はてなキーワード: 9.11とは
DER SPIEGEL:ショルツ首相、あなたは平和主義者なのですか?
ショルツ:いいえ。
DER SPIEGEL:なぜですか?
ショルツ:私たちの住む世界では、十分な防衛力をもって自国の安全を確保することが必要です。私は国会議員として、また政府の一員として、ドイツ連邦軍(Bundeswehr)の海外派遣を何度も承認してきました。平和主義者としてはありえないことだ。
DER SPIEGEL:SPDは平和主義政党なのでしょうか?
ショルツ:SPDは平和の党だが、決して平和主義者ではなかった。戦後の社会民主党の二大首相、ヴィリー・ブラントとヘルムート・シュミットは、安全保障とドイツの防衛力を重要な課題としていた。彼らのデタント政策は、NATOへの統合を前提としていた。
ヨシュカ・フィッシャー(前緑の党外相)は、ドイツ社会は本能的な平和主義を見直す必要があると述べている。それは正しいのでしょうか?
ショルツ わが国の伝統の一部は、ドイツに端を発した2つの世界大戦の劇的な結果についての知識であり、それがわが国の政策の骨格を形成している。しかし、私は本能的な平和主義を見いだすことはできない。ゲアハルト・シュレーダー(Gerhard Schröder)政権が、連邦軍の最初の戦闘任務を支援することができたとしたら、それはどうでしょう。9.11の後、ドイツ連邦軍がアフガニスタンで活動することができたでしょうか。どちらも激しい論争があったが、強い支持もあった。
俺はアメリカ人でもなければ、在米日本人でもないし、アメリカのことなんてメディアを通してしか知らない凡百な日本人だ。
だが、今回のビンタ事件を機に数年前ネトフリだかアマプラだかで見ていたサタデーナイトライブのことを思い出した。
サタデーナイトライブはアメリカで人気のコント番組だが、はっきりいって日本人が見ても半分も笑えない。アメリカの内輪で受けるネタなんだから当然だが。
だからどんなコントをやっていたのかは殆ど覚えてないんだが、ただ一つ強く印象に残っていたものがある。
ネタがボストンマラソンのテロ、アメリカ同時多発テロ、アメリカの儲け至上主義批判、銃規制反対運動と日本人でも比較的理解しやすい内容だったのもあるが、何よりこんなことをテレビで言っていいんだという驚きがあった。
やってのける芸人がヤバいのはもちろんだが、それを電波に乗せるテレビ局、そしてそれに怒ることもなく笑う視聴者、それらすべてから、アメリカのお笑い文化の懐の深さを感じた。
クリス・ロックが飛びぬけて過激なのか、たまたま炎上しなかっただけなのか、数年前と今とでは基準が変わってもうアウトになってるのか、そんな詳しいことはわからない。
だけれども一つ言えるのは、現在の日本人がお笑いにおいて最も重視している「人を傷つけないこと」はアメリカ人にとってはそんなに大事じゃないってことだ。
日本人は「誰も傷つけない表現こそ至高であり、誰も傷つけないお笑いこそが最高なんだ。逆にどんなに面白くても、そのネタで傷つく人がいるならそのお笑いは最低で、やってはいけないんだ。」と考えている節があるのでクリス・ロックの今回のジョークは謝罪相当に思えるんだろう。
そこには文化の違いしかなく、どちらの方が優れているとか、どちらが正しいとかはないと思う。
まあ御託はこの辺りにしておいて、とりあえず俺が日米のお笑い文化の違いを印象付けられたオープニングトークを見てくれ。
そしてその違いを体験してくれ。
https://www.youtube.com/watch?v=gYZLKqGhSZs
[バンドが音楽を演奏] [クリス・ロックがステージに登場] [歓声と拍手]
クリス・ロック ありがとうございます。ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます 皆さん、ありがとうございました。ヘイ、ヘイ!私はとても興奮しています。戻ってこれて最高だ、日本人の慣れした視点でいるデーナイトライブに出られて最高、ハロウィンの翌日にここに来られて最高だ。何人かは成功したようですが、私は信じられません。[会場笑]
昨日はハロウィンだったけど 明日はニューヨークのシティマラソンです。そうですね、怖いですね。
何が起こるかわからないよ?ニューヨークは大丈夫です、ボストンがマラソンの後、元気になったようにね。ボストンマラソンは恐ろしかった、怖かったな。おい ボストンは好きだよ、そこの人たちが大好きだ。でも、あれはこれまでで最も恐ろしくて、サディスティックな、テロ攻撃だった。
ちょっと考えてみてくれ。
26マイル。26マイル![会場笑] (※注:26マイル=42.195㎞)
もし友達に電話して 「迎えに来てほしいんだ」と言ったら?「どこにいるんだ?」「26マイル先だ!」「Uberに頼んだ方がいいよ」
膝を痛めてる、足が痛くてたまらない、女性なら胸から血が出ている。[会場笑]
26マイル!1年間も練習してきた。そしてとうとうゴールラインを踏んだんだ。
そしたら誰かが叫んだ、
「走れ !(逃げろ!)」って。 ワオ![会場笑]
ひどい話だ!でもね、ボストンの善良な人々は立ち直った。その通りだ。そして、ニューヨークは立ち直った。その通りだ。ニューヨークでもテロがあったんだ そして立ち直った その通りだ。今、私たちはフリーダムタワー(※注:911で倒壊した世界貿易センタービルの跡地に建てられた高層ビル)を手に入れました。フリーダムタワーを見たことがありますか?あなたがどこにいても、それを見ることができます。見えないなら、そこはコネチカットだろうね。
フリーダムタワー、どこにいても見える。"フリーダムタワー "を "ネバーゴーイングインゼアタワー "に変えるべきだよ。だって、私は絶対にあそこには行かないんだから。[会場笑]
あのビルに入るような事情はないんです。冗談でしょう?[観衆笑い]なんてこった!どうなってるんだ?この建物はアヒルか?[観衆笑い]何を考えているんだ?スポンサーは誰だ?ターゲット?[会場笑]
やめてくれ!同じ場所に 別の超高層ビルを?フロイド・メイウェザーの傲慢なたわごとは何だ?同じ場所に?
フリーダムタワーにはどんな企業が入るんだ?彼らはそこにいくつかの必須のものを置く方が良いです。国税庁、家庭裁判所、DNVのような、抜け出せないものを。サングラスハットを入れたら、空っぽになりそうです。[会場笑]
フリーダムタワーには絶対に入らないぞ。冗談だろう?同じ場所だぞ!
20年前、48丁目で強盗にあったんだ。そこに戻ったことは一度もない。(※注:昔強盗に遭ったことがあり、持ちネタにしている)
フリーダムタワーには行かないよ スカーレット・ヨハンソンが89階で裸でリブを食べていても気にしない。[観衆笑い]ダメだ、ダメだ。
みんな「いい加減にしろ!」という感じです。「フリーダムタワーのことを冗談で言うんじゃないよ」って。9.11と関係があるんだ。9.11のことを冗談で言っているのではありませんよ。違うってば!
でも、みんな気づいただろ?ここはアメリカだ。アメリカには神聖な日というものがないんだ、何でも商業化してしまうからね。
そうです、ラジオで言うんだ「レッドロブスターにおいでよ、このエビは9ドル11セントです。」
その通りです。祝日なんて関係ないんです。マーティン・ルーサー・キングの日だろうが、同じことだ。
「トヨタがついに無料になった」 (※注:キング牧師の演説「free at last!(ついに自由になった!)」の引用、トヨタがMLKセールをやってることを揶揄している)
それがアメリカです。何でもかんでも商業化する。クリスマスに何をしたか見てみましょう。クリスマス!クリスマスは神様の誕生日よ イエスの誕生日だ!
私はキリストのことは知らないが でも、読んだ限りでは、イエスは地球上で最も物質主義的でない人だと思う。装飾品もない。
でも我々はイエスは目立たないようにし、彼の誕生日を一年で最も物質主義的な日にした。実は、イエスの誕生日シーズンがあるのです。そのシーズン中ずっと、物質主義の季節なのです。そして、イエスの誕生日シーズンの終わりに、経済学者にテレビに出演してもらい、今年のイエスの誕生日シーズンがいかにひどいものであったかを話してもらうという有り様です。「ああ、今年はひどい誕生日でしたね。うまくいけば、彼の磔の刑までにビジネスは回復するでしょう。」そうです。[会場笑]
でもね、助けようとするんですよ。ジーザスは助けようとした- [歓声と拍手] ジーザスは助けようとしたんです。
私も助けようとしたんです。助けると傷つくんだ。そういうことなんです。
銃反対運動でワシントンDCに行ったんだ、いいかい?ホワイトハウスで銃反対運動。
私がそこらの道でナスカーの運転が禁止されてるように、学校の向かいの家に住んでるならマシンガンを持てないようにすべきだ。簡単なことでしょう?[歓声と拍手]ダメだ、ダメだ。
私はこのイベントに参加した、私と大勢の芸能人がいて銃反対を訴えたんだ。そして家に帰り、自分のウェブサイトをチェックする。
そこには脅し文句が書いてある。
「お前を殺す」 「お前の頭に一発ぶち込んでやる」「ノドを切り裂くぞ」 「俺と武器の間に割って入るんじゃない」
それで、「ああ、大変だ!」と思ったんだ。
その瞬間から、私は一生、どんな慈善事業や大義にも関わらないことにしました。自分のことは自分でやる。それがどんな病気であろうと、子供を守ることであろうと、環境を守ることであろうと、そんなことはどうでもいいんです。もし私が病気のことを話しているのを見たら、私はそれを手に入れたんだ! [会場笑]
今夜は素晴らしいショーがありますよ。プリンスが来たよ。すぐ戻ってくるから待っててね。
https://snltranscripts.jt.org/14/chris-rock-monologue.phtml
※この書きおこし(英語原文)を元にdeepLの助けを借りて訳した。
日本国憲法9条のようなものもない、自国の軍を持っていたウクライナがロシアに攻められても
他国は蹂躙を遠目から眺めつつ遠回しな支援してるだけだったよ?
ウクライナはNATOに入ってないから攻められたって言われるけど、NATO の Partnership for Peace には名を連ねてるんじゃないの?
Partnership for Peace なんて何の意味もないって事なのか?
だったら、それと似たような位置付けに日本が落ちぶれるのはそう遠くないから、日本にとっても他人事じゃないよ?
日本は米軍基地がある今はまだ大丈夫だろうけど、今のロシアに対するアメリカの態度見てれば
実際、米軍基地が日本に留まるための日本に対する要求は増す一方だ。
もうあの国は他国のために自国民の血を流すことを当分やらないだろう。
その当分というのがどのぐらいかといえば、9.11を体験した世代がすべてこの世を去るまではどうあがいても無理。
その先だって自国内である程度資源確保できる今となってはかつてほど世界の警察に拘る必要もないから微妙。
だとしたら、日本が正式に軍を持って、アメリカがこれ幸いと手を引く可能性を考えると、下手に軍備したらダメなんじゃないの?
軍備不要というより、きちんと戦略立ててアメリカなしでも自国を守れる算段立たないと正式に軍を持っちゃダメだろうね。
ただ、自分で書いておいてなんだけど、国策で人口が激減する日本ではそんなの国内経済を犠牲にしないと無理なので
ロシアがこの後全世界からボッコボコにされても、蹂躙されたウクライナや失われた命が戻ることもないし
相互安全保障という、金をケチりたいっていう話を覆い隠す上っ面の理論が現実論(笑)に戻ることもない。
どの国も、他国のために自分たちが血を流すなんてしない。それが現実となった。
せいぜい個人単位で義勇兵として乗り込むぐらいだけど、それは個々人の自由だから好きにしたらいい。
自衛隊のラベルを日本軍に張り替えて今まで通りアメリカに守ってもらおう、なんていう平和ボケした現実論じゃなくて
今回の件では
(ロシアはんの"追い詰められて被害妄想的に始めちゃう気持ち"も ちょーーーっとだけ分からなくはないけど、
日本も過去にいろいろあったけど、気持ちを入れ替えて西側陣営と一緒にやっていくんだ!
と思っていた矢先に
もちろん、こちら側としてはそこに至るまでの経緯だとか いろいろ複雑な思いだとかあるわけだけど、
それを言われちゃうと反論できないだけに「スン……」ってなる。
怒りだとか失望だとかじゃなくて、「あ…… なんかごめん……」みたいな。
(味方のつもりになってシンパシー感じてたけど、あーそっか、敵だと思われてたんだ、そっか……) みたいな。
(そうだよね、信用できないよね、一回 やらかしてるもんね……) みたいな。
(うん、かつての戦勝国に助けてもらうといいよ。ほら、日本は一度 やらかしてるからさ、平和憲法ってのがあって なにも出来ないんだ……) みたいな。
だからもう日本は国際社会に対しては「足並みを揃える」ぐらいの消極的な関わり方だけにして、
自国のことを第一優先に考えていったほうが良さそうだな、って思った。
ウクライナを助けるのも台湾を助けるのも、建前「正義心」にしつつ、本音「そうするのが結果として日本のためになるから」でいいんじゃない?
民間人を標的にした9.11と軍事基地を標的にした真珠湾攻撃じゃ全然話違うし、東京大空襲は民間人を標的にしたので9.11によほど近い。その上原爆も落としてる。これも標的は民間人。史上最悪の戦争犯罪なのになぜか裁かれない。
太平洋戦争が「自衛戦争だった」とかネトウヨみたいなことは言わんけど、侵略者たる日本が、侵略者たるアメリカに、「競合他社」として負けただけやんな。アメ公が何被害者面してんねんとは思う。
「真珠湾攻撃や9.11を思い出して」ウクライナ大統領、米議会で演説 | 毎日新聞
タイトルに釣られて、真珠湾に言及した事の是非がコメントの大半になってしまってるけど
この演説で一番強く言いたいことは「キエフにNFZを設定しろ」ってことだからな。
「ウクライナに飛行禁止区域設定を要請する」NATO内から初(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース
というように、NATO内からもついに飛行禁止区域設定について言及が出始めたり
EUの3首相がキエフを訪問したりなどの反応が出てくる程度には意味がある。
多くの日本人にとっては、ゼレンスキー大統領の熱を込めた演説は気質が違い過ぎて響かないだろうけど
「キエフにNFZを設定する事に協力してくれ」という話は入れてくると思うぞ
それこそ「もしも東京の空がNFZであれば多くの命が救われたのではないか」という位の
で、「東京大空襲を思い出して」とか「広島・長崎を思い出して」なんて記事にするのか?ってw
https://uscnpm.org/2022/03/12/hu-wei-russia-ukraine-war-china-choice
露・ウクライナ戦争は、第二次世界大戦後最も深刻な地政学的紛争であり、9.11テロをはるかに上回る世界的影響をもたらすであろう。この重大な局面で、中国は戦争の方向性と国際情勢への潜在的影響を正確に分析し、評価する必要がある。同時に、相対的に有利な外部環境を目指すために、中国は柔軟に対応し、長期的利益に合致した戦略的選択を行う必要がある。
ロシアのウクライナに対する「特別軍事作戦」は、中国国内で大きな物議を醸し、その支持者と反対者が激しく対立している。本稿はいかなる政党を代表するものでもなく、中国の最高意思決定レベルの判断と参考のために、起こりうる戦争の影響とそれに対応する対策の選択肢について客観的な分析を行ったものである。
1. ウラジーミル・プーチンは期待した目標を達成できない可能性があり、ロシアは窮地に立たされる。プーチンの攻撃の目的は、ウクライナを電撃的に破り、指導者を交代させ、親ロシア政権を育成することで、ウクライナ問題を完全に解決し、ロシアの国内危機から目をそらすことであった。しかし、電撃戦は失敗し、ロシアは戦争の長期化とそれに伴う高コストを支持することができなくなった。核戦争を起こせば、ロシアは全世界の反対側に置かれることになり、勝ち目はない。国内外の情勢もますます不利になっている。仮にロシア軍がウクライナの首都キエフを占領し、高いコストをかけて傀儡政権を樹立したとしても、それは最終的な勝利を意味しない。現時点でのプーチンの最良の選択肢は、和平交渉によって戦争をまともに終わらせることであり、そのためにはウクライナが大幅に譲歩することが必要である。しかし、戦場で得られないものを交渉の場で得ることも難しい。いずれにせよ、今回の軍事行動は取り返しのつかない過ちである。
2. 紛争はさらにエスカレートする可能性があり、最終的に西側諸国が戦争に巻き込まれる可能性も否定できない。戦争がエスカレートするとコストがかかるが、プーチンの性格や権力からして簡単にはあきらめない可能性が高い。露・ウクライナ戦争は、ウクライナの範囲や地域を超えてエスカレートし、核攻撃の可能性さえ出てくるかもしれない。そうなれば、米国や欧州も無関係ではいられなくなり、世界大戦や核戦争の引き金になる。その結果、人類は破滅し、米露が対決することになる。この最終対決は、ロシアの軍事力がNATOのそれに及ばないことを考えると、プーチンにとってさらに不利なものとなるだろう。
3. 3.ロシアが必死の賭けでウクライナ奪取に成功しても、政治的にホットポテトであることに変わりはない。その後、ロシアは重荷を背負い、圧倒されることになる。このような状況では、ヴォロディミル・ゼレンスキーが生きていようといまいと、ウクライナは亡命政府を立ち上げ、長期的にロシアと対峙する可能性が高い。ロシアは欧米の制裁とウクライナ領内の反乱の両方にさらされることになる。戦線はかなり長く引かれることになるだろう。国内経済は維持できなくなり、やがて引きずり降ろされる。この期間は数年を超えないだろう。
4.ロシアの政治状況は、欧米の手によって変化するか、あるいは崩壊する可能性がある。プーチンの電撃作戦が失敗し、ロシアの勝利の望みは薄れ、欧米の制裁はかつてないほどになった。人々の生活に深刻な影響を与え、反戦・反プーチン勢力が集まる中、ロシアで政治的な反乱が起こる可能性は否定できない。ロシア経済が崩壊寸前である以上、露・ウクライナ戦争の敗北がなくても、プーチンが危うい状況を支えることは困難であろう。仮にプーチンが内紛やクーデターなどで政権を追われるようなことがあれば、ロシアはさらに欧米と対峙しにくくなる。欧米に屈し、あるいはさらにバラバラになり、ロシアの大国としての地位は終焉を迎えるに違いない。
1.米国は西側世界の指導力を取り戻し、西側諸国はより結束を強めるだろう。現在、世論はウクライナ戦争は米国の覇権の完全崩壊を意味すると考えているが、実際には米国からの離脱を望んでいたフランスとドイツがNATOの防衛枠組みに戻り、欧州の自主外交・自主防衛の実現という夢が壊れることになる。ドイツは軍事予算を大幅に増やし、スイスやスウェーデンなどは中立を放棄する。Nord Stream 2が無期限停止となることで、欧州の米国産天然ガスへの依存度は必然的に高くなる。米国と欧州は未来を共有する緊密な共同体を形成し、西側世界における米国のリーダーシップは回復するだろう。
2.鉄のカーテン」は、バルト海から黒海までだけでなく、西側支配陣営と競争相手の最終対決まで再び崩壊するだろう。西側は、民主主義国家と権威主義国家の間に線を引き、ロシアとの対立を民主主義と独裁の間の闘争と定義するようになる。新しい鉄のカーテンは、もはや社会主義と資本主義の2つの陣営の間に引かれるものではなく、また冷戦の中にとどまるものでもない。それは、西側民主主義に賛成する者と反対する者との間の生死をかけた戦いとなる。鉄のカーテンの下での西側世界の結束は、他の国々にもサイフォン効果をもたらす。米国のインド太平洋戦略は強化され、日本など他の国々は米国にさらに密着し、前例のない広範な民主主義統一戦線を形成する。
3.欧米の力は著しく増大し、NATOは拡大を続け、非欧米諸国における米国の影響力は増大する。露・ウクライナ戦争後、ロシアがどのように政治的変革を遂げようとも、世界の反西側勢力は大きく弱体化する。イデオロギーの終焉」論が再燃し、第3の民主化の波が勢いを失い、第3世界の国々が欧米を受け入れるという、1991年のソ連・東欧動乱後の光景が繰り返されるかもしれないのである。西側は、軍事力においても、価値観や制度においても、より多くの「ヘゲモニー」を持ち、そのハードパワーとソフトパワーは新たな高みに達するだろう。
4. 既成の枠組みの中で、中国はより孤立化する。以上のような理由から、中国が積極的に対応しなければ、米国や欧米からさらなる封じ込めを受けることになる。プーチンが倒れれば、米国はもはや二つの戦略的競争相手に直面することなく、戦略的封じ込めで中国を閉じ込めるだけでよい。欧州はさらに中国から切り離され、日本は反中国の先兵となり、韓国はさらに米国に屈し、台湾は反中国の大合唱に加わり、その他の国々は群集心理のもとでどちらかを選ばなければならなくなるだろう。中国は、米国、NATO、QUAD、AUKUSに軍事的に包囲されるだけでなく、欧米の価値観やシステムから挑戦を受けることになる。
1.中国はプーチンと結ばれるわけにはいかないので、一刻も早く切り離す必要がある。ロシアと欧米の対立が激化すれば、米国の関心を中国からそらすことができるという意味で、中国はプーチンとともに喜び、支援さえすべきだが、それはロシアが没落しない場合に限られる。プーチンと同じ船に乗っていると、プーチンが政権を失ったときに中国に影響を与える。プーチンが中国の後ろ盾を得て勝利を収めれば別だが、今のところその見込みは薄く、中国にロシアを支援する力はない。国際政治の法則に「永遠の同盟国も永遠の敵もない」とあるが、「我々の利益は永遠で永久のものである」。現在の国際情勢では、中国は自国の最善の利益を守り、2つの悪のうち小さい方を選び、一刻も早くロシアの重荷を降ろしていくことでしか進めないのだ。現時点では、中国がその余地を失うまで、まだ1〜2週間の猶予があると推定される。中国は断固として行動しなければならない。
2.中国は、二股をかけることを避け、中立をあきらめ、世界の主流となる立場を選択すべきです。現在、中国は国連安保理や国連総会の議決を棄権するなど、国際的な発言や選択において、どちらの立場も損なわないようにし、中道を歩んでいる。しかし、この立場はロシアのニーズに合致せず、ウクライナやその支持者、同調者を激怒させ、世界の多くの人々から中国を不利な立場に置いている。場合によっては、見かけ上の中立が賢明な選択となることもあるが、中国が何も得るものがない今回の戦争には当てはまらない。中国は常に国家主権と領土保全の尊重を主張してきた。この立場は、台湾問題の解決にも資するものである。
3.中国は最大限の戦略的突破力を発揮し、これ以上西側から孤立しないようにすべきである。プーチンと縁を切り、中立を放棄することは、中国の国際的なイメージを高め、米国や西側諸国との関係を緩和することにつながる。困難であり、大きな知恵を必要とするが、将来的には最良の選択肢である。ウクライナ戦争に端を発した欧州の地政学的混乱が、米国の欧州からインド太平洋地域への戦略シフトを大きく遅らせるという見方は、過度の楽観視で扱うことはできない。米国内にはすでに「欧州も重要だが、中国の方が重要だ」という声があり、米国の最大の目標は中国がインド太平洋地域の支配勢力となるのを封じ込めることである。このような状況下で、中国の最優先課題は、それに応じて適切な戦略調整を行い、中国に対するアメリカの敵対的な態度を変え、孤立から自らを救うことである。要は、米欧が中国に共同制裁を加えるのを阻止することである。
4.中国は、世界大戦や核戦争の勃発を防ぎ、世界平和にかけがえのない貢献をすること。プーチンがロシアの戦略的抑止力を特別戦闘態勢に入るよう明確に要請したように、露・ウクライナ戦争は制御不能に陥る可能性がある。正義の大義は多くの支持を集め、不義の大義はほとんど支持を集めない。もしロシアが世界大戦、あるいは核戦争を引き起こせば、世界は間違いなく混乱する。中国は、責任ある大国としての役割を示すために、プーチンの側に立ってはならないだけでなく、プーチンの冒険を阻止するための具体的な行動をとるべきである。中国は世界で唯一この能力を持つ国であり、このユニークな利点を十分に生かさなければならない。プーチンが中国の支援から離れると、ほとんどの場合、戦争が終わるか、少なくとも戦争をエスカレートさせる勇気はなくなるだろう。その結果、中国は世界平和を維持したことで国際的に広く賞賛されるに違いなく、中国の孤立を防ぐだけでなく、米国や欧米との関係を改善するきっかけを見出すことができるかもしれない。
モスクワなど、西側の大都市に住む若者はほとんどプーチンを支持していないが、ヒトラーのような独裁者であるという認識もない。
子供が生まれたら、粉ミルク、おむつ、離乳食が無料でもらえたり、幼稚園はもちろん無料だし、医療費もほぼ無料だったり、意外と福祉国家だからだ。
または、プーチンは財閥を解体し、独占企業による価格のつり上げを防ぐなど、庶民にやさしいこともしている。
しかし、選挙は信じていない。そのため、モスクワでは投票率が低い。
田舎では、プーチンの支持者は多い。田舎も食料自給率が高いから、メシに困るレベルほどの貧困は目立たないが、ネットインフラが弱く、プロパガンダたっぷりの国営放送しか見られない家庭が多いからだ。
国内でも政権でも賛否両論。意外と賛成者が多いのは、西側諸国とロシアは、異なる事実をもとに判断しているからだ。
日本を含む、西側諸国の認識は、「ウクライナには一切の非がなく、ロシアがいきなり侵攻してきて、首都で民間人を攻撃している」だろう。
多くのロシア人の認識は、「ウクライナ政府は、アゾフなどの反ロシア過激派団体を援助し、ドンバスなど東部の親ロシア地域やクリミア、オデッサでロシアの虐殺をしている。この戦争のゴールは、ゼレンスキーにそれをやめさせることだ。それに、ロシアは民間人を攻撃していない。民間人への攻撃は、ウクライナとアゾフの自作自演だ。NATOや西側諸国は、情報操作をしてロシアを悪者しようとしている。ウクライナに軍事基地を作り、ロシアに戦争を仕掛ける気だ。ロシアは国と、ロシア人を守るために戦う」
多くのロシア人は、この戦争についてかなり詳しい。自分事であるし、プロパガンダ放送を見るからだろう。
ロシア人は、ウクライナの惨状も、民間人の被害も知らない。アメリカが中東を民主化するためにしかけた戦争を支持するように、当然ロシア人は自分たちを守るための戦争を支持している。
実際のところ、ロシアの言い分が事実でないという証拠はない。結局のところ、9.11の陰謀論も、原爆を落とす前に日本が降伏していかも、従軍慰安婦がたんなる売春だったのかも、私たちには知るすべはないのと同様に、偏向報道をするメディアと、フェイクニュースを垂れ流す一般市民から情報を得るしかないので、何が真実なのかはわかりようがない。
生活に問題はない。いつも実家と連絡とっているし、こんな状況でも「日本での生活に困っていない?お茶でも送ろうか?」というメッセージがくる。
ただ、InstagramなどのSNSで「死ね」などのメッセージはたくさんきた。今はフォロー関係にない人をブロックしているで、そういうメッセージは来ないが。
知り合いは、鬱になり、ODしたらしい。その人は、いわゆるノマドワーカーで、英語がペラペラなので海外企業にウェブデザインなどのサービスを提供していたらしい。
ところが使用していたクラウドソーシングサイト、UpWorkがロシア人のアカウントと口座を全部ブロックして、集客用のSNSで死体の写真を送り付けられたり、かなりひどい目に合っていたらしい。
「いきなり他国に攻め入るなんてバカな真似は普通はしない」とかいう寝言がいつの間にか
「ロシアの無謀な蹂躙に無駄な抵抗をしながら他国の助力を待っているのだ」とかいう寝言にすり替わってんの笑えるけど
いまだにどの国も遠目から「頑張れー!」って声援や凄く遠回りな助力を渋々やってるだけなんだよな。
自称現実主義者が自分の掲げてた現実に叩き潰されてるだけじゃん。
周りがウクライナにやってる支援だって「ウクライナを救うため」じゃなくて「次のロシアを生み出さないため」の施策なんだよな。
「ロシアを誰も碌に止めようとしないのをみて調子に乗るんならこういう痛い目にあうぞ」ってやってるだけ。
ウクライナが蹂躙されてて誰も直接それを止めようとはしない現実は何も変わらない。
この辺は結局、国家間の揉め事の仲裁に関してアメリカという単一国家に実質的に負担を強いてきた国連や全世界が
そのしっぺ返しを食らってるって事なんだろうな。
アメリカが立たなきゃ誰も直接関わろうとしない。
他国のために自国の軍を消耗するような真似は、もうどの国だって積極的にはやらないよな。
9条を掲げなくとも、自国の軍隊を持っても、NATOに入りたいっつって「NATOに入りたい国リスト」に名を連ねてもウクライナは侵略され、どの国も直接助けてはくれない。
それが現実。
どこまでの脅威を想定して、どこまで人と金と時間を掛けて自国を守ればいいんだろうね。
そうしたとき、国防以外の国内経済とかその他諸々はちゃんと回るように仕組みを整えられるのかね?
特に人口がこれから急激に減っていく日本でそれをやるのは今までの体制を維持するよりもっと大変だけど
「自分たちの身は自分たちで守らねば!」って寝言ホザいてる人たちはその辺ちゃんと考えてるのかね?
9.11、世界貿易センタービルなどの同時多発テロもアメリカの自作自演が陰謀論として根強く残っている。
マイケルムーアによる映画や、Zeitgeistなどの有名作品もある。
あれが本当に自作自演かはわからないけど、あれによってアメリカどころか世界の世論が「テロとの戦い」と「派兵」に大きく傾いた。
ウクライナの民間被害は、国際世論を「対ロシア」「対プーチン」へと導いた。
ロシアは、ウクライナの民間被害(建物の爆破など)はウクライナの自作自演だと言っている。
「外の情報が手に入らない」
「ウクライナ政府を信用するな」
「あなたの話を聞くことはできるが、私から話すことはできない」
と言っていた。その後メッセージは消された。
I cn listn 2 yu, but me cnt talkのように、傍受を恐れてか、不自然なスペースと、母音抜きの単語と間違った文法で送られてきた。