はてなキーワード: 求めないとは
やることは多岐に渡り忙しい、
点滴間違えたら死人が出る責任重大さ、
知らんジジイババアのうんこやら股間の毛を剃るやらなんやらの世話までさせられる、
これで薄給だぞ。
やるメリットが1つもなくて驚く。
よくもまあこれで看護師になる人が皆無にならないもんだと思う
そして何よりもなによりも、「これらを全て踏まえた上で接客業の要素がある」のがヤバい
これは前も言ったかもしれないが、ツイッターでナースのフォロワーが何人かいるが、「患者に暴言を吐かれても殴られても反論もできない、問題にもならないって知ってたらこんな仕事につかなかった」って嘆いてる人が多くて見ていて辛くなってしまう。
その中でフォロワーが言ってた「水を取れとか服を洗濯しろとか、入院してても出来ることは自分でやってくれ、自分達は病気を治療するのを手助けする仕事であって、ここはホテルじゃない。病院にホテルの待遇を求めないでほしい」は本当に肝に銘じたいと思う。
確かに具合が悪い中1日中病室にいるんだから、快適な空間を相手に用意してもらうという感覚になっちゃうのはすごくわかる、俺もそうなってたかもしれない。
以前からAmazonのデリバリープロバイダの配達の質に不満があったし、先日マーケットプレイスの商品を買ったら無在庫転売の疑い濃厚な配送をされたりと色々あったので、脱Amazonをしてみた。
なので、ここではヨドバシカメラとAmazonを比べてみたいと思う。
これは流石にAmazonに軍配が上がる。ヨドバシカメラは動画サービスやクラウドホスティングサービスまでは持ってない。
なので、プライムビデオとAWS(個人のブログをLightsailにホスティングしているのだ)はAmazonの利用を続行している。
これは甲乙つけ難い。ヨドバシカメラは基本的に購入金額の10%のポイントが付くのでその分を差し引いて、Amazonもものによってはポイントが1%くらいついたりするのでその分を差し引いて考えると、大体どっちも同じくらいの値段になる。
ただ、Amazonにはマーケットプレイスの業者も多く、時には配送料トラップ(本体は安くても配送料が不当に高いケース)が存在することを考えると、ヨドバシカメラの方が安心して買い物ができる。
これもAmazonに軍配が上がる。が、この品揃えを支えているのがマーケットプレイスの業者であり、質の悪い業者が残念ながら一定数いることを考えると、あまりAmazon圧勝とは思いたくない。
ちなみにヨドバシカメラでは家電のみならず家具や生活用品、書籍、水やお茶なども売っているので、よほどマニアックな品を求めない限りはヨドバシカメラで用が足りるはずである。
これはヨドバシカメラの圧勝である。うちがヨドバシエクストリームサービス便というヨドバシカメラ独自の配送業者のサービス対象地域にあることを差し引いても、ヨドバシカメラの方が断然いい。まず配送業者を無指定、ゆうパック指定、ヤマト運輸指定から選べる。無指定は配送料無料、ゆうパック、ヤマト運輸を指定するのは(小さなものでしか試していないが)350円の有料である。この時点で配送業者を指定できない上に基本置き配になってしまい、さらに配送料がかかる場合がある(ついでに悪質な業者だと無闇に配送料が高いことがある)Amazonのサービスの質を置き去りにしている。
ヨドバシカメラで配送業者を無指定にすると、場合によってヨドバシエクストリームサービス便だったりゆうパックだったりで荷物が届く。その上これがめちゃくちゃ速い。翌日配送はほぼ当たり前、場合によっては当日配送も全然ありなのだ。
また、ヨドバシエクストリームサービス便だったら注文商品の配達が開始された時点でお届け予想時間が書かれたメールが届き、配達が完了した時点でもまたメールが届く。このお届け予想時間はズレても前後10分程度で、非常に精度が高い。
さらに、これは使ったことがないのだけれど、地域限定でお客様チャーター便というサービスがあり、追加料金として最低でも6,980円かかるサービスであるが、注文後に電話相談で個別の配送事情に対応してもらえるらしい。例えば深夜配送だったり、3時間以内の超速配送だったりがお願いできるようだ。
このお客様チャーター便オプションは、対象地域がお届け先でないとオプション自体が表示されないので注意である。
しかし、ここに述べたようにヨドバシカメラの配送はマジでいい。
知っている人がどれだけいるかわからないが、ヨドバシカメラでは電子書籍サービスを運営している。
これとKindleを比べてみると、まず品揃えとして、Kindleの自費出版みたいなものまでは流石にないが、そういうのを除けばKindleには電子書籍があるのにヨドバシにはないというようなことは経験したことがない。
その上、ヨドバシカメラの電子書籍は20%のポイントが基本的に付く。もちろんその分Kindleよりも高いということもない。
そのポイントはヨドバシカメラでの買い物全般に利用できてしまうので、ヨドバシカメラ経済圏で買い物をしている限り、実質2割引きで電子書籍が買えると思っていい。
この電子書籍を読むのに必要なアプリがDolyというアプリだが、iPad版を利用する限り、Split Viewに対応していないところだけが難点だがそれ以外はKindleアプリと比べて使い勝手が劣っているとは思わない。
というわけで、ヨドバシカメラ経済圏で生きていくことを決心した私にとっては、Kindleよりもこちらの方が断然いい。
というわけで、ヨドバシではやっていないサービス(動画配信、クラウドホスティング)以外はヨドバシカメラに乗り換えて、とてもとても満足している。
安心して買い物ができるという点がヨドバシカメラでは当たり前に提供されているので体験が良い。本当なら安心して買い物ができるなんていうのは当たり前の話なのに、Amazonでは質の悪いマーケットプレイスの業者がいて、しかもそれが分かりづらいという体験があまりにも悪い。
また、通信販売は配送サービスも商品のうちであるということをヨドバシカメラはちゃんと分かっているのがいい。配送サービスの多様さがその証左である。
本当に、ヨドバシカメラに乗り換えてよかった。
https://anond.hatelabo.jp/20221018225425
ぼく勉が何でネオリベ的な世界観かといえばそっちのが面白いからだよね。
社会的な救済制度って邪魔なんだと思う。タコピーとか竜そばとかで福祉が云々言われたけど大人に助けてもらって終わりとかつまんないじゃん。
サスペンス映画でシリアルキラーをたまたまパトロール中だった警官が現れて射殺して終わったらクソでしょ。
フィクションの王道ってのはメインキャラによる自助、自己責任で、主人公が福祉側の人間でもない限り社会に助けてもらうより子供たち自身が戦わなきゃいけないんだよ。
大事なのはフィクションのキャラじゃない現実の人間にフィクションの王道を求めないこと。
はてな匿名ダイアリー(いわゆる「増田」)を書く側、見る側で使用してきた。その経験を踏まえての、利用者として増田を快適に使うための覚書を書いておく。
個人的に考える増田を最良に使用するための注意点は、「外部の受け止めを観察する時に使用するのが良い。但し、大半の反応・反響は有益ではなく、(自分にとっての)有益な反応はごく一部しか来ない」と思っている。
良い点、悪い点、注意点、所感を箇条書きで記してみたい。
既知ではあるが、ネットの匿名空間では不毛な議論、罵倒、中傷は多く、当然ながら匿名の増田でもその傾向が強い。また、増田の特徴としてはブクマ、twitterで拡散する点に特徴があるように見える。某掲示板なら某掲示板をわざわざ使用する層しか見ないだろうが、増田ははてなブックマーク、twitterという利用者の層というか幅が非常に広いサービスの上で、多数の人の目に留まる。それ故、拡散さえすれば予想しなかった貴重な反応を拾うことも可能になる(但し、罵倒・中傷はそれなりに来る)。そのような予想だにしなかった貴重な反応を拾う、という視点で使用するのも面白いかもしれない。また、ブクマ・twitterのユーザーに限定はされるが、自分が今まで知らなかった世間一般の見方・考え方を収集するツールにもできる。
増田は削除可能だが、増田から削除したとしてもWayback Machineや魚拓のようなWebアーカイブツールで収集されてしまうと、デジタルタトゥーが残ることに注意が必要。何者かがわざわざWebアーカイブを取得する行為を行っているからそうなるのだが、何故わざわざ取得するのか理解は正直できない。わざわざ他人を痛めつける行為にも見えなくはないし、ある種のイジメだと感じることもできるが、とにかく、ブクマがそれなりの数に上ると、ほぼ必ずと言ってよい程、何者かがWebアーカイブを取得する。それ故、削除のタイミングも注意が必要である。ただ、テレビやYahoo! Japanのニュースで取り上げられることはまずないし、はてブ自体が現実世界の会話でどれ程話題になるかも不透明だから、大して気にする必要はないと考えることも可能だ。
たびたび盛り上がる"非モテは人間関係を築く能がなくセックスしか頭にないから非モテ"説な
”人間関係を築く能がない”には"自由恋愛という極めて不自然なプロトコルにおいて"、という前提が付くし、もっと言えばセックスを持ち出す必要は全くないので二重に中傷なのよ
マジで素性のよくわからん同士の男女で飯食ったりとかを楽しめるかってさ、そりゃ事前に擦り合わせたり共通の趣味で盛り上がるように会話を楽しむ努力はできるよ?でもそういう関係が継続できるかって究極的に才能でしかねえの
私生活の中に他人を受け入れられる余地があるかの器の問題であって、性欲はそのポテンシャルを持ち上げてコミュにブーストかける一つの要因でこそあれ、逆には作用しねえのよ
俺もさあ、企画展なんぞを口実にして一度きり会うのはいいのよ、相手の趣味に付き合って一人で行かないような店に行くのも面白い
でもそういうのは結局コンテンツを楽しんでたのであって、毎月毎週の休みごとにくたびれた身体に鞭打っても会いに行きたい理由はどう考えてもないから一度会うとなんとなくフェードアウトしちゃうんだよね
地理的に離れてて一度も会わず、半年ほど通話してた子もいたよ、週末に数秒だけでも必ず通話をするという決まり事だけつけてさ
映画とか色々教えてもらうこともあったし聡明なところが好きかもしれないとすら思ってた、それでも関係が切れた時掛け値なしに「肩の荷が下りた」以外の感想が浮かばなかったんだよ
注がれても満たされない割れた器であることが非モテの異常者たる所以であって、セックスとかデートが楽しめるかとか問題じゃねえの
というかセックスをモチベーションにできる下駄がある分際でガタガタ言うな
俺を一人にするな
俺を一人にしろ
件のエントリ
これ自体にも言いたいことはあるが、そのブコメを眺めていて一弱者男性として色々思うことがあったので
aaasukaaa デートしたいもいるよ。でも全て共通するのが自分の想像だけの完璧な自分視点の内容なので、一緒にいる相手を見ない。そんな自分に浸りたいだけ。なのでこっちは楽しくないけど、思い通りでないと逆ギレするんだわ
おいおい、デートしたい/したくないに係わらず弱者男性が実際のデートをしたことあるわけ無いじゃないか。
君を楽しませることが出来ず、しまいにゃ逆ギレした男たちがどんなデート観を持ってるか知らないけど、デートしてる時点で弱者男性ではありません。悪しからず。
cinefuk デート=「エロゲでフラグを立てるためのスキップしたいイベント」と捉える人って本当にいるのかな。でも「サイゼリヤで試し行動」「牛丼屋で試し行動」がバズる背景には、そういった心理があるのかな
richest21 AVで女優へのインタビューとか最初の状況説明とかの「セックスしてない部分」を早送りするようなものでは?そもそもデートそのものに楽しみを見出せる男性なら「セックス無しのデート」だけで充分楽しめるだろうから
mayumayu_nimolove この記事に「運用しない運用のインフラとは」って広告があるけどまさにこれじゃない?めんどくさいことやらないで目的を達成したいのでは?
うーん。弱者男性って本当にセックスが目的であり、過程はスキップしたいめんどくさいイベントなのかなあ?
というのも(あくまで俺のケースであり、一般化出来るかは分からないが)俺はエロゲやるとき、『通常イベントシーンはキッチリ音声再生までするが、エロシーンはクリック連打で半ば早送り』なんだよね。
エロゲにエロを求めないわけではないがそれだけではないし、要らないときは必要ない。
まあそれが当たり前と言う気はないけど、エロ以外の場面を飛ばすのが一般的(=セックスにしか興味ない)って根拠もないよね
shields-pikes 本当これだと思う。自分は前から「恋人が欲しけりゃ、異性の友達と気軽に遊びに行きまくってデートに慣れとけ」とずっと言ってる。
うん…、多分正しいんだと思うよ。
でもそれが出来るのはきっと既に弱者男性ではないよね。
仮に『気軽に遊びに行ける異性の友達』がいる弱者男性がいたとしようか。(この時点で相当無理がある想定だが)
きっとすぐ相手を好きになって下手なアタックをして関係が終わってしまうか、万が一上手くいってもそれは弱者男性を脱してしまっているよね。
khtno73 ブコメ眺めて「エスコート」「騎士道」「面倒」だの言ってる群と、「楽しい」「ドキドキ」「一緒に」と言ってる群、どっちが本質的に非モテかは明白。リアルが恋愛弱者でも後者ならすぐ相手ができるよ。
リアルの恋愛弱者はそもそもデートに縁がないので「楽しい」とか「ドキドキする」とか知りようがないんだよ。故に後者ではあり得ない(だからといって前者とも限らんが)。
慰めてるようで全く慰めになってないよ、それ。
grdgs 弱男論者は、口先だけでも増田を否定するかと思ったら、見事に肯定していて驚くな。過大評価してたわ。彼らの社会性・人間性の低さが浮き彫りとなった。
そういう結論になるのか。こっちが驚きだわ。本当に自分の都合の良いように目が滑るんだな。
seto116 ああいう人達って彼女というものを、彼女がいなければ・セックスの経験がなければ一人前ではない、という価値観の中で自分の地位を向上させる要素くらいにしか思ってないから、どう付き合うかは興味ないんじゃない?
言っちゃなんだが、弱者男性は彼女がいることで地位が向上するようなコミュニティに属してねーから。
誰でもよくないよ。
cutedays 本来、そういうデートとか日常の部分が合う相手がパートナーになるんだけど、弱者男性?とかいうカテゴリの人は恋愛=性行為、彼女=タダで性行為できる相手とか思ってる?そんなの女性が選ぶわけないわな
nomono_pp いや、知ってる。「女と付き合う」ことはしたくないけど「自分が好きにできる女」は欲しいのがあいつらの特徴
したい/したくない以前に出来ないんですがね。
Cunliffe ここに棲息してるミソジニ♂オタク系ブクマカ連中見てると連中が欲しいの自分を全肯定するセックス供給者なので、そりゃデートなんて無駄と思うよなと。まあ、そういう連中貧乏でデートする原資もなさそうだけどな。
そういうこと言う人は何故かミサンドリストばかりだね。
他のあらゆる弱者カテゴリーも全て自己責任で救う必要がないと言うなら納得するよ。
まあ今更救われようとも思ってないけどね。
hedgehogx 恋人に限らず、気の合う人と一緒にあれしたいここ行きたいこれ見たいと自然に湧いてくるのが普通だと思うし、そういう感情が一切ないのにセックスだけさせろとかクソすぎる
何か普通に化け物の様な扱いやな。
hate_flag いわゆる「女性嫌いの女体好き」ってやつよ。セックスはしたいけど女と付き合うのはめんどくさい(他者の価値観に合わせるのがイヤ)という
またまた、めんどくさがらなければ女と付き合えるみたいな…。
Silfith もう一歩踏み込んで「プランを立てて行動すればセックスが提供されるシステム」だと認識して、プロセスを遂行しようとしている人が弱者なのでは?短絡・思考の飛躍・矮小化した理解・浅慮な実行は罪の一歩手前
君らさすがに好き放題言い過ぎじゃね?
なんか悲しくなってきたので取り敢えずこの辺にしとく。
男性が受けている差別として重要だと私が思うのは、警戒されることと、信頼という名目で粗末に扱われることです。
男にも女にも、男は警戒すべき存在だという感情がうっすらとあります。
同時に、男性だったらほっといても大丈夫だろう、という肯定的な信頼の形をとって、男性のことをろくに気遣う必要はないとされがちです。
だから、世間話でもマスメディアでも、男性への警戒や、過度の信頼による雑で粗末な扱いが平然と行われています。
それが積み重なった結果として男性は、敬遠されて孤独な人生になりやすく、自尊心も低く、自分たち男性自身への嫌悪も生まれ、自分の事すら粗末に扱い、次世代男性もそのように扱うので引き継がれる、などの被害を負っています。
「保護と抑圧は地続きなのでバランスが大切だ」という話をよく目にしますが、同じように、信頼と放置も地続きなのです。
家父長制は、自立したい女性にとっては抑圧という差別だけれど、自立を望まない女性には保護を受けやすいというメリットとしても働く。
それを裏返したように、男の自由放任は自立できる強者男性にとってはメリットだけれど、弱者男性にとっては助けてもらえないし悲鳴も無視される差別として働いています。
若者が遭遇しやすい実例として、バイトやサークル活動が長引き、夜になってしまった場面を考えましょう。
これは、男性の方が不安や心配事が少なく、お節介な干渉もされず自由に生きやすいというメリットととらえることは確かにできます。
しかし同時に、「襲ってくるとしたらたぶん男だ。男を警戒すべきだ」「男の自分は、夜道で女とすれ違う時に怖がらせてしまうだろうから気を使わねばならない」「男の帰り道を気遣ってやる必要はない、男は粗末に扱っていい。自分も男だから、自分の事も心配せず粗末に扱うべきだ」という認識を強めることにもなります。
実際は、男性でも深夜に一人で帰ることに恐怖を感じる人がそれなりにいるのですけどね。
でも、女性の帰り道は心配されるが男性はそうではないという現実と向き合うたびに、「ああ、俺の夜道への恐怖は認識すべきでない感情なのだ。むしろ俺は怖がる側ではなく怖がらせる側なのだ」という方向へ矯正され、やがて本当に自分でも自分の不安や恐怖に気づけなくなります。
しばしば指摘される中高年男性の自分語りの下手さや、困りごとをうまく伝えられずかんしゃくを起こす傾向などは、彼らが自分の苦痛や不安を認識する能力を社会に破壊されているからでしょう。まして適切な言語化などできるわけがありません。
他にも色々な場面で、不安を感じてないことを前提とした粗末な扱われ方を重ねて、男性は自分に対しても他人に対しても鈍感にさせられていきます。
たとえばトイレ。
男だったら道端で立ちションしても大目に見られがちという自由は、性器を露出し排泄を見られたくない感情を気遣ってもらえないという粗末な扱いでもあります。(道端は許されないと思うならハイキングや海釣りや森林浴を想定してください)
不安や羞恥を感じていた男児も、「その辺でおしっこ済ませてきな」と言われたり、仕切りのない小便器や、女性が清掃に入ってくるトイレを使ううちにその弱さを鈍麻させ忘れてしまいます。
この言葉はおおむね好意や信頼の表れですが、同時に「男の人は一人でも不安になる必要はないよね、あなた自身が男の人なんだから加害者である男と戦えるもんね」という扱いでもあります。
一人で行動しても口を挟まれない自由の反面、一人は心細いという男性の感情は最初から考慮されていない。
このような扱いに触れ続けることで、「俺は男だから不安になる必要はないんだ」と自分を勇気づけ、痩せ我慢することが癖になります。
夜道にせよ、トイレにせよ、一人行動にせよ、成人男性に直接聞いてもたいてい「いや全然平気だが」と言うだけでしょう。
最初から平気な男性と、鈍麻し平気にさせられた男性と、本当は平気じゃないが痩せ我慢している男性を区別することは本人にすら困難です。
この論法は「たとえ当事者が男性差別を否定しても、それをそのまま受け取るべきではない。男性差別は存在する」という無敵論法っぽくなるので好きではないロジックですが、そう言わざるを得ない。
ネットでは、男性はセルフケア能力が低い、まずは自分を大切にすべきなのにそれをしようともしない、などという話も多くなっていますが、男性のセルフケア能力の低さは数十年にわたる「男性は自由に行動してよい反面、粗末に扱ってよい」という経験の積み重ねによるものであり、決して男性個人に責を負わせるべきでも、自己解決を求めるべきでもありません。
セルフケアに焦点を当てるならば、社会によって損なわれた男性個人のセルフケア能力を育て直すため、社会が反省して手厚く協力してあげよう、という話になるのが妥当でしょう。
しかし現状の男性セルフケア論では、セルフケアというスローガンと丁寧な暮らし雑誌は与えてやるのであとは自分で(せいぜい弱者男性内部で)上手くやって成長しろ、社会は手を貸す気はないぞ、という正反対の切り捨て論になっています。
男同士で友人を作っても、それは楽しさや得意分野を分かち合うには向いていますが、弱みを見せ合い癒し合うことには向いていません。「今日はパーっと遊んで嫌なことは忘れちまおうぜ」のような会話がその典型です。
男性が警戒され、気遣ってもらえない原因には合理的理由がある、という反論はできるでしょう。
腕力の強さ、性欲や暴力性の強さ、外見の悪さ(体毛が濃く皮脂が多く禿げやすいなど男性ホルモンが外見に与える悪影響は多い)、コミュニケーション能力と共感能力の低さ、など。
しかし、そのようなある程度の合理性があったとしても、統計的差別であることは間違いありません。
統計的差別はどの程度まで許されて良いか、というのは難しい問題なので、別に論じる必要があります。
そして、フェミニズムと弱者男性論の共闘が難しいのはここが主な原因でしょう。
「性犯罪は男性から女性への加害が多い(犯罪全体では男性が被害者になる方が多いですが)」「腕力が強くて制止が困難」「妊娠リスク」など様々な事実に基づき男性に対する統計的差別をどの程度認めるべきか、フェミニズムと弱者男性論は真っ向から対立しています。
統計的差別は一切許されるべきでないと言い切る人も時々いますが、それはどの陣営であっても非現実的でよくないと思います。
もっとも「社会を運営するにはマクロ視点の統計的差別が必要なことは認めるけれど、その加減を考えましょう」とかぬるいことを言ってると、確かにそうだね考えなきゃねとは言ってもらえても実態は現状維持が続くだけであり、統計的差別を一切許すな!と極端なこと言って圧を掛ける方が新規分野の社会運動としては実を結びやすいんでしょうけどね……。
今までも男性差別については、男性は加害者として認められやすく被害者として認められづらいという内容でしばしば語られてきましたが、たいてい注目されるのは女から男への悲惨なセクハラや暴力事件がほとんどです。
それも由々しき問題ですが、男性差別の根底にあるのは、もっと日常的でうっすらとした「男ならまあ平気だろ。ほら、やっぱり平気だった」という日々の積み重ねではないでしょうか。
特に、「男性なら大丈夫」という信頼により粗末に扱われる場面は見過ごされやすいと思います。
フェミニズムでは、「女を自立した人間と信頼して放任しろ、家父長制で口を出してくるのやめろ」というアプローチが行われていたため、その逆である、過度の信頼による放置という男性差別は問題視されづらいのです。
「女子供は弱いから保護して指示してあげなきゃね」という慈悲的差別に対して、男性が受けやすい「男は大丈夫だろうから心配する必要もないし勝手に自立しててくれ」という扱いは、信頼的差別などと呼べそうです。
この記事は、これまで弱者男性論で強調されてきた、人間関係や恋愛や経済やジェンダーロール面の困難や、弱者男性の存在自体が不条理に否定される、などの論点と対立しません。
警戒されつつ粗末に扱われることは、親しい人間関係や恋愛関係のハードルを上げます。
経済的貧しさについては、一般的な貧困問題に加えて、男性は公的にも私的にも助けてもらいづらいし、そもそも助けを求める能力が社会により破壊されている点に、男性特有の困難があります。
男性ジェンダーロール問題とくくられるような、男なんだから泣くなしっかりしろと言われるとか、責任を負わされるとかは、「信頼の名目で粗末に扱われる」部分です。
弱者男性論自体があまり聞く耳を持ってもらえないしミソジニストとすら言われることや、困ってると認めてもらえなかったり、困っててもそれは受け入れるべき部分だと言われることなども、「信頼してるという名目で粗末に扱われる」の一種ですね。
また、「男性にも弱者がいることは分かったけど、結局どうなることを求めてるんだ、要求を出してくれ」という問いがありますが、運動として歴史の浅い弱者に、的確な要求をする強さをいきなり求めないでください。
現時点では、「どうなったらいいかを、男性に肩入れしつつ一緒に考えてくれる人が増えるのが望みです」としか言えません。
少なくとも私は、男の乳首も露出NGにしろとか、男性トイレもすべて個室にしろとか、芸人のちんちんポロリシーンやハゲネタはダメだとか、「男の人がいると安心」はハラスメントだから許すなとか、そういう短絡だったり個別的すぎる議論にはしたくありません。
男女平等に近づけることには合意されるとしても、男性も女性くらいに保護する方向と、女性も男性くらいに放任する方向では、目指すものは大きく変わるでしょう。
細かな調整が必要な問題ですから、今はまだ最終要求を問われてジャッジを受けるほど議論が深まっていません。
あくまで私の主観的な意見としては、消極的自由を重視して積極的自由には疑問を持っているので、保護よりも放任、安全よりも可能性を男女ともに重視する方がよいと思っています。
人間に限らず生物が「男性的な物、強そうな物、醜い物」へ抱く警戒と嫌悪は途方もなく根深いので、男性もケアされる男女平等の実現可能性は絶望的であり、女性も雑に扱われる男女平等の方がまだ実現可能性があるだろうという予想のせいでもあります。
本エントリの書き方だと皆が保護される平等を求めているように見えるかもしれませんが、私個人はそれが実現しそうにないと絶望しているので、皆が放任される平等を目指した方がマシだと感じている、ということです。この絶望感をぬぐえるならぬぐっていただきたい。お前にサン(son)は救えるか!
【追記】
母親と妻、そして「女をあてがえ論」についても書きました。
『男性が母と妻にだけ弱さを晒そうとするのは、皆に原因があります(anond:20220909191646)』
そういうIT企業ステレオタイプをIT系に押し付けるのやめてほしい
床に座っても腰が痛くなるだけだし
っていうことを示したいんだろうけれど
シール配ったりバランスボールをまとめて買ったりTシャツ作ったりとかやめてくれんかな
あと、ぶっちゃけベンチャーとかでも成功してるのは割とちゃんとした人達で
その手のステレオタイプ的なエンジニア(笑)は周りと上手くいかなくて部下の指導もできなくて
かといってめちゃくちゃ技術が尖ってるわけでもないから同程度のまともなエンジニアが来ると勝手に病んで迷惑かけてる
そりゃあ普通の出会いで初対面だったらいきなり政治や宗教の話をしないのはマナーだろうけれど
婚活やお見合いって結婚して共同生活を営むのが前提の出会いだよね?
どの政党を支持するかって家計や地域経済、子供の教育にも密接に関連するし、そこが合わない相手とやっていけるとは思えない。
はっきり言って自民や維新の支持者は自分にとっては喫煙者と同じくらい地雷なので絶対に避けたいんだけど、それをお見合いで聞くのが駄目なのが納得いかない。
喫煙の有無を尋ねるのはよくて支持政党を聞くのは駄目っておかしくない?生活に深く関わってくる部分なのに。
「例え夫婦になった後でも一生しない方がいいというわけではありません。家族でニュースを見ながら話をすることもあるでしょう。
こうした話題は、知り合いたての頃はしないでおきましょう。」……っていうけれど、いや結婚した後で知っても遅いじゃん。
事前に知っておかなきゃ意味がないのに。
具体的にどこに投票したのかを聞くのは秘密選挙の原則に反するから勿論駄目だけど、お見合い相手ならば支持政党くらいは聞くべきでは?
あと宗教についても最近話題の統一協会やら創価学会、幸福の科学だったらその時点でリスクが高過ぎてお断りしたいから知っておきたいし
そこまで極端じゃなくともJ・R・R・トールキンの奥さんは結婚を機にカトリックに改宗して大変だったと聞く
宗教って生活の細かい部分に関わってくるし、結婚して生涯を共にするなら宗教もめちゃくちゃ大事でしょ。
時間だけかかって成果が得られないって人が多いんじゃないだろうか?
趣味の話ならいいってのもよく分からないんだよな…プライベートな話題には変わりないだろうし、マニアックな趣味で思い切り趣味が合うって訳じゃなければ結婚相手に趣味の一致をそこまで求めない人もいるだろうし。
https://bransel.com/blog/senkyo/
お見合いや初デートで政治や選挙、宗教といった思想の話はまずNGです。
とくに、お見合いなどの初対面の人の場合に、いきなり思想についての話題や質問を持ち出すのは相手を困らせることになります。政治、宗教の話題は大変デリケートです。感じ方、考え方、捉え方が人それぞれ違います。
初対面の人から、政治、宗教の質問をいきなりされて、安易に聞くような話題ではないのに。と、相手を不快に感じる方もいます。
しかし、例え夫婦になった後でも一生しない方がいいというわけではありません。家族でニュースを見ながら話をすることもあるでしょう。
こうした話題は、知り合いたての頃はしないでおきましょう。