いわゆるユーザー系SIer(非東京)に勤めてもう30歳を過ぎた。SaaSもクラウドも使えないレガシー過ぎる開発環境、はびこる紙の申請書、エクセルが最強のツール、PMが唯一のキャリアパス、と絵に書いたようなSIerだ。
近頃は「働き方改革」の波に乗り在宅勤務制度を始めたがメモリ4GB、ログインに10分かかる遅いVPN、そしてそのVPNは本番環境に繋がらず協力会社とのネットワークも分断され満足にコミュニケーションが取れず使い物にならない。
一端のエンジニアとしてこの環境に疑問を持たなかったわけではない。できる範囲での環境改善に取り組み、それでももう無理と思い転職活動もした。いくつか内定もいただいたが、そこで分かったのは思いの外、現職の給与が良かったこと。決して高いわけではないし、外の世界での市場価値が低いということもあるけど、「結婚して子どもが生まれた自分にとって、業務量も給与も安定しているこの環境は悪くないのかもしれない......」と思ってしまった。
しかし今年に入って新型コロナウイルスが社会問題となり、この会社の対応と自分の判断の甘さに絶望している。
いまだかつてないほどリモートワークが注目されている中、ゴミのようや在宅勤務環境もこれを機会に変わると思っていた。たとえば本番環境に繋げられるようにするとか、SaaSでファイル共有やコミュニケーションツールを使うとか。
それができなくても会社として納期の調整や手続きの省力化なりが施行されるものと思っていた。
在宅勤務最大の壁である顧客の本番環境に繋げない問題に対する役員たちの見解は
「案件ごとに顧客と調整、許可がでたらやってよい。無理ならマスク付けて三密を避けて頑張れ。」
だった。
そんなことできたらとっくにやっている。それをやるには客の管理部門と自社の管理部門にも交渉が必要なんだよ。なんのためにあんたらは天下ってきた?コネを活かして親会社に交渉にいくのがあんたらの仕事じゃないのか?
しかも現状の業務は協力会社無しでは回らないにも関わらず、在宅勤務ではその協力会社とコミュニケーションが取れない問題も完全無視されている。
まあ役員様たちはそんなの関係ないですもんね。自分たちは在宅で安全なところからテレビ会議して「弊社はリモートワークに取り組みました」「感染症対策頑張りました」ってか?
「環境は整えないけど出勤は減らせ、でも移行はスケジュール通りやれ。」「休める人は有給で休んで。」
なんだよそれ。100%在宅が難しいのは分かるよ。でも事業継続のためにまず考えるべきは出勤社と在宅の混合で仕事を進める環境作りやルールの見直しであって、社員の責任感に任せた現場主導の踏ん張りじゃないだろう。
もう絶望した。
「ITで社会貢献」「DXを推進」「最新技術の習得」「圧倒的な生産性を目指す」
歴史的な緊急事態に、IT企業を名乗りながら1ミリもIT的な対応を取らず社員の健康を危険にさらしたこの会社に、今後何を言われても耳に入らないし頑張る気持ちにならない。
そしてそういう会社だと薄々気付きながらも事前に行動を起こせなかった自分にも深く失望している。なぜ自分は今、こんな会社にいるのだろう。何のために業務を頑張ってきたのだろう。
感染症が収束しても、この会社で働いていくことは精神的な苦痛が大きすぎる。かといってこれからまともに転職できるのかは分からない。チャンスがあったとして、子育てがムチャクチャ大変な今は仕事最優先にはできない。この会社にすがるしかないのか。
目の前に大きな闇が広がっている。
VPN繋がらないねー。 メールすら読み込めないよ。 こんな環境でどうしろって
うんち
さっさと辞表提出してどうぞ
増田です。 埋もれるかと思ったら意外にコメントついててびっくり。 今日会社のWebサイト見たら、企業ロゴ離してソーシャルディスタンスを啓蒙するやつ、あれやってた。 ロゴ...
それ客先常駐の中でも圧倒的にハズレでは? 客先常駐の知り合いはみんな完全在宅だよ
ざまぁw
SIerって日本独特の形態だよな。 エンドユーザーからしたらエンジニアを正社員で雇わなくてもよくて、不況時に人員カットができる。 開発費をソフトウェア資産に計上しないで業...
そうやって人を支配することそれ自体が日本人がやりたい仕事だから無理ですよ トントンぐらいで成立するなら今後も竹林のように拡大しますよお
無理とはわかっていても、やっぱり実名さらしてほしい。それで、何人かの命と人生が救われる
無理だとわかっているなら言うな
ちょっと前まで似たような環境の会社にいた。 こういう会社の上層部マジで役に立たねぇよな。 社長のコネでなんとかやってる会社はダメやね。
社長のコネでなんとか生きてる会社は多いよ。 そうだからこそ社長は好き勝手するし、給料はあがらない。 社員が社員の付加価値で社長を食わしてやってるくらいになれば、発言力もで...
もらえるものに、足りる分仕事はする
現実にもらえる分の仕事ができてる人は少ないよ。 間接部門の貢献をどう評価するかは難しいけど、仕事できる人が仕事をあまりやりたくない人3~10人分を養ってると思ったほうが...
でんしゃのなかでしごとしてるやつもいっぱいいたけどな、ちょっとまえは