はてなキーワード: 叱咤とは
父 : 口数少なく内弁慶で社交性低め。昔気質の善人だが短気ですぐ拳骨が飛ぶ。子供の教育にはあまり関心がない。腹違いのDQN兄が2人いる。高卒。
母 : 口うるさいADHD。子供は褒めると付けあがるという信念のもとあら捜しに精を出し、思い付きで叱る。父子家庭でアル中の毒親に育てられた。高卒。
姉 : 生活態度がだらしなく注意されるも改めることができず頻繁に親の怒りを買う。母と折り合いが悪い。父の拳骨がトラウマ。成績は中の上。大卒。
弟 : 姉が常に親から攻撃されているのを観察して良い子を演じるが短慮でうっかりミスが多く頻繁に親の怒りを買う。陰で問題行動多し。成績は上の下。大卒。
こういう家庭で育った姉と弟は、無事に自己評価が低く人間不信で異性に縁もない大人になりましたとさ。
姉は働き始めたらさっさと家を出ていったものの、父親の拳骨のせいで男性恐怖症になりおひとり様まっしぐらのアラフォーになりました。
弟は30手前まで実家暮らしした後、数年間の一人暮らしでいつの間にか嫁を見つけてきた。現在一児の父。
振り返るにこの家族最大の癌は、やはり母親の絶え間なく一貫性もない叱咤と、絶対に子供を褒めないぞ、という共育方針だったように思う。姉は40歳を目前にして未だに母親への嫌悪感と、母とは仲良くするのが良い娘だという価値観の板挟みになっている。具体的に言うと、よせばいいのに一緒に旅行に出ては旅先で大喧嘩するということを繰り返している。
大人になるまで扶養してもらったことへの感謝はあるが、しかし、いくら親の顔色を窺い「いい子」でいようと努力し続けても一向に評価されず、一度の些細なミスで最低評価に転落するという親子関係は空しい。
普通は逆なんだろうが、案外そうでもない。
私が勤めた零細では、社長と常務は常に親会社に近い取引先に出向中で仕事の責任者はもっぱら営業部長だったりしたため、
責任の重い仕事が中々こちらに回って来ず、皆が皆淡々と仕事を熟すだけの仕事人間として一体感を為すようになる。
また、この営業部長が毎日のように出張中だったりすると、惟れの仕事は一体誰に許可を取らないといけないのかといちいち聞かないといけなくなる。
しかしながら、このような状態がずっと続いていても誰も彼も疑問を口に出さずに淡々と目の前の2~3時間程度で出来る仕事を8時間掛けて終わらせるのである。
とてもじゃないがこの異常な光景を目の当たりにして尋常でいられるはずがない。
私が勤めた中小では、常務が社長の代行者として会社に君臨しており、高卒バイトから正社員になって30年という生粋の生え抜き社員でそれを誇りに思っている。
そのため、大卒者院卒者の社員がミスをすると、これみよがしに全社員の前で叱る事を至上の喜びであった。
さらに、そのように失敗を科すために無理難題の仕事をさせ、困惑ないし混乱状態に陥らせ、あまつさえ自分でもこれはというような仕事を、お前らなら出来る!と勝手に思いながら
仕事を任せてくるため、殆どの該当社員は自分は期待されているという想いから無理をして身体を壊してしまい、酷い場合は常務に叱咤激励されて仕事ロボットに成り代わるのであった。
社員への愛情なんて希薄で、常に自分の事しか考えない常務であった。
そしてそれがさも当り前だと言わんばかりに仕事ロボットを徹底しているおかげで誰も彼もこの異常さに口を出す事はない。
会社が狭い所だと、息をするのもよく分かる。
そのため大企業ほど許容がなく、常に台所が火の車なので、心に余裕がない。
私が三度目に勤めた大企業では、前の中小零細が仕事ロボットだった時よりも安息感がある事に気付かされた。
基本的に社長も重役も顔を見せないものの、そこの部長や同僚があれこれ世話を焼いてくれ仕事における報連相が完全マニュアル化されてるお蔭もあって
社長は、社員一人一人を気に掛け毎朝の朝礼で信賞必罰を心がけ、能ある社員を大いに褒め称え逆に無能な人間を公然と罵倒する中小零細特有の悪循環体質でなく、
あえて社長室にふんぞり返って、社員を認めているのであるから、大変社員想いの強い社長なのだと感じた。
中小零細の社長は常に自分と同等かそれ以上の人材を求める割に、実際にはそういった人間を陥れる事に至福の時を感じるものだ。
大企業の社長は自身をより成長させるために社員一人一人の自主性を重んじて、人事も社員教育も部下に任せてあるため、粗相があまりない。
それを機に派遣として働き始め、正社員雇用を目指して頑張った。
主人の転職活動はなかなかうまくいかなかった。
何がやりたいのかわからないと悩んでいた。
派遣でもそれなりには貰えていたので、
それが3年前。
主人もなんとか仕事を見つけたものの、どうもしっくりこないらしく
辞めたいと愚痴を零しながらも再び転職活動するのはもっと嫌だと言って
一方私は仕事的にはかなり順調で
と、主人はスマホを見つめながら吐き捨てるように言った。
「俺が邪魔なんだろう?」と癇癪を起こすことも増えた。
褒めたり、励ましたり、見守ってみたり、叱咤激励してみたり、感謝したり、
色々試したけど、倒産以降主人がやる気や元気を持ち直すことはなかった。
それどころか、ちょっとしたことでキレることが多くなってきた。
今の手取りは私も主人も同じくらいだが、正社員になると私のほうが上回る。
そういうのを気にしてるのだろうか。(聞けば気にしてないとは言う)
私はどうしたらいいのかわからない。
どうしたら主人が元気になって、自信を取り戻せるのか。
どう接していいのかわからない。
はてぶに挙がってたこのマンガ、http://www.moae.jp/comic/dokushinol/26/1
私は友達と呼べないような知人・会社関係者を必死に全て集めても20人は行かないコミュ障で。
誘うのも、疎遠にしているしそもそも親しくないのに、いたたまれなくて嫌で嫌で。
本当つらかったなぁ…
二次会やりたくない私VS二次会は当然やるもの、絶対やりたい夫で結局私が折れた形だけれど、
100歩譲っても、夫の友人知人のみでやって、自分の関係者は呼ばない、という形にしろと。
(これは当時提案したけれど「それはおかしいんじゃない?」と夫に却下された
そうか、おかしいのか…と折れた。おかしくないよ!私の馬鹿!)
漫画読んでたら、当時の苦しさやいたたまれなさがよみがえってきて泣けてきた。
本当に二次会やらなきゃよかった。もっとよく考えて、自己主張して断ればよかった。
後悔してもどうしようもないけれど苦しい。忘れたい。
身の回りに気を使わなくなった果てが汚部屋化という結果だったけど、
最近意識が変容してきて思い切って快適環境に向けて整理と効率化を、
考えながら毎日少しずつ実行するようになってきて。
ふと思い出したのがレビューにも書いたこの本。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4480038094/ref=oh_details_o03_s00_i00
http://www.ferrysns.com/?m=pc&a=page_h_review_list_product&c_review_id=95
様々な部屋の様子が一目瞭然なのにヒントになるので買った。
で、著者である都築 響一氏の本を、以前結構読んでたので最近は?と検索。
そしてただ今連載してるのが「独居老人スタイル」というテーマ。
昨夜見つけて読みふけってしまった。
http://www.chikumashobo.co.jp/new_chikuma/tuzuki/01.html
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人間は放っておいても老いて行く。
若くて綺麗な者がもてはやされ、
そして老いていく者は周りから疎外され、
誰にも相手にされず朽ち果てていく。
そういう概念に今までは囚われていたけど、
「孤独を楽しむ」というコトに目覚めてきた。
「誰かと一緒にいたい」「独りでは寂しい」「人肌が恋しい」
その一番のはけ口がセックスで、
僕が病気になってからこの5年くらい、自問自答を繰り返してきたこと。
それは孤独に対してだ。
ポジが集まる場所に参加したりして多人数と接したりした事があった。
その後クローズドな思考になって、今に至るんだけど。
僕自身が不器用なだけなのかも知れない。
己の人格をよく知った上で、行動すればいいと思う。
そんなに寂しければ淫乱宿にどうぞって感じ。
そうじゃなくて、温もりが本当に欲しいのなら、
自分に優しくなることだと思う。
そうすれば、普段の生活でも、人に優しくなれると思う。
「もう人を愛してはいけない」
「もう好きになってはいけない」
「もう濃いセックスはできない」
TOPプロフにも書いたけど、ただヤルならいつでもできる。排泄でおしまい。
でも、そこからの「関係性を発明する」ということを、僕は優先したい。
だから、人は選んでいいと思う。
自分を愛でて。ほっこりと、気ままに。そして人の話はよく聴くこと。
携帯やtwitter等、無差別に来る情報や文に惑わされないように。
そして孤独を楽しめるようになれるように。
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己の孤独を受け入れる覚悟のない者は、「自分語り」を止めない。延々と語る。自分語りは、大人としてあまり格好の良いものではない。人をうンざりさせる。大人とは、陽気に孤独を楽しめる人間の事なのだ。年は関係なく。(小池一夫)
今売れ線のラノベは主人公が昔ながらの読者が自己投影できるタイプの主人公なんだが、
それはヒロインから見れば陰のあるイケメン、つまり実際には自己投影できないタイプの主人公なのだ。
更に読者にお前実はナルちゃんだよと作者が主人公に対する評価を以って
読者の意識とは完全に乖離した人格なんだぞと言い聞かせてるように見える。
にも拘らず、読者ないしこの手の作品が好きな信者というのは、こんなハイスペック主人公に
自分を重ねて自己陶酔するから、ヒロインに好かれる理由がイケメンであるという当然の理由が
こいつには全く違う物として見えてると思われる。
皮肉られてるのに皮肉に取らないから、あるいはそれに気付けないから、いつまでもウジウジか鈍感の主人公に
そうしてこの手の作品の罠に嵌った自称主人公の読者たちは、その後何巻もの蛇足を嫌々ではあっても読んでしまうわけだ。
正にしてやったりという奴で、こういう訳だからクソみたいなハーレムラノベがいつまで経っても売れ続けるのだろう。
それはあたかも自己投影しやすい主人公だからこそなのだが、ヒロインが主人公に恋する理由が性格やストーリーを通してよりも
ずっと高い決め手となっている容姿に拠る所が大きいので、読者のそれは勘違い甚だしくて正直痛々しいことこの上ない。
また、これを読んでも未だに俺は出来る人間なんだと自己解決してしまう脳内花畑が某国民的アイドルグループのファンの如く
大いに金を落とすのだから、商売する側もウハウハだろう。
なんとまあ、利害の一致したお話だこと。
今じゃ3年どころか3か月ないし1週間未満で辞めてるのが普通だし、3年も働いてるのに辞めるって意味じゃよっぽど会社に愛着ないと出来んだろ
入社して速攻辞めない理由として、今は雇用流動化つまり非正規社員で溢れてるから無暗やたらに即辞めますって新卒が少ないことを言いたいのだろうけど、
実際の所は分からん。
だって、昔守られていた終身雇用制度は今はないし、サビ残休出もオールOKだし、すぐ首切るしでそんな会社に新卒が愛着持って3年も出来るかといった当然の疑問に多分答えられてない。
尤も3年以内離職率であればデータとして信頼できると考える人が、中高年に多いからそいつらの目安でこの離職率が図られ一般化してるんだろう。
今の経営者の殆どが昔の恩恵を享受してたからこそだから、とも言える。
でなければ、今の新卒社員がそんなごく一般的な恩恵を与えられずに、3年以内に辞めてるって事が今の常識で見て信用できるかどうかって事よな。
そんな奴、中々いないでしょ。
社内イジメ、セクハラ、上司の無理難題叱咤に達成困難のノルマ……、これを3年も耐えられるマゾヒストが新卒でなくても普通の社畜にもごく少数過ぎると普通考えないか?
結局のところ、伝統的な閉鎖社会のごく一般的なイデオロギーに集約されたのが、俗に『3年以内離職率』なわけで、現代のトレンドに合わないのは、
単純にその考え方が古くなっているだけの事。そんな古臭い考えに固執するから、未だに3年以内離職率を当てにしたがるわけだろうさ。
したがって、今の時代に合ってないのは当然。
http://anond.hatelabo.jp/20130825162009
元増田です。
前回はいろんな人のいろんな意見をトラバやはてブのコメントで貰ってとても参考になりました。
すぐに続きを書ければよかったのですが、やはりある程度、結果が出てからまとめようと思い、だいぶ時間が経ってしまいました。
結論から言うとフラれました。
今週、動物園(向こうが動物好きだと聞いていたので)に誘ったメールを送ったのですが、その返信が
「彼氏ができたので、二人でどこかに行くというのはできない。」
というような内容でした
メールを見た当初は意外と悲しみは湧いてこず、どちらかと言えば諦観に近い感情を持ちました。
あるいは生来、感情が表に出てこないタイプであるからかも知れません。
いずれにせよ、その日は仕事を通常通りこなし、いつもと変わらず過ごすことができました。
しかし、やはり心のどこかに悲しみが燻っていたのか、昨日は同期と飲んだあと、部屋に帰っても飲み続け、
気づけば朝になっていました。そこから眠ったのですが、10時には盛大な二日酔いと共に目覚め、
連休初日はグロッキー状態でほぼ終了。先ほどようやく体調が戻ってきて、この増田を書くに至っています。
今でも彼女の顔がふと浮かんだり、断られたメールの一節が思い出されて、ひどく憂鬱な気分になります。
そして、あの時はこんな言葉を返すべきだったのだろうか、とかいろいろなifを考えてしまいます。
まぁ、きっと時間が解決してくれるだろうと楽観視していますが。
あるいは何か別のこと(仕事の関係で弁理士資格に興味があるのでその勉強など)に打ち込んでみるのもいいかなと思います。
しかし、今回初めて人を好きなるということを体験して世界が広がったというか、得られたものも多くありました。
例えば、恋愛小説とか映画を見て感情移入ができるようになったこと。
今までは自分とは全く関係のない世界の話として捉えていましたが(そもそもこのジャンルにあまり興味がなかった)、
今回をきっかけに本や映画で出てくる色恋沙汰を実感として味わうことができる様になりました。
今までは洋服といえば、ユニクロかライトオンで買うことが多かったです。
ですが、さすがにもうちょっとおしゃれに気を使おうと思い、近所のアウトレットに足を運んで、BEAMSやSHIPSやらに入ってみました。
一着一万円のシャツなんてものがこの世に存在するんだと初めて知りました。
あとは、食事のおいしいお店やきれいな景色の見えるレストランなんかも調べるようになりました。
人生が広がったという意味では今回の失恋も無駄ではなかった言えるかもしれません。
「人を恋するというのも、なかなか大変なものなんだと改めて痛感しないわけにはいかない。」
村上春樹氏はまた今年も取れませんでしたが、それで彼の作品の価値が変わるわけではないですから。
アドバイスや叱咤激励下さった皆様、本当にありがとうございました。
人の評価が得意としながらも趙楚同盟において毛遂を評価できなかったこと。
長平の合戦以降軍事力を大幅に無くした趙国が秦の天才将軍白起に攻め滅ぼされ掛けた際に一人だけ豪遊し李申という一兵卒に叱咤されたこと。
魏の信陵君(四公子の一人)に言い負かされた上、彼がとりわけ尊敬してたとする二人の賢人(後に判明する)を見抜けず嘲笑した結果信陵君が帰国し更に平原君が養ってた食客の凡そ半数に逃げられる失態を犯す等が代表的なエピソード。
鶏鳴狗盗、食客三千等の逸話のある斉の孟賞君や晩節を汚したとはいえ楚の滅亡を防いだ楚の春申君、当時最強だった昭襄王時代の秦に唯一恐れられた天才軍師の魏の信陵君に比べるとエピソードの殆どが己の無能さを示すものばかりでどうしようもない。
しかしながら、何故かこの無能を何度も助けようとする無償の人材が集まってくる。毛遂や李申がそうだ。
一
或春の日暮です。
とある大学の西の門の下に、ぼんやり空を仰いでいる、一人の男性がありました。
男性は、元はとある大学院で学位を取得し、その後に海外へ留学し、帰国後別の大学の助手となりそこで三大誌に論文が掲載されて、元いた大学の助教授になったものでしたが、助教授就任後はこれといったデーターがなく、多数の大学院生やポスドクを採用したおかげで科研費が底をつき始め、今はその月の研究費にも困る位、あわれな状態になっているのです。
「日は暮れるし、腹は減るし、その上、学生やポスドクたちがデーターを出さないし。こんな思いをして生きている位なら、いっそ死んでしまった方がましかも知れない」
助教授はひとりさっきから、こんな取りとめもないことを思いめぐらしていたのです。
するとどこからやって来たか、突然彼の前へ足を止めた、白衣を着てメダルをぶらさげた老人があります。それが夕日の光を浴びて、大きな影を門へ落すと、じっと助教授の顔を見ながら、
「お前は何を考えているのだ」と、横柄に声をかけました。
「私ですか。私は研究のためのお金がなくなりつつあるので、どうしたものかと考えているのです」
老人の尋ね方が急でしたから、助教授はさすがに眼を伏せて、思わず正直な答をしました。
「そうか。それは可哀そうだな」
老人は暫く何事か考えているようでしたが、やがて、往来にさしている夕日の光を指さしながら、
「ではおれが好いことを一つ教えてやろう。今この夕日の中に立って、お前の影が地に映ったら、その頭に当る所を夜中に掘って見るが好い。きっと研究予算を獲得する手掛かりが埋まっている筈だから」
「ほんとうですか」
助教授は驚いて、伏せていた眼を挙げました。ところが更に不思議なことには、あの老人はどこへ行ったか、もうあたりにはそれらしい、影も形も見当りません。
二
助教授の研究課題は次の年に、科研費の中でも大型予算の研究課題に採択されました。あの老人の言葉通り、夕日に影を映して見て、その頭に当る所を、夜中にそっと掘って見たら、”Photoshopを用いてウェスタンブロットの非特異的バンドを消す方法”と書かれたメモが出て来たのです。彼には何のことだかわかりませんでしたが、とりあえずそれを研究室の助手に渡しました。するとその助手の書いた論文はScienceに掲載され、それによって次の年に大型予算の研究課題に採択されたというわけです。
そして教授へ昇進した男性は、すぐに研究所の横に立派なマウス小屋を作成して、よりたくさんのノックアウトマウスを飼育できる研究環境にしたのでした。実験器具に関しても全て使い捨てで、かつ高価な試薬や抗体を惜しげも無く購入したりなどと、その贅沢を一々書いていては、いつになってもこの話がおしまいにならない位です。
しかしいくら大型予算に採択されたと言っても、お金の額には限りがありますから、さすがの教授も、一年二年と経つ内には、だんだん不安になり出しました。そうすると研究はなかなか進まないもので、いままではデーターがたくさん出ていたのに、最近はどんなに学生やポスドクにプレッシャーをかけても全くデーターがでてきません。とうとう三年目になるとデーターが無いために論文が全く出なくなってしまいました。
そこで彼は或日の夕方、もう一度あの大学の西の門の下へ行って、ぼんやり空を眺めながら、途方に暮れて立っていました。するとやはり昔のように、老人が、どこからか姿を現して、
「お前は何を考えているのだ」と、声をかけるではありませんか。
教授は老人の顔を見ると、恥しそうに下を向いたまま、暫くは返事もしませんでした。が、老人はその日も親切そうに、同じ言葉を繰返しますから、こちらも前と同じように、
「私は最近論文がでないために、今の研究課題が終了する来年度以降の予算が獲得できなさそうなので、どうしたものかと考えているのです」と、恐る恐る返事をしました。
「そうか。それは可哀そうだな。ではおれが好いことを一つ教えてやろう。今この夕日の中に立って、お前の影が地に映ったら、その頭に当る所を夜中に掘って見るが好い。きっと予算への手掛かりが埋まっている筈だから」
老人はこう言ったと思うと、今度もまた人ごみの中へ、掻き消すように隠れてしまいました。
すると、教授の研究室の論文はまたハイインパクトな雑誌に掲載され、その翌年には前よりさらに大型予算の研究課題に採択されました。と同時に相変らず、仕放題な贅沢をし始めました。さらに多くなった部屋、さらに増えた学生やポスドク、多数の高価な試薬や抗体、すべてが昔の通り、否、昔以上なのです。
ですが、あれだけ長く続くように見えたその大型予算の研究課題も、又五年ばかり経つ内には、すっかりなくなってしまいました。
三
「お前は何を考えているのだ」
老人は、三度教授の前へ来て、同じことを問いかけました。勿論彼はその時も、大学の西の門の下に、ぼんやり佇んでいたのです。
「私は研究のための予算がまた無くなりそうなので、どうしたものかと考えているのです」
「そうか。それは可哀そうだな。ではおれが好いことを一つ教えてやろう。今この夕日の中に立って、お前の影が地に映ったら、その頭に当る所を夜中に掘って見るが好い。きっと予算への…….」
老人がここまで言いかけると、教授は急に手を挙げて、その言葉を遮りました。
「いや、期限付きの予算が欲しいのではないのです」
「期限付きの予算が欲しいのではない? ははあ、では研究室のトップとしての生活をするにはとうとう飽きてしまったと見えるな」
老人は審しそうな眼つきをしながら、じっと教授の顔を見つめました。
「何、研究室のトップの生活に飽きたのじゃありません。研究室の予算に限りがあることに愛想が尽きたのです」
教授は不平そうな顔をしながら、突慳貪にこう言いました。
「それは面白いな。どうして又、予算に限りがあることに愛想が尽きたのだ?」
「期限付きの研究予算は皆残酷です。私が科研費に採択された時にはいいですけど、一旦予算が切れて御覧なさい、多数のポスドクが無職になり、欲しい試薬や抗体が買えなくなるのですよ。そんなことを考えると、たといもう一度、科研費の大型予算に採択されたところで、何にもならないような気がするのです」
「そうか。いや、お前は若い者に似合わず、感心に物のわかる男だ。ではこれからは貧乏をしても、安らかに暮して行くつもりか」
博士はちょいとためらいました。が、すぐに思い切った眼を挙げると、訴えるように老人の顔を見ながら、
「それも今の私には出来ません、多数のポスドクや学生を抱えているし、最新の機材や多数の抗体を購入しなければならないので、永続的かつ多額の予算が必要なのです。ですから私はあなたの弟子になって、名誉教授になる修業をしたいと思うのです。いいえ、隠してはいけません。あなたが首からぶら下げているメダルはノーベル賞でしょう。ノーベル賞を受賞するくらいの名誉教授でなければ、私の研究課題を科研費の大型予算に採択することは出来ない筈です。名誉教授になれば私の在職中は使い切れないほどの研究予算が手に入るはずなのです。どうか私の先生になって、名誉教授になる術策を教えて下さい」
老人は眉をひそめたまま、暫くは黙って、何事か考えているようでしたが、やがて又にっこり笑いながら、
「いかにもおれはある有名大学に棲んでいる名誉教授だ、かつてノーベル賞を受賞したこともある。始めお前の顔を見た時、どこか物わかりが好さそうだったから、二度まで科研費の大型予算に採択してやったのだが、それ程名誉教授になりたければ、おれの弟子にとり立ててやろう」と、快く願を容れてくれました。
教授は喜んだの、喜ばないのではありません。老人の言葉がまだ終らない内に、彼は大地に額をつけて、何度も老人に御時宜をしました。
「いや、そう御礼などは言って貰うまい。いくらおれの弟子にしたところが、立派な名誉教授になれるかなれないかは、お前次第で決まることだからな。――が、ともかくもまずおれと一緒に、大学の奥へ来て見るが好い。」
四
「おれはしばらく隠居するので、お前はその間ここの研究室で、おれの戻るまで、ここで自分のしたい研究をし、好きに試薬を購入し、好きなだけポスドクを雇い、多数の大学院生を招くが好い。多分おれがいなくなると、いろいろな魔性が現れて、お前をたぶらかそうとするだろうが、たといどんなことが起ろうとも、決してハイインパクトな雑誌へ論文をだすことを止めるのではないぞ。もし一瞬でもハイインパクトな雑誌へ論文をだすことを止めたら、お前は到底名誉教授にはなれないものだと覚悟をしろ。好いか。天地が裂けても、ハイインパクトな雑誌へ論文を出し続けるのだぞ」と言いました。
「大丈夫です。決して研究を止めません。命がなくなっても、ハイインパクトな雑誌へ論文を出し続けます」
「そうか。それを聞いて、おれも安心した。ではおれは行って来るから」
その後教授は、いつも通りポスドクや学生に対して「三大誌もしくは姉妹紙に準ずる論文を出さないと、次のアカデミックポジションへ推薦しないぞ」「論文を出さない奴は、民間企業から内定をもらっても卒業させないぞ」と叱咤激励をしました。彼はこのように激励すれば、その人のデーターがある日突然ものすごく奇麗なデーターに早変わりすることをずっと経験していたからです。
五
ある日彼は、教授室のパソコンの前に坐って、論文投稿の準備をしていました。すると、突然、youtubeから「類似画像掲載論文について (うっかりミスか?偶然か?捏造・改竄・研究不正か?)」という動画が流れてきました。しかし教授は老人の教え通り、魔性に負けず研究を続けていました。
ところが又暫くすると、やはり同じようなウェブサイトが表れて、「研究不正防止を講釈してきた某教授の研究室で数多くの類似画像掲載論文投稿が相次ぎ浮上」と、教授を困惑させるのです。教授は勿論を無視しました。
と、どこから来たのか、ネットの匿名掲示板が表示されて「本当にあの論文のデーターは正しいのか、その研究は再現性が取れるのか」と書き込まれていました。のみならずそれと同時に、別の書き込みには、「あの研究室の論文はリトラクトするべきで、獲得した研究予算は返上すべきだ」とあったのです。
教授はしかし平然と、眉毛も動かさずに論文を執筆していました。
やがて匿名掲示板の住人達は様々な論文を罵り合い、そして互に隙でも窺うのか、暫くは睨合いの体でしたが、やがて誰が先ともなく一時に教授の悪口を書き込み始めました。が、大学へ正式な調査依頼が提出されたと同時に、匿名掲示板の住人達は霧の如く消え失せて、後にはまた静かな教授室が戻ってきたのです。しかし、教授はとうに息が絶えて、仰向けにそこへ倒れていました。
六
教授の体は研究室の机の上へ、仰向けに倒れていましたが、教授の魂は、静に体から抜け出して、地獄の底へ下りて行きました。
魂のみになっても論文を出さなければと考えていた教授ですが、地獄の鬼は、教授の姿を見るや否や、すぐにそのまわりを取り捲いて、階の前へ引き据えました。階の上には一人の王様が、まっ黒な袍に金の冠をかぶって、いかめしくあたりを睨んでいます。これは兼ねて噂に聞いた、閻魔大王に違いありません。 教授はどうなることかと思いながら、恐る恐るそこへ跪いていました。
「こら、その方はなぜ、地獄に来てまで論文を書き続けるのだ? 速に返答をすれば好し、さもなければ時を移さず、地獄の呵責に遇わせてくれるぞ」と、威丈高に罵りました。
教授は閻魔大王の雷のような声におののきましたが、ふと又思い出したのは、「決してハイインパクトな雑誌へ論文を出し続けるのを止めるな」という老人の戒めの言葉です。そこで森羅殿の床に英語のようなものを指で書きながら、論文の執筆をしていたのでした
。
閻魔大王は眉をひそめて、暫く思案に暮れていましたが、やがて何か思いついたと見えて、
「この教授の研究室の人は、ひどく惨めな生活をしている筈だから、この男にそのさまを見せつけてやれ」と、一匹の鬼に言いつけました。
鬼が何やら不思議な力を使うと、忽ちこの教授の研究室の人間たちの真夜中の姿が森羅殿に現れました。その二人を見た教授は、驚いたの驚かないのではありません。なぜかといえばそれは研究室の人間達たちは昼間見せないような疲れ果てた姿をして、パソコンの前で画像を編集して捏造データーを作成していたからです。
「こら、その方は何のために、ハイインパクトな雑誌へ論文を出し続けていたか、さっさと止めなければ、今度はその方の研究室の人間が痛い思いをするぞ」
教授はこう嚇されても、やはりハイインパクトな雑誌へ論文に投稿し続けようとしました。
「この不孝者めが。その方は学生やポスドクが苦しんでも、その方さえ都合が好ければ、好いと思っているのだな」
閻魔大王は森羅殿も崩れる程、凄じい声で喚きました。
「見よ。この不孝者め。研究室の人間がいかにその方のことで苦労してきたかを」
学生やポスドクたちは苦しそうに身を悶えて、眼には血の涙を浮べたまま、見てもいられない程辛い様子でパソコンの前で作業をしていました。
「どうだ。まだその方はハイインパクトな雑誌へ論文の投稿を止めないか」
閻魔大王はもう一度教授の答を促しました。もうその時には学生やポスドクたちは体がぼろぼろになって、息も絶え絶え倒れ伏していたのです。
教授は必死になって、老人の言葉を思い出しながら、かたく眼をつぶっていました。するとその時彼の耳には研究室の人たちの声が、ほとんど声とはいえない位、かすかな声が伝わって来ました。
「心配をおしでないでください。私たちはどうなっても、教授が幸せになれるのなら、それより結構なことはないのです。私たちは捏造を続けるので、周りがどう言ってもハイインパクトな雑誌に論文を出し続けてください。それより私たちには、次のアカデミックポジションを得るためには教授の推薦状が必要ですし、民間企業に就職するためには教授に卒業を認めてもらうことが必要なのです」
それはたしかに、研究室の人たちの声に違いありません。教授は思わず、目を見張りました。そうして学生やポスドクたちが、力なく地上に倒れたまま、悲しそうに彼の顔へ、じっと眼をやっているのを見ました。学生やポスドクたちは捏造したことにより心が痛んでいる中にも、教授の心を思いやって、教授が捏造を続ける原因となったことを怨む気色さえも見せないのです。何という有難い志でしょう。何という健気な決心でしょう。教授は老人の戒めも忘れて、転ぶようにその側へ走りよると、両手に半死の学生やポスドクを抱いて、はらはらと涙を落しながら、その人たちの名前を叫びました。…………
七
その声に気がついて見ると、教授はやはり夕日を浴びて、大学の西の門の下に、ぼんやり佇んでいるのでした。すべてがまだ前と同じことです。
「どうだな。おれの弟子になったところが、とても名誉教授にはなれはすまい」
老人は微笑を含みながら言いました。
「なれません。なれませんが、しかし私はなれなかったことも、反って嬉しい気がするのです」
「いくら名誉教授になれたところが、私はあの捏造をしている自分の研究室の人間を見ては、それを放っておく訳には行きません」
「もしお前が捏造を見過ごしていたら――」と老人は急に厳な顔になって、じっと教授を見つめました。
「もしお前が捏造をこのまま見過ごしていたら、おれは即座にお前の研究者生命を絶ってしまおうと思っていたのだ。――お前はもうノーベル賞が欲しいというのぞみも持っていまい。名誉教授になることは、元より愛想がつきた筈だ。ではお前はこれから後、何になったら好いと思うな」
「何になっても、研究者らしい、正直なデーターを出すよう、指導するつもりです」
「その言葉を忘れるなよ。ではおれは今日限り、二度とお前には遇わないから」
老人はこう言う内に、もう歩き出していましたが、急に又足を止めて、教授の方を振り返ると、
「おお、さいわい、今思い出したが、おれは近くの小さなボランティア団体にコネを持っている。そのボランティア団体での塾講師の仕事をお前に紹介してやるから、ほとぼりが冷めるまではそこで働くが好い。今頃は丁度子供たちはお前が教えてくれることを楽しみにしているだろう」と、さも愉快そうにつけ加えました。
増田は先輩から受けた暴力を(あえて暴力と断言する)主観的にエール、祝福、激励、叱咤と捉えてポジティブな影響を受けたかもしれない。
けれど、万民がそういうとらえ方を出来るとは限らないわけだ。それは増田の個人的な体験であって外部へ敷衍できない。
そもそも真実は増田の脳内に発生した幻想であって、先輩がどんな気持ちで暴力を振るったかなんてのは計りようがない。ただ単に「増田がそう感じた」という体験があるだけだ。
ポジティブな暴力行使を容認した増田は、自分の後輩にどんどん暴力を振るってゆくとする。そして、それは後輩にはそれがポジティブに受け取られる保証はない。
増田は有益な効能をそこから引き出せたかもしれないけれど、それは再現性がない。たまたま有益だったひとりの意見で、数百倍の被害者を出すわけにはいかない。
体罰と暴力を混同することを増田は「乱暴な理論だ」とのたまうわけだけど、自分ひとりの体験で社会の制度、しかもセーフティーを切り飛ばそうという増田は「乱暴の化身」だよ。
なんて言葉が最近話題だし、この言葉に従ってバイトする友人が周りに多くて気になる。
高校時代カフェなんて行かなかったくせに急にカフェバイト始める奴、都内のたっかい私立に通ってるくせに毎日バイトしてる奴なんてザラにいる。しかもそういう奴に限って「大学に入って勉強するなんてバカじゃん」とかいってくる。
「遊び呆けてるよりマシ」って言うのは分かる。でもただでさえ大学生が勉強しないことが問題になってるくせに、この言葉を免罪符としてアルバイトし、ためた金を使って遊び呆けるんじゃ本末転倒では?
「社会人になると、知ることの出来る世界が減ってしまうんだよ」なんてお説教もされたことがある。
しかし大学生のアルバイトで知れる世界っていうのは、そんなに社会全体の縮図なんですか。自分が見知ったほんのわずかな部分で世界全体を知ったような気になるなんてそれこそ世界観小さいんじゃないですか?
確かに自分は高校までほとんど勉強しかして来なかったし、社会常識にかけるのかもしれない。
でも、社会常識っていうのは大学で身につけるべきものなんですか?社会に出てからいやというほど身につけさせられるんじゃないですか?
逆に大学でしか身に付けられないものだってたくさんあるんじゃないですか?
社会を知らないからこそこんな疑問が噴出するんだ、っていう批判は真摯に受け止めます。だけど、本当にバイトが役に立つっていうなら、僕の疑問を払拭してください。
追記
まさかこんなに多くの方からアドバイスや叱咤のお言葉を戴けるとは思っていなかったので驚いています。
実はもうバイトの申し込みはしていたのですが、自分で上のような考えが浮かんできたのでどうにか払拭したいと思い、こんな日記を書いてしまいました。
http://anond.hatelabo.jp/20130915235423
既婚だが俺もモテすぎた過去がある。今の奥さんに出会うまでの話だ。
俺も増田と同じように、放っておいても女が寄ってくるタイプだ。でも、いつもどこかで満たされない。その原因にある時気付いたんだ。
それはな、女の方が俺を好き過ぎて、話し合いにならないんだ。女は俺に嫌われないように振る舞う。だから俺が間違ったことを言っても「そうだね…」と同意しかしないんだ。でも、それが当たり前だと思っていた。女はそういうもんだと。
そんな時に今の奥さんに出会ったんだ。
その頃俺は、女は外見じゃないかもしれないと薄々思い始めていた。次は性格重視で選んでみようと思った矢先に俺に惚れてきた女が今の奥さんだ。顔はそこまで可愛くないが、俺のストライクゾーンにぎりぎり入ってたので付き合った。まぁこいつにもいつか飽きるだろうと思ってたが違った。俺の人生を変えるやつだったんだ。
こいつが今まで出会った女達と違ったのは、俺を否定するってことだ。増田が言ってる、自分の意見を持つ女だった。
俺と彼女が何か話してる時のことだった。内容は忘れたが、俺の意見を否定し、さらには俺のことを格好悪いとのたまった。俺はただただ驚いたよ。俺はモテ過ぎの過去から思い上がったところがあったんだろう。そこを彼女にこっぴどく叱られたんだ。こんなこと言う女はさっさと切り捨てようと思った。でもそれよりも、もっとこいつと話をしてみたいってなったんだな。そのままいつの間にか結婚した。
結婚後の今でも奥さんとの会話は楽しい。奥さんと出会ってからも、いまだに美人や可愛い子が色々よってくるが、みんなつまらない人間に見えた。話すと深みがないんだよ。奥さんは俺が良い方向に進むように時々叱咤激励してくれるんだ。
もうすぐ子どもが産まれるんだ。最高に幸せだよ。増田も幸せになれ。
[追記]
もう一度増田の文章きちんと読んだが、本当に俺に似てるんだよ。正に俺が昔悩んでた事だよ。たぶんお前を救う言葉を言えるのは俺しかいない。だから書くぞ。厳しい事言うかもしれんが読んでくれ。
お前に必要なことは、お前自身が変わる事だ。具体的に言うと、女との接し方を変えるんだ。
お前の望んでるような女は絶対いる。沢山いるんだ。でもな、彼女達はその姿をお前の前ではさらけ出していない。さらけ出せないんだ。何故かと言うと、お前に嫌われたくないからさ。それと、お前自身も他人にはそんな深い事を考えている奴に見えてないんじゃないか?いわゆる美人や可愛い子が単純に好きな男に見られてないか?
だからな、お前自身を変えるんだよ。
「簡単には他の女になびかない、君の本当の気持ちを教えてくれ、俺を否定したって俺はお前を嫌いになんかならないから大丈夫だ、お前は賢い女だ、俺はお前とうわべだけの関係にはなりたくない」っていう心で女に接してみろ。そこでやっとお前の望んでる女がいることに気がつくぞ。
最後に、お前は人間的魅力があるやつか?モテテクを極めても人間的魅力は上がらないぞ。お前の望んでるような女は人間的魅力のある男を探してる。モテテク極めた奴はな、賢い女にはチャラチャラして見えるんだよ。モテテクに走るのは辞めて、人間的魅力を高めろ。
って事を俺は会社に就職した時に意識してな、それまでの女への接し方を改めた。もう同じような事は繰り返したくないしな。そこで出会ったのが今の奥さんだ。
一応のITベンチャー企業なので増田に意見を求めたいと思って、投稿する。
こんな社長の下で働いていていいのだろうか、と考える時間が多くなってきた。
事業は魅力的だが、社長が残念すぎる。
ここがおかしい
人事権はすべて社長にあると言って、入社を決めるのは社長のみ。
面接は9割社長の話で終わる。自分が面接したときも、入って何がやりたいのか、何ができるか、名前すら言っていない。だから基本的に書類通ったら採用。
人事権は社長にあるといいつつも、入社したばかりの社員が精神的に参って、会社を休みがちになったのを見て、何たるんでるんだと怒っている。
合わない人は合わない。それを見極めるのが面接じゃないのか。
宗教?顔がいいなら許せるが、正直顔を背けたくなる。
自分が運営しているサイトだからといって、社長の顔をトップに出す必要は全くない。”この会社のサイト”ではなく、”俺のサイト”とだからだ。社長にとって、働く社員は”俺のサイト”を手伝う人という意識でおり、売上の功績は社員の功績ではなく、社長の功績。
そのため、社員の意識も低い。ベンチャーなのに、定時に帰る雰囲気。
一部意識の高くよく働く人は優秀な執行役員がいるからその人のために頑張っている。
残業代は出ない。
・「おれ、忙しいから」
今まで会った優秀な人々が決して言わなかった言葉。
・職場にいない
1時間ほど離れた自宅で作業をし、職場に顔をみせるのは1ヶ月に1度あればいい。社長のみ自宅で作業。職場に席すらない。某テレビ番組に出演した際に社内の風景が撮影されたのだが、社長の席がないため仮で作り、いかにもそこで働いているように見せかけていた。
俺は若いときはこんなに働いたんだ。お前達は、底辺だ。もっと働け。という内容のメールが定期的に送られてくる。そして、それに対して返信しないと、干される。メールの返信率をチェックしていて、返信内容がひどいものだったり、返信をしなかったりが続いたら、クビに追い込まれる。クビに追い込まれるとは、例えば、仕事を奪われたり、社員全員の同報からはずされる。
まず、掃除しないから職場が汚い。クーラーが壊れていて冷気がほとんど出なくなっているにも関わらず、修理するのを渋っている。熱中症になって病院に運ばれたら労災おりるんだろうか。
今年は小学校校区の少年育成会の役員になってるんで事前の打ち合わせから練習付き添い等、出事が盛りだくさん。
出事そのものは自分の所の子供(中学年)も参加するからって思って面倒でも出るようにはしてはいたがどうも6年生の一部とそりが合わず練習中に遊びよって「やる気ないなら帰れ!」と叱咤されたのが歯がゆいのか怖いのか面倒なのか「参加せん」と。。。
遊びよった我が子が悪いんで別にそれ自体はよいし叱咤した6年の子も「来た時は」真面目にしてるんで何も思わないけど。。。
保護者の全体の雰囲気としては「6年生は最後だから」って感じでこれる時だけ練習来てそのとき真面目にしてれば試合も絶対に出れる。
練習に参加してる高学年も9人くらいいるんでどんなに下手でも試合は間違いはない。
練習自体は真面目(って言っても遊びの延長程度、見方によっては遊んでるようにしか見えないけどそこは6年同士だから特に叱咤とかそういう話にはならない)だけど紅白戦できる人数は集まらない。
大抵、人数少なかろうが勝手にし始めるけどそれを疑問に思ったことはない。
本人達は「なぜ人数が集まらない」かの原因を考えるには至らない。
4~6年までなら2チームくらい出来る人数はいるから「興味はあるけど。。。」って子もいるし実際、中学年でも1~2回練習来て来なくなった子もいる。
他の保護者は誰も疑問には思わない。
自分の立場的に指摘する立ち居地にいる訳でもないし正直、関係ないけど大物イベントの大半は高学年メインで保護者がこの考え方であるならちょっとねぇ。。
役員して内部事情を見たから分かったけどそういう方向性なら球技大会等の高学年メインのイベントは主は6年生の保護者・サブは5年生の保護者で役員はオブザーバーにしてもらわないと中・低学年の親としては「やる気」でない。
ちなみにうちの子が行かなくなったのは親の行動指針に間違いがあってそこに気づくのに遅れたから。
息子が言われたのは「やる気ないなら帰れ」っであって単に「帰れ」じゃないんだから「帰れって言われたら帰ります」って返せって言うのは違うだろ。
そりゃ言った側は「帰る=やる気ない」なんだから腹かいて「そんなら最初からくんな」って言われるのは当たり前って訳で家族小会議
この経験は次に生かすということで。
ま、他にも以前の部活動とは違う粗暴な雰囲気・行動とかいくつかやる気をそぐ複合的な理由があったようだけど。。。
って言うかこういうことで元々ないやる気をかなりそがれたんだが「やる気がないならくるな」理論に従って今後のイベントは全て行かなくて良いかね?
一億人が競技を行う巨大な陸上競技のトラックがある。そこではよーいドンはないし、めいめいが好きなタイミングで異なった競技をおこなう。途中で競技を変えることや、途中休憩も自由だ。
走る時にはバトンを持っていく。バトンは次の走者に引き継がれ、延々とレースは続いていく。
走者の中には、何トンもの重さのバトンを持つ人がいる。彼らは自分の持つバトンの重さを認識することも、バトンが重いと叫ぶこともできない。彼らの多くはそのままスタートラインから動けず、ついには動く気さえなくしてへたりこんでしまう。
追い抜いていく人は最初は同情的だが、次第に険しい表情になり、何してんだよさっさと走れよと叱咤する。しかしいくら言われようがバトンの重さは変わらず、ついにはその場所で次の走者にバトンを渡すことになる。スタート直後に座り込む光景を見て、周りで走る人は嘲笑い、ますますバトンは重くなっていく。
ついには重さに耐えかねて押しつぶされる人が出てくる。その光景を見て、救護班は何をしているんだとか、このトラックはおかしいと口ぐちに文句をいう人も出てくるが、自分が走っているうちに忘れ、また同じようなことがおきる。この競技には圧倒的に救護班が足りていない。しかしそもそも必要なのは救護班ではない。あまりに重すぎるバトンは回収して新しいバトンに代えるべきなのだ。
だがそんなことを言う人はいない。
この競技は欠陥だらけだ。
いや、その雇ったアシスタントに、調べればわかることを聞かれてみ?そりゃぁ答えるけどどっちがアシスタントなのかわからなくなってくるから。
もっとひどい例はいくらでもあるよ。 調べもせずに叱咤されたりとかな、日本人の調べないで物を言う度合いは恐ろしい。
いや、仕方がないの一言に尽きるよ。だから、愚痴。すまんな、付き合ってくれてありがとう。
そういう意味では、もうどうでも良くなったから、あまり何もしてない。すまん。もとから、あんまりお金に興味があるわけじゃないし、たしかに、安くはないからな給料。モチベーションがなくなると何もできん。すまん。
深夜にやっていたガールズトークという番組の最終回の言葉が印象に残ったので書き残しておきます。
この空気に戸惑ったこともあったでしょう
そして一番この世界を知らない
人は生きていると様々な事を覚えます
ですが覚えすぎて臆病になってしまったり
でもあたなは知らないという強さがある
それが自由という力となっている
自由という力を一番強く持つあなたに
でもあなたは
それに惑わされない強さと根性を持っている
そのままでいい
そのまま走り抜ければいい
でももしいつかどこかで
怖さや寂しさを知ってしまう時が来たら
ここにいる他の4人の言葉を思い出せばいい
皆怖い…皆寂しい…
このチームを引っ張ってくれた
あなたは器用に思われる
何でも出来るように見える
このチームを引っ張ってきたあなたでしたが
悲しかったでしょう…
悔しかったでしょう…
選挙の後の
今にも泣きそうなあなたの顔を見てるのが辛かった
そんなあなたに言いたい
もっと格好悪く生きてもいいんだよ
しっかりしようとしなくたっていい
その気持ちがあるのは分かります
でももっと楽に生きてください
もっと気持ちを楽に生きてください
赤の千種よ
そしてとても強い大人になった
その年齢では少々大人過ぎるんじゃないかというぐらい
大人になった
でも大人になったからこそ
吐けない弱音もある
でも人は限界を感じた時
何かを諦めたときに見つかる夢もある
あなたは1つ新しい夢を見つけた
可能性を見つけた
大人になって夢を持つ事は
恥ずかしいものです
なぜなら人にバカにされそうで
笑われそうで怖いからです
でもそれは本当に笑ってるんじゃない
大人になって更に夢を見つけられた人に対して
嫉妬や焦りを感じてるだけなんです
笑ってごまかそうとしてるだけなんです
青の飛鳥よ
どんどん人に言っていきなさい
夢を持つ事は恥ずかしい事じゃない
手伝ってくれる人もいます
あたなの夢をどんどん人に伝えていってください
この場に笑いを持ち込み和ませそして話題を作ってくれた
出来れば
嫌われずに生きていきたいと思う
でも平均的に人に好かれるなんて
人に嫌われる事を恐れていては
それを受け取ってくれる人がいます
受け止めてくれる人がいます
その受け止め方は時に厳しい言葉になるかもしれません
でもその厳しい言葉の中には
沢山の愛が詰まっている事もあります
白の北斗よ
あなたには大きな魅力がある 力がある
だから人に嫌われる事を恐れないでください
もっと大きく抱きしめてくれる仲間が
沢山沢山現れます
ひとまず言いたい!
本当にお疲れさまでした
この中で一番お姉さんのあなたは
あなたはなぜこんな人が傷つくような事をするのかと
私に怒ってきました
青の飛鳥の人に言いにくい夢を
私に伝えてくれました
白の北斗が何か大きな夢を抱えてるんじゃないかと心配していました
でも1番傷ついてきたのはあなたです
そんなに人に優しく出来るんだと思います
30歳を過ぎて
また色んな事で傷つく事が多くなった
人の何気ない言葉や態度で傷ついて
そしてヘコんでいった
がむしゃらにやるという事を
でも狭まったからこそ
自分の格好悪いところを見せても恥ずかしがらずに
がむしゃらに生きる事を決めた
そんなあなたは素敵です
格好いいです美しいです
そして傷ついていく事もあるでしょう
紫野の中野
本当にありがとう
既卒ニート5か月(就活中)だったいらない俺が幸運にも大きな調査会社にパートとして勤務することになって1週間。
求人内容にあったパート事務。仕事内容が非常に魅力的で会社のホムペも俺の理想通り。面接では未経験でもエクセル使えるならOKって事で1週間後採用通知。
一般事務は楽って言葉があるけど、確かに楽。
けどそれは肉体的な楽さ。精神的にあんなにしんどいとは思わなかった。
おまけに8時間労働(当然だけど新卒枠からあぶれていわゆる使えないゴミクズ既卒枠なので7時間以上勤務は正直厳しい)。
ちゃんとした会社でしゃんとした社内、雰囲気も良くて、時給もかなり良い。一等地に事務所を構えるホワイトレベルの会社。でも俺には耐え難い空気だった。
所詮既卒ニートには無理な世界だったんだ。院の時とは比べものにならない位のかったるさ。研究室で論文書いて批判する立場だった人間がそういうのをまとめたり報告書書いたりする会社に入るのは辞めた方がいいことがよく分かった。事務なら事務でもう少し業界を選ぶべきだったと今更反省してる。
一般事務の主な仕事内容は、アンケート等の資料作成と返送されてきたアンケートの集計とそのデータ入力。
けど、ある報告書の誤字脱字チェック・・・。
今迄が今までだっただけに楽過ぎて逆にダルい。時間的な余裕があり過ぎて正に暇を持て余す状態。それが駄目だったんだな、忙しさに慣れ過ぎたせいもあって暇な時間の潰し方が分からなかったんだ。そこでたまたまボーっとしてたんだな。数分寝てしまったようだ。
偶然通りかかった上司に目撃され勤務態度の事で叱られる始末。うん、俺が全面的に悪いのは分かってる。てか俺が悪いんだ・・・けどなこの叱咤でゆとりの俺のモチベはだだ下がりだったよ。
最初にボロクソな量の資料を作成させておいて、そのルーティンに慣れて楽しくやってたのに今作ってきましたみたいな資料の事後チェックなんかダル過ぎてやる気なくなるんだよね。
上司も良い人で会社も良い上に悪いのは全面的に俺だってのは分かってるんだが、このどうしようもなくやりようのない気持ちをどこに持っていけばいいのだろう。
上司はクビでも自主退職でもそのまま継続でも好きなのを選べって言ってくれたけど、正直その優しさが逆に辛い。俺、申し訳ない事したわ。
このまま続けられる余裕とかゆとりがない。忙しいならずっと忙しくて、楽ならずっと楽なんだったら耐える我慢するってのも出来るんだけど、忙しかった時期が唐突に楽に転じるとどうしようもない虚無感が襲ってくる。そして勤務態度に出ちゃう悪循環。正社員と変わらない責任ある業務を一パート如きにさせる会社も大概だとは思いますが、任せて貰えるのは正直嬉しいわけで。
俺はどうすればよかったんだろう?