はてなキーワード: 裁量労働とは
新卒で入った同期は、1/5くらいになってるんじゃね?????
俺は調子があがってた時期に本体系の企画ディレクションやってたが、
自分が考えたものを指示出して作る人間のほうが給料もらえて残業しないのに
裁量労働だからと残業代もでない俺側が評価されずに某前会長からのトップダウンを期限(機嫌)守って頑張るのが嫌になった。
好きだったが、もう限界でやめた。数年前だけど。
愛があるからというので楽しいからとかじゃない、真っ当な会社じゃないのを受け入れた奴しか残れない会社なんだと思っている。
最近、やめないだろうと思ってた最古参のスキルが尖った人もやめてるのをみるに、色々大変なんだろう。あくまでも個人の感想だが。
どこに向かうかわからないが、おっさんはおっさんなりにプレミアム会員で応援はする。
あ、叡王戦はやめるんじゃねーぞ。
突発的なトラブル対応みたいに一時的に(2~3日くらいとか)業務量が上がることは仕方ないと思うけど。
そうじゃない、慢性的に残業しているところは成果出てないと思う。
成果が出ないから残業していないではなく、残業してるから成果出ない。
残業状態ではとにかく目先の業務を片付けることが第一目標になる。
その業務の本質とかそういったことはどうでもよくて右から左に。
それがちゃんと効果を上げるか、行ってもよいものかどうかなどは全く考慮しない。脳死状態で手を動かすことが第一。
たとえば1日3時間残業すると、休憩含めて拘束時間は12時間。
通勤が往復2時間とすると14時間。残り10時間で飯風呂睡眠その他の雑務になる。
それを週5でやるわけだから当然、人生の5/7はただ生きてるだけになる。
週末にはへとへとになってるから寝てるくらいしかやることができない。
そういう生活だと人生で一番詳しいのが仕事って状態になるので、仕事しかすることができなくなるし、他に興味もなくなっていく。
(残業ゾンビが家に帰ってもやることがなかったり、定年後にすることがないみたいな状態になるのはこれ)
ただ本当に仕事をするうえで大切なインプットを根こそぎ落としてしまっているので、できることは脳死作業になるから別にスキルが上がっていくわけでもない。
正常な判断力を失った残業ゾンビが行った作業はどんどん信頼性が低下していって、後から見返すとどう考えても正気じゃないミスが含まれている。
だけど本人もそれをチェックした側も誰も気づけない。誰も正常な判断ができないから。
そういったミスは成果に対して価値のないマイナスとなる。それを防ぐという名目で役に立たないチェック作業や会議が増えて残業時間だけが増える。
これは本当に実感があるのだが「俺が残業してるんだからお前らもしろよ」って気持ちになる。もちろん相手の都合など関係ない。
体調不良だろうと家族の看病だろうと「ほーん休めるっていいご身分だな、仕事しろよ」って感想しか出なくなってくる。
敬意を払う基準が成果や能力では無く労働時簡になる。政治的に正しくないのはわかっているし、もともと自分もそういう考えは大嫌いだったはずなのでまだ口には出していない。
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では単純に残業をやめればいいのだけど、すでに残業が蔓延しているところはそれができない。
業務スケジュールが長時間労働前提になっている。業務量や会議の時間なども。
つまり残業込みで100%と認識されてるから残業を除くことが出来ない。
たとえば月20日労働で160時間。1日2時間残業で残業40時間とすると労働時間の合計は200時間。
残業無しの160時間から考えると1.25倍の成果(=アウトプット)が出ている。
逆に200時間を基準にすると、160/200=0.8となり残業無しの時間は8割の成果(=アウトプット)しか出せなくなる。スケジュールに影響する作業量である。
だから残業をやめる場合、一時的に「達成目標が2割減」になることを許容しなければいけないが、目先のことしか考えない残業企業はそれができない。(できていたらとっくにやめてる)
「一時的に」と書いたのは、普通のペースに戻せば残業状態に起因する価値のないマイナスが減り、そのぶんの労力を効率化に回すことによって処理量を回復させる可能性があるからである。
(とはいえ残業状態が100%と認識されていると、何をしても「残業無しでこれなら残業していたらもっと成果がでていた。評価低」と難癖つけられるので業務効率化をするメリットが従業員側にないけれど)
あれはもともと「実質残業込み労働契約」だと考えられているから、昨今の働き方改革ははしごを外されたようなものだろう。
みなし45時間の場合は、「1日10時間労働」と解釈して入社するのが正しい。「仕事が早く終わったら早く帰れるから残業代分お得」とか考えるのはあんころ餅より甘い。なぜなら「仕事は前倒しで片付ける」のが残業仕草だからである。
ちなみに裁量労働も似たようなもので、あるのは「残業する裁量」のみとなる。
これはこれで割と居る。それもそのはず、基本給で年収300万の人でも月40時間の残業が0になると、年937,500円のマイナスになるからかなりごつい。
1日2時間の残業をやめるだけで年収が100万近く下がるとなるなら、残業した方が楽に決まってる。
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以上により、残業企業では本当の意味での成果(=売り上げ、利益、事業のスケールアウト)を出していくことが難しい。
どころかむしろ、消耗した従業員の取り替え先がみつからないと事業規模を縮小することにすらなる。(人手不足の黒字倒産というやつである)
まっとうな企業は「仕事をする→余暇で疲れを癒やす、情報を仕入れる→仕事に生かす→成果に繋がる」といったホワイトサイクルを回して成果を積み上げていけるのだけど、残業企業は「仕事をする→仕事をする→仕事をする→退職、過労死」のバッドエンドしかない。
ただ前述したように、すでに残業に染まっているところが抜け出すのはよほどの覚悟(一時的に成果2割減)が必要になる。
まだ残業ゾンビになっていない労働者にできるのは、残業企業に近寄らないことである。
・残業時間の平均を見る (平均取って月30hなどと言っているところは、押し上げているものが多数存在するってことだ)
・企業理念や話を聞く (お客様第一とか言っているところは、従業員の健康は二の次ってことだ。あと自分で考えて動ける人材とか言っているところも注意深く避ける。むしろマネジメント層が何も考えてなくて自分で考えて動かないと駄目なだけかもしれなくて、そういうところで求められる「自分で考えて動く」こととは「自分で考えて残業する」ことである)
リスクヘッジとしてはまず、みなし残業企業を機械的に避けておくことをお勧めしたい。あとは企業によるので自分の目で確かめてくれ。
みなし残業なしとか、休日数とか、残業時間とかでフィルタしてくとだいたいSESが残るんだけど。ちな名古屋。
SESはずいぶん叩かれてたし毛嫌いされているし客先ガチャとかそういうのはあるだろうし悪行を擁護するつもりもないけど、労働条件としてはそのへんの企業よりまともなんじゃないのかって感じになってる。
これからの流れとしては、サービスを作りきりじゃなくてアップグレードしてかなきゃいけないから、エンジニアをSESに頼りきりのところは駄目なんだろうって思うけど、働く側としては大層な目標掲げてみなし残業なんてのより随分マシだと思うんだよね。
もちろん俺の観測範囲だから、俺が知らない(紹介されない)良い求人はいっぱいあると思うよ。そもそも人が辞めないところはやたらめったら求人かけないだろうし。
でも俺に見えなかったら俺にとっては無いも同じだからそれは考えない。
「SESがまとも」って書き方しちゃったけど、すべてのSESがまともではないからね。
元々協力会社の立場で、ドワンゴのプロジェクトに参加していました
そこで声をかけてもらって、選考を受けてもらいたいと言われました
当初は正社員としての採用というはなしでしたが、まだエンジニア歴が浅いため、
ゆくゆくはチームのマネージメントも含めて雇用したいということから、
まずは契約社員として経験を積んでほしいということで、契約社員として入社しました
しかし、残念ながらすぐにサービスのクローズが決まり、雇用については考えると言われました
その結果、次回の契約更新をしないという結論になり、退職すること決定しました(契約社員は半年ごとの契約更新)
この点については、自分のスキル、経験不足が問題なことも当然自覚していますし、
会社として状況が変わってしまったので仕方ないかなと思っています
が、僕も人間なので裏切られた気持ちも、やるせない気持ちも当然あることを理解してもらいたいです(恨んだりはしてません)
個人的には完全裁量労働で、やることをやっていれば評価してもらえるのはありがたかったです
また、前職ではレガシーなプロジェクトも多かったのので、割とモダンな開発環境で、環境構築の段階から携われたことはとても有意義でした
チーム的にも割とコンパクトで、すぐに相談できる人がいたり、働きやすかったです
困っていれば別部署の方からもアドバイスをもらえたりと、社員の方々もSlack上はフランクで、話しやすかったと思います
一部Slackが心地よくないという話もあるようですが、社員数も多く、雑談を含めて色んな話題が出てくるため、
個人的に腹が立つことも、不快なことも当然ありましたが、人と付き合う上で仕方ない部分なのかなと割り切っていました
とはいえエンジニアとしてはまぁまぁというところでしょうか(スキル、経験不足のため)
お昼がとても困りました
ケータリングやお弁当など、現状試行錯誤しているようですが、お昼に一人でゆっくりしたい人にとっては、なかなか手軽ではありませんでした
近くのコンビニも全く商品がなく、お昼の時間を大幅にずらさないとパーソナルスペースを確保してお昼休憩を取ることが難しかったです
また、僕は中途で、参画するプロジェクトも決まっていたため、同期と呼べる存在がいませんでした
新卒の人たちは仲良くフォローしあっていましたが、僕には誰とも交流する機会もなく、
そのため、チーム外の状況についてほとんど知る機会がなく、Slackを眺めるくらいでしか社内情勢がわからなかったです
中途で入社する人は社内でコミュニケーションを取るのが難しいかもしれません
その間では決めることができませんでした
一応話をもらっている企業もありますが、絶対ではないので不安です
一個人の感想として流してもらえると嬉しいです
また、機密保持契約にサインしている以上、これ以上詳しく書けないことをご了承ください
(どの部分が機密に当たるのかを確認できないので)
額42万ナスなし
自分の気持ちの整理の為に非エンジニア目線で退職理由などを書いていければと思います。
ドワンゴにはいろいろな職種がありますが、筆者は「企画・ディレクター」という職種でWebディレクターをしていました。Web・アプリサービスや追加機能などを企画して事業の立ち上げ・伸張を目的に、企画書を作ったりデザイナーさんやエンジニアさんと相談しながらサービスを作っていく職種ですね。
niconicoには様々なサービスがありますが、動画や生放送などの花形サービスではない部署で企画職として働いてました。
これは割とどこにでもある話かも知れませんが、個人的に残念に思うポイントでした。
よって役職者になり、手当をもらうことがとりあえずの目標となります。
やはり給与は低め、かつ長く勤めている人ほど給与が低いということが多かったのではないかと。
もちろんキャリアパスは複数ありマネージャー以外の道もあるのですが、そう言ったキャリアの人はそれはもう優秀な方だけという印象です。https://meso.github.io/post/farewell-dwango/
いい人が多いので直接関わる人たちと仕事を進める分にはストレスは少ないです。これはある程度勤めていればそう感じるものかとも思いますが、特に筆者の場合は良い方々と仕事ができたと自負しています。
いい人が多いという点と矛盾するかと思うのですが、社内のコミュニケーションツール(Slack)は心理的な安全性を阻害していると思っています。
エンジニア主体で運用されていた頃は、IT企業特有の自由な雰囲気で楽しさがあったのですが社内の標準ツールになり利用者が増えてからは、発言の場として自由であることの自治を重んじるあまり、発言がしにくい環境になっていたように感じていました。
たとえば…
強制的に参加するSlackチャンネルは会社の総合チャンネルだけなので、見なければいいだけなの話なのですがいわゆる「ネットのノリ」「インターネット文化」が強く不快になる人も多かったと思います。
社員全員ではないが、基本的に企画職やエンジニア職は完全裁量労働なので出勤時間・退勤時間などは自由。
基本的には良いことなのですが、社風が緩めなので昼のミーティングにメンバーが集まらなかったり午前のミーティングはそもそも設定が不可能だったりします。子育てなどの都合で、早めの時間帯で出社退社される方もいるのですが、メンバーが全員集まる時間が遅めのため退勤後に連絡を取らなくてはならないこともあり、問題点は少なからずあるのかなと思います。
また、明らかなシフト勤務の部署もあるようで、その場合でも裁量労働としての勤務形態なので不満がある方も居たようでした。
在宅勤務は制度としては存在しないですが、部署によっては上長の判断で許可することもあり多様に働ける部分は素晴らしいと思います。
ドワンゴでの仕事が「ナウいBtoCサービスを展開するIT企業の企画だった」と胸を張って言えたらよいのですが、ここ数年結果を見ればドワンゴの下り坂を加速させた要因を止められずにむしろ加速させた人たちが筆者のような「企画・ディレクター」職だったのかなと個人的には思っています。
また、いわゆる傍流のサービス企画というのは成功・失敗したとしても会社の業績・事業に与えるインパクトが少なく明確な成功体験を得ることはできませんでした。
そういった、自責の気持ちともっとやれるんじゃないかという気持ちが折重なり、別の環境で新たなキャリア・力試しをしてみたい…と言うのが表向きの理由で、やはり業績面・給与面への不安や不満というのが大きな理由として挙げられます。
伝えられかたは違いますが「年収100万下がるかも、ごめんね。」と言われたのはとても大きかったですね、はい。※穿った見方をしたので、実際にはそうはなっていないとは思いますが
また、担当していたサービス・関わっていたサービスが縮小や終了していくなかで、自分にできることが無くなっていく感覚は強かったです。
本当はもう少し色々と良くない事を書き連ねてやろう、と息巻いていたが書き進めると様々思い出して取り留めのない文章になってしまった。傍流サービスとは書きましたが、非常にボリュームのあるサービスを運営できたことは本当に良い経験になりました。
これはドワンゴという会社だからできた経験だと思いますし、本当に自分にはもったいのない経験でした。正直かなり厳しい状況だと思いますが、オレの好きだったniconicoや社員たちを守ってやってくれ…
追伸:本当は雇い止めの話とかしたかったのですが、当該者ではなくむしろ加担した側の自分が語ることは失礼な話だと思い削除しました。
ある界隈では、時給換算なのにリモートっていうのがあるんだけど
そうなるとどうしても、普通の時間縛りっていうよりは、若干裁量労働っぽくなる
たとえば8時間見積もりのものを6時間で終わらせて2時間サボるみたいなこともあれば
8時間見積もりだったけど、上手く行かず10時間かかって2時間損をするみたいな
これはある種しょうがない
早く終わった人が「早く終わったので値引きします」「おわったので2時間分の仕事をください」とはなりづらいし
数週間レベルなら説明もするだろうけど、数時間レベルだと無視しちゃうんだ
こうなると、自分の得意領域とか、やりやすい仕事だとスムーズに進むが
蓋を開けたらクソまみれというのが多すぎる
と言う難しさ
ちょうど1年ほど前、ちょっと自由が欲しいし、色んな会社を見たいなぁと思い、しばらくフリーランスでやっていこうと思って会社をやめた。
結局数ヶ月でフリーランス人生を終了させた。色々なことが不安になってしまって、続けられなかった・・・。
とりあえず今は別の会社で正社員として雇われて豊かで穏やかな精神で生きている。
職業はソフトウェアエンジニア。中でも iOS アプリや Rails であれば市場価値に自信もあったし、きちんと成果は出せるだろうという自負はあった。
裁量労働やリモートワークにも慣れていたし、副業をやっていたこともあって、いわゆるオンサイトのコミュニケーション以外でも成果を出していたという事実もある。
加えて、ありがたいことに案件のお誘いは有り余っており、結構高単価なものも多かった。
それでも、すぐやめてしまった。
偶然、フリーランス開始時期頃に恋人が出来たことで調べるきっかけになり、その重要さに打ちのめされてしまった。
特に保育園の基礎指数で不安になってしまった。「自営」ではあると思うしそれで通ればいいけれど、「在宅」にカウントされるとその点数は半減。(少なくとも自分のいる自治体は)
そのときになって「あなたは在宅扱いです」と言われたら・・・と色々と考え、結局そのリスクは取る必要がないんじゃないかと結論づけた。
また産休や育休といった制度を会社が保証していることはやはりありがたいし、何より「その道の先輩たちがいて、相談ができる」という環境は非常に魅力的に映った。
時間に関して言えば、フリーランスなら案件を選べば週4勤務もできたけれど、それでもリモートワークやフレックス、裁量労働を利用した週5勤務の方が柔軟度は高いと今は感じている。
実際に家庭の事情で週4勤務にしていた人も知っているし、自分も週1で日中に出かけなければいけない期間(曜日は不定)があって、そのときにフリーランスだったら難しかっただろうと思う。
ちなみにその恋人にはフリーランスを辞める前にフラれた。今思うとあのひとはフリーランス人生を考え直すために召喚されたんじゃないかと・・・。
週5勤務。2つの案件を持っていて、1案件が税金を差し引いても月60万くらいは手元に残るくらいはもらえていたので、フリーランスを始める直前よりも手取りは多かった。
その点だけを見れば十二分に思うかもしれないけれど、この案件がなくなったら収入が5割以上減ることも同時に意味している。例え次の案件が見つかったとしても、当たり前だけど同じ条件になるとは限らないということを考えると不安になってしまった。
余程のことがない限りクビにならない正社員、そういう立場でこの給与を貰えることとは全く違う。1案件に依存する形になった分、リスクの高い案件選びをしてしまったのかもしれないな、と今は思う。
案件があるといっても今だけで、案件は生モノ。人が来ようが来まいがいつまでも残るものではないし、人が寄り付かないならそれはそれで危険な案件な気もする。
またフリーランスの形態は正社員に比べて切りやすい。もちろんここで言いたいのは能力とか抜きにした単純な手続きの難易度の話で、優秀なフリーランスが切られる対象になることはそうそうないと思う。(要求レベルのミスマッチがない限り)
こんな考え方を持っているので、もしこの会社のお金がなくなってきたときに切られるとしたら・・・という漠然とした不安を抱えてしまった。
また経営に関する情報はフリーランスだと入ってこない。もちろん所属期間が圧倒的に短いこともあるのだけど。とりあえず、いつ切られるのか兆候を感じ取れる自信はない。
フリーランスになって、優秀な同僚と密なコミュニケーションを取るといったことや新人の面倒を見ることがなくなってしまった。
何気ない会話の中で技術トレンドが話題に上がったり、「この実装どうですかね?」というラフな相談が予想以上に豊富な情報量というか、自分にとってはすごく有用な機会だったんだなと今では思っている。
加えて、他人に教えるという行為は自分の頭の整理、自分の実力の客観視、相対価値の認識などができる貴重な機会だったんだな、と改めて思うことになった。
これらの機会を失ったまま今後数年フリーランスとして働いたとして、いざ正社員に戻ろうとしたときにどこかで拾ってもらえるんだろうか、
そのときに iOS はあるんだろうか、Rails はあるんだろうか、自分の使ってる技術はあるんだろうか・・・と考え始めたら、不安で不安でたまらなくなってしまった。
でも不安なときに食べるシュークリームは最高に美味しかった。セブンイレブンのシュークリームは美味しい。
ここまでに書いたことを見れば分かる通り、という感じではあるのだけど。
色々書いたけれど、フリーランスで食っている人のことはすごく尊敬しているし、自分の考えや他人の考えが良いとか悪いとか、そういうことは全く思っていない。
ただ考え方の根本からして自分には向いてないんじゃないかと思い、それで悩むくらいならもう戻ろう・・・と思っただけ。
裁量労働制で働いているけど、残業代が出ないことに納得がいかない。
>>労働者は実際の労働時間とは関係なく、労使であらかじめ定めた時間働いたものとみなされる。業務の性質上、業務遂行の手段や方法、時間配分等を大幅に労働者の裁量にゆだねる必要がある業務に適用できる。
実際は深夜残業の場合は時給換算した給与の25%が出るんだが、通常の契約だと125%が出る。(うろ覚えだが、こんな感じだと思う。)
時間配分を裁量にゆだねてもらっているのは正直かなりありがたい。
管理できないから難しい? 不正が働きやすい? 理由はこんなとこなのだろうか。
そんなの通常の契約の人たちもそうでしょう。
PC開いてる時間でもいいし、タイムカードでもいいし、働いてる時間は管理できているんだから、
通常の契約から裁量労働制になったが、(ベースの給与UPの条件となってしまったので、嫌だったが飲むしかなかった)
手取りは減るし、なんか残業時間増えてるし(これは裁量労働とか関係なく忙しい時期になっているだけだけど)
何も変わらないのに、残業代分の給与が減るのはなんか納得いかん。
ただ思いを吐きたかっただけ。
駄文ごめん。
かつて日本を代表するPCメーカー、そしてシステムインテグレーターの大手6社に数えられるNEC。それを退職した今、機密に触れない程度に、特に研究所の裏事情を説明していこう。おそらく製品部門は違う苦しみを抱えているだろうが、高額なボーナスもらってるんだから耐えてくれ。
私が入社したのは、研究発表でのいわゆる一本釣りだった。釣りあげた部門も、当時の研究に比較的近かったため、給料をもらいつつ研究ができる、という不純な動機があったのは確かだ。大手特有の研修体制も魅力に感じた。
雲行きが怪しくなったのは1年目の夏である。当時研究所のトップであるE氏による、研究発表の総評の場で「まだそんな研究していたのか」という発言だった。NECのシステムインテグレーションといえば、重要な事業の柱であり、事業部からの引き合いも非常に強かった。折しも、AWSが日本国内での事業が躍進し、オンプレミスとは違う流動性の台頭に、研究テーマとしては佳境の段階であった。そこに貢献するミッションは他の研究テーマでは代用できないものである。
それをE氏は「そんな研究」と一蹴したのだ。翌年、予算はつかず、研究チームは文字通り解散となった。そしてシステムインテグレーションの研究はNECから完全に姿を消すことになった。E氏は光通信の元研究者で、正直なところなぜ偉くなったのか、今でも疑問であるが、少なくとも大のつくIT音痴であることは仲間内では有名である。それこそ当時はデータベースとは何か、すら知らなかったようである。
E氏が理解できる、できないはあったにせよ、そして価値の提供方法まで突き詰めて考えられていたかは怪しいけれど、少なくとも、なんのためにやっているのかわからない研究ではなかった。「バイオプラスチック 漆ブラック」などいった、海のものとも山のものともつかぬものより劣っていたのだろうか。カーボンナノチューブの研究すらまだ留保しているのに。
そしてE氏はNEC常務となり、CTOとなった。社内では最高級(給)のブロガーと称され、「未来について考える」だとか、「~について意識しなければならない」といった、きわめて抽象的、かつ薬にも毒にもならないビッグワードを垂れ流し、評論し、何かをいっているようで、実際には何ひとつ具体的な行動や指示を出せない人物である。そして未来創造会議というような、何ら結論の出ないものに露出するようになった。あれを見た人は、NECが何の会社なのかわからないだろうし、それは製品として何を提供するのかすら伝わらないだろう。漫画雑誌の企画会議ですらもっとマシなものだろう。
研究所といえば、技術部門の花形、と思われる人もいるかもしれない。事実、優れた技術はほぼすべて研究所発である。しかし、本当に優れた技術はNECからの広報には載らず、社外からの引き合いが先行する。なぜなら、広報はインパクトが優先され、そして広報ノルマを充足するために実施されるからだ。そして時には大きな「事故」となる。
数年前、橋梁構造物の劣化診断という技術が日経新聞に掲載された。これは固定カメラが画像を撮影し、振動による変化で構造内部の劣化をモデリングし、内部ひび割れを可視化するという画期的なものであった。事件の発端は、その研究途上であった技術に対し、研究所の理事(*2)がメディアの前で口を滑らせたことである。当然注目され、実用目途についてまで発表することになった。実際には理論検証が完了し、クリアしなければいけない項目の洗い出しの最中であったという。1年後を目途とされた研究テーマは、その後研究所から姿を消した。撮影には非常に繊細な取り扱いが要求され、撮影時の振動に弱いという欠点を克服できなかったと思われる。これは当時画像診断系の学会でも度々指摘されていたもので、研究者の間で共通認識であったが、残念ながら理事には理解できなかったようである。
ここ数年のNECでもっともインパクトがあった事象は2件の談合による指名停止であろう。煽りをくらい、全く無関係の研究所予算がまずは削減された。そして賞与が大幅に減額である。社内ですら、談合当事者やその上司の名前は完全に秘匿され、明に責任をとった人物は存在しないことになっている。おそらく、公表した場合、全社員から報復を受けることを恐れたのであろう。
すると、不透明な人事はいたるところにあることに気がつく。前期の大幅に未達だった中期計画の責任者だった遠藤元社長は会長になり、その策定の中心人物だった新野副社長は社長となった。そして次の新中期計画は1年目でとん挫したにも関わらず社長以下留任ときたもんだ。
グローバルビジネスの低迷。これからのNECの生命線とまで言われていたグローバルBU。彼らは海外売上比率を25%を目指すと宣言していた。中期計画に対して、何ひとつ貢献できずKPIを外したそのトップ、真っ先に責任を取らなければならない人物M氏は、翌年副社長となった。その自浄作用の無さもさることながら、株主や債権主の銀行は一体何を考えて、彼らの役員人事を承認しているんだろうか。株価は買値の1/10となった、もう値動きすら見たくないから早く潰れてくれ、と思っているのだろうか。
今後、NECは暗黒の時代を迎えるだろう。折しも今年は3000人のリストラを掲げ、断固と構造改革を実施する覚悟を強調する新野社長。しかし、彼にあるのは覚悟だけであり、スタッフを減らす方策すら定まっていないだろう。現状、10人が事業で仕事をし、8人が彼らの事務を担当するような人員比である。そして今回の早期退職は主に事業の主力たちが手をあげるようである。
思えば、個人の努力が何に対しても反映されず、学習性無気力に苛まれ続けたNECライフであった。管理能力に長けた上司はおおむね本社に接収され、帰ってくることはなかった。そして残ったのは、管理職不適格でありながらも、降格制度が存在しないことによる吹き溜まりである。会社に学会の仕事をしにきている主幹研究員なる人種もいれば、1時間前の記憶すらないような痴呆老人である。そんな中、近頃はカルチャー変革(*3)を謳っているようだ。NECの暗黒時代たる本質まで踏み込み、ぜひNECを再生していただければと思う。
(*1)ビジネスマナー研修や思想教育といったものから、ディスカッションなどがあったが、参加者も講師もレベルが低く、こいつら大学出てるのかすら怪しげだった。彼らが同期となって、社内キャリア形成上意味をもつ存在だと思うと、ぞっとした。さまざまな節目に集合研修は行われたが、効果を測定する様子もなく、ただそこに予算があり、研修を実施することが担当者の評価だ、というような空気であった。そしてその直感は、NECのスタッフ部門全体に共通するものであると後にわかる。
(*2)理事とは事業部長、本部長、中央研究所傘下の研究所長経験者で、様々な理由で部門が消滅したりすると発生する役職である。最近では、関西研究所CCII本部長、シンガポール研究所を歴任し、価値共創センターを立ち上げ、これらのすべてを失敗させたY氏が理事となっている。彼らは理事になると、「天下り」先を探すことがメインの仕事になる。そして彼らが天下れば、空席となった理事は別の元所長が補充される。
(*3)カルチャーは変革できても、働き方全般や違法裁量労働たるVワークの制度は変えられないだろう。また社員のモチベーションを上げるための施策は、すべて人事部門判断によって握りつぶされると思われる。総務部は人事部門の抵抗をどのように回避するのか、外様の役員の腕の見せ所だろう。