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はなれていくホロライブ8
とはいっても、Vtuber達の全てがリスナーから離れて行っているわけではない。
当然のことながら大手となっていないVtuber達の距離は近いままだ。
しかしながら、ホロライブやにじさんじに所属するVtuber達が伸びていくの対照的に、
多くのVtuberが雨後の竹の子の如く増えていきながらも、殆ど伸びることもなくなった。
利益が上がらずに撤退・引退していく者たちが続出するようになっている。
それ以外は地下アイドルの如くにくすぶっているのと近いかもしれない。
例えばホロライブやにじさんじは新人Vtuberをデビューさせているが、
その伸び具合は他の事務所と比べてみても圧倒的に違う。
以下に例を挙げて比較してみよう。
例1:ホロライブの新人「ラプラス・ダークネス」 2021/11/26デビュー チャンネル登録者数 74.2万人 例2:にじさんじの新人「ローレン・イロアス」 2021/7/22デビュー チャンネル登録者数 27.8万人 例3:VERSEⁿ(ソニー・ミュージックレーベルズのブランド)「カガセ・ウノ」 2021/11/19 チャンネル登録者数 6120人
今は大手の事務所に所属しなければ伸びることが出来ないという状況になっていることが分かる。
では、ホロライブやにじさんじに入れば良いのか?というとそうはいかない。
纏めると
Vtuberとして大成するためには大手の事務所に所属する必要があり、
つまり、
Vtuber達は個人配信者や弱い箱で経験を積み、そして実力をつけることで、
成功した箱へと移籍していくというのが目指す流れになっている。
そこで問題となるのが、Vtuberの事務所がTVタレントなどと違い特異であることだ。
新しいVtuberの事務所でデビューするには、過去の芸名や姿形は捨てなくてはいけない。
(この辺は「Vtuber 前世」などで検索してもらう方が話が早いかもしれない。)
逆に売れなければ、将来が見通せず辞めていき、
個人勢や中小事務所がはぐくんできたVtuberとリスナーの近さは、
ホロライブやにじさんじによって引き離されて、収奪されていく事しかできない。
結局のところ、
売れていくにしろ、引退するにしろ、Vtuberたちはリスナーと離れていく。
Vtuberが生まれてから、ずっとそうだったのだろうが、互いの距離は絶えず変化していくものだ。
私がホロライブの3rd fesを見た時に感じた「離れていった感覚」は、
これまで述べた前提を考えれば私にとってこれからもっと強い実感となっていくことだろうことは想像に硬くない。
今後はそう感じることも少なくなっていくように思う。
しかしそれはVtuber達にとって輝かしい未来に進んでいるということでもあるだろう。
ただ、それが自分に合わなくなってきているということだけだ。
それは実感としていつまでも変わらない。それが良いという人もきっといる。
良い悪いではなくそう言うものだということが私は言いたかった。
さて、ここで文章を終えたいと思うが、
こういった時に「幸多かれ」というような文章で締めくくることが多い。
正直、ああいった「悟りすました態度」は気持ちが悪いのでやめておく。
幸など願われたくもないだろう。
だからこう言っておく。
私も君たちには興味がなくなった、さようなら。
3週間に1度の、精神科への通院途中だった。車同士、交差点でこちら青信号、あちら赤信号で、左方から来た相手の右側面に激突。直前で避けようとしてハンドルを右に向けたせいか、こちらの車が対向車線に飛ばされる。幸い他に通行車両はなく、車は全損したものの、奇跡的に物損事故で済んだ。
警察を呼ぶまで相手の方と謝り合うも、お互いに青信号だったと言うので二人して首を傾げる。15分もしないうちに警察が来て、それぞれ分かれて事情を話した。こちらは青信号だったと伝えると「それじゃあぶつかりようがないでしょう」と言われた。パニック状態だったこともあり言っていることがよく飲み込めなかったが、「相手の方も青だったとおっしゃってました」と言うと「じゃああなたが赤だったんでしょ、あなたが原因だわ」と言われ、え…、と面食らっているうちに警察の人はその場を立ち去って別の人と話しに行ってしまった。
当時鬱病を患っていた私は、この時点でなぜ自分は信じてもらえないのかとどうしようもない悲壮感に襲われた。自分がブスでデブで無職だから、信じるに値しないのだと思った。そしてそのうち、自分が青信号だったという確信はあるけれども、これ自体が自分の妄想なのではないかという疑念が頭をもたげ始めた。精神病なら、そういうことがあっても何らおかしくないのだ。私は、たしかに青信号を通過したはずだが、実はそう思っていたのは自分だけで赤信号を自覚なく通行して殺人を犯しかけたのかもしれない。そのように段々と自分に言い聞かせていった。
そうこうしているうちに現場検証?の人がやってきて、道路を一つ一つ見ながら状況の説明を求められた。この時にドラレコも回収された。既に上記の思考回路に陥っていた私は、あまりの惨めさに耐えきれずボロボロ泣きながら説明をした。そして罪悪感のあまり(特段法定速度を超えてはいなかったはずだが)、私もスピードが出てたと思います、すみません、と必死で謝った。
どこからかそれを聞いていた事故の相手の方がいつの間にか、あの人もスピード出てたって言ってるし…と車越しに言っているのが聞こえた。さっきまでお互いにごめんなさい、身体は大丈夫、と言いあっていたはずの人だった。
一連の説明を聞いていた検証の人は、号泣する私に向かって大丈夫ですよ、となだめてくれた。タイヤ跡で大体わかりますからね、〇〇さん(私)そんなおかしなこと仰ってないですよ、スピードも言うほど出てないと思うんですよ、60キロって書いておきますからね。そんなようなことを、ゆっくりと言ってくれた。嬉しかった。こんな自分を信じてくれる人がいて、また涙が溢れた。
結局後日、ドラレコ映像から私の説明に誤りがなかったことが確認された。保険会社の人が優秀だったこともあり、動いている車同士ではまず出ないと言われている10:0の判定が降りた。そんなことより何より嬉しかったのは、自分がまだ本格的におかしくなっていないことが証明されたことだった。自分の認識が社会の認識と一致している。自分はまだ大丈夫なんだと思えて、本当に嬉しかった。
たまに冤罪のニュースを見るたびに、この交通事故のことを思い出す。「じゃああなたが赤だったんでしょ」と言われ、そうなのかもしれないと、あのとき私は自分に言い聞かせてしまった。私はあまり真っ当な精神状態ではなかったので信じられないほどあっさりと認めかけていたが、普通の人だって、何日も勾留されて恫喝され続け屈してしまった多くの事例がある。
心が弱くて詰められたらすぐ認めてしまう人がいる。警察官の方、もう少しだけお互いの話に耳を傾けてほしかったですと今なら言える。
そしてあのとき優しい声をかけてくれた現場検証の人、いまでもお名前と担当部署の印刷された紙切れを大事に取っています。信じてくれて、温かい言葉をかけてくれて本当にありがとう。
タイムワープじゃなくて、スナップショットの復元だったのでは。
過去に戻る仕組みを説明してそうな内容は、作品中には一切なかったので、以下全部仮説だよ。
ぶっちゃけ、こういうのって、超常的ななんかスゴイパワーで奇跡が起きた、と、ゆるふわに読むのが正しい気もするし。
よくあるループものって、主人公だけが時間を移動してるから、パラレルワールドやら世界線やらが沢山生まれるけど、
あの世界では、絶対的な時間は一切巻き戻っておらず、カメラで撮った「現実のスナップショット」で、現実を上書きしていただけなのでは。
PCでデータを上書きしたときに、アクセスできないゴミデータが残って、復旧ソフトを使ったりすると復元できることがあるように、
ハッピー道具で過去に戻るのも、実際は「過去の状態に上書きした」だから、上書き前の経験が深層心理に残っていることがある。
だから、最終話で、まりなちゃんもしずかちゃんも、自分と一緒に過ごしたタコピーの記憶が、深層心理に残っている。
という仮説。
この仮説だと、序盤の101回ループで、どうしてもまりなちゃんとチャッピーが出会って、チャッピーが保健所送りになってしまうのも、
12話~13話で描かれた、初回ループの経験が、まりなちゃんの深層心理に残っており、絶対にしずかちゃんを殺す(死なせる)という動機が発生しているから、とも考えられる。
最近のループものって、ゲーム的な、時間を巻き戻して別のルートに行く、ってタイプが多く、
そっちの考え方だと、最終話で「なんで、時間を戻したのに、全部のループの出来事が影響してるんだよ」って考えてしまって、いまいちお話に乗れないなぁ、と思ったので。
プログラミング情報サイト、Qiita上で彼が目に付くきっかけが複数あったので気になったもののあまりよろしくなさそうなユーザー。
まあコミュニティのハックなので面と向かっては言わないのだがブロック記念に備忘録
https://qiita.com/Tetsu_Oikawa
https://twitter.com/BrneUna/status/1497163341088706563
これが現実のコミュニティではなくただ彼が一人で作っただけの感がある。
https://qiita.com/organizations/ToyoUniversity
メンバーを見ればわかるが、プロフィールからは東洋大学関連の人間は@Tetsu_Oikawa氏以外居ないように見受けられる。
そして、異常にContributionが多いユーザーが多く所属している。
おそらく彼はContributionが多いユーザーに片っ端から招待を送っている。
かくいう私にも来たのだ。
Tetsu_Oikawa さんに 東洋大学 organization へ招待されています。
招待を確認する
放置していたら取り消されたが。
Qiitaには問題があるOrganizationを通報する機能があるが、これが「コミュニティガイドラインの違反」か「スパムの疑い」か判断が難しく保留している。
少なくとも心象はよくない。
Qiitaには内容の改善提案を行える編集リクエスト機能がある。
この機能は意図的にContributionが高く設定されている。
https://github.com/increments/qiita-discussions/discussions/164
ある記事が一人に読まれて「いいね(LGTM)」を押してもらえると1Contribution。プラスブクマのような後で読むストック機能で+0.5。だいたい一記事の一人からもらえるContributionは最大1.5ぐらい。
対して編集リクエストは送っただけで0.2。採用されれば5のContributionがつく。
内容は問わずに、だ。
どれほど大規模な記事の改定や誤情報の修正からちょっとした一文字の誤字の修正まで一律5である。非常に効率がいい。
過去から今まで編集リクエストで大量のContributionを稼いできたユーザーは複数居る。
とはいえ、私は誤字脱字などの1文字修正の編集リクエストを否定していない。それも立派な貢献活動だと考えている。
では、@Tetsu_Oikawa の編集リクエストはどうだろうか?
https://qiita.com/Tetsu_Oikawa/edit_requests
もちろん全てを精査しているわけではない。適当な記事をいくつか見ただけだ。
だった。
タグの提案は妥当そうなものもあれば「メモ」や「日記」というあまり筆者・読者に有用とは言えないタグの提案もあった。
タグの追加の提案。これも立派な編集リクエストと理解している。
理解している……が……。
記事内容の修正や誤字脱字のように記事を読むでもない。ただタイトルとタグの差分をとって「善良な編集者」のフリして送っているだけだろう。
いやいや、確かに誤字脱字もツールを使って機械的に(まさしくプログラムを組んで)編集リクエストを作るユーザーも確かに居る。
しかし彼のOrganizationでの振舞いを考えれば、これがevilの、自分のための編集リクエストだと感じてしまってもいたし方無い。
この編集リクエストは私にも来た。招待とダブルパンチである。うぜぇ。
もちろんこれもQiitaの仕組みを上手くハックした貢献活動であり明確に規約違反とは言えないだろう。
だから私は彼がお行儀が悪いとしか言わない。Qiita上でも言及しない。
なお、無節操な招待の傍証として同日に送られたとみられるユーザーたちのツイートを残しておく。
https://twitter.com/tbpgr/status/1497226331804688387
ほかContributionが多い著名ユーザー数名。
二次元関係のコンテンツで幾度となく繰り返されてきた炎上ネタに、トレパクは確実に含まれるだろう。
ここでいうトレパクというのはpixivの解説の中にあるような、
を指している。
このトレパクだが、少なくとも日本のネット界隈では非常に忌み嫌われている。
その悪印象たるや、一度でも発覚すれば、恐らく一生言われ続ける汚名になりかねない。
というか発覚後に、絵を描く系のクリエイターとして食っていくことはほぼ不可能。
多分、世間一般や芸能界での不祥事に置き換えたら、不倫に近いレベルだと思う。
しかし残念ながら、トレパクは今に至るまで根絶していないどころか、定期的に散見される。
過去に何度も炎上事件が起きている時点で、知らないはずはないのだが、一体どういうことなんだと首を傾げてしまう。
何しろこれだけデジタル技術が発達した昨今なら、こんなのすぐバレるわけで。
それこそ「フリーハンドで模写したくらいじゃ、絶対にあり得ない一致」とか、たちまち露見してしまう。
しかも有名になればなるほどトレスを検証される可能性は上がるのだから、長期的に見れば自分で自分の首を絞めているのに。
でも無くならないのは、やっぱ自己顕示欲ドリブンの行き着く結果?
実際、悪質性が高いケースになればなるほど、当事者がまともに謝罪しているのを見たことがないので、プライド高すぎて謝ったら死ぬ病に罹るくらいには自己顕示欲旺盛と感じてしまうし。
そして絵描きさんの名誉のためにも、こんなことを疑問に持ちたくはないのだが、もしかして現状トレパクって、相当カジュアルに横行していたりする?
もちろん
「そんなわけねーじゃん」
という答えを期待したいが。
いいことの匂わせ「本当に奇跡なんじゃないかと思うことがたくさん起きてる今日この頃」「巡り合わせってあるんだなと、しみじみ。」みたいなのも知りたくもねーしってなる
相手がクソだった。
ネットでよく見る。
狭っ
当方男だが、結婚対象の18-25歳人口は460万人しかいない。
たった460万人。
選択肢が60倍以上に増える。
どう考えても世界に目を向けるべき。
同じサークルだの職場だの近場の40人50人の中から選ぶのとは雲泥の差。
日本語、あるいは英語で最低限コミュニケーションが取れるのは1億人。
ともかく、1億から選別するわけだが。
最低限のフィルター
・可愛い
・気立てが良い
・性格が良い
・料理ができる
・掃除ができる
・常識がある
世の中に可愛い女なんて何割いるだろうか。
相当甘い評価でせいぜい2割であろう。激甘
以下フィルター係数をざっくり
・可愛い 0.2
・気立てが良い 0.2
・性格が良い 0.1
・料理ができる 0.5
・掃除ができる 0.3
・常識がある 0.1
つまり、可愛くて気立てが良くて性格が良くてマトモな料理ができて人並みの掃除ができて常識のある女は
0.00006
1億人に対して6000人程度に絞られる。きっつ
6000人中2,3人もいないだろう。無理。
国内だと一人も残ってない。無理。
ともかく6000人から選ぶ。
つまり6000人いたところでその相手にピンポイントでリーチできるわけではない。
たまたま通りかかった道が一本ずれるだけでアウト
たまたま通りかかる時間が数秒ずれるだけで出会うことすらできない。
絶望。
顔が指原莉乃系か橋本環奈系か広瀬アリス系で感度が良く知的で冒険心があり克己心があり人生を楽しむ方向性が同じ
正義感や倫理観に大きな隔たりがなく俺を幸福にしかつ愛してくれる女。
そんな俺の個人的条件を加えれば世界中から選別したところでほぼほぼ不可能だということがわかる。
もちろん、世界展開しているマッチングアプリを駆使すればあるいは。
昨今はアマゾンの奥地でも電波は届く、結構みんなスマホを持ってる
はい、無理
勝てねぇよ
結論出ちゃった
Dr.STONEの最終回というか終盤について、私的にはイマイチ熱くならずに終わって微妙なラストになったんだが… 賛辞が多くて なんか皆と同じ気持ちになれなくてすまんな。て気持ちになってる。
(あれって本編じゃなかったっけ?あ、違ったか。)
もっと石化することへの葛藤とか、宇宙戦とか、なんかそんなバトルを期待していた自分がいたよ。杠と大樹のラブい話とか… は、 まぁ、いいとしても… なんか最後だだっと駆け足で終わったから打ち切りか?って思うレベルだったんだけど… そうでもなさそう?
まぁ、国づくりって最初が1番面白いし、序盤でびっくりクラフト登場してるからなぁ… しゃーないけど。
いやー。でもじゃない?
だったら宇宙まで行かずに、真空にしたメデューサでお話するでよくなかった???笑
泣かせる必要なかったやろ。千空 龍水 コハク で良かったよなぁ〜。
しょうがないけどさ…
これだったら、氷月とかと戦うシーンとか奇跡の洞窟奪還のとことかもっとジャンプお得意のバトル伸ばししてくれて良かったのに。
なんか不完全燃焼な終わりだったわ。
過去に戻って石化止めるって千空の理念の合理性的にどうなの???(まぁ、合理的にとかいって合理的じゃないのが千空だけど)
例としては『UNDERTALE』『ひぐらし/うみねこのなく頃に』『Forest』など。
「作中人物が現実世界の我々を認識し、我々に向けて語りかけてくる」というメタ構造と書いた方がわかりやすいか。
これらの物語で作中キャラクターは例えばこのような趣旨のことを語りかけてくる。
「ゲームをリセットして消さないでくれ。あなたにとってはゲームだが我々はこの世界に生きているのだ。」
「奇跡が起きなかったのはあなたが奇跡が起きると信じなかったからだ。」
この語りかけは物語世界がどこかに存在するのではないかと聞き手に錯覚させる。
そして錯覚ではなく実際に物語で語られている世界はどこかに実在する、そうであってほしいと私は祈っているのだ。
『Forest』のクライマックスで作中人物であるアマモリとアケルの二人は「自身が経験している悲劇的物語は語り手によって想像/創造されたものだ」と、悲劇的「物語」を語った『Forest』の語り手に向けて悪態をつく。
そして直後のシーンで「外」に世界があるのと同じように「中」にも世界がある、とも言う。
『Forest』作中でこの二人は語り手として『森』という物語を創作し、その世界に干渉していた。
つまりアマモリが物語るという行為は世界を生み出す行為であり、アマモリがいる世界もまた誰かに物語られた世界である……と私は解釈した。
そして『Forest』のラストでアケルは『Forest』の語り手に協力し、『Forest』という物語を無理やりご都合主義的ハッピーエンドに仕立て上げる。
一流の悲劇ではなく三流の喜劇がよい、その物語の中で生きる存在にとっては……。
『Forest』という物語の聞き手となって以降、自分が語り手となるときは登場キャラクターに対しての加害性を否応なく意識するようになった。
だから私は「三次元の創作者が(自作であろうと)二次元のキャラを侵害していい理由はない」という考えに共感する。
「鍋に弾丸を受けながら」の原作者、青木潤太朗の「三次元の創作者が(自作であろうと)二次元のキャラを侵害していい理由はない」という考えがどのような背景から来たものかわからない。
その3歳時の熱戦、真のライバルたちとの激闘はどうやっても描かれそうにないから、ここに書いておく。
「この馬は強い」「GI級だ」と誰もが思った。
そのシュウジをデイリー杯2歳ステークスで一蹴したのが、
シュウジと一騎打ちの様相を呈したレースでなんと3馬身半差の快勝。
きっと来年のクラシックはこの馬を中心に回っていくに違いないと思われた。
しかしエアスピネルが満を持して挑んだ年末の2歳GI・朝日杯フューチュリティステークス。
最後方から大外一気の豪脚でエアスピネルを差し切ったのがリオンディーズだった。
エアメサイアと同世代のオークス馬・シーザリオの仔、すなわちGI2勝馬エピファネイアの半弟という超良血。
「シーザリオ産駒からまたも大物が出現した」と皆が色めき立った。
年が明けて2016年、リオンディーズが始動戦に選んだ弥生賞。
直線で早め先頭に立ったリオンディーズだったが、
なんとディープインパクト産駒・マカヒキに差し切られてしまう。
マカヒキはこれで無敗での3連勝。
ただエアスピネルよりも、リオンディーズよりも、マカヒキが強いだけなのだ。
そしてさらに、まだマカヒキともリオンディーズとも対戦していない無敗馬がいた。
2億3000万円という高額で落札されたことが話題となったディープインパクト産駒。
うっとりするような馬体に優等生の走りでデビューから危なげなく3連勝。
「実はこの馬がいちばん強いかもしれない」とまことしやかに囁かれていた。
迎えた皐月賞。
巻き返しを期すエアスピネル。
その2頭を倒して未だ無敗のマカヒキ。
例年ならば確実に1番人気だったであろう実力馬が並んでいた。
しかし、勝ったのはそのいずれでもなかった。
他馬が止まって見えるような驚愕の末脚で抜け出したのはディーマジェスティ。
年明けの共同通信杯から直行してきた人気薄のディープインパクト産駒であった。
代わって4着に入ったのはエアスピネルだった。
人気馬たちがすんなりと上位に来ているのである。
決して荒れたレースだったわけではない。
これはディーマジェスティの実力を示しているように思われた。
ハナ差の2着はサトノダイヤモンド。3着はディーマジェスティ。
そして5着にリオンディーズ。
やはり実力どおりに決着したレースだった。
他の年ならマカヒキもサトノダイヤモンドも無敗のままだったに違いない。
いやリオンディーズやエアスピネルだって例年なら間違いなくGI馬だろう。
「今年は三冠馬が三頭いた」と誰かが言った。
結局のところ、2016世代が古馬になって活躍することはなかった。
シュウジは結局マイル以上ではいいところなしだったが、古馬スプリント路線でも善戦マンで終わった。
重賞でときおり好走するもGIは勝てず、ダートに転向したがそれでも勝てていない。
リオンディーズは、3歳秋に屈腱炎・屈腱断裂を患い、早々に引退してしまった。いまは種牡馬となっている。
ディーマジェスティは3歳で挑戦したジャパンカップで惨敗、古馬になって2戦するもいいところなく、電撃引退して種牡馬となった。
マカヒキもリオンディーズもいない菊花賞を制したサトノダイヤモンドが、
年末の有馬記念で当時の現役最強馬キタサンブラックを下してひとり気を吐いたが、
古馬になってからはフランス遠征して凱旋門賞で惨敗、帰国後もなかなか振るわず引退した。
そしてマカヒキは9歳となった今年も走り続けている。
3歳で凱旋門賞に挑戦して惨敗したことで心が折れてしまったのか。
古馬になって勝利したのは昨年の京都大賞典での奇跡の復活のみ。
栄えあるダービー馬が勝てないまま引退すらさせてもらえないのは哀れですらある。
「最強世代」だったはずの2016年世代は、いまや「最弱世代」とさえ言われるようになった。
それでも、あのときの楽しさは、次々と有力馬が出てくるワクワク感は、決して錯覚ではなかったと思うのだ。
「最強」ではなかったが「最高」のクラシックだった。
生後5ヶ月で私が拾ったねこ。
実家とは疎遠になろうとしていた私を繋ぎ止め、家族のかすがいになってくれたねこ。
頭良くて人の顔うかがいながらイタズラするねこ。
18歳(人間なら88歳)なのにとても元気で、よく遊んで欲しがっていたねこ。
甘えん坊なので皆が忙しくてかまってもらえない時にストレスでちょいハゲができるくらいだった。
毎日よく食べ、よく水を飲み、よく運動し、よく甘え、よく毛繕いし、よくンコもする健康優良猫だった。
でも、とても健康で元気だから覚悟なんてしていなかった。できてなかった。
ねこが8歳のころに私は生まれ故郷を離れ、帰郷するのは年に2回となった。
それでもねこは私のことをちゃんと覚えていてドアを開ければ鳴きながら走って出迎えてくれていた。
とても賢い。
とても可愛い。
離郷して9年目、新型コロナウィルスが世界に蔓延し、突如パンデミックの災禍に巻き込まれた。実家に帰れなくなった。
その頃からねこは少し夜泣きをしたり、たまに乱暴になる事があった。
親は「痴呆では?」と心配していたが、名前を呼べば反応するしご飯もわかるし過剰に要求しないし、私は違うと思ったし主治医も問題ないと言っていた。
一年半後コロナが少しおさまりかけ、実家に帰ったがやはりちゃんと私の事を覚えてくれていた。18歳だけど毛艶も良く、夜は昔からの習慣で布団に入ってきたので一緒に寝た。
元気な姿はそれが最後だった。
「ねこの口腔内に腫瘍ができた。手術でとって病理検査してもらう」
即調べた。
手元の小さな箱で調べた。
猫 口の中 腫瘍。
「癌になったら余命は1〜3ヶ月ほど」
信じないでおいた。信じたらしまいだ。
残り2割の可能性がある。
結果は8割の方だった。
残酷。
それから3ヶ月半。
知り合いの獣医も言う「19歳で全身麻酔の手術なんて、それだけでも凄いよ」
何故なら手術で腫瘍を採るには目をとり顔を半分削ぎ落とすから。それでも完治は保証できない。
抗がん剤は腫瘍の由来が不明のため効果的に投与できる薬を特定できず、放射線治療は負担が大きい。
それからねこの可愛いお顔は左半分が少しづつ膨れ上がり、鼻は曲がり、左目はほぼ見えなくなった。
口の中も再び肉腫が大きくなり、鼻を圧迫して髭も抜けて無くなってしまったのでご飯が食べづらい。
口の下の腫れが気になるのか顔洗いながら爪を立ててしまうので毎日顔と両手が血まみれになる。血の海に浸したみたいに赤黒い。
ウンチも週一。
お水もうまく飲めないのか傷にしみるのか苦戦して量が減る。
癌診断の後、私は一週間の自主隔離とPCRを駆使して月一で帰郷した。帰ったらリモートワークしながら一週間滞在してはねこと密に過ごした。
帰ると嬉しいのかご飯の量が増えたりしてくれた。
毎晩一緒に寝て、泣きながら沢山話しかけた。
沢山撫でた。
元気な時はそんな事一切なかったのに、体力ないからか、寂しいからか、辛いのか、痛いのか。
どうしたの?と撫でてあげると安心してまた寝た。
それが2週間前。
匂いを感じないからか、食べづらいからか、実家近辺にて買えるウェットフードで食べてくれるものが尽きた。
ネットでなんでもいいからウェットの食べやすそうなものを手配した。
体重は全盛期の2/3の2.6kg。
もう、近いかもしれない。
毎晩泣いてきたけど、いまだに涙が止まらない。夜になると考えてしまう。
何かできたことは無かったのか、事前にわからなかったのか、いや分かるわけない、人間でも予防は無理だ、でもあの子は左目に昔からアレルギーがあったからアレが遠因じゃないのか、その時の獣医はアレルギーと言っていたから分かるわけない、内臓のガンの方がマシだったのか?、いやそれはお前のエゴでしかない。
よい猫生だっただろうか。
昔はねこが虹の橋を渡ったら遺灰を小さくて可愛い骨壷にいれて手元に置いておこうと思っていた。
今はそれすら良いのか分からない。
そんなものを今から手配するのもましてや探すのなんて体が動かない。
あなたが今、ただただ苦しんでいない事を。
痛くないことを。穏やかでいられる事を。
世界中の猫とこれを読んでくれた貴方と貴方の猫が少しでも永く一緒に幸せでいられる事を。
祈るしかない。