はてなキーワード: SAASとは
45歳年収300万のプログラマーさんがソースコードを流出させてえらいこっちゃらしい。
この問題についてはさておき、プログラマってそんなに給料低いの?と思われたら心外なので大体の給与相場を書いてみる。
45歳はちょっとわからないので、30歳東京勤務、スーパーエンジニアではないけどそれなりに活躍しているWeb系の開発者と仮定する。学部卒なら社会人8年目、修士卒なら6年目。
情報源は転職サイト、給与情報サイト、知人から聞いた話、実体験など。
業種 | 30歳給与相場 | 補足 |
一部の外資系ユーザ企業 | 1500万〜2000万 | GAFA等。株式付与も込み |
外資系SI、ユーザ企業 | 900万〜1500万 | Microsoft、AWS、IBM、その他SaaS、Fintech等。プログラマだけでなくソリューションアーキテクトなども |
一部の自社開発系 | 800万〜1200万 | メルカリ、LINE、ファーストリテイリング、Fintech系など |
ITメガベンチャー等 | 600万〜900万 | ヤフー、楽天、サイバーエージェント等 |
その他自社開発系 | 500万〜700万 | 主に中小規模の企業 |
一次請け大手SIer | 700万〜1000万 | 開発は下請けがやるのでプログラマではない。残業代含む |
少数精鋭受託開発系 | 700万〜1000万 | 大手ではないが基本的に一次請けで開発まで全部やる、あるいはSES |
大きめSIer | 600万〜800万 | 大手の子会社、二次請けとかその辺。さらに下請けに出すことも多い |
中小SIer | 400万〜600万 | よくある受託開発会社 |
弱小SIおよびSES | 300万〜500万 | 大規模案件の三次請け以降やクソ案件がメイン。闇。しかし多くの会社がここに分類される。 |
大手企業社内SE | 600万〜900万 | 穴場。ユーザが社員なので納期なども緩い |
これ自社でDCで災害対策で遠隔地に複数のシステム構築までやってれば片方だけに処理集中させればまぁ重くなる可能性はあるけどサービスは継続できた。
最悪、データ保護も両系統で持ってれば死んだ方を再起動して復帰とか出来た訳で
結局の所クラウドってこの手のSaaSの低価格化を進めたけどその分品質というかサービスの継続性は落ちたよね
PaaS障害で~って言いたいことは分かるけどユーザからすりゃPaaSの障害かどうかなんてどうでもよくって
金払ってる分サービスを当たり前に使えるかどうかだけが重要でPaaSの障害のせいで~とかユーザに対してサービスを提供出来てない状態だよね。
にもかかわらず、何々サービスのユーザがわかってくれて素晴らしい!とかいってるエンジニアがいるけどそれは本当かね?
そういってるエンジニアの過去を漁っていくと公務員の数が足りなくってコロナ対応で後手に回ってることとかを批判してるんだけどなんなのこの二枚舌
最近、ノーコードが流行っていますね。誰でもコーディング不要でWebサイトやアプリが作れちゃう。
中には、それで収益を上げている人もいるようです。
ただ、ガートナーのハイプ曲線で見ると、今ノーコードは流行期だと思います。
なので、これから反動期がやってきて「やっぱノーコードはダメだ!」という時期がやってきます。
なので、少し気が早いけど、ノーコードの次に流行りそうなモノを予想したいと思います。
私はノーコードの次にクラウド開発環境が流行ると思っています。
今って殆どの場合、ローカルでターミナルやVSCodeを立ち上げて開発しています。そ
れらを全部SaaSが提供するサービス上で開発する流れがくるんじゃないかと思っています。
私が思うに、開発環境って全然クラウドネイティブじゃないんですよね。
プログラミングをやるためには、ハードウェアもちゃんとしたものを揃えないといけません。
少し前、メモリ16GB以下のPCだと人権がないというツイートがバズっていました、まだまだハードウェアに依存している部分が多い感じです。アプリ開発だと、未だにPCとスマホをケーブルで接続するか、同じネットワーク環境に接続する必要ありますしね。
そこで、もし開発環境がクラウド化してSaaSとして使えるようになれば、ハードウェア的な問題には悩まされず、家ではノートPC、移動中はスマホみたいな感じで開発できるようになる時代がくるかもしれません。
https://speakerdeck.com/twada/understanding-the-spiral-of-technologies
こちらのスライドは、 Developers Summit 2018 でベストスピーカー賞を取った和田卓人さんのスライドです。
技術の変化は流行り廃りの振り子のように見えて、実は螺旋状に進化しているということが書いてあります。
このスライドでは、集中と分散が例として上がっていますが、ノーコードにも同じことが言えます。
実は、数年前にノーコードによく似たMDAという技術が登場したりしました。
登場した当時は今のノーコードっぽい持ち上げられ方をしていて、エンジニア不要論がでたりしてました。
しかし、残念ながらMDAは開発の主流になることはありませんでした。
ツールが高いなど、いろいろ敷居が高かったことが原因だと思います。
じゃあ、ノーコードはMDAと何が一番違うのかというと、SaaSとして提供されていることだと思います。
誰でも、そのサイトにアクセスして、アカウントさえ作れば、開発をスタートできます。料金も無料から初められるものが多いです。この手軽さが、MDAにあったエンプラ感を解決し、今のノーコードの流行を後押ししてるんじゃないかと思います。
先程の技術の進化は螺旋理論で行けば、ノーコードで取り入れられたSaaS化の流れが、今のコーディング環境に取り入れられる未来も想像しやすいと思います。
ネットに繋がりさえすれば、すぐにどの言語でも開発をスタートすることができるようになれば、多くの人にプログラミングの門を解放すると思います。
先日、GitHubがオンラインエディタとしてVSCodeベースのエディタが使えるようになることを発表しました。
すでに、GitHubはActionやPagesなど、ビルド環境やホスティングのサービスを展開しています。
そこに、エディタも登場してきて、いよいよGitHubだけで全てが完結してきそうな流れがでてきました。
オンラインのプログラミング教育サービスのPaizaやProgateもクラウドで開発環境が用意されブラウザでアクセスするだけで、すぐに使えることを売りにしています。
この流れで、toB向けの開発環境も、どんどんクラウド化していくんじゃ何でしょうか?
近い将来、GitHubのアカウントさえ開設したら、アプリやWebサービスの開発から公開まで行える時代がくるかもしれませんね。
今のノーコード系ツールって、コーディングは不要にしたかもしれないけど、設計力は求められるんですよね。
むしろ、ノーコードでアプリを作るほうが、実装のサンプルが少ないぶん、普通のプログラミング言語より、設計力求められるんじゃないでしょうか?
今どきは、どの言語でも少しググれば、やりたいことを実現する方法はでてきますしね。
なんというか、今のノーコードは、NewsPicksの記事がでたあたりから、バズワードになっちゃった気がします。
「コーディング不要でアプリが作れる!」という言葉だけ一人歩きして、プログラミング能力自体が不要と勘違いさせちゃってます。
たぶん、もうちょっとしたら「コーディング不要」につられてやってきた大量の人が「やっぱダメじゃん」って言い始める時期が来ると思います。
多くの人は、アプリやWebサイトを作る設計力は持ち合わせていないと思うので...。
次にノーコードが流行り始めるとしたら、設計も面倒見てくれるようなツールが登場するころだと思います。
そのときに、ノーコードいう名前か、別の名前で呼ばれているかはわかりません。
というわけで、ノーコードの次はクラウド開発環境が来る!という予想でした。
もし、この予想を信じてくれる人は記事を「いいね」してくると嬉しいです。
最後に、ノーコード自体は、多くの人にアプリ&サービス開発の扉を開かせる大変素晴らしいツールだし、無料で始められるので、気になっている人は片っ端からやってみることをオススメします。
それでは。
https://anond.hatelabo.jp/20200626025834
これを読んで、何社かベンチャー・スタートアップを経験した身としては「わかる」しか言えなかったこともあり、ダメなのを見抜く力じゃ無いけど、これ聞いておけば良かったなというものを思い出しながらちょろっと書いてみました。
ちなみに今はベンチャーではなく、そこそこ大きな会社で働いています。
自分の経験を振り返って書いてみました、なので実際には違うこともあれば、もっとこうだろ的な話もあると思います。
当たり前なんだけど、こちらにも選ぶ権利があるので、転職の面接や内定語の条件交渉・質問等で卑屈に鳴る必要はない。
コロナで落ち着かないことも多いけど、自分もコロナが始まるぐらいから転職活動して決まったので、転職を考えている人は頑張って欲しい。
自分の経験からですが、SaaSの開発・提供とあわせてコンサルティングも提供している会社もあります。
昨今のSaaS隆盛もあり、面接の時にはやはり今後SaaSをどう成長させていくか、進化させていくかといった未来を語ることが多いです。
でもちょっと待って欲しい、それは確かに未来を語ってて素晴らしいのだけど、主力商品なのかどうかを確認して欲しい。
実際に自分の経験だと、SaaSを開発・提供しているのは事実だけど、売上構成比の大半を占めるのはSaaSを併用したコンサルティングであり、実際にSaaSはほぼ使われていなかったというケースが何回かあった。
コンサルティングが悪いということではないけど、いわゆるSaaSベンダー+ちょっとしたコンサル(カスタマーサクセス)を想定して入社したら、SaaSが使われていないとか、主にコンサルがメインだったとかだと、残念な転職になりかねない。
上記の続き。
実際にそういう会社はベンチャー・スタートアップという環境や立場もあり、売上数字を立てるのに必死でSaaSの成長をおろそかにしがちだったりする。
例えば数億円の調達をしていても、そういう方向性を選んで経営しているという事実があるので、調達額にダマされてはいけない。
数億円調達しても、実際にはエンジニアを採用する・開発系SaaSに投資するというより、コンサルや営業のために人を雇うなどしていることが多いからだ。
「実際のところどうなんですか?」という話をえらい人を交えてすると、どうしても本音が聞き出せないからだ。
メンバーと1対1なら必ず本音を引き出せるわけではないが、確度は上がると思う。
逆にそういった場を提供してくれない、依頼してもなんだかんだ理由を付けて断られる場合、その会社は赤信号に近い黄色信号だと思った方が良い。
ちゃんとした会社ほど、選考はお互いの目線合わせが大事だと認識している。
例えば20人ぐらいの会社で、エンジニアが12名、ビジネスが3名、バックオフィスが2名、経営が3名という会社。
例えば20人ぐらいの会社で、エンジニアが5名、ビジネスが10名、バックオフィスが2名、 経営が3名という会社。
どちらが良い悪いという話ではなく、社内のパワーバランス的な見方もあれば、何故そのような分布になっているのかというのが大事だと思っている。
後者の場合はエンジニアが大量退職して少ないのか、これからビジネス以上に増やしていくのか・・・
単純に経営側に理解がなくて必要最低限の機能開発を社内でおこない、不足は外注しているからエンジニアの正社員は不要なのか、などなど。
大事なのは分布だけではなく、なぜそのような構成になっているかだ。
こういう所も含めて真摯に回答してくれる会社であれば、ハズレを引く確率も低くなる。
まだまだたくさんありそうな気もしますが、ざざっと書いてみました。
ダメな会社をゼロイチで見抜くのは非常に難しいため、成功する確度を上げていくしかないかなと。
当たり外れが大きいのがベンチャー・スタートアップ界隈なので、それに疲れたら従業員数もそこそこ多くて、ある程度年数の経過している会社に入るのが良いなと思います。(今の私です)
auth0というSaaSを解雇された人が納得できないようで、twitterに状況を投稿していてとてもおもしろい。
「流石にあまりにも腹が立ったので理由を人事に問いただしたところ、「我々はセキュリティカンパニーで情報の流出は不満を持つ従業員が起こすことが多いため」と驚きの説明が、が、が。いきなり理不尽な要求突きつけて来て、不満を持つ従業員産み出したのあなた達でしょう。。」
https://twitter.com/auth0_jp/status/1263992700736434176
metooみたいに社会を味方につけたいがためにtwitterへの投稿にしがみついているんだろうけど、社内事情をリークしてしまう人を解雇したのは正解だったと思う。
DX(Digital Transformation)って企業ITのお金をSIerからGAFAをはじめとしたクラウドサービスベンダー(SaaS,PaaS)に振り向けていこうよって一大ムーブメントなの?
それって単に食い物にされるのがSIerからクラウドベンダー変わっただけだろ
通産省も「2025年の壁」とか言い出して、今までのやり方はもうダメだ的なメッセージを出しているように受け取れるけど、クラウドサービスベンダーから金もらってんかね?
システムを作り込むな?
いやいや 自社のポカ避けや不良対策の粋を集めたものが十把一絡げのお仕着せのシステムで賄える訳ないでしょうよ
オートクチュールでパーティーに行っていたのを、金かかるからパーティーもファストファッションでいいじゃんってのと一緒だろ
あと流行りのNoCode、LowCodeのプラットフォームってどうなの?
安全装置のないクルマが粗製乱造されて街中を走り回るイメージしかないのだが
島根オリジンのヤツから派生したRoR(Ruby on Rails)がもてはやされた折も、導入されていくつか大きなシステムになってるが最近は導入当初のようにササッと開発してササッと使って成果を出しましょうってのとは程遠い存在になりつつあるのだが
いわゆるユーザー系SIer(非東京)に勤めてもう30歳を過ぎた。SaaSもクラウドも使えないレガシー過ぎる開発環境、はびこる紙の申請書、エクセルが最強のツール、PMが唯一のキャリアパス、と絵に書いたようなSIerだ。
近頃は「働き方改革」の波に乗り在宅勤務制度を始めたがメモリ4GB、ログインに10分かかる遅いVPN、そしてそのVPNは本番環境に繋がらず協力会社とのネットワークも分断され満足にコミュニケーションが取れず使い物にならない。
一端のエンジニアとしてこの環境に疑問を持たなかったわけではない。できる範囲での環境改善に取り組み、それでももう無理と思い転職活動もした。いくつか内定もいただいたが、そこで分かったのは思いの外、現職の給与が良かったこと。決して高いわけではないし、外の世界での市場価値が低いということもあるけど、「結婚して子どもが生まれた自分にとって、業務量も給与も安定しているこの環境は悪くないのかもしれない......」と思ってしまった。
しかし今年に入って新型コロナウイルスが社会問題となり、この会社の対応と自分の判断の甘さに絶望している。
いまだかつてないほどリモートワークが注目されている中、ゴミのようや在宅勤務環境もこれを機会に変わると思っていた。たとえば本番環境に繋げられるようにするとか、SaaSでファイル共有やコミュニケーションツールを使うとか。
それができなくても会社として納期の調整や手続きの省力化なりが施行されるものと思っていた。
在宅勤務最大の壁である顧客の本番環境に繋げない問題に対する役員たちの見解は
「案件ごとに顧客と調整、許可がでたらやってよい。無理ならマスク付けて三密を避けて頑張れ。」
だった。
そんなことできたらとっくにやっている。それをやるには客の管理部門と自社の管理部門にも交渉が必要なんだよ。なんのためにあんたらは天下ってきた?コネを活かして親会社に交渉にいくのがあんたらの仕事じゃないのか?
しかも現状の業務は協力会社無しでは回らないにも関わらず、在宅勤務ではその協力会社とコミュニケーションが取れない問題も完全無視されている。
まあ役員様たちはそんなの関係ないですもんね。自分たちは在宅で安全なところからテレビ会議して「弊社はリモートワークに取り組みました」「感染症対策頑張りました」ってか?
「環境は整えないけど出勤は減らせ、でも移行はスケジュール通りやれ。」「休める人は有給で休んで。」
なんだよそれ。100%在宅が難しいのは分かるよ。でも事業継続のためにまず考えるべきは出勤社と在宅の混合で仕事を進める環境作りやルールの見直しであって、社員の責任感に任せた現場主導の踏ん張りじゃないだろう。
もう絶望した。
「ITで社会貢献」「DXを推進」「最新技術の習得」「圧倒的な生産性を目指す」
歴史的な緊急事態に、IT企業を名乗りながら1ミリもIT的な対応を取らず社員の健康を危険にさらしたこの会社に、今後何を言われても耳に入らないし頑張る気持ちにならない。
そしてそういう会社だと薄々気付きながらも事前に行動を起こせなかった自分にも深く失望している。なぜ自分は今、こんな会社にいるのだろう。何のために業務を頑張ってきたのだろう。
感染症が収束しても、この会社で働いていくことは精神的な苦痛が大きすぎる。かといってこれからまともに転職できるのかは分からない。チャンスがあったとして、子育てがムチャクチャ大変な今は仕事最優先にはできない。この会社にすがるしかないのか。
目の前に大きな闇が広がっている。
中堅SIerでいわゆるSEをやっている。中小企業や、大企業があっても部門システム程度のシステム導入や保守サポートが自分の仕事だ。オーダーメイドであればJavaやC#とOracleやMSSQLで開発するし、業務パッケージの導入支援なんかもする。規模が小さいから多重下請けみたいなのはほぼないが、PMだけとか仕様決めだけで、作成は外注頼みにして数回そうって、社内の技術空洞化が心配される普通のSI業だ。
IT業界の端くれらしく在宅リモートワークになった。お客さんは休業するところもあるにはあるが、多くはそのままだったり、営業時間を縮小したり、総務経理なんかをリモートにしたり、工夫しながら営業を続けている。チャット、メール、電話はそれなりに入ってくる。
例えば給与管理なら4月で雇用保険徴収の対象外になる人が出るけどどうすればいいの?みたいな季節モノから、自宅PCから会社PCにつないで/会社のノートを自宅において、あのシステム使える?とか、IT補助金出るみたいだけどPC10台調達できるか営業に伝えて、みたいなこの状況ならではの対応とか。出荷システムでピッキングがうまく行かないとか、普通の保守対応もたくさんある。
開発案件はストップや延期もちょいちょいあるけど、自宅から質問に答えたりリモートでトラブルシュートしたり営業やインフラ担当の手配をしたりなんのかんの忙しい。自分もお客さんも自社の営業やインフラSEもみんな在宅だったりするし普段とは違って変な感じだ。
いろんな企業のいろんな部署のいろんな人が働いていてITやソフトウェアに頼っているんだなとあらためて感じた。
Amazon楽天ヤフオクメルカリなんでもそうだが、今はみんながプラットフォーマーになりたがる。
商流を握れば手数料で儲けがスケールする。ITをコアにスケールする企業が生き残る。
でも、そこで流れる商品を作っているのはメーカーだし、調達して販売してるのは卸だし、在庫が置かれてるのは倉庫業だし、ものを運ぶのは運送会社だ。その他たくさんの業種。マケプレで僕らが買えるのはそうした企業があるからだ。
いろんな会社が、この状況下でも営業をしなけりゃ生活必需品が行き渡らない。
その大部分は中小企業で、ITはコアコンピタンスじゃない。高年収のフルスタックなITエンジニアを何人も抱えて内製化できない。情シスが何人かしかいなかったり、総務のお兄さん一人なんてところもある。そんな企業が日本だけで何十万とある。
そういうところに頼られて、なんか問題を解決して、支えていけるなら、喜ばれるんなら、SIerもそんなに悪くはないなと思ったりした。
会社の大先輩のおじいちゃんは、SAPが出てきたころにパッケージオーダーメイドなんてなくなると言われたけど、パッケージ導入や足りない部分の開発で結局食えたと言っていた。ならクラウド時代でもSaaSが主流になっても多分仕事は尽きないんだろうな。最悪自分がどっかの会社の情シスに潜り込んで内製に回れるような技術は身につけておきたいけども。
社内SEに必要なのはコミュ力とググラビリティだけ、技術なんて必要ない
延々、SaaSの使い方が分からないとかモニタが映らないとかネットワークが繋がらないとかプリンタの出力がおかしいとかPC買ってとか「なにもしてないのにこわれました」的なゲリラタスクに対応するだけの毎日
最近経営陣がガラッと変わって第二創業期、クラウド移行に積極的なのもあって多少骨のある仕事も増えてきてるけど、上述のゲリラタスクが業務の大半を占めているのは変わらない
世の中、どんなに簡潔かつ丁寧な文章を書いても、読んでくれない層というのが一定数存在する
どこのサービスを真似してください
たまに来る依頼がこんな感じ。
頭に綿でも詰めてるんですかってくらいのリテラシの低さとビジネスモデルを提げて、自信満々でやってくる。
大体リソースさけませんで断り入れるけど往々にして巻き込まれる。でもってなんとか片付けてきた。
でもそろそろ気付いて欲しい。
ビジネスモデルがクソなら売れないし、金のかからないプロダクトなんて知れた機能しか使えない。
AI使うにしても使わなくてもできますが?と言うと売り文句として使いたいんだとか。
いくらまで運用費かけますか?の質問で20kと答えられた時の絶望感。
心の中でできねーよボケ!と思いつつ最善策を出す日々。
意外と知られてないのはSaaSに関しては見積もりが出しにくいこと。当然ながらフェイルオーバー対策するとそれなりの額はいくし、レンサバみたいな定額制じゃなくて従量制。それにその時点で目標PVを聞くと答えられないケースがほぼ。
大体この手の客はレンサバの費用間で掲示してくるのが常。で、バックエンドとフロントエンドの金額感が混ざってる。
話は3週間前に遡る。
Fastgrowとかいうサイト主催で、ベンチャー界隈で活躍しているビジネスパーソンを招いてパネルディスカッションをしてくれるイベントがあった。
テーマが「事業開発、BizDev組織のあり方」みたいな内容だったので、現業に通づるところもあるだろうと思い参加してみた。
イベント1部はラ○スル、シ○テル、キャ○ィというBtoBプラットフォーマーの3社のCxOと、それら企業のBizDev部門の長が話をしてくれて、期待通りの内容だった。
2部は軽食が出されてCxOと1対1で話が出来るとのことで、私はラクスルのCOOと話すべく並んでいた。
その時、ヤツが後ろに並んでいた。
ヤツ(以後Aと呼ぶ)は、脱税徳井のCMでお馴染み、某家計簿ルーツの経費精算のSaas企業に勤めていた。
その場は名刺交換をして当たり障りのない会話をしただけだった。
ラ○スルCOOと話した後、シ○テルのCEOとも話がしたかったので並んでた際、他の数名とも名刺交換をした。その中にBがいた。
Bは、特許を簡単に審査できる、的な内容でベンチャーを立ち上げていて、よくわかんねぇけど面白そうで、
特許という古い慣習が残っていそうな業界の課題を解決してくれるようなベンチャーだった。
グイグイ系でコミュニケーションを取ってくるので、ヤベェ奴なのかなと思ったが、話が面白かったのでその日は閉場するまでBと話し込んでいた。
面白そうな事業をやっているとはいえ、惰性で名刺交換をしていた中の1人だったので、3日くらい放置していたのだが、
他の通知処理をしてる際、うっかり承認すると、いきなりメッセージが来た。
「せっかくああいう場で知り合ったし、今度飯でも食いながら話しようよ!」
ベンチャーとしてネットワーク作りたい系のやつか、もしくはリクルートの一環か、そんな程度に思った。
「全然いいですよ!ぜひ!」
まぁ暇なときに飯奢ってもらうかと、適当に2日おきくらいでメッセージをやり取りして日程を決めたのだが、
祖母が亡くなって帰省しなければならなかったこともあり、リスケされ、ようやく飯を食いに行けたのが今日だった。
この間のメッセージも全力のタメ語で、おや?と思うところも多々あったが、初対面からグイグイ系だったBのキャラも相まって特に気にしていなかった。
待ち合わせは大崎。
18時45分。早い。
Bが来た。
「お久しぶりです」
「???」
あー、ほんとに飯なのか、飲みじゃ無いのか、まぁそんな事もあるか、大戸屋とか久しぶりだなぁと、ゲートシティの大戸屋へ向かった。
「事業の調子はどうですか?この前の特許の話面白かったんで飯屋ついたらもっと教えてください!」
「え?なんのこと?俺マ○ーフォ○ードだよ」
「???」
不覚。Aだった。
確かにマ○フォの人とも名刺交換した記憶が微かにある。ただ、マ○フォの人とはそんなに話してないぞ。
まぁしょうがないか、マ○フォも拡大路線だからリクルーティングされる感じかなー、だりぃなぁー、と思っていたら大戸屋に着いた。
着いてからは飯を食いながら、私のいる広告業界の話や海外どこ行ったことあるかという話、サウナの話、と他愛の無い話をした。
着いてから30分、飯を食い終わるまであまりに生産性の無い会話しかしてなかったので、こんな話で良いのかなと思っていた。
この人は何が目的で俺を飯に誘ったのだろう?
友達いないのかな? 変な人だし、いなさそうだな。。。
広告業界に憧れてる系の人なのかな?
ここで帰っても良かったのだが、どうせリクルーティングするつもりだろうと、
どんな感じでリクルーティングするのかも興味があったので、こちらからキャリアの話を持ちかけてみた。
(大して悩んでないし、そもそも初対面の人にそんな話しない)
『カチッ』
Aのスイッチが入る音が聞こえた。
「増田くんは人生で成し遂げたい目標とかある?キャリアを考えるなら目標から考えなきゃ」
「特に無いですねぇ、強いて言うなら馬主ですかねぇ、JRAの馬主資格を取るには最低でも年収1700万を2年続けなきゃいけないんで、まずはそこが目標っすかね….」
「それってサラリーマンじゃ無理だよね? もっと何がしたいとか、世界にこんなインパクトを与えたいとか、そういう目標は無いの?」
Aのスイッチが更に入ったのを感じた。
「自分の人生の夢とか目標を言うときに冗談を言うのは良くないよ。
人生における目標をしっかり立てる、そこに向かってしっかりと計画を立てる、計画通りに行くために弛まぬ努力をする、それが大事なんだよ。」
何だこいつ、初対面なのにうぜぇ。怯んでいる間にAは続ける。
「なんとなく増田くんが変わりたいって思っているのはすごく感じる。
どこの業界でどんな仕事をしたいとか、転職したいとか、そういうのは無いの?」
「今の部署はすごく成長できる部署だと思っているので、あと2年位勉強して、その間に考える感じですかねー。
業界変えて同じく事業開発的なことをやるのもありかなーと考えてますね。」
「旅行に行く時を考えてみてよ。JALに乗るかANAに乗るかを先に決めないよね?
まずどこに行くかを決めるのが重要だよね? それと同じでまずは自分の人生で本当に成し遂げたいかを考えてみようよ。
一緒に考えてあげるからさ。」
「そ、そっすねー ^^」
何だこいつ、初対面なのにこんな説教たれてくるとかおかしいだろ、頭沸いてるだろ、
マ○フォ今後絶対使わねぇ、マネーツリーにする!とか考えてたらAの自分語りが始まった。
「俺も25歳のとき悩んでて。当時ヤ○ハに勤めてて浜松に居てさ。
その時ちょうど出張で東京に来ることがあって、友達と飲んだんだけど。
その時、その友達がすごく面白い先輩がいるから是非一緒に飲もうっていうもんだから一緒に飲んだんだよね。
そしたらその先輩がすごくて。会社辞めて自分で事業を3つもやっていて。
フリーでコンサルやってたり、ベンチャーにアドバイザーとして入ってたりしてるらしくて。その時その先輩にすごく感化されちゃってさ。」
「へぇ。」
「その時、その先輩と一緒に初めて自分の人生の目標を考えたんだよ。
そしたら人生が一気に開けた感じがしたんだよね。
今3社目だけど、全部目標に必要なスキルを身につけるためにあえて在籍してるんだよね。」
「そ、そうですか。」
ピュアな子なのかな?
良いこと言ってるのは分かるし、正しいこと言っているとも思うが、初対面の人にする話では無いだろ。
構わずAは続ける。
目標を立てられる人もごく少ない。
「そ、そうですね。」
少なくともお前はまだ結果出してないし、サラリーマンだろうがww
「増田くん本とか読むの?」
「読みますよ。マーケティングとかファイナスとかアカウンティングとか事業戦略とか仕事関係の類が多いっすね。」
「若いなー。俺も25歳にその先輩と出会う前はエクセルとかパワポを使いこなす本ばっか読み漁ってたよ。」
構わずAは続ける。
「その先輩から教えてもらった3冊の本で俺は人生が変わったんだよね。(無言)」
そこは勝手に喋ってくれよ…
こっちが聞くの待つんじゃねぇよ…
「なんの本ですか?」
「知りたい(‾◡◝)?」
(゚Д゚)ウゼェェェ
もはや苛立ちを隠せていなかったと思うが、
この3冊を聞いたら速攻帰ろうと心に誓い、相手をしてやる。
「知りたいです。」
「しょうがないなぁ。1冊目は3冊の中でも本当に僕の人生の中で一番変えてくれた本なんだ。
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
キヨサキは人にすすめる本じゃない、たいていみんな一回はどこかで通ってるよ…
笑いをこらえるのに必死だった。が、なんとか持ちこたえて答える。
「ふっ。もちろん知ってますよ。キヨサキっすよね。大学時代に読みました。本棚のどっかにあると思いますわ。」
構わずAは続ける。
「そうなんだ、読んだことあるなんてスゴイね。
まぁ日本で400万部くらい売れたらしいからね。読んでるよねー。
2冊目もすごくいい本なんだけど、『キャッシュフロー・クワドラント』って本。
お金が稼げるか稼げないか、自由を得られるか得られないかは、職種によってすでに決まってるって内容なんだけど、
これを読んで俺はビジネスオーナーにならないとだめだな、って思ったんだよね。」
自己啓発系の本かと思ったら、意外とまともな本出してきたな、ググるか。
「キャッシュフロー、、、何でしたっけ?」
Amazon「キャッシュフロー・クワドラント 著:ロバート・キヨサキ」
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
3冊出すのに2冊同じ著者は卑怯www
もはや完全にツボに嵌り、笑いを必死に堪えていたので、3
冊目も熱心に話してくれていたが記憶に残っていない…
見ず知らずの人に説教をされ、
ロバート・キヨサキの2頭出しという素晴らしい持ちネタを披露され、
帰り際にはウワサの先輩との3人でのメシも誘われるなど、
波乱万丈・奇々怪々・奇想天外・びっくり仰天なディナーが終わろうとしている。
「別々で!」
\\\\٩(๑`^´๑)۶//// オゴレヤ ━━━━!!
ここで皆さんに質問なのですが、彼は一体何者なんでしょうか?
(もちろん会うつもりはまったくない)
==
https://note.mu/iryo/n/nb8b7217879e3
https://note.mu/iryo/n/n7567a9e071a7
東京でITやってたけど、介護で田舎に戻ってきてそれからずっと田舎で似たようなことしてるけど、この人圧倒的にやり方が悪い
都会に住んでいたから田舎民の圧倒的なITリテラシの低さと、「iPadのOSの更新も、音量調整ですら、地方企業にとっては”難しい”」なんて実情も、なんで今時FAXなの?!っていう葛藤も
不満もぜーんぶわかる。わかるんだが。
筆者は田舎に住んでいて、都会に出てしまった時点で、頭が都会人になっちゃってるんだよ
田舎もんは確かに知識がない。そして知識がない自分をよくわかってて、恥ずかしいとも内心思ってる
そこに都会でばりばりやってました! って人がサポートして、リモートでよくやってるじゃん、とかこのくらい簡単ですよ! なんていったことが自分に出来なかった場合、彼らのプライドは傷つく
おまえがバカなだけだろ! と怒るのは分かる。だがちょっと待って欲しい。
そういう田舎者を「かわいい奴め」と思えないと、田舎者はすぐに見抜く。
「なんか都会から来たえらそうな若造が俺たちのいままでやってきたことをぼろぼろにしていく、俺たち頑張ってきたのにダメ出しする」となってしまう
そういう自分たちの気持ちが会社の効率化よりも上回るし大事なので、筆者は文句言われるのだ。
再度言うけど、田舎者は、自分たちのITリテラシの低さは自覚している。
ちょっと恥ずかしいとも思ってる。
そこに「こういうのくらい簡単だから使えますよね」と都会感覚で乗り込めば、使えない自分が嫌になり、「なんでこんなものもってきたんだよ!」と逆ギレする
面倒だよね、うん。面倒なんだよ。
でもそれって逆に義理人情が上回る世界でもあるので、信用さえ掴んでしまえば、なんでもほいほいと言うことを聞いてくれるようになる
リモートで対応されるのって、義理人情の世界では軽く見られてるように思われる。コストとかの理由から分かるけど田舎メソッドでは「どれだけ自分たちに親身になってくれるか=信頼」なので、顔も出してくれない奴は信用されない
コストとか、効率化とかはそれらの「義理人情」より下なのである。
田舎はよくdisられるが、俺は田舎の義理人情の世界は嫌いじゃない
クズも多いが、そんなの都会でもいるし。
アホが多いんだよ。よく地方のじじばばが鑑定団に出て、借金の形にとか安い壺買わされてるじゃん。買うなよ、って思うけどそれが田舎なんだよ。
都会の場合は「こういうことすれば人件費も減り効率化されますよ!」を最優先にだして営業すればいいけど、田舎の場合
「いやー忙しくて残業続きですか、わっかるわー、ちょっと僕とお話しさせてくださいよ、おお、お孫さんが今五つですか、かわいいですねえ。でもこのままのやりかただとお遊戯会も出られないじゃないですか、早く帰れるようにしましょうよ」
話してるだけでいい。なんもしなくていい。顔だけ出して帰るのを1年くらいやってると、「いつも来て貰って悪いからねえ」というノリになってくる。
ただ一旦そういうSaaSを導入し始めると、ウォーター!とばかりにがらっと考えが変わって効率化が徹底されたりするようになるので、面白くもある
レベル50くらいの奴を60にするのが都会なら、レベル1を50にしなきゃいかんのが田舎だ。
がんばれ