はてなキーワード: 身分とは
これを見ると情けもある政務もできる名将だったみたいすね
関ヶ原の戦いで領土を失った大名の内、数少ない大名として返り咲いた武将であった。さらに、それらの中でも最終的に10万石以上を領したのは長重と立花宗茂のみであり、そのことは特筆される。
長重は築城技術の高さを評価されていた。彼が築城した棚倉城、白河小峰城はいずれも城としての質が高い[9]。棚倉城は西側が急峻な崖であり、守りに適した立地条件を持っていた[10]。白河小峰城は総石垣造りの城で、これは東北地方では数少ない造りの城であった[9]。こうした築城技術は幕府側からも評価され、陸奥の入り口である要衝に長重は領地を与えられたと指摘される[9]。
死去に際して子息、家臣に「将軍の恩を第一として、幕僚と円滑に付き合い、徳川幕府への忠勤に励め、しかし、機転を利かせすぎたり、媚び諂うのはよくない」と遺言を残している。河合敦はこの遺言にも長重の堅実で実直な人柄が現れていると評している[11]。
浅井畷の戦いののち、講和のために前田氏から人質として前田利常が遣わされた。利常は前田利家の子ではあるが、他の兄弟と違い身分の低い側室の下に産まれた庶子であった。小松城に抑留されていた人質の利常に、長重が自ら梨を剥き与えた事があった[12]。利常は晩年まで梨を食べる度にこの思い出を話した、という逸話が残っている。
突然情弱ビジネスに走った挙句自爆してキャリアを台無しにしてしまったのがなぜかわからないというツイートを見た
日本人は経済学をなぜか非常に苦手としており、これまで日本人として経済学の本丸で経済理論のコアを議論することが許されたのは一時期の宇沢弘文だけだ
更に学者の世界で、一流として認められる領域にたどり着けるかはほとんど運も関係している
単純に頭が良ければ良いのではない、頭が良くてなおかつ天分のようなほとんど生理的な思考様式が求められる
成田悠輔はある程度まで華麗なキャリアを極めた先に、自分がこれ以上上には行けない経済学の天井が見えてしまい、情報ビジネスに転向したのだろう
人によってはそれは小学校の時かもしれないし、大学受験かもしれない
成田悠輔にはそれが人より遅く訪れただけだ、ワイそう思うんや
›当然のように入場料はライブマンが持っていくことになっており、その点は驚きました。
予め記載があったと記憶しています。また集客による収入は予想できない上、どんなにお客さんが見込めないライブであったとしても開催してもらえるのだから当然ではないでしょうか。
›・芸人さんと揉め事が起こったりしてもライブマンが間に入ってくれる…また自分の身分を明かすことなくライブができるのはありがたかったです。
›自分で主催した方が明らかに安いですし、芸人さんとお話しする機会ができると思いますが
とあるのから、主催代行だと話さないでいいのだとは思うけど、芸人さんと話さず揉めるの?コミュニケーションは取らなきゃいけないということ?
天より被下候
村々小前のものに至迠へ
四海こんきういたし候ハゝ天祿ながくたゝん小人に
天下後世人の君人の臣たる者を御誡被置候ゆヘ
東照神君ニも鰥寡孤獨ニおひて尤あわれみ
を加ふへくハ是仁政之基と被仰置候然ルに茲二
百四五十年太平之間ニ追々上たる人驕奢とておこり
姓共へ過分之用金申付是迠年貢諸役の甚しき
苦む上江右之通無躰之儀を申渡追々入用かさみ候ゆへ
四海の困窮と相成候付人々上を怨さるものなき樣ニ
御失ひニ付下民之怨何方へ告愬とてつけ訴ふる方な
皆天より深く御誡之有かたき御告ニ候へとも一向上たる人々
のなんきを吾等如きもの草乃陰より常々察し悲候
の政道をいたし江戸へ廻米をいたし
差出し大坂市中游民斗を太切ニ心得候者前にも申通
道德仁義を不存拙き身故ニて甚以厚ヶ間敷不届
利德之金銀并扶持米等を莫大ニ掠取未曾有之有福
誘引參り高價の酒を湯水を呑も同樣ニいたし此難
ひ平生同樣に游樂に耽候ハ何等の事哉紂王長夜の
御赦しなき事ニ候蟄居の我等最早堪忍難成湯武
之勢孔孟之德ハなけれ共無據天下乃ためと存血
市中金持之丁人共を誅戮およひ可申候間右之者共
穴藏ニ貯置候金銀錢等諸藏屋敷内に隱置候俵米
出來程之難澁者へハ右金米等取らせ遣候間いつに而も
大坂市中ニ騷動起り候と聞傳へ候ハゝ里數を不厭一刻も
早く大坂へ向駈可參候面々へ右米金を分け遣し可申候
鉅橋鹿臺の金粟を下民へ被與候遺意ニて當時之
飢饉難義を相救遣し若又其内器量才力等有之者
ニハ夫々取立無道之者共を征伐いたし候軍役ニも遣ひ申
輕くいたし都而中興
神武帝御政道之通寛仁大度の取扱にいたし遣
海萬民いつ迠も
救ひ死後の極樂成佛を眼前ニ見せ遣し堯舜
天照皇太神之時代に復シかたく共中興之氣象ニ
張付置候間大坂より廻し有之番人ともにしられさる
樣ニ心懸早々村々へ相觸可申候万一番人とも眼付大
坂四ヶ所の奸人共へ注進いたし候樣子ニ候ハゝ遠慮なく
面々申合番人を不殘打殺可申候若右騷動起り候を
金持之米金者皆火中の灰に相成天下之宝を取失
ひ申へく候間跡ニて必我等を恨み宝を捨る無道者
と陰言を不致樣可致候其為一同へ觸しらせ候尤是
類ハ都而引破焼捨可申候是往々深き慮ある事ニて
人民を困窮為致不申積に候乍去此度乃一擧當朝
下國家を簒盗いたし候慾念より起し候事にハ更無之
而已ニて若疑しく覺候ハゝ我等之所業終る處を
爾等眼を開て看
より篤と讀聞せ可申若庄屋年寄眼前乃
禍を畏一己ニ隱し候ハゝ追而急度其罪可行候
奉天命致天討候
攝河泉播村村
男女の知能差について都市伝説かも分からん言説はよく見てたけど本当に説として存在してるんだね。
アマゾンの表記だから本当に権威なのか知らんが、第一線の神経科学者が認めてる科学的調査あるんだね。プリンストン大学出版局が出してるのでウソではなさそう
https://twitter.com/ysoleilbleu/status/1622174388882907138
男女のIQスコア分布は、男性の方が両側のテールがやや厚くなる。
低IQの男女比は約1.5:1、分布の上位 2%の高IQ(IQ130 以上)では男女比は約1.4:1、
上位0.1%(IQ140以上)では2:1 をやや超える。同様のファクトに言及して、サマーズがハーバード学長の身分を追われてキャンセルされたのが思い出される。
上位2%でも1.5倍の人数差、上位0.1%になると2倍の人数差になるようだ。
日本らしい偏差値でいうと偏差値70以上の人数差が1.5倍というわけだ。
ネットに出回ってる図はかなりオーバーに書かれてることも分かるが、この程度の差でも結構な問題だと思う。
IQの差が学業や仕事の能力に直結するわけではないが、高度な学問や業務では知能が重要な領域が多数存在するわけで確実に影響があるでしょう。
完全なる男女平等の評価を達成しても最上位の人間比は2:1以上になってしまうわけで
世界一男女平等が進んでいる欧米の国でも管理職の女性率が30-40%程度となっていることと一致してくる。
おそらく、性別を一切排除して評価していくと平等に評価する国の限界がここに出てくる。
まあ、効率を犠牲にして完全平等を目指せば50:50も当然実現できるわけですが、低能力に下駄を履かせることになるので効率が悪化して業績に影響が出るので
俺は元増田じゃないけど、こいつの反論読んだけどムカっ腹しかたたなかったわ。
https://take-it.hateblo.jp/entry/2021/11/28/232151
いろいろあるんだけど一点特にこの部分。
なおライブに行く際、自分は自宅勤務なので感染させる=人殺しになる覚悟はしておらず、自分への感染リスクしか想定していなかったため、「人殺しの顔」をし損ねていたのは反省しなければならないだろう。
お前今更何言ってんだ?人殺しの分際で。お前が殺した人の前で同じこと言えんのか?
当時のお前は自身が自宅勤務で感染もしてないから直接殺すことはないとか考えてたんだろうな。それってちゃんと検査してる多くの選手だって同じじゃねーの?自分は感染してなくても、大規模イベントなんだからそこに来る人たちが感染するし医療圧迫するからやめろっていうのがお前のロジックなんじゃねえの?お前が自宅勤務できるご身分で感染リスクが低いとかそんなの知ったこっちゃねえだろ。そんなことちょっと考えたらわかんなかったんか?頭パープリンかよ。
で、そんな人殺しっていう重大犯罪を自分がしたことは反省しなきゃでかる~く流せちゃうのよ、こいつ。どういうことなの?って思うわな。こいつの中で他人に投げつける「人殺し」という言葉が軽すぎるんだわ。他人に投げつける言葉を相手がどう捉えるのか真剣に考えてない。感情にまかせてこの指全く止まらないんだわ。
そのくせ、自分に投げつけられた言葉には敏感に反応して自己正当化の長文レスしゃうのよ。そういう所もムカつくよね。
俺は選手は人殺しの顔をする必要はなく、選手は選手の仕事をしただけだし、開催自体の方については反対してても全然問題ないと思ってる。
その点ではお前が冒頭で書いてる
選手個人のSNSとかに直接「辞退しろ」云々というのは違うだろとは思っていて、世論として明確な反対の声をあげるべきだと考えていた
と同じなんだけど、お前これだけの暴言吐いといて「直接選手には言ってませーん」とかよく言えたな。それ「○○人は汚れた血の民族」って書いても直接○○人個人に言ってませーんとか言ってるのとぜんぜんかわんねーから。
これだけの暴言吐いといてこの発言を平気な顔してできる大馬鹿野郎なとこも本当に腹立つわ。
そんでこんな記事書いてよく「反論はこれ読んでからにしてね」とかドヤ顔で書けたな。恥っていう概念があるんだけど覚えた方がいいよ。多分知らないからこんな記事書けるんだろうけど。
偽りの身分を夢見て上流社会に潜入し、何十万ドルもの金を騙し取る若い女性。その行為が発覚し、何年も刑務所に入ることになったが、彼女は反省していないと言い張る。ある有名なCEOは、人を惹きつける魅力的な振る舞いと魅力的なストーリーで、ある製品を売り込むが、やがてその製品は欠陥品であることが明らかになる。批評家に反論するも、形勢は逆転し、訴訟に発展する。
このような経歴を持つ人物が表舞台に立つと、「この人はサイコパスなのでは」と思ってしまう。
魅力、嘘、操作、反省のなさ、これらはサイコパスの特徴である。社会のルールは理解しているが、自分の利益を優先させる。このような態度は、フィクションの世界でもよく見受けられる。人気テレビドラマ『キリング・イヴ』では、美しい暗殺者ヴィラネルが、目的のために人を自由に利用する。ロンドン大学クイーン・メアリー校の精神医学上級講師で、この番組のコンサルタントであるマーク・フリーストーンは、彼女が人々を目的のための手段に過ぎないと考えていることを指摘している。彼女は「自分の行動に対して後悔の念を持たず、躊躇なく簡単に嘘をつき、非常に歪んだ方法で他人と関わりを持つ」と語る。
2000年代まで、サイコパスに関する研究のほとんどは、研究結果が女性にも適用されると仮定して、男性の被験者を用いて行われた。その仮定は部分的にしか正しくなかった。男性と女性のサイコパスは、共感や後悔の念の欠如といった中核的な特性において類似性を示している。しかし、サイコパスが情報を処理し、決定を下し、行動する方法は、男女間で異なっているように見える。女性のサイコパスは一般的に男性よりも暴力的ではないが、同じように無慈悲で人を巧みに操ることができる。
臨床家は一般的に女性がサイコパスであることを期待していないので、重要なサインを見逃すかもしれない。専門家の倫理観は、専門家が個人的に評価していない人物を診断することを禁じていることに留意することが重要である。しかし、確実な伝記情報がその人物の行動がサイコパスと一致することを示している場合、意見を述べる人もいる。このような場合、その人の人生の詳細が、データ収集者が評価するために十分観察可能でなければならない。
ペンシルベニア州のチャタム大学でソーシャルワークと犯罪学を教えるクリスティーン・サルテスキ准教授は、裁判記録やビデオテープ、書籍などを使って、サイコパスというレンズでジョディ・アリアスを評価することができた。2013年、アリアスは、アリゾナ州メサで2008年に起きた元交際相手トラヴィス・アレキサンダーの殺人事件で有罪判決を受けた。彼女は彼を撃ち、繰り返し刺し、首を切り落とす寸前まで喉を切り裂きました。その傷は、彼が命がけで戦ったことを示唆している。逮捕されたアリアスは、事件に関していくつかの説を立て続けに発表しました。彼女はその場にいなかった、いたけれども武装した侵入者がトラビスを殺した、トラビスを殺したけれども正当防衛だった。彼女はそれぞれの嘘が本当であると誓い、顔写真には満面の笑みを浮かべ(インターネットでの公開を想定して)、尋問官を魅了しようとした。
「彼女の態度はサイコパスのそれと一致していたと思う」とサルテスキは言う。「彼女は嘘をつき、捕まり、そしてまた嘘をつく。常に筋書きや登場人物を変えながら、繰り返し嘘をつくことで自分の真実性を疑われないように振る舞っていたのです」。
サルテスキは、アリアスが表面的な魅力、大げさな自己価値観、操作の傾向、共感性の欠如、性的乱交性を示していることを発見した。アリアスは常に自分の都合のいいように事実を歪曲する用意があり、嘘がばれると簡単に軌道修正した。アリアスは記者といちゃつき、ナルシスト的な権利意識と無防備さを示し、自分を被害者にするためにトラヴィスをバスの下に投げ捨てた。
いわゆる陰キャの私は恋愛というものに縁がなく彼氏いない歴=年齢。
恋をしたこともなければ憧れや興味もなく、友達も片手で足りるほどの人数。
幼稚園〜中学卒業までは幼なじみとべったりで、彼女と進路が分かれてからは一人の期間を経て、その後は趣味での友人数人とべったり過ごした。そういう学生時代を送ってきた。
とにかくコミュニケーションというものの経験値が圧倒的に足りていないのだ。
常に一人か数人のコミュニティに引きこもり、クラスの輪に溶け込んだり男女混合でワイワイするグループに属した経験がまるでない。
そんな私が23で入った職場は男女の数が半々くらいかつあけすけな感じの方が多い、ハッキリ言えば性的な下ネタなんかがウケるところだった。こう言ってはなんだがギャルやヤンキーのグループのようだ。
もちろんそんな人ばかりではなかったけど、私とは正反対の学生時代を送ってきたであろう人が多かった。
そんな学生時代は避けてきたような人たちが多い職場、けど雰囲気がよいと感じたのだ。
みんな明るくて気さくに声をかけあっていて、人間関係のいいところなんだろうなと思った。
私は馴染もうとした。社会人としてちゃんとやっていかなくちゃと思っていた。
最初の挨拶から根暗丸出しだったし、会話の中で今すごくぎこちないだろうなという自覚もあったけど、自分もみんなと良い関係を築きたかった。
そのためにはみんなと楽しくお話できないと、とあまり得意でない(というかわからない)下ネタも笑顔で聞いた。
けっこう人数の多いところだったけど特徴を覚えて早く顔を覚えたり、挨拶は欠かさず、わからないところは積極的に質問した。早く仕事を覚える、覚えようとするのが一番好印象につながると思った。
それなりに仕事ができるようになり、夜勤がつけられるようになった。
男女問わず、夜勤明けで一緒にラーメンを食べに行ってきたんだ、なんて話もよく聞いた。
ある日の夜勤中、男性の先輩とスイーツの話で盛り上がったのだ。
先輩はなかなかにガタイのいい人だったが酒もタバコも体質的にダメで、スイーツが好きということでよく「ギャップがすごい」とからかわれていた。
その先輩に、今度の夜勤明けに一緒にパンケーキを食べに行かないかと誘われた。ガタイのいい男ひとりでは入りづらいと。
先輩は既婚であったが夫婦ともにシフト勤務でなかなか休みが合いづらく、食べたいパンケーキは期間限定のもの。しかも奥さんは甘いものが苦手らしい。
既婚者ということで私は少し迷ったが、他の既婚の先輩達も男女でラーメンを食べに行っているし、と思って了承した。
今ならわかる。私が悪い。昼間だろうがファミレスだろうが既婚の異性と二人きりで出掛けるのは絶対にダメだ。
しかしこのときの私は周りの環境もあってこれを「職場の人とのコミュケーションの一環」と捉えてしまっていた。
みんながやっている「夜勤明けに食事に繰り出す」というやりとりに混ぜてもらえたことで、自分も職場の一員として認められたんだという気持ちがあった。
陰キャがリア充グループに入れてもらったような錯覚を覚えたのかもしれない。
夜勤明けに先輩と待ち合わせ、先輩の車でショッピングモール内のファミレスを訪れた。(地方なので基本的に移動手段は車だった)
私は幼い頃から車酔いがひどく、車に関しては友達の車でも酔わないか汚さないかと気が気でないので先輩の車なんてすごく緊張した。緊張しすぎて酔わなかった。
自分の分を払おうとすると先輩が奢ってくれたが、私はそういうことは全く慣れていないので嬉しいより申し訳なさや落ち着かなさが勝った。
その後、モールを見て回ろうかと言われ少し歩いたがお互いの趣味も何も知らないし、私に会話を広げる能力がないので全く盛り上がらず、結局車へ戻った。
この時点で業務外で職場の人と会うのは私にはまだ早かったと後悔し始めていた。
しかし先輩はなかなか発進しようとしない。
乗せてもらっている身分で早くいきましょうよ、なんて言えるわけがない私は今日何度目かわからない「ありがとうございました」と口にしたが先輩は何か考えるように「うん、うん」と頷くだけで発進しなかった。
怒っているわけではないが、何か先輩の様子が変なのはさすがに私にもわかった。けどどうしていいのかわからない。
何も言えない私の方を向いて、先輩は
「…キスする?」
と言った。
ごめんなさい、本当にこのときのことは今思い出しても気持ち悪くて仕方ない。
助手席に乗って、一緒に食事までしておいて今更って言われるかもしれないけど、私は本当にそんなつもりなかったしこの瞬間まで思いつきもしなかった。
垢抜けない田舎の芋娘で貧乳なくせに痩せてるわけでもなく、話も面白くない根暗陰キャだ。そういうことは自分に無縁だと思っていた(なんなら今も「恋愛」を自分に関連づけることができない)
このとき初めて自分の判断ミスに気付いたし、なんてことをしたんだと過去の自分をめちゃくちゃにしたかった。
同時に、先輩は自分を仕事仲間と認めてくれたわけじゃなかったんだと思い悲しかった。
混乱しながらも「え?」「それはないです」「無理です」と頑なに拒否すると、先輩は無理強いする人ではなかったようで諦めたように車を発進させた。
もしかしたら私が強く断ったことに少し驚いていたかもしれない。職場での私は基本的にイエスマンだった。
役に立って認められたくて、私にできることであれば基本的に引き受けていた。
後から考えれば、職場までわかってる相手に無理やりそこまでしたら後がヤバいし…と思ったけどそのときはそこまで考えつかなかった。
発進されてから、言われたときすぐに車を降りるべきだったとまた後悔したけどもう遅いし、そもそも自分に落ち度があるし、自分の馬鹿さ加減とか色々とショックで何も言えなくて、ケータイだけは握りしめたまま黙って座っていた。
先輩は「みんなには内緒にして、俺も言わないから」と言っていた。
その後もメッセージでまた食事の誘いがあったけど予定があるとか言って断っているうちに来なくなった。
ロクにコミュニティに属せずに成長してきたせいで、盛大な勘違いと変な承認欲求が生まれてとんでもない間違いを犯すところだった。
ハッキリ拒否することだけは間違えなくて本当によかった。
人と関わってこなかったから人の悪意にも鈍感
なのか、いい雰囲気と思っていた職場の人間関係も本当はいろいろあったことが後に判明したし、私が気付いていなかっただけで周囲の人から見たらいじめられてる?とか嫌味言われてる?ってこともあったらしい。
鈍すぎて自分に呆れるけど気にして病むよりは良かったんだと思うことにしている。
あれから10年近く経って、結婚や出産を経た友達は疎遠になったりしてますます一人に拍車がかかっている。彼氏も相変わらず、いない歴=年齢の記録を更新中だ。
一度一人暮らしを始めたらもう家族との同居すら無理になって、昔から一人が苦なタイプじゃなかったけどこんなになるなんて思わなかった。
思い返すと、役に立たなきゃとか当時の私の自己肯定感とかにもすごく問題がある気がしているけど、今のところ趣味を楽しみつつ元気に気楽に生きている。
○ご飯
○調子
・はじめに
角川ゲームスが発売したミステリーアドベンチャーゲーム。
30代の中年男性が実家の片付けをしていると15年前の高校時代に行っていた女の子との文通の手紙を見つける、しかしそこには記憶にない11通目の手紙があった。
何事も全力で取り組む「マックス」を合言葉に、文通相手の正体を探るべく島根県に繰り出し、文通の中で紹介されていた彼女の友達に話を聞く。
という、高校時代の淡い青春の思い出を、中年男性が振り返る甘塩っぱい開始なのだけど、めちゃくちゃ変なゲームだった。
ストーリーは主に島根県を観光しつつ、15年前の文通相手の手紙に書かれていた友人達7名を探し出す前半パートと、彼らから真相を聞き出す後半パートに別れている。
・脅迫で進んでいく前半ート
インテリは美術館に行く、アナウンサーはおしゃべりが好き、デブは甘いものが好きなどなどの、一方的な思い込みで調査を開始し、文通相手の友人を探す。
その上で、身分を偽ったり嘘をつくことに躊躇がないため、関係者以外立ち入れない場所や、アポイントメントもサクサクと進んでいく。
それでいて探偵のように複数の名刺を持っているわけでも業界知識があるでもないので、すぐバレる。
これだけでも、中々に辛いのだけど、本質は調査が進み、ターゲットを見つけてから。
ゲームとしてはコマンド選択式のポイントアンドクリックのお馴染みのシステムで、証拠や証言を集めて、ターゲットが文通相手の友人であることを証明するという、ミステリ系ADVではかなり定番。
しかし、このゲーム独自のシステム主人公の何事も全力で取り組む姿勢マックスを象徴する、マックスモードのアクが強すぎる。
証拠とか証言を集めた上で、デカい声で相手の嫌がることを言って相手を諦めさせるシステム。
香具師のやることでしょ、と言いたくなる程に主人公が恫喝をする。
カツラであることを大声で指摘する、というのが最初のターゲットの攻略方法。
その後も、野球の試合での失策を嘲笑う、必死に頑張って痩せた元デブに対して過去の体型のことを執拗に弄る、犯罪者である父親を馬鹿にすると、ひたすらに相手の嫌がることをし続ける。
ゲームが進んでいくと、飲食店の中で血のように赤いジャムをばら撒いて見たり、ターゲット本人が開き直ったから娘にバラすぞと凄んでみたと、暴力を伴わないだけでやっていることが反社会的すぎる。
その上、主人公自身にはその自覚が全くなく、あっけらかんと友達ヅラしてみたり、なんで怒っているのか理解できないと嘯いてみたりしている。
所謂サイコパス的な描写が多く、登場人物達からもドン引きされている。
リアリティラインが定まっていないようで、SF、伝記、都市伝説などの超常現象が突然出てきて、突然終わる。
トゥルールートだけは現実的な要素だけで組み立てられているのだけど、それはそれで、その程度のよくあるすれ違いに、よくマックスモードで恫喝し続けたなとドン引きしてしまう。
・総じて文量が薄い
シナリオの中で起きた事象やキャラクタの感情の揺れ動きだけを眺めると、物語として成り立っていると思うし、これがアニメや映画などの映像であれば、演者の演技で補完できていたかなとも思う。
しかし、小説に近いADVというゲームのシステムでは、起きた事象の間を埋める文量が足りていなかったのだと感じた。
サイコパスのように見えるマックスモードも、混乱を極める結末も、作者が目指した味というよりは、単に作者がADVというゲームで遊んだときにどうなるかが想像できず、情報量が不足していたんじゃないかなあ。
・さいごに
割と散々な評価をしたが、シナリオ以外、立ち絵、一枚絵、BGM、背景、声優の演技、システムの快適さ辺りは文句はなかった。
メインヒロインの日高のり子さんは声だけのシーンが多いのに、ちゃんとビジュアルが浮かぶようなキャラクタ性を持った演技をしていて素晴らしい。
皆口裕子さんは演技をしている演技が求められる難しいシーンが多い中それを表現しつつ演技の外の素の顔も想像させる深さがあった。
井上喜久子さんはひたすらに可愛いキャラで、これがもうメロメロ。主人公の意味不明なマックスモードで虐められてるのが可哀想だった。
レジェンドだからすげえのは当たり前なんだけど、アニメやドラマCDと違ってユーザーのテンポに依存する分よりそこに耳が行くんだなあ、ってシナリオがつまらないからより思いました。