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はてなキーワード: 権益とは

2019-08-01

anond:20190801162851

労働者全体の労働負荷を増せば将来的な権益約束された時代が終わったから、個々の労働者を詳細に分類観察して活用するようになったんだよ

2019-07-31

男尊女卑社会って

男性にとっても、不利なのではと思う。

自分バイなんだけど。

女の人と付き合うなら、無職だろうがフリーターだろうが一般職だろうが全然気にならない(自分が養ってあげなきゃと思うとおもう)。

でも、男の人と付き合うなら、無職とか無理だし、夢とかあって努力してるならいいけど、特にそういうのもないのに低収入だったら嫌だなー、とおもう。

なんでそんな風におもうのかなー、って考えてみたんだけど。

思うに、実は女の子には人生における選択肢が多いから、どういうステータスでも、それが、親交を深める際の入り口のところで、マイナス点になることが少ないからじゃないかな?

現代になって共働きが当たり前という感じになっているけども、私の幼いころは(田舎住まいだったからかもしれないけれど)女の子の憧れはお嫁さん!みたいな価値観ってすごく根強かったし、「女の子勉強しなくていい」と言われて進学出来ない子もいたし、だから、そういう社会のなかでは、正社員でない女性仕事に熱心でない女性って当然の存在、「恥ずかしくない存在」として受容されてる気がする。

一方男性といえば「仕事立身出世せよ」みたいな価値観押し付けられて生きてきてるわけでしょ?

たぶん、仕事ができない男性とは付き合いたくない、と思ってしまうのって、そういう社会の中の雰囲気に「うまく乗り切れなかった人」なのかなという印象が、人間的魅力のマイナス点として引きずられてしまうからだと思う。

別に仕事できなくても魅力的な人はたくさんいるって頭ではわかっていてもさ。

でも、やっぱりね、どこかおかしいとこあるんじゃないの?って思ってしまう。

でも、ちょっと話それちゃうんだけど、男性だって経済的労働に向いてない人っていっぱいいると思うんだよね。

信じられないくら仕事できないのに給料だけは高いおっさんとか本当にいっぱいいる。(総合職などのキャリア路線だと、露骨仕事ができない女性ほとんどみたことないが、男はかなりいる。母数の違いもあるけど)

年功序列によって、あるいは男性が履くことのできる下駄によって、そのような生き方でも食い扶持には困らなかったのかもしれないけど、社内でも明らかに邪険にされていたりと、本人的にもつらそうだなぁと思うことはある。

でも、出世は男の本懐だと言い聞かされて生きてきたら、もうどうしようもないよね、そこから動けないよね、とも思う。

そう思えば、もし、男性にとっても主夫みたいな選択肢が、当たり前のようにあって、それを社会が当たり前のように受容していて、性差ではなくて、本質的能力の向き不向きでどんな風に生きていくか選べたら、男性にとっても、生きやすさにつながるんじゃないかなあ?

そういう社会だったら、どんな収入男性だってストライクゾーン入ってくるかな!って思ったのでした。

そう考えると、自分差別的価値観をめちゃくちゃ内在化してるんだよなぁ。でもそうでなくいられる人なんて、いないと思うの。

この話でいくと、平均以上に仕事ができる男性にとっては、やはり男尊女卑社会のほうが有利なのではないかという話になってしまうけど、社会の枠組みが変われば、そもそも彼らがそうとは意識しないで独占してる権益も、やっぱり彼らが意識しないうちに消滅してしまうから、彼らが被害を被ることもないと思う。

しろ社会全体の生産性があがって、その利益を彼らも享受できるって考え方もあるじゃない?

でもここでいう救われる男性は「これからまれてくる男性」の話であり、このような社会を実現する過程では、いま生きている男性が「我慢」しなきゃならないことは明白だから、なかなか実現しないですね?

2019-07-22

anond:20190722013339

この国はすでに金持ち優遇になっているよ。

なぜそれをはてなーが知らないかというと、優遇措置のほとんどは富裕層しか知らされていないから。

そしてこの国の定義している富裕層とは、当然株で一発当てたやつや、一代で成り上がった起業家はそこに含まれていないから。

インテリ貧困層はてなーでも身近な制度で言えば、ふるさと納税なんかその一つだな。

あれは富裕層権益貧困層向けにアレンジしたもの

2019-06-19

anond:20190619093112

男らしさから下りるということは、社会的強者権益も捨てることと同じだからね。

から男は男らしさを簡単に捨てることはできない。

2019-06-17

anond:20190617192252

自分目標がないんか。

昔男にあーだこーだ、男の方が権益があーだこーだ言って男の足引っ張ろうとしてるフェミ本質的に一緒だってことね。

お前がそうなったのもフェミのせいだししょうがいね。←これで自己弁護要らなくなったろ、感謝しろよ。

イエメン情勢

こんにちは、皆さんが一切興味がないであろう話をします。

2014年から今にいたるまでイエメンではずっと内戦をしています。この内戦にはサウジアラビアUAEイランが関与しており、現在中東情勢理解するためにはこの内戦概要を掴む必要があります。なのでその話をします。

イエメンでは以下の勢力内戦をしています。すなわち

です。大まかにいって国土の北西地帯をフーシ派が、南部東部をハディ派が支配していますイエメン部族社会という色が濃く、各部族はそれぞれに思惑をもって活動しており、フーシ派にもハディ派にも属さないという地域も増えてきています

内戦の背景について理解する必要はあまりありません。部族の利害や宗派の違いといったものから発生する、正直いってしまえばよくあるアレです。ではそのよくある内戦がなぜ泥沼化しているのか、そして何故誰も知らない戦争になっているのかを簡単説明したいと思います

内戦きっかけはフーシがイエメン首都占拠クーデター成功したことです。これにより当時大統領を務めていたハディは首都を追われ、サウジアラビア亡命しました。サウジアラビアはこれに危機感を抱きました。なぜならサウジアラビアスンニ派勢力事実上盟主であり、イラン以下のシーア派勢力敵対しているからです。イエメンサウジアラビア国境を接しており、ここに親イラン勢力が根を張ることはサウジ安全保証根本的に脅かすと懸念されたわけです。そして実際その懸念現実のものになります

サウジUAE連合しハディ元大統領支援に乗り出します。サウジUAEは優勢な空軍力を活用しフーシ派から南部要衝アデン奪回することに成功します。そしてここにハディ大統領傀儡として送り込み、フーシ派討伐に乗り出します。これが 2015 年 7 月までの流れ。

しかサウジの勢いがよかったのはここまでの話で、以後内戦は泥沼化の一途を辿ることになります。泥沼化の理由として以下の要因が挙げられます

要素毎に説明していきます

まずハディ派やサウジ空軍が弱いという問題についてです。一般にいってアラブ軍隊は非常に弱いのです。それはなぜかというと、クーデターを恐れるあまりにまともな訓練をつめておらず、特に大隊以上の連携の訓練などはろくにおこなわれていません。

例えば、空軍力を適切に発揮するためには地上の部隊との高度な連携必要です。地上の部隊空爆目標地点を捜索し、適切に爆撃機誘導してやらなければ効果的な爆撃はできません。また、航空偵察の成果を総合的に検討して情勢を判断する高度な情報組織も求められます。そういった高度な機能サウジ空軍には備わっていません。では、サウジアラビアはこの問題をどのように解決していたかというと、大量の物量を投入して無差別爆撃を繰り返すという方法解決をしようとしました。これには二つの問題があります。まずは人道上問題です。実際サウジはこの問題で 2018 年ごろから大きな非難をうけるようになり以後無差別爆撃封印しています。そしてこちらの方がより実践的な問題なのですが、コストパフォーマンスが極度に悪いという問題がありますいくらサウジ油田をもち金満国家からといって爆弾をあまりにも大量に無駄弾にしていれば負担になります。あまり知られていないことですが、実際サウジアラビア中国について世界三位軍事費支出大国になっています。これは上記のような非効率作戦が原因で、サウジアラビア財政は痛みつつあります(そうしたサウジの苦境を悪用しているのが孫正義というわけです)。

ハディ派の弱さについては、元々弱いとかそもそもサウジ傀儡でありそこまでやる気がないとかそういったこともありますが、また別の事情もあります。その別の事情というのは「フーシ派は強い」という問題と裏返しでもあるのです。

それはつまりどういうことか。フーシ派はあくまでも奪う側であり、ハディ派は守る側であるということです。ハディ派はもともとの正統政府ですからイエメン国土財産防衛する戦いを展開する必要があります。一方フーシ派の根本地方の小さな民兵組織ですから「守るべき既存リソース権益」を持っていません。なので彼等はハディ派と戦うにあたって都市がどれだけ破壊されようが民間人にどれだけ死者がでようが一切考慮することがありません(宗派も違いますし)。こうした姿勢の違いは戦闘力の違いに直結し、地上戦闘でハディ派がフーシ派を圧倒するという局面は初期におけるアデン奪還作戦以外で殆ど見られません。

ハディ派は強いフーシ派を攻撃するにあたって、地元部族を懐柔しフーシ派を攻撃させるといった戦法をとることがありますが、フーシ派はこうした敵対部族容赦なく殲滅してしまます

また、フーシ派が山岳民族的性質もつという点も重要です。一般に山岳民族というのは強いものです。グルカ兵などの事例にもある通りです。また、山岳民族である彼等は平地民との価値観をあまり共有しておらず、そうした点も彼等の強く残酷な戦い方を支えているだろうと思います

次にUAE背信という問題についてです。サウジ国内ではこの点がかなり問題視されているようです。UAE内戦介入開始当初からイエメン侵略を目論んでいました。ハディ派首都アデンでもUAE特殊部隊がうろついているだとか、イエメン南部離島ソコトラ島UAE侵略領土事実上組み込んでいるといった話がありますUAEのこうした態度は情勢を著しく混乱させ内戦を長引かせる要因になっています。またサウジ内では「UAE漁夫の利を得るために内戦の泥沼化を積極的に目論んでいる」といった観測もあるようです。

そしてイラン革命防衛隊の介入という問題ですが、上記の通り内戦の初期においてイラン革命防衛隊はあまりイエメン内戦に興味をもっていませんでした。しかサウジUAEによる介入が頓挫すると革命防衛隊による介入が本格化しはじめます。すなわち、フーシ派の占領地域拠点にしてサウジアラビア領土への直接攻撃企図しはじめたのです。このことの背景を理解するためには、イラン革命防衛隊という組織の成り立ちを理解する必要があります。先述の通りアラブではクーデーターを抑えるために軍を弱くするのが普通統治法です。これには例外がいくつかあり、たとえばエジプトでは軍が国家統治しているのでクーデーターの心配は少ないので精強な軍を維持することができていますイラン例外の一つで、イランはかなり独創的な方法でクーデーターを防止しながら軍を強化することに成功しました。それはすなわち

というものです。一つ目の対策については軍の指揮権天皇に直属させた大日本帝国軍とほぼ同様のものと言えます。故に、日本軍と同様のデメリットが生じることにもなりました。創業の功臣と君主が存命の時代は彼等のバランス感覚によって軍を適切に維持することができたのですが、君主が交代し創業世代もいなくなると軍を誰も統制できなくなってしまったのです。ようするにホメイニ明治天皇ハメネイ昭和天皇理解すればよいわけです。

二つ目対策について、革命防衛隊をつくるにあたって「イラン防衛ではなくイスラム革命防衛革命の輸出」を任務と定めてしまたことが問題になりました。彼等は事実上の外征軍となり、中東各所で怪しげなテロを繰り返す組織になってしまったわけです。さらにタチが悪いのが革命防衛隊が軍の能力を流用し建設会社物流企業を多数直接経営しているという点です。これにより、彼らは財源や物資の点でも政府への依存殆どなくなり極めて独立性の高い組織になっていますイラン政府の財源はかなりの部分石油に負っていますから政府本質的には戦争回避しようとします。一方建設業により資金を得る革命防衛隊にしてみれば石油産業が停止したところで知った話ではないので積極的に「革命の輸出」を手掛けるというわけです。

こうした性質もつ革命防衛隊イエメンに介入を開始すると積極策を採用することになるのは自明のことでした。イエメン派遣された革命防衛隊ほとんど中央の統制を受けていないと見られており、これは要するに日本軍における関東軍匹敵します。

こうした情勢のなかでイエメン内戦象徴する戦いであるホデイダ攻防戦がはじまります。ホデイダイエメン有数の港湾都市で外部から物資の輸入をほとんどひきうけています。この都市占拠することはすなわち外国物資を全てコントロールするということでフーシ派もハディ派もこの都市の攻防に全力を投入することになります内戦当初からこの都市はフーシ派が支配しており、ハディ派はサウジアラビア支援のもとなんとかこの都市を奪還しようと試みました。ホデイダの攻防が本格化したのは 2017 年ごろからで、以後ホデイダは激しい戦火に見舞われ物資の輸入は途絶えイエメンでは難民が大量に発生することになります

先述のとおりハディ派は弱く、サウジアラビア軍は動くものはなんでも爆撃する式の粗雑な無差別爆撃を加えることでなんとかフーシ派に対抗するといった情勢が続きました。こうしたフーシ派有利の情勢をみたイラン革命防衛隊2017年末ごろより弾道ミサイルをフーシ派に供与(といっても操作する人員革命防衛隊から派遣していたことでしょう)しサウジアラビア国土への直接攻撃を開始します。

こうした事態に至って危機感を表わにしたサウジ軍は 2018 年にはいってさらに爆撃を強化しますが成果はあがりません。そして彼らはついに致命的な誤爆事件をおこします。サウジ軍はスクールバス誤爆し何十人もの子供を死亡させてしまうという事件をおこしてしまったのです。これにはさすがに各国から非難が止まず以後サウジ軍は爆撃の対象前線ではなく後方のフーシ派の基地に切り替えることになりますが、これによりホデイダ攻防におけるフーシ派の勝利事実上確定しました。

2018年末ごろより国連によるホデイダ停戦工作が開始されます停戦調停中にも激しい戦闘応酬が続きますがフーシ派有利という情勢は変化せず、国連監視団は「フーシ派の勝利」という現状を事実上認める形の停戦を成立させました。これが去年末から今年4月ごろの話。

こうした状況のなかで革命防衛隊はあらゆる手段サウジアラビア国土への直接攻撃を続けていました。その攻撃の主力となったのが弾道ミサイルドローンによる空爆です。弾道ミサイルによる空爆サウジアラビア首都リヤドにも降り注ぎ100人以上の民間人犠牲になっていると報じられていますドローンについては、クアッドコプターのようなものではなくジェットエンジンを積んだ比較的大型の爆撃機で500kg程度の爆弾を積載し 300km の半径を攻撃できるとされています。これによる精密爆撃はイエメン内部でも利用され、ハディ派側の軍幹部ドローン爆撃によって多数殺害されるといった事件も起きています

そしてホデイダにおけるフーシ派の勝利が確定すると、フーシ派は国連との合意にもとづきホデイダから兵力の引き抜きを開始します。少数の警備兵力を「憲兵」と偽ってホデイダに残置するとフーシ派は主力をサウジアラビア侵攻にふりわけます。これが今年の 4 月から今にかけての話で、フーシ派とイラン革命防衛隊の猛攻をうけてサウジアラビア/イエメン国境要衝都市ナジュラーンが陥落寸前であると報じられています。またサウジアラビア空爆にあたってあらた巡航ミサイルによる爆撃も開始され、先日のサウジ南部空港爆撃ではインド人など外国人にも負傷者がでています

今、サウジアラビアは確実に敗北しつつあります







ではこのような酷いことになっている内戦がなぜあまり知られていないかというと、田舎内戦など誰も興味がないという問題もあるのですが、サウジの劣勢というのもその原因です。というのもサウジアラビア北朝鮮以上の独裁国家、統制国家なので自国イラン勢力との戦争で敗北しつつあるという事実隠蔽しているわけです。「イランの爆撃により100人以上の犠牲者がでている」という事実最近になってようやくサウジ政府メディアによって報じられました。以前は「イランミサイル迎撃した」だとか「フーシ派に猛爆撃を加えて戦果をあげた」だとかいった威勢のいい情報が散発的に報じられているだけでした。今少しづつですが苦境の真実サウジアラビア側が報じるようになってきています。それだけ事態悪化を隠せなくなったということでもあり、また危機感を醸成しようという思惑もあるのでしょう。

更に加えてですがサウジアラビアには「事態をこれ以上大事にしたくない」という思惑があるようにも見えます現在おきていることは事実上サウジアラビアイラン革命防衛隊総力戦」なのですが、サウジとしてそれを認めてしまうとイラン本土とも戦わなくなければなります。「イエメンのフーシ派という軍閥との小さな戦い」というフレームを維持することでなんとか大事にせずどうにかしてフーシ派だけを倒したいという希望が、事態矮小化させ報道管制するインセンティンブになっているように思われます

サウジのこの失態をみて「イエメンサウジベトナム」と評する人もいます。ただベトナムのように「やらなくていい戦争で消耗している」というよりは「強力なイラン革命防衛隊とフーシ派の前になんとか国土防衛しようとしている」というのが実態としては近いのではないでしょうか。

2019-06-13

anond:20190613111951

結局利益はよこせでも不利益は共有しません、って言ってるだけなんだよな

ホモソーシャルゴミ捨て場かよ

同じことが宗教キモいおっさん宗教に救いを見出せ的なアレ)にも言えるけど、権益もよこさず自分のやりたくないことばかり一方的に振ろうとしても無理じゃない?

それは結局今まで女がやらされてきた不幸を別の誰かに押し付けようとしているだけだ

2019-05-06

https://anond.hatelabo.jp/20190506100957

俺はもちろん専門家じゃないし当事者でもないので、読んだ幾冊かの本や番組から判断となるが、

昭和天皇東条英機が当初は開戦反対派(というより、開戦を望む主戦派を押さえるために東条が登用された)というのは、誰が良識的で誰が空気に流されてしまったのかという点について示唆的だと思っている。

当時の背景として原油が採れない日本が、中国大陸をめぐる権益米国対立していたにもかかわらず、戦力の源である原油の輸入を米国に頼らざるを得ないという、外交的にやってられないほど厳しい環境下にあり、

もう一方の背景として、米国と和平を続けるには中国大陸から全面的ではないにせよ)大きく手を引く以外の選択肢がなかったにも関わらず、

中国大陸陸軍は戦友の血であがなった中国から黙って手を引くなど到底受け入れられず、統帥権干犯を楯にして政府から撤退命令を出せない状態だったと認識している。


で、陸軍が言う事を聞かなきゃ米国和解できないんだから陸軍大将であり開戦反対派」である東条英機首相に任命した所までは筋が通ってるのだが、

その先がなんだか不透明で俺にははっきり分からなくなっている。


陸軍は西でしか戦ってないので、東の米国なんて海軍がなんとかすりゃいいだろとしか思ってなかった。

これは分かる。

海軍米国がやべえ相手認識していたが、山本五十六ですら「勝てない」とは言わなかった。

これは本気で勝機はあると思ってたのか、単に立場上「勝てない」と言えなかったのかは分からない。

ただ、昭和天皇東条英機も「米国と戦いたくない」とは思っていても、「米国と戦ったら絶対負ける」とまでは考えていなかったであろうと思っている。

だって陸軍統帥権理由政府にたてついてるなら、統帥権を持ってる天皇に逆らえるわけないから、天皇が引けといったら引かざるを得なかったはずだからな。

実際、終戦だって最終的に天皇がやめろと言ったからやめたんだし。

そう考えると、昭和天皇は「米国と戦えば敗滅必至」とまでは考えていなくて、あくまで「東条が上手い事、波風立てずに陸軍を纏めてくれる事」位しか期待してなかったのだろう。

その状態米国から原油輸出打ち切りを告げられ、昭和天皇も東条も「陸軍あくま中国から手を引かせて米国要求に屈するか、勝つ可能性に賭けて米国と戦うか」の二択となり、後者を選んだ、というのが俺の認識

東条と同じ状況なら俺でもそうすると思うよ。

そこで屈して原油の禁輸を回避したとしても、その先の将来像が全く描けないからな。

そんなわけで、ここに至るまで、大衆の「た」の字も出てきてないんで、

正直、当時の大衆が開戦賛成だろうと反対だろうと結果は変わらなかったんじゃないかと思う。

仮に大衆になんらかの決定権があったとしても、それが「隠忍自重して開戦を回避する」という判断を下したとは想像しにくいし。


そういう情勢だった事を考えると、よく言われる「軍部暴走」というのは、当たらずとも遠からであるとは言える。

陸軍統帥権を楯にして政府外交の足を引っ張ったわけだし、海軍は正しい戦力分析政府に渡せなかったわけだからな。(俺としては、負けるものを負けると言えなかった海軍責任陸軍より大きい気がしている)

米国との開戦が避けられれば後はどうでも良かったかと言えばそんな事はないと思うが、少なくとも「なぜ天皇総理も開戦反対派だったのに最終的に開戦に賛成したか」と言えば、この陸軍海軍の間違いが主要因の一つだったと言える。


から戦後改革は、半分は悪くない線だと思っている。

統帥権とか無くなって総理大臣が自衛隊最高司令官になったから、陸軍外交の足を引っ張る事は一切できなくなったのは大きい。

(※だからちょっと前に首相自衛隊最高指揮官だと言った事に対して妙なバッシングが加えられた事について、俺はバッシングした人たちこそ正気を疑いたい。

首相最高指揮官である事は、自力で勝ち取ったとは言い難いにせよ、第二次大戦で流れた数万トンの血で贖った成果の一つと考えているので)

ただ、もう半分は戦後も直せていないんじゃないかと思っている。

もう半分というのは、『陸軍海軍がそれぞれの組織内の空気を読んでしまい、「上の言う事も聞かねーし、上に正しい状況分析提供できねえ」って状態だった』事で、これが何よりヤバかったと思ってるんだが、

なんか最近、記録隠しとかさ。

それヤバくない? って思うんだけどね・・・


日米開戦時と同じ轍を踏まないようにするには、

・軍は政府絶対服従する。

・軍は軍事専門家として政府に適切な判断材料提供する。

国民国家が重大な二択を迫られた時に最終的な決断を行う。(結果の良否はともかく、brexitの投票みたいなやつね。戦前なら天皇がこの役割だが、今は主権在民だし)

・その政府国民が正しく判断できるように、軍および官僚情報絶対に曲げない・隠さない。

最低でもこの4点は必須だと思ってるから、記録隠しだけは何が何でもダメというのが俺の立場

2019-04-10

anond:20190409143828

東京では無いけど割と近い横浜スタジアム権益問題で、反社の影の話ありましたよね…

興行反社は割りと近い(近かった?)と言われていますが、都心のこんな近くにそんな話があるんだ…まだ現役なんだ…とビックリした記憶が。

2019-04-02

anond:20190402192403

この国にいるのはリベラルと名乗ってるだけの守旧派から

いろいろ偉そうなこと言っても結局のところ正社員公務員権益さえ守れればそれでいいという人たち

2019-03-27

anond:20190327081043

そりゃネトウヨの一部はどこぞのから金をもらってる奴とか、どこぞの党の議員のどら息子が自分権益のためにやってるものからな。

選挙立て続けにあるから必死なんだろ。

netg○○○の所在地がどこぞの議員連絡事務所だったり言う事件もあったな。

2019-03-07

anond:20190307065900

権益にぶらさがってる人達と無学な下層。

後者積極的に支持を表明したがるかもしれないが、前者は支持を表明しない。

大企業社長などはおそらく自民支持だがあからさまに公言せず、

選挙動員政策提言メディア操作などで自民サポート

無学な下層が自民を支持しても権益に与れるわけではないが、

景色を塗り替える力と快感ではこれに勝るものはない。

2019-03-05

ジョージ・ポットマン未来政治史

消費税が上がり景気は落ちた。

高景気だけで支持されていた安倍幕府支持率はついに崩壊、時は一気に幕末へ。

幕府自民党)内の改革派である一橋慶喜小泉進次郎)に期待は集まり一度は将軍首相)に就くも、結局、権益構造からは逃れられず根本的な改革は出来ない。

それに業を煮やした薩摩大阪維新)は諸外国との貿易で得た富(IR万博)を元に倒幕(政権奪取)を目指す。幕府との繋がりのあった島津斉彬橋下徹)は亡くなり(政界引退)、その意思を継ぐ西郷大久保松井吉村)だが幕府抵抗は強い。

時を同じくして、攘夷派(左派)として力をつけた長州自由党)の桂(山本太郎)も幕府から弾圧の前に苦渋を舐めていた。

薩摩長州、ともに既得権益打破では目指すところは一致していたが、それまでのわだかまり右派左派イデオロギー)で手を組めない。

そこに目をつけた坂本龍馬(誰だ?)の仲介によって、ついに薩長同盟は成立し、倒幕(政権奪取)を果たした。

新政府内での権力闘争はあるものの、廃藩置県道州制)などの改革は進み、新しい国の土台作りが始まった。

龍馬。このピースがはまればこの話は成立する。

2019-03-02

anond:20190302001638

そりゃ権利は勝ち取るものから

キショい絵を見せつけられて傷ついた人に泣き寝入りしろっていいたいんだろうがそうはいかない

お前が既得権益の上にあぐらをかい他人を傷つけるのは自由だが、その権益いつまでも不変のものだと考えているなら愚かな話

かつて奴隷虐待するのは当然の権利だと思っていたクソどものようにキショい絵もふさわしいクソとしてあるべきところに落ち着くだろう。クソツボの中とかなwwwww

2019-02-16

anond:20190216032642

外交口喧嘩云々に勝った負けたって意味がないよ。

小島1つや2つとれた取れなかったと言っても漁業がもう日本GDP寄与する割合が非常に少ないか意味がない。ましてや、何ら権益を得られん口喧嘩なんかどうでもいい。

一人あたりGDPがどんどん下がっていることについては、生活に直結するから気にしたほうがいいし、そちらがどんどん衰退していることのほうが大事

特に財政破綻って、輸出できるものがなくなって、海外から借金することになって、それが返せない時に起きることだからな。

今一人あたりGDP日本25位で、韓国29位だから、割とマジでもうすぐ韓国に抜かれる。

2019-02-13

スクショすら違法になったら

大規模な人材流出でも引き起こそうとしてんのかな?

頭悪いとかそういう問題じゃなくなってきたぞ。学ぼうとする姿勢がまるでない。

それとも誰かの権益を守る/強化するためだけにこんな馬鹿たことが決定されるかもしれないのかな?

まあどっちにしろ、決定したら「無視して忘れよう」という人間と「何で訴えられるかわからないこんな国になんていられない!」という人に別れて、後者有用技術者が大量に含まれてるかもな。

2019-02-01

日本好戦的な国だってことにしたい連中ってなんなん

はてなブックマーク - 日本サハリン北方領土急襲も」 元ロ軍高官主張、主要メディア一斉に報道47NEWS

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/this.kiji.is/463499364229923937

日本他国侵略したのなんて大日本帝国の時だけだろ。

秀吉朝鮮出兵は負けたし。

2600年の歴史の中で明確に外国に攻め入ったのこの2回くらいじゃねえか。

他の国見てみろ。ヨーロッパユーラシアも年中攻めたり責められたり

アメリカ大陸オーストラリアをまるごと侵略してるし。

しろ日本なんて外国との戦争ほとんどしてない平和国家じゃんかよ。

そもそも第二次大戦以前はどこの国も覇権主義が当たり前でスキあらば領土権益の拡大を狙ってた。

それが国際連合ができて、一応表向きはもう戦争はやめましょうってことになった。

でもアメリカソ連ロシア)も中国戦争しまくってたし外国への権益拡大を隠さなくなった。

イギリスフォークランド紛争とかあったし。フランス核実験したし。

世界的に見て日本こそが戦争を避け続けてる国じゃんかよ。

それでホントにいいのかって考えが出てきたから「普通の国」論とか出てきた。

ことさら日本戦争したがってることにしたい人たちは何が言いたいん。

日本自衛力さえ縛って外患誘致したいんか?

2019-01-30

anond:20190130110201

謝罪しようが「謝罪の仕方がおかしい」「信用できない」と難癖つけて殴り続けてきたのは、それこそ今謝ってる当の左派マスコミにしたって同じだし

自称弱者も一度権益をつかめば死んでも離さないし、一度成り上がってしまえば他者に冷たいただのネオリベと化す

もう誰も信用できない

2019-01-26

簡単に「男らしさを捨てよう」と言われてもね

はっきり言わせてもらうと、「男らしさ」は大きな権益の一つなのである

男らしさの価値観が維持されている社会では、男は女と比べて強者と見なされる。

そして男らしさの価値観社会では、女の自由を正当に縛ることが可能なのだ

例えば、恋愛結婚においては男から最初アプローチすることが求められる。

裏を返せば女は自分から動いてはいけない、ということに繋がる。

自分から動かなければ恋愛結婚も出来ないブスを独身のままに縛り付けることが可能になるのだ。

男らしさの価値観社会では、ブスを最下層のまま抹殺することができる。

この権益簡単に捨てられるわけが無い。

2019-01-08

同性愛」と「同性婚」って

こちらは「同性婚は認められるべきである」という意見を持った上での疑問です

同性婚関連のニュースを見るたび疑問に思う

なぜ同性婚を認めてほしい理由が「愛」なのか

そもそもなぜ「結婚」でなければならないのか

それは現在異性間でのみ適応される婚姻による権益のためではないのか

愛なんて一見綺麗に聞こえる言葉で、だから認めろって言うより、

「異性間でのみ発生する権益を同性間でも適応してくれ」って方がずっと説得力がある

それは社会的に認められている権利を求める姿勢から

なのに「愛し合ってるから」なんて理由を前面に押し出す運動家の声ばかりが目立つ

同性愛」というのは個人性愛対象を表す言葉

同性婚」とは社会システムの話

どうしてそれをイコールで繋げてしまう人が多いのか

同性婚は認めます。ただし現行の異性間での婚姻で発生する権利は一切適応されません」

「愛し合ってるから」なんて理由を掲げる人たちは、

果たしてそう言われても「同性婚は認められた!」と喜ぶことができるのだろうか

2018-10-30

anond:20181030084021

日本への移民無理筋なのはそもそも人口としては足りてるっていうのと国土の7割山で物理的にキャパがないか

あと歴史的敗戦と同時に旧植民地不動産全て放棄して現地のもんになってるんだからそれ運用して自分の国でいい感じにやってねとしか

よその国は未だに旧植民地不動産権益がっちり持ってるんだから植民地から移民に来られたらヤダとか言ってねーで実質宗主国様として面倒見るべき

2018-10-12

https://www.masshirona.red/entry/2018/10/10/200016

(女子現代メディア文化研究会主宰勉強会資料を参照にさせていただいています) →国民基本的人権に影響する重大な問題であるにも関わらず、一部の権益者の利益を主導し、議論をうやむやにした形で国家権力行使されようとしていないか、との声が挙がっている(主に、盛んに発言しているD社某氏……このへんは話題を追いかければわかる話なので割愛)

誰だよ利益誘導してるD社某氏って悪い奴だな

2018-10-07

サリンを撒かないオウム

最近自民党というか現政権は『サリンを撒かないオウム真理教』なんだな」と思うようになった。

オウムが掲げる教義は、ヨーガヒンズー教をはじめとする既存宗教研究解体し、自分たちの都合の良いように再構築したものだった。世の中の倫理観からはかなり偏って見えた。

一方、日本会議が育んでいる「教育勅語復権」や「大東亜戦争肯定」「ジェンダーフリー是正」といった思想も、程度は違えどだいぶ偏って見える。

両者の違いは「その思想によって生活アイデンティティを脅かされる人数の差」くらい。

あと「宇予くん」や「クールジャパン」みたいな、時代遅れ甚だしい感性メディアに打って出るやりかたも似てる。

突如、総理自分名前をサビにした歌を歌いだしたとしてもまったく驚かないだろう。

とはいえ、実際オウムよりは上手くやってると思う。

戦後から権益が礎になってるから立場が危うくなっても無闇な虐殺はしなくていいし、急に弁護士一家を殺したり、サリンを撒いたりもしない。

生活を捨てさせずに支援者を増やして、彼らが持て余している在日外国人同性愛者らマイノリティへの蔑視や敵意を上手く育てている。

今回の新内幹部から過去に「天賦人権論はやめよう」とか「同性愛者は国民として格下」みたいな頓珍漢な理屈が飛び出してても、国民過半数普通に生活出来てるからそんなに炎上しない。

そうやって、彼らはあらゆる疑惑を舌先と金で巧みに躱しながら、自分たち気持ちいい宗教イデオロギー民衆を導きたいんだろうなと。

そう思えば「オウムにしては頼りになるな」と思えるのではないだろうか。

仮に、あの世紀末にオウム真理教サリンを撒かずに与党に吸収され、教義を表向き廃棄としつつ隠匿、民主主義標榜しながらこの国を治める立場になり、じんわりと教義を主張し始めたとしたら、きっとこんな感じになるのではないか

まあ「教育勅語」のような数十年の間のみ通用した文言重要視する歴史観だったり「EM菌よく知らないけど大臣を引き受けました」といった現代科学を軽視する様を見るにつけ、オウムと比べると姿勢はダサく、知性は幼稚に見えるけど。

でもいいのだ。それなりに生活できてるし。

このまま、サリンを撒かずにこの国を治めて欲しい。思想以外は支持しています

そして、出来ることな露骨な身内贔屓や醜い言い逃れを改めて欲しいです。出来ればだけど。

更に言うなら、野党にはもっとしっかり彼らを見張ってて欲しい。

そんなに目立たなくてもいいから、丁寧に正確に問題点を指摘してくれていれば、きっと支持者は増えるから

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