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2024-05-26

シイノキ

気が付いたら匂いがしなくなっていた。

確実に老化がすすんでいる。いつの間にか50歳になっていた。

10代の頃、部屋のゴミ箱から放たれる使用済みティッシュのあの強烈な匂いは今はもうしない。

先日、興味本位自分の男の匂いを試しに嗅いでみたときのことだ。





今月初めのGWに、妻と二人、新緑の山のふもとの温泉に出かけた。

こうして二人で元気に旅行ができるのはいつまでだろうか。

青空のもと、山々は一斉に咲いたシイノキの花の淡黄色で見事に彩られていた。

シイノキは5~6月頃に穂状の花を咲かせる。

極相林となったシイノキの開花は圧巻だ。山の色を塗りたての油絵の絵具のように大胆に変えてしまう。

そんな新緑の美しさに気が付いたのは、つい最近のことだ。

どうして今までこの美しさを知らなかったのだろう。風が気持ちいい。

山全体からむせかえるほどの花の香りに圧倒される。

若さ生命力を新緑の山々の空気に感じざるを得ない。

若い頃放っていた青々しい匂いが、つーんと頭の先のほうでよみがえる。

ひょっとすると、だからこそ、新緑の生命力がより強く感じられるのかもしれない。

冷静な言い方をすれば、新緑の美しさのなかに自分自身の老いを鏡のように見つめさせられているのだ。

そういえばシイノキを詠んだ万葉集の歌があったような気がした。

検索したら、こんな歌だった。

家にあれば笥(け)にもる飯(いい)を草まくら旅にしあれば椎の葉にもる

さな椎の葉しかなくとも旅の途中だ、しょうがない、という状況。

状況に応じて満足しなければならないという人生の不変の真実垣間見られる。

検索ついでに目に入った芥川龍之介は、この歌を次のように評していた。

椎の葉の椎の葉たるを歎ずるのは椎の葉の笥たるを主張するよりも確かに尊敬に価している

芥川龍之介 侏儒の言葉より

やれやれ、わかるのだが、ますます年相応の生き方を考えなければいけないと説教された気分だ。

いまよりもっと年を取って、生活ダウンサイジング真剣に考えないといけないときがくるだろう。

いや、とりあえずまだいい。来年また新緑の季節がくれば、また思い出そう。そっとつぶやく

だけれど、5年後、10年後は今よりも喘息がひどくなっていて、新緑の季節にホントにむせてしまって歩けないかもしれない。

2024-05-24

ほう、賢しらとな anond:20240523145654

さかしら【賢しら】

① 利口ぶること。いかにもわかっているというふうに振る舞うこと。また,そのさま。「―を言う」「―をする」「―な顔つき」

② 自分の考えで行動すること。「大君の遣はさなくに―に行きし荒雄ら沖に袖振る」〈万葉集•3860〉

③ 差し出口をきくこと。「―する親ありて,思ひもぞつくとて,この女をほかへ追ひやらむとす」〈伊勢物語•40〉

④ でしゃばる・こと(さま)。「まだ夜は深からものを。葛城の神の―にや」〈狭衣物語•4〉

それは、キミのような者を指す言葉なのではないかな?

昭和笑点ネタなんか知らねーよ。ガキのころの一時期を除いてはほぼ見てないからなw

まったくオリジナルで、笑点ネタ採用されるくらいの「ちょっと面白いコト」考えついたんだから、大したもんだろww

---追記'240527---

はっはっは! まったく言い返せなくて削除涙目敗走したらしいなw 勝利の美酒がうまいww

なつはきぬ

2024-05-14

ホストと頂き女子と頂かれおぢと口悪オバハンと

NHKEテレで「夏井いつきのよみ旅!」という番組をやっている。これは、TVバラエティの口の悪い添削でおなじみ?の俳人夏井いつきと、元ホストホストクラブ経営者ローランドさんがあちこち旅をしながら俳句をなんか色々する番組らしい。番宣しか見てないから、どんな番組説明しようとして急に文章ぼんやりしたが。

なぜ番組を見ないかといえば、どちらの出演者も好きじゃないかなのだが、特にローランドさんが本当にこう、TV出るのかーそれも公共放送教育チャンネルに出すのかー、という思いだ。このいろんなことがあったご時世に。「俺の店では売掛やらないよ」とブログ宣言したことで男を上げたみたいに言う人もいたが、やらない宣言したということは、やってたんじゃん、って思う。まぁ過去のこと言ったところで詮無いんでしょうけど。

ローランドさん個人や彼のやっている店が「悪いホスト(クラブ)」かどうか、ということは私には知る由はないが、ある種の象徴として「TVに出ている元ホスト有名人」だ。

なんだかなー、「社会に許されてんなぁー!」って思う。

歌舞伎町ホスト界隈ではなぜか短歌俳句を作る勢力があって、数年前にバズった「ホスト万葉集」や「アウトロー俳句」と、作品になっているものもあるのだが、ローランドさんは、なんか松本人志の痛いエッセイみたいな感じの本は出しているけど、詩(短歌俳句)はしたためてはいない。のになぜか「俳人と旅する番組」の出演者に収まっている。

まり象徴としてのホスト」としてブッキングされてるんだろうと思うのだが、つまり象徴としてのホスト」は、Eテレ番組持ってる程度には社会に許されてんのなぁ~~。

夏井いつきもせっかくホストを連れて旅に出たいっていうなら、「象徴としてのホストタレント」じゃなくて、アウトロー俳句まわりのホストの人とかを連れて旅をすればいいのに。アウトロー俳句相当いいものなのにな。まぁ夏井いつきホストと旅したがっているわけじゃないとは思うが。

まぁ鮮度の高いホストだと、さすがにTVサイズじゃないんだろうけど、でもなーなんかなー。

頂き女子マニュアルらしきもの流出して、ホストを頂点とした「水商売タコ部屋構造弱肉強食生態系モデル」みたいなものを多くの人が想像しながら、頂き女子罵倒したり(まぁ仕方がない面はあるだって犯罪容疑者もの)、頂き女子にカモられたおぢを馬鹿にしたり(かわいそう)、うっかりキャバクラ行って「頂きそうなキャバ嬢トーク」を目の当たりにしたうっかりしたおっさん馬鹿にしたり(かわいそう)している。

なんていうか、ホストに貢いでた」キャバ嬢や、キャバ嬢に貢いでたおっさんたちは「社会に許されてない~~」という感じであるキャバ嬢は、そして頂かれたおぢたちは、Eテレお金出してもらって旅とかしてない。

まぁ個別にいえばローランドさんは悪いことはしてない(表面上。でも売掛はやってただろう?とやっぱり思う)から当然、許される許されないということではない。

一方で頂き女子容疑者だし、だまされたおぢ達は凄くかわいそうだけど根底には下心があるだろうから100%の同情は生まれにくいというのはあるだろう。でもローランドさんはたぶん売掛さんざんやってたんじゃねーの?と思うんだよな。

まぁ、そうはいいつつ、ローランドさんについてはあんまり知ってることがないから今検索してみたけど、別の源氏名だったけど女を金で見たくないか源氏名を変えたとあって、まぁそういうことなんだろう(売掛さんざんやってたんじゃねーか、というか)

でもその辺は明らかにせず、良い感じにウォッシュしてTV番組に出ていると、いつの間にか社会的に許されてるポジションにいたりする。なんだかね。なんだかなー。

全然話は変わるが、実は、キャバ嬢にハマったおぢを3人ほど知っていて、ハマるところから破滅するところまで身近で観察したことがある。昔の職場にいたのだ。辞めてよかったあの会社笑。

正確に言えば、ハマった3人のうち2人は社会的信用がかなり棄損され、1人はハマりかけてたが「はしかが治った」感じで収まった。

社会的信用の棄損、というのは要するに「妻と別居」「離婚」「左遷」「弁済」である。まぁ今でも元気に暮らしているような話は風の噂で入ってくるが、別居の人は、別居したまま10数年、なぜか離婚せず結構金額の妻子の生活費を振り込みされられ続けているらしい。自業自得とはいえお気の毒である

さて、ハマったおぢ3人に共通しているのは…、と考えて特に外的には大きな共通点がないのだった。

お金はそれなりに(キャバクラ通えるぐらいには)あり、3人とも結婚して子供もいた。未婚だからカモられおぢということではないように思う(まぁ結婚してたって孤独ってこともあるからねぇ)。あと「断れないタイプ」のような弱者男性らしさもなかったと思う。3人のうちの一人は私が別の会社オッサンからセクハラターゲットにされたときに助けてくれた人だったし、別の人は会社宴会や懇親会でも人気のムードメーカーのような明るい人だった。見た目も別にごく普通

でもそんな普通な人でも、ハマる時にはハマっちゃうんだな。

色々ほんと色々あって左遷されることが決まった人に、何でハマっちゃったんですか?と聞いたら「だってあんきれいな子が俺の話で笑ってくれるんだよ!」と言われて、あーダメだこれは…と思った思い出。強いてあげれば3人の共通点は「若くてかわいい女の子がとにかく大好き」なところだったかも。

ハマりかけてたけど治った人は、その職場において三人目だったわけだが、周囲が全力でもう、止めたよね。

医学部に行くお金キャバで稼いでると言っていた、いい子なんだまじめな子なんだよ、親御さんが女が医者になるなんて生意気だと反対していて学費出してくれないって言うんだ」と、割と目が据わった表情で会社忘年会で言われて、同じ卓に座っていた全員が目を合わせて「…第三の被害者が」という感じになった。それはキャバ嬢風俗嬢常套句だよと第二の犠牲者の人が言って、私たちスマホで色々検索したりして「ほら手口なんだよ」とかさんざん皆で説得したけど駄目で、結局2次会の後に、第二の犠牲者の人とそのキャバクラに行ってた。

そして第二の犠牲者の人(離婚済)がそのキャバ嬢にハマって、第三の人は「まんまとハマった第二の人の様子」を見て己を客観視できたらしく、その日でキャバクラ通いをすっぱりやめたみたいだった。

要するに、別に「かわいそうな弱者男性」だけがターゲットなわけでもなく、そして「下心はいろんな危機管理レーダー簡単に狂わせる」んだよね。まぁ気持ち暴走はどうしようもないのかもしれないけどさ。

まぁ、貢ぐおぢは社会的弱者のGiverだ、というのは、当てはまってない被害者結構多いんじゃねーかなとは思うんですよね、だって下心があるからお金貢ぐわけで、別に純粋気持ちお金出してないわけじゃん。ヤラセてもらえるかも、俺は彼女にとって特別から、と思うから貢ぐわけでしょうし。

2024-05-09

万葉集も新古今も過大評価流行語大賞オールタイムベストみたいなもんじゃ

「なにかそういうデータがあるんですか?」

「ぺこーらに告白しようと思ってる」

「5000兆円欲しい」

これらの流行語万葉集和歌になんの違いもない。

背景のストーリーを把握し、イメージを共有し、その上で表現としてしっくり来たことが評価され、バズり、シェイクスピア語録みたいになる。

そういう類の文化だ。

はっきり言って気持ち悪い。


アニメドラマの名台詞ランキングとか、漫画の名シーン投票とか、そういうのも大差がない。

別にそれ自体はいいが、それを過大評価してるのが気持ち悪い。

FLASH黄金時代過大評価してネットが活かした文化最先端だったのだと憤るインターネット老人welcom to undergroundを見せられているようで共感性羞恥すぎる。


よく分からんけどなんか長年評価されているし若造は知らなそうだからこれ褒めてたら人生ベテラン感出るやんみたいはすけべ心の見え隠れがエグいということだよ。

キモいんだよな。

古典過大評価することで自分が偉くなったかのように勘違いするガキっぽい態度の大人


子供ガンダム手塚治虫過大評価してインスタント文化人を気取るノリを大人にされるとキツすぎるわけよ。

2024-04-28

anond:20240428111247

え?

そんなん知らねーし

誰が書いたかなんて知ってるわけねーだろ

俺は

名前書物が一致なんかしてねーんだよ

平安京聖徳太子が作ったとか

万葉集紫式部が作ったとか

古今和歌集与謝野晶子が作ったとかじゃね?

ってしかわかんねーんだよぼけ!

俺に何かいいてえなら俺に教えた学校批判しろくず!

2023-10-02

ちんぽはどこから来てどこへ行くのか

元々は子供のナニを珍宝(めずらしい宝物)に準えて例えたのが起源

 

わかっている範囲では江戸時代平賀源内が書き記した滑稽本である痿陰隠逸伝にて

稚(いとけなき)を指似(しじ)といひ又珍宝と呼、形備りて其名を魔羅と改め、

子供のナニのことを「指似」もしくは「珍宝」と呼んで

大人のナニになったら「魔羅」と呼称を変える

との記載がある

 

なので江戸時代にはすでに子供のナニのことを珍宝と呼んでいたことがわかっている

 

この章では他にも

万葉集に角(つの)の布具礼(ふくれ)と詠めるも、疑ふらくはこの物ならんか。漢にては勢(せい)といひ、またキュウといひ、チョウといひ陰茎といひ玉茎といひ、肉具と呼び、中霊(ちゅうれい)と命(なづ)け、俗話にてはキイハといひ、紅毛(おらんだ)にては呂留(りょる)といふ。

ナニの言い換えを子細に記しており、源内がナニに傾倒していたことが伺える

ジャニーさんも源内と同じようにナニの探究者だったのかもしれない

2023-09-07

万葉集っていい加減、パーソン葉集に改名すべきだと思う

いつまでもマンマン言ってるのは日本くらいだよ

煽るときも「ぱーそーんw」って煽れ

ポリコレ世界基準にそろそろ追いつけ

2023-08-19

貧乏人の中ではクラシック聞いてたら優雅金持ちに聞こえるらしくてすげえびびった

東大出て新卒社会人になり最近研修が終わった

それで上司に連れられて関係会社とか下請け、傘下の企業挨拶に回ってる

それで出先のロビーピアノがあったか適当リスト弾いたらお金持ちのとこの子供になったみたいっていわれてものすごく気持ち悪く感じた

音楽自分にとって別に何のたわいもない空気みたいなものになってたからどうしてこういう感情を持つのだろう?と

こういう人らに万葉集とか読んであげたら同じ意見つのかな?

それとも西洋文化から

親が大企業社長で幼稚舎からエスカレーター東大まで順調に歩んできた

いわば人生で初めて自分格差のある人に触れ合ったて感じたのが気持ち悪さだった

あのとき感情が顔に出ていなければ幸いだ

 

追記

弾いたのは練習曲の一ついわゆるため息というやつ

難易度は高くない 小3でも弾けるレベルの曲

上司のお手洗いを待っているときにそこのビルに入ってるのであろう企業の40前後高齢女性に話しかけられた

別に普通のことを日記したつもりだったのに信じられてなくて、ここの人たちとも格差を感じで残念だな

2023-03-14

クローズアップ現代短歌特集見たんだが

現代語訳の万葉集が売れているとかいうところで

かわい子ちゃんなる表記が出てきたんだが

40代オッサンの俺ですらかわい子ちゃんなんてめっちゃ古い表現だと思うがいいのか?

口に出すのも恥ずかしいぞかわい子ちゃん

忍殺語のつもりでカワイコチャンと言えば言えるけど、言えるか?かわい子ちゃん

2022-12-17

anond:20221216144610


世の中を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば

山上憶良 万葉集

抑圧されたままでいるなよ僕たちは三十一文字で鳥になるのだ

萩原慎一郎 滑走路

2022-11-05

2022今年買ってよかったもの

仕事がら買ってよかったものよりも作ってよかったもののほうがはるかに多いけど。

造形村1/32ホルテンHo229

オークスグリルパン

Fusion360アカウント

ベルリンは晴れているか

同志少女よ敵を撃て

最果てアーケード

ホテルアイリス

夏への扉新版

戦争は女の顔をしていない

民主主義

彼らは世界はなればなれに立っている

石の花

スナイパーの誇り

万葉集原論

キリンの子 鳥居歌集

バッラリーニのちいさなフライパン

砂丘

キリンの子 鳥居歌集

2022-10-11

万葉集が売れてるらしいけど

大伴家持には印税の何割くらい入るんですかねえ

2022-09-08

リニア建設町田に与える影響について

町田市広袴。ここに千年万年歴史のある池がある。万葉集に「よこやま」と詠まれた山々から集められた清廉な水が滾々と湧き出る池である。池には鴨ザリガニアマガエルブラックバス。湧き出た水は真光寺川となりほどなくして東京湾に注がれる。

 

そんな広袴を揺るがす事態が発生している。広袴の地下100mをリニア新幹線が走ることになったのだ。最悪、広袴に湧き出る水が枯れる可能性がある。

 

まあ、あんな池、枯れてもぶっちゃけぜんぜんOKなんですけどね。町田市市民、誰も反対してないし。

2022-07-18

anond:20220718174150

競技かるた百人一首は「ちはやぶる」って読むよな

漫画の方は読んだこともないけど、今気になって映画の予告動画見てみたら「ちはやふる」って発音してた

理由はわからないけど実態はそうらしい

ちな、万葉集の頃から清濁両方ありだったらしいし、なんなら競技かるたも濁らせないほうが正しいと言ってた時代もあるらしい

結局明確な答えはないとかいうはっきりしないオチになってしまったが、おかげで勉強になった

2022-07-16

山上による安倍晋三銃殺事件長屋王呪い・・・

山上憶良の件を調べたら面白い事が分かった

山上憶良と深い関係にあった長屋王藤原四子陰謀死ぬんだけど、藤原四子末裔安倍だった。

しか安倍銃殺された場所長屋王が死んだ場所とほぼ同じ

まり1300年越しの復讐山上徹也によってなされた形になってる

しか長屋王の変に関連して成立してるのが万葉集

長屋王祟りを鎮めるための祭り祇園祭

祇園祭が中止になって万葉集から取られた『令和』に藤原四子末裔安倍山上によって殺されるという

なんかもうこれ長屋王呪いやんみたいなことが起きてる

2022-06-05

anond:20220605024921

「うららか」という語自体は、万葉集の有名な歌「うらうらに照れる春日ひばり上がり心悲しも一人し思えば(大友家持)」にあるように、古くからある和語に由来する。もっとも、古語にある語だからといってそれを名前にするのが適切か否かは別問題

ただ、名前について時代に合っているか否かを考えるのは正直無意味な気もするので(落語寿限無ではないが、そんな議論は昔から果てしなく繰り返されており意味がない)、難読でなく周囲が呼びやす名前であればそれでよいと思う。やれ「子」のつく名前の子は賢いとか、逆にシワシワネームだとかいろいろ言うが、「子」のつく名前女子名前としてメジャーになったのは20世紀も後半の話で伝統というほどの歴史もない話。それがすでに廃れ始めていることを考えれば、今生まれた子が死ぬ頃には、また全然違う常識が「伝統」のような顔をしていることだろう。ただ、自己満足に陥った名前がいただけないのは事実名前は周囲(社会)とのかかわりに関するものなので、周囲に受け入れられにくい名前だと思えば避けた方がよい、という判断はアリ。その意味では、今なら最低限「うらら」でネット検索して、語感や関連するものが何か、他人からどういう風に受け止められるかくらいは調べてから命名するのがよいんではないだろうか。別に、今から命名するって話じゃないんなら関係ない話だけど。

2022-01-27

ネタバレあり)今日読んだBLと、頑張って再読した非BL

しまちゃん家の番事情』(三日ミタ)

あらすじ

 しまちゃん家にはパパが二人いる。能天気マイペースな茜パパと、理性的で優しい葵パパだ。

 そんな二人に愛されすくすくと健やかに育ったしまちゃん。ところが、授業参観の後、パパが二人いてママがいないなんて変だとクラスメートに言われてしまう。

 「変じゃない」と言い返したしまちゃん。だが、しまちゃん自分家族に何の不満もないものの、茜パパと葵パパがどうして結婚したのか、ふと疑問に思ったのだった。

 授業参観の帰り道にパパ二人に疑問を投げかけたしまちゃんに、茜パパが葵パパとの馴初めを語ってくれた。そう、初めての出会いは、葵パパの「秘密基地」で……。

 二人のパパ達のちょっと物騒な青春物語

増田感想

 オメガバース作品オメガバースとはなんぞ? というのは、ググれば私の説明よりもよっぽど解りやすい図解がいくつも出てくるので割愛

 私は普段、ツルツルテカテカな絵柄のビーボーイコミックスってあまり読まないんだけれども、表紙が助平じゃない作品は当たり率が高いという個人的観測により、試し読みを読んだ。そしたらパパ達の過去話の出落ち感が気に入ってしまい、購入してしまったという次第。実際のところ、わりと当たりだった。

 オメガバース設定の作品性質悲惨になりがち……特にΩのほうが。そして悲惨暮らしぶりのΩが理解のある彼くんに出逢って幸せになるというのがよくあるパターンのようだ。

 だが、本作は型破りなストーリーだった。つまり、野性の本能に振り回された挙げ句の不幸展開ではなく、αもΩもそれぞれ本能を抑え着けてお互い相手を気遣って着々と幸せになっていったという、そんな結婚生活の序章話。

 このご時世なんで、なるべくポリティカルコレクトネス配慮したストーリー構成なのだろうか……。BLという時点で男性同性愛者の性的搾取だろけしからんと言われたら終わりだけれども。まあ、Ωが一方的にヤられて不幸になる話よりはストレスなく読めていいと思った。

 茜と葵の若い頃に使っていたガラケーの型からして、彼らは00年代半ばくらいに高校生だった模様。ということは、現在は見た目は若いけど30代半ば。で、娘のしちゃん小学校低学年ぽいので、彼らはガチ計画的人生を歩んできたことがわかる。芸が細かい……。

 とはいえエロシーンはエロい。別にエロエロいのは悪くないけど、個人的あんまりけが派手にトロ顔するのは好きじゃないんで、そこだけは微妙と思った。

 あ、これはネタバレになるけど、彼らはちゃんゴムは着けていたというのが後のページに書かれていて、そんな後出し設定をだされてもなと思いつつ、ページを遡ってみたら、ほ、本当にゴムして致している!? それを修正が入らないように描くだなんて、なんつう芸と配慮の細かさなんだ……。半端ねぇ。

 オメガバース設定はその性質物語のよくあるパターンから、ずっとBL読みから批判され一部から嫌悪されて来たのだけれども、批判される部分を全て排除した作品も出て来るとは……。これもまた業界自主的表現規制のたまものかと思えば、良し悪しだなぁ。そもそも女性向けの作品で今時は古風な嫁入り譚とかが書きづらくなってきたというのも、オメガバース特殊設定が流行った原因の一つだと思うので、オメガバまでクリーンになると行き場のない物語の受け入れ処が更になくなってしまうのでは。


再読『その花の名を知らず』および『左近の桜』シリーズ長野まゆみ


左近の桜』シリーズとは。

 この世ならざる者をホイホイ拾い、しかもまぐわうことで相手成仏させるという特殊スキルを持った若者左近桜蔵(さこんさくら)を主人公とした短編~中編連作集。シリーズは『左近の桜』『咲くや、この花』『さくら、うるわし』『その花の名を知らず』の全部で四作品刊行されている。


『その花の名を知らず』のあらすじ

 大学生の桜蔵は、父方の祖父墓参りに行く為にバスに乗った。そこで彼はまた自分が異界に迷い込んだことを察知し身構えたが、起きたのはなんと交通事故

 そこで物語は四年前、彼が高校に上がる春に遡る。祖父の遺品を祖父の縁者に形見分けをする際、遺品の一つが函だけを遺して中身がないことが判明。桜蔵は無くなった茶碗〈ざくろ〉探しの手伝いをすることになった。桜蔵は〈ざくろ〉の手がかりを求めて、祖父の生家・白鳥家の家系を辿るが……。

増田解説感想

 『さくら、うるわし』までは幻想小説の体だったが、『その花の名を知らず』はそこにミステリー要素が加わる。といっても、殺人など事件が起きて主人公がその解決にのり出すという話ではない。テーマは茶碗〈ざくろ〉の行方探しというよりは、茶碗探しにかこつけて桜蔵と血の繋がりのない父親・柾の系譜を遡り、彼らの因縁を解き明かすことにある。

 そもそも、『左近の桜』シリーズのはじまりは、桜蔵が柾に懐いた疑問、「どうして柾は子どもを持つことにしたのか」なので、今回もまたその謎に、一族系譜を紐解くことで迫ろうということのようだ。

 私はずっとこのシリーズをなんかよくわからん幻想小説と思って読んでいたので、物語ミステリー要素があるということを完全に見逃していた。なんなら、あれだけ頻繁に登場しまくる柾をただの味のある脇役くらいに思っていたりとか……。なんだかなぁ、すごい訳わかんない話だけどなんなのこれ? と。

 ところが、最新作『その花の名を知らず』を読んでみて、既刊とテイストが違いミステリー要素があるのは一体何故なのかと不思議に思い、それから万葉集などの和歌謡曲などの引用があるのが気になった。もしかすると、このシリーズは単なる思いつきとインスピレーションで書かれた幻想小説というより、何らかの大仕掛けが仕込まれた大作なのでは? と思い付いて、シリーズ一作目から全部読み返した。ああ疲れた

 細かいことは全部省くけど、『左近の桜』ワールドには「蛇性」というかつては水神を祀っていた一族……その者達自身が蛇あるいは水神なのかも……と、その伴侶となる「女」の血筋があって、前者が柾の家系後者が桜蔵の血筋のようだ。桜蔵の育った左近家は、何故か「女」の血を継いだ男の子を、養子にするなど何らかの形で代々引き取ってきたらしい。

 「蛇」も桜蔵の血筋(おそらく、『左近の桜』に出てきた「とても長生きな蜃=龍の子ども」というのがこれだ)も長寿だというが、家系図をみれば、柾の先祖にも桜の先祖にも誰も度を超えて長生きした人物はいない。「長寿」というのは、血統が絶えることなく長く続いているという意味なのだろう。

 そもそもタイトルおよび主人公の名が「左近桜」に由来している。左近桜は京都御所にあるとても長い歴史を持った桜だが、すごく長生きな一本の木なのではなく、枯死するごとに新しい桜を植え替えて守り続けて今に至るものだ。『左近の桜』シリーズにおける「長寿」も、そういう意味での長寿なのだと思う。

 まあそういうわけで。桜蔵は「蛇」の伴侶になる「女」で、彼の戸籍上の父親の柾は「蛇」だ。柾は過去に彼の最愛の「女」を亡くした模様。そこで柾は桜蔵を自分のあたらしい「女」にするべく桜蔵を育て、彼が大人の「女」になるのを待っているのか、それとも単に「女」を育てるのが自分の役目と思って育てただけなのかは、『その花の名を知らず』でもまだ不明

 まあ、柾×桜蔵というカップリングが成立するのかどうかってとこだけど、年齢差が20歳以上もあるから、どうなるんだか。

 『その花の―』はストーリーの大部分が桜蔵の子ども時代の話で、柾と桜蔵が親子らしくキャッキャしているシーンが微笑ましくてよかった。それを読まされると、あーこの二人がカップリングになることは無いかもしれんなぁーという気もしてくるけども。



『猫道楽』(長野まゆみ

あらすじ

 「猫飼停」と呼ばれる豪奢な屋敷に棲む兄弟達のもとへ、とある必然によって引き寄せられた男達のなんやかんや。

増田感想

 『左近の桜』シリーズみたいに深い謎があるわけではない、肩の力を抜いて読めるちょっとえっちBL短編連作小説だったー。

 猫シッターアルバイトのつもりがセックスポジション的な意味で猫にされてしま大学生の話から始まったので、猫飼停に住まわされて客を取らされる話かなあと思ったら別にそんな話ではなかった。

 BL要素以上に、猫飼停の和洋折衷の豪華絢爛な内装や調度を想像するのが、とても楽しかった。

 

今回はこれまで。最近BLレビューサイトのくじが当たらないし、長野まゆみ先生新刊待ちでBLに使えるお金が乏しいので、BL日照りだ……。

2021-11-25

日本語の原郷」について、補足説明

「『日本語の原郷』についての論文を読んでみた」(anond:20211121124146)を書いた増田です。思ったより多くの反応があって嬉しいので、調子に乗ってはてブの反応に対して補足説明みたいなのをしてみます

言語学でわからないところを他の学問補正するのはアリ?

そもそも言語学では分かりようがないところを考古学遺伝学の視点から補正したっていうのがあの論文の眼目だと思うので、言語学の面だけ否定しても…

こういう意見がみられましたが、少なくとも考古学遺伝学の成果から言語については何もわからない、ということを強調しておきます

極端な例を挙げると、100年前にアメリカ移住した日本人の子孫で、ご家庭でも英語しか使っていない日系アメリカ人のことを考えましょう。彼もしくは彼女遺伝的には日本列島に遡ることができます(おうちを探すと日本列島由来の品が出てくるかもしれません)。では言語的には? 彼もしくは彼女が話しているのは英語であり、英語というのは印欧語族ゲルマン語派西ゲルマン語群アングロ・フリジア諸語に分類されるイングランド発祥言語であるわけです。どれだけ遡っても日本列島には行き着かない。「この人は遺伝的には日本列島出身なのだから英語起源日本列島にあるんだ!」なんて話はおかしいでしょ?

古代にどのような人口の変動があったのかはわかっていません。移民同化が起きたのかもしれない。婚姻によって遺伝子が混ざりあった可能性もある。その場合遺伝子の伝播と言語の伝播が異なるルートである可能性もあります遺伝子はヒトの移動について詳しく教えてくれるけど言語の移動についてはなんも教えてくれないんですよ。せいぜい傍証になるだけ(「言語学観点からは○○語は××地域あたりが原郷だと思われるが、遺伝学で調べてみたら××地域からの大規模な人の移住があったっぽいので、このとき言語も広まったんだと思われる」みたいな)。

ニュースになるのは仕方ない

と言うことで、こんな与太話、なんで毎日新聞記事にしたの?と周りの研究者が頭をかけている、と言う話なのかしら。

様々な仮説があるのはいいけど、定説化とか定説エビデンスによって覆されたとか以外はニュースバリュー無いと思うんだが、なぜ報道されたのか。

いやー、Natureマックスプランク研究所研究者が載せた日本に関する斬新な論説をニュースにするな、という方が無茶じゃないでしょうか……

正直、これメディアを責められないと思うんですよね。実は著者のロベーツさん、去年オックスフォード大学出版からオックスフォードトランスユーラシア語族ガイドブック』なんて本を出してるんですよ(Robbeets and Savelyev 2020)。天下のオックスフォードUPから『~語族ガイドブック』なんて出てたらその語族実在は学界の定説になってるって勘違いちゃうのも当然っていうか……これ、今回は日琉語だから気づけたけど、パプアニューギニア言語とかでやられたら引っかからない自信ないです。

なおその『ガイドブック』には辛辣書評が出てます(Vovin 2021)。掻い摘んで批判の内容を紹介すると、「分析されてるのが現代語ばっかりやんけ」「系統関係があるって言うなら明確な対照表を示してみろや」「中期朝鮮語の再建がおかしいけどちゃん韓国語の先行研究読んどるんか?」「“leading international scholars”が書いたガイドブックって謳ってるけど著者のうち6人は院生じゃねーか」みたいな感じです。さらには、

We move now from the bad quality of research to the realm of science fiction in Table 39.1 that is supposed to present core Koro-Japonic etymologies. But there is at least one mistake and/or data fabrication on every line. (Vovin 2021: 126)

なんて書かれてます。怖ぁ~……おしっこちびっちゃう……

大野晋トンデモです

大野晋先生が生き返ってあと数十年研究してくれんかな

これは元増田でも書きましたが、大野晋は、少なくとも日本語起源という点については完全にトンデモです

タミル語はドラヴィダ語族というインド南部語族に属する言語ですが、大野は「日琉語族とドラヴィダ語族はより大きな語族内包される」というありえそうな穏健な主張ではなく「日本語起源タミル語である」という主張をしていますしかし「なぜドラヴィダ語族全体ではなくタミル語比較するのか」「ドラヴィダ語史がまったく考慮されていない」「語義の解釈おかしい」「サンスクリット語から借用語に気づいていない」などのツッコミに対して有効反論ができていない上、ツッコミを受けた箇所をしれっと書き換えたりツッコミを入れた人たちに人格攻撃を加えたりしています長田 1998;児玉 1996;山下 1996; 1998)。やり口がもうきちんとした学者のそれではありません。

大野語源論が誤っている一例として、amarar「不死なる者」という単語について挙げておきます大野はこれを日本語「あま」と関連付けて「天上界の人」の意だと解釈するのですが、これはサンスクリット語amara「不死の」から借用語です。これはさらにa-maraと分解でき、a-は否定接頭辞、そしてmaraの語根mr英語murderやmortalとも関連しています(つまり印欧祖語に遡る語ということであり、どう考えてもタミル語起源単語ではない)(山下 1996: 204–205)。

八丈語系統位置について

日本祖語から琉球語、もう片方の枝が本土語と八丈島語に分かれた系統図を覚えてたんだが、あれからずいぶん研究が進んでるんだなあ。/20年前に既にずいぶん版を重ねた本で得た知識から当然か…。

五十嵐2021)の説は発表されたばかりなので「定説」といえるほどではないですが、きちんとした分岐学手法に基づいて系統解析してるんで個人的には信用してます

で、従来説における八丈語位置づけですが、正確には、上代東国語の唯一の生き残りが八丈語というものです。つまり、「本土日本語派」がまず上代日本語(OJ、奈良など当時の首都で使われていた言語)と上代東国語(『万葉集』の東歌と防人歌に痕跡が残る)に分かれ、後者八丈島(&青ヶ島)以外では滅んだ(=上代日本語同化された)ため、現代では八丈語日本語対立するひとつの語派を形作っているということです。

系統樹にするとこんな感じ(樹形図をどう書けばいいのかわからないんでとりあえず「うんこするの?」の樹形図からコピってきたんですが、見づらかったらすみません)。

日本祖語 ─┬─ 上代日本語現代日本語

        │

        ├─ 上代東国語→絶滅

               │

               └─ 上代東国語の八丈島方言八丈語

この樹形図から絶滅した言語を取っ払って現代にのみ注目するとこうなります

日本語派 ─┬─ 本土日本語

      │

       ├─八丈語

それに対して、五十嵐2021)は、上代東国語は滅びたわけではなく、表面上は関西からの影響を受け続けたものの、現代関東東北地方方言として生き延びていると主張しています。つまりこういうことです。

日本祖語 ─┬─ 上代日本語関西の諸方言

        │

        ├─ 上代東国語→関東東北の諸方言

               │

               └─ 上代東国語の八丈島方言八丈語

八丈語が際立って特殊に見えるのは、この言語が失われた東国語の唯一の生き残りだからではなく、他の東国語の末裔茨城弁とか)と比べて中央からの影響が少なかったため東国語の特徴が保たれたおかげだ、とするのが五十嵐説です。

要するに、「東国語は滅んだ(=東国話者が完全に同化された)」のか(従来説)、それとも「東国語は生き残っている(=東国話者中央からの影響を受けたけど完全に同化されはしなかった)」のか(五十嵐説)、という違いです。個人的には後者妥当じゃないかなーと思うんですが、どうでしょうか(だってそんな大々的な言語置き換えはどうやって起きたの? ってなりません?)。

なお、五十嵐2021)だけでなく、元増田でも言及したローレンス(2013)も、八丈語には他の東日本の諸方言と共有される要素が見つかり、それは西日本の諸方言には見られず、したがって八丈語東日本の諸方言の内に位置づけられる(=八丈語本土日本語対立する系統であるとする旧来説は誤り)と主張しています

味噌」の語源朝鮮語

日本語に興味のある&研究手法を学んだ”素人には、この論文言語部分はとても怪しい。増田の指摘以外に日本語の粟を他言語大麦の借用としたり、味噌(未醤)を漢語ではなく朝鮮祖語からの借用にしたりしてる。

実は増田もそれを見たとき「えっ……?」って思ったんですが、否定できるほどの根拠を持ってないので書きませんでした。確かに先行研究では意外な言葉朝鮮語から借用語だとされてることがありしょっちゅう驚いているので(たとえば「つち」とか)、「味噌」が朝鮮祖語からの借用というのをありえないと即断することはできないんですが……。

いちおうここで論文の内容を紹介しておくと、『鶏林類事』に[mitsu]という語があって、そこから朝鮮祖語*micuを導き、平城京木簡みえる「末醤」から上代日本語の*misoあるいは*misəを再建し、それは朝鮮祖語*micoもしくはその交替形*micʌからの借用である、という議論になってます。これだけじゃ門外漢増田には当否がわからんのですが国語学的にはどうなんです?

なお、該当箇所に、

...This fragment preserves the following inscription: 御末醤一石二斗, i.e. HON-“bean paste” reads as miso. The Wamyoshō, a Chinese to Middle Japanese dictionary compiled in the mid Heian period has the same kanji (末醤) glossed as miso (美蘇)...

とあるのですが、「一石二斗」の部分いらなくね? とか、転写するならWamyōshōじゃね? とかはケアレスミス範疇だろうから突っ込まない方がいいのかな……

やはり女王は強かった

マイルCSグランアレグリアが有終の美を飾ってくれて最高でしたね……あとはコントレイルジャパンCで有終の美を飾ってくれれば……実はまだ「三冠馬が勝つ」ところを見たことがないので、一度は見ときたいなぁと(にわかですいません)。

「この分野は素人なのですが」

本当に素人なんだけど何でみんな信じてくれないんです……?

参考文献

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