はてなキーワード: ショップとは
先日、あまりの入手困難具合にポケモンとメルカリが提携して転売を防止しますよーという声明があった。実際は特定のキーワードが入った出品に「メルカリ上の取引価格が急騰している可能性があります。公式HPを確認して冷静に判断して買ってね」みたいなメッセージが出てくるだけで、Twitterではそれだけw的な反応が多数を占めていた。
これはわかるんだけど、仕方ないなと思う部分もあるのでちょっと書く。
まず、ポケカに限らずトレーディングカードというのは名前の通り他のユーザーと交換する、売買するというのをある程度前提にしている。メルカリが流行る前からこの役割を担っているのがカードショップで、いらないカードの買取とか単枚での販売とかは勿論客同士が対戦するスペースがあるとこも多くて、こういうカードショップで公式の大会が開かれていることからもグレーゾーンとかではなく、公式がカードの交換や売買を認めていることがわかる。
これが一番の問題だ。
ポケカを買ってプレイする人でもパックの発売日に封入されていたカードを売買する、というのは当たり前にやるしこれは何ら問題のある行為ではないのである。
じゃあそのカード一枚の相場ってどうやって決まるの?って言ったら強さやイラアドやレアリティで取引するユーザー間で何となく決まっていくのが普通で、昔はカードショップの買取価格が基準値になっていたから何年前の大会やパックのカードが…とかならともかく、発売日即何万になるようなことはあんまりなかった。
ただ今は急にポケカの人口が増え、メルカリなんかで店を挟まず個人がやりとりするようになった…というかコレクターが流入した結果結果値段がどんどんどんどん釣り上がり、5000円する箱から5万以上するカードが出るかもみたいなことになってしまった。しかもそんなに低確率じゃなく。今みんな死に物狂いでポケカ求めてる原因はこれだ。当たる確率が高い宝くじだからねもうこんなの。
実際ポケカが高騰しているのはイラスト違いのレアな物で強さが同じノーマルカードは安価で取引されているので、今でも遊ぶだけなら(※メルカリやカードショップでほしいカードのノーマル版を買うだけなら。パックを撒くのは今や難しい)安価で簡単に遊ぶことはできる。じゃあなんでこんなに高騰してるかってイラスト違いのレアな物がほしいコレクター需要です。南無三。
で、これの対策が難しい。仮にメルカリで未開封ボックスの発売を禁じられたとする。そしたら今のバブルはどうにかなるか?たぶんならない。未開封ボックスっていうのは(箱を保管したいコレクターもいるけど)当たる確率が高い宝くじ売りますよっていう取引方法なので、それがダメになっても当たりの価値は変わらないし店での競争は変わらない。
それに発売当日に数万で売れるカードが出るくらい相場が壊れてるのが現在の問題だが、発売当日に未開封ボックスを売るのは問題でも発売当日にレアカードを数万で売るのが問題か…というと言えないと思う。まず公式がカードの交換や売買を認めているし、価格帯が規格外すぎるが、トレカに限らずランダム商品でレアなものが高値で取引されるのは当たり前のことだし、カードによって値段の差をつけてユーザー間やカドショが買取販売をやってたのは昔も今も同じだから。
あと冷静に考えて、あなたの手元にある一枚のカードが数万で取引されているとする。それを安く手放すか?相場より安く手放すことはしないよね?だから相場も勝手にはほぼ下がらない。
公式が相場を操作する手段として特定のカードを公式大会で使用禁止にするとか、高いカードがたくさん高確率で出るパックを売ってばら撒くかというのがあるが、前者はまずポケカの場合強いカードが高騰しているわけではないので効果がない。
後者はそのパックが高騰するのは間違いないが、受注なり何なりして強行突破したとする。もう数万するカードが数千円くらいになるまでばら撒いたことにしよう。したらどうなるか?カードショップが死ぬ。
カードを数万で取引してるコレクター連中なんて知ったこったないぜ!の精神で、ポケカには客がたくさん着いてるから客離れ覚悟でやったとして、コレクターもそうだがカードショップが死ぬ。何枚もある在庫が突然価値を暴落するわけだから、小さいところはもちろん大きいところも死ぬと思う。メルカリが強くなったといえどカードショップは大会ができる、人とプレイできる場所になれるという点で未だにトレカをやるにおいては欠かせない場所で、それが大量死したら残るのはポケカだけじゃなく他のトレカにとってもプレイヤー人口は減り、コレクターや株認識野郎を排除しても、残るのは焼け野原だ。
そんなわけでポケカは割と相場上昇的な意味では詰んでいて、メルカリと組んでもできることはこの程度なのである。
高騰しはじめた当初はみんな「そのうち弾けるバブルだなー」と思っていたが、弾けないままここまで来てしまった。ただ良くも悪くも話題になったおかげで競技人口が膨れ上がったのも事実なので、ポケカ的にはもっと安定してカードをたくさん供給することを目指していて(受注も受け付けるようになった。偉い)、昔のカードはどうにもならんが、発売したてのカードはユーザーに行き渡ってるからレアなのも数千円程度だぜ…て状況にしてゆっくり収めたいんだと思う。それも求める人口が大きすぎて安定供給が難しいが。
ただここまで書いてきたが、バブルは必ずいつか弾ける。さっき言ったような再録にポケモンが走るとは思わないのでリーリエなんかが突然急落するとは言わないが、新弾カードが数万級になることはゆっくり終わっていくんじゃないかと思う。受注も始まったしね。これから発売するカードを大量にばら撒いてもカドショもコレクターも死なないし。徹夜で並んだり箱転売するほどレアが高く売れないな…てことで少しずつ収まっていくんじゃないだろうか。収まってほしい。収まってくれないとパック全然剥けなくて悲しい。誰かポケカを助けてほしい
・ランボー2
敵兵から泥の壁にピントが移ってぎょろりと目玉が現れるとこ
・スターウォーズ ep6
粛清シーンで警官に扮した殺し屋が膝立ちで狙いをつけて撃ち殺すとこ
箸でハエ捕るとこ
ロメロだよそんくらい観とけ
・ソナチネ
雀荘の店主沈めるとこ
高橋の乗った車に手榴弾投げ込んで「車燃やしちゃってどうすんだよ」ってどやされるとこ
昔服を交換した浮浪者に"nice coat"って声かけるとこ
オープニングの出所で抱き合うとこ
逃げ回ってる内にGTAみたいになってくるとこ
川北後光でパワーローダーが出てくるとこ
ジョー・ペシの"Funny how?"でヒエッヒエになるとこ
お出迎えの人形が発火して溶けたのをねっとり映すとこ
ヒッチコックみたいなとこ
・妹が死んだ後青ざめまくった兄貴が取り敢えず寝るとこ
ドイツのおばちゃんが勝手に掃除して主人のおばちゃんにブチギレられるとこ
ジムキャリーが華爛漫踏むとこ
弾避け
避けきれなかった後にトリニティがエージェントの脳天にゼロ距離でぶっ放すとこ
手荷物検査でコートをガバッと開いた時に警備員が驚きすぎてすぐに反応できないとこ
feed me
・千と千尋
・BTTF
栓抜きの使い方をパパに教わるとこ
3Gガラケーを使ってた高齢父親がdocomoショップから「今なら1円でスマホが買える!」ってパンフが届いて、ついに観念して「よーしスマホに変えちゃうぞ~w」って意気込んで店に行ったんだが、店でパンフにあった1円スマホのAQUOS wish2に変えようとしたら、充電器やらケースやらカード(多分microSDカードのこと)やらで2万円が別にかかると言われたらしくて、それは高すぎるわ~って結局別に1円提示されてた4Gガラケーに変えてしょんぼり帰ってきた(こっちは充電器のみ3000円の追加のみ)。父は「カードは絶対購入が必要で、これだけで1万円かかる」と言われたという(「購入が必須」なんて今どき慎重になったショップ店員は言わないと思うが、父親にそのように受け取らせてしまう売り文句があったのだろうということ)。充電器代は仕方ないが、携帯ショップがmicroSDカードを1万円2万円で売る商売って何年も前から批判の種になってたのにまだやってるんだな。てか3Gからの乗り換え促すキャンペーンなら本体1円以外の全てにかかる費用を小さい文字でいいからパンフに全部買いといてほしい。
そうか~
川崎駅西口の高級腕時計ショップにて強盗事件発生
↓
闇バイトで集められた若者数名が腕時計などを強奪し逃走
↓
咄嗟の機転を利かせて逃走犯へ“延長コード”を投げつけ、コケさせたところを捕まえた「ハッピーケバブ」の有能店員に注目集まるhttps://t.co/2ZCe2ddHFa pic.twitter.com/RzA8s8RoVr— 滝沢ガレソ🥕 (@takigare3) June 14, 2023
みんなポケモンカードの高騰や転売問題ばかりに目が行っているが、実は個人の転売ヤーより遥かに大きい規模でこの「ポケカメソッド」は仕組まれている。
ポケカ公式や転売ヤーを責める人もたくさん居ると思うが、本当に悪いのはカードショップだ。
◯今行われていること。
結論を先に書くと、今ポケカで行われているのは組織ぐるみでポケカを高騰させ金を抜き出すメソッドだ。
このメソッドに登場するのはカードショップと半グレとインフルエンサー。
今のポケモンカード高騰は純粋な需要から来るものではなく、カードショップが売る「オリパ(オリジナルパック)」によって高騰している。
簡単な手順
①半グレがアジア系の人やホームレスなど単価の安い人間を雇いポケカの一次供給を抑える
②抑えられたカードは自分の持つ(あるいは協力者の)カードショップへ全て入る
③カードショップはレアカードは高騰価格で陳列棚へ。ノーマルカードはオリパにして販売する
④一般ユーザは一次供給を抑えられているためカードショップでオリパを購入する
④-2 オリパ購入を煽るのはYoutuberなどのインフルエンサーの仕事(HIKA◯INなんかは手を貸している自覚はないだろうが、意図してやってる人もいる)
⑥その利益の一部をレアカードの買取価格として提示することでレアカードを高騰させていく
→表面的な需要が高まっていく。
実際はこの後ろにもいろいろある
⑦投資としてオススメと言われたカモがレアカードをショップ提示の金額で買っていく(Youtuberによる買い煽り)
⑧カードの買取を依頼すると「目に見えないキズがあって・・・」などと言い満額での買取は実施しない(Twitterにで多数報告あり)
⑨自分の持つショップの経済圏に他店舗ができた場合には協力者である半グレがタタキに行き、自分のエリアを守る(カードショップの強盗件数が増加)
→⑨に関しては足がつきにくいことや売買が一般的なことも理由に挙げられるけど、協力店舗の在庫にしちゃうのが確実だよね。
みんなカードショップは安心安全と思っているかもしれないが、諸悪の根源がコイツらなのだ。
もちろん一部正当に営業している店もあるが、半グレとくっついてこのメソッドに参加している店舗は多い。
ポケカ公式は今後メルカリでのオリパ販売を取り締まっていく表明をしたり、国会でもオリパ規制が提言されたりと問題の解決は少しずつ進んでいる。
あと2年もすれば「あれなんだったんだろうね」ってなってると思う。
このメソッドの肝は「オリパ」で、ここが崩れると仕掛けてた奴らは一斉に引き上げるぞ。
あとオリパを買うな。
そりゃたまには出るよ。たまに入れてるんだもん。
でも絶対にショップが利益が出るように設定されてる。利益率90%。もっとかも。
Twitterで見る当たり報告は全部ウソ。Youtuberの報告も全部ウソ。
騙されんな。
当然でしょう。
慰安婦をさんざん食い物にしてきた。
https://www.kibotane.org/our-mission
在日朝鮮人「慰安婦」サバイバー・宋神道さんの裁判過程をまとめたドキュメンタリー『オレの心は負けてない』を見て、ある学生がつぶやいた言葉です。日本軍「慰安婦」問題が日韓の外交課題として浮上した後で「慰安婦」問題を知った世代には、この問題が日韓の摩擦問題としてしか見えていないのだということを、気付かせてくれた言葉でした。サバイバーたちの四半世紀にわたる闘いが、「慰安婦」問題を外交課題にまで押し上げたのだという事実が、すっぽりと抜け落ちてしまっている。宋神道さんをはじめとする日本軍「慰安婦」サバイバーたちの闘いを目撃してきた者として、被害事実と共に、その闘いと、それが獲得したものについて、伝えていかなければならない責任を感じています。
韓国の日本軍「慰安婦」サバイバー・金福童さんは、日韓合意の最大の問題点は「歴史を売ったことだ」と言いました。「慰安婦問題は歴史なんだ。歴史はお金で売ってはいけないものなんだよ」と。
戦時性暴力の被害者が名乗り出て、加害国の責任を問うて国際世論に訴えるという、人類史上初の試みをおこなった女性たちは、二度と同じことが繰り返されない平和な世界をつくらなければならないと、自らの存在をかけて訴え続けました。その姿が、他の戦時性暴力被害者たちに勇気を与えたこと、世界の人権専門家たちの心を動かして重大人権侵害被害者の被害回復に関する国際基準を打ち立てる上で大きく貢献したこと、闘いの過程で自らが変わり周囲の人々を変えていったことも、私たちが記憶し、伝えていかなければならない歴史です。その歴史が見落とされ、あるいは歪曲されたまま、「解決」や「和解」を唱えても、「解決」と「和解」を手に入れることはできません。
日本軍「慰安婦」問題は私たちに多くのことを気付かせ、学ばせてくれた問題でした。その気づきや学びを、さらに多くの人々、多くの若者に伝えていくことで、「慰安婦」問題は「終わらせる」べき問題ではなく、平和な未来を拓く礎となる問題であることを伝えたいと思います。
日本軍「慰安婦」問題解決全国行動共同代表 1990年から日本軍「慰安婦」問題に関わる。1993年提訴の在日朝鮮人「慰安婦」被害者宋神道さんの裁判支援をおこない、2007年にドキュメンタリー映画『オレの心は負けてない』製作。現在、韓国ソウル「戦争と女性の人権博物館(WHR)日本後援会」代表、「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」共同代表。通訳・翻訳、語学講師。 "
じっくり実らせよう、一粒の種 旧日本兵によれば、司令部や大隊本部の側には慰安所を設置した。本部を守る配置の200名規模の各中隊には慰安所の「慰安婦」が巡回した。最前線の小隊には慰安所も「慰安婦」の巡回もない。それで、女性を拉致し順繰りに犯し、「合意」と見せかけるため金を握らせた。真摯な反省も再発防止策も示さず日本政府が締結した「日韓合意」は70年以上前、最前線の兵士が編み出した犯罪隠蔽のため金を被害者に握らせた手法と同質だ。
日本政府は「日韓合意」の一条件とした平和の少女像の撤去にこだわる。韓国の若者は厳寒のソウルの日本大使館前にテントを張り、夜中も少女像を守った。釜山の総領事館近くの少女像は若者が資金を集めて設置した。日本の若い世代が韓国の同世代と交流し確固とした非侵略・平和を築く、そんな一粒の種になることを応援したい。
ノンフィクション作家。在日の慰安婦裁判を支える会、戦争と女性の人権博物館日本委員会所属、日本の戦争責任資料センター共同代表。沖縄に残された裴奉奇さんの半生を記録した『赤瓦の家――朝鮮から来た従軍慰安婦』(1987年)をはじめ、在日、日本、インドネシア、中国など日本軍「慰安婦」・性暴力を受けた当事者の人生を記録。
私たちの社会が「希望」という言葉を見失ってどのくらい経つのだろうか。希望の喪失度(という言い方があるとすれば)は、安倍内閣になってから急速に進んでいる。私たちは絶望感と閉塞感に苛まされてきた。そこへ「希望のたね基金」である。私はすっかり忘れていた言葉に再会して、ひそかに心躍らせている。この基金が、若者たちをターゲットにしていることが、とりわけ嬉しい。日本軍「慰安婦」とはなんであったのか、なんであるのかを若者たちが理解するときが来ることで、日本と韓国の関係は大きく変わるだろうし、それは必ずや日本の若者たちに生きるに値する未来をもたらすのではないかと、期待が膨らむ。自分の国の歴史を学んでこなかった日本人にとっては、若者だけでなく、新しい時代に生きる手がかりになるはずだ。
弁護士 2017年5月1日現在 1975年弁護士登録。以後、東京弁護士会及び日本弁護士連合会の両性の平等委員会の委員を、2001年4月よりはNPO法人「女性の安全と健康のための支援教育センター」の代表理事をそれぞれ務めている。2004年4月より2013年3月まで、明治大学法科大学院教授。第2東京弁護士会所属。主な著書に「性と法律」2013年岩波新書など。 "
国境を越えて人と人とが直接出会い、直接交流することは、国際関係で最も楽しく、最も核心的な要素だと思います。友達が一人でもできれば、自然に相手国や相手地域に対する関心が生まれてきます。日本で韓国の大衆文化が根付き始めたている現在、関心を持ち始めた若い方々に、一人でも多く朝鮮半島の友達と出会う機会が提供できればという願いを込めて、希望のたね基金の事業におおいに期待しています。
立命館大学文学部教授 / 強制動員真相究明ネットワーク共同代表 専攻は朝鮮近現代史、日韓関係史。主要論著に、「朝鮮における総動員体制の構造」『岩波講座東アジア近現代通史 第6巻』岩波書店、2011年1月(共著)、庵逧由香「植民地期朝鮮史像をめぐって-韓国の新しい研究動向-」『歴史学研究』No.868、2010年7月、などがある。
91年に金学順さんが声をあげたとき、私は大学生だった。当事者が声をあげた以上、解決しないわけにいかない、すぐにきっと解決できるはず。そう楽観的に信じていた四半世紀前の私に言ってあげたい。「甘すぎるよ」と。「慰安婦」問題は、この国のアキレス腱だ。国は力尽くで、この問題を忘れさせようとしてきた。「そうはさせない」と、急所に正面から切り込んでいった当事者と支援者の運動は、どれほど過酷だったことだろう。性暴力被害者が声をあげれば叩かれ、なかったことにされるのは、今も同じだ。だからこそ私は、この運動に関わりたいと思う。女性たちの無念を記憶するために。次世代に声と記憶をつないでいきたい。
作家 1996年、フェミニズムの視点で女性向けセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」を立ち上げる。フェミニズム、ジェンダーに関する著書多数。「アンアンのセックスできれいになれた?」(朝日新聞出版)「毒婦。」(朝日新聞出版)「奥様は愛国」(朴順梨との共著著、河出書房新社)「性と国家」(佐藤優との対談、河出書房新社)他。
「慰安婦」問題は昔起きたことだから自分とは無関係」「国家間の問題だし、日韓合意で解決済み」。そんな声をよく聞きます。日本のメディアやネットでは「慰安婦」問題否定論が溢れ、日本政府が歴史の否定や忘却を後押しさえしています。でも、「慰安婦」問題を真に解決し、二度と戦時性暴力の被害を起こさないためには、「慰安婦」問題の事実やサバイバーの声、そして支援運動の歴史について学び、記憶し、それを継承していくことこそが重要なはずです。「希望のたね基金」の取り組みを通じて日本の若者たちが学んだ成果は、私が住むアメリカなど、世界の若者にも影響を与えていくことでしょう。皆でこの基金を育てていきましょう。
モンタナ州立大学准教授 文化人類学・フェミニズム 日本の社会運動、特にフェミニズムや右派運動の調査を進める中で「慰安婦」問題にも取り組む。共著に『社会運動の戸惑い—フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』(共勁草書房)、『海を渡る「慰安婦」問題 右派の「歴史戦」を問う』(岩波書店)ほか。
セクハラにの定義を歪めて水着までセクハラにしたインチキババア。
理事 柴洋子(しばようこ)
1990年から「慰安婦」問題は過去のページに閉ざされた歴史の一つではなくなりました。さらに金学順さんが名乗り出たことを機に多くの被害女性が名乗り出、日本政府に対して謝罪と賠償を求めました。私たちは彼女たちの勇気に支えられて、それぞれ各国の裁判支援を始めました。私は縁があって台湾の被害女性たちと裁判を通して交流してきました。そして30年近くが過ぎ去った今、台湾の被害女性たちは亡くなり、現在お元気な阿媽は2人です。台湾では2016年にAMA Museumを開館し、阿媽たちの歩んできた道を記憶し、記録するようになりました。韓国は「慰安婦」問題解決運動の先駆者です。ハルモニたちの声は国境を越え、現代の紛争下で性暴力被害を受けた女性たちにも勇気を与えています。日本にいる私たちも各国の被害女性たちの声を記録し、若い世代に伝えていく努力が必要です。しかし、どうやって? そういうときに「希望のたね基金」の活動は、まさしく私たちの希望となるものだという確信に至りました。私自身は模索しながらの参加になりますが、希望の道へ連なることができることを嬉しく思っています。
1990年代から始まった日本軍「慰安婦」問題解決運動が30年目を迎えようとする今なお、被害者が望む解決はなされず、その間に多くの被害者が亡くなられました。日本政府は歴史の事実をなかったことにしたいという欲望を隠そうともせず、「日韓合意」で終わった問題と公言して憚りません。忘れさせようとする権力に対し、サバイバーの生き方に学び、記憶することは抵抗であり、未来への一歩です。誰一人その生を再び踏みにじられることのない、性暴力や人権侵害を許さない社会の実現を共にめざします。「希望のたね基金」の取り組みを通じて次世代へとバトンをつなげ、あるべき社会の未来像を形にする一助になりたいと願っています。
原因は尹美香
映画「主戦場」で日本の若者がみな「慰安婦」問題は知らない,と言っている事に衝撃を受けました。しかし1991年に初めて金学順さんが名乗り出てすでに30年近く経っていることを考えると当時生々しい感動を受けた世代も記憶が形骸化しています。ましてや直接被害事実を聞いた事のない世代はこの言葉を知っていても被害者の苦痛を自分の事として想像するのは大変です。「希望のたね」の活動が,こうした問題に正面から取り組んで下さっていることに敬意を表しつつ,これに参加できることを幸せな事と思っています。
日本軍「慰安婦」制度や日本の植民地支配・侵略戦争は、数え切れない人びとの人権と尊厳を踏みにじった国家犯罪です。これらに対する批判的認識を確立し、真に人権が尊重される社会をつくりだしていくことは今を生きる私たちの課題です。マスメディアやインターネット上では、日本軍「慰安婦」問題に対するデマや、朝鮮半島をはじめとしたアジア諸国に対する不正確な情報が溢れています。こうした中で、若い世代のなかには「何が本当のことかわからない」と感じる人も多いでしょう。キボタネを通じて、歴史の真実を学び、東アジアの人びとと交流を深めていくことは、大きな力となっていくはずです。ともに学ぶ仲間の輪を拡げていきましょう。
私は、戦時性暴力は、戦時という特殊な状況下で起きる特殊な態様のものだと以前は思っていた。しかし、戦時特有の事情もあるにせよ、本質においては、どうもこの社会で日常的に起きている性暴力と地続きのものであるということを、日本軍「慰安婦」だった女性達の言葉と、それに対して向けられる偏見と罵詈雑言に接して、感じるようになった。
逃げられない権力構造下で起きた凄絶な被害がどういうものだったのかを直視することは、この社会から性暴力を無くすために何が必要かという本質的な問いのために避けられないだろう。必死な性暴力告発の声を「あなたは合意していたのに今更何を言うのか」と押し潰す暴力性の背後にあるものはなんなのか見極め、それと闘いたい。これが、不勉強と微力を承知で理事就任の打診をお引き受けした理由である。
弁護士 明日の自由を守る若手弁護士の会(「あすわか」メンバー)。「怒れる女子会」呼びかけ人。取扱分野は離婚等の家事事件、一般民事事件等。性暴力