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2020-03-15

新型インフル対策特措法改正案に反対した山尾しおり氏をなぜ批判

立憲主義」とは”政府統治憲法に基づき行う原理で、政府権威合法性が憲法制限下に置かれていることに依拠するという考え方。”(wikipediaとある

では、今回の新型インフルエンザ対策特措法は立憲主義に即しているだろうか?

答えは、否である

山尾志桜里氏は、Twitterでこのように指摘している。

『報告さえすれば、宣言も延長もし放題。宣言や期間や措置根拠を正すための市民イベントも開催禁止できる。外出自要請も、保育園老人ホーム使用禁止も指示できる。

これが、国会承認までは不要国会報告で足りる「抑制的な私権制限」なんですか?私はそう思わない。』

https://twitter.com/ShioriYamao/status/1236832421967888384

しかもこの特措法の発動要件は「新型インフルエンザ等の感染が拡大していると疑うに足りる正当な理由」という極めて解釈余地が広いものです。

パンデミック抑止のため初動の柔軟性を重視してこの要件を維持するなら、入り口が広い分だけ民主的統制や期間制限が強く要請されるはず。』

https://twitter.com/ShioriYamao/status/1236832502951510016

また、山尾氏は私案の骨子として、

① 緊急事態措置を行う期間(現行法は2年)と延長の上限(同1年)を6か月する。

② 緊急事態宣言する前に、国会承認必要とする。

③ 延長する場合国会承認必要とする。

④ 実施区域の変更も速やかに国会承認必要とする。

⑤ ④に関して国会不承認議決があった場合、効力を失う。

⑥ 実施状況を国会に報告する義務

を出している。

https://twitter.com/ShioriYamao/status/1235845649779707906

まりは、政府の行動を監視し、チェックできる機能を強化する方向性だ。

これは、立憲主義的と言える。

山尾氏は問題点をこう指摘する。

『「危機管理法制法律で十分。憲法緊急事態条項は不要野党の多くはそう主張してきた。

その法律国会統制や説明責任ゆるゆるだったら、説得力なくすでしょう。

昨日枝野代表は、安倍総理に対し国会質疑の確保などを求めたけれど、言質をとるだけじゃ足りないから「法」がある。』

https://twitter.com/ShioriYamao/status/1235449170598617089

『ましてや強力な私権制限を伴う法案事実上の歯止めでは全く不十分。

民主党政権法律だって言われたら、だからこそ足りなかった部分が分かると返せばよい。すぐさま具体的な改善策を提示すればよい。そんなに複雑な作業じゃない。

時間切れの妥協を待つより、私は法案つくります。』

https://twitter.com/ShioriYamao/status/1235449306477285378

また、3月11日には「総理民放放送内容変更・差し替え可能。」という政府側の答弁が出てきた(3月13日撤回)。もはや異常である

解釈次第でテレビ局放送内容を指示できてしまうようなものを、出来ないよう明記して防ぐべきではないか政府解釈わずか二日でまるっきり変わってしまうような状況。であればこそ、法律内で明文化することが大事であり、それが出来ていない法律は許さない、というのが立憲主義的ではないだろうか。

必要なのは権力側が”やろうと思えばできてしまう”ものを、明確に禁止出来るようにすることなのだと思う。そのことを山尾しおりさんはずっと訴え続けてきた。枝野代表ツイッターにも間違いがあると指摘し続けてきた。

また、異常だと思うのは、異論を言うのを認めない空気だ。ある野党支持者は山尾氏の行動が「野党バラバラな印象を与える」などと言っていた。ならば、野党議員は党執行部のゆうことを聞くロボットほうが良いのだろうか?おかしいことを自分政党がやっているのに、何も言わないことが正しいというのだろうか。問題点の指摘、さらには改正案の私案まで出し、発言を続けてきた人に対して、口を塞ごうとするのは、同調圧力しかない。

今回の場合、山尾氏の主張自体に反対する意見は少ない。であれば、どうしてこれほどにまで拙速に審議と成立を目指す必要があるのか?政府与党の出した法案に対して、審議を通じて、良くない点を指摘し、改善し、出来る限りの努力を行うことが野党議員責任ではないだろうか。安倍首相も「今すぐ緊急事態を出す状況ではない」と発言している。審議を伸ばす時間はあったはずだ。

成立した改正法には、付帯決議がつけられたが、付帯決議があったとしても、それは努力義務以上の何の意味も持たない。立憲主義に鑑みれば、明文化して権力を縛るもの法案のものに書き込むべきではないだろうか。それが出来ないのなら、反対の意思を示すべきだ。

将来、時の政権解釈を変更し「テレビ局に指示できる」としたらどうするのか。その時「当時の野党法案に賛成したじゃないか」と言われれば、何も反論できない。法案に反対をすることは、”おかしなことがある”という意思を示すことになる。賛成をすることは、その意思を示すことを放棄している。立憲主義に反する法案に反対せず、事実上白紙委任に等しい賛成を行うことは、立憲主義を捨てたに等しい。

そんな野党は、”立憲野党”とは言えないし、政府与党の出す法案白紙委任をする野党は、存在価値のない、それこそ「いても仕方がない」存在しかない。

山尾氏を批判する、立憲支持者たちにとっては、立憲主義などどうでもいいのだろうか。立憲主義は、”立憲野党”にとって絶対に譲ってはならないものだし、”一度妥協したら死んだも同然”ではないだろうか。

特措法の問題点を指摘し続けた山尾しおりさんや、反対の意志を貫いた議員の方々に敬意を表したい。

2020-03-12

緊急事態条項

個人的災害対策基本法災害緊急事態に反対しないで特措法に反対する奴は洩れなく売国奴扱いさせていただくわ。

2020-03-11

緊急事態条項さえあれば

希望者全員検査して陽性者は自宅隔離っていう

国民の期待に答えつつコロナを封じ込めること出来たんだよな

お前らこの落とし前うつけるつもりだ?

2020-03-06

法律のことを勉強してみたい!」と少しでも思ったあなたへ

法学をかじった者として,法律に興味を持ってくれる人が増えるのは嬉しい。

ただ,独学での法律勉強は,険しい道である

ささやかながら,勉強に関するアドバイスをしたい。

どの法律を学ぶか

日本には,現在有効ものだけでも,約1万の法令がある。

初めて法律に興味を持った人は,その中でどの法令から学ぶべきか。

答えは,「上三法(うえさんぽう)」だ。

六法」という言葉を聞いたことはあると思う。

六法全書の「六法」だ。

六法」とは,憲法民法刑法商法会社法)・刑事訴訟法民事訴訟法を指す。

これらが基礎的な法律である

また,この六法のうち,憲法民法刑法は,まとめて上三法(うえさんぽう)と呼ばれる。

学者は,この上三法のどれかから勉強するのがとっつきやすいと思う。

では,憲法民法刑法のうち,どれから勉強すればよいか

それは,各自の興味や相性によって選べばよい。

参考までに,それぞれの印象を書いていこう。

憲法

押しも押されもせぬ「最高法規」。

学者にとってうれしいところは,時事問題との関連性だ。

性的ポスター表現の自由ヘイトスピーチ憲法9条,同性婚夫婦別姓緊急事態条項

などなど,憲法に関する時事問題はあふれている。

こうした時事ネタがとっかかりになるので興味を持ちやすいだろう。

デメリットは,条文の文言とはあまり関係ないところで解釈論が展開されるところ。

憲法だけ勉強して「法解釈ってこういうものか」と思うのは,ちょっと誤解を生むかもしれない。

民法

学者にとってうれしいところは,日常生活の関連性。

物を買うのも,部屋や金を借りるのも,民法上の契約だ。

交通事故やご近所トラブル民法問題になりえるし,親権相続民法の話である

暮らしの中で法律を生かすなら民法が一番良い。

また,民法債権法)は,制定以来120年振りの大改正がされており,改正後の民法は,2020年4月1日から効力を生じる。

そういう意味でも注目度が高いといえるだろう。

学者に厳しいところは,条文数や学習内容の多さだろうか。

親族相続を抜くとしても,なかなかに多い。

興味あるとこから勉強していっても良いかもしれない。

刑法

学者にとって良いところは,捜査公判ニュースへの理解が深まるところ。

どんなとき犯罪が成立して,どんなときに成立しないかを学ぶことが出来る。

学者に厳しいところとして,刑法総論は理論的側面が強く,最初は分りづらいかもしれない。

どんな本を読むか

大きく分けて,予備校系の本,学者系の本,その他の本がある。

これもどれしも一長一短がある。

予備校系の本

なんといっても分りやすい。

学者の独学は,何より挫折する可能性が高い。

その点,予備校には,初学者がどういうところでつまずきやすいか?どう教えればわかりやすいか?というノウハウが蓄積されており,それが本にも反映されている

例えば,伊藤真の入門シリーズオススメ

より深く学びたければ,その後,試験対策講座シリーズシケタイ)に進むのも良い。

予備校本の難点として

最先端議論カバーされていない

学説の良いところどりをして全体の整合性がとれていない場合がある

などがあるが,初学者は気にしなくてよいと思う

学者系の本

理論的に緻密(人にもよるが)。

参考文献からどんどんほかの本を読み進めていくこともできる。

難点は,難解で読みづらいところ。

最近は読みやすものも増えたが,それでもやはり予備校本などにはかなわない。

オススメは,以下のとおり。

芦部信喜憲法

高橋和之立憲主義日本憲法

内田貴民法Ⅰ」「民法Ⅱ」「民法Ⅲ」

佐久間毅「民法の基礎1」「民法の基礎2」

裁判所職員総合研修所「刑法総論講義案」

西田典之刑法各論」

山下純司ほか「法解釈入門」

・弥永真生「法律学習マニュアル

その他

読売新聞社会部「ドキュメント弁護士

久保利英明磯山友幸破天荒弁護士クボリ伝」

大岡昇平事件

横山秀夫半落ち

中嶋博行検察捜査

黒木亮「法服の王国 小説裁判官

・フェルディナント・フォン・シーラッハ「コリー事件

ジョン・グリシャム法律事務所」「ペリカン文書」ほか

法学が取り扱うは「○○法の解釈」だけではない。

興味があれば,個別法の解釈論とは違う側面から勉強するのも良い。

マイケル・サンデルハーバード白熱教室講義録+東大特別授業」

小林秀之 編「交渉作法 法交渉学入門」

福井秀夫「ケースからはじめよう 法と経済学 法の隠れた機能を知る」

森村進自由はどこまで可能か リバタリアニズム入門」

漫画で学ぶ

本を読むのが辛いという人は,漫画雰囲気をつかむのも良い。

オススメは以下のとおり。

ナニワ金融道

そこをなんとか

弁護士のくず

家栽の人

今度イブニングで連載が始まる「リーガルエッグ」も期待している。

傍聴に行く

百聞は一見に如かず。

実際に裁判の傍聴に行ってみるのも良い。

傍聴は誰でもできるし,予約なども必要ない。

ニュースで大きく報道されるような事件は,傍聴希望者がたくさん来て抽選になったりするが,それ以外の普通事件は,ふらっと行って自由にみられる。

ただし,事件の選び方などちょっとしたコツはあるので,あらかじめ下調べをしていったほうが有意義だろう。

傍聴マニアの人が本を出していたりするので,それで予習するのも良い。

おわりに

色々と書いてきたが,学校試験資格試験を受けるのでなければ,細かい条文や判例を覚えることにあまり意味はないと思う。

法律法学の考え方全体の根底にある基礎的な考え方や発想(大げさに言うと「リーガルマインド」)を身に着けることができれば素晴らしいと思う。

私自身も法曹にはなったものの,まだまだ勉強することだらけだ。

一緒に楽しく頑張りましょう。

anond:20200226015326


追記

特別法の方が興味持てるなら、たしか特別から勉強しても良いか

(ただ、理想はやっぱり一般法から

・憲民刑は広義の法令という意味では同一カテゴリでは?

リーガルクエストシリーズも好き

・誤字脱字を修正しました

2020-02-29

潜伏期間が長く急変し致死率の高いウイルス複数出てきた時どうするのだろう

2019年交通事故亡者数が3215人、2018年インフルエンザ亡者数が3325人。

コロナは死亡者数でいえばリスクは少ないと言える。


今回はともかく、よりリスクの高いウイルスが出てこないとも限らない。

1つのウイルスならともかく、複数の未知ウイルスが同時発症する、状況を追っている間に進化変形する、人工的に作られて誰かのコントロール化に置かれるなどが想像できる。


コロナ場合では、物流は一部店舗では特定商品がなくなっているが基本問題なく工場も稼働している。

腐るものでなければ、工場をフル回転させて作りすぎた場合政府備蓄として買い取るとすれば、シャープのように工場転用もある。


とはいえ、これからより国内工場は少なくなっていくと予想される。

国会内に感染者が入ったらどうなるかについても、コロナの件で危ないことはわかった。

リモートワークを企業に推進しているものの、情報収集対応をする省庁がリモートワークに置き換えるという話は聞かないため、よりリスクが高い場合心配になる。


リモートワークについても社員全員がリモートに移行したら回線が足りないという事態が起こった。

1企業だけでなく、バックボーンまで耐えられるかについて情報が出ていない。


ウイルス研究所にしても、国立感染症研究所がBSL-4で動きだしたのは、2015年。今回のコロナに間にあってよかったことの一つだ。

元々設備が整っていてもBSL-3レベル運用していた時代が長い。

つくばにもあるが住民の反対もある。長崎大も作ろうとしている。

緊急事態からBSL-4に上げるとなっても同意は得られないとして、政府権限緊急事態条項で対応するそういったことも含まれる。


メディアでは政府馬鹿っぽく取り上げられてるが、多数の制約があるから馬鹿っぽくならざるを得ないのであり、

合理的理由付けだけで行動できるようになれば、強権を発動できる。


ダイアモンドプリンセス号ではメディアが連日報道していたが、防護服なしに半径数十キロに渡って閉鎖となれば、

超望遠による映像しか写せなくなる。

民間衛星もあるだろうが、政府により規制されるだろう)

2020-02-28

安倍総理の「要請」は窮余の一策ではない そしてサイコパス

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200228/k10012305671000.html

要約すると、「自身が行った要請法的拘束力はなく、判断は任せる」

これはずるいやり方だけど、安倍さんを救うかもしれない。

感染が拡大すれば、「やはり必要措置だった」と肯定される。

感染が収まれば、「総理決断のおかげだ」と評価される。

どちらに転んでも勝ち。

そして判断責任は、自治体教育委員会が負う。魔法かな。

しかクルーズ船の件や、検査態勢の遅れへの追及、それで支持率が落ちていたことも消し飛んだ。

今回の要請賛否があるけど、元々は3:7くらいで批判の方が多かっただろうから賛否五分五分になるだけでも十分にお得。

そして、北海道を動かし、緊急事態条項必要だと主張する材料にもできた。

最初に巻き起こる批判さえかわせれば、安倍さんにとって起死回生の策になる。

しかし、やってられないと思う部分もある。

この一斉休校で苦労させられる人たちがそれを乗り越えようとする努力が、安倍さん判断が正しかたことを裏付ける形で回収されてしまう。

頑張って乗り越えた結果、「ほら、できたでしょ?俺、正しかったでしょ?」とやられる。業腹。

居酒屋チェーンじゃないけど、「できないは嘘付きの言葉」の世界

サイコパス指導者が歩く道は、その暴政を生き延びようとする者たちの努力舗装されている。

Covid-19禍に災害対策基本法適用できるか

Covid-19で政府対応が後手後手という指摘があるが、今回の案件はほぼWHOの腐敗と中国の隠ぺいだったため

いずれにせよパンデミックは防げないってことなんだけど、今後発生する様々な問題、たとえば企業資金繰り等を

勘案すると、今回のコロナの件に災害対策基本法適用できないかと考える。

災害対策基本法では

内閣府防災ホームページ http://www.bousai.go.jp/shiryou/houritsu/001-1.htmlより

二条  この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

 一  災害 暴風豪雨豪雪洪水高潮地震津波噴火その他の異常な自然現象又は大規模な火事若しくは爆発その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する政令で定める原因により生ずる被害をいう。

今回のコロナウイルスは、自然にあった新しいウイルスが人体に大きな被害を与えたとあって、その他の自然現象に類するのではないかと思っている。

かなり無茶な論法からできれば改正してくれればいいんだけどね。

災害対策基本法適用できれば、激甚災害認定補助金投入をはじめとした国費の投入

トップダウン形式災害対策本部の設置が可能になる。また内閣府防災はそれらに必要

人材を流動的に呼び出せるので、厚生労働省を呼ぶのも容易だし、関連メンバーを一気に集め

地方自治体との連携リエゾンを駆使して行うことが可能になる。

また、今後の問題等の教訓に今後は防災対策をとることもできる。

東京防災などの書籍ウイルス禍に関する対応方法を書いたり、マスク代用方法を書くことも可能だ。

また、災害対策基本法における災害緊急事態条項の1を別運用として、不足物資流通制限を仕掛けることも必要だと思われるが

災害対策基本法適用できれば色々なことが 特に情報集積や地方自治体との連携が容易になるので

なんとか通してほしいところ。

と、たぶん自民党はとっくに考えていそうではる。コロナ専用予算を立てないことを見ればそうするつもりなのかな。

2020-02-15

新型肺炎問題感染者の増加ではなく「感染者が増えない事」

郷原信郎が暴論を書いて炎上している。

https://blogos.com/article/436164/

無茶だ。この時点で権力の空白を作るのは悪手で、一般的には政権批判的であっても協力すべき事態だ。

そしてこの故を持って斯様な時には憲法が停止されたりするし、現政府人権選挙停止を伴う事実上憲法停止と言っていい緊急事態条項根拠としてきた。

 

だが一方で郷原の主張は結論以外完全に正しいだろう。

日本新型肺炎を他の国のレベルで押さえ込む事は出来ない。

NTTデータの下請派遣社員罹患して居る事が発覚したが、この人は保健所検査拒否していると書き込んでいる。

同様の証言は他でも聞かれるが、何故保健所は前のめりで行動していないのか?

感染者数が上がるから」じゃないのか?

 

ゴルバチョフは停滞してどうにもならなくなったソ連改革する為にペレストロイカ政策と共にグラスノスチ(情報公開)を掲げて書記長になった。

ソ連崩壊したのは設計主義妄執だったせいと考えられているが、これは「史観」だ。

ミクロな点だとセクショナリズムと粉飾/虚偽報告の蔓延により社会主義権威体制は行き詰る。

社会主義では生産高の計画を立てるが、この時A鉱山B工場→C工場需要家と材料は流れそれぞれに計画高が立てられる。

この時にA鉱山計画不達だとして「不達でした」と言えるか?

権威主義体制では容易に言えない。そこで数字を盛って報告する。

するとB工場はそもそも材料が来ないから当然不達になる。だがA鉱山ノルマ以上の出荷をしている事になっている。すると方法は一つ、ここでも粉飾だ。

C工場も同じ事をやり需要である建築現場では鉄骨が来ないのでビルが建てられないが数字の上では建っている事になってる。

これが社会全域で行われて共産党本部にはほぼ計画通りに経済が動いている事になっている報告が来るが実際は何も生産されていない。権力が集中する党中央が状況を把握できないのである

スターリン時代ソ連は目覚しい経済成長を遂げて西側を怯ませたが、その時代に既に粉飾だらけの種は撒かれていた。

 

ゴルバチョフヒューマニストからグラスノスチを掲げた訳ではない。西側社会が上手く行っている理由を知っていたのである

特に書記長就任して直ぐに起こったチェルノブイリ事故グラスノスチ試金石だった。

この事故収束自身改革路線の正しさを証明権力基盤を増強するので対外的にも情報を公開した(それまでのソ連は完全秘密主義)。

でも不完全で、未だ事故の経緯や状況は複数説がある状態だ。特に関係者が口を噤んでいるケースが多い。

 

ところで航空機事故は数百人が死亡する事故となり過失者の責任は重大だがアメリカでは無罪としてしまう。

起訴されるならば身を守る為に黙秘するのは権利であるから事故原因は判らなくなる。すると次の事故の予防が出来なくなる。

から責任を追及されない事を約束して話をさせる。これが西側のやり方だ。予防は社会国家責任であるからそっちの責任を優先させる。

それはソ連では考えられない責任のあり方で書記長お墨付き権力基盤の要だから率直にと言われても満足な証言は得られなかった。

 

これは日本の戦中大本営にもあった事で、盛った戦果報告が来るので実作戦中に撃沈された、大破してドック入りしている筈の敵艦がワラワラと現れてしま作戦意味がない。

昭和天皇が「その戦艦が撃沈されたのは何度目か」と奏じたとの笑い話があるほどで、大本営国民を騙していたが彼等もまた騙されていた。

 

官邸内閣府がやってきた事というのはグラスノスチと反対の事だ。

から西側的「正しい情報」なんて集まらないだろう。「正しい情報」の表す事は西側東側では違う。

保健所検査忌避していると言うのは東側の正しさに則っての事じゃないか

行政前例主義で面倒な事はやりたがらない。一方で自律して運動権力を拡大するという面もある。

この場合中国渡航歴がないと検査しないというのはかなり後ろ向きな姿勢で首を捻るものだ。

担当大臣内閣はこういう時に監督権を行使し前のめりな検査体制を指示するべき…というのは政治主導の建前だが、現内閣場合、「感染者数が増えるので発覚する行為を行わない」という圧力役人が拘束されているように見える。

 

郷原の言う事は妥当だが結論おかしい。一般的総辞職ナンセンスな情勢だ。

総辞職もっと早くにすべきだった。

今までの災害でもチンタラ、時に完全無為災害対策に不適というのは判っていた。

新設した内閣人事局の使い方もおかしい。

首相補佐官と厚労大臣官房審議官(しか危機管理担当)というこの事態重要ポスト二人の公費不倫ピンポイントでこのタイミングでばれるというのも内閣人事局と無関係ではないだろう。

仕事で選ばずおべっかで選ぶから大事な時にこうなる。

 

から時間はあったのにその度に「役人がやった事の責任内閣が取るのか」等不思議理屈擁護され、長引いて飽きてきた国民問題だ。

これから日本ガードレールが無く霧濃い深夜の林道を走る事になる。

フォグランプをつける時間もあったのにヘッドライトすら外してしまった。

官邸が焦って「ライトを付けろ」と命令しても懐中電灯が目の前を白く映すだけだ。路面は見えないし決壊している箇所も見えない。

危険予知して報告する者はすでに西に消えてしまった。

2020-01-31

anond:20200131093517

検査隔離拒否して家に帰る人を現行の仕組みで防げなかったっていう話があったでしょ

緊急事態条項はともかく、対処できてるかのように言うなよ

コロナウイルス緊急事態条項

どうやって水際で防ぐか、どうやって拡散を防ぐかの議論対応が求められてるのであって、それは現行の法律の枠内で対処できる。

緊急事態条項はそれがあれば何でも出来る伝家の宝刀じゃないんだよ…。

緊急事態条項があっても安倍内閣は今と同じような対応をしてるだろうし。

こういう状態で「緊急事態条項規定するための憲法改正を!!」と主張することがおかしいのはガキでも分かるだろ😅

2019-11-16

彼らの言う「もっと大事なこと」には取り合う必要は無い

今、マスコミを賑わせている「桜を見る会

金額が小規模であるのは、国家予算とかの大金代表みたいなのを比較に持ち出すのであれば、たしかに少額。

でも、最悪、犯罪可能性ありと懸念されている事案に対して、少額なのは関係ないはず。

もしこれが万引なら、盗んだかもとされている物が、たとえチロルチョコであっても、こういうことを言う人は警察が許してくれるとでも?

また、今回の疑惑は、他にもっと大事なことがあるだろ!という批判も加えられることがある。

そもそも、これは重大事故(犯罪)発生の可能性ありで緊急停車した電車を、仕事に遅れると言って線路飛び降りるような物

せめて言えるなら疑われるようなことすんな。もしくは、仮に疑われたのならさっさと疑いを晴らすことに一番注力するべきでしょ

政治家なんてこれまでの行いか基本的に疑われる職業なんだから

記者ぶら下がり取材の前で、益体もないことをダラダラ言っても何も解決もならない。

お金のことは領収証が一番物語るように、さっさと(偽造変造されていない)書類を出せば解決されるわけで…

因みに、首相にとって大事なこととは憲法改正であって、これは今の中国と大差無いモラルまで日本を落としかねない緊急事態条項を考えると論外

2019-10-29

毎年のように激甚災害が起きて

それに対応するための法改正がなされていると

そのうち緊急事態条項相当の法体系が完成してしまうのでは

2019-08-01

anond:20190723004058 選挙自民党投票した19歳の私 さんへ

anond:20190723004058

選挙自民党投票した19歳の私 さんへ

届いて読んでいただけるとうれしいです。

以下、19歳さん とお呼びしま

19歳さんはとても正直に、今のご自分の思うことを整理されていると思いました。

便乗じゃなくリプライみたいに書きたかったのですが

とっても長くなりました。

19歳さんの親ほどの年齢の、自民党(と補完政党公明維新)に投票しなかった私も正直に。

ブログに書かれたことで、

19歳さんはもうご自身で気が付いているかもしれません。

今回 19歳さんが選んだこと・選ばなかったことには、

確かな理由価値観と 積極的希望はなかったことに。

そんなの無理もないです。

ちゃんと考える時間も学ぶ機会もなかったのに

はい選挙権」「投票に行こう!」「権利を使わないなんて!」

だけ

何か急にやんや言われている。

で、投票してみた日にはその選択を「何でぇーーー???」って言われるし

19歳さんがいま確かな価値観積極的理由がないから、もの知ってる大人より浅はかとか

そんなことは絶対にないです。

だって

政治ウォッチに関する年季も関心も知識も私の1000倍あろうかという大人

「正直だ!おもしろい!」ってN国党に投票して

あまつさえ「わしの周りではみんな(N国)褒めとる!ワハハ」みたいな方も見ましたからね

...バ〇

私の若いとき選挙20歳から

そしてわたし、初めて投票したの40歳超えてからだし

それからも数えるくらいしか行ってない...

投票前に深く考えてリサーチ.....なんてしなかった。

から思ったら「間違ったな」っていう選択のほうが多くて

誰にも言えない...

かに学ぶ機会はなかったけども

それ以上に 自分で考えて情報を求めに行くことがなかった。

そして、それでも世界は変わってないように見えていました。

周りもみんな大丈夫そうだし。誰も何も言わないし。

ただ、維新が出てきたときには(私大阪在住なので)

維新だけはダメ!あかーん!」とボロクソ言う声はよく聞きました。

TVほとんど見ないし 橋下さんも顔と名前しか知らなかったんで

「何で?」って聞いたんですけど

「とにかくアカン!」しか返ってこない。

後々に橋下さんが退いたあとも「維新ダメ!」はやっぱり聞きました。

そしてやっぱり

「何で?」って聞いても返事は

「何でも!」はてには「○○は土方やからアカン!」

...わかんないですよ...

どこがダメなのか、理由を聞きたかったのに。

※今はわかります 生理的にとかじゃなく、政策(と性質)が決定的に支持できません。

根拠は...聞かれてないしここでは控えます

....しか

維新については若い方が一瞬 「なんとなく、いいのかも?」って思わせられてしまうのがすんごいわかるので

ええ私もむかし憶えが....ので本当はお伝えしたい...

...のをこの場ではぐっと我慢します...


話それました。


19歳さんの世代に伝えるものを持つべ私たち世代もまた

知識や関心が欠損したまま大人になりました。

欠けたままでいることを疑わなくても

何となく今までは無事でいられた(ように見えた)のはただ、その前の時代ギリギリのおつりだけで。

たぶんそのおつりはなくなっています

消費税ない時代=生まれる前の時代とか知らないか不安

そうか知らないと不安ですね。

私は消費税ない時代にもう成人して仕事もしてて、ついこの前くらいの感覚なのでそうでもないですが

政権がめざそうとしてるところは何につけても、明治時代とかのイメージです。

誰も生まれてない。未知。不安です。

まとめブログNAVERか...

あれは趣味CMサイトだという認識でした。

一部の大人ファンタジーを満たす的な?該当の記事は見てないけど。

ちゃんとした国防とは何だろう。

ネット情報の真偽は別にしても(これも言い出すと長くなるからやめます

国防とは対外国だけではないはず。

経済国防だし

なにより日本自然災害が毎年かならず複数回あって

それは絶対に避けられなくて、ほんの数日で戦争テロと同じかそれ以上の被害を受けます

地震だったら数分です。

私は

311の直後 当時の民主党政権が 

被災者の救済を速やかに進めるために、与野党一致の協力を求めたとき

当時の野党だった自民党がそれを拒否したことが忘れられません。


自民党がやりたがってる改憲問題は9条の他にも山ほどあって

特に、「緊急事態条項」の問題はもうご存じかもしれない。

これがもっと周知になったら、

災害対策から外国採用してる条項から

きっと言い出すでしょう。

でもあの当時(まだほんの8年ちょい前)から何を学ぶことも反省もなさそうな現政権

生活も命も左右されるようなこと任せる気になれないです。


自民党ももちろんまともな議員はいらっしゃいます

リサーチしていればわかってきます

でも所属している限りは、個人で逆らって上の決定を変えることはできないでしょう。


※立派なキャリアを重ねているのに(容姿偏差値トップクラス

何に対しても何の意見も持たない、見事に白紙の超有名サラブレッド2世議員の方もいます

何となくイメージこわい。油断できない。



私は共産党れいわに投票しました。

何よりも、経済政策いちばんまともだということを優先しました。

(すべての根っこが経済政策にあるというのがわたし選択価値観です。)

2019-07-18

自民党憲法草案のどの条項を出してくるか

参院選憲法改正派の勝利を受けて、どの条項改正しようとするか。

まず、

憲法改正発議条件の緩和

これは今後の憲法改正のために必要なので入れるだろう。

反対されにくそうな条項だし

家族尊重

これはよさそうに思う人が多いだろう。

社会福祉予算の削減に絶大な効果があるので自民党としては是非入れたいところ。

右翼受けもある程度まで期待できる。

9条絡みの改正

最小限の改正でも行いたいというのが自民党の考えだし、安倍晋三の願望でもある。

反対が大きいので藪蛇になる可能性もある。

一方、これを入れないと右翼支持層が納得しないだろう。

緊急事態条項

なくてもやりたい放題できるし、いらね。

憲法前文改正

自民党としては改正したい気持ちはあるが、改正したところであまり影響ないし藪蛇になるのでいらね。

天皇元首

右翼は喜ぶだろうけど、傀儡にしておきたいので、いらね。

基本的人権制限

反対が大きいし、すでに実質的にやりたいことはやれているので、いらね。

参政権を「日本国籍を有する者」に限定

かなりの賛同を得られると思われるが、反発もそこそこあるだろう。議席数次第でいれるかも。

国民の憲法尊重義務

他と比べて特に右翼けがあるわけでもないのに、左翼の反発が強い。ただし、安倍晋三論理からすれば入れたいところ。

2019-07-03

改憲は9条ではないかも知れない。

24条の家族かも知れないし、緊急事態条項かも知れない。

安倍政権中の改憲を目指すから、賛成を集めやすいところから行くだろう。

ただし、ネトウヨとかは9条じゃないと失望するだろう。緊急事態条項なら喜ぶか。

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