2024-09-14

自意識を拗らせた田舎女の末路

幼馴染の女と久しぶりに会った時の話を聞いてほしい。

自分もその女も北陸のクソど田舎出身で、2歳の時から知っている。

そいつはいわゆる名家出身で、クソど田舎のクソでかい家に住んでいて、よく自分を呼んでご馳走してくれたりもした。家族はみんなクソど田舎にしては品の良い感じで、多分地主からお金はあったんだと思う。

そんなんだからクソど田舎にあっても、そいつはクソど田舎にしては垢抜けた感じもあって、思い返してみると、ちょっと気取っていてクソど田舎における特権意識みたいなものが透けて、ちょっと嫌なやつだったかもしれないけど、子供からよくわからず遊んでいた。

高校卒業してから互いに都内大学に進学したが、彼女女子大でとっつきにくかったし、互いの近況などはSNSで把握はしていたが、会うことは一度もなかった。

自分それから紆余曲折を経て大学中退し、いくつか東京の零細プロダクションカメラマンの真似事のようなことをしていたが、数年でそんな暮らし限界を感じて、今はクソど田舎に出戻り、実家寄生しながら地元で働いている。

前置きが長くなったが、先日の盆に彼女地元に帰るというので高校卒業以来久しぶりに会ったのだが、何一つ面白い話が無かった上にちょくちょくイラッとしてなんとも言えないモヤモヤを抱えることとなったので、その気持ちを吐き出すために書いている。

彼女の話をかいつまんで話すと

女子大では文学部フランス語科を専攻していた

卒論テーマジェンダー

大学卒業後、どういうわけか表参道花屋就職

・今は派遣建設会社で働いている

・その理由が将来ラグジュアリーホテル設計をやるために建築士資格を取りたいのだと

高校時代勉強してこなかったが、本当は医者になりたかったらしい。

・その反動で今はめっちゃ頑張って努力しているらしい

・でも宅建は3点足りずに落ちた

ブランド志向田舎出身の同僚たちを見下している

恋愛は長続きせず、最長5ヶ月くらい

・でも男には困っていないらしい

・直近は医者と付き合った。でもすぐに振られた。でもすぐに次は見つかったらしい

その他色々と香ばしい話ががあったような気がするが、総じてクソど田舎で培った特権意識をそのまま東京に持ち込んだが、現実とのギャップを埋められないまま、ブランド品と男の力で自意識肥大化させ続けている感じがモロに伝わってきて痛々しかった。

努力しているとは言っていたが、おそらく努力している気分に酔っているだけで実際のところそんなにしていない気がする。建築士も無理だと思う。てか本気でラグジュアリーホテル設計やりたかったら、いま中途半端派遣で働いている場合じゃないと思う。

今は若いというだけで医者から遊んでもらえることもあるだろうけど、この先こいつは本当にこのままで大丈夫なのかと思ってしまった。現実と折り合いをつけられずに自意識肥大化させ続けた結果、この先こいつが着陸できる場所はあるんだろうか。

東京限界がきてクソど田舎に戻ったとて、もはや肥大化した自意識特権意識は動かし難い。地元から相手にされず、婚期を逃し、厄介ババアとして疎まれながら余生を過ごすのだろうか。あるいは東京宗教とかネットワークビジネスかに絡め取られて東京の沼に沈んでいくんだろか、と。

つの間にか遠くに行ってしまった幼馴染を救う方法があったら教えてほしい。

自分はその場で引き攣った微妙な笑いを浮かべることしかできなかった。

  • 私の地元の友だちも東京に出て性格が変わったわ 下らないマウントや「俺、頑張ってる」アピールが酷くて中身は空っぽのままだった 東京の競争社会では「私努力してる」という自意識...

    • 東京の競争社会なんてあるかな 特別な才能のない地方出身者は地方出身者用のコミュニティにしか属せず そもそも競争にも参加できない 競争に参加できるだけですでに特権者だな

      • そもそも才能のある人はネットで既に評価得て案件も貰えるから東京に出る必要すらない 東京ドリームという昭和平成の夢の残響に騙されて自我を保つ為に「私は頑張ってる」を自己暗...

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