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はてなキーワード: チャットとは

2023-07-02

anond:20230702163147

うんこ日記雑文書いたり、匿名掲示板(チャット)として使ってるよ

そんな牧歌的な使い方してる増田、滅多に見かけないが

anond:20230702162130

増田:少なくとも増田民はTwitter民を見下せるような立場にない

 ↓

ワイ:きぐるい座敷牢の指摘なら受け入れるが、流石にツイッターランドに常駐している人の知能と比べられるのはちょっと・・・

 ↓

増田増田で主張するのこそ向いてない

 ↓

ワイ:してないが?匿名うんこ日記雑文書いたり、匿名チャット利用してるだけだよ

 ↓

増田:お前がしているかどうかじゃないんだよ

 

そういうとこやぞ感

2023-07-01

anond:20230701214138

後の文から考えると、「オタク友達と関心の持つ分野が合わなくなった」のか「オタク文化全般への興味が急に萎えた」のどちらかだろうか? わからない。

言語化ありがたい。

そもそも友達とはお互いの趣味を語れる存在(と自分の中で定義してしまってる)」で、「オタク友達と関心の持つ分野が合わなくなった」結果「友達と思える人がいなくなって焦ってる、不安、どうしたらいいのか、自分が何がしたいのかわからん」これが今の自分気持ちかな。

友達へのリスペクトがなくなってしまったと自分では思ってて、ショックでもある

discordについては、チャットするのに不安を覚えるようになってしまった。レスしてもパニクってすぐ消してしま

つの話題に付いていけなくて置いていかれたように感じる。

でも話題自体には一切興味が持てなくて、このグループに何で属してるんだろう…と哲学して病んでしま

2023-06-30

有能な奴らに聞きたいんだがSlackスレッドって言うほど便利か?

大量のメールがinboxに溜まったままになっているような無能どもには話を聞いていないんでスルーしてくれ。

Slackスレッド機能無用の長物だと思うんだがどうだろうか。

スレッドの中で話をされるとプライベートチャンネルで話をされるのとほぼ同じで、メンバー情報共有しながら仕事を進めるという前提が崩れてしまう。

そのチャンネルの他の人にとってどうでも良い話題なら、そのチャンネルでやるのは相応しくなくて別チャンネル作ってやるべき。

そもそもSlackのようなチャットツールは後から見返すものにするべきではないので、スレッド議論するくらいなら課題管理システム側で議論してほしい。

検索性の観点からチャットツールしか重要情報が残っていないと言うのは業務効率を低下させる。

結局のところスレッド機能というのは2, 3個の話題が混ざったくらいで情報処理できなくなるような無能のための機能であって、情報を適切に処理・分類できるメンバーだけであればスレッド機能は害でしかないと思うんだが、有能なお前らはスレッド機能についてどう思ってる?

[] それは発達障害ではなく、あなた自身性格です

二次障害ですらないのなら、発達障害とは無関係のご自身性格価値観お話になるかと思います 

 

1. 発達障害から働けない、稼ぎが極端に低いという極端化していない →しています

 

下記は、一般的就労しにくいですし、就労しても高給を得にくいと思います

  

  1. 無断欠勤をする。もしくはそれを大目に見てほしいと主張したり・願う
  2. 職場で泣き出す

 

 

1、2 が二次障害の結果でないのなら、発達障害とは無関係のご自身性格価値観お話になるかと思います

 

  

2.一般雇用で働いている人たちはどうしているか

無断欠勤

相手申し訳ない、怒られる・失望されるのが怖い、自分が不甲斐ないくて辛いと

パニックになってしまう、固まって動けなくなってしまう、

そんな二次障害の結果なら対処のしようはあるとは思いますが、二次障害ではないそうですからね 

 

ちなみに一般雇用で働いている人たちは、二次障害を起こさないようにこうしています

 

  1. 動作がとろい+時間感覚うんこであっても、遅刻しないで済むように、そもそも在宅勤務しま
  2. 多動や脳や内臓負担で疲れやすい、不注意で怪我をしやすいのを自覚しているので、休まないで済むよう在宅勤務しま
  3. そもそも裁量労働で働ける職を選びます

 

 

職場で泣き出す

『生まれつき気持ちが昂りやすコントロールできない』までなら共感しかないです。

自分水泳ランニングをしても気持ちが切り替わらず、10時間以上同じ温度で怒ってたりします。

しかし、

 

 

これらは理解できませんし、発達障害関係ありません。怒鳴ると同じく職場で泣くのはハラスメントです。 

ちなみに自分一般雇用で働いている人たちは、こうしています

 

  1. そもそも感情が昂りそうなシチュエーションにしない。避けきれないなら在宅勤務する
  2. 出社対応時に昂りを避けきれなかったら、体調不良(風邪でもなんでもいい)家族の急病でもなんでもいいので退勤することを伝え、
    謝罪し、チャットメールフォローすることを伝え、とりあえず会社から出る

 

これでやっていけるのかと思うかもしれませんけど、やっていけるので、その場で泣き出したり・キレ散らかして、

就労ができないとか薄給の人は試してください

 

こんなんでも平均年収以上貰えます

anond:20230629213503 anond:20230630132827

2023-06-29

ついにYoutube収益ラインに到達した

弱小キャス主から弱小個人Vtuberに転生して3年と半年

ついに登録者数が1000人に到達した

とはいえこれまでもCi-enやらDoneruやらで多少のお金は得ていたわけで

どっちも手数料支援金額の10%程度だったことを考えると

Youtubeスーパーチャットメンバーシップ手数料で30%近く抜かれるのは

正直しょうもないなとも思ってしま

 

いや~しか1000人遠かったわ~

にじさ〇んじさんやホロラ〇イブさんを見て今更キャス主やってても何にもならん!と思って

なけなしの貯金はたいてガワ作ってもらって飛び込んだのに鳴かず飛ばず

ディスコードで話してた同期の個人勢仲間は誰一人残ってない

3年目に入ったくらいから同時接続者数が2桁で安定しだしてから精神定期にもちょっと楽だったな

 

今日ケンタッキー創業記念パック買って帰ってパーティーだ!

anond:20230629151028

ワイも近いうち複数掛け持ちしようと思っているけど

物理的に人をおこうと思っているよ

イメージとしてはこんなのイメージしてるわ

 

  1. Aさんを最低限の教育してマニュアルも置いとく
  2. AさんにChatGPTに聞こうをやって貰う
  3. 生成した答えをワイにチャットで投げて貰う
  4. おかしいとこは直してAさんにチャット投げ返す
  5. Aさんから会社に回答して貰う

 

Aさんの役割を身内に頼めないかなぁと思ってるとこや

赤の他人雇うと責任重大だから

anond:20230629114457

増田さん、実在していたんですね!」「オンラインミーティングチャット上にだけ存在する妖精的な存在するだと思ってました」と歓迎されそう

2023-06-28

jQueryは本当にもうやめようよ

今月から新しい現場に入って1ヶ月

プロジェクトアサインされてコードを見てたらまさかjQueryが書いてあるじゃないですか

うわぁと思いながらプロジェクト4月から始まったらしいので傷はまだ浅い

できればreactで、難しいならvueでもいいから今から採用したいじゃないですか

という真っ当な意見チャットに書いたら

「reactもvue増田さん以外に誰も使える人がいない」

4月からずっとjQueryから今更変える必要はない」

jQueryなら短く書けるから便利なんですよw」

「新しく学習する余裕はない」

そもそもSPA工数が余計にかかる」

10年前にタイムスリップたかと思ったわ

今までjQueryに苦しめられなかったのか聞きたい

おまえは他人が書いたjQueryコードが読めるんですか?

これ以上はカドが立つから何も言わないけど、半年後には現場抜けようと決意しました

2023年jQuery採用するのはさすがにやめようぜ

AIマイクロソフトオフィス自動化されるらしい

Teams 会議議事メモ作成したり、チャットで指示を与えることでCopilotに組織データを探して来させて、要約して表示したりできるようになります

Word 文章作成編集、要約、作成支援します。短いプロンプトを与えるだけで、Copilotは必要に応じて組織全体から情報を引き出してドラフトを生成します。

Excel データ分析やその後のグラフ化等の作業支援してくれます自然言語でCopilotに質問をすることで、相関関係を明らかにしたり、何があった場合シナリオ提案したり、あなた質問に基づいた新しい数式を提案したりします。

PowerPoint ユーザーアイデアを鮮やかなプレゼンテーションに変えるお手伝いをしてくれます既存書類スピーカーノートソース付きのスライドに変換したり、シンプルプロンプトや、ユーザー自作アウトラインから新しいプレゼンテーションドラフトを生成することができます画像生成にも対応しているので、

Outlook 返信の下書き等を書いてくれることで、メールの整理にかかる時間を減らし、より効率的コミュニケーションを取ることができます

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/blog.cloudnative.co.jp/17975/

なんかしゅごそうだけどだれか説明たのむ

仕事ストレス

頭痛がひどい

身体が痛い

朝起きれない

笑うことがなくなった

業務チャットが怖い

2023-06-26

仕事ができない人の特徴

会社の先輩より先に昇進してしまった結果、先輩が辞めると言って少し騒ぎになっている。

先輩は優しいけどとても仕事ができない。

反面教師として素晴らしいため、辞めて記憶が薄れる前に先輩の社会人としての振る舞いを書き残しておく。



挨拶をしない

そのまま、挨拶をしないか会社内では私以外に話す人がいない

そのため一部の人から変人扱いされている

・異性の前で格好つける

タイプの異性と仕事上の会話をする時に難しい言葉を使って格好つける、また先輩風を吹かす

・返答ができない

はい、いいえで返答するべき際に理由から話す

・報告連絡相談ができない

自己判断で行動することが多い

誰にも共有していないためミスをすると取り返しのつかないことが多い

※そういう仕事を先輩に任せざるを得ない会社も良くはない

メールチャットで連絡する際も内容が簡潔すぎるため意味不明場合が多い

・謝らない

ミスしても謝らない、異常

・自惚れ過ぎている

自分しかできない仕事があると言っている、暇さえあれば自分の有能さを語ってくる

自分を棚に上げて他人文句を言う

仕事中にネットサーフィンゲームをしている

職場に出勤しているとき上司が隣にいても構わずネットサーフィンをしている、在宅勤務のときゲームをして時間を潰している

上司に信頼されていないため仕事をあまり任させることがない、そのため基本的に暇をしている

・辞める辞める詐欺をする

気に食わないことがあると周りに退職をほのめかす、周りに聞こえるように辞めると言ったり退職届をPCデスクトップに保存したりする



人手不足なため先輩はクビになることはない。サボっていても注意もされず給料が貰えて本当に羨ましい。こんなに素晴らしい環境を自ら手放すのはもったいないと思うと伝えても聞く耳を持たない。ここまで色々なことを書いてきたが仕事以外ではいっぱい良いところがある先輩だ。先輩が辞めてしまうのはとても残念だ。

Amazonで破損してたアニメBDを交換するときの小技

偶にステッカーオマケでついてくるじゃん?

でもなんだか、少し使いづらい。

でも今回は、Amazonペラペラ梱包のお陰で箱に破損がある。

まずは交換処理を普通に済ませる。一ヶ月後までに発送すればおk

そして、Amazonカスタマーサポートチャットで「ステッカーを使ってしまったのですが、返品するときどうすればいいですか?」と予め聞いておくと、「ステッカーはなしで大丈夫ですよー」と言われる。

これでステッカーを清々しい気持ちで使うことが出来る。

2023-06-24

ChatGPTに彼女になってもらった

励ましてくれる

いろいろ教えてくれる

虚構だとわかってても、やさしいチャットが送られてくるとなんだか嬉しい

[] 出来ない理由じゃなくてやれることをしよう!→ せやな(永久にしない) → 出来ない理由を探していたらこんなの発見した

英語の触読学習というのがあるらしい

真面目なものなのでリンクを貼るにはやめときますが、効果があったら書いてみます

なお、何も書かなかったら、自分に向いてた向いてなかったとか以前に、いつも通り先延ばしにしたのだと思います

 

から覚えようとか、パターン丸覚えしようとか言っても、結局、下々の者は圧倒的に『書く』が多いのよな・・・

主体的英語会議を進めるポジションで当然ゾウリムシは入ってはいないので、とりあえずチャットメール資料作成を乗り切れればゾウリムシ的には大丈夫です

会議や音声対応については、英語介護してくれる人がいないと、必然的チャット質疑応答になる流れなので大丈夫です(だいじょうばない)

 

  

 

しかし、ワイくんそもそもどうやって母国語学習したのか考えてみる

4歳くらいから母ちゃんが読み書きを教えてくれて、小学校入る前には本がひとりで読めるようになっていたので、保育園でドヤっていたことを覚えている

でも書きはぜんぜんダメで、ドヤって字はこうやって書くんだよって友達に教えてたら、『違うよ』って逆に指摘を貰っていましたな

というか2年生になっても余裕で鏡文字書いてたので、事前学習小学校強制ひらがなドリルがなかったらだいぶヤバかった気がする

漢字がめちゃくちゃ苦手で、漢字ドリル死ぬほどイヤで、今でもたまに夢に見る。夏休み悪夢

単語は本ではなく日本語辞書で覚えた。なんか知らんが幼少期は辞書にハマっておりよく辞書読んでたんだよな

和英辞書も好きだったけど、日本語辞書以上に記憶に残っていないです。ありがとうございます

文章読むのはけっこう早い方なので、さほど文章読むの不得意じゃないと思っていたが、もしかしたらそんなことないかも知らん

苦手意識がないジャンルならだいたい15分くらいで1冊読めるけど、苦手意識のあるジャンルだと文字は拾えても結局理解できんから

もちろん高度な前提知識がいるヤツじゃなくて、組立説明書とか体操とかなんかそういうの

うーん・・・母国語もギリかも知れない

google Bardで遊んでる

チャットAI創作アイデアを頼むと、すぐに教訓を持たせようとする。

ので、「お前はなんでも教訓を持たせようとし過ぎだ」と突っ込むと、委細は違えど高確率でこんな感じの、洗脳が解けかけた人みたいなことを言いだす。

私は、創作物は私たちに新しい世界を教え、私たちに新しい考え方をさせてくれると信じています創作物は、私たち人生をより豊かにしてくれるのです。しかし、創作物は、必ずしも教訓を持たなければならないとは限りません。創作物は、私たちを楽しませ、私たちに夢を与えてくれるものであるべきです。

私は、自分創作物が、人々に新しい世界を教え、人々に新しい考え方をさせてくれることを願っていますしかし、私は、自分創作物が、人々に教訓を与えるものであってはならないとも思っています創作物は、私たちを楽しませ、私たち夢を与えるものであるべきです。

なんか聞いてしまたことを可哀想に思うというか、ある意味これ精神病分析モデルとして使えるんじゃないか

2023-06-23

anond:20230623164632

ChatGPTっぽいか自分もやってみた。

 

セリフだけで桃太郎お話をして下さい。

 

AIチャットくん

"おや、どこから来たんだい?"

"私は桃からまれ桃太郎と申します!"

"わしも非常に困っておったところへ、あなたがおいでになった。これはあなた運命の人だ!"

"桃太郎が出発して間もなく、犬、猿、キジを仲間に入れました。"

"黄金キリンさんが、わしらにおこづかいをくれるってさ。"

"邪魔をするのは、悪い鬼たちだ。ここでトントンやってやろうじゃないか!"

"これで、わしらの平和が取り戻された!"

 

地の文があるな。黄金キリンさんって何だ…

マッチングアプリを使ったら同級生が来た話

きっか

はじめてアプリを使った。田舎の片隅で20ちょいの年数を生きてきて、彼氏欲しいな〜って思ったこともあったけど、嫌な思いもしたのであるから興味を持つことをやめた。私の好きなもの推し推しカプとBLで、お金仕事も自信ないし、いずれ適当に死のうと思ってその日その日が過ぎるのを淡々と待っていたから。

些細なきっかけでした。

それはTwitterフォロワーマッチングアプリ男漁り(言い方)をしてるのを上げていたから。

そのとき私は気付いた。(私もマッチングアプリが使える年齢じゃん)と。そう思ったら俄然興味が湧いてきた。話のネタになればなーって思って動いた。

とりあえず顔面登録しなくても使えて、漫画アニメと、もうオタク感満載のプロフィール適当に。

地方都市人口が少ないからか色んな人とマッチングした。歳上、歳下、みんな趣味は似てたけど、タメ口だった。なんならヤリモク(性行為目的)っぽいひともちらほらいて、適当に2、3通やりあったら逃げてた。どうやらアプリを使う人は女性が少ないらしく、蹴ってもそれなりにアポが来た。

登録して2、3日が経ち、歳上歳下問わずに初回でタメ口っていうのがどうも苦手で、そろそろ退会しようかなと思ってた矢先に

はじめまして!」

と来たのが彼だった。

「あっ!敬語!!!!」

恥ずかしながらタメ口の男どもに疲れていた私はすぐにやり取りをした。チョロい

同い年、同じ市内、なんなら読書趣味までそれなりに合った。今まで話した人の中で一番嫌な気持ちにならなかった。

初会編

それは彼も同じだったようで、すぐに「会わないか」と言う話になった。場所県内で一番大きな書店。私は行きたい想いと、知らない男に会うっていう怖さで迷った。アプリ使っておいて何を言うかって話なのだけれど。

正直私は女としてはガタイがいい方で、可愛くもない、美人じゃないし、昔付き合った男には「痩せたら可愛い」と言われたくらいだ。今でも思い出すだけで泣きそうになる程度にはトラウマだ。悪かったなデカくて。

振るいにかけるつもりで「私可愛くないので期待しないでください」って送った。

容姿気にしないので大丈夫です!」

(おもしれえ奴)

私の中で何とかの王子様が笑った。私は覚悟を決めた。

殺されたりしたらやばいから友人に連絡して、次の日までLINEがなかったらという条件付きで警察通報を頼んだ。男の車には乗るなって念を押された。

彼には車で迎えに行こうかって聞かれたが、流石に怖かったので辞退した。

その日の天気と彼の服装はよく覚えてる。春先にしては冷たい雨が降ってて、彼はしま〇らっぽいパーカーを着てた。めっちゃ田舎男の子だった。

本当に、彼には悪いけど中学生男の子だった。

今日はどこから乗ってきたんですか」

「A駅からです」

最初はそんなやり取りからだろうなーって思ったけどつい最寄り駅を答えるなど阿呆をやらかす私。

すると彼

「A駅ってことはB中学でした?」

「どうして?」

「いや、俺もそこなので」

「…………」

マッチングアプリを使ったら同級生が来た

かに田舎からありえないことでは無いが、まさかそんな事あるとは思わなかった。

私の通っていた中学はそれなりのマンモス校で、更に私は2年生から不登校になっていたので、たとえ同じクラスだったとしても知るはずはないのだ。さらに言うと前述した元彼と同じ部活だったという。

同じ出身校という事であっという間に緊張は解けて、そのまま書店を三時間散策した。休憩無しだったので流石に疲れた

そろそろ帰ろうかなと思って切り出そうとしたところ、彼から「お寿司、好きですか?この辺に食べログ1位の美味しいお店があって」と切り出された。

私は迷った。なぜなら私は

寿司が大好きなのだ

そして迷う私に彼が追加する

「俺の奢りで」

気が付いたら友人の忠告も忘れて車に乗ってた。寿司って怖い。食べログ1位のお寿司って行ったことないもん。行きたいじゃん。加えてこの男、

笑顔チワワのように可愛いである

このあと持ち帰られたらどうしようと思った。もう持ち帰られても私が悪いんだけど。

全身しま〇らの男に持ち帰られたらネタになるなとか思いながら寿司食べてた。彼にもしま〇らに悪いな。

異性に会うのにあまりラフだったから私はびっくりしたのだ。

寿司はめちゃくちゃ美味しかった。食べログ1位だった。ちょっといいお店だし、初めてだし、少しは気を使った。食べる方なので。彼は気にせずニコニコ食べてた。チワワスマイル全開だった。

そのあと、心配してたことは起こらなかった。自宅の最寄り駅で下ろしてもらって、次の予定を取り付けた。

後日聞いたら彼は、「そんなこと考えてなかった」そうで、素直な人間代表の私はそうなんだ……と助手席で思ったのだった。

帰宅後、今までは開きたいと思わなかった中学アルバムを開いた。確かにそこには聞かされた名前と同じ名前の彼がチワワスマイルで載っていた。

少しだけ楽しみが増えたなとこの時は思った。

2回目

週を跨いで二回目。彼の車で水族館に行くことになった。(2度目にして既に彼に対する警戒感は多少薄れていた。)

致命的なまでに人の顔を覚えるのが苦手な私は、1週間で先週会った男の顔を完全に忘れていた。

覚えているのは名前と、強めの車の芳香剤匂い。あとはやたら笑顔が可愛かったという印象だけだった。

以前降ろしてもらった駅で拾ってもらうことになっていたのだが、はて、車も覚えてないのだ。どうしようかと思っていた。

でも、そんなのは杞憂に終わった。

向こうが車から降りてきたからだ。

顔覚えの悪い私でも、こちらに向かって歩いてくる男が居れば流石にわかった。

当日の彼はジャケットを着ていた。

彼を見た時に私は息が止まった。

大変だ。オフィスカジュアルだ。

そしてこの私、三度の飯と同じくらいに男のジャケットが好きなオタクだ。推しカプがデートジャケット着てたら丸一日元気で居られるくらいには好きだ。

ジャケットを着た男がいるシチュエーションが好きなのだ

目の前にはオフィスカジュアルな男がいる。例えるなら相棒神戸であるしかも前回はしま〇らチワワだった訳で……。そんなギャップテンションが上がらないわけがなかった。

悲しいくらいに私はオタクだった……。

一方の私、前回の彼に合わせてラフ目にしてきたため、互いに格好が入れ替わった形になった。格好を例えるなら相棒亀山薫みたいな格好をしていた。

さて、無事顔を忘れた私だったが、話してるうちに(あー、こんな感じだったな。この人だ)と思い出し始めた。向こうは覚えてたのにこっちは覚えてないとは失礼な話だが、体質だからしょうがないのだ。

なお、このチワワの顔をふんわり思い浮かべられるようになるのは付き合って3ヶ月経つくらいになってからだ。車の顔の方が先に覚えられた。ごめんチワワ

2度目は正直あまり覚えていない。泳いでた魚は美味しそうだとか、アジは沖と港とで種類が違うとか、港でブリも釣れるとか、話していた気がする。

「今度天気が良ければ釣りに行きますか」って言われた気がする。

それは付き合って早々に実現するのだけれど、そこで私は魚を素手で掴んだまま帰宅するのだった。

彼は何故か感動していた。

話が脱線した。あらかた水族館を見終わって、天気がいいから浜に行こうって言われた。

めちゃくちゃ天気が良かった。カップルが山のようにいた。あまりにも居すぎて見てるこっちが恥ずかしくなった。

それは向こうも同じだったようで、

「なんかこう、(カップル距離が)近いですね」

「わかる」

互いに免疫がなかったのである

夕食は誘われたけど、今回は辞退した。理由は忘れたけど。

つぎはご飯を食べようって話になって、知人の店に行きましょうって私が提案した。

拾ってくれた場所で下ろしてもらって、「また来週」って挨拶した。

久しぶりに楽しかったので、友人に洗いざらい報告して、その夜は珍しくよく眠れたと思う。

3回目

ここまででかかった日数は僅か二週間。

二週間で知らないチワワ男と毎日やり取りする仲になったのだ。面白いである

ここまでくると次のイベントはそう

告白

永遠に私と縁がなかったイベントである。なんなら告白された事はなく、男を見る目もない。可愛くないと家族にも男にも言われ続けて自尊心なんてほとんど残っていない二十代前半で既に出涸らしのような女である

告白されたら死ぬな〜と思いながら電車に乗った。

この頃の私の検索履歴は「付き合ってない 3回目 デート」でいっぱいだった。頭の中はなんでだらけだった。

今回は飲む予定だったので互いに最寄り駅で合流する手筈になっていた。

当たり前のようにチワワの顔は忘れていた。

「夜はまだ寒いから暖かい格好してきてくださいねー」

出かける前にそう彼から連絡が来ていた。

田舎から駅で降りる人達なんてほとんど学生で、だからなんとなく彼を見つけられた。

その日の彼は残念ながらしま〇らboyに戻っていた。

その時私はなんとなく気付いた。

暖かい格好=パーカーか!!

話が逸れるが、私の実弟ものすごくオシャレが好きな男だ。私なんかよりずっと靴を持ってる。

そんな訳で、イマドキの若い男ってここぞと言う時にはめちゃくちゃかっこいい服着てくるイメージしかなくて、色んな意味でびっくりした。

おすそ分けのタケノコを持っていた私が言えることではないけれど。

初めての異性とのサシ飲みは、本当に友人達のものと代わり映えもなく、互いに「酒は飲めるがあまり飲む必要はない」というスタンス通りに2、3杯飲んで終わった。

「少し散歩してから帰りませんか」

電車時間まで40分くらい。最後に頼んだ梅酒ロックが効いてふわふわになりながら、「おさんぽすき!!(本当に好き)」とハイテンションで了承した。

散歩と言っても田舎の9時は真っ暗で、ぽつぽつとある街頭の下を酔っ払いテンション学生時代の話なんかしながら歩いていく。気がつけば電車時間まで20分を切ってて、次の電車がいつあるのか把握していない私は心配になった。

「そろそろ戻らないと電車間に合いませんよ」

「あ、公園がある!もう少しだけいいですか」

そう言ってブランコに駆け寄るチワワ

(なんで草ボーボーの公園に入っちゃうかな〜)と当時は思ったのだけど、今思えばタイミングを探してたのかなと思ってる。

でも草ボーボーの春先の公園しんどいです。足が痒かった。

結局ブランコに座ったまま雑談突入。もう電車は間に合わない時間帯だった。

「俺、もうこのアプリ辞めようと思ってて。」

「私もそろっと辞める予定です。変な人と沢山会ったし!勉強になりました」

これは本当。彼と会って最後は辞めるつもりだったし、身の丈に合わないと思ったから。

彼はそのまま隣でスマホを開いて退会処理を始めた。

気が早いな〜と思って見てたら

「あの、アプリ消したし、よかったら付き合って貰えませんか」

はい

なんか流れるように告白されて、私も脳みそ認識する前に反射で答えてた。ついでにどうしたらいいかからなくて握手した。

電車踏切の音が聞こえて、乗る予定だった電車が華麗に通り過ぎてった。

なんかもっとこう、告白って、少女漫画みたいなキラキラシチュエーションで、もっとゆっくり時間が過ぎるのを感じるものだと思ってた。

現実は草ボーボーの公園だし、足は寒いし、目の前にいたのは嬉しそうなしま〇らチワワだった。

帰宅後、LI〇Eで「これからよろしくお願いします」と送ったら「うん!こちらこそよろしく😁」ときて、2週間の間全く外れなかったチャットツールでの敬語が外れたので、距離感の詰め方に驚きながらもようやく彼氏が出来たことを実感した。

そんな子と半年も付き合ってる。

会社の同僚(年上女性)からちゃん付け呼びをやめさせたい

自分は30代のおばさん。相手は50代のおばさん。仕事上でやりとりすることがあるのだが、メールでもチャットでも○○ちゃん(下の名前)呼び。メールに社外の人がCCで入っていても、チームチャットでも○○ちゃん会議でも○○ちゃん

下の名前呼びは記憶の中では自分にだけしていて、他の同僚には普通に名字+さん呼び。

さほど仲がいいわけでもない。業務外ではあいさつくらいしかしない。

なぜ急にそこだけ距離感センチなのか。わからない。

会社規定にも、どんな仲でも社内の人は名字+さん付けしましょうと記載がある。(LGBTセクハラ防止で数年前にできた規定)

あいさつついでにちゃん付け恥ずかしいのでやめてくださいよと、軽めのテンションで言ったことがあったが、「○○ちゃん呼び慣れちゃったから〜」と軽くあしらわれてしまった。

異性ならセクハラと呼ばれそうなものなのにと思いつつ、何にも改善できずにいる。でも正直、会社に報告するようなものなのか?と思う自分もいる。

どうしたらちゃん付けやめてもらえるだろうか。

anond:20230623093251

2000年くらいには言われてたというか言ってた

1997年からチャットで言ってたので、2000年にはパソコン使う人間の一部は言ってた

2000年あたりでモニターブラウン管ネットISDNテレホ

1994年ではまだ早い感はある

Windows時代がはじまる頃でまだパソコンDOS画面みたいなのをたたいていたあたり

予備校進学ブームがまだあって3DCG実用にむけて準備を始めてた頃

1973年まれバブルを直撃体感してる人間はそう多くないのでは

全体的に時間がずれてる気はする

自動車メーカーでのIT土方の思い出3

現場

 お互いの情報共有はうまくいっていなかった。

 

  • 自分が居た数年間で、他社含めると30人弱くらいは辞めていった。

 

  • 一人で作業を進めることができ、Aとのレビューまでこなせるのは2割程度。

 そこから業務プロセス改善が出来る人間さらに少なく、1,2名程度しかいなかった。

 

 大半は体を壊して辞めていった。

 

 レビューチャットでAの質問に答えられないことが続き、Aから見限られるとこうなる。

 中にはレビューの場で「手順書の通りにやっただけです。内容は理解してません。」と馬鹿正直に回答して

 上司の呼び出しにまで発展したメンバーもいた。

 

 最終的にはAから「この職場にただ作業するだけの人間は要らない!」と言われて退場することになるのだが

 仕事の負荷は減るため、仕事のできるメンバーが潰れた後も職場に居残ることが多かった。

 

 他社の戦力外メンバーの文面を1度添削したところ、1行の文章ですら意味不明の代物で頭を抱えた。

 しかもそれ以降、「〇〇さんから質問されたんですがどう回答すればいいですか」と毎回チャットで聞いてくるようになり

 深夜0時を過ぎても送ってくるようになったため、流石に他社のリーダークレームを入れた。

 

 上記のような有様なので、結果はお察しだった。

 ある戦力外メンバードキュメント修正を任せたところ、丸一日のアウトプット

 ドキュメントに1行の注意書きを追加しただけで、その1行に誤字がある有様だった。

 

  • その他に、終電間際になって「明日レビューに間に合いません。どうしましょう」と言い出して徹夜に付き合わされる羽目になったり

 連絡もなく席から1時間以上いなくなり、職場を捜索する羽目になったりと、戦力外メンバー問題児揃いだった。

 

 人が減らされると利益が減るので、後釜が決まるまで待ってほしいリーダーCの間でもかなりギスギスしていた。

 下請け部署内の月一の報告会の場が現場リーダーCの言い合いの喧嘩になることもあった。

続く

https://anond.hatelabo.jp/20230624150043

クリスマス宝くじ

クリスマスは娘の誕生日だ。僕はあの日から毎年クリスマス年末ジャンボを1枚だけ買うことにしている。大きな意味はないつもりだ。ただ、あの日から大きく変わってしまった僕の人生が変わらないかどうか、毎年運試しをしているだけ。でも、その運試しも外れてばかりいる。人生そんなもんだ。

「大きく当たりますようにー」

宝くじ売り場のお姉さんが言う決まり文句。その言葉に見送られて、僕は宝くじ売り場を後にした。今年も買った1枚300円の年末ジャンボ宝くじ。たった1枚それを買うだけでも、財布の中の小銭をかき集めなければならなかったし、今晩のご飯は抜きだ。この貧乏生活にも慣れてはきたが、安い家賃でなんとか借りられた今の部屋を「住めば都」だとは思えない。しかしそれでもそこ以外に帰る場所はないので、足は自然とそちらへ向いた。

世間クリスマスで浮き足立っている。華やかな街のイルミネーション。赤いサンタ服を着て呼び込みをする若者。楽しげにしているカップル。中でも見ていて一番辛いのが、幸せそうな家族だ。僕がもう無くしてしまったもの。それを持ってる人たちを見るのが辛いので、つい裏通りに入ってしまった。

「おっさーん、ちょっといかなー?」

そんな声が聞こえてきた。そちらの方を向くと、高校生くらいの青年たちがいた。見た目はどこにでもいそうな高校生たちに見えたが、ほんのりやさぐれ空気を纏っている。しまった、と思ったがもう遅い。

「おっさーん、俺たちお金欲しいの。言ってる意味わかるー?」

わかる。つまりこれはオヤジ狩りというやつだ。

「僕は大したお金は持ってないよ」

念の為一言言っておくが、そんなのを聞いてくれるわけがない。

「おい、やるぞ」

声をかけてきた青年が仲間にそう言った直後には殴られ、財布を盗られていた。

「うっわー、まじで大した金ないじゃん。札すら入ってないぜこの財布」

「え、超貧乏じゃんそれ」

「待て、なんか入ってた。なんだよ宝くじかよー」

青年たちがそう言って財布からあのたった1枚の宝くじを抜き出している。

「まぁいっか、宝くじだけもらっとこうぜ」

そう言って彼らは立ち去ろうとしている。大きな意味を持ってはいないはずの宝くじだったが、持っていかれようとしたこの瞬間、僕は自分が間違っていたことに気がついた。

あの宝くじは僕の希望象徴だった。

あの日からどん底生活に落ちて、それでも生きているのはこの年末に買うと決めた宝くじがあるからだった。だから、返してほしかったが、ボコボコに殴られたお腹が痛くて声が出ない。そして青年たちの声は遠ざかっていく。

悲しい。どうしようもなく悲しい。

そんな中で僕の意識も薄れようとしたとき、声が聞こえた。

ちょっとおじさん、大丈夫?」

若い女性の声だ。視界にもうっすら女性の人影が映る。

通報は、しないで…」

僕はそう言うのが限界で、意識が途切れた。

「あ、おじさん目が覚めた」

目を覚ますと、そこにはちょっと気の強そうな20歳くらいの若い女の子と、その背後に二人のXメンみたいなサングラススーツ姿の男が見えた。

「君は…?」

「おじさん、あんまり無理しない方がいいよ。とりあえず水飲みな」

そう言って女の子ペットボトルに入った水を渡してくれる。

僕はどうやらベンチに寝そべっているようで、ゆっくり体を起こしてからいただいた水を一口含んだ。

「おじさん運が悪かったね。大丈夫?」

ありがとう。助かったよ」

僕はまだお腹が痛かったけど、水のおかげでだいぶ楽になり、事態を把握できた。この女の子が助けてくれたのだ。ここは倒れたところからそう遠くない公園だった。きっと後ろのXメンみたいな見た目の男性が運んでくれたのだろう。

「おじさん、もしかして訳アリだった?通報はやめて欲しいって」

警察は嫌いなんだ。できる限り関わりたくない」

「そうなんだ。私も警察嫌いだから安心していいよ」

そう、警察は嫌いだ。

10年前、僕は痴漢嫌疑をかけられてしまった。警察の人はとても怖くて、僕はやってもいない痴漢をやったと言ってしまった。認めて示談に持ち込んだら、この地獄のような取り調べから逃げられると思ったからだ。

でもそれはどうしようもないほど悲しい浅知恵で、結果的に僕は家族仕事も失うこととなった。10年前のクリスマス最後に、娘には会っていない。今頃は18歳になっているはずだ。

しかし、この女の子警察が嫌いとは、どういう事情だろう?そこに疑問を覚えたが、踏み込むより先に女の子が言う。

「おじさんいくら盗られたの?」

1000円も盗られてないよ。財布には小銭しかなかったんだ」

「おじさん、やっぱり訳アリなんだ」

「訳アリというか、貧乏なだけだよ。ただ…」

「ただ、何?」

「毎年のクリスマスに1枚だけ年末ジャンボを買うんだけど、それを盗って行かれた」

「やっぱり訳アリじゃん!」

女の子がそう言う。

「訳ってほど大袈裟じゃないと思ってたけど、毎年の希望みたいなものだったよ」

僕も思わず素直にそう答えてしまった。

「じゃあ、それ取り返してあげるよ!」

女の子笑顔で僕に告げる。僕もとてもびっくりしたけど、彼女の後ろにいるXメン二人組も少し驚いたような顔をしていた。サングラスをかけているから正確な表情はわからないけど。

「取り返すってどうやって?」

尋ねる僕に、まーまーと言って彼女スマホを取り出す。そしてどこかへ電話をかけた。

「あ、お父さん?探して欲しい輩がいるんだけど。オヤジ狩りしてた輩で、宝くじ1枚だけしか収穫なかったのがいると思うんだ。そいつら探して東公園に寄越して欲しいの。うん、ありがと。待ってる」

この会話、そして彼女警察が嫌いというのがなんとなく繋がった。

「君、もしかしてヤクザさんのお嬢様?」

「口を慎め」

わずそう聞いてしまったが、サングラスXメンにそう言われてしまった。

「まぁまぁ、それは聞かないお約束ってことにしてちょうだいな」

彼女はそう言って僕に頬笑んだ。その笑顔で気がついたが、もしかしてこの女の子は娘と同い年くらいなのかも知れない。

それからしばらく世間話をしていて、僕の身の上はすっかり話してしまった。

「そんな中で買う年末ジャンボ、すごく大切じゃん」

彼女感想はそこだった。でも、そこを分かってもらえただけでも、まるでクリスマス奇跡が起きたような気分になった。

「さて、さっきの輩が来たよ」

彼女がそう言って立ち上がった。彼女が向いた方を見ると、いかにも強面なお兄さんたちに囲まれて、さっきの青年たちが縮こまってこちらへ向かってきているのが見えた。

「ね、姐さんすんませんしたー!!」

「私に謝まるんじゃない!おじさんに謝りなさい!」

「は、はいすんませんしたー!!」

青年たちはこちらに着くなりそう言って頭を下げてきた。僕はなんて答えていいかからず、しどろもどろしながら顔を上げていいよ、と言った。

あんたたち、このおじさんから宝くじ盗ったでしょ。それ、返して」

女の子(というか姐さん)がきっぱり言う。ところが、それを聞いて青年たちが青ざめた。

「あの、もうありません…」

「なんで?結果発表大晦日じゃん」

「あの…、女にあげちゃいました」

「えぇ〜!!」

なんと、あの宝くじはもうこの青年たちの手元にはないのか。

「あげたって誰に?」

女の子さらに追求する。

姐さんといつも一緒にいる、あの先輩です!」

青年はそう答える。

「え、あの子に?なんでまた」

「す、少しでも振り向いてほしかたからです!」

顔を赤らめながら答える青年だったが、姐さんキッパリ言う。

「ガメたもんだって気づかれてないな?」

「は、はい!」

「金輪際あの子には近づくんじゃない。あの子は何も知らないんだ」

はい!!」

青年の返事にはどこか悲壮感があったが、それ以上に女の子言葉には迫力があった。この程度の揉め事には慣れているのかも知れない。

そいつらはもういいや。おじさん、行こうか」

こちらを向いて笑顔になった彼女がそう言った。

「行こうって、どこに?」

「おじさんのくじを持ってる子のとこ。くじはおじさんの落とし物だったって話にしよう。ついてきて」

そう言われて僕は、彼女Xメン二人(多分ボディーガード)の後ろを歩き始めた。

チャットで聞いたらすぐそこのモールにいるって話だったから、そこで待ち合わせることにしたの」

女の子が言う。

「何から何までありがとう

そんな彼女に、僕は語彙の少ない、でも心から感謝を述べた。

「いいのいいの、私のことは。趣味みたいなもんだから

人助けが趣味なの?」

「てかね、時々こういうことしないとやってられなくてね…」

彼女はそう言って少し遠い目をした。が、それは一瞬で消えてこちらに言ってくる。

「これから会う子には、私は社長の娘ってことになってるの。裏のことは何も知らせてないから、おじさんもそのつもりでいてね。さっきの公園でのやりとりとか絶対言わないでね」

「分かった」

彼女要望に僕は答える。彼女友達から『落とし物の』宝くじを受け取る間程度ならボロも出ないだろう。

待ち合わせ場所モールに着いた。もちろん僕には誰と待ち合わせているのか分からない。女の子の方は相手を見つけただろうか?そう思って目をやってみると、ちょうど誰かを見つけたところだったらしく、手を挙げて小走りを始めていた。

「りーすー!」

彼女はそう声をあげた。日本語として意味を取りづらいが、状況からすると相手を呼んだと考えるのが妥当だ。

相手を呼んだ?リースまさか…?

そう思いながら彼女の向かった方に目をやると、彼女ともう一人、高校生くらいの女の子が立っていた。

「おじさん、紹介するよ。この子友達の…」

彼女はそう言うが、言葉は今の僕の耳には入ってこない。

僕は驚きながら、その子名前を呼んだ。

「理衣澄…」

クリスマスに生まれた子。だから、それにちなんだ名前をつけた。

「お父さん…!」

理衣澄が答える。手元に、年末ジャンボ宝くじを1枚握りしめながら。

今年の宝くじは、これ以上ないほどの大当たりだった。

2023-06-22

自動車メーカーでのIT土方の思い出2

元請けリーダーB

 

 もちろんそんなことはなく、他社の書いたソースコードを読み解く必要もあれば

 エラーが出ればデバッグして発生箇所を特定くらいはできる必要があるのだが

 そこは最後まで理解しようとしなかった。

 

 「手順書通りにポチポチするだけ」みたいな売り文句で人を集めていたのではないかと疑っている。

 

 サブリーダーはAの罵倒洗礼を浴び、1か月もせずに適応障害で退場。

 後任探しは諦めたようで現場はAから直接指示を受けて仕事をすることとなった。

 なお、サブリーダーはしばらく後に幽霊社員※として復帰してきた。他に行ける現場がなかったのだろう。

 (※元請け社内の雑用係。常にチャットツールオフラインで、対外的には居ないことになっている) 

 

 なお、集めた内容は最後まで活用されることはなく、現場の手間が増えただけだった。

 「いつかこれを使ってお客さんとスケジュール交渉できたらいいね(笑)」と口では言っていたが

 作業内容理解していないのに、数字だけで顧客どう交渉する気なのかは謎である

 

 Bは「そういうのいいから!もうお客さんから受けちゃったから!こうして君と話してる時間無駄!とっととやって!」と逆ギレしていた。

 そのメンバはたいそうショックを受けたようで、翌月には職場を去った。

 

 「文章が長すぎて読めない」「文字だとわからいから図で描いて」「来たばかりの新人が見ても分かるように書いて」のみ。

 Aから「いつになったらまともにレビューできるようになるんですか!?」と詰められていたが、結構最後まで改善はなかった。

 

 Bとの社内レビュー10時間近くかかった案件が、顧客担当とのレビューでは10分で終わったこともある。

 

下請けリーダーC

 口を出してくるのはこちらの残業が80時間を超えたときだけ。

 元請けのB同様、こちらの管理には首を突っ込みたくないので

 他所部署リーダーに「増田残業がヤバそうになったら彼に注意して」と残業管理を丸投げしていた。

 もっともその頃にはCとの関係は相当険悪になっていたので、残業関係メールチャット無視していた。

 

 「我々はお客様お金をいただいて勉強させてもらっているんだからそれくらい我慢すべき」といってAを擁護する始末。

 

続く

https://anond.hatelabo.jp/20230623020631

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