はてなキーワード: 体重とは
妊娠後期。見た目にも腹が出て腰が反りケツが痛み肉がついて妊婦らしい見た目になってきた。
妊婦検診も2週に1回になり、分娩予定の病院に戻るための予約も取り、より一層職場に迷惑をかけている。ほんと毎日すみません。
というか夫についていった。
で、散々お世話になったA先生(50-60代女性)にお会いした。
せっかくなので夫と私とその先生とたまたま居合わせたB先生(新婚20代女性)とで10分ほど立ち話した。
「自分の経験や人から聞いた話を元に妊婦にトンデモ診断を下してしまう人」のことで、私が勝手につけた呼称だ。
A先生、まず私の腹を断りなく触り(人によると思うが私はこの行為が嫌い。せめて一言声かけろ)、質問攻めスタート。
私「女の子です」
私と夫「ん?」
夫「えっ?なんでですか?」
?????
A先生によると
……だそうで。
電磁波云々って、私が子供の頃に「電子レンジの近くにいると体に悪いからやめろ」と祖父に言われた以来ですけど。
夫は黙ってたので、どう思ったかは知らない。
→女の体に女の胎児だと成分が同じだからケンカするらしい。つわりが軽いなら男の子
「産む直前に好物が食べられなくなる」
→A先生の好物は焼肉だそうだが臨月にはほとんど食べられなかったそうだ
等々。
つわり云々に関しては私はそれほどひどくなく
短期間で落ちついたし
さっぱり共感できず、10分ほどのトーク中ずっと一歩引いて聞いていた。
そして最後に、B先生に「30歳になる前に妊娠しな!仕事のことなんて気にしなくていいのよ!」とよく分からんエールを送り、去っていった。
まあA先生まではいかないにしろ、『なんちゃって産科医』状態にはかなりの先輩ママさんが陥っていると思う。
妊娠の報告をしてからは、体調を気遣ってくれる人ばかりで本当に助かっている。
ただ1点、こちらが困ってもいないのに、謎アドバイスと自分語りしてくることを除けば。
「男の子の親っぽい」という理由から、まだ性別がわからないのに男の子だよ!と毎日顔を合わせるたびに言ってくる人、
「女の子を妊娠すると顔が優しくなる。男の子だときつくなる」という理由から、やっぱり女の子だね~と言ってくる人
(散々男って言ってたじゃん)、
体調の心配をしてくれたかと思いきや、うちの娘のときは吐くものもなくなるくらい吐いてさ〜と延々話してくる人、
「平日昼に帝王切開で産めば一番安上り」とご親切に教えてくれた上司、
あと、本当に多い、腹が出てると男の子で横に広がると女の子って言う人(骨盤の大きさの問題だっちゅうねん)。
初産婦である私のことを心配して声をかけてくれているということは分かってる。
ほんとありがたいけど、皆さまが信じていらっしゃる性別の判別法とか、医学が発達してなくて産むまで分からなかった時代の話。都市伝説ですよ。
5か月くらいまでは本気にしてたものもあったけど、もういちいち聞いてられない。
腹が出てるけど女の子だし、食べたいもの好きに食べてるけど体重も血圧も問題なし。胎児も順調に育ってると、主治医からお墨付きを頂いてますので。
どちらも同じ体重50㎏。
どちらも同じ人物。
食べないダイエットじゃなくて筋トレするダイエットを伝えたい。 pic.twitter.com/uhIFz2CJeq— 真理子 (@edJ451Qxme2J4T4) September 1, 2018
数年前、高卒でトリミングサロンに勤めたんだがそこそこなブラック企業だったので誰にも聞かれてないけど書いてみる。
たった半年しか働かなかったが半年で頭がおかしくなったので、その経過も覚えてる限りで書いておく。
ヤバそうな会社につかまっている人は読んで早めに辞める決意を固めてほしい。
先に言っておくが、自分の会社はこれより酷い自慢はいらないぞ。そんなことするほどヤバい会社に勤めてる自覚あるならさっさと辞めろ。
・社会保険等一切なし
新卒は毎日30分前に出勤しなければならない暗黙のルールがあった。オーナーが来る10分前くらいには開店の準備が終わってないと怒られる。定時後の片付けももちろん新卒がやる。早出残業のお金は出ない。
・休日は月6日と言われていたが嘘。毎週確定で休みのはずな定休日もペットホテルサービスの犬がいれば出勤してお世話。
・原則8時間勤務なので休憩は1時間。のはずだが15分前には業務に戻らなければならない暗黙のルールがあり、遅れると怒られる。土日など忙しい日は予約の状況により30分しか休憩がもらえないが実質15分。
・オーナー、チーフを含めた社員5名(内2人新卒)、主婦パート3名の8人しかいない中、唐突に2号店をオープン。その1か月後に2号店が赤字の中3号店をオープン。2号店は社員から1名抜粋した店長と家が本店より近い主婦パートさんが固定メンツで入ってくれたが、3号店は店長ができる人が存在しないため店長なし。
もちろんそんな状態で2号店、3号店はまわらないため本店の徒歩圏内に引越をした新卒の私ともう1人(以下Aさん)も2号店、3号店に引っ張られる。土日は本店も2、3号店もどこも人員不足で地獄絵図のよう。しかし赤字なのでこれ以上人は雇えない。大変だ。
・2号店はド田舎に出店したためお客さんがつかず、オーナー提案でポスティングが始まる。
2号店出勤の日は3時間前に出勤して2時間みっちり歩いてポスティング。この分のお金はもちろん出ない。
・月に1回勉強会を行う。というのは表向き。
実際は私とAさんの新卒二人に対する公開説教会。泣いても喚いても1、2時間くらいエンドレスでお前たちはできない奴らだ!と怒鳴られる。
覚えてる中でヤバかったのはこのくらいじゃなかろうか。
4月…新生活が始まりやる気に満ち溢れていた。2号店オープン。
5月…オーナー、チーフを除いた従業員全員のグループが設立。愚痴などで盛り上がる。
勉強会(公開説教会)のだいたい次の日、新卒励まし会がオーナー、チーフ抜きで開かれるようになる。
6月…ストレスで痩せ始める。部屋を片付ける時間があるなら自分の好きなことに使いたいと強く思うようになり、部屋が片付けられなくなる。夜眠れなくなり始めたので病院に通い始める。
7月…家事や掃除、お風呂までも時間の無駄に感じてできなくなり始める。(お風呂は2日に1回ペースだった)食事は夜お酒を入れるために晩ごはんは食べていた。酒とたばこがないと悲しくてたまらなかった。
仕事の日は行きたくないのでぎりぎりまで寝て、休みの日は精一杯自分の時間を使うために早起きする。出勤前に腹痛を起こすようになる。
勉強会だけでなく普段の仕事でも怒鳴られるようになり、自信がなくなってしまい、オーナーの前で手が震える時があった。
友人と週1ペースで食事に行っていたが、「そこはブラック企業だからやめなよ」と言われても毎度頑なに「うちはブラックではないよ」と言っていたらしい(友人談)
8月…自殺を検討しだす。職場から帰るときは毎日泣きながら帰っていた。泣きながらどうやって死んだらオーナーが困るか考えていた。毎晩固定のフレンドとするゲームだけが心の支え。
励まし会は参加してはいたが自分の悩みを打ち明けたところでみんな私が無能と思っているから鼻で笑われると思い込み、相談できず抱え込む。
犬にカッとなることがあった。
仕事中、オーナーの姿が見えていると手の震えが止まらなくなり、鋏が握れなくなった。
首吊り用のロープを買ったが、無断欠勤すると不機嫌になったオーナーがAさんに当たってしまうことが頭をよぎってできなかった。
医者に診断書出すから休めと言われたが頑なに拒否した。だって人が足りないもの。
友人から早くやめろと強く言われたがやめられないという思い込みからやめず、継続して働く。
9月…目の下のクマがとれない。食事も戻してしまうためできず、体重が4月に比べて5キロ減った。元々がりがりなので医者がとても心配した。私としてはそれどころではない。
部屋はごみ屋敷でゲームするスペースと寝るスペースは確保してあった。
10月から内容とノルマが決まっている自主練習会を開催すると宣言され、自殺を決意。
最後にお世話になった病院の先生にお礼に伺うとお返しに診断書を持たされたのでどうしていいかわからなくなり親に相談した。
その日に親が迎えに来て、実家に連れていかれ、退職するための電話をかけさせられた。
電話口から聞こえるオーナーの怒った声に耐えられず震えていたらそのまま痙攣みたいになって泡を吹いてぶっ倒れた。
電話は親が済ませてくれたそうで、翌日鍵の返却と診断書を提出するように言われた。
翌日は親の運転で行った。オーナーの目の前で自分の腹を刺して「お前のせいでこうなった」というために包丁をとりに自宅に寄ったが、親に止められた。
そのまま本店に行き、鍵を返却して帰った。
もう2度とあのお店に行かなくていいことを自覚すると泣けてきた。
10月~11月…起き上がれなかった。ずっと寝ていた。
9月の中旬まで仕事はしていたのでその分の給料の請求に親が向かったが、頑なに断られ、私が使っていた鋏も返却されないどころかそんなものないの1点張りだったらしい。最終的には弁護士に委託したそうだ。
なかなかオーナーが給料を払わないというのを食事を運んでくれていた祖母が教えてくれた。オーナーは同じ人間に見えないなと思った。
こうなる前に、少しでもやばいと思ったらすぐに会社をやめてほしい。
最初にも書いたが、自分の会社はこれより酷い自慢はいらないぞ。そんなことするほどヤバい会社に勤めてる自覚あるならさっさと辞めるべきだ。やめられない会社なんて存在しない。
追記:
思ったより色んな人に見て貰えてびっくりです。
店の名前、出していいなら出したいけどさすがにまずくない…?
病院に行ったら鬱だと言われて
薬を出す条件としてお酒をやめろと言われた。
お酒やめないと薬出せないし、やめれないならそれは別の病気なので
ここでは診れないとのこと。
家に帰ってお酒をドボドボすてた。
勿体ないと思いつつすてた。
それ以降2ヶ月以上飲んでない。
そのうち飲みたくなるかなと思ったら、そうでもない。
夜中目覚めたり、早朝に目が覚めて寝られなくなったりすることが無くなった。
会社の送別会に行っても、いや今体調悪くて飲めないのですというと
一次会で帰れるし、車で帰れる。
平日の夜も長くなった。
酒を飲んで倒れるように寝てたけど
ゴロゴロ起きていられる。
眠くなってから寝るようになった。
体重もへった。
やっぱり迫り来る水圧というか!
だから私今一番考えてるのかは
どうやって銭湯やそしてその上を行くスーパー銭湯に行く時間を捻出するかって計算で一生懸命になってる気持なのよね。
結構やっぱり平日は辛いので、
それならスタートダッシュでオープン直後に行けるからたっぷりなのよね。
帰り道なんかこういい感じの大将やってる?系とはちょっと違う「ゆ」ののれんが掛かった、
銭湯が何カ所かあるのよね。
そこに仕事帰りにタオルだけ持って行ってみるのもと思ってるけど、
まだ帰り道途中ですっぴん戦士になるのは、ちょっとねーとも思っちゃうわ。
洗顔するにしても色々また小物が増えるのも難点ね。
四の五の言ってないで、
何がどう憧れてるかはよく分からないけど、
そういった気持よ。
また行くのが楽しみだわ。
プチ千と千尋の玉隠しみたいな。
夢を馳せ参じるわ。
うふふ。
体重は減ってるのか増えてるのか分かりませんが、
気持減ってるような気がします気がしてるだけです。
最近時期になってきたのかしら?
皮ごと使えるレモンが売り出されてるので、
海外産のレモンでも皮ごと使えるよ!って謳ってるのあるけどさ。
そんなカットレモンをストレートホッツウォーラーに入れるホッツレモンウォーラーが
ほんのりレモン風味。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
吐き出そうにも吐き出せない内容なのでここに。
別れてから久々に連絡をとったところ、元カノに新しい彼氏が出来たと言うので色々聞いてみると、どうにもモラハラ彼氏っぽかった。
例えば
・一緒にいない時にあったことは全て報告(しないと怒る)
・SNSや家族との連絡を取ると機嫌が悪くなる(なので取らなくなってしまう)
・機嫌が悪いと一緒にいる時は常に罵倒し、超長文LINEを送りまくる
・外では怒らないが部屋で二人きりになるとキレる
などなど挙げるだけでこっちの気分が悪くなってくるものばかり。
今年の9月に元カノから彼氏と揉めてる旨の相談を受けて、それってモラハラじゃね?と言うとまさにドンピシャ。
最後のチャンスとしてモラハラと分かった上でもう少し付き合うとのこと。
今回の揉め事は腹がたつけど私にも落ち度はあったし、自分がダメなところを直せば元通り付き合えるのではとの甘い回答が。
この時から非常に嫌な予感はしていたものの今や単なる友人なので引き止めることもできず。
そして次に連絡がきたのは今月だった。
近況報告と現状が送られてきたのだがどうにも様子がおかしい・・。
その上もとから痩せ型のくせに体重も数ヶ月で10%以上激減していた。
さらに驚いたのは以前は相手のここが腹立つと言っていたことを聞いても全て自分が悪いと言い出す始末。
尋常じゃないぐらいに相手ではなく「私が〜だから悪い」と返してくる。
ただし、今の相手と付き合っていることがダメで別れないといけない、でも別れられないとは言っていた。
自分でも異常だと気付いているし共依存だから最悪だ、とも漏らしていた。
体重も減りすぎているし、いよいよマズイと思ったので俺が自腹で心理カウンセラーへ相談に行った。
もちろん俺の自腹である(1回1万円)
この2ヶ月の間に恐怖と安心を交互に与え続けることで元カノは洗脳されつつあるのではとのことだった。
体重の減少が著しくこのまま放置するのは危険では、とのことでダメ元で元カノの母親に連絡をとった。
奇跡的に連絡先は変わっておらず何とか元カノの現状を伝えることに成功したが、
娘とは連絡をとっておらずそんな状況とは知らなかったようなので父親にも話をして対応してみる、と返事が来た。
その翌日に元カノから連絡が来なくなるのと同時に母親から連絡がくるようになった。
どうにも元カノとモラ彼が喧嘩をしており、家族からとても心配されまくったことを受けて、
迷惑をかけてばかりいられないから元カノが彼氏の元を離れてくると家族に言ってきたそうである。
急展開すぎて脳みそが追いつかなくなりそうになったが、母親に娘さんをよろしくお願いしますと伝えた。
すると「これまでの恨みつらみを最後にぶつけてきて別れると言ってる」との返信があった。
モラハラについて詳しく調べまくってた俺は最後の別れのハードルの高さを知っていたので、
付き添いをつけること、もしくは彼の部屋以外で話をつけることを提案した。
ただこの提案は本人まで届かず母親止まりとなってしまった・・。
その晩、父親が吉祥寺まで迎えに行ったものの彼氏が離してくれないと父親に連絡が・・。
父親が今日は連れて帰るからと伝え解放を要求。この日はなんとか解放され、父親と自分の一人暮らしの部屋に帰れたようだった。
しかしその翌日から母親-元カノ間で連絡が付かなくなったらしく、理由を聞いたところどうにも元カノを批判してしまったらしい。
元カノが戻ってくる前に再三否定したり責めたりしないでくれと言ったのだがやはり無駄だった。
母親の方は前から自分の言いたいことを言えればそれでいいタイプだったので災いしてしまった。
ほぼ100%元彼から連絡は来ているはずなので、いよいよマズイと思い父親にも意を決して連絡してみた。
父親の言葉がキッカケで今回の別れを決意していたので、父親のサポートがあれば離れられると思ったからだ。
なんと父が言うには娘は
「娘とは話をして彼にも私にも悪いところはあるから直さないといけない」
と娘が言っており、モラハラ行為を受けていたことは一切聞いていないと言うのだ。
それどころか事前に聞いていた話より全然マシだし、無理矢理帰らせるほどのことではなかったと言い、
極め付けには「君の考えすぎではないか?もう少し落ち着けよ。娘に変に連絡するな。」とありがたいお言葉を頂戴するに至ったのである。
俺は父親から不信感を抱かれることとなり、正直完全に詰んでしまった感が否めない。
そして次の最悪な展開が読めてしまっている。
4.様々な症状を抱えてようやく離別
俺の予想はよく外れるからここに書くことで外れて欲しい。
本当にこうなってしまったらいよいよ俺の心がへし折れるだけならいいけど、
元カノが今以上に不幸になることだけは避けたい。
そしてその脳にはシワがない。脳にシワが多いほど高い知能を有するため、シワがないコアラはその分馬鹿なのだ。
そんな馬鹿でも淘汰されずに生きている。なんと素晴らしいことか。
馬鹿でも生きていられる。生きることが許される。全くオーストラリアは素晴らしいところだ。
必死こいて生きなくてもいい、ユーカリの木の上でのんびり寝て過ごす、そんなオーストラリアのコアラに転生したい。
なおウォンバットでも可。
ちょっと事情があって、もしかしたら来年度から存在しない人を扶養しなきゃならんかもしれない
存在しない人を扶養してる増田いたらちょっとアドバイスしてくれ
スペック:
上記の通り、衣食住は問題ないとしていちおうの不安としては税金の扶養控除とかの話だけど、これも普通の人と同じようにすればいいんだろうか?
何か存在しない人独特の注意事項とかあれば教えてほしい
フィッティングルームに無料で安そうな奴なら置いてたけど、使ったことないので乗ってみます。
家で測ってるのは体重と体脂肪程度だから、筋肉量とか見ても自分には分からんかもだけど。
暇なくせに日記書くのすら面倒でサボってた!
殴り書き。
いわゆるコンビニジムで、スタッフさんもいない時間あるしトレーナーさんは滅多にいないとこに通ってる。
だから最初使い方とかのみ聞いてあとは自分でやってるんだけど、
最近筋肉痛に一切ならないし見た目も体重も変わらないしでマンネリ化してた。
でも昨日気合を入れてマシンのおもりをちょっと重くしただけで今日は筋肉痛。
うれしい。
筋肉痛にならない程度の負荷でもしんどいはしんどいから、一定のとこまで重くしてからずっといじってなかったんだ。
今後もいける!と思ったら負荷をあげていこうと思いました。
それはそうと安めのジムを選んだとはいえ月に6200円もかかってるのが地味にしんどいんだけど、
やっぱりリングフィットアドベンチャーに切り替えたりしたら続かないかなあ
恒例の「別に出なくてもいいんだよ? 飲み会」にて、いつも大人しくて可愛がられていた経理が遂に爆発した。
「経理ちゃんは美人で得してるねえ」そうですね「経理ちゃんは肩凝りひどそうだねえ」そうですね「妹さんもそうなのお」
バチコーンの音が三回続いた果てにチーフと副社長の「まあまあ」が飛び交い、さらに小一時間たった後、経理はこっちにやってきた。
いつになく顔が真っ赤で、酒臭い。これはアルコール限定解除したっぽいな。
これから話すのはこの経理に関する顛末だ。長くなるが大丈夫な人は聞いていってほしい。主に俺のために。
翌日マグカップに不審なポストイットが貼ってあった。「実はカタチから入るタイプなんで一緒についてきてもらってもいいですか」
謎の距離感に戸惑いつつも俺は、週末に”しまうら”に連行されることになった。
「RPGでも町についたらまず装備を揃えるタイプなんで」誰だってそうだが。
というか経理ってこんなやつだっけ。職場では昼休みとかに話す仲だが、基本無口でイワユルおっとりさんの印象があった。例の宣言が効いてきているのだろうか。
いままでは、タイトなジーンズ・カカトがあまり高くないパンプス。上半身フワリを下半身で締める。フェミニンな見た目だったが窮屈だ。まずはここらを改善していく。
”しまうら”は近年ではラインナップがかなり充実してきているみたいだった。petit price でも大人の全身が問題なく揃うのだ。
昔のユニクロのようにシャツだけはヤメトケみたいなのは無いし、縫製も下手な若者向けブランドよりはよほどシッカリしていて、何より値段が安い。
安すぎて不安が頭をもたげてくるくらいだ。
ねえ、いい大人がスリッポン・アンダー二千円で通勤は流石にどうかと思うし、せいぜい紐靴にしようよ、スニーカーはニューバランスが大正義だよ、革との混合もあるよ。などと申し上げた。
「徹頭徹尾ラクでいいじゃん。ベジータの戦闘服みたいでさ」旧型の肩のないアレか。
やがて試着室から出てきた経理を見て唸らざるを得なかった。なるほど。これはパーフェクトに過ごしやすそうな格好だ。カジュアルコーデに擬態したジャージみたいだ。
実際あまりにも楽チンだったらしく、経理は服のタグを切ってもらい、礼をくれたあと、そのまま着て帰った。
面白いので次の日は早めに出社して、経理の出社を観察することにした。
しまうら装備で全身を固めた経理はさらにサングラスを重ねてやってきた。頭部の強化もバッチリだね。
はたして、モーセが海を割るように、様子をうかがっていた有象無象は散っていった。先週の三連撃が効いているのか、マネージャー界隈も文句は言えないようだった。
ギョッとしたので忘れられないのだが、この朝の経理は仕事の手始めに机の上を、散らかし始めたのだ。書類の束をひっくり返していた。
後にこれについて、経理はまず原則論を説く。「片付いた机は美的見地からみると、良い」環境が美しく整っていれば、それは周りの人間の生産性を向上させる。へえ。
俺などは誰かに片付けろと言ったことも言われたこともないけれど、なんとなく散らかすのが気が引けて、備品の山からくすねてきたブックシェルフやらトレイやらで書類を整頓し、ティッシュボックスを磁石バーで机の天板の裏に貼り付けていた。部署内では割と褒められた。増田クンのとこもキレイだね。となりで仕事してて気持ちいいよ。エヘヘ。
しかし経理は原則を完全に無視した。「個人の効率性の観点からは結論は、全く異なる」いま必要な書類を最も手近な場所に文字通りぶち撒ける。好き放題スペースの許す限り広げる。物理的に距離が近いんだから、アクセス速度は最速になる。
俺の部署にはデジタル管理派も多いのだが、経理は紙の書類を愛した。いわく「紙は縦引きができないが、代わりに解像度が最高で、レスポンスも最速のデバイス」らしい。
不要になったらそのタイミングでガッとまとめる。付けやすく取り出しやすいクリップで留めて雑にボックスにブチ込む。経理はクリップの役目をプラスチックの洗濯バサミに負わせていた。
「もう手段は選ばないことにしましたから」全体が下がったぶんを突出した誰かが補えば、まあ帳尻は合う。
経理は化粧もそこそこに、ときには髪を振り乱して仕事と格闘していた。明確に差が出てきたのは三ヶ月後だった。
チーフを通して噂話として聞いたのだが、解き放たれた経理は旧版の実に二倍の速度で稼働しているだけでなく、こっちの部署からも進んで雑務を引き受けているということだ。俺はこれは咎める必要があると思った。
なあ、華を拒絶だの女を捨てるだの言ってたけどさ、もともとそんな役割みたいなのを経理が背負う理由はないんだし、だから捨てた分を仕事でカバーしなきゃ舐められるみたいなことは考えなくていいんだよ。
無理しなくていいんだよ。
このようなことを赤坂のバーにて弥勒菩薩の表情で述べショットグラスをあおったところ、直ちに喉にチョップを食らった。
ゴッ ゴホッゴホッ な、なにすんねん
「増田のそういうとこ、言うなれば気の抜けたコーラだと思われます。ワンペナね」ペナルティを食らってしまった。
フォローしてくれる気持ちは嬉しいけれども、と断った上で、いまの自分は仕事が純粋に楽しいからやっているのだと打ち明けてくれた。
もはや制限はない。邪魔は入らない。前よりはるかにペースが速い。成果が目に見えて現れる。能力の向上を実感する。成長している感覚が身に染みてわかる。
化粧の省略やら洗濯バサミの工夫やらハードディスクをSSDに変えた話やら完全栄養食の検討やら、エンボディチェア導入の話やら。エンボディチェア?
話には聞いたことのある椅子だ。経理いわく発売日はちょっと古いが、めちゃめちゃ背中にフィットして、時折ぶり返す腰痛のために良いだろうとのこと。
しかしその椅子、とにもかくにも値段が張るはず。ひょっとして十万超えるんじゃないの?
「近所の人同士で直接売り買いできるサイトがあるんですよ。そこで中古を買えば送料込みでもっと安くなる」
うーん、それって経費で落ちるの。っていうかそもそもそこまでやる?
真剣な目だった。
経理はただただ自分の為だけを考えてる。考えればそれは仕事人として当然のあり方である。そんな経理を上から目線で慰めんとした俺は、なるほど気の抜けたコーラである。しつこく粘り気のある苦さが残る(いや無理やりの解釈だこれ。真意不明ナリ)。
酔いでボンヤリとした脳が、まれな顧客との会合のために十万円のセミオーダースーツを注文していたのを思い出していた。もちろん言えなかった。
「増田もわたしも、一日の時間の大半を会社の椅子で過ごすじゃないですか。だったらそこにカネ掛けるのが最もコスパがいい」
気の抜けたコーラを脇目に、拘束具を脱ぎ捨てた経理はすでに周回差をつけつつあるようだ。
夜がふけて、経理は俺の背中にしがみついていた。類人猿ゲーム「Ancestors」で子供のお猿が親のお猿にしがみついてたみたいに。飲みすぎですよ経理さん。
タクシーまで担いでって運ちゃんにドン引きされたあと、マンションに辿り着いた。エレベーターまでが意外に長くて、経理の意識はすでに朦朧としていた。
経理いわく「アルコールが眠気に変換される体質・眠り上戸」らしい。そういうのがあるんだ。
「すみませんねえ…」
キミ体重重いよ。
「一理あるっすねえ… もってくれよぉ! お前のカラダぁ!!」
不意打ちを食らい、よろけてしまった。急に笑かすなや。
経理の部屋の内装は、むしろ男っぽかった。木製の棚板のアイアンのシェルフ。自然色をベースにしたモノトーンに寄せた家具。経理はもともとはこういう奴なのだ。
無印良品と思しき匿名的なベッドに経理を押し込んで、覚悟を決めた。終電は既に消え失せていた。
ある程度以上酔っていると、体質次第では急性アルコール中毒になりかねない。寝ているうちに吐瀉物が喉に詰まって呼吸ができなくなるケースを聞いたことがある。
今夜、この部屋を離れる訳にはいかない。
「ごめんなさいねえ… 増田、男性なのに」そっちにワンペナ、これでチャラな。
応答を聞かず寝入ってしまった経理を尻目に、タバコをくゆらせて一服し、冷蔵庫から引っこ抜いたコーラ缶(150ml増量)をカラにして灰皿とした。これくらいはいいだろうと思ったんだが、これが完全に裏目に出て翌朝こっぴどく叱られてしまう。息つく暇もない、情け容赦なきフルボッコだった。
長くなったが、以上が経理に関するレポートである。俺は考え直さなければならなかった。会社には経理以外も女性がいる。そして俺たち男性についてはどうだろう。
ここに断っておかなければならない。俺は、経理の女性を捨てる観念が必ずしも妥当なものだとは考えていない。相互作用的に周りを巻き込むのは良いが、そもそも捨てずに済むなら越したことはない。
経理なりのリミッター解除の方法が、ただそこにあったんだと思う。
先に述べた顛末のあと俺は海外に飛ばされた。連日ケチャップとマスタードの濃い味ファストフードを食みながら、自らを振り返った。結果、男性であることはむしろ自分自身をブーストする効果があるという結論に至った。
カフェインのような働き。
ギリギリに追い詰められた状況で「おれは男だ!」の考えが、必要なエネルギーを強制的に絞り出す。たちの悪いことには、深いレベルに刷り込まれた思考の習慣は常時起動型の特性なので、都合の良いときにだけ発揮させるのは、たぶん、難しい。
ならば捨てるか。あの人のように。
迷いを残したまま、つい先日、俺は再び日本に舞い戻ってきた。さてじゃあもう一度、元の職場で頑張りますかという矢先に、懐かしの経理から久々のラインが来たんだ。
皮を被り直したみたいに、経理ははじめ、煮え切らないスタンプでごにょごにょ言っていた。
そういうのいいから、さっさと用件を言ってくれと頼むと、
結婚が決まった、とのこと。
おめでとう。間髪をいれずにクラッカーを打ち鳴らすスタンプを出すことができた。職場の外では女性である。解っていたことだ。もちろん。
ここ三年で知り合いの女性の八割(八人)もが結婚した。良いことだろう。人生を前に進めた、という言い方はペナルティを食らうかもしれないが。
でも正直にぶちまけるとこのとき瞳は高速でサッカード運動を繰り広げていた。お・お・お・め・め・め・ででで
これからどうしよう。
何もかも押し殺して「割と仲の良い社員ふたり」の関係に落ち着く?
この世界で誰も彼もがやってきたように。自分の気持ちに蓋をして「男女の友情はあるんだ」学派に転向したフリをする。
生活を、やっていく。
みんながやっているように。それが男… いや人間の強さである。これこそが真の勇気である。
そんな振る舞いができるだろうか。
「できる」んだなあ。
どうしようもなく「可能」なんだよなあ。そういうのはさあ。
しかしいま、こねこを迎えておとなねこになったうちの愛猫(あいびょう)を見るとちょっと違うんじゃないかと思うて書いてみる。
生まれたときは80gとか100gとか。うちの場合はミルクボランティアさんに育ててもらって300gくらいのときにうちに来たのかな。
両方の手のひらにちょうど収まるくらいだった。
いま、4歳半。2015/5/7(推定)に生まれた女の子。体重はちょっといえない。
かかりつけの獣医の先生からはいつも「立派に育って。お水を飲む量の変化には気を配ってくださいね」と指導を受ける。
大きいもふもふが、小さいときの甘え方で、あとをついてきたり、サイレントで鳴いたり、ごはんをねだったり、見つめてきたりする。
なんか、得した気分。
仕事で顔が見られない時間帯は、ツイッターで「(ねこの名前)ちゃん(´;ω;`)」てつぶやきます。
朝晩に水を換え、神と崇めます。
ねこの4歳半は、人の30歳過ぎ。
避妊手術を受けてもらったことは、いまだに答えのない問いとして、下僕の胸の一部を占めることも。
なんとなくだけど、下僕のことをパートナーと思ってくれている節を近頃は感じます。
うち、3にゃんいるんだけど、その中で自分が正妻(?)と思ってる感じ。あー叩かれそうだw
先々の杞憂だけれど、おばあちゃんねこになって、身体が少しずつ、しぼんでいくのかな。
まだ、先の話だけど。でも、この4年半は、とっても早かった。
見るたびに体重減ってる気がするやで
建造物侵入、殺人、銃砲刀剣類所持等取締法違反(事件番号 平成30年(わ)1145号)第4回公判
9時20分
本日の傍聴定員25名、超過すれば抽選、以下であれば定時までに整理券配布に並んだ者がそのまま傍聴できるのだが、整理券配布締切直前に1名超過となる。しかし1名辞退者が出たため抽選なし。
9時50分
905法廷。傍聴席に座席指定はなく、最前列に記者席、向かって右手側に関係者席、その他を自由選択できる。
両脇に被告人入廷。紺色スーツ、ネイビーのネクタイ、黒っぽいセルフレームの眼鏡、ただし足元はサンダル。逮捕直後に報道された姿より体重が落ち、坊主頭がそのまま伸びたような短髪。姿勢が良く、痩せているというより締まっているため、休日にジムでトレーニングしているエンジニア、と言われても違和感がない。
そして目立たなかったが手錠と腰縄、それらを外した後、裁判官と裁判員入場。右手側に検察、左手側に弁護人と被告という配置。
10時
「低能先生と言われるネット上のモンスター」「死んで償ってほしい」
被害者妹の証言。証言席は衝立で囲まれ、被告人からは見えない状態。
終始涙声、「誠意などまるでない」
検察官。
鑑定人に自閉スペクトラムと鑑定されているが、自閉スペクトラムは攻撃性を特徴とせず
被害者参加人。
我が国初の事件であり、ネット上の表現活動に影響を与えることになる
極刑を。
弁護人。
自閉スペクトラムが影響している
汲むべき情状で量刑判断してほしい。私利私欲や快楽目的ではない。再犯可能性なし。真摯に反省している。今後家族の支援監督あり。
被告人。
すべての方々にお詫びしたい、すいませんでした
人生を前に進めてほしい
父に連帯責任は問わないで
以上。筆記メモ難しい。