はてなキーワード: 一言とは
とっさの一言はその人が日頃考えていることだと思うの
岡村発言には否定的だったんだけど、改めて文章で読み返してみて、段々印象が変わってきた。
発言の後段に出てくる「われわれ風俗野郎Aチームみたいなもん」っていう言葉が象徴的なんだけど、前提として、自分たちは綺麗な女性に普通には相手にされない、っていう卑屈さがある。
上層にいる女性たちが、コロナによって我々のいる下層まで期間限定で降りてきてくださるかもしれん!…という文脈なので、そこには確かに差別意識はないんだと思う。
まずかった点はふたつ。一つ目は、そこに「下層に降りていく女性の視点」が全くないので、他者への想像力が感じられない点。せめて一言、「嫌々風俗に来ざるを得ない女性の人は嫌だろうなぁと思うんですが、モテナイ我らに情けをかける気持ちで相手をしてください!」とか言えたらよかったのにね。
もう一つは、岡村自身が「われわれ風俗野郎Aチームみたいなもん」って卑屈に気取ってるのが、ファン以外には理解されにくいこと。知名度も収入もあって、今はともかく、若い頃は散々キャーキャー言われてた芸人が「われわれ風俗野郎Aチーム」と称することに理解が及ばない、納得がいかないと感じる人が多いということ。ファンは「昔からこんな感じ」というだろうけど、客観的に見ると「は?いい歳して何言ってんの?」って話なんだろう。
あれもう4年も前か…。
特に気になるのは料理に関する記事に必ず行っていいほどつく「だったらお前が作れ」コメント
投稿者の主張を無視するかのような冷酷な一言に星が集まるのが不思議でならない。
そりゃあ主婦だったら誰だって思ってることだろうし、星貰えるわって感じ。うれしいもんね、星貰えたら。
予想だけどガールズちゃんねるとか発言小町に飽きてちょっと背伸びした人が流れ込んでる感じがする。
結局はてなでもやってることは変わらない。
もちろん中にはちゃんと客観的な立場から考えられる人もいるんだろうけど、
頭が良くて冷静な人ほどはてなからはもう離れちゃってるイメージ。
別に何が言いたいとかは無いんだけど、ふと思った事なので書いた次第です。
火が付きそうな話題が出る→藤田孝典が(※デマ込みの)記事をYahoo!ニュース個人に投稿→Yahooがトップ掲載
地元与党市議や県議とコネが強くて儲け話には何でも乗っかれる人なんだろうな。よくいそうな人だろ
社長の説明でだいたい流れはイメージできたけどな。マスク不足を儲けのチャンスと踏んでベトナムの立体布マスクを取り寄せて県に売ろうとしたけど、そのタイミングで安倍の一言。妊婦、小学校、国民全体に配れるだけのマスクをかき集めなくならなくなった官僚たち。大手商社、既存メーカーに最初に声をかけるもそんな急に全部集められるわけではない。その状況に通じた与党議員→県議→業者で話が通って、その布マスクは国に卸そうってなって、トントン拍子に妊婦向けに配送開始。まあ話の順は逆で業者→県議→与党議員→官僚かもしれんけど
理由は貧困ゆえに売春をせざるを得ない女を保護するために。むろん福祉政策とセットではある。
それでも金になるなら売りたいって女がいて、買いたいって男がいるから裏で存在する。
金になるから売りたいって女に売らせないのも当人の自己決定権を奪っているって話もある。
そうやってずるずるに緩くなっていったが、コロナの大不況が見えて、多くの倒産や女性労働者解雇、これから就職活動を迎える女学生が貧困ゆえに売春せざるを得ない状況が見えてる中での岡村の発言。
貧困ゆえに売春をするのを防げないのなら、性風俗自体全部浄化されて消え去ってもおかしくない。
つーか岡村の一言自体「あくまで儲けたい女が自発的にやっている」という性風俗業者側から見た正当化の話を完膚なきにまでに破壊するものだ。
飛田新地がコロナが起きて、すぐに「営業したら即除名な」といったのは、コロナの拡散源になることを見込んだというのもあるし、何よりコロナによる貧困ゆえの売春が増えて、
増田は俺からすると「自分の感情でしか他人を見られない人間」なんだよ。客観視ができない。
人の話を的外れに解釈することが非常に多いし、そのせいで話が通じず、議論ができない。
なんでかっていうと、なんていえばいいのかな、
何か感じがあるんだよ、増田が風俗に対して入れ込んでるというのか、風俗で他人と触れ合ってる感じを得ている感じがする?
ちょっと違うが、性欲を発散させつつ何か違う部分でも気持ちが寄りかかっているのをすごく感じる。
増田の持論はその気持ちが出発点になってて、理屈はぜんぶ後付け。
平気で「自分がもっとたくさん風俗を利用できるようになるために、女はもっと風俗嬢になってほしいし、金は国が負担してほしい」みたいな発想をする。
女、風俗嬢がどういう感情を持っているかって頭で考えてるつもりで、わかってない感じがすごくする。
一言でいうと、俺にとってお前は話ができないやつだから、異論を述べても時間の無駄だって話だ。
っていうのを前にここで見かけたんだけどその通りだなと思う
同じように家庭とか仕事の愚痴を吐き出しても埋もれる人とそうじゃない人といる
一回ここで吐き出してみたけどほぼスルーだった
罵倒されたり非難されるだけまだ人に目をかけてもらえるってことで、自分の悲鳴は全く人の関心を惹くものじゃないんだなーって事実にその時悩んでた内容以上に凹んだ
岡村氏の4月23日放送の『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』における例の発言は、良い発言ではないが、少なくとも問題ある発言とは思えない。下記に当該記事を抜粋する。
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(岡村氏は)「コロナが収束したら、もう絶対面白いことあるんです」と希望を持っているという。
それは「収束したら、なかなかのかわいい人が短期間ですけれども、お嬢(風俗嬢)やります」と、風俗店に美女が入店する可能性が高いと持論を披露。
岡村は「短期間でお金を稼がないと苦しいですから。3カ月の間、集中的にかわいい子がそういうところでパッと働いてパッとやめます」と予測。
そのため「『え? こんな子入ってた?』っていう子たちが絶対入ってきますから。だから、今、我慢しましょう。我慢して、風俗に行くお金を貯めておき、仕事ない人も切り詰めて切り詰めて、その3カ月のために頑張って、今、歯を食いしばって踏ん張りましょう」と呼びかけていた。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200426-00010000-flash-ent
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「女性の貧困を待ち望むクソ野郎(大意)」とのブコメが多かったが、岡村氏は単なる予測を言ってるに過ぎない。それは例えば「コロナ後にはたぶん株価が回復するから、株を買うのが楽しみ」と同じようにしか、私には読み取れない。
お金に困った女性が短期間で稼ぐためにどの職業を選ぶかは、完全に女性の自由である(例外はあるかもしれないが、それは犯罪なので考えない)。その自由に選んだ職業の顧客になることがなぜ「クソ野郎」になるのかさっぱり理解できない。
だいたい女性が性を商品化し、必要な金銭を得るためには顧客が必要である。仮に岡村氏がクソ野郎だとしても、クソ野郎がいるから生き延びることができる。需要が増えればギャラは上がり、当該女性は早く必要な額を稼ぎ切りることができるだろう。
岡村氏の発言を「女性の貧困を待ち望むクソ野郎」と批判している人たちは、自分が思い描いた「風俗で働く女性=不幸」という善意のストーリーを押し付けているようにしか思えないのだ。しかし、それで貧困は減らない。女性の貧困を待ち望んでいる(らしい)男を批判することと、貧困をなくすことは全く関係がない。まして、女性は(自ら進んで)性風俗に従事することで貧困を抜け出すことが期待できる。
岡村氏の発言を批判している人たちは、性風俗に従事する女性を下に見ているように思える。風俗に行って「なんで君みたいな人がこんな仕事してるの?やめなよ」と上から説教するような人。職業に良いも悪いもない。
とすれば、そういう批判がクラスタを形成し、常識となることで、女性の職業選択の自由を狭めることにも繋がらないだろうか。
時間がなくてささっと書いたので言葉足らずな部分もあるとは思いますが、改めて私には岡村氏の発言の何が問題なのかさっぱりわからない。
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【追記と返信】
tailwisdom 会社経営者が「コロナ後には安い労働者が労働市場にあふれるので楽しみだ」と発言するのが近いだろうか。
なるほど。言ってはいけないことを言ってしまったのが悪かったということですね。
xevra こう言う言説が広まると「若い女を貧困に落とすと良いことがある」と言うコンセンサスが生まれ、社会的に弱者支援の機運が落ち、本当に貧困が進んでしまう。それだけ社会はデリケートなのだ。
一番なるほどと思った。
ano18 岡村が言ってるのは「コロナでお金に困って仕方なく風俗する人」。自由な状況で好きで風俗始める人じゃない。ちゃんと文脈を読もう。
コロナ後にも職業選択の自由はあります。生活保護に頼る手もあるし、違う職業で長時間働いて必要な額を稼ぎ切るという手もある。必要なのに生活保護を受けられなかった結果やりたくない性風俗に従事してしまうのであれば、それは行政や国家の問題だと思います。
lightly いや性産業に就くのは個人の自由だけど、金に困ってやりたくもない仕事に就かざるを得ない、って「職業選択の自由が無くなった状態」やん。男なら男娼よりキツめの現場仕事や遠洋漁業を選ぶかもしれんけど。
岡村氏は性風俗を「金に困ってやりたくもない仕事」とは一言も言ってないと思います。
kincity その予測、明らかにカタギがそうじゃない世界に入ってくる(職業差別と言われても性産業に反社が絡んでるのは事実)から成り立つんよね。男女反転したら「食い詰めた男はタマになって死んでくれる有難いね」と同等
女性は性風俗に従事することで金銭を得て生きることができる。だから「食い詰めた男はタマになって死んでくれる有難いね」は真逆の言説。生きることが最優先です。あなたは性風俗に従事する女性を死んでいると思っているんですか?だとすれば明らかな蔑視だと思います。
viill なぜかその後も見当たらないので是非お願い致します。/再掲:今のところ自分の見える範囲内では『母や姉妹(娘もあるだろう)でも面白いことなのか?』に答えるブコメが見当たらないのですが。お待ちしております!
「自分の大切な人が風俗で働いてもそう言えるのか」という意見が結構あったけれど、そういう仮定の話を言い出したらキリがないし、論点のすり替えだと思います。
sslazio0824 性風俗に勤めてる女性は大抵不幸な生い立ちで、それにつけ込んで成り立ってる業界なんてのは常識じゃないのか。
3ヶ月くらいで稼ぎ切って辞める女性のことを岡村氏は言っています。生い立ちの話は別の問題。そして、不幸な生い立ちで性風俗に従事するしか選択肢がない女性は明らかに搾取されているので、きちんと保護されるべきだと私は考えています。
wdnsdy 「株を買うのが楽しみ」と同じという主張で、何も問題ない話題と言うなら「女を買うのが楽しみ」って話を恋人や奥さんや自分の親や子供や同僚にできるのか?できないんならどの辺に問題がある発言か分かるよな?
つまり、ラジオで言っちゃいけないことを言っちゃったのが問題なわけで、発言内容自体は問題ないということですね。
skgctom これから来るコロナ不況を無事に生き延びる自信がどこから湧いてるのか知らないが、増田や増田の親も職を失えば当然安く買い叩かれる側に回る。「女は風俗があるからイージーモード」なんて泣き言抜かすんじゃねえぞ
「女は風俗があるからイージーモード」なんて言うつもりは全くないし、なんでそういう発想にたどり着いたのかよくわからないです。
nankichi “お金に困った女性が短期間で稼ぐためにどの職業を選ぶかは、完全に女性の自由である”労働市場見ている?女性が自由に選べる選択肢がなく性風俗に望まずにつく社会構造が問題視されているのでこの文が完全に間違い
なるほど。「完全に」は言いすぎだったかもしれないと思いました。
yoru_zi 金を持った男性が貧困女性を金で買う、貧困女性は金を得られる。これが平等な関係と言えるのか?女性の商品化で得をするのは圧倒的に男性だよ。女性に限らず、性の商品化は肯定できない。
それは性の商品化に限った話ではないと思いました。
mkotatsu 例えばパソナの竹中平蔵が「コロナの後は買い手市場が来ます。えっこんな学歴の子が?という子が派遣になりますから楽しみにしていましょう」と言ったらフルボッコだと分かると思うが。普通は例え思っても言わない
なるほど。
tableturning 死ぬしかないならそうするしかないじゃん。求人に手取り13万で数年しか続かない重労働しかなかったらそれやるしかないじゃん。それと同じだよ。それでも好きでやってんだろ?文句言わず働けwって言える?
岡村氏は「3ヶ月程度で必要な額を稼ぎ切りたい女性が風俗に現れる」ことを言っているので、「手取り13万で数年しか続かない重労働」は比較にならないと思います。
岡村氏や私が追い込んでいるなら叩かれてしかるべきですが、そうではないです。
u_eichi 選択の余地なく嬢をするしかない困窮を女性に期待してるわけだから、少なくとも人間性は疑われる発言だと思うよ。
岡村氏が「"選択の余地なく"嬢をするしかない困窮を女性に期待してる」とは私には読み取れないです。
ichily 今回の批判には「風俗で働く女性=不幸」という前提はいらない。岡村氏は「金を稼ぐため」に風俗嬢を始める女性に期待しており、つまり金に困る人が出ることを期待しているのだから、批判されるのは当然。
わかるけど、「風俗で働く女性=不幸」という固定観念があったからこそ、善意の押しつけとしてこうやって批判が集まっている側面はあると思います。
akikan2 「お前が落ちぶれて路上に寝てたら、100円寄付してあげるよ。早く落ちぶれないかな」と言われて岡村は面白がれるのか?答えは、面白がれない。
なぜ「100円」「寄付」なのかがわからないので、例えになってないと思います。
miruna 性風俗産業が時給換算してわりと高級取りなのは何よりまず危険だからだし金がないから危険な仕事に従事する人が増えることを喜ぶ奴はクズだよ
なるほど。
ifttt あの発言するからには「収録できなくなってバラエティじゃんじゃん終わって芸人が食いっぱぐれてYouTuberになってタダで観れるコンテンツ増えるのが楽しみ」ってのも是としなきゃいけないとは思う
我々はYouYubeでタダでコンテンツを見られて、芸人さんは収益を得られるので、悪いことではないと思います。余談ですが、狩野英孝氏のゲーム実況おもろいです。
persianeko0 ここで語られている岡村氏のような「顧客」は性風俗に頼らざるを得なかった女性には新型コロナの影響がなければ本来必要ない存在。選ぶのは男、選ばれるのは女という思考が顕在化されている。株と人間は違うんだよ。
岡村氏は性風俗について語っているので「選ぶのは男、選ばれるのは女」という趣旨にならざるを得ないと思います。全ての事象について「選ぶのは男、選ばれるのは女」と考えているとは思えません。
unigame 性産業従事者は給付金の対象外という案が当初あったように、彼女らは福祉の輪に入っていない。職業に貴賤はなく職業選択の自由の結果なんてサムい建前に過ぎず、オランダのように社会的に保証されない限り搾取だよ。
特に違和感はないです。尊厳っていう表現は曖昧でよくわからないです。「自分の意志で性風俗に従事し、生きることができた」のなら尊厳が保たれていると思います。少なくとも困窮して死んでしまうよりは。
mventura 岡村さんの発言は想像力欠如に過ぎないと思ってるけど、この問題にまつわる風俗嬢は不幸じゃないっていう見方にも欺瞞を感じる。沈めるって言葉があるくらいなんだからさ。
裏に女性を「沈める」人がいるならその人は邪悪だと思います。岡村氏は沈めているわけではないです。
susahadeth52623 この手の「批判者こそその職業に従事してる人を蔑視している」って考え方はアホ。今回なんて明らかに自分の欲のために他者が困窮して身体を売る事態になることを望んでいる発言。どっちが蔑視してるか明らかじゃん。
岡村氏の発言が蔑視だとは思いません。現象について語っているだけ。私には、批判している人たちが女性を擁護しているように見えるが実は心の中では性風俗従事者を貶めているように思われました。
houjiT 困窮するから風俗嬢が増える、が前提なのに「やるかは自由意志」が突然置かれるのが分からない。前提は仕方なくやりたくないけどで繋がれてるのに、突然どっかで断ち切られてやらない自由があったと嘯かれる。何故?
やらない自由はあると思います。むしろ、やらない自由がないならまさに問題だと思います。「仕方なくやりたくないけど」って誰が言ってたんですか?
agricola 「批判者は風俗を蔑視している!」とかお前らはアホか。そもそもの岡村の発言が「平時なら希望の仕事で稼げる能力がある女性がする仕事ではない」という認識でなされているのだが?
なるほど。
saizo_s いや、岡村がしてるのは「本来は風俗業に就くはずのなかった女性」の話だろ。増田さ、「何が問題かわからない」に囚われすぎて頭が袋小路に入り込んじゃってるよ。
なぜ日本が韓国のドライブスルー、ウォークスルー方式のコロナ検査をしないのか日本政府関係者、韓国政府関係者に取材して明らかにした記事。一言で言えば日韓関係が悪いため日本政府から韓国に支援要請できず韓国も日本側から要請しない限り消極的だと。因果応報感あるな。
https://t.co/eysxpmMBtu— 津田大介 (@tsuda) April 25, 2020
韓国で対策成功の目途が付いた3月には返礼として向こうからのノウハウやが真っ先に返ってきて、日本国内でも早期に対策が進んでいた。
ある5chスレッドで金に関する話題が持たれた。金と技量に関連性はあるかといった内容だったのだが、そこでわざと関連性に引っ掛けつつ別の話題を投下してみた。内容はやや釣りに属するものかもしれない。すると見事にそのレスに対して全く関係ない書き込みと同一視しつつこちらを批判するようような内容が書き込まれた。インテリ増田の連中ならバカやアホの一言で済ませるのだが、基本的に自分としては人間の脳は錯誤しやすいものだと思っている。
例えばこちらでよく行われる論理学系の増田による釣りで、「オタクは衆人に迷惑をかける」という命題を提供されることがある。実のところこれには悪意があるが、命題としては透明無色である。オタクは迷惑をかけることもあるし、かけないこともある。前提の縛りが少なくその程度は許容できる範囲だ。ところが、かかる5chの連中に至ってはこうして思考を切り離せない。「オタクが迷惑をかけると言ってるのはオタク社会を知らない無学だからだ」となぜか返す刀で当人批判にまっしぐらである。こうなると増田の論理学狂の格好の的だ。
だが無用に彼らを責めて良いものか。人間の脳のこうした関連付けは実のところ人間に最短で最適解を選ばせる機能の一部なのだそうだ。例えば「曇っていて天気予報では雨と言っていたので雨が降るに違いない」、という思考は、天気予報と曇りのビジュアルが当人に認識されて関連付けられた結果だ。実際に雨が降るかどうかが無関係でも人は関連付ける。関連付けるから人は最適解を最短で導き出せるし、支障なく暮らせる。
長期の干ばつに見舞われた砂漠でラクダは水をのむことを忘れてしまい、渇きにより死亡してしまうのだそうだ。これはラクダにとって自分の渇くという欲求と水が結びつかないか、少なくとも生命危機に水が必須であることを認識できなくなった結果と言える。
拝啓。コロナ禍により家ごもりの毎日を過ごしている候、増田ならびに紳士淑女の諸君に夜のおかずとしてノクターンノベルズのおすすめ十篇を紹介したいと思う。あまり小説を読み慣れていない諸君を想定して、完結済みかつ出来るだけ短めの小説を選んでみた。各種ランキングには入ってこないような作品もあるので、嗜好が似ている人は参考にしてほしい(あとオススメ教えてほしい)。
言うまでも無いがノクターンノベルズとは男性向け18禁版小説家になろうである。女性向けのムーンライトノベルズは今回紹介しない。
紹介する作品は、「兄に惚れる妹などこの世に存在しないしオレも別に妹を愛しちゃいない 」、「茜色の世界に思いを馳せる」、「召喚術のいけない使い方 」、「注文の多い魔王城攻略され記 」、「ある日突然男友達が美少女になっているなんてよくある話で 」、「雪待茶屋 」、「恋愛金融 」、「魔界行きの鈍行列車の旅 」、「ウチのお嬢様の話を聞いてくれ 」、「彼女の妹しちゃだめですか? 」。
まずは自分の中で最高で満点で珠玉であり毎週続編待機中の短編シリーズをご紹介。(初っ端から完結済みという言葉を疑われるチョイスだが、独立した三篇で緩いシリーズを成しているのでセーフ)。内容としてはタイトルのままである。つまり兄(ツンデレ)は妹を愛していないし妹(ツンデレ)も兄に惚れていない。ただお互いにどうしようもなく求め合っているだけである。シチュは三篇とも同じ。いろんな場所(主にベッド)で互いに貶し合い煽り合いながらイチャイチャするだけ。お互いに年季の入ったツンデレ(ツン9:デレ1)なので基本的に交わす言葉は甘いものを含まずトゲトゲ一辺倒である。その分、一瞬だが素直になる二人が本当ほんとうに…
どれも短編なのでとりあえずツンデレケンカップルのイチャラブにみえないイチャラブが好きな人は騙されたと思って読んでみてくれ。特に好きで無い人も騙されて読んでくれ。そして一緒にエピソードゼロと続編を待とう。私は一年以上待ってる。
連続して兄妹ものを紹介。これは上の作品と異なり、中学生から高校生にかけて兄妹二人の距離が変化する過程を丁寧に描写した長編になる。うん…長編でごめん。でも百話とかざらにある中だと短めだから。一般(一般的とは…)にこういった作品は初めから互いに(もしくは片方が)思いを向けているものが多いのだが、この作品はまず肉親の肉体への嫌悪から始まるところが白眉。二次性徴を迎えた妹の肉体に嫌悪を感じる兄という視点から物語が始まることで、魅力的な肉体を目の前にした肉欲と本能的な近親嫌悪に挟まれるエロスという序盤の展開に重みがあり、行為への助走として実にマーベラス。しかも両思いになる過程が嫉妬心であるという妙。と書いたものの、露悪的な作品ではなく中盤以降はラブラブなのでご安心を。(最後の方は悲恋感あるけど一応多分ハッピーエンド)。
男と女が家族になるのではなく、家族が男と女になる。それが近親ものの醍醐味であると思う。
次はこの長編をご紹介。これは言い訳できないほんとうに長編。すまぬ。現代の日本から異世界に転生した主人公が身につけた召喚術で片思いをしていた同級生を拉致して性的にいぢめちゃう物語…なんだけどいじめちゃうのはごく序盤だけ。主人公ヴィロ(前世名は長峰)は魔法使いとして元同級生に対して強く出ているけど、なんだかんだ本性は善良な市民なので、異世界の幼馴染テフィーが出てきたあたりからは完全に女性陣の尻にひかれる。この作品をおすすめする理由は二つ。一つは料理の描写や召喚の手順などが丁寧で生活感に溢れる描写をされており、きっちりと日常パートに厚みを持たせる筆力があること。そしてもう一つが先述したサブヒロインのテフィーが純情可憐一途でしかも「ですわ」口調でうぶのお嬢様という自分のツボを完全に射抜くキャラクターをしていること。つまり、専門の小間使いがいたせいで自分で服を脱げず、人さらいから身請けされ隷属する立場なのに幼馴染特有の空気感でどっちが主人なのかわからない間柄の存在で、それでいてヴィロに長年に渡る秘めたる片思いをしているというキャラクターにピンときたら読んで。恋心がバレるシーンが最高にいいんだよ…
あと作中に出てくる異世界の風俗描写が結構好き。特にテフィーがフィンガーボウルを用いて手づかみで食事するところがお気に入り。これはなろう全年齢版の「召喚術の美味しい使い方(ttps://ncode.syosetu.com/n5951bl/)」での話だが、カトラリーが導入されるけどうまく箸が使えないテフィーがヴィロに焼き魚をあーんして食べさせてもらうシーンもよき。
一言で言うならば魔王が勇者に完敗する話である。よくある魔王と勇者をエコシステムとして用いる世界の話(最近では魔王が魔王らしく無いのがむしろ主流な気がするが)。本作ではいつものごとく復活した魔王(復活した時点で世界の法により負けが確定している)が、毎度毎度のやられ役に飽き飽きして、鬱憤ばらしとして今世の女性のみで構成された勇者パーティーへの嫌がらせのためだけに魔王城をセクハラ城に改造する。まあそれはそれはイヤーなセクハラを仕掛ける魔王さまなのであるが、勇者パーティーはそれらをものともせず正面から突破してくる。流石は勇者の名を冠する者たちである。だがそんな中、唯一、皆の希望の星には汚れて欲しく無いと、魔王のセクハラから仲間たちに守られていた勇者。その心に意図せず触れてしまう魔王。運命で縛られた魔王と勇者。覗き込んだ彼女の深く黒いひとみに彼は何を見いだすのか。
あまりにも綺麗なほんとうにきれいな敗北を見せる魔王に、願わくは永い幸せが訪れんことを。一応書いておくけど、エロ薄めっぽく紹介しているがエロいところはしっかりエロいのでご安心を。ちなみに同作者のイン・女神クロニクル(超長い)もストーリーがしっかりしており面白い。
ここらで TS(MtF)ものを一つ。誰よりも気が置けない親友が異性になってしまったらどうしますか。デート体験? いつも通り格ゲーで煽り合う? いやいや、男と女が一緒にいるなら合体一択、という頭の悪い内容である。TS ものには心まで女性化するものとそうでは無いもの(≒精神的 BL)があるのだが、本作はどっちとも取れる展開であるためその筋の方々にも認めていただけるでしょう。性愛が親友の間柄を上書きすると考える人は前者、恋愛感情より親愛の感情の方が燃える方は後者を想定して読めばよろしいかと。
恋愛感情無いけど自然体でいられる関係っていいよね… あと男同士のノリのままアホな会話して、そのノリのままなし崩し的に合体して、なんか気まずくて照れる、って展開とってもいいよね…
再び短編をご紹介。この作品は、正月の頭だけ神社で商いをする謎のお店「雪待茶屋」を訪れた男が茶屋の姉妹とワンワン(ネタバレ)する話である。かわいい姉妹が切り盛りするこのお店は、SNS に写真を投稿するとエラーになる、店員が客の病気を予知する、客の持っていた油揚げやいなりが気がついたら消えてしまう、など不思議な噂がある。腹に一物秘めた男は超高級品の限定いなり寿司をエサに二人に勝負を持ちかけ… 以下の展開は予想できるでしょう。
短編だがエロ以外の起承転結がしっかりしているので、おかずにはストーリー必要派にもおすすめである。
豊富なエロシーンが欲しいんだと言う人は、同作者のミックスベリーシリーズを読むべし。「花束」、「徒花」、「花園」合わせて二百話以上あるのでお気に入りのシチュが見つかるでしょう。
こちらの長編を一言で表すと、エロくてストーリーがしっかりしていてしかも青春もの。個人的に濡れ場を置き換えたら青年向け漫画の題材にしてもいいような気がするほど。−−代金が払えなくて困っているクラスメイトの女子に二百円を貸してあげたらお礼をするというので、「若い男に貸しを作って利息が金で済むと思ったかい?」と冗談を言った。そうしたらクラスメイトの処女を散らしていた。それに加えてそのクラスメイトと「カシ」と「カリ」を契約とする肉体関係を結ぶことになった−− エロ小説とはいえ、普通の女子の行動としておかしいと思う人はいると思うが、あなたは正しい。読み進めればすぐに分かることだが実際に彼女の常識は少し歪んでいるのだ。この作品はそんな彼女「陽奈」を、要領の良い普通の男「森岡」が結んだ契約を通して少しずつ健全な道へ、健全な関係へ導いていく青春ものである。
一言だけ付け加えると、森岡は聖人でもなんでもなく、陽奈の安全日を彼女より把握するほど並々ならぬ中出しへの情熱も持っている年頃の男である。
今回紹介するなかでは一番ラノベっぽい作品。家のトイレに行ったら魔界に召喚された主人公。召喚者である女の子(魔王の後継者。とても可愛らしい)に勝手に伴侶に指名され、魔王修行である魔界世直しに鈍行列車で出発するのであった。キーワードは旅、そしてイチャイチャである。そう、この作品はほぼ冒頭から純情爆裂の両思い全開イチャラブストーリーなのである! いやぁイチャラブはいい。読むだけで健康になる。もう二人が可愛いくていじらしくてたまらないの。主人公のすばるは思いやりのあるいい子だし、ヒロインのユーリは「〜のだ」口調ですばる大好きなやっぱりいい子だし、ラブ(LOVE)しかない。はやく結婚しろだし実際結婚する。
初々しくも求め合うイチャラブを欲している人におすすめ。
悪役令嬢ものが最近流行っているようなので、男性向けの短編シリーズをご紹介。乙女ゲー転生のフォーマットに則り、「転生したら乙女ゲーの主人公!? 王子や騎士団長の息子だけでも大変なのにさらに隠しキャラである王子の許婚(悪役令嬢)の執事まで私を? キャァ(はーと)」 …というのが「ゲーム」での主人公ポジに転生したマリア嬢の思考。この話の主人公は彼女をいじめる悪役令嬢(イザベラお嬢様)の執事であるクロウくんである。出自が平民にもかかわらず王子を侍らすマリア嬢をいじめるお嬢様だが、主人公補整+ゲーム知識で毎回しっぺ返しをうけ、婚約者でもある王子本人にも遠ざけられる。そんな彼女のストレスの吐け口とされ酷い目に遭わされ続けるクロウ。あるとき堪忍袋の尾が切れてしまいついにお嬢様に復讐を企て、睡眠薬を飲ませたお嬢様を一方的に嬲る。だが、そのことがきっかけで自身の秘めたる恋心に気がついてしまう。叶わぬ恋心だったが… というようお話。
ネタバレするけど、ちょっとご都合主義の面もあるがハッピーエンド。
実は作者が短編を基に長編として連載しているので、ビビッと来た人は連載版も追いかけよう。
あらすじを引用「彼女持ちの癖にその妹と隠れて情事に耽る二人のお話」。うん…ほとんどこの通り。ただ、彼女視点だと NTR なのだが、もうちょっと事態は複雑で、中盤から上記に加えて主人公は現彼女との浮気関係を重ねるようになる。意味わからないと思う。図示するとこう 彼女の妹 --(浮気)-- 主人公 --(妹の「彼氏」と浮気)-- 彼女。つまり主人公が彼氏兼妹の彼氏(ただし互いに別人設定)という役割を持つのである。メビウスの輪で織られた三角関係か? とりあえず主人公は最後までクズ。なんでいけないことに興奮してしまうのだろうか、ふう。
浮気しかしていない彼女の妹の純情さに対して、浮気したうえ彼氏も裏切る彼女がまじで淫蕩過ぎる。
終わりに。官能小説はえっちな漫画やえっち絵、音声作品と比べて感覚器官を直接刺激しない分、それらと比べて見劣りを感じるかもしれない。しかしながら想像により興奮する、つまりシチュエーションや会話といった記号を直接インプットする分、好みの作品が見つかりやすくまた飽きにくい気がしている。さらに創作のコストが少ないため多種多様な表現が存在することも前者を助けるし、個人的には文字だけであるがゆえに他のものより生理的な拒絶範囲が小さい気がしている。
おまけにもう一篇
入れようかと迷ったのだけど個人的な思い入れもあるこの短編も紹介。自慰後なぜか幽体離脱してしまい大学生の兄貴の体を乗っ取ってしまった妹。せっかくだしと抜け殻状態の自分の体で遊んでいると兄貴の兄の部分が反応してしまったので、自分で自分を慰めるのはノーカンと欲望に流されるまま自分を抱く話。男と女の快感を同時に受ける妹ちゃんの描写のエロいことよ。女性一人称のものってなぜこんなにも淫靡なのか。この作品は欲望に暴走していく描写も実にエロいのであるが、個人的にはまったくエロ描写の無い最後の段落が、行為そのものより遥かにエロいと思う。この後めちゃくちゃセ構文に繋がる完璧なセリフの一つである。
実はこの作品を初読したのはノクターンではなく、何年も昔に個人ページの相互リンクからたどり着いた今は無き作者のホームページだった。なのでノクターンでこの作品を発見して驚いたとともに懐かしさを感じたものだった。他にも同作者の長編「prismatic inane」も多少、人を選ぶがおすすめ。主人公の少女が自傷行為のように自分の体を売るという実に痛い物語なのだが、大きな腕に抱きしめられるエンディングが待っているので気力がある人はぜひ読んでくれ。そして読後感を噛み締めてくれ。
育児している(したい)フェミニストのこと。フェミニズムを主張しながらも婚姻と繁殖によって家父長制を強化再生産させている存在してツイッターのフェミニストからは非難されており、おもに蔑称として用いられる。
使用例:
「家父長制をなくしたい。だからこれ以上繁殖すべきでない」ってめっちゃシンプルやん。育フェは「家父長制をなくしたい。それはそうと婚姻と繁殖はしたい」の「それはそうと」の内訳がごちゃついてると感じる。本能とか再生産がとか。そんでそこ突っ込まれるとすかさず自殺教唆してくる印象ある— ▼ (@bnribk) 2020年4月21日
というか自覚の有無に関わらず「結婚出産で制度的にも優遇される強者」になるのは本当のことじゃん。
それで発狂してる育フェ、「男であるだけで優遇されてる」と事実言われて発狂するオスみたい。— 七花 (@miya_0v0x) 2020年4月23日
"育フェ"はたった三文字で"家父長制を存続させるクソ構造に進んで加担した挙句常に被害者ヅラ・男尊女卑国家など常々言っているが結局子を産み被害者or加害者を創り出す・独身女性や虐待サバイバー、セクマイを見下し踏むことに躊躇がない自称・フェミニスト"ということを一言で表せるから非常に便利。— Walter (@anti__natalist) 2020年4月23日