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はてなキーワード: 定性的とは

2023-10-14

ゴールディン氏の主張を額面通り受け取っていいのか

ノーベル経済学賞受賞者の主張が日本のX界におけるいわゆる”アンチフェミ”の主張と整合であるということでアンチフェミ界隈が沸き立っているが、そもそもゴールディン氏の主張自体額面通り受け取っていいのかという問題がある。

そもそもゴールディン氏の主張は”アンチフェミ”的なのか?という点については、彼女の著書を普通に読めば、解釈に多少の幅はあれ概ねそのような内容であることは明らかだと思う。すなわち、同じ仕事や同じポジションに付く男女について差別に基づく賃金の差は既に存在せず、実現している男女の賃金格差家計における合理的キャリア選択の結果として現れているものであるという趣旨であり、労働条件における系統的女性差別存在を主張する人々の考え方とは対立する)

自分経済学学位を持っており、大半の人よりは経済学に詳しいという自負があるが、それ故に経済学的なもの見方限界について思うところがある。経済学とはそもそも定量的に観察された社会事象」を「人々の合理的意思決定を前提」として解釈する学問である。こうしたアプローチは、以下の様な点で、男女差別の様な問題を考える際に色々な問題があると思われる。

まず「人々の合理的意思決定を前提」とする考え方の問題点とは、そもそも差別とは経済的観点から基本的に非合理的なので、経済学理論で世の中を解釈するとそもそも差別など存在しないという結論に偏るバイアスがある。例えば以下は経済学的な考え方の例である。「もし男性と同じ能力を持つ女性に対して差別的に賃金を低く設定している企業存在しているなら、他の企業はその女性に対して今より少し高い賃金オファーして彼女を雇うことで男性と同等なのに少し安い労働力を確保できて得をする。これが女性男性と同じ賃金になるまで繰り返されて、男性女性賃金は同水準に収束する。もしそうなってないならば、何か別の経済的インセンティブが働いているはずである」この様に、経済学理論は首尾一貫して経済的合理性のみで物事説明することを試みるため、文化的要因や社会心理学的な要因が入り込む余地はない。差別という経済合理的事象は、そもそも経済学理論スコープから排されているのである

また、「定量的に観察された社会事象」のみを分析対象とする点も問題である。こうした経済学スタンスは、証言なども含めたテクストに対して丹念な分析を行う歴史学社会学・ジェンダー学といった人文科学アプローチとは対照的である。数量データに現れない出来事が世の中に存在しない訳ではないのである。例えばナチス政権下でのユダヤの人々の苦しみは、数字のみによって語られるべきではないのと同じである。彼らには統計的事実に現れない日常的苦しみも確実にあったわけで、それは例えばアンネ・フランク日記などの記録から定性的に読み取ることで明らかとなる。これはフェミニズムの文脈でも同様である現代日本において多くの女性が進路選択キャリア形成に際して有形・無形の差別存在を感じ、声を上げているということが事実として存在しているわけで(例えば進学に際して親から「あまり高学歴だと結婚できない」と言われるなど)、それが例え統計データとして現れないとしても、その苦しみが存在しないということにはならない。

ノーベル経済学賞というのはあくまでも経済学という学問世界の中での権威が認められたというだけの話である上記の様に、経済学のものが、社会事象の一側面を切り取って分析を行う学問である以上、経済学的なもの見方が男女格差という複合的な社会事象の全ての側面を明らかにした訳では全く無い。ゴールディン氏の分析結果は、もちろんそれはそれとして有益考察材料としつつ、あくまでこの問題を扱う本流である歴史学社会学・ジェンダー学の考え方と合わせて、この問題に関する理解を深めていくというのが正しい知的態度だろう。

2023-09-05

仕事上の目的目標を共有できれば、それにプラス価値提供できるか判断できる=仕事上の協調ができるようになる。

自社内でも他社間でもそれは変わらず、あなた目的目標はなんですか?というのをそれとなく聞き出すのは効果的だ。

ところが中には自分目的目標不明確な人や、それを持たない人がいる。こういう人とは変なところでトラブルになりやすい。

数値目標であれば、それにとってプラスマイナスか、交渉可能かの判断がつきやすいが、より定性的な、雰囲気目標場合も危ない。品質を高める、の品質定義はなんなのか?という時に、自分が気にいるかどうかというお気持ちである場合があるからだ。

2023-08-27

逆に処理水の放出に反対が出ない世の中のほうが怖い

検査の結果問題ない数値で、他国放出放射性物質含有量と比べても少ない量なら理屈では問題ないし、それは大筋理解されるべきものだと思う。

ただ定性的に「なんかやだよね」みたいなのはある。GTOかなんかでションベンしたコップを徹底的に洗った後にそのコップで水飲めますか?みたいなのがやっていたが、そういう気分は理解できる。

まあ俺的にはあの近海で取れた魚を今後食べたくないかと言えば、定性的にもまったくそんな思いはないが(既に無数の生物のションベンもたくさんの核実験廃棄物も混ざり合ってる海だしな)。


で、なんかそういうものを全部無視してみーんな口を揃えて「安全だね大丈夫だね!!」とか言う方が怖いなと。ノイジー敏感ヤクザがチョロチョロっていてちょこちょこ揉めるんだけど大筋では理屈のとおりに進む、くらいがやっぱ人間界としては正常だと思う。むしろノイジーヤクザが全くいないと「本当に大丈夫?」みたいなモヤモヤが残る。ノイジーヤクザに対する不快感によって逆にそのモヤモヤがなくなるってとこがあるんだよね。

どんなに準備や計画をしても実行におけるリスクゼロということは世の中には有りえないわけで、処理水にしても溜め続けるリスクと流すリスクはやはり天秤にかけないといけないのよね。だからその実行へのモヤモヤを過度に代弁することで引受けているノイジー繊細クソヤクザはまあ言うて必要なのかなと。

2023-08-19

イケメンという観念破綻具合

美人についても同じだが、同一人物のなかでその判定に容易に矛盾が生じるのがこの観念の脆さ危うさだと思う。

たとえば同じ人間にAとB、BとC、AとC、CとDについて立て続けにどちらの方がイケメンに思うか判断してもらってA>B、B<C、A>C、C>Dという結果が得られたとする。この時点で論理的にはA>C>B>Dであることが確定する。しかしその後さらに間髪入れずにBとDどっちがイケメンであるか聞いたら果たして必ずしもDよりBの方がイケメンであるという答えが得られるだろうか?本人が自分の答えとその論理的関係記憶しているなら、確かにそう答えるかもしれない。しかし逆の答えであったとしても、その立て続けの質問のごく数分の間に本人の中の美醜に関する価値基準が変化したとは考えにくい。

AからDという四つの中での比較では、数が少ないので論理的に一貫した答えになる可能性が高いと思う人も多いので、もっとたくさんの中から比較でもいい。美醜に関する価値基準が変化を起こさない程度の長さで、比較作業完了する範囲ならいくらでも比較させる人数を増やしてよい。人数が多いほど、その人数間の美醜の優劣の判定により全ての間での順序が確定するのに必要比較数と、順列組み合わせとしての考えうる比較数との間の差は大きくなるだろう。考えうる比較から順序の確定に必要比較数を引いた残りの比較数分の比較において、それ以前の比較に対して矛盾した答えが得られそうなことは、人数が多ければ多いほどそうなりそうなことは想像に難くないだろう。

またAとB、BとCみたいに二人ずつ提示して比較させるのと、最初から比較対象を全て提示してこれらをイケメンである順に並べ替えてもらうのでも、同日人物なのに結果は違ってくるかもしれない。

そう考えると「美醜に関する価値基準」なるもの自体存在しないという仮定が浮上する。これは一瞬一瞬その基準が変化するという意味存在しないと言っているという次元のものではなく、そんな基準なるものは一個人の中にある一時点においても論理的記述可能な形でなど存在していないのではないかということを言っている。

もちろん一つずつ提示して、こいつはイケメンブサイクかと聞いていくやり方でならどっちかの答えを得られるのだろうから定性的観念としてのイケメンとか言うのは破綻なく存在しているのだろう。そこもまた奇妙なわけだが。

だけども二者比較をさせれば全体の順序関係がわかる、その人の美醜に関する基準がそこから論理的に推測できるような。半定量的観念としてはそのような観念存在していないのではないかと思う。

余談だが、顔面偏差値という言葉があるだろう。

もし多数派にとって今現在顔面偏差値トップクラスの顔の割合が全体の99.9%でも占めるようになったらどうなるだろう?そういえばテスト場合だと満点の人数がそれ以外の点数を取った人数の合計よりも多い時の満点の偏差値はいくつ以下となるのだったか。多分一般に高偏差値と言われるような数字ではなかったはず。

まり顔面偏差値という言葉自体使われてなくなるかもしれない。

またイケメン価値も下がるかもしれない。

ただし0.01%ブサメン恋愛市場における価値がその希少性によって上がるかといえば、これは生理的に受け付けないという要素によるものも大きい可能性があるので、無関係かもしれない。

同じ理屈で、99.9%が今でいう超ブサメンになっても、相対的にその低い価値普遍性によって押し上げれられるかといえばそんなことはないように思われる

2023-07-23

anond:20230723190230

でもはてブとかヤフニュース脊髄反射コメしてる系の馬鹿はこの世にいらないと思いますよね

私の言ってる馬鹿というのはそういうある行動要件を満たしてるかどうかという定性的馬鹿なのです

2023-07-15

不快感を与えない見た目」とか言う差別言葉

普通に使ってんの?身だしなみだから〜じゃねーのよ。なんで人の見た目にケチつけてんの?おかしくね?女装キモイっていうのとなんか違うの?

不快感なんて定性的なもんで人の見た目否定するとか差別以外の何物でもなくね?

2023-04-20

anond:20230420213214

元増田です。

毎期実績報告はしてて、最初はそれ見ればいいやって思ってたんですけどちょっと前に記録先の目標管理システム刷新されて過去分がぜんぶ消えてしまいまして。(とはいえそれも大きな数字以外は割と適当かつ定性的にサマって書いてたので役立ったかというと謎)

社内用の事例報告とかした時のが多少残ってるけど、プロジェクトごと書きっぷりにムラが出るのもなーとおもって頭を抱えてるんですよね...。

2022-11-27

不快原理主義者は、他人不快にさせる自分ブコメを削除するべき

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/otsujikanako/status/1596276961059344384


ここのブコメについて、主に広告批判サイドにあまりにも傲慢不快原理コメントが目立ったので書くことにした。


個人の感想として雀魂の広告が気色悪い、下品、または不快であると言うに留まるだけなら、それは誰かに否定される筋合いのものではないと思う。


ただ、中には件の広告がアウトだのNGだのというコメントも見受けられる。これらは単なる個人の感想を逸脱して表現不適切性に結びつけている実例だろう。

個人不快感に過ぎないもの公共空間(JR公共空間か?という議論もあるだろうが、ここでは「不特定多数が利用するサービスないしそれが提供される物理的・論理的空間」程度の緩い定義とする)における表現の是非に直結させてしまうのは不寛容に基づいた論理の飛躍だ。

というのも、公共空間不特定多数が利用するからこそ、特定個人主観に頼るのではなく、何がどのような悪影響を及ぼすかを客観的実証的に整理した上で定性的定量的な線引きを設けるというのが、公共空間ポリシーを設ける本来手続きであるように思う。いやらしい言い方をしてしまうと一概に"お気持ち"のみに依拠して決められるものでは無く、また別の多くの段階を踏まえなければならない筈のものである

もし公共空間不快原理ベース排除を許してしまえば、際限のない不寛容によって公共空間での表現言論(に留まればまだ良いかもしれない)は委縮し、利用できる者はいなくなり、その存在意義を失ってしまう。


これをはてなブックマークに当てはめると見出しの内容になる。

正直、私にとって上記ブクマ不寛容コメント群は極めて不愉快ものだ。

もし彼らが「他人不快感を与えるような表現公共空間から除外されるべき」という規範普遍的に正しいと考えているなら、まずは自ら率先してその規範を順守し、私や私と同じような考えを持つ人間に今も不快感を与えていることを省みてブコメを削除するべきではないか? そして金輪際そのような投稿をしないと誓い、はてブを去るべきという結論が導出されるのではないか

はてなブックマーク上記公共空間定義に該当するから不快原理主義者はてブにおいても他者不快感を及ぼす表現を控えなければならないはずだ。さもなければ自分自身の掲げた正義に自ら背くというダブルスタンダードを犯してしまうことになる。

勿論、私は上記のような規範は支持しないが、彼らは彼らで自身規範自身に架せばよい。信念のある人間ならむしろそうあるべきだ。


このように不快原理というのは、それを主張する本人らにまで排除の論理を拡大できてしまうわけだ。短くまとめれば「不快原理主義者不快から消えろ」に反論する論拠を持たない。不快原理主義者他人に一切不快感を与えないということは確率的に極めて低いだろうから存在自体矛盾しているとも言える。

本当に公共空間というものの持続性について真摯に考えているのであればこそ、不快原理のような持続可能性のない考えを改めて、他者表現に寛容になってもらいたいものだ。


あ、ちなみに、もしここで上記定義否定して「はてな私企業サービスから問題ない」と言うのであれば、それはJRにも該当することであって一連の広告批判は失当なものになってしまう。まさかこんな反論をしてくる愚か者はいないとは思うが、無駄なやり取りを減らすためにも一応書いておく。

正直、変数の統制が不十分で根拠曖昧割れ窓理論まで持ち出してくるブコメを観たときは頭を抱えたよ。

追記

沢山の反応を頂けてありがたいという感想と、あまりにも低レベルな(それこそ文章をまともに読めていない)反論に呆れ果てているのとで半々くらいだ。

一つ、面白いコメントがあったので反応したい

うんこが落ちてたら不快なのと同じで、自分の望まない性的もの不快なのは万人共通。一方で私は『ワンピース』が嫌いだが個人的な好みなので、街中に貼り出されてても我慢している。万人共通というのが普遍性

自分の望まない性的もの不快なのは万人共通」を仮に真とするとして、「自分の望まない漫画不快なのは万人共通」はどうだろうか?

このコメント主はワンピースを挙げてくれているが、漫画という上位の集合を持ち出せば、それは普遍的不快さになってしまわないのだろうか?

また、漫画についてはワンピースという個別具体的な例を挙げるのであれば、件の広告も"性的もの"という抽象概念ではなく雀魂または咲という具体的タイトルで論ずるべきではないのだろうか。そしてその場合、それらもワンピースと同じく個人による好き嫌いがあって当然であり、そこに普遍性を見出すことはできないと私は考えるがいかがだろうか

2022-10-28

AIで生成された絵を見てると何かと同じ感じを受けるんだよなー何だろうなーって考えてたら

そこそこ編集頑張ってるのに再生数伸ばせないユーチューバーを見たときのあの感情なんだよなぁ。

一見一応はちゃんと体をなしてる、でも、どうにもスカスカで味を感じない。

定性的なもんなんだけど。

今は出端だし、突拍子もない構図なんかがうけて話題になってるけど、一巡したら「はいはいAIでしょ」って冷遇されそう。

2022-08-18

anond:20220818150848

擁護じゃねえだろ。

個人信条に基づいて採用拒否するのはシンプル差別だし

反社会的という理由にするなら定性的に判定可能であることが必要っつってるだけだろ。

レイプものロリ系のAV規制されるべきだと思う

JKがおじさんにレイプされて、その後どういうわけかおじさんを好きになるというファンタジーすぎる演出AVを見た。

これはアウトだと直感が告げる。なんか女性のモノ化そのものだし、こんなので抜いてる男が気持ち悪すぎるし、こういん犯罪を含む演出が誰でも見れるネット空間にあるのはおかしい気がする。

と、色々書いたが、どうしてこういうAV規制されないのだろうか?せっかく賢者になったことだし、ちゃんと考えてみることにした。

まず犯罪モノのAV規制するためには、そのようなポルノ性犯罪助長していることを示す必要があるだろう。はたしてAV犯罪助長しているのだろうか。

定性的にはYesと言える。性暴力加害者には一定割合AVに触発されたと答える人がいるし、その傾向は未成年加害者ほど強まるという。

すなわち、現実フィクション区別はついてるから大丈夫だとか、AVは性欲を発散させるからむしろ犯罪を抑止してるだとか吠えるツイッターのオスどもと裏腹に、AV性犯罪製造機としての役割を帯びているのは事実らしい。

リアル虚構区別が付いてない人はいるのだ。もしかするとそれくらい区別できると思っている人達も、混同リスクを常に抱えているのかもしれない。

未成年加害者ほど混同やすいというのもポイントだ。ネットアダルトコンテンツ簡単検索できる時代中学生でも小学生でも簡単フィクションとしてのAVが目に入ることを考えると、健全な成長に大きな悪影響を及ぼしている事だろう。

一方で、客観的規制ルールを作るにはやはり定量的エビデンスが欲しい。しかし、AV性犯罪を増加させているという統計的データを得るのは難しい。

これは性犯罪件数を正確にはかることが難しいことに起因する。たとえば、AV規制だんだん厳しくなっているが犯罪件数は増加している、とか、AV規制が厳しい国ほど犯罪件数も多い、みたいな詭弁を見かけたことがあるが、単に規制が厳しい国ほど犯罪検挙率も高いだけだったりする。ここ日本では犯罪件数カウントされない水面下の性犯罪が多いとも言われているし、性犯罪件数は取り締まりの厳しさに強く影響されるのだろう。

このようにエビデンスが難しいことを考えると、ことAV規制に関してはEBPMは相性が悪いようだ。

しかし、読んでいる皆さんも察している通り、規制が実現しない本質的理由はそんなことではない。それは、国会の不自然男性比率にあるだろう。そりゃあ、立法してる側が18歳に興味あるとか言ってホテルに連れ込んでるようでは、コンテンツ規制など夢のまた夢だろう。

ここまで書き殴ってきたがイマイチまとまらなかった。賢者になっても文章は上手くならないし、バカバカなままらしい。

ひとつ私にできることは、レイプ未成年を模したAVを見ない買わないと決めることだ。それは自分ジェンダー観を蝕むものだし、需要がなくなればそのようなコンテンツは作られないはずだ。

そう決意して、ダウンロードされたJKモノのエロ動画を削除して思う。きっとこの決意に比べたら、無駄になった590円も無駄ではないはずだ、と。

2022-07-20

anond:20220720083855

90年代から氷河期人件費企業の単なる負担と見た財界意向に政官が無批判に乗っかって政策的に誘導したものでしょ

わずか3年3か月の民主党政権下でそのような政策が執り行われたのかって話

ネトウヨは「民主党日本破壊するために円高にした」とか言うけど

言い換えると、「民主党日本破壊するために日本経済を強くした」という内容を含んでるって気づいてないのかね

定性的に、自国経済が強ければ通貨高に、自国経済が弱くなれば通貨安になるという常識すら抜けてるんだよね

単なる無知なのか、党派性から分かった上で嘘をついてるのか知らんけど

でも、ひいき目に見ても民主党時代経済が記録的な円高につながるほど好調だったとは言えない

では、なぜ円高になったか

金利引き下げやEUソブリン危機による円買いが起こったか

外的要因で起こったことなんだ

ゼロ金利解除

円高局面日本金利を引き上げたら、さら円高が加速することになる

おk

もしこれを、90年代半ばからゼロ金利~超低金利にへばりついていた日本金利さらに引き下げるべきだったという意味で言ってるなら

マイナス金利や非伝統手法による量的緩和を初政権2009年の時点で採用するのは政治的に困難だったろう

長年与党として君臨してきた自民党麻生政権ですら、この当時そこまでは踏み切れなかったのだから

追記

政治結果責任から民主党政権下でも就職難が起こり、その結果民主党氷河期難民が生じたことまで否定するつもりはない

2022-06-22

政治家通知表を作って欲しい

選挙政党ではなく個人政策についての考え方や実績の違いに基づいて投票したいのに、調べても違いがいまいちからない。

候補者の事前アンケートみたいなものを見ても、皆あたりさわりのない定性的なことを長ったらしく書いてて違いが全くわからない。

例えばNHK候補者アンケートhttps://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/survey/47425.html)でも、「反対」「どちらかといえば反対」「どちらでもない」「どちらかといえば賛成」「賛成」「大いに評価する」「ある程度評価する」「あまり評価しない」「全く評価しない」とかいマジで何の役にも立たない設問が繰り広げられているだけ。

かといって街頭演説なんか聞くの面倒だし情に訴えるばかりでなんの参考にもならない。

Togetterでまとめられる「この政策に賛成・反対してるのはツイッターをやってるこの人!」みたいなのも実質昔の2chまとめみたいなものだと考えているので参考にしたくない。


公約をかみくだいたり調べるのがめんどくさすぎて誰に投票したいのか分からないうちに、投票日を迎えてもういいやの精神で一回も投票に行ったことがない。


いっそ持ち点100でそれぞれの分野(20分野くらい)にどのくらいずつ点数を振るのか、具体的にどのような施策を持って進めるのか、政策に反対しているとしたらなぜ反対しているのか、その政策解決しようとしている課題に対してはどのように対処するのが良いと考えているか、実績(どの法案にどのくらい関与したか)はどうなのかが簡潔なまとめで分かるようなインフラを国が作ってくれないか

できれば各項目ごとに行政事業レビューhttps://www.gyoukaku.go.jp/review/review.html)のような形で、政治的中立性と客観性を持った機関に点数か○△☓で分かりやす評価されて公表されるようにして欲しい。


といってもこんなインフラ未来永劫できるわけもなく、俺は一生選挙に行かないんだろうな。

anond:20220622140858

比較にならない数字を出しても意味ないこと習わなかったの?

そんなの定性的とも定量的とも言わないぞ。

論文いたことあるの?

anond:20220622140527

自分はここまで定性的定量的データを出してひとつひとつ論点を丁寧に話してるつもりだけど

君は自分の印象論や先入観を垂れ流しては「EV信者は嘘ばっかり」の繰り返しだね。

2022-06-20

Li-ion電池の値段が下がることに文句を言ってた増田追記です

anond:20220620011640

(6/21 1:15 追記

なんか元増田とかこの増田で「リン酸鉄系電池のせいでリンが枯渇する・枯渇が近づく」って言う内容を読み取ってる人がいるみたいだけど、そんなこと書いてないよ。元増田では追記で「枯渇が見えてる資源を使ってたら価格が下がっていくとは考えづらい」って書いたし、ここでは「問題消費量じゃない」って書いてるよ。書いてないことを読み取られても反論のしようがないからね。

追記終わり)

書き方が悪くてEVアンチだと思われている節があるんですが(ただこれは完全に私が悪いです。すみません)、あくまで現状の電池技術ではコモディティ化は難しいだろうということを資源という面から書いたつもりでした。いい加減なことを書いているとまで言われてしまったのは心外だったけどね。

以下は気になったブコメへのコメントです。

korilog 埋蔵量はその時点で経済的メリットの出る採掘量なので、採掘技術進歩価格の高騰で増える。自分子供の頃にはお前らが大人になる頃には石油が尽きるからなって言われてたけど、寧ろ尽きるまでの年数が伸びてる

そうだね。でも価格が上がってしまうとますますコモディティ化からは遠ざかるよね。

muchonov 電池技術開発の弾込めは日本含め世界中で高密度化とレアメタルフリー(=廉価化)を目指して突き進んでるので自分は楽観的。次世代Li系は概ねコバルトフリーだし、本命はほぼ無尽蔵のNa・K系。リンは→https://bit.ly/3b1rPGk

そうだね。でもね、リチウムイオン電池って30年前には実用化されてた(1991年ソニー)んですが、EVとして普及し始めたのはこの10年ほど。あくまタイムスケールを感じてもらうためにこの例を出したので、そのまま当てはめることはできないけど新しい電池を車用に実用化するとなったらそれなりに時間がかかるのは覚悟しておくべきだろうね。多分今のEVブームが盛り上がっている間(今のインフレ退治の後の景気後退が来るまで)には間に合わないだろうな。でも、多分EV一般的に普及させるのは全固体電池なり金属空気電池だろうなとも思うから投資は惜しまないでほしいなとも思うね。

リン酸鉄系について色々ブコメ増田があったんだけど anond:20220620101253   に答えるのが手っ取り早そうだから答えるね。

あのさあ、LFP電池が使うリンの量なんて、農業利用される莫大なリン量に比べたらタカが知れてるというか、はっきり言って誤差のレベルでしょ

そうだね。でもね、問題消費量じゃないんだ。リン酸塩の値段は今後も続くリン採掘によって上がっていく。「肥料じゃなくて電池にするから安くしてくれ」なんてできないんだよ。現にウクライナ侵攻後にFertilizer prices indexの値段は2倍になってるからこの影響は半年もしたら出始めると思うな。あとね、個人的心配してるのがこのあと天変地異なりでリンの値段がさらに急騰した場合安全保障名目中国政府梯子を外してくるんじゃないかということ(四川大地震の時に似たようなことが一回あったみたい)。リンレアメタルよりも大事な、人間にとって生きていくのに絶対必要元素なのでそれを電池に使い続けるのは政治的にも難しいと思うな。

そもそもLFP電池自体がNMC系のLiBに比べて長寿なうえに、最後までバッテリセル内に滞留してて100%リサイクルできるから

これは違うよ。調べてもらったらわかるけど二次電池の正極活物質リサイクルって実は難しくて、今やってる電池リサイクルって実は負極に使う銅箔など肝心の正極以外のものが多いんだ(実は三元系でもまだそんなにできてないんだ)。リサイクルビジネスになるかどうかを無視したとしてもリン酸鉄のリサイクルなんて今出回り始めたEVリサイクルをするわけだから10年後に軌道に乗るビジネスだよね。もうすでにリン鉱石の値段が上がり始めている現状で10年後のリサイクルの話をされても、、、って思うね。それこそ次世代電池が普及し始めてるかもしれなくない?

元増田みたいな主張に対して「EVオワタ論者が寄ってきてセンセーショナルになりがちな風潮はマジで吐き気がする」って思う人はむしろ増えると思うよ

これはその通りで、書き方がよろしくなかったと思っていますすみません。あと書き方が悪かったのは承知の上で言ってるけど自分EVアンチでもテスラアンチでもCATLアンチでもないです。CATLは本当に世界一電池メーカーだと思ってるしめちゃくちゃ期待してます

以下はその下の部分に対してのコメントです。




市場原理の話はまあ定性的理解できるんだけど、さっきのタイムスケールの例からもわかると思うけど電池進歩って半導体みたいに速くないんよ。レアメタル使わないのは結構なんだけど、それが使えなかったとしてもみんなEVなり蓄電池が欲しかったらレアメタルを使ってる電池を使わざるを得ない(後、電池の新技術って声高に宣伝される割に実際実用に耐えるのが出てくるのってそんなに多くないんだよね)。個人的なところを言うと新自由主義的な市場原理技術革新を説明するのは開発者ちゃんと儲かる仕組みを作ってからにしてほしいとおもうね。




自動車の電動化についてはおそらく業界の人はみんな避けられないと思ってるよ。でもね、100年ほどの自動車歴史を振り返ったらわかるんだけど先進技術がほぼ100%で不可逆的に普及するタイミングってほんとわかんないんだよね。100年前のアメリカの例で考えてみよう。

1900年代ー1920年代アメリカって蒸気、ガソリン電気自動車が鼎立していて、蒸気はPWRの面で、電気は航続距離の面で難があった。だから当時の人もこれからの主流はガソリンになるんだろうなって思ってて、実際ガソリン自動車会社創業ブームになって1900年代はアメリカ全土でおよそ300もの自動車会社存在したんだ。ガソリン車っていうのは既存自動車に比べて

という利点があった。だからたくさん参入してきたんだ。でもね、結局ガソリンエンジン車の普及とBig threeの隆盛が決定的になったのは自動車技術問題じゃなくて、世界恐慌とその頃にテキサスで大油田発見されてガソリンが安くなったからなんだ。その頃にはもうアメリカ全土にあったガソリン車に群がった中小企業世界恐慌でもう潰れてる。だからその後のアメリカ自動車市場は生き残ってたクライスラーGMFordの寡占になったんだよ。

 この例から見てもわかるんだけどね、みんなわかってるんだよ。次に来る技術は。でもそれが決定的に普及するのは外部的要因に依存することが多くて時期は本当に読めない。だからそこまで体力を温存するという戦略もできるし、むしろ自分でその変化を起こしてやろうという戦略もとれる。どちらが正解なのかは正直分からない。でもね、技術的な側面だけじゃなくて社会的な側面から見ても現状の技術でのリチウムイオン二次電池電池コモディティ化させるゲームチェンジャー足り得ないだろうというのが正直な感想になる(将来的にもないとは言ってないよ!あくまで今の技術ではという話)。ただしその答え合わせは10年後かもしれないし、もしかしたら30年後かもしれない。もしかしたら水素なりアンモニアゲームチェンジャーになるかもしれない。だから日本人としてはトヨタ戦略が正しいと思いたいけど、そうではないかもしれないとは思っています。でもちょっとでも日本自動車産業応援してくれると嬉しいな。

2022-06-07

anond:20220607133506

からそういう話じゃないって何回も書いてんじゃん。

定性的な話ではなく定量的な話。

2022-06-02

anond:20220602030054

定量的(笑)

制度意図不明、という定性的理由で十分

そういう意図最初から書いてるんだけど読解力ゼロかな?

お前が制度必要性説明してくださいよ

2022-05-23

黄金人種が生まれたら金の価値暴落するだけです

anond:20220522013208

タイトルは条件によっては言い過ぎかも

黄金人種がどれだけ生まれて、黄金人種による黄金生産量がどれだけなのかにもよるけど。


黄金人種による金生産により金の供給が著しく増えると、

定性的な予想だと、金の価格レアメタルとしての価値しか残らず、

レアメタルとしての価値供給過剰だとかなり安くなる。

2022-05-18

anond:20220518171959

でも「優しいか結婚した」、よりも、「年収1000万以上だから結婚した」の方がデータで語る民としては納得感あるやろ

なんでデータを重んじる理系脳の集まりである増田民性格なんて言う定性的指標を重んじろって話になるのか意味がわからない

お前らいつも数値化しろデータで語れ!って言うのに

数値化されている年収身長で付き合う相手を決めると怒るの?

お前らデータ化できない定性的議論判断嫌いじゃん

2022-04-26

今期、上司から設定された目標が「役職にふさわしい行動ができること」だった

ダメだこいつ、なんだかんだ理由をつけて俺を昇進させないつもりだ

なんでこんな定性的目標で良いと思ったんだろう

お前が担当してる新入社員研修でも目標設定はやってるだろ?

SMART」のどれも満たしてないってある意味奇跡だよな

2022-04-21

中年現象の正体

某氏が書いた記事から色々なところで似たようなことが記事になっている。

まぁ前からかかれていたのかもしれないけど、俺が若かったせいかどうかしらんけど、俺のアンテナには引っかかってなかった。

何かと注目度の高い某氏から色んな人が読んで共感したというだけの話なのかもしれない。

僕は割とやりたいことは片っ端からやってきたので、この手の感情を抱くのも早かった気がする。

25歳くらいには楽しいことはやりたおした気がしたし、30歳くらいには人生あれくらいまでしかできないんだろうなとも思った。

けど今はあんまり感じない。

それは息子がいるからということもあるかもしれないが、多分もうちょっと別の話。

前に何かで読んだことがあるけど、例えばミュージシャンなどは自分限界を悟ると講師になりがちっていう話。

説教おじさんも似たようかな話かもしれないが、まぁマウントを取りながら自分以上の成果を上げる人を育てたいというのは、ある意味本能なのだろう。

子供もその一種しか無いと思う。

そもそもなんだけど、右肩上がりの成長中のグラフであることは大事だし楽しい

自分のあらゆるステータスを数値化するもよし、定性的にふわっと感じるもよし、それが実感できる状態であれば、生活は日々彩りを増す。

中年現象無味乾燥を抱いている人の多くは、この成長を自分の中だけにしか向けていない気がする。

ミュージシャンは生徒を募集し、会社では後輩や新人を鍛える。

趣味スポーツを鑑賞したり、アイドルを追っかけてもいい。

ゲームをやりこむなんてのもあるかもしれない。

ただ、若いから持たざるものは、そうやって誰かの、何かの成長に自分を重ねて生きているのではないかと思う。

自分が強い人ほど、自分の成長だけをみてきたひとほど、中年現象にぶち当たるのではないかと思う。

結婚育児がなぜいいかといえば、自分拡張されるんだ。

今まで自分だけだったもの家族単位になる。

あんま細かく書いて自慢話やマウントと取られても嫌だけど、まぁだから中年現象が打ち消される。

自分拡張する方法は何も結婚だけでもないし、

成長を感じる方法はいくらでもあると思っている。

結局のところ、色々できて頭が良くて好奇心があって行動力がある人が、その能力にかまけてふわっと生きてきて、それが充実した日々と感じ結婚なんか別にと思っていたことの限界でしょ。

真面目に話すのも馬鹿らしい話じゃないか

長い思春期が終わっただけだよ。

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