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2022-11-23

君の名は。」「天気の子」への返歌としての「すずめの戸締まり

ネタバレあり】

過去の重さ』と『大人子ども』について

過去の重み

君の名は。」はタイムリープすることで、過去を「変える」物語である主人公の瀧は、過去の少しずつ忘れられはじめた悲劇追体験し、不思議な力によって惨劇回避する。その点において「すずめの戸締まり」では、誰も過去を変えることはできないということが明示される。常世過去現在も混在する世界であるし、主人公のすずめは物語の終盤で過去自分出会う。しかしそれは過去を改変することにつながるわけではないし、亡くなった母親常世で再会できるようなことがあるわけでもない。死者は死者である


「天気の子」における帆高の選択は、「すずめの戸締まり」のすずめとは真逆である世界なんかより君が大事だと叫び銃をぶっ放して走る帆高に対し、「すずめの戸締まり」ですずめは大震災愛する人を天秤にかけるという選択を迫られ、愛する人を選べなかった。それにはすずめの過去震災被害経験が重くのしかかっている。「天気の子」では帆高の過去意図的に透明化されているし、帆高と東京とのつながりはどうにも希薄である


翻って考えてみて、「君の名は。」の過去改変も、「天気の子」で世界よりも君を選ぶのも、エゴイスティック世界を改変する行為である。「すずめの戸締まり」では人知れず災害を防ぎ、薄氷の上にある世界を昨日と変わらず続ける選択を行う。「大事仕事は、人からは見えないほうがいいんだ」と草太は言う。世界微妙な均衡の上に成り立っており、それはいつすべてが灰燼に帰してもおかしくない。



過去の2作品と今作の対比で際立つのは、過去の果てしない重みである過去は変えられない。過去ははてしなく重くのしかかってくる。人にとっても社会にとっても。忘却するわけではない。でもどこかで区切りをつけて前に進まなければいけない。そのための儀式が戸締まり。鎮める。そうしてまた行ってきます

大人子ども

大人論理子ども純粋さ」という対立軸日本アニメ漫画文化普遍的テーマである。「君の名は。」では三葉の父親を説得するという小さな対決イベントはあるが、メインテーマに絡んでくるわけではない。祖母組紐伝統を三葉に受け継ぎ、導く役割を担うが、どちらかと言うと舞台装置として機能している。


「天気の子」では鮮明に「大人論理子ども純粋さ」が対立軸として描かれるが、対立解決落とし前をつけるというより、主人公たちがぶっちぎったような形で終わる。また登場する大人は、誰も主人公たちに対して大人としての役割を果たさない。須賀は大人のズルさを持ちつつも精神的には未熟でもある。子どもたかり、ほぼ無給でこき使い、保身のために投げだす。リーゼント刑事も少し思うところはありそうだったが、帆高の未熟さに毒づき、押しのけられるだけである象徴なのは須賀の義母である相手と会話しているようで、自分の中ですべて完結している。自分価値観から一歩も外にでることはない。大人たちが大人として子どもに向き合わず、与えられた仕事役割をこなすだけ(と描写される)のがある意味現代的ではある。


一方「すずめの戸締まり」では、環との葛藤和解が大きなストーリーライン構成する。物語のオモテ面が災害を防ぐため各地をめぐる旅だとすれば、ウラ面は過干渉な叔母から実家への逃避行である。環も、神戸出会シングルマザーのルミも、完璧とは程遠い人物である。環はすずめを引き取ったことで失ったものを未だに悩み、無理をして母親像を演じ裏切られると怒りを爆発させる。ルミはヒッチハイクしてきた高校生ベビーシッターをさせて、更に深夜までスナックで手伝わせる。そんな大人だが、二人とも真摯にすずめに向き合う。草太の祖父は、自分の孫が要石にされた状況で、その事態引き起こし当人に対して「これで良かった。すべてを忘れて帰りなさい」と声をかける。

もともと新海誠キャラクターの背景や生活史をほとんど深く描かない表現者だった。ほしのこえ、雲の向こう、秒速。ほとんど若者しか登場せず、「どの作品主人公ヒロインは一緒」と言われることすらあった。心理描写を最低限に、抒情的に美しい風景に仮託して表現し、視聴者勝手自分と重ねられるようにする。それを極限まで純化ささせた作家性だった。それがこのような作品を作るまでになるとは夢想もしていなかった。過去作品を糧にしつつ、全く新しい作家性を手に入れ、見事に作品に落とし込んだ。「新海誠最高傑作」との宣伝文句伊達ではないと思う。集大成であるし、ここまで来た新海誠が次に何を作るのかが今から楽しみである


小ネタ

・すずめとは「鎮め(地鎮)」であり、「ミミズを食べるもの」でもある

・すずめの瞳にミミズが反射して赤いハイライトが差すのが「すずめにしか見えていない」ことと、揺れがおきるたびにミミズを探してしまうすずめの恐怖をうまく描写していた

・冒頭の朝ごはんがやけに気合入っててこんな朝ごはん普通つくれねーよと思ったら伏線だった

椅子が三本足なのは「三本足でも立って歩いていける」ということ

・昔の閉じ師の本の表紙が「Agarta」(スペル違うかも)と書かれていた(星を追う子ども異世界

2022-11-20

現代人間って破綻してるよね?

子供作る理由希薄になりすぎてる

これ絶滅するだろマジで

2022-11-19

おめーら自分語りしすぎやろ

それを匿名不特定多数に伝えて何の意味が…?

コミュニケーション希薄化ってヤツなんかね~?

2022-11-18

https://anond.hatelabo.jp/20221118143358

2020/2/14

MSワラント発行、377万株分、下限行使価額は289円、直前VWAP90%に修正

希薄10.4%

当時、この情報までは知らないっぽいね

2022-11-16

いま自分は新しい一歩を踏み出して新しい世界に踏み入れることを恐れているのでは

自分上京する前は田舎でロクな娯楽もなく周りの人間バカだらけなので意思疎通を拒んできた

テレビネットにのめり込んできた

でも今は上京してリアル楽しい

それと引き換えにネット全然楽しくない

でも上京して半年しか経っておらず友達もまだ少ないし人間関係も希薄

思い切って他人と関わって生きていかなければならないのだと

自分のやりたいことや関わりたい人間が決まりきらないしどうしていいかからないけどそれでも前に進むしか無い

2022-11-13

1人を楽しむが突然の孤独感や孤独死が怖い

気づけば30代後半。

学生の頃の友だちや社会人になってからの友だちは、自然消滅トラブルほとんどいない。

そもそも小学生の頃からいじめあいほとんどいない。

今、付き合いの深くない遊ぶ人は何人かいるが、いつ消滅してもおかしくない。

親や親戚との関係希薄

1人を楽しむのが楽で良いだろう。何か打ち込めるものが見つかれば良いだろうと思うが巡りあえていない。

仕事は、社会人3年目でうつ病が発覚、その後、

転職何回かを繰り返したが幸い正社員でそこそこの金額をもらえ、ただご飯を食べ、ゲーム漫画を読む日々。多分楽しいと感じている。

家庭を持っている人や子供を見ると、突然謎の孤独感が襲ってくることがある。

生きるのはしんどいが、勇気もなく、漫画の続きが見たい位で生きている。

本当の望みは結婚もしたいが、ここ4年位相手にも出会っていない。マッチングアプリをするも世の基準からすると年齢も見た目も底辺&結婚式も呼べるほど人がいない。

どう過ごしてきたか自業自得だが、このまま進むと待っているのは孤独死。孤独死は怖い。

自分けがしんどいわけではないがみんなどう考えて生きているの?

すずめの戸締まり細田守監督にないもの全部詰まってた※ネタバレ注意

細田守監督の“竜とそばかすの姫”で何それって思った大人の子供への悪い意味での無関心、関係性の希薄さ、大人としての責任放棄

そう言ったところ全部当たり前にあってくれて良かった

日本アニメーション映画死んでなかった

どっちも田舎少女が1人で田舎を飛び出して東京やら都会へ行ったりするんだけど、「信じてる」とか言って何もしないでむしろ「行ってこい」みたいな訳のわからない展開に「はあ?」ってなった“竜とそばかすの姫”

新海誠監督の“すずめの戸締まり”では仕事休んででも子供追って出向いて、何も言わない子供に訳がわからなくても心配して付いてきて、挙句言ってはいけないことまで言ってしまって喧嘩もするけどそこは上手くファンタジーフォローもしてて後の仲直りも描けてて、作り方さすが上手いなあと思った

なぜ細田守監督が近年巨匠みたいな扱いの一角になってきてるのか全くわからないんだけど、こう言う人間らしい関係ちゃんと描けないの本当ダメでしょ

今日“すずめの戸締まり”観てきて、なんかそう言うとこでも救われました

ありがとう海監

2022-11-03

高速道路の速度超過について、チェックイン時間とチェックアウト時間から平均速度を割り出して取り締まればいいのではないのですか?

警察が、あえて違反させながら取り締まることでポイントを稼ぎたい、という以外にはそれをしない理由がわかりません。

速度超過発生抑制に対する圧倒的な効果を考えればシステム改修のコストが高すぎるということはないと思いますドライバーが早く着きすぎて手前で停まって待つようなケースは初期には起こりうると思いますが、法定速度内で走って目的地にたどり着く以上のメリット希薄なためそれをする理由がないのでごく初期のみに限られると思います

この方式なら、感度はそれほど高くないにしても速度超過検出に対する特異度は100%担保できるはずですし、かなりの量の速度超過発生を抑制できるはずです。

anond:20221102194637

何事も調整してじっくり進めるつもりだとしたら、「国葬」と称する謎イベントの開催決定速度と「消費税減税はしない」の断言ぶりはどうなんだと思わざるを得ない

あらゆる可能性を排除せず検討する言うくせに、なぜかこの2つは決まったこと扱い

法的根拠希薄すぎるお別れ会に国費を投入しないで欲しかったし、不景気下に減税しない政府存在意義はない

2022-11-01

オタク時事ネタ言及した時点で負けになる

今のネットではオタクオタク界隈とあん関係ない時事ネタばかりに言及している光景をよく見かける。しかしむやみに言及しているところを見ると、それはオタクとしてのアイデンティティ希薄なのではないかと思う。なぜかというとオタク本来自分の好きなものを追いかける存在からだ。時事ネタばかりに言及するのは好きなものを追いかけるというオタクとしてのアイデンティティがないから、ダサい言及せず、自分の好きなものを追いかけるのがかっこいい。これは自分感想である。だから自分オタクだという身分を明かした上で時事ネタ言及するのは負けだと思う。

2022-10-28

CoCo債が株式に転換された訳やね

投資銀行部門は閉鎖されるのかな

英国債関連で大きなポジあったんだろうね

あー、まだ増資分だけの希薄化なのかも

2022-10-25

anond:20221025183624

結果として自民党政権韓国に融和的な外交方針を打ち出せなくなってしまってるよね

徴用訴訟問題とか慰安婦問題とか現状ですら自民党政権韓国に対して完全に塩対応なのに、問題なさそうな部分の交渉でさえも「統一教会の指図か」と疑われて、方針転換もできなくなってしまってる

個人統一教会潰しも日韓関係希薄化も歓迎だけど、自民党叩いてる人たちはそれでいいのかなと思う

2022-10-23

賃貸セカンドハウスを借りて二拠点生活を始めてみた

2022年の夏から賃貸セカンドハウスを借りてで二拠点生活を始めてみた。

始めた理由は、自宅の一部屋がコレクションで満杯になっているので、荷物を置く倉庫と別荘を兼ねたセカンドハウスが欲しかたからなんですが…

属性独身男性 中小企業勤務 テレワーク無し 自家用車無し

セカンドハウススペック
セカンドハウスの過ごし方
セカンドハウスを借りてみた感想、その他
総評

以上、結婚をせずに趣味に生きる独身男性から情報でした。

2022-10-21

ただの性格の悪さ・根性の悪さを発達障害に逃げ込むのはもうやめにしてくれないか

貴様クズのいう「定型」も別にグラデーションないわけじゃないのよ。

クズはすぐ「グラデーション」と自分たち多様性、幅の広がりだけを喧伝するけどさ。

なんかしんどいわ。

定型ならフォローして当然だろ、定型負担感は俺らの生活の苦しさの万倍希薄なんだからよ」

って思われながら(そんなことすら思ってないか発達障害から)ケツ拭いて回るの。

anond:20221021084631

男は女を無条件で肯定して生活を支える覚悟結婚するけど

ネット発達障害男性は「女が一方的に俺を無条件肯定して生活を支えてくれるもの」って認識になってるわけで…

んで自分も女に何かしなければならないって意識希薄で、「女が無条件に以下略してくれないから女はクソ」と女を攻撃しまくってる

男は女を幸せにしようと思って結婚するけど女は自分幸せになるために結婚するもんな

真逆だよ

ネット発達障害男性自分幸せだけで女の幸せは考えていない

そういう所が発達障害なんだろうが

(でも女性発達障害者だとあんまそういう主張してるの目立たないんだよな、あの性差は謎)

2022-10-20

発達障害って人によって発達障害に嫌われるか好かれるか極端だよね

周りの関係図を見てもADSとかADHDとかとも違うもっと固有の部分で嫌われるかどうか決まってる気がする。

大まかに

責任感がない(履き違えている)

・本人の前で無意味悪口を言う

 →発言の内容を他人がどう受け取るか想像する意識希薄

自分は頑張っているんだ感を出したがる

他人配慮依存していることへの自覚が薄い

職業的な専門技能レベルが低い上に訓練を怠っている

他人技術知識を分け与えたたがらず自己中心的

自分権利を主張しがちな割に他人権利無頓着

清潔感が薄い

・(物理的な意味で)清潔じゃない

・フェアであることを目指さな

弱者マウントを取りたがる

・不満を撒き散らす割には自己主張に乏しく人に相談をしない

うーん。

ただの嫌な奴だろって感じだな。

もしかして今まで嫌われていた発達障害も単に障害抜きにしても嫌な奴だっただけか?

なんとなく発達障害のある人の方が他人を心底嫌ったときの容赦の無さが強いようには感じるからそれで何かを勘違いしたのかな?

2022-10-19

物語と『公助

ジャンルにもよるけど一般的物語は「主人公能動的に動くことで物事を良い方向に変えていこうとする」って流れが基本構成になるから、どうしても『自助』か、せいぜい仲間内での『共助』で問題解決していくことになって、『公助』が希薄になりがちなんだよな。

社会がなんでもかんでも問題解決してくれたら、主人公が越えるべき高く分厚い壁がなくなっちゃうし。

物語で描かれる社会福祉の弱いネオリベ社会になるのは、その辺りの都合による必然

2022-10-18

ジャンプ漫画倫理観はそんなもん

anond:20221009215045

別にそんなのワールドトリガーに限った話じゃねえよ。

例えば前にnoteフェミから叩かれてた「ぼくたちは勉強ができない」って漫画あるけどあれだってほぼほぼ現実世界っぽいのに冷静になるとめちゃくちゃだからな。

フェミが叩いてたやつ

令和になってもスカートめくりをするジャンプ漫画はあるのだ

https://note.com/siotamari/n/n37a081298024

勉強テーマ漫画から教育関係のことだけ箇条書きにするけど

公立高校校長特別VIP推薦とかい大学学費免除する制度を餌にして、生活保護レベル貧乏主人公に同学年の生徒の家庭教師のようなことをさせる。

・その後特別VIP推薦を蹴って希望学部を目指す主人公教師奨学金などのアドバイスを一切しない。

主人公特別VIP推薦を使わず大学に進むことを知った母親が、亡くなった父親遺産を使っていいから好きな大学に進むようにと諭す。(なおその場に教師も同席している。さすがに奨学金のこと説明しないのは不自然だろ)

センター試験当日に骨折した主人公に追試験を受けさせず、当日にそのまま試験を受けさせる。

なんというか教育関係の救済制度が驚くほど希薄で、全体的に貧乏人は爪に火を灯すような苦労をしないと目指す進路には行けない、社会はお前を助けないって思想通底してるんだよね。

貧困家庭の子供がこれ見たら自分大学行けないなって絶望するだろ。

ネオリベ思想子供の頃から受け入れさせようとしているとしか思えん。いやネオリベもここまではやらないかもしれんけど。

ここまで貧乏人に冷淡な癖に最終回では、自分のやりたいことも見つかっていない劣等感まみれの高3の秋の主人公に、俺たちの未来無限にあるとか前向きに言わせるからな。奨学金もなさそうな世界貧困家庭自分の夢も持ってない高校3年生にこれ言わせるの残酷すぎるでしょ。

作者は比較するまでもなく裕福な家庭に生まれたっぽいからその辺の機微がわからないのかもわからんが、漫画からってその辺のエクスキューズはどうにかしておけよと思うわ。

例えば五等分の花嫁は同じ貧乏人の主人公だけど、超絶金持ちヒロイン家庭教師で日当2万5千円とかい給料もらってるから学費くらい余裕で稼いだんだろうなとか、全国3位の学力なら給付型奨学金貰ってるんだろうなって想像つくんだけどさ。(学費周りの話が描かれてないか想像だけど、下手に描くよりはむしろ想像に委ねられる分ずっとマシ)

まあ要はジャンプ漫画倫理観なんてどれもそんなもんなんだからあんまり深く気にせず楽しもうぜ。

の子かわいい~とかこの子カッコいい~とかそんなレベルで深く考えずに楽しむのがちょうどいいよ。

2022-10-16

よさそうな自殺方法

数ヶ月〜数年単位で準備する

まずはほとんど全ての人間と少しずつ疎遠になる

連絡頻度を落としていけば周りから存在を忘れ去られる

もちろん各種SNSも少しずつ更新頻度を落とす

人間というものは忘れやすい生き物なので、少しずつ存在感を消していけば心配する人もいなくなる

決行するとき身分証明するものは全て置いていく

少しの現金だけ持っていって電車適当な遠い場所に行く

そしてできる限り発見が遅れるような方法でしぬ

(例 海に飛び込むとか)

そしたらうまくいけば行方不明扱いになれるかも

周りの人間関係を希薄にさせることで、知り合いに気づかれるまでの時間を稼ぐ

死体が見つかっても身元不明なので耐えそう

親族迷惑をかけずに済めるかもしれない

懸念点は警察 国家権力が動く事態になったらバレそう いかにして事件性がないと思わせられるかが勝負

2022-10-11

恥ずかしがってる女の子に興奮するから日本人に生まれてよかった

アメリカ欧州韓国中国、その他各国、

「恥ずかしい」が希薄なんだよな

しろ「見て!ほら、こういうの好きなんでしょ」アピールをする。

照れがないんだよ。

そーいうのは全く興奮しない。

から日本人に生まれて良かったってつくづく思うよ。

2022-10-10

親戚づきあい希薄すぎるらしい

からすれば俺の親戚づきあいというか友達を含む交友関係はかなり希薄だという

同級生10年どころではなく会っていない。というか結婚式葬式に呼ばれたことすらないし年賀状も皆無

友達ゲーム仲間ならいるけど友達ってなんだろう

親戚→名字程度は知っているがもちろん連絡先は知らない

基本的年賀状保険の人程度しかこ10年もらっていない

そういえば元職場の同僚の人が唯一友達と呼べるかもしれないが、逆に言えばその人くらいしか話す人はいない

この年になると結婚式場合によっては葬式の頻度が上がるんだろうけど、2年くらい前の従兄弟葬式以外に参列したことがない

というか同窓会とかって本当に存在するんだろうか?

極めつけは親戚なんだが、母親の妹が実家の近所に住んでいるがその人が姉か妹かを知ったのはごく最近

他の親戚に関しても中学時代に少しだけ交流があった程度で誰と誰がどういう関係なのかという相関図はまるでわかっていない

下の名前は2人くらいは言えるがその他は名字が精一杯

顔なんて殆どからない

まじで母親葬式ときには「あんた誰?」状態だったね

たぶんだけど、俺の家族ごとハブられていた可能性がある

母親ちょっとあれなせいで親戚一同からかなり避けられていたからな

年賀状を書く風習もないし季節ごとの贈り物や冠婚葬祭とも無縁な生活を送ってきたけど、嫁からすれば親戚の名前もまともに言えないことに驚愕された

愛と疑似人格の複製について

古代ギリシャ的な素朴な議論になってしまうかもしれないが、人間が他の人間認識する時には、『自分と似ている部分』を共通項にすることで、認識が上手くいくようにしている。

単純な話、自分と全く違う人格を持っていたり、自分と全く違う経験をしている人間のことを理解することはできないけれど、自分と似ている部分を持っている人間や似たような経験したことのある人間はより理解やすいということである。本当に単純な話だ。

このようにして、人間他者理解する。ある意味自分の一部分を他者擬態させて、記憶するのである自分の中に他者の疑似人格構成していると言っても差し支えないだろう。


ある意味、この疑似人格は、作成した当初は、自己人格アレンジしつつ複製したものと言ってもいいので、完全な他者ではない。

とは言え、その他者自分の中に複製した他者ではなく、現実にいるオリジナル他者)を認識し続けることで、その疑似人格としての他者は変化を続ける。現実の、オリジナル他者について認識を続けていく中で、この疑似人格が当初の認識から変様を続けていくのである

このように認識が変化すると、どうなるのか。

自己が『延長』されるのである

まり、当初自身人格の疑似複製でしかなかった他者が変化し成長することで、自己の複製としての他者人格が変化し、それによって自己自身さえもが変化していくのである自身他者との共通項を基に形作られた疑似人格が変化することで、共通項を基点として自分自身人格が変化し、時に新たな属性を手に入れることになる。つまり自己が『延長』されることになるのである


そんな風に、誰か自分共通項を持った他者に関する認識が、その他者との交流を通じて変化し、新たな属性を身につけ、その新たな属性によって自己のものに変化が及ぼされる過程――そのような仮定を、人は愛と言っていいのではないかとか、そんなことを思うのである


そんな感じ。

この話のポイントは、このような自己の『延長』は、そもそも自分共通項のある他者(を基に作り上げた疑似人格)を媒介にしてでしか成立し得ないということである。人は時に、自分と全く異なる人間に対して、愛着に似た感情を抱くことがある。これは、ある種環境に堪えうるための多様性を人が獲得しようとして生じる現象なのではないか個人的には思っている。とは言え、このような愛着は、自己を延長させうる愛にはなり得ないと個人的には思っている。何せ、共通項が希薄人間に関しては、自己を延長させ得るような疑似人格構成することが難しいのだから


最後に、日本古典随筆から一言引用して結びにしたい。

『人はいつの時代も、自分の知らないものばかりを好きになる』(徒然草 第八十段

2022-10-08

anond:20221007200930

婚姻とは贈与だからで、グループ内の贈与では社会経済が回らないから、社会はそれをよしとしない。インセストタブー本質はそこにある。

金銭けが経済ではなく、人と人とのつながり、人脈も財なのだ。だから、他の氏族グループに属するもの同士の婚姻は、それに伴う人脈を飛躍的に増加させ、結果として社会全体の財を増大させる効果があると期待される。従って、それらの婚姻を、社会全体には祝い、称賛し、保護する動機がある。この点については、同性婚であっても同じ効果が期待できる。しかし、近親婚にはその効果が一切期待できないし、それどころか(一般禁忌とされてきた長い歴史のせいもあるが)、あえて従来の人間関係を閉ざして内部に閉じこもり、結果的社会全体の財を喪失させる可能性がある。つまり社会には近親婚を推進する動機がない。

考えてみてほしい。人口100人の二つの村があるとする。その中で、片方は近親婚が基本で、もう片方ではそれが一切行われていない。前者では家族が基本の単位となって村内はバラバラ人間関係希薄なまま、どころかどんどんそれが進行していくだろう。後者の村ではどんどん親戚関係が広がり、開放的人間関係が盛んになっていく。100年後に二つの村がどうなるか。それを考えたら、社会が近親婚を推進しない理由、そして、それが同性婚とは異なる理由理解できるだろう。

2022-10-01

毎朝、意識を取り戻すまでの寝坊魔奮闘記

物心ついた頃から寝坊遅刻日常茶飯事だった。

私は幼少期から血圧で、季節の変わり目や低気圧にも弱い体質である。毎朝目覚まし時計が耳元かつ大音量で鳴り響き、母親に布団をはがされても目が覚めない。意識がはっきりせず時間感覚希薄なので、毎朝お決まりのように遅刻する。家族や友人、学校先生など様々な人達には本当に迷惑をかけてきたし、ため息をつかれたり責められたりして毎朝悲しい思いをしていた。自己肯定感が低めであることを社会人になってから自覚したのだが、これは幼少期から続いている「自分身体コントロールできないもどかしさ」「寝坊遅刻に伴う罪悪感」が根底にあると思う。

しかも、どれだけ早寝をしても睡眠時間身長が伸びるだけだった。こうなると、何が何でも成長したがっていた身体側のバグだとしか思えない。健康優良児かつ問題児である

職場上司にも入社直後に相談をした。幼少期から朝起きられないことが悩みであると告げると「気持ちはわかるよ。私も低血圧で朝が苦手なんだ。熱いシャワーを浴びると目が覚めるからあなたもやってみてね」と笑顔アドバイスをいただいたのだが、雷に撃たれたかと思うほどの衝撃であった。私はどうやったら意識を取り戻せるのかというレベルの話をしているのであって、「目覚める」の解釈根本的に違うのだ。あまりにも話が平行線だったので、社会人になってからは平日21時台には布団に入るようになった。なお、それでも社会人2年目までに3度ほど遅刻経験がある。職場の先輩方から身体を気遣われ、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

私が毎日アラームの音に気がつけるようになったのは、身長が完全に止まった社会人3年目の夏だった。ちょうどその頃、有名大学の起立性調節障害専門の先生とご縁があって「困ったら相談しに来てね」といただいた名刺が今も私のお守りになっている。

これは毎日試行錯誤する中で最近気がついたこなのだが、私が起きるまでには5つくらいの工程があるようだ。

アラームの音に気がつく→②右目を開く→③両目が見えるようになる→④頭が起きる→⑤身体が起きる

まず、目覚まし時計が聞こえなかった幼少期は①で躓いているので論外である。もはや毎晩失神していたのでは?とすら思っている。

最近課題は②→③なのだが、同居人に「左目はまだ寝てるの?」と聞かれてようやく、自分が右目から開けていることを自覚した。なぜか左目を開けるのがとんでもなくキツい。試しに動画を撮ってみたら、無理矢理開けた左目が内斜視になっていてびっくりした。その斜視が治るまで10分ほどかかっており、その間に睡魔に負けると二度寝する。しかも、③→④→⑤はスムーズにできる。私にとって、頑張ればよいポイントを見つけられたのはとても革命的だった。

今朝も自分自身と格闘し、なんとか勝利を収めてきた。

思いつきで書いた文章ではあるが、この記事を読んでいる誰かの気づきになったり、毎朝格闘している同志が見つけられたりしたら非常に嬉しい。

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