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2023-09-28

anond:20230903153736

パワハラかどうかを決めるのは自分だと思ってるB側さんお疲れ

社民党投票するパワハラ老害の話をすると、「それでお前は自民党だろ」とかズレた捨て台詞をつけたがる。

お前だよ。

お前がここで言われてる、左翼が信頼をなくす原因だっつの

そんな単なる「俺たちの方が偉い」のマウント合戦したいだけ丸出しで人権派ぶって信用されると思う方がおかしい。

そんなことやってりゃ、「少なくとも自民党本音」ってそりゃなるだろ。

クズは変わらないけど、虚飾で信頼させて騙して失望させることはないんだから

信頼させて裏切る方が最初から冷たいより何百倍も嫌われるのがわからないとかキチガイだろ。

2023-09-27

私が出会ったモンスター社員の話

社会人経験はそこそこ長いけどIT関係職種は未経験」というステータス入社してきた女性が、

入社1日目にして既婚者である部長Aに「告白」して連絡先を交換し、「仲良く」なって、その後現場に配属されてきた。


彼女は関わるすべての人間を、自分より「上」か「下」かという点でまずはジャッジして、それに則って接し方を変える性質が強いように見えた。

先輩であろうが何であろうが、「下」とみなしたら徹底的に排除しにかかる(その際、すでに陥落済の部長Aの権力も余すところなく動員する)。


「上」とみなした場合、同性なら徹底的に媚びて、取り入っていく。

私は同性だが、なんとなくの雰囲気から「上」とみなされ、媚びて取り入った方がよいと(おそらく)判断された。

ただでさえ女性の少ないIT業界で、特定の同性にベッタリされるのは慣れておらず、当初は若干煩わしさも感じたが、当たり障りなく接していた。


「上」とみなした相手が異性の場合、色恋で取り入っていく。すでに部長Aと意味深関係であることはまったくお構いなしである

オタク男性の多い業界なこともあってか、あっさり陥落していく者も観測された。


厄介なことに、一度陥落する男性は、どんなに理不尽に思えても、彼女の主張に全面同意して味方するようになる。

結果、彼女排除したいと意図した「下」の者はどんどん居づらくなり、職種経験であるはずの彼女のやりたい仕事の「やりかた」が、どんどんまかり通るようになる。

そしてそれがルールになる。

そもそも彼女は口が達者で「正論っぽいこと」をまくしたてるのが得意だった。そこにさら部長Aの影をチラつかせてくるのだから普通若い男子は勝てない。


彼女のやりたい「やりかた」が、正しくて適切なものであればそれでもよかったが

必ずしもそうでないことが多かったため、私も閉口した。が、面倒なことになりそうだから、それをどうしようということも、特にしなかった。


彼女は顔がまあまあかわいく、巨乳で、いかにもオタクの好きそうなピラピラの服を好んで着ていた(ただし太っていた)。

飲み会なども積極的企画してくれた。

そういうとき彼女は決まってしこたま飲んで、今でいえば「たぬかな」的な毒舌で、はたまた時にほぼ「嘘」といっていいような話の盛り方で場を喜ばせ、

大抵、最終的にはベロベロに泥酔し、周囲の男に抱きついて離れなかった。

スカートで大股を開き、パンツ丸見えの状態椅子の上に寝そべってしまたこともあった。


そうして陥落した男のうち何人かは、突如、一転して「下」とみなされるようになって排除されるケースもあり、興味深かった。

あるリーダー(陥落済)の男性が、彼女と私のプロジェクトを受け持つことになり、その初日にこう告げてきた。

「俺は君たちと仕事をするのは初めてだから、まだ信頼関係ができていないと考えている。

信頼している、ということを言い訳にして、管理職としての責務を果たさず部下に丸投げする者を何人も見てきた。

俺はそういうことはしたくないから、これからお互いに信頼を築いていきたい」


この何が気に障ったのか、彼女部長Aにこう報告した。

「お前ら女のことなんて、俺は信頼しない、とあのリーダーが言った。あん差別野郎の下では働けない」

部長Aがこれを上に報告し、上も鵜呑みにしてしまたことで、リーダーお上から煙たい目で見られることとなる。


当の部長Aにしても、都合の良いときはこのように利用されていたものの、普段はもはや見下されているようにも見えた。


また、「上」とみなした異性が色恋で食えない場合問題であった。

初日にあっさりと陥落した部長Aと比べて不愛想で、一見怖そうに見える部長Bが、あるときから猛烈なアタックを受けるようになる。

が、部長Bはこれを受け入れてはいなかった。


そんなあるとき、通常の業務上の「注意」というほどでもない「指摘」程度のことを、部長Bが彼女に対して行ったところ、彼女は態度を一変させる。

部長Bにセクハラパワハラされた!!」と、部署中に触れ回り始めた。

いわく、毎日のように「誘い」を受け、断ったら態度を急変させてきた、というのだ。


これに関しては、実は困惑した部長Bがずっと以前から、ほぼリアルタイムで私に状況を伝えてきていたこともあり、

またのちにすべてのLINE上のやりとりが証拠として大公開されたこともあり、真っ赤な嘘であることが判明する。

嘘は嘘でも実態は逆で、彼女部長Bを執拗に「誘って」いたのである


同時にこの件とは関係ないところでも、彼女情緒不安定は加速した。

客観的には特に何も起きていないのに、業務中、はたまた会議中などに突然、怒り出したり泣き出したりすることが以前より時たまあったのだが

その頻度が決定的に高くなった。

業務ですらない、オフィス内で起こるちょっとした行き違いですら露骨にピリピリとして、周囲を困惑させた。


そんなある日、彼女がいつものように何かよくわからないことで会議中に泣き出した末、

会議終了後に、「もう私会社やめます!」と、涙ながらに私に訴えてきた。

マの悪いことに、これがたまたま本社幹部連中に近い人間に立ち聞きされており、お上に伝わり、社長レベルを巻き込んでようやく問題となる。


同時に、彼女のこれまでの問題行動、またそれに関して少なからず便宜を図ってしまっていた部長Aの挙動がすべて明るみとなり、

うその後はなんやかんやの阿鼻叫喚で、

最終的に、彼女は「訴えてやる」というようなことを言いながら、なかば追われるように自主退職していった。

「訴える」の主訴は部長Bによるセクハラパワハラということだそうで、会社としては「おう、やるなら受けて立つぞ」という姿勢であったが

あれから数年たった今でも、結局裁判などは行われていない。


余談ではあるが、この期に及んで彼女を庇った先のリーダーは、その不用意な庇いだてが原因で決定的に社長の信頼を失い、

数か月後には退職してしまった。かわいそう。


彼女会社にいた間、最初から最後まで、祭りみたいな騒ぎだった。

結局1年以上のつきあいで、情は生まれていたものの、正直ホッとしたという気持ちの方が大きかった。


というのも、彼女部長Bが食えないとわかって、自分会社から不信感を持たれているという空気理解するにつれ

表面上は、私に対しては可能な限り「普通」に接しながらも、

私が部長Bとデキているという思い込みを強め、私が部長Bとグルになって彼女排除しようとしていると、

明らかに疑心暗鬼を募らせ、ときどき探りを入れてきていた。


私はそれが我慢ならなかった。

だって、すべてにおいて清廉潔白で生きてきたというつもりはないけれど、

少なくとも、職場権力者を色恋で抱き込んで思い通りに進めようなどという下品マネは、絶対にしない。

お前と一緒にするな、と思った。お前がそういう人間から、そんな疑惑が生まれるんだろうと。


彼女がいなくなり、平和な日々が返ってきて、冷静になって思い返せば、とにかく最初から最後まで彼女目的がわからなかった。

周囲から見れば、彼女立場を脅かすようなことは本来、何も起きていなかった。


彼女は少なくとも彼女自身の「作業」に関しては、平均よりもよくできる人だったし、覚えが早く頭の回転も良かったから、

普通にやってさえいれば、間違いなく、普通に重宝される人材になれていたはずだった。

彼女が、必要もないのに勝手に人を排除して、必要以上に人と親密になろうとして、勝手情緒不安定になって自滅していった。

ただそれだけのことだ。


当初から「すべてを思い通りにしたい」という意識が強かったようではあったが、

それがだんだんエスカレートし、もはや「すべてが理想通りでなければならない」といったスタンスに変化していったように見えた。


会社の近所に住んでいた彼女は、その後も付近飲食店等で会社悪口を言いふらすなどしていたが、

現在も同じような職種で働いているらしい。

あの気質普通に働けているのか甚だ疑問ではあるが、

組織組織としてある程度マトモに機能していれば、もしかしたら大きな問題にはならないのかもしれない。


いずれにしても、社会にはときどき、とんでもないモンスターが紛れ込んでいるものだ、という話。

日本で誠実に生きる男性 という絵に描いた餅

企業が求めているのはビッグモーター社員のような、法を冒してパワハラを自ら行うような社員

女が求めているのは、自分にだけは優しいパワハラ

そもそもトヨタを筆頭に、大企業なんて下請けや孫請や非正規工場、なんて知ったことじゃない正社員達が自分年収だけ維持されてればいいという仕組みなわけで、それしか相手しない女は倫理観なんて有るわけない

客観的に見たら、平均以上の学歴、平均以上の収入、家庭あり子供ありの状態なのに

全く幸せに感じられない

友達はいなしい、過去体験いじめパワハラから物事ネガティブに考えてすぐ過去の事後悔してばかり、

パートナー子供とも事務的な会話しかしていない

これから先いいことが思い浮かばない

2023-09-26

税務官僚だった頃の思い出 Part2/3


思い出③ ビットコイン

 私の所属していた法人課税部門の話ではあるが、直接関わったわけではない。どちらかというと、もっと上の方の、課税全体の企画や調整・取りまとめを行う部署の話になる。

 当時も、国税庁が掲げるところの「内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現」をめざして、日々勉強毎日だった。世の中は変わり続けている。税の勉強に終わりはない。当時の仕事を平たくいうと、税制改正の内容を関係者関係部局にわかやすく伝えて質問相談苦情に答える、といったところか。管理職が近づいた当時は、そんな仕事をしていた。

 40代が近づいても、税の世界は深かった。税理士資格若い時分に取得したが、それでもマニアックな税分野とか、諸外国税制度になると不案内だった。

 そんな折、とある会議最中だった。ある人が、たしか個人課税徴収部門責任者だったかビットコインの話を始めた。納税方法がわからない人や、脱税の疑いがある人が増えており、(内閣府まで通じて)国レベル対応を考えているという。

 ビットコインのことは何となく知っていた。どんな形であれ、収益を得たのであれば納税するのが当たり前である。だが、事情があってできない者や、あえてそうしない者もいる。私の思い違いは、後者が思いのほか多かったということだ。

 国の関係機関は、ビットコインほか暗号資産に関する文書を多数発行している。国税庁もそのひとつだ。それは6,7年前だったか、取り掛かったのはさらにその数年前になるが――上の会議の後で、主に若手職員が中心となって暗号資産の税務上の取扱いに関する文書納税ガイドライン)を起草した。国税庁のページに今でも載っている。

 ガイドラインを作るにあたり、各部からは若手数人(YoungなAdultを含む。40代でもOK!!)が抜擢された。うち1人は私の同僚だった。あの頃、仕事帰りに個室の飲み屋で話をしたのを憶えている。彼は、ビットコイン暗号資産)に対して恨みの感情をいだいていた。

・ただでさえ忙しいのに。ガイドラインの下準備だけでも難しい

・今の部署との並行体制だと過労死する

・国際反社資金源を絶とうと思えば、暗号資産違法化してもよいのでは

・でも、それでは他国との足並みが揃わない。国力にとってデメリットがある

暗号資産がどの国でも一般的存在になれば、俺達のこの仕事は報われるかもしれん

上司評価をくれると言っていたが、貸し借りにすらなっていない感がある

・実は、「優秀な若手を」と言いつつ、優先順位の低い職員を駆り出しているのでは?

・こんなことが続くようなら、転職を考えた方がいいかもしれない

 このような愚痴をもらしていた。この人は、高卒枠で国税庁採用され、若い頃は地方税務署を転々とした。その後、実力を評価されて国税庁現場寄りの部門で働くようになった。叩き上げというやつだ。普通に幹部候補である。このあたりの考え方は、省庁によって違う。※後述。

 私だって彼のように、当時は「よくわからないもの」「社会必要性がないもの」「反社資金源」とされるものを扱う仕事に抜擢されたとしたら、どんな気持ちになっていただろう。憂鬱になっていたかもしれないし、反対にワクワクしていたかもしれない。おそらくはその中間だ。

 ところで、件のガイドラインは相当に練られている。人件費で換算するなら、軽く数千万はかかっている。本来部署でさえ仕事忙殺されているのに、彼らはよく作ったものだと感心した。

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《後述の内容》

中央省庁大卒しか採らない印象があるかもしれないが、高卒採用は私が知る限り全省庁で実施している。省庁によって雰囲気は異なるが。私が若い頃だと、毎年何十人も採用しているところもあれば、実質的高卒者を採用していないところも当然あった。覚えている限りでは、次のような印象だった。

総務省

たくさん採用する。男女比は同じくらいかデータの取りまとめや解釈など、政策の基本になる数字を拾う仕事が多い。実力が認められると政策立案担当できる。地方自治体への幹部待遇での出向も。

国土交通省

たくさん採用する。男性が多い。本庁に採用されても、ダム管理関係など現場作業をするポジションになる可能性があるからだろうか。工事用の図面作成なんかも当然あるだろう。

財務省

ほどほどの数を採用する。高卒枠だと、ほぼ女の子しか採用してなかった。もちろん顔採用だ。たまに業務で寄ることがあったが、当時の先輩が「俺も財務省の子合コンしたい……」と呟いていた。当然ながら、銀行一般職みたいに、大卒採用男性とくっつけるためにやっている。

国税庁

高卒採用はしているが、数はとても少ない。公務員試験には受かっても、税務大学校での勉強についていけずに辞めていく子が多いのが理由だ。代わりに、会計といった専門学校の子を多く採用している。

厚生労働省

たくさん採用する。男女比は半々だ。労働環境が厳しいこともあるのだろう、私が知っている子は、ガタイがいい人ばかりだった。総じて言えることだが、高校3年生の時点で中央省庁面接官の眼鏡にかなうわけだから、指折りの人材だ。特に役職持ちの高卒者を見たら刮目せよ」のイメージは正解だ。

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 かくいう私も、当時はこの仕事を続けるべきか迷っていた。実際、数年後には転職することになるのだが、正直やりがいを感じられなかった。

 実際、あの彼の言うとおりだったと思う。あのガイドラインは、いわゆる『火消し』の仕事に近い。すぐにバブルが弾けてなくなると思われたビットコインが生き残ったことで、脱税者(善悪を問わない)が多く存在することが予想された。事前の対策を打とうにも、そんな余剰人材は配置されていない。

 実際、暗号資産関係脱税者がいたとして、まともに取り締まることができていなかったのではないか? 現金で数千万円を国内口座に出金、みたいな愚か者はすぐに摘発されただろうが、もう少し小さい金額とか、取引所にずっと利益を預けていたとか、そういう人は対応ができていないはずだ。他部門の私ですらわかるほど、それくらい国税庁マンパワーが足りていない。

 加えて、思い出②で説明したストリートレベル行政職員観点もある。海外取引所や、すでに潰れた取引所で売買をしていた場合納税者も行政庁も課税情報証明ができない。そういう面倒かつ費用対効果の低い案件――それでいて該当者が数千人に上るであろう案件は、あえて手をつけないこともある。

 さて、こうした想定外事態が起こった場合、上で説明したように臨時タスクフォースが編成される。今回の火消しチームだと、指揮を取る者が選り抜きであったのは言うまでもないが、ほかのメンバーを見る限りだと、各課イマイチメンバー人柱にしていた感がある。正直、エースは残して温存させているように見て取れた。

 そんな理不尽でも耐えられるほどに組織が魅力的で、職員にとってやりがいのある仕事内容や職場環境を用意できればいいのだが――こういうわけで、近年の若手官僚大量離職問題が起こっている。

 ちょっと路線変更をする。思えば、このあたりの時期は私も病んでいた。過重労働で心が沈んでいた。

 一応マイホームは買っていた。ただ、数年前から妻が病気入院していて、子どもふたり実家にしばらく預けてあった。つまり単身だった。

 かつては、いろいろと堪え切れずにデリバリーヘルスを呼んでいた時期もあるが、穴があったら入りたい気分だ。煉獄さん……。

 その日々では、深夜に誰もいないマイホーム帰宅して、独身時代が懐かしいと思いながらテレビを点けていた。ある時だったか、今時風のアニメが流れた。

♪ わんわんわん猫が好き 夢中で何も見えない

  にゃんにゃんにゃん犬が好き 素直にアイラブユー ♪

 ほぼ終電+徒歩の関係で、自宅に帰る時間は固定だった。ダイニングの食卓の上に、コンビニおにぎり綾鷹を置いてから、大匙1杯の味覇を小鍋に入れて沸騰させ、菜箸で溶き卵を回し入れていた。最後テーブルコショーを振りかける。ネギは買い忘れることが多かった。

 食事の支度ができて、テレビを点けると上のアニメがやっていた。女の子が出てくるやつ。

 サブカルチャーについては、若い頃に少し嗜んだだけの私でもわかった――これは三級品のアニメだ。放送枠を埋めるためにひとまず作られたような、1話につき実質4分間だけの5分もの作品。それが正体だった。

 かわいそうに。作者はどんな想いだったろう。悔しいと思わなかっただろうか。残念ながら、番組製作者にとって優先順位が低いアニメだったのだ。※当時はそう思っていたが、今は違う。

 内容だが、女の子同士が仲良くするようなものだった。はっきりいって中味はない。ただ単に、女子高生が仲良くしているか、仲良くしようとアプローチしているだけの。そういうやつだった。だが、観ている最中に何も考えなくていい。それがいいと思って、つい毎回見てしまっていた。

 別に興味はない。なんとなく見ているだけだ。深夜帯だから、それ以外に選択がなかった。前後時間帯にほかのアニメ放送されることもあったが、観ることはなかった。この齢になると、特に30分枠のアニメは見るのがしんどい子どもと一緒に土日朝のアニメを観るのであれば、まだなんとかなるのだが。

 愚痴が長くなった。この章は仕舞いにする。これ以外にもパワハラ職員とか、やる気のない職員とか、省庁間のいがみ合いとか嫌がらせとか、議員行政との癒着・密着とか、嫌なことはいくつもあったが、本題ではない。

 そういうのが知りたい人は、元キャリア官僚が書いた書籍ブログを探して読んでみるといい。意外とみんな、けっこうぶっちゃけている。生々しい。

 その人達に比べれば、当記事の内容というのは、やはりベジタブルに違いない。冷静に考えて、野菜よりも肉の方がハイパワーだろう。そういうことだ。



思い出④ 政治家転身を間近に見て

 「官僚から政治家になりたい」という想いを抱く人は、一応は存在している。そして、そういう人が政治から求められる場面もある。

 30代に入る頃の話だ。具体的にいつ頃だったか失念したが、自由民主党地方自治を担っているグループが各官庁にチラシを配っていた。要するところ、「官僚の皆さんの中で政治家になってみたい人、手を挙げて。ハーイ、ハーイ!!」と、ここまで軽いノリではないが、かくして官僚から政治家へ……というルート希望する人は一定数いる。

 そういう説明会に参加したことがある。「興味本位でいい。年齢関係なし」といったことがチラシに書いてあったが、会場に同年代はほぼいなかった。

 説明会の流れは月次だった。自民党のそこそこ偉い人が挨拶をして、後は別の人達に交代して政治家への転身ルートの大まかな説明(国政コース地方自治コース)があって、最後簡単グループ討議だった。

 なお、これはずっと昔の話だ。今がどういうシステムかはわからない。

 私がいた席の隣には、一回り年上の国土交通省(の前身)の技官であるIさんがいた。体格は小柄だったが、その割には大きく見えた。頭の回転が速くて、こっちが話しても0.5秒でレスポンスが飛んでくる。

 Iさんとはグループ討議の後で連絡先を交換して、一度だけ飲みに行った。頭の回転だけじゃなく、教養のある話し方だった。人としてのスペックの違いを感じた。

 Iさんが上の説明会に参加した動機は、出世や昇進に関係していた。上に行けないのであれば、いっそ政治世界活躍してみたい――そんなことを話していた。

 Iさんは、東大でも京大でも筑波大でも東工大でもなく、一般的国立大学だった。偏差値でいうと50ちょっと。私と同じくらいの。その大学名では正直、立身出世の見込みはなかった。よくて審議官民間でいうと次長部長ほどか。今はどうかわからないが、当時は学歴が問われる時代だった。国交省でも、上級管理職東大が基本だった。

 Iさんのキャラクターというのは、古い語彙になるが、ザ・自民党といった雰囲気だった。政治的に保守というやつだ。頭の回転が速いというよりは、物事道理がわかるというか。いざという時には清濁併せ吞むことができる。そんな具合だ。

 かくいう私は、政治家ルートは無理だと感じ、その後にあった面接を受けることはなかった。国会議員になるには地盤看板も鞄も足りないし、かといって地方自治体に出向して市町村助役(今でいう副市長)になるのはリスクが高すぎる。もし地場に合わなければどうすればいいのか。どの面を下げて霞が関に帰ればいいのか? いや、というか帰れない。片道切符だ。

 でも、本当に政治家になりたい人であれば、不安に打ち勝ってしまえるのだろう。当時の私は、転職を考えはじめていたけれども、今と違って転職市場は整備されていなかった。インターネットでの転職活動も始まったばかりだ。リクナビ黎明期になる。

 まあ、それらも言い訳に過ぎない。本気で転職したい人だったら、そんな事情関係なく転職エージェント架電していることだろう。心の底では、そこまで転職したいとは思ってなかったのだ。

 その後も、厳しい日々が続いた。職責はどんどん増えていくけれども、やりがいは減っていった。給料も見合っていない。時給換算だと千数百円ほどか。上でいう40才になる頃には、自分がなんのために働いているのかわからなくなった。行政ロボットのようだった。

 ひたすら政策課題に対して向き合い、法律常識に照らして世間でいうところの正解と思われる回答を見つけ出し、複数上司忖度とやらをしながら仕事を回していた。税制を維持していくためのロボットになっていた。

 あと数年以内には、おそらく課長補佐から課長級になる。もっと忙しくなるだろう。子どもを2人育てるなど不可能だ。

 もやもやした気分で深夜に帰宅した時、やはり、あのアニメ――『犬神さんと猫山さん』が流れていた。たった三ヶ月の付き合いだったが、少しばかりの息抜きになった。コンビニおにぎりお茶と、味覇スープを飲みながら、ほとんど何も考えずに観ていた。

 女性同士が仲良くすることに主眼を置いていたのはわかる。メインふたり関係だけでなく、ほかの女性同士の関係性も描いている。

 犬神さんは積極タイプだった。猫山さんのことが大好きだ。ほかの女の子はいざこざがありながらも、最後には仲良しになっていた気がする。

 強いていえば、犬神さんの猫山さんに対するアプローチには、セクシャルハラスメント構成する要素があった。いきなり抱きついたり、薬物を飲み物に混ぜようとしたり、髪型自分好みにさせようとしたり、猫山さんの反応が気に入らないとキレたり、ハラスメントし放題だった。デートDVに通じるものがある。人権という観点からは、現代社会で許容されるべきものではない。

 この日記を書き始めた頃、ニコニコ動画登録して全話パックを購入した。順番に話数を巡ったところ、第9話にこういうやり取りがあった。以下、犬神さんを「犬」とし、猫山さんを「猫」とする。

犬「あの~、今なんて……?」

猫「えっと、だからストパーかけたいなって……」

犬「バッカなんですか猫山さん!」

猫「そこまでいうの犬神さん!?」

犬「だって、素晴らしいその猫っ毛を矯正するとか、そんなのって、そんなのって、コーヒーからコーヒー抜くようなものですよ!?」

猫「わたしアイデンティティなんだと思ってるの!?」

 リアル高校生ならこういう会話をするのかもしれないが、中年の私には厳しい描写だった。若い人向けの作品なのだからと思いつつ、読者が真似をしたら相手が苦しいことになる――と当時は考えていた。こちら以外にも、若い人なりの情動リビドー)が爆発するようなシーンがあったのを思い出す。

 思えば、若い人向けの作品なのだから、少しオーバーなのがちょうどいいのかもしれない。作者が若年だったのもあるだろう。梶原一騎(巨人の星)にしても、雁屋哲(野望の王国)にしても、巻来功士(メタルK)にしても、CLAMP(聖伝)にしても、荒木飛呂彦(バオー来訪者)にしても、板垣恵介(バキシリーズ)にしても、作者が若いと、エログロやスプラッタや、恋愛確執社会価値観との対峙など、青春期ならではのリビドーに溢れている。反対に、作者が齢を取ってくると確執関係が雪解けするような、そんなシーンを描くようになる。『バキ親子ケンカ編』などが顕著だ。

 あの人達が若かりし頃のマンガというのは、基本線として反社会的だ。反社会的といっても、若者にとっての抑圧を打ち破るという意味での反社会性だ。うまく料理できれば、マンガの魅力として存分に活きてくる。あの人達は、若者のそんな感情を搔き立てるのが抜群にうまかった……と、元若者が振り返ってみる。

 追記 Iさんはその後、大成した。少しではあるが本人に馴染みのある地域で、市町村助役として迎え入れられた。その後、国会議員職員団体や地元から応援を受けて市長選立候補し、並み居る解放同盟勢力を圧倒して市長になった。

 あれから調べてはいないが、きっと長い間お勤めになったのだろう。ああいう人がもっと多くなれば、地方もっと活性化するに違いない。



 Part3/3

 https://anond.hatelabo.jp/20230926201303

性別意識して対応を変えるって既に男女差別では?

自称セクハラに気を付けているおっさん社員に「女の子なんだから~」とか「はっきり言いすぎるとセクハラとかパワハラ言われるぞ女の子だぞ」と言って

新人ではなく指導する立場の先輩を注意して発言を正す人がいるんだが、それって思いやりの皮を被った男女差別じゃね?

指導に男女関係ないと思うんだが?

2023-09-25

スタートアップ辛いって言うけどさ

全然辛くないんだけど。

売上すごい伸びてるし、給与過去最高だし、勤務時間も長くない、周りの人はみんな優しい、飲み会強要されない、パワハラも見たこともされたこともない。

最悪

全く隠せてもないのに健常者のふりして部下振り回して、身体で男に擦り寄って?気色悪すぎて心の底から無理!パワハラで訴えたろ

最悪

全く隠せてもないのに健常者のふりして部下振り回して、身体で男に擦り寄って?気色悪すぎて心の底から無理!パワハラで訴えたろ

anond:20230925143312

別に悪行の結果として転生したわけじゃなく「急速に規模を拡大している有望な会社」だと信じて望んで就職したんだろ

パワハラブラック気質だって、耐えればそのうち地位が上がってハラスメントする側になるわけだし

関西人の会話って下品

ちなみに男と男。

半年前の昨年12月、『週刊文春』が、歌劇団所属演出家原田諒氏が男性演出助手へのセクハラ行為や生徒へのパワハラを報じ、原田氏は同26日付で退団した。

この日もAは迎えに来てくれ、2人で軽く食事をして私の滞在先のホテルに着いたのは深夜3時過ぎ。

車を降りようとしたとき、Aとこんな会話をした。

先生明日は何時ですか」

「朝イチで打合せがあるから、始発の飛行機で帰るよ」

「お迎えに上がります!」

「いいよ、タクシーで行くから

「いや大丈夫です!」

20時間近い音楽制作後の、真夏熱帯夜である

私の疲労は極限に達し、迎えに来るの来ないの、

そんな押し問答をする体力も気力も残っていなかった。

閉口した私は思わず

大丈夫じゃないやん。君が全然寝られへんやん。それやったらもう泊まっていき。

でもベッドひとつしかいから、犯すかもわからへんで」

冗談めかして言った。

それで互いに大笑いとなり、ようやくAは帰って行った

anond:20230924170920

そうなんだよ

神奈川高校演劇やってるけど舞台責任者的なのやってた人パワハラ炎上してたわ

https://kanagaku.com/archives/66790

この人がどうとかよりこんな劇団癒着してるのを看過してた運営が許せん

ワイはまあ厳しくも優しい人やなあと思ってたけどTwitter見てると「n年前に高校演劇やってたけどヤバい人でした」みたいなのがチラホラ

まあ高校演劇は3年で入れ替わっちうからほっとかれてたのかな

2023-09-24

anond:20220815225453

社会的に終わらせるのは根気がいるし、難しいか

イジメパワハラされて頭が回らない状態でやるのは難しいよ

イジメパワハラされた事ないやつにはわからないだろうけど

結局、相手はこっちを舐めてるわけ

舐めてる奴がノウノウと生きてるのが俺は我慢ならん

から、殺した方が早い

anond:20230924075818

庵野監督シンジくんとか見ると繊細そうだけどパワハラ体質っぽいしな。

全くジブリアニメ見ないで育ってきたんだけど

絵が綺麗なので、すごく繊細そうな人が監督してんのかなと思ってた。

でも、ドキュメンタリー見たら思ってたのと違った。

なんか、無意識パワハラしてそう。

スティーブ・ジョブズとかイーロン・マスクもそんな感じだし、世界に通じるものを作るにはパワハラしてそうな性格でないと無理なんかな

2023-09-23

モチベは 衛生要因>>動機づけ そして衛生要因はちゃんとやれば簡単改善できる

「やる気を削ぐのはやる気を出すことの10倍簡単で、100倍影響が出る」

これこそが社員モチ管理における基本原則

人間は悪いことを良いことの10倍の感度で感じてしまます

1000円拾ったことよりも100円落としたことの方が気になってしまうという奴ですね。

じゃあ結局何をすればいいか

シンプルに3つ

仕事を増やしすぎて未達成率を上げない

・具体性のない「もっと頑張れたはず」は絶対に口にしない

職場空気を悪くしている人間はキチンと追放する

これだけで状況は大きく改善します。

給料を増やしたり福利厚生を充実させたりするよりも、余計なストレス要因から遠ざけてやる方が社員モチベーション維持には効果があります

ソースはありません。

私がそうだと思いたいだけです。

テレワーク制度の出し入れだの花見の復活だのクッソどうでもいいから、とにかくまずは無駄にやる気を削ぐ行為を辞めてくれ。

モチベは俺が勝手に出すから、それを勝手に削るのを辞めろよ。

マジで辞めろ。

お前のやってますアピール1回1回がどれだけ俺たちのストレスになってるかいい加減築けよ。

あと毎日パワハラしてるアイツを昔の知り合いだからっていつまでも置いとくのやめろや。

いい加減クビにしろ

アレと働きたくねえから理由で辞めてるやつが実際にいんだよ。

おかしいやつにお情けで仕事与えてえなら倉庫の整理や便所掃除でもやらせとけ。

なんでアイツをオフィスに居座らせてんだよ。

なんで上司→部下のパワハラは許されないのに母親子供パワハラは許されるのか

できないことを怒鳴りつける

何度も同じことをなじる

しつこく叱りつける

過大なノルマを強いる

人前で叱りつける

何もするなと匙を投げる

本人でもないのに他人に「ウチの子なんて」と卑下をする

パワハラもいいとこだわ。これで手を挙げるレベルの奴ならもはや即解雇やろ普通

しかも夫が口を挟むと不機嫌になってお前がやれとか言い出す。人事に呼び出されてオマエがやれって言う課長かいたらヤベー奴だよな

しかも夫側がやるとなってないとかめっちゃいう。自分の思い通りにならないと不機嫌になる。不機嫌で相手を動かそうとする。

ほんで子育て母親押し付けられていて大変だからしょうがないみたいに被害者ぶる。最悪だよ。母親から育児を取り上げたほうがいいぞマジで。男のほうがマシだろ。

上司の連絡ミス案件がポシャって、責任なすりつけられて追い出し部屋に異動させられて、

パワハラで労基に垂れ込みしたら速攻ばれて、「二度と業界で働けると思うな」と脅されて、

実際、どの会社にも書類審査も通らなくてその業界から実質追放された。

自分がこんな目に合うのは弱いからだと自分を責めていたが、

ジャニーズバッシングを見る限り、強者であっても他人の罪をなすりつけられて潰されるのは同じらしい。

地獄だね。

2023-09-22

日本語の「ハラスメント」という言葉を全て「いじめ」「嫌がらせ」と言い換えよう

フランスで「いじめ」をした高校生が授業中に逮捕されたというニュースSNSでは「日本も同じことやれ」などと話題になった。

いじめ」の加害者被害者は同じ学校ではなく、インスタだけの知り合いで、誹謗中傷メッセージ一方的に送られ続けてた状態だったという。

中学生いじめ容疑で授業中に逮捕 マクロン政権いじめ対策が波紋:朝日新聞デジタル

https://digital.asahi.com/articles/ASR9Q2W0DR9QUHBI00B.html

はて、「いじめ」とあっさり書かれているけどフランス語で「いじめ」は何という言葉で表されているのか、と疑問が。

フランス語の同じニュース記事を読むと、「Harcèlement」の見出しになっている。

Alfortville : un collégien suspecté de harcèlement transphobe est arrêté en plein cours

https://www.francebleu.fr/infos/faits-divers-justice/alfortville-un-collegien-suspecte-d-harcelement-transphobe-est-arrete-en-plein-cours-6911741

「Harcèlement」は字面を見ればわかるように「ハラスメント」のことを意味している。「セクハラ」「パワハラ」の「ハラ」のことだ。

記事では、学校内のいじめのことも「harcèlement scolaire」(スクールハラスメント)と書き表している。

 

ハラスメント」は「いじめ」や「嫌がらせ」と同義言葉であるが、日本語ではこの3つの言葉が都合よく使い分けられている感がある。

昔は「いじめ」「嫌がらせ」という言葉が軽いものとして扱われていたから、「ハラスメント」という外来語が強い言葉として使われ広まるようになったが、今はいじめに対する世論見方は非常に厳しいものとなり、逆にハラスメントはいろんな言葉が乱立したこと立場が逆転。「ハラスメント」は軽い感じしかせず、「いじめ」や「嫌がらせ」と言ったほうが深刻度が増すようになった。

から現在使われてる「ハラスメント」という言葉は「いじめ」と言い換えよう。セクハラは「性的いじめ」、パワハラは「強圧的いじめ」。

anond:20230922110716

そうだね

パワハラすきそうだね

いきなり他人にワカッテナイ

とだけ吐き捨てる人間

実にパワハラが好きそうだ

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