はてなキーワード: Uターンとは
独り暮らしでこれからもずっと独りで生きていくのに、やたらに広い部屋を借りてしまった。
年齢制限で会社の独身寮を追い出され、部屋を探す必要があった。趣味の料理を楽しみたかったので、広いキッチンのある部屋を探したのだ。ところがさすが田舎だ。独身向けのアパートは独身寮とほぼ変わらない6-9畳間+しょぼいキッチン、みたいな学生向けワンルームみたいな部屋しかない上に、大学すらないから球数が少なく、クソ田舎のくせに、月5万。5万以下は築45年とかだ。流石にそんなとこには積極的には住みたくない。そして、キッチンがある程度広い部屋となると、ファミリー向けの2DK以上になってくる。だがさすが田舎だ。それでも、前述の独身向きアパートに数千円足す程度の家賃で借りれる。私が居た大学周辺なんて、学生向け物件なら4万、ファミリー向けは6.5万からだった。この田舎の家賃ギャップの無さは、ずっと独身で暮らす奴が本当に少ないっていう田舎特有のアレだろう。
ともあれ、私は広い部屋を借りたのだ。大学の学部を短縮卒業、修士号とって田舎に就職。仕事の同期の中でも最速で出世して、同年代の雇われの中じゃかなり良い条件で働いてると思う。独身寮で家賃も激安だったので、金だけはあるのだ。これは数少ない私の自慢だから盛大に褒めてくれ。キッチンも私の使いやすいように可逆改造したし、1部屋丸々趣味の部屋にした。自転車2台を室内保管した上でスピンバイク置いてもまだスペースが有るし、寝室と分けられる。寝室にはセミダブルベッド置いて横幅140cmのPCデスク置いて室内ハンガーラック置いても、まだスペースが有る。トイレもUターンするスペースがあるからちゃんと座ってションベンできる。独身寮でのトイレ、ドアと便器が近すぎてUターンするとズボンが便器に擦ってすごい不快だった。独立洗面台もあって、室内に洗濯機も置ける。浴室も十分な広さがある。広い部屋は掃除が面倒くさい、って言ったやつは誰だ。十分なスペースが有る、すなわちバッファがあるから掃除は多少時間がかかっても、心理的にはかなり楽になったぞ。なんなら最近ルンバ買ったからそれすらも無い。たまにルンバじゃ難しいところを掃除するくらいで済む、めっちゃ楽だ。そして靴箱!これは独身寮のほうの問題がデカいのだが、靴箱がなかった。靴箱を置く場所もなかった。靴箱よ!靴箱!一番必要だったのは靴箱!そんで傘立て!玄関舐めてた。玄関広いってマジでストレスフリー。さらに駐車場付きだ。車好きの私としては、もう東京に住むなんて選択肢は完全になくなってしまった。金ためてスキルつけて都会に転職、なんて考えてたけど、仕事もそこそこ楽しいし田舎でも車さえあれば全く苦労しない。関東に戻る理由が皆無になってしまった。
というわけで、心にめちゃくちゃ余裕ができた。広くなった心にだいぶ虚無が入りこんだが、まあええやろ。私は独りでこの広い部屋を好きなように使えるのだ。年収が3倍になるくらいのオファーでもないかぎり、多分関東には帰らないだろう。帰ったとしても、母校の周辺くらいのちょうどいい田舎だろう。
広い部屋、めちゃくちゃいい投資だった。私の顔のデカさを考えれば、そりゃ2LDKは必須だった。それ以下で暮らすのは、1Lの容器に2Lの水を入れようとするがごとき愚かな行為だったのだ。私の心や器が広く、大きくなったのではない、今まで圧縮されていたのだ。ちゃんと正しいところに住めば、小指の爪くらいまで圧縮されていた心は私の額くらい広くなるし、器はおちょこの裏から私の足くらいデカくなる。
普段通り、外出時にマスクをつけ、帰宅時には顔と手を洗い、3密を避け、GoToせず、避けられない会食でも一口ごとにマスクを口にあて、トングに触らず、手すり・つり革を利用せず、カラオケではマスクを付けたまま小声で歌い、焼肉屋には一人で行き、入店時には手指消毒をかかさず、リモートワークをして、リモート飲み会をして、リモートUターンで実家に帰り、毎朝体温を測り、マスクを付けたまま朝のランニングをして、精神面・栄養面に気を払い、健康的な生活を心がけ、Twitterでは炎上や誹謗中傷に加担せず、はてブでは人気エントリーのコメント欄を開かず、増田では書くことしかせず、YouTubeではチル系の音楽か料理ASMRしか聴かず、自分でもレシピを試し、クックパッドでは投稿しかせず、切れ味の鈍くなった包丁はこまめに研ぎ、食材は宅配を利用して新鮮なうちに使い切り、それでも使い切れなかったものは鍋や甘酢の漬け物にして、取り箸は共有せず、ごはんですよには自分の箸でなく取る用のスプーンを用い、猫のごはんを用意するときにも手をよく洗い、猫とよく遊び、猫によく話しかけ、猫とともに寝起きして、また手を洗ってから猫のごはんを用意する生活を裸で送ったとしてそれで風邪をひくようなら、あなたのウイルス対策は不完全。感染力の高いコロナにさらされればほぼ感染するでしょう。
「Uターンしたけど結局首都圏にいます」給料15万位でも家賃に4,5万払って車必須…地方の一人暮らしに経済的余裕がない… - Togetter
こういう「地方の生活は車の維持費かかるから東京と生活コストあんまり変わらない」とかいう議論な
確かに車の維持費を考えれば東京に近い生活コストがかかるかもしれないよ?
でも、車の維持コストの裏には「自由に使える車」が存在するってこと無視してない?
「車の維持費がかかるから東京と生活コスト変わらない」ってようは東京の車なしのコストで自家用車が持てるってことだぜ?
はてなにいるような都内在住の独身にはわからないかもしれないが、子持ち世帯にとって自家用車の存在ってとんでもないアドバンテージだぜ?
車がないと台風だろうが40度近い猛暑日だろうが子ども連れて、荷物持って駅までは歩かないといけないし
未就学児連れての電車移動20分の疲労感は車移動1時間に匹敵する
こんなこと言うと「でも地方って年収200万円とかなんでしょ?」とか言う奴必ずでてくるけど
地方で年収200万の奴のほとんどは東京行っても年収300万円代だよ
それなりの学歴なりキャリアなりあれば地方でも生活に困らない程度の収入は普通に貰えるからな?
まず元は一人暮らしの話なのに子持ちの話してゴメン
俺が言いたかったのはこの手の話だとコスト総額の話ばっかして実際のQOLを無視してる奴多くねって話だ
例えば将来的な資産価値や流動性を考えたら新築一戸建なんて愚の骨頂かもしれないけど
家って資産でもあると同時に「家」だぜ?
そこで飯食って寝て、生活する家だぜ?
自分好みにカスタマイズした広い家に住めるという数字に表れないメリット無視して資産がどうだ負債がどうだという数字だけで比較してる人多くない?
ところで田舎者だからわからないけどカーシェアリングって荷物詰めっぱなしでもいいの?
自家用車のメリットとして事前に手続きせず思い立ったときに乗れることの他に
よく使う荷物(傘とかベビーカーとか)入れっぱにしたり、車載充電ケーブル挿しっぱなしにできるところも大きいんだが、それができるならカーシェアリングもありだと思う
GoToトラベルだったり、満席で演劇が上演できるようになるだったり、社会が徐々に明るい方向に向かっているというのに。自分は、映画館もスタバも劇場も何もない田舎から出られないでいる。
産まれてから18年間、同じような生活環境の田舎で住んでいたのだから平気だろうと思っていたけれど、一度都会の娯楽に溢れた生活を知ってしまったら、もうこの「何もない」田舎の生活が苦しくて仕方がない。
大学進学を期にいわゆる都会という生活に触れた時も感じたけれど、田舎は圧倒的に選択が少なすぎる。または、選択を広げるためにかかる時間とお金の負担が大きい。当たり前だけれど。
だって、スタバの抹茶フラペチーノにチョコチップいれたやつを飲みたいと思ったら、電車で30分揺られなきゃいけない。タリーズのヨーグルト&アサイーを飲みたいと思ったら1時間近く電車に乗る必要がある。500円の飲み物を飲むために、その三倍以上の交通費を支払う必要がある。
映画を観たくても電車で1時間かかるし、そもそも一番近い映画館は県をまたがなきゃない。朝日が昇るまでバーで飲むなんてこともできず、日付をまたぐ前にどこの飲み屋も大概閉店してしまう。刀剣展示を見た次にミュシャの展覧会に行ったり、プッチーニのオペラを観た帰り道に箱で頭振るなんて芸当もできない。
きっとこの話を北海道に住んだことのある友人に聞かれたら「こっちはセブンまで〇〇時間かかる」とか言われそうだけど、今はそんな話をしているんじゃない。私が、私の経験してきた人生と照らし合わせて、今の生活がつらいっていう話をしたいんだ。私が今どうしても苦しいっていう話を聞いてほしいんだ。
こんなコロナがはやる前は「また田舎に住むことになったけど、大阪にも名古屋にもすぐ行けるし余裕っしょ。むしろ岡山(長船)にも高知にも福岡にも近くなってラッキー!」ぐらいのノリでしかなかった。ほんと馬鹿。
今じゃ大阪・名古屋はおろか、プライベートでは自転車で動ける範囲での生活に縛られているんだぞ。あの頃の能天気な自分を助走つけて殴ってやりたい。もっと足元を見ろ。
その自転車で行ける範囲にある娯楽はカラオケしかないし、大好きだった大判焼きを売っていたお店は、結局コロナ休業が明けることなく閉店してしまった。
そのくせ、駅前の通りにはデカデカと看板を掲げたキャバクラが立ち並んでいる。これで若者の移住やUターン就職を政策で掲げているのが、むしろギャグとしか思えない。(だからと言ってじゃあスタバを作ればいいのか、という話ではないから難しいけれど)
社会情勢を見るに、まだしばらくはこの田舎から出られない生活が続く。そう考えるとぞっとする、というような感情は薄らぎつつある。今は諦め、の方が感情に占める割合が大きいきがする。それと怒り。
諦めは、この人生を選択したのは自分だから、というもの。都会の生活が良ければ、就職の時に都会の会社を選べば良かった。それをしなかったのは自分の判断なのだから、今この状況に置かれているのは自分の責任だろう、ということ。
この田舎でコロナ初感染者が出た時、その家の窓ガラスが割られた。そんな話、ネット上の創作でしょ、と高をくくっていたけれど本当だった。風の噂によれば、その家族は引っ越したとも自殺したとも聞いている。どっちが本当かは分からないし、知りたくもない。
自分が、自分の家族が次の感染者になるかもしれないのに、よくそんなことができるなぁ。
おそらく、これは自分の想像でしかないけれど、「こっちは我慢しているのに都会に遊びに行った挙句コロナにかかって」といった憂さ晴らしでそうした行動に移ってしまったのだろうと思う。
実際、パートのおばさまたちの「〇〇さんこの前大阪に行ったんだって……」という陰口を叩いている場面に出くわしているので、当たらずとも遠からず、といったところだと思う。
自分は、その憂さ晴らしを、自分の中にある嫌だなと思う気持ちを、こうして文章にして出力することができるからまだ救われている。他人の家のガラスを割るよりは、よっぽど健全な毒の吐き方だと思う。
ただ、万人がこの毒の吐き方ができるわけではないことも分かっている。自分だって本当は、美味しい酒を飲みながら、誰かに自分のつらさを聞いてもらって同情してもらいたい。
それが叶わないからこうして、家で冷凍庫から出したウォッカを、瓶のまま飲みながらこの文字を打ち込んでいる。
Twitterが見れなくなった。舞台や美術館の上演・展示情報を見ると、そこに行けない事実を突きつけられるから。「行く!」と言っているフォロワーに後ろ暗い感情を持ちたくないから。
今の私の手には入らない美味しそうなお料理、綺麗な品々、素敵な物語。「どうせ自分はいけない……」と、いちいち悲しむことに疲れてしまった。
先日、上司(この田舎に住んで十年以上)に息抜きの会話の中で「(大学生活を送った土地)に帰りたいんですよね~」と話したら、「万一コロナに罹った時村八分になるからやめた方がいいよ、ガチで」と改めて念を押されてしまった。
その会話の数日後に、仕事終わりの終電に飛び乗ってその地に行こうと画策していたけれど、その計画もぽっきり折れてしまった。
久しぶりにワクワクした。全部終電を乗り継げば、日付は越えるけどその地に辿り着ける。出勤前に駅のコインロッカーに旅行カバンを預けようとか、馴染みのバーのマスターにはあのお土産を買っていこうとか、あっちに帰ったらあのレストランのご飯を食べようとか、旅行用の歯磨きセットが無いから買わなきゃとか、いろいろ、考えてたんだけれど。
結局そのお休みは、昼過ぎまで寝てYouTubeで酷道走行動画を見たりしていたっけ。
どんどん預金残高が増えるけれど、これっぽっちも嬉しくない。いくら円盤を買っても生の演劇・映画・演奏とは別物。いくら高い酒を買ってもバーで飲む味には到底及ばない。
何で自分は働いているんだろ。
生きてるって言えるのかな、これ。
コメ返信
https://anond.hatelabo.jp/20200919145352
そんなささやかな希望すら叶えられない田舎クソだな〜〜〜ってほんと思う。京都の確か四条通りのカフェのカヌレとかも食べたい。あと博多のShinShin。
https://anond.hatelabo.jp/20200919145353
映画自体じゃなくて映画館に行くまでの道のりが電車しかない(車持っていない)なので詰んでるんですよね。別に映画館とか行くの自体は大丈夫でしょって思ってる。
https://anond.hatelabo.jp/20200919145626
明日トラックに轢かれて死ぬかもしれない刹那主義で生きてるから相容れなくてすまんな……あっでも10万給付で貯金額増えた時は嬉しかった。
https://anond.hatelabo.jp/20200919150005
近゛く゛に゛美゛味゛し゛い゛お゛酒゛飲゛め゛る゛バ゛ー゛が゛な゛く゛て゛困゛っ゛て゛ん゛だ゛よ゛!!!!!!!高い酒ストレートで飲む分にはいいけれど……さ……あとバーの雰囲気が好き人間だからよ……
https://anond.hatelabo.jp/20200919150734
分かりみすぎて笑ってしまった。わかる予言するわ多分「都会の生活は時間が早すぎる、こんな溢れた情報の中で振り回されるような人生は送りたくない」とか書いてそう。生きるの根本的に向いてないな???
例のように客室乗務員及びパイロットからの差別であったとしても、暴力や長時間に及ぶ乗務員拘束等の【安全阻害行為】を黒人の方がしてしまったのなら降ろされるのは黒人の方。(しかしこの場合後にコンプライアンス問題に発展するので航空会社はかなりのダメージを受けるだろうがそれと航空機を降ろすかは関係ない。)
どちらの場合も機内でのトラブルでなく、目的地降機後に航空会社へクレームを入れたり、Twitterなりで拡散すれば少なくとも損害賠償云々のような問題にはならなかった。
ナッツ姫や高級バックおば様の件も記憶に新しいのでは?ナッツ姫は機内で客室乗務員にナッツを投げつけるという暴力=【安全阻害行為】をした為機体がUターン。航空会社からの損害賠償以上に本人のダメージが大きかった事件。
高級バックおば様は機内でそれなりに揉めたものの、ある程度の所で引き目的地には到着。後にTwitterでバズるが、特に航空会社からの損害賠償云々は無し(追ってないので和解したかどうかは知らないけど)
要するにきっかけはなんであれその行為で機体降りるかどうかは決められるんですよ。放火やコックピットへ侵入を試みる、暴力なんかは警告なんてナシで降機ですよ。例えそれが航空会社側のありえないミスへの怒りだったとしても。
先週金曜の夜、私は仕事を終えいつものように車に乗って帰宅しようとしていた
会社から自宅まで普通なら片道30分程度だが、朝夕のラッシュ時は1時間近くかかる
特に混むのが自宅少し手前にある右折専用レーンのある交差点である
片側2車線なのだが右折待ちの車が多いため、1キロくらい手前から右側車線の流れが非常に悪くなる
ぎりぎりまで左側車線を走って右側車線へ割り込めればいいのだが、「順番抜かしは許さない!」という鉄の結束のもと地元のドライバーたちは絶対に割り込みを許さないので
下手に左側車線にいくと右側車線に戻ることが出来ず、曲がりたいところを曲がれないまま交差点を通過しかなり先の交差点まで行ったところでUターンを余儀なくされる恐怖の交差点なのである
その日も私は右側車線をノロノロと進んでいた すると私の後ろにいた白い軽自動車が左側車線へ車線変更し私を追い抜いていった
軽自動車を運転するおっさんの横顔を見ながら私は「無茶するなあ 何をそんなに急いでるんだか…」と考えた
仕事で取引先との待ち合わせに遅れそう?風俗店を予約してて予約の時間に遅れそう?などと勝手に理由を色々と想像しながら私は車を走らせた
すると左側車線も道路沿いのドライブスルーに入ろうとする車などで混んでおり、私は先ほどのおっさんの車に追いつき並走する形となってしまった
右折レーンの交差点は近づいてきており焦るおっさん、私と私の前そして私の後ろの車は息のぴったりあったアクセルワークを披露しおっさんに割り込む隙を一切与えなかった
だが私はさきほど見たおっさんの車のナンバーが9-11だったことを思い出し、ひとつの可能性に気付いた
「今日は9月11日、車のナンバーは子供の誕生日?子供の誕生日を祝うために急いで帰宅しているのかも…」
右折レーンは目の前に迫ってきており、もう少し進むと車線変更禁止ゾーンというところでおっさんは私の前に割り込もうとウインカーを点滅させてきた
割り込めるだけの車間は無く私がそのまま走ればおっさんは割り込めない、だが私はブレーキを軽く踏み私の前におっさんを割り込ませてやることにした
割り込みに成功したおっさんはハザードを点滅させた 点滅回数は4回 それが私には「す・ま・ん・な」というおっさんのお礼に感じられた
「気にしなくていい それより子供誕生日を祝ってやってくれ」という気持ちを込めて私は「え・え・ん・や・で」と5回クラクションを鳴らした
最後の「で」にはおっさん頑張れというエールを込めてより長めに、「プップップップップーーーーーーーーーーーーーーッ」とクラクションを鳴らした
もともといずれは地元の地方都市へUターン志望ではあったけれど、
仕事は東京の方がおもしろいしどうしようかなと数年単位で二の足を踏んでいた。
30代前半になり、独身だし、このまま東京で転職でもと一瞬は思ったが、
やっぱりこの半年間で「地元だ!」という気持ちが一層強くなった。
(親の高齢化というのも大きい。私はお母さんが大好きなんだ)
私はクリエイティブ職だ。
今の会社は零細企業だけれどもクライアントさんとの関係は良好で、
それなりに評価をされる機会も多く、仕事はやりがいを持ってやっている。
クリエイティブにしてはかなり珍しく残業もほとんどしておらず、
体調もすこぶる万全。ここ数年の毎日は本当に健やかそのものだった。
※過去に鬱病になったり体調こわしたりで体力もメンタルも本来強くない。
独身も身軽な感じが心地良く(今までは)この生活に特に不満がなかったんだ。
でも、いざ転職しようと思って気づいたのは「私ってなんのスキルも無い」だ。
いざ大手求人サイトで求められるスキルはなにひとつもっていない。
その会社にとっては「不足」だったのだろう。
それだけではないと思う。
私が足りないのだ。
私は、地元で「働きたい」と私が思う企業に歓迎されるスキルがない。
人事の経験もない。
大卒でもない。
PRの仕方もしらない。
デザインもできない。
給与計算もできない。
なんにもできねーじゃねえか。
今の環境はラクだし、楽しいし、忙しくないし、やりがいもある。
でも、40代が見えない。30代はまあこのままやっていけるかもしれない。
あああ、つらい。
コロナ鬱なのかもしれないし、30代になって今までのツケがきたのかもしれない。
今住んでいる場所、産まれた場所とは違う場所で就職することをIターン就職と言います。
私の面接能力の問題もありますが、その点は置いといて読んでいただけると嬉しいです。
面接官は、その県で産まれ育ち地元から出たことがない人、1度地元から出たけれどしぶしぶ戻ってきた人、東京や大阪の本社から転勤で来ている人です。
「私たちからしたらそれ当たり前ですけど??そんな理由で来るんですか?」と鼻で笑われます。
1度地元を出たけれどしぶしぶ戻ってきた人に魅力をいくら伝えても、
「でも、私は都会の方が住みやすいと思う。」と言われます。しぶしぶ田舎に戻ってきた人に何を言っても、その人は都会で働きたいんだから伝わりません。
「へー、そうなんだ。」と言われます。
家族や友人と好きで離れて田舎に行く人はいません。会社から命令をされてしぶしぶ田舎に行っているんです。そんな人に田舎の魅力を伝えても意味はありません。
ネットで調べると現住所は住民票がある所を書きましょうとあったので、住民票がある東京の住所を現住所に書き、居候先を帰省先として記入していました。
すると、Uターンで就活なの?と面接100%聞かれます。そして、なんでこの県に来るの?と言われます。上記の通りいくら魅力を伝えても、鼻で笑われます。
ハローワーク求人に応募するためハローワークに行った際、相談員の人にこう言われました。
私の住民票を移しても、私が生まれ育った場所は何も変わらないのに、表面的な住所が変わるだけなのに、移した方がいいらしいです。
内面より住所が大事だと元人事のハローワークの相談員が言うのだから、住民票は移すべきです。
私は気付くのが遅く、住民票は移していませんが、現住所に居候先を書くようにして、帰省先を書くのを辞めました。
大学は都心部にあるから現住所と帰省先書いていないとおかしいんですけどね。
コロナウイルスが問題の中対面の集団面接をして、駅に向かう途中、一緒に集団面接を受けた子と話す機会がありました。
「この県の就活はほとんどコネだから就活大変ですよね。頑張ってくださいね。」と笑顔で言われました。
〇〇さん家の息子、娘、知り合いだから
など
まあ、知り合いの方が安心ですよね笑
東京だとOGOBの繋がりは強いですが、知り合いはそこまで強くないです。
その会社は最終面接でなんでわざわざ田舎に??と、とてもしつこく聞かれました。田舎から東京に出た役員が面接官だったので、田舎の魅力は伝わりません。田舎が嫌で出ていったんだから。
これは今年だけかもしれません。
検査をしないため、コロナウイルスがあまり出ていない田舎だと、県外から来たと言うだけでコロナウイルス扱いされます。
ずっと居候しているので田舎にいる事を伝えても、コロナウイルス扱いされます。
「え、東京??Iターン??コロナじゃない?」と言われた時です。
履歴書にもESにもずっと田舎にいます。と書いても言われます。
過去2週間の行動履歴を書かされたこともありました。履歴書にずっと田舎に居ると書いているのにも関わらず。
履歴書なんて読んでないんです。
100%の精度がある訳でもない、今日は陰性でも明日は感染して陽性になるかもしれない。そんな検査に何万も出せません。
去年のはじめに事故った。
夜にUターンをしていたら横に突っ込まれた(向こうからすれば急に出てきた)。
運転していたのは自分であったが、助手席側に(車が突っ込まれた側に)いた妻は以来運転しなくなった。
が、しかし、うるさい。
特に小さな道から大きな道に出る時、コンビニなどから大きな道に出る時。
大丈夫だろうと思ってでようとするとワー!ギャー!言う。
また、基本的に中央線がない細い道を行く時は自分は基本的に中央を走る。突然の歩行者が出てきても良いように。
コンビニなどから出る時も曲がりたい方向に対してある程度遊びを残す。ゆっくり曲がると後輪が段差が乗るかもしれないので。
しかし、妻に言わせると不要だという。もっと端に寄せて反対にくる車を入れるスペースを開けるべきだと。
交差点で直進するとき、左折で止まっている前の車を避けるときも避けすぎだと言われ、右の店に入るときは進みすぎだと文句を言われる。
直せば、合わせれば良いのだろうが、親が運転していたスタイルなので40年近く慣れているので意識的に変えようと思っても忘れてしまう。
どうするかねぇ。
お金がないとか、特定の趣味につぎこんでるとかでなくても、価値観の違いはある程度の年齢になると現れるのだろうと思った。
大学生の頃、長い休みで地元に帰省する旅、いつも同じファミレス(ちなみに、地元にサイゼは無いので、サイゼではない低価格帯)で会って数時間喋る友人が居た(高校の同級生)。
社会人になって、2人とも地元にUターンし、数ヶ月に一度、同じような感じで会っていたが、ある日言われた。「この店飽きた。今度他のとこにしない?」と。
俺は別に気にしてなかったことだが、そう感じる人もいるのか。で、喫茶店とか地元ではちょい洒落た居酒屋とか、2人でも行ってみたんだが、どう考えてもコスパではファミレスのほうがいいし、俺は店の雰囲気もファミレスのほうが好きだったんだよなぁ。そのせいかはわからないが、なんとなく疎遠になった。
話は変わって、30歳の同窓会のとき。2次会で地元のスナックに行った後、数人で帰りながら1人がぼやいた。「あんな店でマズイ酒飲んで、何が楽しいんだか」と。するともう1人が共感した。「どうせなら、ちゃんとしたバーで、美味しい酒飲みたいよな」と。
俺は正直、そんなことは感じてなかった。ぶっちゃけ、集まって話せる場所として申し分なければ、それでいいと思ってたし。
まあ、俺の場合、普段飲みに行かないから、そういう店を知らないってのもある。お酒好きじゃないし、あんまり「食」にもこだわりないし。
若い頃のようにワイワイしたいとも思わないが、あんまり「いい店」ってのにも興味ないんだよなぁ。出先での昼食も、マックとか吉牛とかのほうが気楽だし。
ちなみに、白木屋は生活圏に無いので、行ったことはない。ただ、前に冷凍の白木屋メニューがスーパーで売ってて、家で食べたがそれは美味しかった。
サイゼは30歳のときに初めて行った。確かに安くて美味しい。ただ、メニューがイタリアン系なあたり、個人的には和食も洋食もある他のファミレスのほうが好きだなと思った。
先程夢見の悪い夢を見たので聞いて欲しい。
まず出だし。プーさんかミッキーとハイエナ(ライオンキング)とインコが掛け合っている。
私はある旅館に仕事で用事があったのだが、旅館のすぐ手前が水没しており旅館に辿り着く事ができなかった。
奥の座敷から入るよう勧められたが、
ハイエナはインコをおとり(?)にミッキーとプーがドジを踏んでるのを見て笑っていた。
ミッキーが何かを考え、腕時計をインコに持たせる。ハイエナはインコの持つ腕時計欲しさにインコに飛び付くようにして付いていき、インコは何処か遠くへと飛び去っていった。
「こちら◯番機、異常なし」
どうやら先ほどのインコを捜索してるらしい。
「◯バンキカックウチュウ」
と割り当てられた数字で応答した。
「なんだ!?今の声!」
パイロットが驚いてる所に私は「その無線に応答して!」とオペレート室から指示を出した。
私は駅にいた。
何故か遮断機が駅のホーム内にしか無く、外からホームを行き来するには遮断機のない線路を渡る必要があった。
「ここは結婚式場だ」と思い、駅の姿は大きく変容した。
ここからは少し覚えていない。
僕は彼女と結婚して、青年を設けた。その青年の結婚式のようだった。
式には神前婚や教会式などではない(座席の配置図的には教会式が近いかもしれない)。
相手の親族はおらず、どうやら斜め前にいた車椅子に乗った男性が相手のようだった。
「生まれ変わっても僕は貴方の息子である事に変わりは無い」と僕に抱き付いた。
私は何故か祭壇のど真ん中の台車に横たわり祝いの歌を歌う。(覚えてないがメジャーな曲だった気がする)
それを車椅子の彼が笑って見守ってくれていた。
結婚式場は吹き抜けになっていて、空には先ほどのインコが飛んでいた。
「そのインコを捕まえて!」話が戻る。
私は仕事を中止させる訳にはいかなかったが、どうしてもそのインコを確保しなければならなかった。
パイロットに応答して誘導するよう伝えるが、電車の方で重大なミスがあり、大事故が発生したようだった。
ぺらりと一枚垂れ幕が下がる。
背景は真っ黒で、「そういう演出だった」と言われれば納得するものだった。
おみくじの垂れ幕がちぎれて落ちると、瓦礫、人の山のような高い壁の間をグレーのぐちゃぐちゃなものが遠くから歩いてくる。
劇団イヌカレーみたいだったものは近寄るほど人型になりそれが少年だと気付いた。
燃え盛る火の手から逃げているようで、カメラは少年の正面から背後にシフトする。
歩き去って行く少年。
車を運転する父の窓の向こうに目玉を描いたカラス除けのような頭の妖怪が藁笠を被って佇んでいた。
「お父さん、お父さん、外、お父さん、お父さん、お父さん、」
何度父を呼んだかわからない。
私の異常に気付いた父が宥め、抱き締めてくれたのだが、その父の顔も目玉の模様になっていた。
ここで目が覚めた。
私がいまいるのは、何処なのだろうか。
昇龍拳を使えるようになった。
ゲームやアニメの世界の技を使えるようになるのは誰もが子どもの頃に憧れた現象だろう。家の誰もいないところでこっそりとかめはめ波を何度も練習した経験は誰にもある。ある日急にスプーンを曲げることができるのではないかとスプーンを持って優しく力を加えて筋力でないなにかの力で曲げようとした経験もあるだろう。
そんな中、ついに僕は成し遂げてしまった。ゲームの世界の技である、昇龍拳を使えるようになってしまったのだ。自分の部屋で何気なく試してみたら出来てしまった。奇跡だ。
具体的にどうやるのかというと、まず腹の前でしっかりと拳を握りしめる。そして大きな声で「しょーりゅーけんーーーーー!!!」と叫び、拳をあげると同時に一気に飛ぶのだ。恐らくゲームのキャラクターが実際にやっているほどの迫力で跳ね上がることが出来た。ちなみに波動拳も事前に何度か試していたのだが、それは無理だった。竜巻旋風脚も試そうとしたが、試そうとしようと思いやり方を想像した時に、ちょっと怖くなってやめた。
僕は晴れた空の下、外へ出た。せっかく覚えた技だ。何かの役に立てなければもったいない。少し外をウロウロして何かないか探すことにした。
と、その前に家に車があることに気づいた。そういえば昇龍拳は車を破壊するのに効率がいい。一度試してみても良いのかもしれない。
車の前に立ち、胸の前で拳を合わせた。深く息を吐く。そして右の拳を腹の前にゆっくりと移動させて力を込める。そして思った。これは本当に大丈夫なのかと。人間の拳で車を破壊することができるのだろうかと。
いや、でも、これは単なる拳でなく、あくまでも昇龍拳だ。言ってみればかめはめ波や波動拳をぶつけるのと全く同じ。人間の力ではない。奇跡が生んだ力だ。むしろ大丈夫なのかと心配するのは車が壊れて使い物になってしまわないかの方だ。全く問題ない。僕は躊躇するのをやめ、昇龍拳をぶっ放した。
その後、家から出てしばらく歩いていた。家の前には川が流れている。その土手に登って歩いていた。天気もよくとてもすがすがしい。しかし右手は擦り傷ができていて痛い。やはりちょっと車を攻撃する時に躊躇してしまい、車とこすって擦り傷を負ってしまった。多分思い切り拳をぶつけても問題はなかったのだが、つい常人のように車に拳を思い切りぶつけて悶絶する姿を浮かべてしまったのだ。このような素晴らしい力を手に入れたのに恥ずかしい。自分の心の弱さのせいでこんな傷を負ってしまい恥ずかしくなった。なんとなくすれ違う家族の顔をまともに見ることも出来ずわざとらしく目を背けた。子どもがこちらを見た気がしたので擦り傷もそっと隠した。
次は絶対失敗しない。恐らく歩いているうちに不良共に絡まれている誰かを見つけることになるだろう。僕はさっそうと彼らの方に手を乗せてひっぱり、「おい、やめろ」という。そして昇龍拳一発で一瞬のうちに倒す。不良の人数分昇龍拳を引き続き行い、そして全員倒す。絡まれていた人もアニメのような出来事に驚き、目を丸くしてその場に立ち尽くすだろう。あっという間のことのため気がつくと僕はもう去っていていなくなっている。
その後ふと我に返ったその絡まれていた人はスマホで家族なり彼女なり、とにかく親しい人に連絡する。LINEなどではない。すぐ読んでもらえるかどうか分からないツールでは今感じているその感情をありのまま伝えられるかどうかはわからない。電話でないとだめなのだ。放った言葉が、ダイレクトに、一瞬で相手に伝わらなければならない。
そしてきっとテレビで話題になる。その人がSNSに投稿した内容は万単位でいいねがつくだろう。だって昇龍拳なのだから。信じられない出来ことを目の前で目撃したのだから。
そんなことを考えながらニヤニヤしていたら向こう側から歩いてきた女子高校生たちがこちらを見ているような気がしたためやめようと思ったのだがやめられなくてニヤニヤし続けていた。しかしはずかしいので右手で口をそっと覆って表情を見えにくくなるようにした。多分これで大丈夫だろう。
ふと時計を見ると今15:30だった。そういえばおやつを食べ忘れていた。たしか賞味期限が今日の15時までだったような記憶がある。機能も確認したから間違いない。僕はそのままUターンして帰ることにした。なんとなく先程の女子高生たちの後ろをついていくような形で帰ることになるのは不審者っぽくて居心地が悪かったのだが、まあしかたがない。200円もするやつなので。