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はてなキーワード: 宣伝とは

2024-06-24

anond:20240624171647

リスク覚悟で書いたのに、思ったよりも宣伝効果が少なくて涙目、まで読んだ

2024-06-22

anond:20240622230804

赤松みたいに、大流行アニメに後から税金を入れるべき!とか言ってたら、その通りだと思うが、賞を受賞程度でそうなるかよ。

売れた作家が辞退しまくって誰それ?みたいな漫画しか賞を取らなかったら賞の宣伝効果も消える。

選挙ポスター濫用を防ぐために供託金が引き上げられると予想しているが

現在の300万円から例えば1000万円に引き上げたら売名・宣伝で使うバカも減るだろうけど、ますます資金力や事前の票固めに自信のある候補しか出馬しなくなるけど、それでいいんだろうかという気もする。

anond:20240622101858

このような状況で価格を更に値上げした場合果たしてどの程度の人が買うのだろうか?

これは経済学用語でいうところの価格弾力性の話なんだが、オリジナリティのある商品価格弾力性は低い(値段の上下需要にあまり響かない)と考えられている。

選挙ポスター広告はそのようなオリジナリティある商品と言えるだろう。

分かりやすく言えば、値段を倍にしたって需要は半減しない。

さらに付け加えるなら、選挙ポスター広告のような反社会的広告手法ターゲットはマスではなくニッチであり、客単価が高いビジネスが主な出稿者になる。そのようなビジネスでは、広告費が1万円か5万円かというのは些細な差でしかない。

ただし5万円を超えたらという指摘は重要で、需要の壁は価格というより法規制の壁として、5万円のところにある。反社会的な出稿者にとっては尚更である

いま1万円で出品しているのは宣伝目的での割引価格であって、商品として充分に認知されたら49,999円で売るのが合理的であろう。

2024-06-21

Adoという存在見直している

俺はAdoメディア戦略について否定的だった。

そもそもメジャーの場に出てくるなら顔を晒す覚悟くらいは必要でしょと思っていたからだ。

シンガーソングライターなどで顔を出さなタイプミュージシャンもいるが、そういう種類の人でもないだろうとも思っていた。

ネット上では歌ってみたで済むけどたくさんの大人お金が動く世界では本人だけの都合ではなかなか通らなくなる。

そこをわがままするなら例えば「自分で曲作ってるし」とかの武器自分で持ってないといけないと思うのだ。

結局Ado場合は「顔は出したくない」けど「メディアへの露出は求められてる」の板挟みから折衷案みたいな感じで「檻の中で歌う影」となった。

俺はTVでそれを見た時なんかグロテスク現象だなと感じた。

Ado本人もなんかかわいそうに見えたし、演出としてもそこになんのコンセプトも感じなかったからだ。

単に金儲けのためにひねりだした安直アイデアに思えた。

ライブ場合ファンはそれでも生で歌が聞けるという楽しみができるので、一切露出しないよりはずっといいのだろうけど

同時にファン心理としていつまでも姿は見えない状態ストレスがたまっていくんじゃないかという勝手不安も感じた。




しか自分の中でそのネガティブな印象が変わっていくきっかけになりそうな2ndアルバム宣伝イベントAdo本人のアカウントで発信された。

詳しくはXの投稿を見ればわかるがなんと「握手会」をするというのだ。

顔すら出さなアーティストが「握手会」??どういうこと?

投稿には丁寧に握手会がどのように行われるかのイラストも載っていた。

それをみると大きな箱の中にAdoが入っていて、箱に空いた穴から手だけ出してる。

ファンの人はその手と握手ができる、というものだった。

さすがに笑った。

これはなかなか痛快だ。

穿った見方をすればもう開き直りのような、(良い意味での)バカバカしさがある。

当たり前だが箱の中がAdo本人なのかはわからない。

正論で言うなら、

そもそも存在感希薄(思い浮かべる顔すらない)なのに中身が確認できない相手にはたして握手してもらって嬉しいのか?

Adoが顔出し拒否ってるのになんでわざわざ握手会するの?

などいくらもつっこみどころはある。というかつっこみどころしかない。そこが良い。

握手会します。ヨロです。」

困惑イラストとともに書かれたコメントはこれだけ。

今までなんかモヤっとするとこがあったけど、これに関してはなんか吹っ切れてていい。

タイプはまったく違うんだけどSIAはコンセプチャルな顔の隠し方をしている。

それは本人が顔出ししたくないとかいうより、ビジュアル面での個性の出し方って感じだとは思うんだが(一種コスプレみたいな感じ)

Ado場合も「顔を出さなアイデンティティ」みたいなのを思いっきり振りかぶっていけば、一種それがもうネタ化して面白がれる域までいくんだろうなと思った。

自分別にファンでもなんでもないけど、ネットルーツに持つ人達頑張れと思ってるとこがあるんで、Adoの事も時々チェックしていた。

そしてこういう軽やかなスタンスでの活動を見ると嬉しい気持ちになる。

あのグロテスクTV演出とは全然違って見えた。やっぱり逆手に取るというのはクールだ。

まあこんな事言って後々「あの握手会、ほんとはすごくやりたくなかったです」とかAdoの口から出てきたりしたら悲しいが。

でもなんとなくAdo本人も自分の事をネタっぽく俯瞰で見ながら、自分のやりやすいやり方でやっていくんじゃないかって感心した。

普段自分音楽活動絡みの宣伝ツイートしかしないミュージシャンしょうもない政治思想ツイートした時の緊張感

あっ、この人ってストイックで無口だから気づかなかったけど頭悪かったんだ^^;って気まずくなってしまうな

都知事選トーナメント戦になんないかな?

予選 人口100万人程度で市区町村を区切る×13区域で。選挙活動は各区域内に限定。敗者は得票数関係なく供託金没収

本選 13区域で勝ち残った13候補者+現職が都内全域で選挙戦供託金没収ルールは現状通り

 

これなら売名候補はまず予選で落ちるから供託金による宣伝効果が出ないので、だいぶ候補者限定されるだろ。

2024-06-20

まあ暇空氏も勝てるとは思ってないだろうが東京都行政の腐敗問題を扱っていて、その東京選挙で腐敗問題を訴えられるのはかなりコスパのいい宣伝になるでしょ。

ファンティアで儲けるとき都知事選ポスターグラビア写真載せるのいいね

宣伝費みたいなもんだから

いいんじゃないかな

テーマはなんでもいいけどさ

批判が多そうなやつで。

有名人がいっぱい無料広告塔してくれるから

荒稼ぎしようぜ

なあ、そろそろゲーム出すんだけど、お前らはやってくれるよな?

スマホでも出る

無料広告もない

ダウンロードぐらいはしてくれるよなさすがに?

まめに宣伝はしてるけどほぼ意味はなさそうなんや

anond:20240619160008

蓮舫陣営にたいして、自民党など相手陣営からの激しい攻撃が強まっています

その矛先は蓮舫さんを支援する日本共産党や、市民野党共闘を分断させることに集中しています

私たちは、こうした攻撃を正面から打ち破るために、全都で猛然と宣伝組織活動をしていきます

あのはためく千駄ケ谷の赤い旗の下へ収める上納金を心からお願いします!!


https://www.jcp.or.jp/akahata/aik24/2024-06-19/2024061904_01_0.html

ポスティング東京都

朝見たらポスティングの中に、東京都一戸建ての家への太陽光パネルの補助についてだった。

なぜ?今?

普通に考えれば都知事選挙前の宣伝だろう。こんなことに税金を使っていいのだろうか、、、

あと、一戸建ての家の太陽光パネルって台風対策や廃棄を考えないとトータルの環境コストはどうなんだというきもする

anond:20240619023405

島耕作で同じようなエピソード見たわ

島も広報宣伝部だったっけ

やっぱり同じようにCM炎上して、九州とか東北かに飛ばされてたはず

TVCMYouTubeという違いは時代を感じますな。

2024-06-19

anond:20240619182422

第一段階「 工作員を送り込み、政府上層部の掌握と洗脳

第二段階「 宣伝メディアの掌握。大衆扇動無意識誘導

第三段階「 教育の掌握。国家意識破壊

第四段階「 抵抗意識破壊平和人類愛をプロパガンダとして利用 」

第五段階「 教育メディアを利用して、自分考える力を奪う 」

最終段階「 国民無抵抗腑抜けになった時、大量移住侵略完了

ドラクエリメイク→3年前に発表。発売は今年の11月

ロマサガリメイク→昨日発表。発売は今年の10月

  

どう考えても「ロマサガリメイク出んの!?しかも4か月後!マジ?楽しみ」の方が宣伝上手い

ドラクエ3って「やっと発売日出た。ホントに作ってたんだ。まあ今更だしセール待ちで良いや」にしかならない

鉄は熱いうちに売れ

清涼飲料水会社係長だけど左遷されるよ(コピー

【注:以下の文章は全てフィクション創作)です】

 子会社に出向してそこの課長になるけど、そのいきさつを説明するよ。守秘義務があって詳細は書けないから、わかりにくい説明になると思うけどごめんね。

 うちの会社は、商品の開発や製造以上に広報宣伝に主力を置いた会社なんだよね。自分で言うのもなんだけど、私は広報宣伝部門係長から出世コースに乗ってたんだよね。それで、つい直近までは、商品プロモーション活動の一環として楽曲タイアップ広告代理店に依頼してたよ。

 それにしても、広告代理店の人は優秀だね。どんな曲が作りたいですかってヒアリングを受けて以下のように要望を出したら、その通りの曲を作らせちゃうんだもん。

ターゲット10から20代の男女。

明るく楽しくポップな雰囲気で。具体的には、ホームパーティーBGMとして流すのに相応しい曲だとなお良し。

炭酸飲料炭酸感を、歌詞効果音さりげなく散りばめてほしい。

アメリカ発祥商品からアメリカイメージがあるといい。

露骨会社名や商品名が出るのは避けたい。タイアップとは関係なしに曲単体でも魅力のあるような曲にしてほしい。

アーティスト歌手)やレコード会社にはあまり詳しくないので任せる。

 完成した曲を受け取った時にはレコード会社の人と歌手に会えたよ。歌手はぱっと見でホストっぽい雰囲気の人だったけど、真面目で礼儀正しい好青年だったよ。事前に見ていた公式WebページとかYouTube動画雰囲気全然違ってギャップはあったけれども、要望通りの曲を作ってくれたのも納得だったね。

 それでそのままMVミュージックビデオ)はどうするかって話をしたよ。MVの作り方なんて全然からいから任せるつもりでいたけど、レコード会社の人から

基本的にはホームパーティーの場面をメインで行こうと思います

「そこでさりげなく御社炭酸飲料も入れていきます

衣装や小物などにも、御社イメージカラーを入れるつもりです」

とか言ってくれたよ。タイアップする当社への配慮完璧すぎて思わず苦笑いしちゃったけど、これなら全面的に任せて大丈夫だと思ったよ。

 完成したMVを社内プレゼンしたけど、評判はおおむね良好だったよ。ただ、嫌味を言う役の先輩から

大航海時代ちょっとイメージ悪いんじゃない? 大航海時代アメリカに到達した人たちがサルだか原人だかを使役しているみたいで悪趣味と思う人もいるんじゃないかな」

って言われたのは、今思うとターニングポイントだったけどね。でも当時は、曲を社内プレゼンした時に文句がなかったのだからさら蒸し返すなよ、としか思わなかったよ。だから

大航海時代舞台なのは曲の内容に沿っていると思いますけれどもね。それに、以前曲を聴いてもらった際は特に反対意見などなかったのですが、ここで曲の是非を問うのですか?」って反論したよ。そしたら先輩は、

「いや、曲はいいと思うんだけどね。ただ、歌詞のほんの一部にあるフレーズからサルみたいなのを登場させて、しかもメインに据えるのはちょっと違うんじゃないかなと思うよ」と言うと、会議が少しざわついたよ。

 でも、ざわついたのは先輩の発言に納得をしたからではなくて、「また、面倒ないちゃもんを付けたよ」などと多くの人が思ったからなんだけどね。会議なんて、何かを決める場ではなく、決まった事を確認する場なのは常識でしょ。決まった事を蒸し返すなんて普通ありえないでしょ。それで、上司たちが以下のようなことを言って、ようやく先輩は矛を収めたよ。

部長曲名からして大航海時代舞台から登場人物服装や振る舞いか征服イメージが付いてしまうのは仕方ないんじゃないかな。どうしたって血なまぐさい印象の拭えない時代だけれども、それを言ったら日本戦国時代だって同じようなものでしょ。それでも戦国武将は老若男女に人気のキャラクターなんだからいいでしょ。今でもドラマ化されたりして……ちょっと前だと家康だったよね? だから戦国武将と同じ時代を生きた大航海時代偉人だって、人気キャラクターとして扱うのに問題ないでしょ」

次長「いわゆるアンチだとか、うがった見方をする人はどうしても出るけど、こんなことまで気にしていたらきりがないですよ」

部長「今後のプロモーション活動スケジュールも決まっているから、ここであえてストップをかけたらそれこそイメージが悪くなるよ。コスト時間を余分にかければMVを作り直させることはできるけど、こんな些細なリスクを気にしてプロモーションを中断してイメージを悪くしたら本末転倒だよ。だから、もうこれでいこう」

 こんな感じでMVが社内で承認されたから、広告代理店レコード会社OKを伝えたよ。もちろん、先輩がいちゃもんを付けたようなことは伝えてないよ。社内でも評判だったとか、当たり障りのないことしか言ってないよ。

 それで予定された日にMV投稿されたけど、すぐに削除されることになったよ。原因はMV差別的な内容が含んでいるとのことで炎上たから。まさか先輩の言う通りになるとは思いもしなかったよ。まあこれも仕事かと思って戦後処理(?)をしていたけど、その翌日に部長から直々に呼び出されたよ。そこで部長に言われたのが、

「例のMVについてだが、当社としては事前に把握していなかったと発表することが決まった。その他のプロモーション活動は、人員を再度割り振って継続することにする。君はひとまずは待機してくれ。しばらくしたら今後のことを伝える」そう聞いて、全てのことに納得のできなかった私は、

曲作り最初から関わっておきながら知らんぷりはどうかと。当社としても謝罪文を出すべきです。そうした対応も私の仕事だと思いますが、なぜ人員の振り直しを?」と反論した。

MVに関しては広告代理店の計らいによってレコード会社が気を利かせてくれたよ。まあ、当社の立場を考えたら、つまりウチが金を出していることを考えたら当然のことだろう。この件に関しては決定済みだ。だからMVに関してはWebアップロードされるまで知らなかったと答えるように。絶対にだ。いいね

「……はい、わかりました」自分仕事全否定されたことと、知らなかったと嘘を付かなければならないことに衝撃を受けたよ。けれども、上司の指示に抗う術もなかったので従ったよ。

「わかってくれてありがとう。だが、社外への言い訳とは別に、社内の対応として担当者責任を負ってもらわなければならない。それもわかるね」

責任……ですか。わかりました」

(なんで私が責任を!? 会議の場で全会一致で決まったことなのに! 反対意見もあったけどそれに抗って積極的承認したのは部長じゃないですか!)

 そんなことを思ったよ。というより、今でもそう思っているけどね。まあ、それを口に出すつもりはなかったけどね。

 そして後日、部長から子会社出向の辞令を受けたよ。

「君には責任を負ってもらうとは言ったけど、つまり人事異動ってことだ。ちょうど君はプロジェクトから外れているから、手続きスムーズだ。異動先では管理職としての経験を積んでもらうけど、わかるよね?」

 部長からそう言われたよ。私がこのまま順調に広報宣伝部門係長を続けたとして、管理職になれる(課長に昇進できる)のは2~3年後のことだよ。だから部長の言う管理職ってのは、当社の管理職ではなくて子会社に出向してそこで管理職をやるってこと。それでも、子会社への出向とはいえ管理職になるなら栄転になるんだけどね。ただ一社を除いては。その会社は……

「……ボトルズですか?」

「そうだ。来月からボトルズへ出向してもらうよ。そこで君は課長だ」

 ボトルズとは自動販売機へのドリンク補充(ボトリング)を事業とする当社子会社通称名だよ。平均年収は当社グループの中で最も低いから、さらなる異名として「ボトムズ」とも呼ばれているよ。つまりは最底辺ボトム)の仕事ってことだね。そこでの課長仕事は、自動販売機補充員の管理。つまりエリアマネージャーみたいなものだよ。基本的エリアマネージャーたる課長自らが自動販売機に補充することはないと言われているけど、慢性的に補充員不足で課長自らが補充をしているといううわさもあるよ。そうなると勤務時間必然的に長くなるけど、悲しいことに課長管理職から超過勤務手当(残業代)が一切つかないんだよね。これもまた「ボトムズ」と言われる所以なんだよね。

 私は広報仕事を続けたかったのに。大卒後の就職先として広告代理店テレビ局といった大手メディア希望しており、それらの会社には落ちたけど、それでもなんとか清涼飲料水業界トップクラス広報に強い会社入社できたのに。入社して10年以上も広報担当として前線に立ち続けていたはずなのに。いったいどうしてボトリングなんかやる羽目になったんだ……。

大阪カフェの、Xでの宣伝ポストを発端とした炎上について雑感

※筆者の感想なので、この人を誹謗中傷する意図は毛頭ありません。

ことの発端は、「間借りでやってるカフェにお客が全然来ないのできてください、大阪住吉大社の近くです」

的なカフェ宣伝ポストがX上でバズったこ

そしてそのポストに対して好意的な反応もあったが「来て欲しい割にはポストプロフィールにも店の名前、住所、営業時間などが一切書かれてない」みたいな指摘が大量になされ、直接本人にリプライ質問した人に対して「インスタに書いてる」と返事をしたり、店主にとって不快発言をした人に対し引用で「お前は来なくていい」「こんなやつが来ないように事前に弾けて良かった」みたいな挑発を行ったりしたことで、炎上した一件。

その他にも、元の投稿者(以下店主)は以前X上で誹謗中傷を受けたということで裁判を起こした記録をnoteに書いており、そのnoteへのリンク記載されたポストセルフポストするという行為をしていた。

そして炎上したのち、謝罪文掲載暴言引用をした相手謝罪するものの、もはや炎上の勢いは簡単にはおさまらず…といった流れ。

俺は野次馬根性で眺めてただけで、直接関わっては無いんだが、この店主、完全に偏見だけど、多分謝罪文も出してるし口では言ってるけど、本当は何が悪かったのか分かってないというか、「本当に悪いのは俺を追い詰めたネット民」って心の底で思ってるんじゃないかなと思う。相当にプライドが高いか負けず嫌いを拗らせている気がするんだよ。だからX(SNS)上での対応でことごとく下手を打ってる気がするんだよな。例えば初めの宣伝ポストは仕方ないにしても、聞かれたら店名など答えれば良かった話だし、引用で「店名や住所がわからない」と指摘されれば、元ポストリプライリーでぶら下げたり、プロフィールを加筆修正すればすぐに済むことだったはず。ましてや暴言ツイート過去裁判ポストのリポストなどする必要は全く無いと思うんですわ。

店名を聞かれ「インスタに書いてる」と言ってかたくなにXでは店名を書かなかったこと、これも店主の中で「質問に答えたらネット民要求自分が屈して言いなりになったことになる」って考えてしまう心がわずかでもあったんじゃないかな。そして、負けず嫌いからネット民の低レベル煽りにも我慢できず「来なくていい」っていう、自分が優位であるかのような物言いで言ってしまう。で、裁判で勝ったことをリポストでちらつかせてしまったんじゃないかな。

今はポストは削除済み(正直これも信じられないが)の謝罪文には「責任を取って閉店する」という事を書いていたんだけど、謝罪文の載ったポストはいつの間にか削除されていて、カフェも何事もなかったかのように復活してるんですよね。もちろんしょうもないネット民に屈する必要はないと思うけど、店主はそこまでの間に、自殺を仄めかすようなポストもしている。自殺を考えてしまうほどの大炎上に遭っておきながら、自ら出した謝罪文で閉店するって書いたものを、ポストごと抹消して店を再開するって、相当図太い性格してるんだなぁ…と思った。少なくとも、自殺寸前まで追い込まれ人間の取れる行動じゃ無いとおもうんですよ。

店を再開は全然いいと思うんですよね。ただ、謝罪文(閉店の知らせ)を消すのって、店主の中でその事実を消し去りたいからそうしたんじゃないの?って思ってしまう。

そして数日前に「無題」というnote記事を店主は執筆し、固定ポストにしている。内容は「健常者エミュレータ」のフォーマットをなぞって自身炎上の件について振り返っているのだが、これもまあすごい内容。

最初5W1Hについてはまあ普通の内容かな…と思って見ていたら、その後に続く尋常じゃない量のスクショ。「皆様から頂いたご意見」ってあるけど、ざっと見た感じ大多数が暴言中傷スクショ

まず気になるのは、これだけの量のスクショをわざわざ保存していたのか、このnoteのためにスクショ撮ったのか。前者なら何のために?って思うんですよね。そうなると店主のこれまでの行動的に、裁判を起こすための材料として集めてたのでは無いか?と思うのは自然なんですよ。後者場合でも、ここまでやる必要無いと思うんですよね。1020スクショならわかるけど、(もちろん店主が受けた引用リプライからすれば一部だろうけど)記事の9割を埋め尽くすという生半可な量じゃ無いし、一時期自分自殺寸前まで追い詰めたツイートをわざわざスクショしにいくってまともな精神じゃできないと思う。

「どうすればよかったのか」欄も、言葉の端々に異様な卑屈さが垣間見られて、「週一営業から身の程を弁えるべきだった」「正当な批判誹謗中傷平身低頭で受け入れたらよかった」とか、「誰もそんなこと言ってなくね?」ってことをわざわざ書いてるんですよね。

「これからどうするのか?」欄にも「被害を受けても自分有害性を自覚することを優先する」とか「自殺する場合は誰にも言わず黙って実行する」とか書いてるんですよ。

極め付けが最後の「備考」で「自殺未遂で人生2回目の措置入院経験した」って書いてるんですよね。これ、本当に入れる理由が謎ですよね。備考って「参考のために書き添えること」って辞書に書いてたけど、誰が何を参考にするんだろうか。自戒意味でこのnoteを書いているなら、措置入院したなんて自分で分かりきっていることなんで書く必要無いと思うんですよ。

となると、多分これらって、スクショ撮った目的とかは別かもしれないけど「健常者エミュレータをなぞって自戒している」という体にして晒しというか「自分はこんなに被害を受けたんだ、酷い目にあったんだ」って主張したいんじゃ無いかと思う。だからわざわざ平身低頭とか自分有害性とか卑屈な言い方をして、最後措置入院のことをわざわざ書き添えてるんじゃ無いかな。多分店主的に、店も再開したけど、何か一発ネットに対して報復しないと我慢できなかったんじゃ無いだろうか。本当に真摯意見を受け止めていたら、措置入院とか書かないと思うし、そもそもわざわざ「健常者エミュレータ」のフォーマットなんて使わないと思うんですよね。健常者エミュレータってある意味自虐ネタというか、自分のヤバさをネタ昇華するような性質があると思うけど、今回のこの店主の使い方は、「自分の受けた中傷オープンにして、卑屈になって自分を悪し様に記述して、措置入院したこともついでに自己開示することで、自分の受けた被害アピールし、さら謝罪自戒という体で記述してこれ以上の攻撃を予防する」目的で書かれたんじゃ無いかな。

なぜわざわざこんな長々と分析してるかというと、この店主の性格、行動が昔の自分にめちゃくちゃ似てるんですよね。されたことを根に持って、何かしらの形で反撃しないといられない。多分昔の自分が店主の立場だったとしても、同じことをしてただろうなと思うんですよ。

から一連の流れは見てるだけだったけど、まるで昔の自分を見ているようだったし、店主には本当に気づいて欲しいと思ってる。もうちょっと素直になって、例えば初めから店名を教えるとか、プロフィールに書くとかすればこんなことは起こってなかったよってことを。

大阪公立大学出てるなら、感情の読み取りとかはともかくとして、文意を読み取るとかの知力はあると思うんですよ。だから、本当にもっと素直になって、誹謗中傷じゃなくてアドバイス意見の部分に耳を傾けて、平身低頭じゃなくてもいいけど謙虚に受け止められたら色々変わってくるんじゃ無いかな…と思う

清涼飲料水会社係長だけど左遷されるよ

【注:以下の文章は全てフィクション創作)です】


 子会社に出向してそこの課長になるけど、そのいきさつを説明するよ。守秘義務があって詳細は書けないから、わかりにくい説明になると思うけどごめんね。

 うちの会社は、商品の開発や製造以上に広報宣伝に主力を置いた会社なんだよね。自分で言うのもなんだけど、私は広報宣伝部門係長から出世コースに乗ってたんだよね。それで、つい直近までは、商品プロモーション活動の一環として楽曲タイアップ広告代理店に依頼してたよ。

 それにしても、広告代理店の人は優秀だね。どんな曲が作りたいですかってヒアリングを受けて以下のように要望を出したら、その通りの曲を作らせちゃうんだもん。

 完成した曲を受け取った時にはレコード会社の人と歌手に会えたよ。歌手はぱっと見でホストっぽい雰囲気の人だったけど、真面目で礼儀正しい好青年だったよ。事前に見ていた公式WebページとかYouTube動画雰囲気全然違ってギャップはあったけれども、要望通りの曲を作ってくれたのも納得だったね。

 それでそのままMVミュージックビデオ)はどうするかって話をしたよ。MVの作り方なんて全然からいから任せるつもりでいたけど、レコード会社の人から

基本的にはホームパーティーの場面をメインで行こうと思います

「そこでさりげなく御社炭酸飲料も入れていきます

衣装や小物などにも、御社イメージカラーを入れるつもりです」

とか言ってくれたよ。タイアップする当社への配慮完璧すぎて思わず苦笑いしちゃったけど、これなら全面的に任せて大丈夫だと思ったよ。

 完成したMVを社内プレゼンしたけど、評判はおおむね良好だったよ。ただ、嫌味を言う役の先輩から

大航海時代ちょっとイメージ悪いんじゃない? 大航海時代アメリカに到達した人たちがサルだか原人だかを使役しているみたいで悪趣味と思う人もいるんじゃないかな」

って言われたのは、今思うとターニングポイントだったけどね。でも当時は、曲を社内プレゼンした時に文句がなかったのだからさら蒸し返すなよ、としか思わなかったよ。だから

大航海時代舞台なのは曲の内容に沿っていると思いますけれどもね。それに、以前曲を聴いてもらった際は特に反対意見などなかったのですが、ここで曲の是非を問うのですか?」って反論したよ。そしたら先輩は、

「いや、曲はいいと思うんだけどね。ただ、歌詞のほんの一部にあるフレーズからサルみたいなのを登場させて、しかもメインに据えるのはちょっと違うんじゃないかなと思うよ」と言うと、会議が少しざわついたよ。

 でも、ざわついたのは先輩の発言に納得をしたからではなくて、「また、面倒ないちゃもんを付けたよ」などと多くの人が思ったからなんだけどね。会議なんて、何かを決める場ではなく、決まった事を確認する場なのは常識でしょ。決まった事を蒸し返すなんて普通ありえないでしょ。それで、上司たちが以下のようなことを言って、ようやく先輩は矛を収めたよ。

 こんな感じでMVが社内で承認されたから、広告代理店レコード会社OKを伝えたよ。もちろん、先輩がいちゃもんを付けたようなことは伝えてないよ。社内でも評判だったとか、当たり障りのないことしか言ってないよ。

 それで予定された日にMV投稿されたけど、すぐに削除されることになったよ。原因はMV差別的な内容が含んでいるとのことで炎上たから。まさか先輩の言う通りになるとは思いもしなかったよ。まあこれも仕事かと思って戦後処理(?)をしていたけど、その翌日に部長から直々に呼び出されたよ。そこで部長に言われたのが、

「例のMVについてだが、当社としては事前に把握していなかったと発表することが決まった。その他のプロモーション活動は、人員を再度割り振って継続することにする。君はひとまずは待機してくれ。しばらくしたら今後のことを伝える」そう聞いて、全てのことに納得のできなかった私は、

曲作り最初から関わっておきながら知らんぷりはどうかと。当社としても謝罪文を出すべきです。そうした対応も私の仕事だと思いますが、なぜ人員の振り直しを?」と反論した。

MVに関しては広告代理店の計らいによってレコード会社が気を利かせてくれたよ。まあ、当社の立場を考えたら、つまりウチが金を出していることを考えたら当然のことだろう。この件に関しては決定済みだ。だからMVに関してはWebアップロードされるまで知らなかったと答えるように。絶対にだ。いいね

「……はい、わかりました」自分仕事全否定されたことと、知らなかったと嘘を付かなければならないことに衝撃を受けたよ。けれども、上司の指示に抗う術もなかったので従ったよ。

「わかってくれてありがとう。だが、社外への言い訳とは別に、社内の対応として担当者責任を負ってもらわなければならない。それもわかるね」

責任……ですか。わかりました」

(なんで私が責任を!? 会議の場で全会一致で決まったことなのに! 反対意見もあったけどそれに抗って積極的承認したのは部長じゃないですか!)

 そんなことを思ったよ。というより、今でもそう思っているけどね。まあ、それを口に出すつもりはなかったけどね。

 そして後日、部長から子会社出向の辞令を受けたよ。

「君には責任を負ってもらうとは言ったけど、つまり人事異動ってことだ。ちょうど君はプロジェクトから外れているから、手続きスムーズだ。異動先では管理職としての経験を積んでもらうけど、わかるよね?」

 部長からそう言われたよ。私がこのまま順調に広報宣伝部門係長を続けたとして、管理職になれる(課長に昇進できる)のは2~3年後のことだよ。だから部長の言う管理職ってのは、当社の管理職ではなくて子会社に出向してそこで管理職をやるってこと。それでも、子会社への出向とはいえ管理職になるなら栄転になるんだけどね。ただ一社を除いては。その会社は……

「……ボトルズですか?」

「そうだ。来月からボトルズへ出向してもらうよ。そこで君は課長だ」

 ボトルズとは自動販売機へのドリンク補充(ボトリング)を事業とする当社子会社通称名だよ。平均年収は当社グループの中で最も低いから、さらなる異名として「ボトムズ」とも呼ばれているよ。つまりは最底辺ボトム)の仕事ってことだね。そこでの課長仕事は、自動販売機補充員の管理。つまりエリアマネージャーみたいなものだよ。基本的エリアマネージャーたる課長自らが自動販売機に補充することはないと言われているけど、慢性的に補充員不足で課長自らが補充をしているといううわさもあるよ。そうなると勤務時間必然的に長くなるけど、悲しいことに課長管理職から超過勤務手当(残業代)が一切つかないんだよね。これもまた「ボトムズ」と言われる所以なんだよね。

 私は広報仕事を続けたかったのに。大卒後の就職先として広告代理店テレビ局といった大手メディア希望しており、それらの会社には落ちたけど、それでもなんとか清涼飲料水業界トップクラス広報に強い会社入社できたのに。入社して10年以上も広報担当として前線に立ち続けていたはずなのに。いったいどうしてボトリングなんかやる羽目になったんだ……。

おいおい死人をAIで蘇らせて宣伝させるのかよスクエニもとうとう堕ちるとこまで堕ちたなって思ってたら堀井雄二はまだ生きてたんだね

ごめんね

2024-06-18

都知事選愚痴

都知事選が近づいてきてイライラしているのでちょっと愚痴

まあ一番悪いのはNHK党だろうな。

もともとイメージが悪いのはあえて語るまでもないだろう。多分俺よりはてなーのほうが詳しい。自分性格をふまえると、主観的には悪に近い存在だ。

そいつらの立候補者が多すぎる。候補者として最初から眼中にないとはいえ、本当に視界に入らないわけではない。

視界に入れたくなくても嫌でもポスターとかで目にする。

こっちはあんたらに構わないからそっちもかかわらないでほしいと思うのに話を聞かずにグイグイ来る感じ。これは間違いなくうざい。

そもそも都知事になる気がまるでないのが明らかのもムカつく。

俺は東京まれ東京育ちだ。

政治に興味はないが、それでも都政が自分生活にとって大事もの、あるいはいままでの自分の成長に大きく関わってきたものだってことくらいはわかる。

なので一応、毎回の選挙にも真剣に取り組んではいる。

ところがなんだ?俺は真面目なのになんでお前らはふざけてるんだ?舐めてんのか?あん

政見放送時間も取られるからニュースもろくに見れない。日曜討論も荒らされる。

んでもって似たようなことをやっている泡沫候補ども。個性があるんだかないんだかわからない。どうせ東京都のこと考えてないからみんな一緒に見える。

ここまで書いてようやくわかった。要するに不快広告だ。

あいつらは要するに宣伝のために選挙活動してるんだろう。広告と一緒だ。そうだ不快広告だ。

その広告の内容は、マニフェストにしてもポスターにしても演説にしても、いずれも不愉快だが、いずれも東京にいる以上目にしないわけにはいかない。

それでもって不愉快である報告をしてクレームを入れる方法は俺にはない。いや現行の法律だと誰にもないのか?

閉じるボタンもないしページバックもできないから離れられない。移動の妨げにもなるし、音もうるさいし。まあまだ街頭の活動はしてないか未遂だけど。

看板も、視界に入るうざさは別としていつも邪魔にならないよう立ててくれてはいるけど今回はどうなんだ?こんなにあるけどどこまで配慮してくれるんだ?

邪魔されて、逃げようとする行為邪魔されて、自分時間ばかりが取られる。

あー不愉快

だけど吐き出してちょっとスッキリした。ありがとう増田

anond:20240617200800

欧州ではネザーランドのことをフレンチ読みでペイバと呼ぶ層が多い気がする。

当該国が体外国向け決めてもらうのが一番理想かな?

> 「『オランダ』と呼ぶのはやめて」とオランダ。この呼称国内12州のうちの2州を示すことから新年以降20万€かけて公文書宣伝書類からオランダ呼称を一掃する。英語ネザーランズ、仏語ペイバと、元々そう呼ばない言語は多いが、日本語は変更必至。ネーデルラントぐらい?

via https://x.com/KunisueNorito/status/1211401975331340289

プロジェクトX、出演NGなのでは。あるいは富士通半導体の敗北の歴史

富士通忖度してるとか言ってるけど、あれ、普通に取材NGだったんじゃないかな。

当時の経緯を知ってると「私の名前は出さないでください」ってなったとしても不思議じゃないと思う。そうなれば当然NHK富士通も触れないし、本人が拒否したんですなんて発表するわけもないし(例え親族が声を上げたとしても)

コンピュータって、富士通半導体最後打ち上げ花火だったんだよ。

当時の話

京の開発が進み、実際に生産されるころは、経営方針として富士通半導体撤退をするかどうかで揉めていたころだった。

コンピュータは、富士通自社工場で作った最後スパコンであると同時に、国のトップ開発のHPCにおいて、富士通が単体で作り上げた初めてのHPCでもあった。

これは、富士通が優れている、というよりも、逃げ遅れたと表現してもよいかもしれない。HPCプロジェクトからは、NEC東芝が次々と撤退していたのだ。

当時半導体の重い投資に堪えられなくなった電機各社とその銀行団は、自社から半導体部門、少なくとも工場を切り離したがっていた。まさに、それどころではなかったのだ。

しか富士通はまだ撤退決断せず、他社とは一線と画した対応をしていた。

ようにみえた。

富士通撤退戦を開始

コンピュータCPUは、45nmのプロセスで作ると言うことで言っていたためか、富士通はなんとか自社で開発した。けれど、京に乗せたプロセッサ最後になった。次のプロセスは開発されていない。

https://news.mynavi.jp/techplus/article/architecture-467/

さらに、当時、45nmのプロセスは安定して無い状況で無理矢理作ったと言う話もあったはずだ。これは京コンピュータ以降はTSMC委託することが決まっていたため、既に投資が絞られていたためでもある。

(後にTSMC版の進んだプロセス製造されたSPARCを使ったミニコンピュータが何個か作られたのだが、ノード辺りの性能が30%以上アップしたと言う。これはプロセスが細分化された以上の性能向上であった)


富士通が、自社の半導体部門富士通セミコンとして切り離したのが2008年。京コンピュータ用のプロセッサ生産したのが2010年三重工場であった。

その三重工場2013年さらに別会社として切り離され、現在は完全に売却されて富士通に残ってない。

また、同じく半導体工場としては福島県の會津富士通があったんだが、その時の工場撤退エピソードは、今でも大企業黒字でも簡単工場撤退させる事例として有名になった。かなり悲惨事態だったと言える。

そうして重荷になっていたとされる工場を切り離しファブレスに近い業態にしたのは、富士通半導体を残すためだったと思われる。

しかし、そうした建前などなかったかのように2014年にはシステムLSI/SoCの開発部隊分社化を決定。それが現在のソシオネクストであるPanasonicLSI部隊と合弁した会社で、分離した当時、富士通設立当初40%の株式を保持していたが、現在は完全に売却してしまった。

現在富士通半導体部門はFeRAMや光回路用の超特殊ものを除いて完全売却で撤退している。


なお、その後、ルネサステクノロジ(※富士通は合弁に参加していない)が組込向け半導体でほぼ世界首位と同率2位まで上り詰め、国内半導体必要性が新たに叫ばれTSMC国内半導体工場建設。Rapidusという日米政府が関わる半導体企業ができる流れになっている。もし将来、RapidusがプロジェクトXになるときには、大手電機産業からリストラされた技術者達の奮起という文脈が語られそうな気がする。閑話休題

2012年。京が世界一を取ってその後、富士通半導体の敗北が確定した年

件の方がご退任をされたと言う2012年は、半導体さらなる切り離し、売却などの決断と、次期スパコン(つまり富岳)がSPARCを捨ててARMになるという決断が行われた年であったと考えられる。(発表は後になる)

半導体を専門にされてずっとやってきた方には堪えられないもだったのではないかと拝察する。仮に、思い出したくもないし、宣伝にも使われたくないと判断されても仕方がないことでは無いかと思う。(もちろん 出演NGされたと言うのはワイの妄想なので注意)


その後、富士通SPARCを使ったUNIXサーバーを作り続けてはいたが、大きくアーキテクチャ改善する開発は行われないまま(保守設計は続けられていたが)メインフレームとともに撤退が発表された。これはやむを得ないことだろう。

また、ARM化された富岳は、確かに能面や利用面、汎用性では高い成果を出したが、富士通ビジネス的にはさっぱりだったと思われる。


アーキテクチャARMに切り替えた理由は、ビジネス面でもあった。高性能タイプARMを作ることによって、旺盛なクラウドDC需要などに対して食い込んでARMサーバを大きく拡販していくことだったと思われる。

が。富岳に乗せたARMプロセッサを利用した波及製品はみられなかった。

なぜか。それはAWSMS AzureGoogleなど膨大な需要を持つ企業は、需要が巨大すぎてARMが搭載されたコンピュータを買うのではなく、自社でARMIPを購入し独自開発することを選んだためである

彼ら相手には商売にならなかった。それ以外のクラウドベンダーは無きに等しい。ARMなどアーキテクチャが影響しないのはPaaS以上の象徴度を持つサービスだが、寡占状態にある大手以外まともに提供出来ていないため、市場が無いのだ。


ただし、この時富士通ARMの競業によってARMは成果をあげた。アウトオブオーダー実行など、ARMは高性能コンピュータ必要技術富士通から取り込んで現在に至る。

それ故、富士通商売は上手くいかなかったが、世の中的には良かったとは言えるのではあるのだ。そのIP大手クラウド各社は自社向け半導体を作って商売をしているのだから

エピローグ または今後について

今、富岳の次のHPC予算要求の山場を迎えている。

https://newswitch.jp/p/41595

から今のタイミングプロジェクトXに乗ったのだと思うが、綺麗事では語れない話がたくさんありすぎる。


受注はまず間違い無く富士通だと言われている。と言うのは、開発の一部は既に行われているから。

https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2310/12/news074.html

そして、国内にもう国産HPCを作ることの出来る会社NEC富士通ぐらいになってしまったためである

富士通は新しいHPCは1位を目指さないかもしれないという考えから計算効率の方に大きく振った開発を進めおり、国内トップHPC採用されたという実績を背景に売り出そうというつもりではあると思われる。富岳の夢再び、だ。

しかし、富士通は今年1月ハードウエア会社を分離した

https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/special/1560540.html

この新会社、分離時には綺麗事を書いてあるが、

https://www.fsastech.com/about/

ご覧の通り、富士通ブランドを一切使っていないのだ。既存商品から富士通マークを取り払っている。さらに、会社概要株主欄がなく、富士通名前が出てこない。(他の関連会社はそういった記載がある)

半導体がどうなったかの流れを知っていると、暗い予感しかしない。

そして、HPCレイヤーの低い、ハードウエアに近い部分、さらメカニカル設計や冷却など物理的な部分のノウハウが多く必要とされる。それを富士通分社化して製造能力を失っていく中で、果たしてまともにHPCが作れるのだろうか?

さらに、確かに2010年代半ばのころはワークロード不足に陥ってコンピュータは安売りに陥っていたが、現在AIと言う巨大な需要が生み出され、価格回復ハードウエアが再び重要と考えられ始めている。ハードウエアと同時に提案できる能力が強みになりつつある。

しかし、既に富士通はそれらに対応するための強みを、はした金と決算数字をよくするためだけに売り払った後である案の定、粉飾紛いの異様に高い目標に対して、結果が出ないと言う発表を繰り返している。

富士通アクセンチュアを真似ていると言われる。以下の記事にはこうある

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00848/00049/

目指す先はアクセンチュア富士通が主力工場を総務に移管する理由

時田社長2019年9月に開いた初の記者会見で「開発製造拠点をどう整理するのか」という質問に「既に方向は定まっている。後は状況判断と時期の問題富士通サービスに集中する企業になる」と応じていた。

時田社長方針は「アクセンチュアにないもの富士通もいらない」とみてよい。

そこまでやったのに、ここ3年ほど株価は伸び悩みが続いている。アクセンチュアの真似をしますと言ったときは撥ねたがが、その後は同業他社業界全体の株価上昇率に及ばない状況が続く。
それはそうだ。アクセンチュアの真似をしていてはアクセンチュアには勝てない。まして工場売却を通じ、元々の強みを捨て弱みまでアクセンチュアの真似をしているのだ。富士通この先生きのこるにはどうすればいいのか?


これがプロジェクトXの真のエピローグではないかとワイは思いました。

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