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2023-02-10

anond:20230210120011

大塩平八郎

檄文

 天より被下候

    村々小前のものに至迠へ

四海こんきういたし候ハゝ天祿ながくたゝん小人

國家をおさめしめば災害并至と昔の聖人深く

天下後世人の君人の臣たる者を御誡被置候ゆヘ

東照神君ニも鰥寡孤獨ニおひて尤あわれみ

を加ふへくハ是仁政之基と被仰置候然ルに茲二

百四五十年太平之間ニ追々上たる人驕奢とておこり

を極太切之政事ニ携候諸役人とも賄賂を公ニ授受と

て贈貰いたし奥向女中因縁を以道德仁義をも

なき拙き身分ニて立身重き役ニ經上り一人一家

肥し候工夫而已ニ智術を運し其領分知行所之民百

姓共へ過分之用金申付是迠年貢諸役の甚しき

苦む上江右之通無躰之儀を申渡追々入用かさみ候ゆへ

四海の困窮と相成候付人々上を怨さるものなき樣ニ

成行候得共江戸表より諸國一同右之風儀ニ落入

天子足利家已来別而御隱居御同樣賞罰之柄を

御失ひニ付下民之怨何方へ告愬とてつけ訴ふる方な

き樣ニ乱候付人々之怨氣天ニ通シ年々地震火災山も崩水も

溢るより外色々樣々の天災流行終ニ五穀飢饉ニ相成候是

皆天より深く御誡之有かたき御告ニ候へとも一向上たる人々

心も付ず猶小人奸者之輩太切之政を執行只下を惱

し金米を取たてる手段斗ニ打懸り実以小前百姓

のなんきを吾等如きもの草乃陰より常々察し悲候

得とも湯王武王の勢位なく孔子孟子の道德もなけ

れバ徒ニ蟄居いたし候處此節米價弥高直ニ相成大坂

奉行并諸役人とも万物一體の仁を忘れ得手勝手

の政道をいたし江戸へ廻米をいたし

天子御在所之京都へハ廻米之世話も不致而已な

らす五升一斗位之米を買に下りもの共を召捕抔い

たし実ニ昔葛伯といふ大名農人乃弁當を持運

ひ候小児を殺候も同樣言語同斷何れ乃土地にても人民

ハ 德川家御支配ものニ相違なき處如此隔を付候ハ

奉行等之不仁ニて其上勝手我儘之觸書等を度々

差出し大坂市中游民斗を太切ニ心得候者前にも申通

道德仁義を不存拙き身故ニて甚以厚ヶ間敷不届

之至且三都之内大坂之金持共年來諸大名へかし付候

利德之金銀并扶持米等を莫大ニ掠取未曾有之有福

に暮し丁人之身を以大名家老人格等ニ被取用

又ハ自己田畑新田等を夥しく所持何に不足なく

暮し此節の天災天罰を見なから畏も不致餓死

貧人乞食をも敢而不救其身ハ膏梁之味とて結構

之物を食ひ妾宅等へ入込或ハ揚屋茶屋大名之家來を

誘引參り高價の酒を湯水を呑も同樣ニいたし此難

澁の時節ニ絹服をまとひ候かわらもの妓女と共に迎

ひ平生同樣に游樂に耽候ハ何等の事哉紂王長夜の

酒盛も同事其所之奉行役人手ニ握居候政を以右之

もの共を取〆下民を救候義も難出來日々堂島相場

いしり事いたし実ニ祿盗ニて決而天道聖人之御心ニ難叶

御赦しなき事ニ候蟄居の我等最早堪忍難成湯武

之勢孔孟之德ハなけれ共無據天下乃ためと存血

族の禍をおかし此度有志のものと申合下民を惱し

苦〆候諸役人を先誅伐いたし引續き驕に長し居候大坂

市中金持之丁人共を誅戮およひ可申候間右之者共

穴藏ニ貯置候金銀錢等諸藏屋敷内に隱置候俵米

夫々分散配當いたし遣候間攝河泉播之内田畑所持

不致ものたとへ所持いたし候共父母妻子家内之養方難

出來程之難澁者へハ右金米等取らせ遣候間いつに而も

大坂市中ニ騷動起り候と聞傳へ候ハゝ里數を不厭一刻も

早く大坂へ向駈可參候面々へ右米金を分け遣し可申候

鉅橋鹿臺の金粟を下民へ被與候遺意ニて當時之

飢饉難義を相救遣し若又其内器量才力等有之者

ニハ夫々取立無道之者共を征伐いたし候軍役ニも遣ひ申

へく候必一揆蜂起之企とハ違ひ追々年貢諸役ニ至迠

輕くいたし都而中興

武帝御政道之通寛仁大度の取扱にいたし遣

年來驕奢淫逸の風俗を一洗相改質素ニ立戻り四

海萬民いつ迠も

天恩を難有存父母妻子を被養生前之地獄

救ひ死後の極樂成佛を眼前ニ見せ遣し堯舜

天照皇太神之時代に復シかたく共中興之氣象ニ

恢復とて立戻り申へく候此書付村々ヘ一々しらせ

度候へとも数多之事ニ付最寄之人家多候大村神殿

張付置候間大坂より廻し有之番人ともにしられさる

樣ニ心懸早々村々へ相觸可申候万一番人とも眼付大

四ヶ所の奸人共へ注進いたし候樣子ニ候ハゝ遠慮なく

面々申合番人を不殘打殺可申候若右騷動起り候を

承なから疑惑いたし駈參不申又者遲參及候ハゝ

金持之米金者皆火中の灰に相成天下之宝を取失

ひ申へく候間跡ニて必我等を恨み宝を捨る無道者

と陰言を不致樣可致候其為一同へ觸しらせ候尤是

地頭村方ニある年貢等ニかゝわり候諸記録帳面

類ハ都而引破焼捨可申候是往々深き慮ある事ニて

人民を困窮為致不申積に候乍去此度乃一擧當朝

平將門明智光秀漢土之劉裕朱佺忠の謀反ニ類し候

と申者も是非有之道理ニ候得共我等一同心中ニ天

下國家を簒盗いたし候慾念より起し候事にハ更無之

日月星辰之神鑑ニある事ニて詰ル處者湯武漢

明太祖民を吊君を誅し天討を執行候誠心

而已ニて若疑しく覺候ハゝ我等之所業終る處を

爾等眼を開て看

 但し此書付小前之者へハ道場坊主或醫者等

 より篤と讀聞せ可申若庄屋年寄眼前乃

 禍を畏一己ニ隱し候ハゝ追而急度其罪可行候

       奉天命致天討候

 天保八丁酉年 月日 某

 

攝河泉播村村

    庄屋年寄百姓并小前百姓共へ

2022-06-17

正しい教育

電車の中で息子がつり革に捕まろうと頑張っていた。

俺は座っており俺の膝によじ登り俺を踏み台にして捕まろうとしている。

だが届かない

もうすぐ4歳だというのになんと愚かな事を。とうちゃん情けない。

不安定なので支えてやるしか無い。

すっ転んで怪我したら俺が妻に叱られる。

少し持ち上げれば届くがそんな事はしてやらん。

人生メリットのあることしなさい」

一言だけ注意をする。

諦めて歌を歌いだした。

大好きなウンコの歌。うんこうんこー歌ってる。

「外でうんこは辞めなさい」

喜んでボリュームアップ。

俺も息子もノーマスクなのでつり革の時点で近くにいた痩せ中年男と壮年女は席を離れている。

こんな時の正しい教育の答えはなんだろうか。

往復ビンタだろうか

先日似たようなシチュエーションを見かけたが

母親ヒステリー声で「バカ、辞めなさい、アホ」と叱っていた。

俺は正しい教育法を知らないのでとりあえず傍観するしかない。

「人様に迷惑をかけるな」

息子はグローバル社会を生き抜かねばならない世代から日本独特のコモンセンス刷り込みたくない。

社会はお互いに迷惑を掛け合う、仕方がないこと、一定ルールはあるが過度に萎縮する必要はない

生命財産にかかわることでなければギリギリまでは寛容に受け入れ、許し許されよう」派

 

アメリカであれば分別のつかない子供パブリック場所に連れてくるべきではない。

だろうが、

日本都市部でそれは無理だ。

では日本社会構造都市構造適応した子育て人間性を身に着けさせるべきか。

だがそれではやはり世界通用する価値観は育ちにくい。

ジレンマがあるのだ。

ならばアメリカでも田舎でも好きなところに引っ越し理想の子育てすりゃいいじゃないか

かに正論である

だが、ガキの声、騒ぐ姿が鬱陶しい、と感じる価値観が間違っているとしたらどうだろうか。

間違ってる価値観に合わせこちらが適応してやらねばならないのか。

倫理常識コモンセンス共通価値観

国家民族文化自然環境社会的制約で変わる、絶対的な正しさなどなかろう。

 

ふと思い出したが昔本屋でぺちゃくちゃ喋っていると睨まれたことがある

雰囲気からかにせよの意と察したが、図書館じゃねぇんだから突っ込みたくなった

だが概ね日本本屋の中は静かに共通価値観のようだ。

これは正しいのだろうか、アホではなかろうか。

 

話を戻す、

突き詰めれば息子が幸福人生を歩むための基礎能力を授けるのが俺の仕事であり目的だ。

他人不愉快など知ったことではない。

 

だが、好き勝手協調性欠落人間はそれなりに苦労する。

 

ん?そうだろうか、それすら怪しいゾ

ほら周りにも大勢いるじゃない、横暴で得手勝手好き勝手人間

結構幸せそうなんだよね。

死ぬまで続くか知らんが。

 

そごう会長水島廣雄は俺の理想の一人だ。

クソ無能の癖に声のデカさだけで好き勝手し102歳まで逃げ切ったクソクソ男。

謙虚だの思慮なんて言葉は一切ない。

ただアホが威張り散らしてるだけ。

200億円の個人債務を踏み倒し、6400億円の法人債務逆ギレ債務免除を求め

そごう経営破綻したのに何故か彼は自己破産も免れ、最後まで俺は悪くないと言い張り

聖路加タワーで老後を過ごし100歳の誕生日会には政財界の超大物から続々と祝電。

どう考えても素敵な人生ではないか

見習いたい。

だが声の小さな俺はとてもこんな人にはなれない。憧れだ。

 

彼は不幸で間違えた人間だろうか、

死に際まで人生省みることな幸せを感じていたのではないか

いいじゃん。それでいいじゃん。

息子がそんなつおい人間になってもらって構わない。

 

だが、問題がある、成功率が低い

水島生存者バイアス、生き残れた希少種にすぎない。

威張り散らしていたら全員幸福になれるわけではない。

 

息子には高確率コースを歩んでもらいたい。

 

周りにあわせてふつーにするのが比較幸福ゲット率が高い、と世間一般では信じられている。

本当かなぁ

 

世界幸福ランキングを見ると日本は低い、かつどんどん下がってるではないか

 

うん、やはり正解がわからん、などと考えていると

息子はうんこソングも飽きて大人しく椅子に逆座りし外を見ている

ま、いっか

2021-12-15

anond:20211215140817

間寛平の主な持ちネタギャグ

「ア〜〜〜メマ!!」(困った時や追いつめられた時にとっさに放つ一言)※ 「アメマ〜」とは、本人いわく幼児母親に対して言う「あ〜ママぁ…」が転じたもの、とのことである。『明日があるさ』で稲森いずみが8回連続NGを出した時にこのギャグを放ってハマりのループから救った。

「頑張っとるか〜?」(舞台に現れる時に使用、またVHSの『吉本新喜劇ギャグ100連発2〜野望編〜』のパッケージにもなっている)

「おっさ〜ん、おっさんアホか、アホかおっさんおっさん、アホかぁ。」

「こら、犬どけ! コン キャンキャンキャン…」 舞台からハケとき使用される

「誰が付けたかインベーダー ビッビビッビ」

「パパパパッ、パ〜ンプキ〜ン」(アースマラソン北米大陸を横断中に開発したと言う)

かい〜の」(大道具の角・自分の持っている杖などに尻の割れ目をこすりつけて上下運動

アヘアヘアヘアヘ…」「アヘアヘウヒハアヘウヒハ…」(アへ語)マネージャーの妻から5000円で購入

「なめなめくじくじなめくじくじ」(なめくじ運動で地面を這う)→「塩かけないでね、粗塩はいやよ」と付け加える。

「血ぃ吸うたろか!」

息子(間慎太郎)が中学生の頃寝ている時、なぜか自分の首ばかりをめがけて刺してくる蚊に憤慨して言い放った一言を、横で寝ていた寛平に伝えたところ、翌日にはそこそこいい感じのフリまで付けてテレビで使っていた(2013/11/10放送関西テレビお笑いワイドショー マルコポロリ!』より)

「止まると死ぬんじゃ」(おじいちゃん役の時)

「だ〜れ〜が〜じゃ」「ど〜〜してじゃ」「な〜ぜじゃ」(おじいちゃん役のとき

「お礼のプ〜」(「俺のプ〜」のバージョンあり)

(掴み合いになって、すぐにフラフラと倒れる)(共演者)「おっさん、骨ないんか!?」(寛平)「カルシウム足らんねん」その後、相手股間を「ピッ、ピッ」とつつく。

「いくつになっても、甘えん坊〜」

脳みそパ〜ン!」(アメリカでは「ブレインパ〜ン!」として使用した)

「じゅとじゅでにじゅ、あとじゅでさんじゅ」(101020、あと10で30)

猿の形態模写と、池乃めだかの猫の形態模写との掛け合い。めだか猫と一緒にボールにじゃれついたりするが、そのうちにらみ合い、大喧嘩を始める。しかしいつの間にか寛平猿がめだか猫を押さえ込み、交尾を始めてしまう。

暴れているうちにめだか猫と向き合う形となり、2人ともビックリして腰を抜かすパターンもある。

二人のモノマネエスカレートし、特にめだかの猫マネが最高潮に達しているにも関わらず寛平の方は素に戻ってしまい、一人梯子を外された形になっためだかが恥ずかしさの余り突っ込むというパターン存在する。

池乃めだかとの掛け合いで、果てしなく池乃めだか言動を真似し、そのまま以下のやりとりに流れ込むパターンがある。

めだか)「ちょっと話がある」(寛平)「誰が放し飼いやねん!」

めだか)「重大な話やねん」(寛平)「誰が10代じゃ!わしゃ60代じゃ!」

めだか)「えもんかけ(ハンガー)取って」(寛平)「誰が猿公(エテコウ)やねん!」(orモンキー

めだか)「本気で言うてるんですか?」(寛平)「誰がモンキーやねん!」

めだか)「またそんな得手勝手言うて…」(寛平)「誰が猿公(エテコウ)飼ってるねん!」

めだか)「折り入って相談がありまして…」(寛平)「誰が檻に入って相談せなあかんねん!」

めだか)「本当はええとこの子なんですやろ?」(寛平)「誰が猿公(エテコウ)の子やねん!」

めだか)「ええとこ連れて行ったる言うねん」(寛平)「誰がエテ公やねん!」

めだか)「ほんま、品のない顔して。」(寛平)「誰の顔にフンがついとるんじゃ!」

めだか)「もっと情け深い人やと思うとったで!」(寛平)「誰が毛深いんじゃ!お前、わしの見たんか!」

めだか)「わけわからへんがな!!」(寛平)「誰がワカメスープじゃ!」

めだか)「キリがないやろ!!」(寛平)「誰がキリンじゃ!」

めだか)「いいかげんにせえ!!」(寛平)「誰が胃が痛いねん!!」

「月は雲間に隠れたし、雨戸も閉めたしガキも寝た」→「おまいさん今夜もかい?」→「あったぼうよ!」(以上、一人芝居)※本人曰く、中学生の頃に考えたネタ

「かかかか堪忍な〜」

「チャッチャマンボ チャチャマンボ ヘイ パキューン・パキューン・パキュンパキュンパキュン」(パキューンに合わせて腰を前後運動)(『ファンキーモンキー寛平先生がゆく!』での定番ギャグ

「しっかりできたらぼさっとするかいな!」(後輩芸人などから「しっかりして下さいよ〜」と言われた時)

井上竜夫も「しっかりできたらうっかりせんわい!」というギャグを使う。

アメママン(アメマバッジモデル)通常バージョンロックバージョンがある。

先っちょマン

ホレホレレンジャー「ホーレホレ掘れ」「おったまげったんよー」

引きずり女

十二単姿、白塗りで額に「引」の文字、髪の毛にいろんな物をヒモで結びつけて引きずっている姫。「引きずり女は福を呼ぶ」と書かれた扇子を常に持っている。娘の結婚式の余興で、娘の友人(素人)が引きずり女をやろうと用意していたのだが、寛平本家本元の引きずり女をお色直し後の新郎新婦入場時に娘の友人より先にやってしまい、娘の友人の演し物台無しに。本人曰く、「娘に頼まれた」とのことだが、真相不明

まいど〜!」(鼻声で)

「フェー」(鼻声

「ふひは!」(鼻声

ちょっとしたミスさ」

(突然怒り出した後に)「きつく言ってごめんね」

「○○って言った」「○○って言った、言った」→「結構言うのね」

「じいさん、ばあさん、山のぼろ〜」

オレたちひょうきん族」の「ひょうきんベストテン」に近藤真彦として主演した際、これを叫びながら脚立を登り、足を踏み外して股間を強打したことがある。

「うんばらばー」

イカルピーサンシン」(呪文のように唐突に唱える。一瞬で空気を変える力を持つ、不思議ギャグ大阪ほんわかテレビで登場)

ギャグではないが、『痛快!明石家電視台』での発言より)「私は今、耳クソが不足している」「うめだ花月から宝塚の自宅まで車で帰ったが、その間ブレーキを一度も踏まなかった」「私は県庁所在地について語れる」、など。いずれの発言さんまからツッコミが入り(特に耳クソでは大説教された)、エンディングコーナーの投げ手・すくい手に採用された。

(両乳首を両手で引っ張って)「乳離れしたくなーい」

(両手を肘から前に出し、機関車のように前後して)「ぐぐかか、ぐぐかか、ぽっぽ〜」

セリフはないが、右手を頭の上に持ち上げた状態で手先だけを前に倒し、手に不規則な動きを加える。

本人曰く、アルバイトパワーショベルを操縦していたことがあり、その動きからヒントを得たとのこと(『痛快!明石家電視台』での発言より)。

アレンジとして、ダチョウのような動きになることもある。

(手のひらを下にし、顎に当てがって開いたり閉じたりしながら)「ワオ、ワオ!」

吉本興業名古屋事務所社員の嫁から5,000円で購入したネタ2013/11/10放送関西テレビお笑いワイドショー マルコポロリ!』より)

2020-07-11

もうすぐ1年

もうすぐ1年が経つ。多分当日は、とてもではないがインターネットを見れる精神状態ではないだろうから今日自分のために書く。

7月18日、僕は友人たちを失った。


何度もメッセージLINEを送り、早く既読になってくれと祈り続けた。携帯電話を家に忘れていったかもしれないじゃないか、まだ何もわかっていないきっと大丈夫だと僕は何度も何度も自分に言い聞かせた。

ニュースで報じられるたび、どうか違うスタジオに出勤していてくれ、あるいは今日休みであってくれと祈った。

亡くなった人の数がどんどん増えていって、彼の無事を祈ることはほかの人の死でそれを代替えすることだと分かっていても、僕はそう願わざるを得なかった。

当日に連絡がつかなくても、「まだ落ち着いていないからだ」と何度も言った。僕は以前、似たようなかたちで大切な人を失っている。だから、もう二度と、そんなことは自分の身にも自分が大好きな人の身にも起こらないと信じていた。

やがて、僕の元に訃報が届いた。

僕は、まぁ中年と言われるような年だけれど、ほかの多くの人が味わわないような凄惨な亡くなり方を自分のごく親しい・近しい人で見てきて……、しばらく自分死神のように思えて、精神科にも何度か通った。

どう受け止めればいいかからなくて、今も受け入れられていない。

ニュースから遠ざかり、でも情報が欲しくて、気が狂ったように調べまくった。映像と音声で勝手に耳に飛び込んでくるテレビとは異なり、ネット自分意思能動的に、嫌悪感のあるものを避けて情報を手に入れられるから助かった。僕はしばらく、テレビが怖かった。テレビを見られるようになったのは、年が明けてからだったと思う。

大げさだと思う人もいるかもしれない、そんなことあるはずがないと思う人もいるかもしれない。

だけど、人の前で笑えるようになった今でさえ、あの日から1日たりとも、友人たちのことを考えない日はなかった。

夢を語り夢にたどり着き新たな夢を思い描いていた顔しか、僕は知らない。

職場を誇りに思っていた顔しか、僕は知らない。

同じ世界に生きていて明るい世界を目指していた顔しか、僕は知らない。

それなのに、一人の狂った犬によって、僕の大切な人たちが奪われた。そして、多くの人も、多くの大切な人を奪われた。


僕が、事件の当日も今も願うことはたったひとつだけだ。

どうか、あのクソ野郎よ死んでくれ。


裁判をして何になる、”真相”とかいものがわかって何になる?

どうせその”真相”は、生きたクソの言葉にすぎない。

あのクソが奪った尊い人たちは、自分気持ちを口にすることもできなかった。

裁判の席に座ることも、自らの苦しみや痛みを語ることもない。

なのにどうしてあのクソだけが得手勝手な”真相”というものを語ることが許される?

法の裁きは平等に行われなければならないし、あのクソを弁護する弁護士の人にも、医療従事者の人にも、そしてあのクソの家族に対しても、僕は悪い感情は持っていない。

法の裁きに委ねられ、法の元で裁かれることが望みだし、私刑なんか許されてはならない。

それはわかっている。医療従事者は目の前の患者に全力を尽くすべきだし、弁護士は弁護される側の利益のために動くし、法は平等であるべきだ。

から、だれの手も煩わせずに、苦しんで苦しみぬいて死んでほしい。ただ死んでほしい。だれが何と言おうと、僕はそれを願う。死んでくれ。どうか死んでくれ。

どこにも言えない。どこにも書けない。だから匿名の、僕が僕ではないところで、こう願う。



あの日以来、ずっと忘れることはない。1日たりとも忘れたことはない。

これからもずっと考え続けることになると思う。

なんで、世界でだれひとりとして生きることを望んでいないあのクソが助かって、罪のない友人たちが死ななければならなかったんだろうと。

ひどく疲れてしまった。

でもどうか、事件を悼む人の心に、わずかばかりでも慰めが訪れますように。

2008-12-14

http://anond.hatelabo.jp/20081214010628

俺も生まれてこのかたタバコは口に咥えたこともないが、まあ、あれだ、副流煙が嫌いなのは、まさに「嫌い」なんであって「怖い」わけじゃないな。で、なぜ嫌いかというと、不愉快さが忍耐の限度を超えているからだ。

元増田自動車の排ガスと比べてるけど、自動車っていう道具には公共性があって、俺も多大な恩恵を被っている(貨物運搬用のものも含めた自動車がなくなってしまったら、現在の生活自体が成り立たないだろう)のは明らかなんで、まあ妥当な排ガス規制がなされれば受忍もやむを得ないと納得できるわけ。

だけど、タバコはまったく個人的な嗜好品に過ぎなくて、こちとらは、なんの恩恵も受けてない。にもかかわらず、排ガスなみの迷惑を振りまいてるんだから、こりゃ我慢できないですよ。

おまけに、そういう得手勝手な輩の鼻やら口やらから吹き出たのが見えているんだから、これを吸わされる側がキーッとなるのももっともだと思うけど。(まあ、冷静になればこれはちょっと言いがかりっぽいなあと思うけど、副流煙の害を強調する人って、実はこれが一番気にくわないんじゃないかなと思う。少なくとも俺は、普段はそこまで狭量じゃないんだけど、疲れてたり体調悪かったりすると、そこんとこが一番むかつく。)

歩きタバコにいたっては、まったく許し難い。なんら公共性を見出せない個人的な楽しみだけのために、何千度にもなる火の棒を振り回しながら道を歩く行為だと思うと、最大限の非難を浴びせずにはいられんですな。

そういうわけなので、車の排ガスと比較されても、まったく心に届かないのであった。

 
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