「情報格差」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 情報格差とは

2015-06-26

http://anond.hatelabo.jp/20150626071624

なんだかんだで、ネット上にある情報を見るにはPCの方が便利だと思うんだが

スマホしか持ってない人との間で情報格差が進む気がする

2015-06-10

http://anond.hatelabo.jp/20150610020914

幼少期にネットの無い時代に生きた身としては、情報格差の半端なさを身に染みて感じる。

2015-05-26

http://anond.hatelabo.jp/20150526123050

良くなってる点

スマホが出た

タブブラウザが出た

・古い体育会系風習がなくなりつつある(ブラック企業減少傾向?)

洋服が安くなってる

スマホが出た結果、使いこなせる世代とそうでない世代情報格差さらに広まった

タブブラウザが出た結果、いくつかのJavaScript技術が使えなくなった

・古い体育会系風習がなくなり、会社内での人間関係希薄になった

洋服が安くなって、アパレル企業悲鳴を上げている

本当に良くなったのか??

2015-05-19

http://anond.hatelabo.jp/20150519092103

選挙サイト攻撃するのは難しいのね。了解

それじゃフィッシングサイト対策はどうする?

Twitter政治家なりすました人がフィッシングサイトを作って、そこに人々を誘導したら、誰かが引っかかりそうなもんだけど。

引っかかった人間はその後ネット選挙賛成と言うだろうか。

それ以前にネット選挙が解禁になってしまうとネットができないご老人たちから情報格差とかのバッシングが来そうだからまだまだ採用されないと思うけど。あと20年ぐらいしたら変わってくるんじゃないかな。

2014-08-31

インターネット

世界フラット化するって聞いたけど、国内はむしろ情報格差が広がっているよな。

夏休み実家に帰った時、親兄弟と話が合わなくて難儀した。

テレビやら新聞やら、受動的なデバイスでないと多くの人は情報を得られないのか。

2014-07-29

http://anond.hatelabo.jp/20140729163837

田舎だと子供が気軽に行動できる範囲書店がなかったりするんだよ…。

自転車で30分以上かかるとか。しか田舎から品揃え悪いし)

漫画すら気軽に読めない、手に入れられないという情報格差があった。

今ならAmazon電子書籍があるけどさ。

2014-04-08

なぜ退職エントリ必要

1.

雇用関係とはそもそも情報格差のある取引である

よって雇用者側が求職者側に与える情報操作できる

2.

雇用とはフワフワしたものであり、使ってみなければわからない化粧品のようなもの

3.

退職者(使用者)のレビューがあることで応募がしやすくなる。

どうしても面接企業を調べるというより、求職者を裸にすることに最適化された場だ

実は雇用関係の悪さはまさにここに起因する

http://anond.hatelabo.jp/20140408024746

2014-03-15

論文コピペについて

http://anond.hatelabo.jp/20140314233406

論文コピーペーストをしてしまったのは、学部時代からレポートにおいてコピペ常態化していたからという話を聞いて、ではなぜレポートコピペ蔓延するのか原因を自分経験を基にして考えてみた。

実験課題に対して自分の力のみで手法や解法を毎回ひねり出すのは非常に大変なことであるしかも、それが成績に直結するのであれば尚悩ましい。簡易的なレポートであればその作成手順は下のようなプロセスになるだろうか。

現在目の前にある現象を理解しようと試みる

教科書過去の参考を基礎として自分の中で解決を試みる

一定の結果を出力し、見直しを行う

他者に頼らないなら、問題解決の基礎は自分の力と文献のみとなるはず。しかし、自分の調査能力や思考能力のみにより、それを採点する側から見て理想的な結果を常に出すことは難しい。自力では想定し得ない領域を減らすために、他者自分と同じことをしている学生)の力を借りる=相談することは珍しくないだろう

弊害となってくるのは、この他者現在進行形で問題解決に取り組んでいる人間ではなく過去に行った人間、即ち過去レポートであった時である過去レポートには自分行為によるフィードバックは無い。また、それは多くの場合何度も多数の学生により推敲されているため完成度の高いものであることが多い。時に誤字脱字や誤答が混じっていることもあるが、それはまだ経過が浅いものであるか、時たま出てくる例外である

自分で解決する以上の完成度を持つレポートはどのような形で"参考"にしたところで、最終的に自分の解がそれに近づくことを助長するだけである特に必修範囲の実験レポートのようなものは提起から結論までの道筋が既に決まっている。従って、付け加えることができる領域はとても狭い。理想形が存在し、それが眼前にありながら自分意思で離れることがどうしてできるだろうか。

提出物に正確な解答が存在しそれと比較して成績が付けられる以上、成績=レポート完成度向上に全力を尽くすのであれば、過去レポートコピペこそが最善の手段であることは明らかであるしかも、大学によってレポートの量は半端ではない。時には1日に複数あり、1つあたりの質も問題となる。それに対して毎回プロセスを踏みながら満足な結果を出せない。学生は自身の意思自分レポートをよりよいものにするために不正を行っていく。

採点員がコピペレポートに高評価を付ければ、自身の能力向上に繋がっていないことを半ば承知で、その学生の丸写しはさらに加速していくだろう。

---

コピペをなくす方法は困難であるが簡単であるレポートを出させる講義の内容を毎年変える、もしくは提起する問題を変えばいいのだ。

そうすれば過去レポート無用となる。新聞スクラップ化しところどころ同じような課題が出てくることもあり一定有用性は残るだろうが、この時点で全てを写されることは免れ、新たな、または変形した課題に対しては学生自身の応用能力にその解決は委ねられる。

大学生自身に解決を求めることはできない。中身は年ごとに異なるし、コピペへの問題意識の徹底しても成績採点をしている以上より高い点数を求める心理をなくすことはできないため、過去の高完成度レポート流通を食い止めることにはならない。せいぜい、情報格差が生まれてくる程度である(こちらも別の意味で問題である)。

また、減らすという意味ではコピペを行う意義を減らすために、レポートのものの数を減らすことも有用である。1つのレポートに熟考できない、していられない環境下においてコピペは省力化という方向で意義がある。使わなくとも平均的学生が注力し続けていれば全てを解決できる程度の分量であれば、自然不正は減っていくかもしれない。

私自身の経験として、コピペを行ったことは実験レポートにおいては無い。これは1週間に1本しか提出が求められていなかったこと締切が教員によっては緩かったこと、私に同じ学科の先輩のつてがなかったからであろう。私の大学では学部時代実験では試行のためのコマ以外に記入のためのコマが設けられており、レポートの書き方を一から教えてくれる教員もいたこともコピペを行わなかった一因である

必修の力学関連においてはしたことがあるが、これは文字通り毎年大量の同じ課題に出され続けており、正に早稲田大学内部と同様の状態にあったためである。その講義担当教員試験においてしなければいい程度の認識で、阻もうとしていなかった。

丸写しがいいことでないのは確かである。既に卒業した身としては、学生に解決を求めるよりそれを助長しがちなシステムの方にメスを入れた方がいいと考えている。

2013-08-27

インターネットが難しくなる時代

ちょうどのタイミングなので書く。

はてなブックマークTOPに並ぶ記事

この記事のいくつは、正当な内容を表現する気の無いタイトルが付いてる。

いわゆる釣記事が並んでる。そしてその釣に意図限らず釣られることでホッテントリ化している。

これが日経等大きなメディアでもやっている。

一見おふざけだが、よくよく考えるとこれ怪しいよね。

メディアを発信する側が、受信側のコンテクストに合わせて

情報を調節し始めてるのだ。

いろいろ議論は出来るだろうが、ここでは1つだけ書く。

受信側のコンテクストに合わせた情報といものは、

信者の本来の意図を理解するためには

受信側もそのコンテクストを理解してないといけない。

このコンテクストを理解できないと、発信者意図とは異なる理解をしてしまう。

同じ情報を受け取るのに情報格差が発生するようになった。

以前から晒しあげ目的や、特定の人に向けて含みを持たせたり

コンテキストを理解しないと意図が出来ないモノはあったが

大衆メディアがそれを調整してきたのだ。


他の議論としては、下記の様な、コンテキストの調整が

もはやねつ造になってしまうというのもある。

http://d.hatena.ne.jp/luckdragon2009/20130824/1377296720

一方通行同士のから本当に双方向のメディアが始まったのかもしれない。

やった、俺もコンテキストじゃなくて、コンテクストつかったぞ。

2013-08-26

http://anond.hatelabo.jp/20130826193443

奨学金制度もっとまともになればそれでもいいんだろうけど…。

現状は金ある奴が不公平にもらい過ぎ。少なくとも親の収入だけじゃなくて金融資産額も考慮すべきだし、

どんなに成績良かろうと金ある奴は積極的に対象から除外する仕組みが必要だと思う。

あと親がアレな子の情報格差考慮すべき。それができないなら絨毯爆撃でまとめて無償化とかするしかない。

ネット依存対策」が広報されてる件

自分ガラケー派だし、スマホ持ってない人を見下したり切り捨てる風潮は嫌いだったけども

対策として、単純に技術から隔離すればいいとも思わないんだよね(その辿り着く先は昭和末期のカルトだし)

日本韓国でのネット普及の顛末を追体験してるって認識でいいのかな?

個人的に、学歴超重視や徴兵といった韓国内の事情と関連してるんじゃないかと思うんだけど

ただ、日本では「情報格差」やネット選挙行政電子化キャンペーンされてきた訳だよね

いまいち全体図が予測できないので、詳しい人誰か教えて欲しい

野崎まど『know』論・後編——僕はいかにしてロリコンとなったか

承前。

前編(http://anond.hatelabo.jp/20130825133734 )では三縞君に作品そのものについて総括をしてもらった。

彼女はあの通り真面目な人なので、旧約聖書やら仏教経典やら沢山の資料を比較参照した跡が見える。まああとは文章の方にもう少し可愛げがあれば……なんてうっかり口にしたらまたもや新品の机を蹴られてしまった。情報庁の事務机と違って、アルコーン社のオフィスウェアは本物と見紛うばかりの高級情報材製なのだが、彼女は遠慮なくその黒いストッキング美脚を持ち出してくる。せめて元上司を「鼻持ちならない」と無遠慮に評するところくらいは変わってほしいと思う。

で、ここからが僕の出番。

僕にしかできないと判断された仕事

稀代の大作家野崎まどが残した作品の中に埋め込まれた、人間の癖や偏りを利用した暗号

それはまさに、先生の考案したものと同じタイプ暗号だった。

といっても僕は特殊な暗号解読専門家でも何でもないので、あのときのような成果を期待されても正直困ってしまう。

あれは先生と僕の間柄だったからこそできたことであって、大して知りもしない作家を相手に同じことができるなんて考える方が間違ってる。

けれど僕はこの仕事を受けた。

基礎コードの解析を終えた量子葉の研究はとっくに先生意図を探ることからは離れていたし、こうして頭を使うのはとても心地良い。

から、これはまあ、知ルが帰ってくるまでのお遊びみたいなものだ。

ピックアップ

一般発売前の自社製ワークターミナルは唸り声ひとつ挙げずに目を覚まし、僕の電子葉とダンスを始める。啓示視界に多重展開された書字情報マトリクス視線の導きで然るべき場所に配置され、僕はその本を〈知る〉。

ウィンドウをもう一つ開く。首振りで先のレポートを取り出して、目の前の本を固有値解析にかけた。多次元スライスされた書字情報はいくつものキューブに分裂し、吸い込まれるように消えてゆくと、瞬く間に啓示視界がウォッシュアウトされて、周囲の情報圧が低下してゆくのがわかる。

三縞君は常識人だ。凡人と取り違えてはいけない。常識人というのは世の中の人が当たり前のように知っているとされることを本当に当たり前のように知っている、得難い優秀さに与えられるべきタグだ。才媛三縞君が組み上げた意味論フィルタは時にピーラのごとく表面を撫で下ろし、時にスライサのごとく作品を賽の目に刻んでは雑味を取り除いていった。後に残るのは〝野崎まど〟という名の個性結晶だ。

僕はそのだまし絵のようなコードの海に身を沈めた。

想像が始まる。僕は右脳左脳を車の両輪のように回して脳内に〝野崎まど〟を仮定すると、感じるままにコードに潜む違和感をすくい上げていった。

ギャグがない

これはいい

未来

少し難しい……ノイズが多い感じだ。ライトノベルフィールドとする氏の世界描写は童話的で、本筋に関わらない部分は余計な注意を惹かないよう可能な限りオミットするのがスタンダードだ。とはいえ今回の版元は早川書房百戦錬磨のうるさ型SF読みが相手だ。手加減はないと思っていいだろう。

思いつくまま挙げてみる。

男性

序章。情報格差を乱用して女遊びをした僕は翌朝当然のようにバスオフィスに出勤する。さらに車内には大声でおしゃべりに興じる女子たち——思念通話はとっくに実現されている時代だが、僕は咎めることも聴覚遮断することもなくそれを聞いている。

やれやれ、と僕は首を振った。僕の仕事の大半は場所を問わない。だいたい情報化が極限まで進んだ社会で肉体の移動を要する業務分野といえば食事・医療性風俗くらいのものだ。その意味での役得といえば唯一、三縞君と交わす、互いに性的関心を潜めたコミュニケーションだけだろう。この危うさだけは何事にも代えがたい。

先生〟について語る以前に、僕がわずかにでも興味を向けた人物がみな女性であったことに気づいただろうか。正確に言えば老婆を迎えにきた男性についてたった一行触れただけだ。京都の町は不朽を表す国家的なシンボルだ。だから、この一連のシーンで描かれているのは、僕ら男が背負うべき、いつの世も変わらぬ女性への関心に他ならない。

ジェンダー的な視点で見出すと、他にも気になる点が出てくる。京都大学の構内で赤ん坊を連れていた学生性別不明だが、どうあれ血のつながりはないだろう。養護施設の保育士男性だった。けれどエピローグで死に瀕した子どもに付き添っているのはなぜか母親ひとりで、これは明らかな偏りだ。「女性お茶汲みを頼むのは性差別」という認識根付いていても、我が子に対する愛情など僕らの世代男性は持ち合わせていないのだ。

と、ここまで書いていたら三縞君からあなたろくでなし価値観を世の男性にまで一般化しないでください」と書かれたメールが飛んできた。

退庁後の僕のクラスは、彼女は同格の4まで下がってしまっている。おかげでプライベートレイヤがだだ漏れだ。もう迂闊な発言はできない。

僕はおとなしく仕事に戻ることにした。

児童保護

無視できない違和感が生じた。

該当箇所をズームする。それは〝集落〟の場面。クラス0の女子中学生に対するのぞき行為が行われ、社会がそれを容認していると語られる箇所だった。

馬鹿なことを。

当たり前だが個人情報保護児童保護はまったく別の問題だ。しか情報格差技術限界によるものとされている。少なくとも一般的認識としてはそうだ。だったら法が容易くその現状を追認することなどあるはずがない。

ここだ。ここにヒントがある。僕はそう直観した。

思考が活性化し、電子葉によって自動収集された関連情報が僕の啓示視界を埋め尽くす。

ソフトSF——純粋人文科学に基づくSF。とりわけフェミニストSF女性作家の隆盛。メアリーシェリーベネットル=グウィン——違う。こっちじゃない。右脳理屈を飛び越えて判断を下し、一足飛びにその本質をたぐり寄せる。ヒントはこれだ。

社会描写の神髄は、弱者をどう描くかに現れる

即座に理由を問う。

社会の歪みを体現する存在は常に女・子どもといった弱者であるから

方向付けされた認識が参考作品を引き寄せる。

過去日本SF大賞受賞作。『マルドゥック・スクランブル』。この作品では〝戦う女の子〟を地に足がついたものとして描くために、少女娼婦の身分、戦争由来の過激な技術、ならびに犯罪的な出来事に即応するための法体制を用意した。出来上がった少女社会的に見れば化け物でしかないというのに。

僕はようやく理解した。

キーワードは〈女性〉、そして〈子ども〉だ。

それが指す存在を、僕はすでに知っていた。

誰より保護されるべき存在でありながら、誰よりも自分の身を守ることに長けた少女。量子葉とともに生体脳を育て上げた、人類初のクラス9。進化特異点

道終・知ルその人。

僕らはよってたかって彼女おもちゃにした。

機密官、その異常性

ようやくあの男について語る時が来た。

クラス*(アスタリスク)。素月・切ル機密官。主人公(僕だ)の心の闇を凝縮したような人物。

結果から言えば彼はかませ犬以外の何者でもなかった。彼の行動は無意味で無価値で、そして無残なものだった。けれどその劣悪な人間性については触れておかないといけない。

仕事を専門とし、存在自体が機密とされる、規格外クラスホルダー。そうした役職に求められる一番の資質は、規律、そして良識だ。ところが素月はその逆をいった。

自らが果たすべき任務を忘れ。

子ども挑発に激昂し。

14ページに渡って狂ったように女子中学生の裸を狙い続けるその様は。

およそ言い訳のしようのない。

ただの変態だった。

禁断の果実

それから僕はことあるごとに知ルに対して欲情するようになった。

可憐容姿挑発的な言葉。妖艶ささえ感じる所作。それと同居する少女の無垢さ。知らぬ間に僕は虜にされていた。

それでもあの男、アルコーン社CEO、有主照・問ウさえいなければ、僕が女子中学生を相手に一線を踏み越えることはなかったんじゃないかと思う。

そのことを知って咎めるどころか喜んだミアもちょっとどうかと思う。

いや。

結局すべては、先生の思惑通りなのだ

思えば先生の仕掛けたタイマーは十四年であった。

なぜそう設定したのか。

答えは簡単。知ルが初潮を迎えるその日をただ待っていたのだ。現代人としてはずいぶんと遅いように思えるが、そこは孤児栄養状態が悪いことと対象となる異性がいないことを考慮すれば説明がつく。

本番を迎えた知ルの口から「私、セックスって初めてです」と言わせなかったことは氏の最後良心だろう。そう信じたかった。

ああ好きなんですねえ

すっかり忘れていたが作中の三縞君の扱いはこの作者にして徹頭徹尾まるで違和感のないものだった。

結論

長く辛い旅路だった。

結局、作者の真意は何だったのか。

僕には朧気ながらその姿が見えていた。

そう。氏は切望していた。

想像力によって少女という存在の持つ可能性を解き放つことを。

誰もが自由に小中学生の裸をのぞき見ることのできる世の中を。

情報の秘匿も。

表現規制も。

時代の空気も。

何もかもが存在しない、本物のオープンソース世界というものを。

最後に。

解読の結果、僕がすくい上げた言葉を君たちの啓示視界に残してこの稿を結ぼう。

うわぁい、子ども保護なんて全然乗り気じゃなかったけど、こんだけいけてるなら俺もロリコンでいいやあ!

のぞきまど先生次回作に期待を込めて。

(続かない)

2013-08-25

野崎まど『know』論・前編——知ルはいかにしてブッダとなったか

野崎まど『know』を読んだ。早川SFクラスタでやたらと評判がよいのでいつか読もうと思いつつも、過去に同氏の作品を拝見した中生まれていたわだかまりと作品の底のようなもの邪魔をしていたのだが、ここにようやく機会を得たので所感をはき出しておこうと思う。

本作のジャンルは?

一言でまとめると、『know』という作品はSF的/ライトノベル想像力によって描かれた『ブッダである。つまり〝知ル〟という名の少女が正覚を得るまでの生涯およびその後の万人救済を、それに連れ添ったものの手で描いた物語の体裁を採っている。宗派技術過激派大乗仏教といったところ。福音書と呼んでもよいのだが、本書に織り込まれた示唆エピグラフクライマックス創世記引用であることなど)に反して作中で知ルらが辿った道は真言宗のそれに近いように思えたため本稿ではそちらの用語を採用する。

こう考えると『know』というタイトルも知ルという少女を指すとも解釈できる。だが最もわかりやすいのは目次に並ぶ章題だろう。〝birth〟から〝death〟までまさしく一生が記されている。

物語を振り返る

さて本作の舞台は2081年の京都情報材と電子葉という未知のテクノロジーによって情報空間現実と思考との直結を果たした世界である。一方で情報へのアクセス保護格差法律で規定されるまでに進む。そんな中、語り手を務めるのは作中トップクラス情報エリートである

〝birth〟の章では全知を定められた十四歳の少女・知ルとの出会いとともに、社会革新の原動力となった研究、そして彼女誕生が描かれる。ちなみにこの配置のために作者は作劇上結構な力業を用いている。またここではもうひとりのクラス9・問ウも登場している。彼の姓であるアリステラというのは「最上級」を意味する名前。位置づけがわかりやすい。ただ女性なのは気にかかるが……。

〝child〟では神護寺を訪ねて高僧と悟りについて問答する。ここで択ばれた真言密教とは即身成仏を極意とし、また教えを秘する——つまりオープンの逆をゆく——ことを是とする仏教の一宗派であり、つまりは作品の主題と密接に関わる教義を掲げている。物語構成上から初日にふさわしいといえよう。

〝adult〟では京都御所に匿われた古文書を通じてイザナミイザナギの二柱の行いから生きたまま黄泉路を往く手段を学び取る。これで境界を越える準備は万端、残るは実践のみである

〝aged〟において知ルは当初の目論見通り入定を果たす。その前夜、主人公と知ルは〝知恵の実をかじる〟と称して情報交換における無上の行為に達する。つまりセックスをする。

〝death〟では知ルの死後の肉体と、彼女の還りを信じる主人公の姿が描かれる。この情景は高野山奥の院空海が今でも生存しているという伝説を想起させる。

物語の外側へ

そしてエピローグでは生還した知ルによる革新が成った社会が語られ、物語は終わる。

——わけだが、この小説価値はなんと言っても計算されたフィニッシング・ストローク最後の一撃)だ。

作中では真理に至るための方法を量子葉によって脳を育て、高密度の思考による情報ブラックホール化を行うことだと説明しているが、これはあらゆる意味で知ルを育てた天才技術者の言うように「我々では無理」なのだ。彼の生誕は2014年であり、刊行年の一年先に設定されていることに留意したい。アーサー・C・クラークの名作『幼年期の終わり』は年少の読者に対して希望を残したが、この作者の意地の悪さはそれさえ許さない。

しかも知ルが死後の世界で目にし、人々に広めたものが何であるかは一切語られることなく物語は終わる。

この物語が抱える問題意識情報格差である。作者はそれを人類間のレベルから、全知の存在たる神との格差へと推し進めた。だからすべての人が全知となった瞬間、格差は消滅し、万人救済が果たされることになる。しかしそれはあくまで作品世界内の話にすぎない。読者はその外にいる。その格差を肌で感じた瞬間、初めて読者は揺さぶられ、知ることへの欲求を呼び覚まされる——格差を埋めたいという渇望によって。ただ純粋に「知ることと生きることは同じ」と断じた知ルに比べて何と浅ましいことだろう。けれどそれもまごうことなき人間本質である。語り手が中途半端情報強者に位置づけられていたことも、妙に鼻持ちならない人物であったことも計算ずく。すべてはこの一行の効果を最大化するための小道具に過ぎない。

もとよりメタフィクション指向する作家であると感じてはいたが、人工的な世界を下敷きにすることでより巧みにそれを演出できるようになったらしい。

読者への挑戦状

で。

実はここまではすべて前置きである。読者を操ることを至上とするこの作家メタフィクションへの可能性をこの程度のウェルメイドな小説に留めるはずがない。

この作品に残された最後の謎はずばり〝ただひとりに向けられた暗号である。正直な話、この解明に挑む資格があるのは野崎まどの全作品を電子化して常に携帯するような気狂いだけに違いない。

けれど非才を尽くしてその手がかりくらいは拾い集めておきたいと思う。

(後編へ続く)

2013-07-26

http://anond.hatelabo.jp/20130726184655

デジタルデバイド情報格差でいいと思う。

でもエキスパートルーフ専門家による解決じゃ意味が全く違う気がする。

マニュフェストも政権公約選挙公約でいい。

アジェンダは議題と言い換えるのが自然場合がおおい

みんなの党アジェンダは、みんなの党は「政策」といっている。

達成するという約束はできないけど、政治課題として取り組むということなのでは。

http://anond.hatelabo.jp/20130726182233

単純に個人的な感覚と習慣でしょう。

スパゲッティーは気付いたらスパゲッティーだったわけで。

デジタルデバイド情報格差のが分かりやすいし、

エキスパートルーフも、専門家による解決、の方が文として分かりやすいな、と、個人的に。

一方スパゲッティーはイタリア風うどんじゃ分からんし。

勿論、普段からそれらの言葉を多様している人はそっちのが分かりやすいし、それだけだね。

ただ、外来語、ってんならまあ分かるけど、

から普通に日本語にあったものをわざわざカタカナにして

さも新しそうに言うことがあるのも事実だと思うけどね。

例えば選挙関連でよく聞くマニフェストなんて単なる選挙公約だし。

アジェンダなんて意味すら違うし。

ま、これも更に横にずれてますね。

2013-06-18

RSSリーダーやめたら人生が豊かになった

Google7月リーダーをやめるというのでRSSという情報収集のものを見直すことにしてみた

情報源の移行先はtwitterfacebookページを中心に組みなおして、大体90%ぐらいはフォロー出来るようになった

何が一番変わったのかというと、未読が貯まることへの強迫観念が全くなくなったということ

今までは、朝起きたら枕元のスマフォに手を伸ばしてまずリーダーをチェックすることから一日が始まってた

その後も通勤中、お昼休みトイレの中、布団に入って寝る前と、ちょっとでも時間があればリーダーを起動して未読を0にする生活

一日に1~2000記事くらいは目を通してたと思うのだけど、それなのにリーダーを開いたら未読が0のままだったなんてことも何回もあった

たまに出てくる自分ピンポイントに響く記事に出会った時のあの感覚病みつきになってたのかもしれない

今思うとそれってパチカス中毒と全く同じで、たまにしか餌のでないボタンを狂ったように押し続けるハトの話を思い出してしまった

今もfacebooktwitterを同じようにチェックしてしまうのだけど、前みたいな「未読を0にしなきゃ!」みたいな感覚は全くない

というか、最新情報を見逃してもソーシャルでは何度も上がってくるので、別に最新じゃなくてもいいやって気持ちになれたのも大きい

しろこまめにチェックするのが面倒くさくなって、最新からある程度の記事を読んだら未読全てチェックしなくてもいいって気にすら今はなった

それで気づいたことは、RSSを使っていたときは、意識の片隅にずっと「チェックしなきゃ!」っていう強迫観念が残り続けていたということ

今はその意識がなくなって、脳がスッキリしてることが明確に自覚できてます

今までは目が覚めて出勤するまで、トイレの中も合わせて30分くらいRSSの消化に費やしてたけど、その分を英語勉強ストレッチに変えたら精神的満足感が桁違いになったよ

RSSリーダーの移行先考えるくらいなら、情報収集代替案を考えて、さら生活習慣見なおしたほうが絶対オススメ

テクノロジー進化情報格差がなくなってきてるのだから、もう情強であることにこだわる必要も無いんじゃない?

2013-04-19

調べれば得するんだから、調べない奴が悪い。 というのは1つの価値観としてその通り。間違ってはいないと思う。

 

しかしながら、調べないと得しないように作っておく。購買側の無知に付け込んで利益を上げる。というのは、それとは別問題だ。

前者は、一般的な知識ではなく、広く公開されている知識でもないが、一生懸命調べると、新しいやり方があって、それを調べてやると得するということで、それを人は発明と呼ぶ。

他方、一般的な知識ではあるが、既得権益などでその知識を隠すことで、調べればわかるんだが、情報格差を作り、その上で利益を出すのは、弱者食いと呼ばれるべきものだ。

 

程度の差はあるし、なんでもかんでも、弱者食いではないし、なんでもかんでも、調べなくていいとは思わないが。

購買側の無知に付け込んで利益を上げる、のと 調べれば徳をするの間には、大きな溝があるということは、議論の大前提にするべきだと思う。

2012-06-02

技術者はバカだ

技術者はバカだ。

なぜだか知らんが、今のネットは「プログラマーは神」みたいな風潮がある。

彼らが言うことはいつも正しく、正義感に満ちている。そして彼らは、私たちに素晴らしいプロダクトを提供してくれる素晴らしい存在なのだと。

ふざけるな。


技術者はバカだ。

彼らは自分技術を磨く。それは素晴らしいことだ。

しかし彼らは、こと技術以外に関して、てんで素人だ。

それにもかかわらず、何故か彼らの言説はネット世論のように扱われ、称賛され、敬意をもって扱われる。

ネットの「技術者文化」は根強い。彼らはその文化にタダ乗りし、誇らしげな顔で発言している。

ネットは俺たちが作り上げたものだ」

「俺たちはネットを知っている」

彼らは「自分プログラマーである」というだけで、一定以上の地位に立ち、一定以上の尊敬を得ることができる。

どんなに一般常識に欠けていようと、どんなに思慮浅薄であろうと、どんなに低能であろうと。

技術者が自らの手で生み出し発展させたとされるネットに君臨する、技術者さまたちよ。

あなたたちは本当にネットリテラシーについてご高説を垂れるほどの智恵があるのか。

あなたたちは本当に情報格差についてご高説を垂れるほどの智恵があるのか。

あなたたちは本当にインターネットについてご高説を垂れるほどの智恵があるのか。

あなたたちは本当に我々人類についてご高説を垂れるほどの徳があるのか。


領分をわきまえろ。




最後に。私は一介の技術者であるということを明記しておく。

2012-05-27

岡田斗司夫2ちゃんスレテンプレマジレスする



岡田斗司夫2ちゃんスレ面白いことになってる

http://anond.hatelabo.jp/20120527012755

クラウドシティに金を払ってる岡田信者だが、必死テンプレマジレスする。

俺は社員じゃないので、FREEex内のこととかバベルのことは知らない。できるだけ中立に書く。

FREEex(旧オタキングex)関連】

・「理屈民族」、「大人ばっかり」と言いながら、中核社員が、クラウド市民を装いクラウドシティ荒らし行為市民責任転嫁岡田も「FREEexは完全でも健全でもなく内部に問題のある人物をかかえ苦しんでる組織であることを認めるが、会社の案内には明記せず。

FREEexは完全で健全で問題のない人間しかいません」と案内として明記しているならともかく、構成員個人の問題を会社の案内として明記する必要はあるのか?

「つまりFREEexには問題のある人間しかいないんだろ」とか「問題のある人間を生みだす組織なんだろ」というのは、単なるレッテル張りで客観的な説得力はないように思う。

・「オタキングexは、働き放題」と言いながら、裏では、「何もしなくてお金だけ払ってくれる社員が一番良い社員」と発言し欺く。

実際に発言があった前提としても、「働き放題」といってぜんぜん働かせないのは明らかな問題だけど、岡田が内心どう思おうが仕事をさせてくれるのであれば、欺いてることにはならない。

発言内容についても、働く社員がいなくなれば社員を増やす活動までできなくなって、結局、金だけ払ってくれる社員すら集められなくなるんだから、常に「社員は金だけ払っていればいい」とは思っていないように思う。

・「参加している社員はすべて「大人」です」と言いながら、軽くex批判と心情を吐露した者を、「ここまで言うからには、覚悟はできてるよね?」と発言し、「お前は人様の前に出せるレベルじゃない!」と言い幽閉する。

これは事実関係がよくわからいから擁護できない。

もし、実際に発言があって、幽閉(これは比喩なのか?)まで実行したんだったら、かなり問題だと思う。知りたいから詳しく教えて欲しい。

・「岡田斗司夫マンツーマン指導します」と言いながら、「一部の社員以外は放置ノウハウが身に付かない。新人はなんらやることない。」

これは放置されるような奴が悪いと思うけど。「仕事権利」といってるくらいなんだから、黙ってれば仕事勝手に割り振られるなんてことはないと思う。

ノウハウが身に付く仕事」とか、「経験として役に立つ仕事」は、競争率が高くなって権利争いになるのは当然で、そのためにはつまらない文字起こしみたいな仕事をやるとか、他の社員との実力の差を示すとか、自分で工夫しないとダメなんじゃないのかな。

もし、「そういう実情を会社案内なりにちゃんと明記しろ」というのは、まあそうなんだけど、それくらいふつうわかるんじゃないの。

・「「社長」だけがちょっと偉いけど、他の人はみんなフラットで公平な立場です。」と言いながら、内部では「オタキングexは僕の独裁制だ」と明言。

これは内部どころかFREEex会社説明会でも発言してた。別に隠してることじゃない。

社長社員もみんな公平」とか「社長と同じ権限を持つ人間が複数いる」とかいうのならともかく、「社長けが優位にあって、他の人間フラットで公平」というのは、そもそも「独裁だ」ってことじゃん。

そもそも、社員は「岡田斗司夫のやり方に従うこと」を基本として「ノウハウ経験を得る」とか「人類苦痛を減らす」とかが目的なんだから、それが非効率だと思ったり、賛成できないという人は中にいても意味がない。だからそういう場合岡田斗司夫そいつFREEexから追い出すんだと思う(追い出された奴がいるのかは知らないけど)。「自分のいうとおりに動かない奴は要らない」ってのもあるかもしれないけど、加えて、本人にとっても、他の社員にとっても意味がないし。

「婉曲するな、ちゃんと独裁だと明記しろ」というのは、これもまあそうだね。わからない人もいるし。実際、説明を極限まで丁寧に、細かくしていったらキリがないと思うけど。

オタキングex社員が「ex入社したおかげで、1年で出世し、マンションヨットを買い、100年物ワインが1000本持った」と虚偽を並べてex宣伝社員勧誘)。

これも事実関係がよくわからない。後半については日本語が成立してないように思う。

そいつ出世もしてなくてマンションヨットも買ってないならともかく、それらが本当に起こっていて、それを「exのお陰」というのくらいは、別にいいじゃんと思う。ほんとにそうかもしれないし。これは、本人がどれだけ「exのお陰」というのを強調してるかによると思う。

・「岡田はいい事しか言わないから、これ以上、被害者が出ないようにしたい。」(元社員談)

・「けっきょく岡田さんに貢いだだけじゃん!って思ってしまうかもしれない。お金労働力提供したのに、何を得られたんだっけ?みたいな気分になるかもしれない。」(FREEexスタッフ

編集者仕事がしたい」とか「他ではできない経験を積みたい」とか「人類苦痛を減らしたい」と思っている人全員が、FREEexで思った通りのものが得られるわけではないし、

「頭のいい人の話がききたい」とか「理屈っぽく話せる相手が欲しい」とか思っている人全員が、クラウドシティで思った通りのものが得られるわけではない。

から、その辺の誤解をさせないようなアナウンスはある程度、しないとダメだと思う。

でも、頭ごなしに「被害を受けた」とか「騙された」とか、一方的に「絶対的に価値が低い」という言い方をするのは、どうなのかなと思う。現に、FREEexクラウドシティに入って、そこに価値を見つけてうまく活用している人もいるし、まだ入ってない人で、そこに価値を見つけられる人っていうのもいるはずだから

・「岡田斗司夫をFREE(無料)にする」と言いながら、有料電子出版を行っている。

これは俺も変だと思う。電子版の配信会社癒着があるんじゃないの。無料で配れよな。

・「クラウドシティバベル社内SNS)も異常に雰囲気が悪い。

 皮肉好きなオタク弱者が渾然一体となって異常な雰囲気を醸し出している。」

皮肉好きなオタク」とか「弱者」とか「渾然一体」とか、なんか表現曖昧でなにがどう異常なのかよくわからない。

クラウドシティに限っていえば、俺が見た感じ、そんな印象は受けないけど。

・「金に余裕があって面白い人ほどコミュニティレベルの低さに呆れて辞めちゃう。」

どういう実証なんだろう。「金に余裕があって面白い俺は、コミュニティレベルの低さに呆れて辞めてやったぜ」っていう証言なのかな。それとも、誰かが「金に余裕があって面白い」と評価した人が、「コミュニティレベルが低いから辞めた」と言ったのかな。

「金に余裕がある」はまだいいとしても、「面白い人」なんて人それぞれ違うんだから、まずそれを指標とすること自体がすごく主観的だし、その人が「コミュニティレベルが低い」なんて言ったところで、だからどうなんだろう。

別に、「コミュニティレベルが低い」という感想をもつのはいいと思うけど、「低いレベルコミュニティには関わらない」と思う人よりは、「低いレベルコミュニティを、自分の力で高くする」という実験場だと思える人のほうが、俺はその人を「面白い」と思えるけど。

・「exクラウドシティも、岡田精神的なパワハラという被害を受ける。」

そうなの?本当なら問題。具体的にどういうことをされたのかきかない限り、わかんないけど。

ただ、毎日「お前は使えない社員だ」ってメールが送られるくらいなのか、たまに「その考え方はおかしい」と指摘を受けるくらいなのかによって、違うよね。

・「社員は確実に減っている。ほぼ全員が岡田人間性に嫌気がさして辞めているのだが、岡田は「大半が円満退社。だからキミも入っておいで」とクラウドシティで大嘘をついて勧誘している。」

これもよくわかんないけど、「ほぼ全員が岡田人間性に嫌気がさして辞めている」と「大半が円満退社」のどっちにも客観的なデータがない以上、どちらかに対して「大嘘をついている」と断言することはできない。

お互いが「ほぼ全員が」とか「大半が」とか使ってる時点で、どっちにも説得力はない。

社員数の変化「222人 → 171人 → 150人 → 110人」(これだけ減っていることを明示せず。)

変化推移はともかくとしても、今現在社員数くらいはどこかで教えて欲しい。

またこういう論法になるけど、「社員は増えてます」と明言してない限り、減っていることを明示しないのは問題じゃないと思う。

上でもいったように、社員の退社理由の主なものが「社員岡田斗司夫に嫌気がさした」だと断定できる客観的なデータがない限り、「新入社員の勧誘に力を入れなくなった」、「入社審査を厳しくするようにした」みたいな制度上の理由とか、「岡田メソッドのお陰で本業出世してFREEexの活動が続けられなくなった」とかい信者丸出しの理由とか、いくらでも決めつけが可能になるから岡田斗司夫を叩くにしても、崇めるにしても、「ほれみろ、減っているということはFREEexが○○だということだ」っていうのは、推測の域を超えないんじゃないのかな。

客観的な数値データを公開するのは、いいと思うけど。

・「理屈民族とか言ってるけど、クラウドシティバベルにも理屈できちんと話せる人なんてほとんどいないし、大半の人間が最低限の議論(=対話でもなんでもよい)のルールすら知らない。だからバベルクラウドシティも多くの人間が辞めている。」

理屈できちんと話せる人」とか「最低限の議論のルール」が、もっと具体的に明示されていたらいいんだけど、これも曖昧主観的だからよくわからないし、それと、バベルクラウドシティの退会理由と結びつけるのは、この発言者の推測でしかないんじゃないのと、俺は思う。

「どっからどうみても、明らかにそうだろ」というんだったら、退会者が何割がそういう理由をもって退会しているのかっていう客観的なデータが欲しい。

匿名掲示板2ちゃんねるの、それもID表示のないスレッドでの被害者を名乗る人間の数」を体感として「明らかにそうだろ」というのは、俺はどうかと思う。

・「一部の有能社員は既に退社あるいは距離を置き、残りは変なのばかり。」

「有能社員」と「変なの」が曖昧でよくわからないし、「有能社員が退社あるいは距離をおいた理由」がなんなのかわからない以上、なんともいえない。

・「最近マジでオウムとかに近くなってきたんだよね。岡田斗司夫独裁イエスマンしか近くに置かない。」

独裁だというのは明言してるし、そういう場合は、きちんと客観的で説得力のあるデータとか説得方法を持っていない人を除いて、イエスマンにならないと岡田斗司夫には気に入ってもらえないだろうなとは思う。

でも、そもそも「岡田斗司夫に対してイエスマン振る舞うことで得られるもの」を欲している人こそがFREEex社員になるべきなんじゃないのかな。

自分の頭で考えられる人で、それが岡田斗司夫よりも有用効果のあるものなんだったら、FREEex岡田斗司夫に従うんじゃなくて、どこか別のところで自分の頭を効率よく使ったほうがいい。そこまでの力がない弱者が、岡田斗司夫に全面的に頼って、すがって、「岡田斗司夫とは何者なのか」を得るのが、FREEexなんじゃないの。

それが良いのか悪いのか、カッコいいのか気持ち悪いのかは、人それぞれであってどう評価しようが勝手なんだけど、そうしたほうが普通に生きるよりはマシだという人もいる。


クラウドシティ関連 その他】

社員がろくに配当実績の無いクラウドシティ投資の勧誘・宣伝

クラウドシティへの投資が「1万円と時間を費やすこと」なんだとしたら、応じて得られるものは人それぞれであって、「配当」なんて、分配されるべきものみたいな言い方をするのがそもそも間違ってないか

「人それぞれ」という文言言い訳にしている、とかいわれてしまいそうだけど、実際、得られるものの内容も程度も活用する人で変わるし、「偏差値20上げます」みたいな誰がどう見てもわかるような効果が欲しいと思っている人は、そもそも何も得られないような仕組みになっている以上、仕方がないような気がする。

岡田斗司夫編集者が本を執筆しているやりとりをみられただけで元がとれると思う人もいれば、岡田斗司夫ファン同士で馴れ合うのが楽しいって人もいれば、レベルの低い市民自分の手でレベルアップさせることで自分の力を上げる人もいれば、様々だから

から、「リターンは曖昧だし、まったく保証できません。利用するあなた次第です」っていうアナウンスは、きちんとするべきだと思う。

・見習い社員が軽くクラウドシティ批判と心情を吐露したところ、岡田は、「ぽっと出の新人が俺は見切ったぜ!見たいな事を言っても痛々しいだけ」と話題をそらし怒りを必死で押さえて「社員一同、お前の性根をたたきなおしてやる」とモラルハラスメントをはじめる。

「ぽっと出の新人が俺は見切ったぜ!見たいな事を言っても痛々しいだけ」とか「社員一同、お前の性根をたたきなおしてやる」が要約されたものでなくて、原文そのままだとしたら、すごく問題。

その「見習い社員クラウドシティ批判」の内容がどんなものかにもよる。

クラウドシティの中では、複数の人間無責任中傷を行なっています

そうなの?俺はみたことない。寧ろ、みんな無難なことしか書かないから、あんまり面白くない。

まあ、「無責任中傷をやってる奴はいない」とはいえないけど、それだったら2ちゃんねるには負けると思う。

理屈を使いこなせないので、気に入らない人が居ると屁理屈を捏ねて攻撃します。

これは市民がなのか、岡田斗司夫がなのかわからないけど、これも単なるレッテル張りな気がする。上でも言ったけど、日記を書いたりするのって、顔出ししてる人とか実名晒してる人ばっかりだから無難なことしかやり取りされてない。

これも俺の主観なので、「気に入らない人が居ると屁理屈を捏ねて攻撃する奴はいない」とはいえない。でも、それについては2ちゃんねるには負けると思うよ。

・書き込みの質がどんどん落ちて、面白いこと書くやつから消えている。

・「わざわざ1万円も払って入ったクラウドシティ廃墟だと分かってきた時にはちょっと脱力した。」

・「自分みたいなクズしかいなかった。」

・「岡田さんが私の日記コメントでワケのわからない説教をしてきて、すっかり私は腹を立ててしまった。」

・「理屈民族っていうか、オタクが集まって皮肉言い合ってるだけ。まともな人間もそれを見て去って行く。」

・「クラウドシティ内の言葉使いは慇懃皮肉バトルは最低だったよ。2ちゃんねるのほうがずっとマトモだね。」

・「理屈戦闘民族がお互い屁理屈で相手をフルボッコにして覇権を争う修羅の国岡田やその取り巻きにとっては理想郷。そうじゃない大多数の人にとっては騙された」「ついていけない」「金返せ」ってこと」

・「クラウドシティにおける1番面白いコンテンツ岡田斗司夫への批判」

・「クラウドシティというサービスは、その宣伝内容とは異なり、理不尽な振る舞い、不条理な言説、明らかな屁理屈詭弁がまかり通る空間である、と理解しました。」

この辺は、ただの感想とか、もう反論したものとだいたい同じものから別に反論するとかそういうのはしないけど、これを根拠に「絶対的に価値が低い」とするのはおかしいなと思う。

それぞれが抱いた「価値の低さ」は正しいと思うよ。

自分岡田斗司夫クラウドシティ市民FREEex社員を「まともな人間」扱いする気はないです。

・「メルマガだって最初社長の裏話日記が!と誇大広告で誘っておきながら蓋を開けたらは数分トーク動画。裏話なんか全然ない。」

これはまあそうだと思うけど、どんな裏話を期待してたのかよくわからん。「年収10倍になる方法が!」で、ただの世間話動画だったら俺も怒るけど。

・「岡田ゼミは「自分は頭がいい」と思い込んでいる人が、悩み相談相談者を罵倒する場所だった。」

ちゃんとみたことないからわかんない。岡田斗司夫自身が「徹底的に相談者の味方になるように」って言ってるけど、そうじゃないのか。

何度も言ってるけど、アクティブな人はだいたい顔と名前晒してるから、相手を攻撃する目的でとか、腹いせにみたいな動機をもって活動することはあんまりないと思う。

これも俺の主観感想しかいから、そういう人がまったくいないわけじゃないと思うけど。

・「岡田斗司夫にとってのいい人にならないと、マイ仲間にして貰えない。岡田マイ仲間じゃないと、岡田日記ほとんど読めない。だから万歳コメントでも書いてみるしかないじゃん。」

・「岡田のマイ仲間になるには、顔の写ってるプロフィール写真にするなどの条件がある。」

これは今はルール変わってる。

自分情報を第三者によってクラウドシティ外部に公開されることを許可した者、且つ、岡田斗司夫面白いと思った者」だけがマイ仲間(マイミクみたいなもの)になれる。

そんなルールより以前に、そもそも最近岡田斗司夫日記をぜんぜん書いてない。twitterとかfacebookのほうばっかり。

から岡田斗司夫のマイ仲間になることで得られるメリットが今やあんまりない。

ただ、「岡田斗司夫ゼミ」っていう、「条件をクリアした市民けが参加できるコミュニティ」みたいなのがあって、そのゼミ生とそれ以外の市民情報格差はけっこうあると思う。

その条件は「岡田斗司夫が作った性格判断テストの結果を明示しろ」「本人だと証明できるもの写真顔写真じゃなくてもいい)を貼れ」「誕生月を設定しろ」「プロフィールをきちんと書け」「毎月日記を3日以上書け」の5つ。

条件の内容がどうこうじゃなくて、1万円払ったあとに更に条件が課せられるのは、事前に教えて欲しい。

・「何でコンテンツフリーつってたのに、相談2000円みたいなイベントやって金集めんの?しかも金取って相談に答えないって、そこらの占いより詐欺行為じゃね? 」

・「すべての相談質問岡田斗司夫が答えます!」というイベントをするも、時間がなくなったら打ち切り。答えてもらえなかった者続出も未返金。

あれはマンツーマン対応じゃなくて、広い会場で事前に募集した質問ひとつひとつ読み上げながら答えていくという形式だったから、「岡田斗司夫質問攻めにしよう」っていうイベントだと思ってたんだけど、「 Permalink | 記事への反応(1) | 21:56

2012-03-05

http://anond.hatelabo.jp/20120305150214

誰でも良いけどさ、この時代に、世の中の事を知らずに、狭い世界で生きてる人間がいるって話だろ。

しかも、漫画やTVで普通に流れてる情報も「認識できない」。なぜなら、イメージできる範囲を超えてるから

そういう奴がいて、それは「環境が生んだ」のだから、「情報格差が悪い」。

うそれで良いよ。

http://anond.hatelabo.jp/20120305125657

いやいや、もうすでに何が主張したいんだかわかんないんだがw

申し訳程度に「情報格差もあるけど」ってつけたところで、全然話変わってるじゃないかよ。

海外就職に関するフック」から、「選択の結果を実行できるかどうか」を争点に変えるんだね?

http://anond.hatelabo.jp/20120305124946

海外大学に行けるかどうかの差は、情報格差もあるけど、主に親の金と知性の差だよ。

早い段階で親が教育して海外(一流)大に受かるようなキャリアを積ませないといけないし、

受かったら受かったでスカラシップだとかなんだとかいいつつも実際に通うのはかなり金がかかる。

子供日本を離れている間親が自活できる力も当然必要(まぁそれを満たせないような親の子ははじめから土俵に上がれない)。

そのへんの壁に比べたら言語の壁なんて個人の努力だけでもかなりどうにかなる分全然ゆるいハードル

http://anond.hatelabo.jp/20120305102454

情報格差」という言葉定義問題にしたいのなら、その言葉は使わないでもいいけど、いくらネット等で情報アクセスできようが、リアリティのない情報は消化しきれないのは確か。

また、アクセスが可能であったとしても、情報アクセスさせるためのフックがある環境とない環境とでは様子がだいぶ違うしな。

から、それは情報の差じゃない。

調べたいことがあっても、昔の貧民は本も読めなかった。

今そんなことないでしょ。

図書館もたくさんあるし、専門のページもあり、無料で公開されてる。

TVが見れない地域もないだろうし、新聞だってあるだろう。


このご時世に大学行かない奴は、自分の判断で選んだのであって、「知らなかった、知ってれば大学行ったのに」なんて奴じゃないよ。

http://anond.hatelabo.jp/20120305092156

それ情報格差と違う。

情報格差アクセスできない事であって、アクセスしない事ではない。

そして、今時その程度の情報、どんなのが親でも友人でも、アクセスできる環境は街に溢れてる。

http://anond.hatelabo.jp/20120305083825

これだけ情報アクセスしやすい国で、情報格差とかヘソで茶が沸くだろ。

コルホーズでイモ掘ってる人間がいる国じゃねーんだからさ。

まぁ、底辺はある程度底辺のままでいてもらう必要もあるし、

いいんじゃね、そこは社会による極めて公平な選別ってことで。

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