その体裁を崩し始めていた。

~

冬。

もうデカボールは服にまみれて見えなくなっていた。

東京を知らない若者になら「これが文化服装学院です!」と伝えても納得して貰えるほどの服の要塞が出来上がっていた。

この要塞の基礎工事と成り下がったデカボールだが、「もー、なんで見つからないのー??」という声と共に、その要塞が掘削されるとき、彼らは隙間から顔を覗かせてくれた。

デカボールには服の重圧で紙皺が出来ていた。その紙皺は、インテリアを諦めたおれを憐んでいるようにも見えた。

捨てさせることを諦めたおれは、収納を新たに設ける方針に切り替え、何度か提案をした。

「せめて段ボールはやめてさ、かっこいい収納を買おうよ。」

「着ない分はさ、レンタルスペースとかに出してみようよ。」

ベランダに服の収納作ろっか?そしたら生活空間が少しは確保できるかもよ?」

「ベッド下に収納を作っても良い?引き出し型のやつ、おれが買うからさ」

実家に送るのはどう?おれの実家でも良いよ?」

彼女からおれの痛みを和らげる提案はない。おれだけがおれの痛みを解消できる唯一の存在だった。おれは思いつく限りの提案をした。

しかし、論理的かつ狡猾に、おれが余力を絞って書き連ねる処方箋は破られていく。

この量の服を飲み込みつつも、デザインを維持できるかっこいい収納などなかった。

着たい時に着れない服は持ってないのと同じらしい。レンタルスペースに置く=捨てることだと言う。重ね着のため、シーズンが違うものでも着ることがあるらしい。

ベランダに置くと湿度日光で服がダメになるらしい。

ベッド下の収納は、床が見えなくなるため、家が狭く見えてしまうからダメらしい。おれも同じことは思っていた。その感性が一致しているからこそ余計苦しくなった。

実家にはスペースがなく、おれの実家に送るにしても申し訳ないらしい。

全ての処方箋が破られたころ、おれはもうデザインインテリアはどうでもよくなっていた。

生活スペースにはみ出た服を収納するためだけに、アイリスオーヤマプラボックスを購入した時、これまでに積み上げた感性が死んでいく気がした。

羽立った木材を色も塗らないままDIYを始めた。

しかし、作った収納はすぐに服が食い尽くした。また作る。服が食い尽くす。また作る。服が食い尽くす。希望が見えなくなっていく。

電動ドライバーの矛先を向けるべきなのは果たしてネジなのか、分からなくなってくる。

この間にもベランダ家具は錆びていく。青いスタンドライトには服が、ベルトが掛けられていく。ソファは猫に削られ、ステンレスの棚の上にはZOZO段ボールが積み上がり、靴箱はさんざん揺られた弁当箱具材のようにひしゃげた靴で溢れている。

余白はどんどん服で埋め尽くされる。余白が埋め尽くされるたびに、おれの理想は霧がかってゆく。

好きだった雑誌Casa」を買うのも辞めてしまった。

おれはあの頃から、もうインテリアを買っていない。いつの間にか100円ローソンにも行かなくなった。

 

...

最近は時々夢をみる。

服に火をつける夢を。

デカボールが役目を終え、空は灰となって消えていく夢を。

服が、家が燃え尽きたのちも、 iittalaステンレスプレートだけが、美しく残っているのだろうと思う。

その煤だらけのプレートだけを持って、おれはこの家を出たい。

2023-09-24

日本グランプリ 最後の秋SUZUKA

伝統の、F1日本グランプリ、SUZUKA。

数々の名勝負が繰り広げられ、またシーズン終盤の秋開催ということでチャンピオンシップにおける重要な一戦となることも多かったF1日本グランプリ鈴鹿

しかし、秋の開催は今年で最後となる。

これはF1の年間レース数とサスティナブルに対応するためのものだ。

思い返せば、日本バブル期に訪れたF1ブームの頃には年間のレース開催数は16戦だった。

それが今や年間レース数は24

以前はストーブリーグの名の通り冬にレースはしないのが当たり前だったが、

現代F1では最終レース11月の末、そして開幕は3月の頭。

びっしりと年間のレーススケジュールが組み込まれている。

こうなると如何に効率的世界を転戦していくか?ということも重要問題となる。

そういったこともあって伝統の秋のグランプリ来年からは春へ。

オーストラリアGP中国GPあいだ、4/7の開催となる。

とかく台風の影響を受けやすかった秋開催より、天候面で安定するであろう春の開催は歓迎するべきものなのかもしれない。

しかし、秋といえば日本グランプリ

秋香れば、SUZUKA。

古くは、アイルトン・セナアラン・プロストの戦い思い馳せるときあの日あの時の茫然の秋風感じる世代にとって、

その伝統が終わってしまうのは少し寂しく感じるのは必然とも言える。

最後の秋SUZUKA。

地元HONDAPUを搭載したレッドブルチームのマックス・フェルスタッペン選手は昨日の予選を圧倒的な速さでもって制圧ポールポジションからスタートする。

また今年は車の空力面での性能の低さで苦しむことが多かったアルファタウリチームの角田裕毅選手も予選ではQ3を見事突破、9位のポジションを獲得し決勝に向けても期待が高まる

決勝は14時にスタートを迎える。

2023-09-22

anond:20230922090810

うちは逆で、疲れてたり気分がノらなかったりでしばらくお断りしてたら妻がキレた。

愛が冷めたと思ったらしい。浮気してるんだろうとか他所でヌいてるんだろうとかひどい言われようだった。

剣幕に辟易した俺はそれ以降、したくなくても定期的にしたい風を装って誘うようにしている(もろちんしたくて誘う時もあるが)。

 

妻が愚かなのは、俺が「したくなくてもしたい風を装って誘うようになる」という結果を予見できずにキレ散らかしたことだ。

もはや、妻にとってセックスに誘われるかどうかで愛を確認することはできなくなった。俺が本気で誘ってるか、妻のご機嫌とりのために内心しぶしぶ誘ってるかわからいから。毎回本気かもしれないし、全部が芝居の可能性もある。つまり妻にとってすべてのお誘いが「疑わしいお誘い」になってしまった。

あの日キレ散らかすまでは全部真実だったのにね。

うつ病が何年も治らない

もうダメかもと思いながらなんとか毎日生きてる

うつ病が何年も治らない

薬もたくさん試した

ダルさや吐き気や眠気が酷い

悔しい

自分もっとできるのになって思ってしま

増田さんはできる人」とみんなに言われていた時代が懐かしい

別にそんな時代に戻りたい訳じゃないが、人並みにはなりたい

今は自分の力の3割くらいが限度

頭が回らない

このまま人生終わってしまうんだろうか

嫌だ

嫌だと思えるだけまだ元気だ

病気が恨めし

無理をした自分が悪いのかもしれないが、ここまで長引くのはなぜなんだろう

薬で治らないのはなぜなんだろう

うつ病病院に行って薬飲んで休んでいれば治っていくものではないのか

運動調子がいい時は適度にしてる

食事もしてる

規則正しい生活もしてる

だが治らない

ただただしんどい

思考が回らないし寒気がする

SSRISNRIもその他も試した

もっとさないといけないのか

漢方も飲んでいる

吐き気止めも飲んでいる

それでも治らない

病院を変えるべきなのか?

からない

今は休職中の身

だが傷病手当が終わりそう

あとは貯金で過ごすか

それとも無理して出勤か?

生活保護になるのかもしれない

障害年金申請した

だがそれが通っても生活費には足らない

治らないのがただただ悔しい

治りたい

また元気になりたい

笑いたい

しかったあの日

そうしたら、また面白い増田も書けるだろう

趣味にも打ち込めるだろう

こんな所で終わってたまる

負けない

2023-09-18

[]まとめ8

コックリさんの思い出

小学生の頃、放課後友達とコックリさんやった人は多いんじゃないかと思う。コックリさんは言わずと知れた降霊術であり、そのやり方をいまさら説明するまでもないだろう。

俺も小学5年の時にやった。それよりも前にもやっていたと思うが、明確に覚えているのはこの時だ。友達3人と俺と見物が2人いた。

誰がやろうって言い出したか覚えていないが、テレビとか漫画とかの影響でやろうってなったはずだ。4人で10円玉に指を置いて、

「コックリさん、コックリさん、おいでください。もしおいでにりましたら『はい』に進んでください」

と呼びかける。動かない。何度も呼びかけるうちに、やがて、ぷるぷると動き出して一同が見守る中、『はい』へ移動した。

しばらく当たり障りのない質問が続き、日本語なっているのかわからないような答えが返ってきた。

「じゃあさ、あれ聞こうぜ。裏の爺さんは何で死んだんですか?」

裏の爺さんと言うのは、学校の裏に名物お爺さんが住んでいて、毎日小学生がこぞって挨拶するほど人気者だった。だが、なぜか死んでしまって家を警察捜査していたのだ。それで話題になったのだが、結局、原因は分からなかった。

質問すると、全員が見守る中、10円玉ゆっくりと動き出した。

『は』

「あれ?」

『て』

「え? ちょっ、ヤバくない?」

『さ』

ヤバいってヤバいもうやめよう帰ってもらおう」

『の』

「私先生呼んでくる!!!

『き』

「コックリさん、コックリさん、お帰りください!!」

『ん』

「コックリさん、コックリさんおかえりください!!!ダメだ帰ってくれない!!!

『た』

ダメダメヤバいどうするどうするもうダメ

『ま』

それが完成したところで記憶がなくなっていた。目覚めたのは病院のベッドだった。

あの日、コックリさんに参加した者はみんな不幸になった。ロクなことにならなかった。世の中には知らなくてもいいことがある。それだけは覚えておいた方がいい。

anond:20230918073436

妻が怖くて仕方ない

結婚して1年も経っていないが、妻が恐ろしくて仕方ない。機嫌がいい時は優しいし、イチャイチャもできるんだけど、機嫌が悪くなるともうダメ。別人みたい。すぐキレる。こっちから謝らなければ暴言ケンカになれば物が飛んでくる。ヤンキーみたいで本当に怖い。

DVなのかな。優しい時はそん本当に大好きなんだ。だけど、キレた時だけヤンキー化して怖すぎて耐えられない。泣きそうになる。

妻は自分の思う理想のような物があるようで、そこから外れると機嫌が一気に悪くなる。家事もそうで、妻の気にいるやり方じゃないとダメ。こっちの方が効率がいいとか言ったらもう終わり。

機嫌がいい時に話し合いをしても埒が開かない。一回PMSじゃないのと言ったら、何か妻の逆鱗に触れてしまったらしく、初めて殴られた。そこから3日ぐらいは口を聞いてくれなかった。

こういうことを他の人に言うと別れなよって言われる。別れた方がいいのだろうか。でも、妻はモテない俺を初めて受け入れてくれた人で、彼女がいなかったら、俺はずっと1人だったと思う。

だけど、本当はわかってるんだ。

俺が、

おれが

おれがはてサから

妻が金玉

はてサ金玉目当てだってことは

anond:20230917083228

アラフォーの姉が結婚するって言って連れてきた男がさ

見るから弱者男性なのよ

小太りで腹が出てるし

メガネかけて髪はボサボサで

オタク臭い服着てさ

仕事何してるのかと思ったら

有名企業で働いてるって

でもよく聞いてみると派遣

年収は300万ちょっと

え、何で我が姉はこんな典型的弱男と付き合ってんの?

ボランティア

アラフォーとはいえ

アラフォーだけど

もうちょいマシな男いるでしょ

ビビるよね

親もなんか何とも言えない顔しちゃってさ

不満が目に見えるわけ

どうすんのこれ?

って感じの空気が流れてさ

父親が姉にどこが好きなんだ?って

そりゃ聞きたいよね

好きになる要素皆無じゃんね

そしたら姉が恥ずかしそうに

彼、はてサなんだって

あー

わかった

はてサ

はてサ金玉はいいよね

ってことでめでたく結婚が決まりました

anond:20230916075151

ジャニオタだけどホントもう無理いい加減にしろ!!!

なんなの?

意味わかんなくない?

何でウチらがそんなに責められなきゃいけないの?

好きなアイドル応援して何が悪いの?

ホント無理

意味わかんないか

やめてくれない?

ホントもうやめろよ!!!

こんなことしてなんになるんだよ!!!

ジャニーさんはもう死んでんだろ!!!!!

いまさらなんになんだよ!!!!!!

よってたかってジャニーズのみんないじめ

何でみんな辛い思いしなきゃいけないの???

みんな頑張ってんだよ

ジャニーズ叩いてるゴミよりよっぽど努力してる

ホント何にもないゴミ嫉妬して見苦しい

ただの嫉妬

ブサイク嫉妬キモすぎ!!!!!!

キモキモキモ

ブサイクは黙れよ!!!!!!!!!

ホント無理!!!!!!!!

ホントここのクソオスども!!!

バカにしやがって!!!!!!

何もないゴミが偉そうにジャニーズ叩いてんじゃねーよ!!!

消えろよ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ!!!!!

ホント無理

無理

無理だって

もう疲れた

やだ

耐えられない

むり

無理だ

こんな時は

こんな時は

はてサ金玉

はてサ金玉は美味しいね

煮てよし

焼いてよし

蒸してよし

万能食材

いつでも美味しいはてサ金玉

どこでも美味しいはてサ金玉

みんなも食べようね

東山ソーセージより美味しいよ!

anond:20230915072229

 はてウ抹殺しなければならない。はてサは思い立ち、はてウ金玉を食べると不老不死になると噂を流した。上手くいけば、はてウ金玉が狩られて、はてウは子孫が根絶やしになる。完璧作戦だ。はてサはほくそ笑んだ。

「待て! お前はてウだな!」

 はてサが街中を歩いていると、武装した一団に声をかけられた。はてサは違うと主張したが、暴走した一団には受け入れられず、無惨にも金玉を狩られてしまった。

「こいつはてウじゃないぞ! はてサだ!」

関係ねえよ! 金玉なら何でもいいんだ!」

 一団は金玉を丁寧に料理して、みんなで分け合って食った。一団はあまりの美味さに絶頂してしまった。

「何で美味さなんだ。もう不老不死なんてどうでもいい」

 はてサ金玉の美味さは瞬く間に伝わり、グルメ人間が多い日本では、はてウよりはてサ金玉が狙われることになった。

 数十年後、はてサは狩られ尽くして滅び去ったという。はてサがいなくなった後、はてウは「はてサがいないなら俺たちは何なんだ」アイデンティティ崩壊して狂ってしまったとさ。

anond:20230914080225

はてサは呪物が儲かると聞いて

自分も一儲けしようと考えた

その辺から調達してきたはてウ金玉

小汚い袋に入れて呪い金玉として宣伝し始めた

江戸時代に罪のない人を誘拐

金玉拷問して楽しんでいた男いた

その男はあまりにも酷い拷問を繰り返したため

被害者たちが死ぬ間際に吐いた呪詛が溜まりに溜まって

呪われてしまったのだ

金玉から毒がドクドクと溢れ出る奇病になり

あっけなく死んでしまった

そしてその子孫も40を過ぎる頃には

金玉から毒が出て死んでしまうのだと

これはその一族金玉なのです

と言いながら

はてサは小汚い袋から金玉を取り出すと

ドクドクと溢れる毒にやられて

死んでしまったとさ

anond:20230913080201

はてサ棋士になりたいと思いたち

その辺の将棋会館へ乗り込み

適当な弱そうなやつを捕まえ

対局を開始した

はてサは初手で金と玉を動かして王手した

唖然とする相手

もう打つ手しか

お前の負けだな!

宣言して勝利を獲得しようとしたところで

相手からの抗議があり

お前は金玉将棋もしらんのか!

自分金玉を投げつけてKOさせ無事勝利した

この分では藤井聡太かいうやつも大したことないな

はてサは満足して帰って

お腹をあったかくしてスヤスヤ眠ったとさ

anond:20230912080623

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