はてなキーワード: ROMとは
私はどこにでもいる二次創作字書き。
1,000字にも満たないような短い話を毎日書いてはpixivに上げていた。
いた、という言い方をするのは、もうpixivのアカウントは削除したからだ。
私がpixivに作品を上げていたのは、それが一番私にとって合う方法だと思ったからだった。
SSメイカーみたいなのは背景だのフォントだのの選択肢が多すぎて、私には使いこなせなかった。
pixivはその点気軽で、私は気軽に推しカプのSS未満のものを投下していた。
ものすごくよくできたと思うものが数日経っても1いいねもされなかったり、逆にパパっとできたものがたくさんいいねされたりした。
Twitterでたまにエゴサをかけて、一言感想を言ってくれている人を見つけては、誰にも教えていない鍵アカでふぁぼった。
ある日、ふと思い立ってマシュマロを設置した。
理由は至ってシンプルで、「直接感想がほしい」と思ったからだった。
pixivのメッセージがあるとはいえ、ROM専の人には敷居が高い気がしていたから。
それからもしばらくはpixivに投稿して、エゴサをかければツイートをしてくれる人もいた。
けど、違った。
今でも内容を覚えている。
「短いのばかりを大量に上げるのはやめてください。私たちがpixivで読みたいのは長編です。
あなたの短いのばかりがカプタグを占めているのは正直不快です」
ショックだった。いや、ショックを受けるのもおかしい話なんだけど。
更にショックだったのは、このマシュマロを送ったのは、いつも熱心に感想をツイートしてくれた人だと知った時だ。
表面上は「萌える」「可愛い」って言ってくれていたのに、裏では「邪魔だ」「消えろ」と思っていたのか。
そう思ったら、何もかもが恥ずかしくなった。
今日アップした話はあの人が気に入ってくれるかな、なんて密かに思っていたことも。
自分で勝手に始めたことなのに、ショックだったなんて言って閲覧者のせいにしていたことも。
どうしようもなく恥ずかしくて、自分がそこにいた証を残したくなくて、pixivもTwitterも削除した。
Twitterは完全に消したら情報収集ができなくて不便だったから、身バレしないようにROMアカを新しく作った。
ふとあの人のTwitterを見たら、「(私)さんのアカウントが消えてる、悲しい」なんて白々しいツイートをしていた。
そのツイートには、見たこともない人からのリプがたくさんついていた。
「自分も(私)さんの話が好きだったから悲しい」「知りませんでした、寂しいですね」
今まで一度も感想なんて送ってくれなかったくせに。
マシュマロを設置しても、結局来たのはあのマシュマロだけだったのに。
逆恨みしてしまう自分が嫌で、その人のアカウントはブロックした。
気がついたらアカウントは消えていた。
私はどこにでもいる二次創作字書き。
件のショタドールに関するツイート、問題になる前に流れてきてふーん……くらいのもんだったんだけど、後からめちゃくちゃ炎上して表現規制とかの話にまで発展してるの驚きしかない
私なんかほんまに人のこととかどうでもいいタイプだし危機察知の能力めちゃくちゃ低いし想像力も低いのであのツイートを見て現実の少年少女の性被害に思いを馳せることはできないわけなので…… まあ怒ってる人たちがおかしいとも思わんですが
だけどまあ、正直怒り方がなんか違和感があるんよな
というのは、あのツイートそもそもそんなに拡散されることを想定されてなかったというか、身内とその周辺相手に見て見て以上の意図なかったんじゃないかなって思うわけです
そりゃ公開垢だし真意はわからんけど、まあ私は公開垢でいろいろ言いたい放題してた時理解されない人に見られたら?とかは考えてなかったから……
で、まあちょっと拗らせた性癖持ちの人ならわかってくれるかもしれんけど、ちょっとお喋りしたくなるわけ
極論鍵でやれなんだけど件の人はもとが絵師なわけだし、ツイートでも言われてたけど結構男性ショタコンって小さなコミュニティじゃないかなぁ、と思うんですよ
ROMとかだけならまあまあいると思うけど、お喋りしたりお絵かきする人ってなるとやっぱりね……
で、そんな小さなコミュニティの中で見て見てした結果思ってた以上に拡散されて目についた そんだけなんじゃない?て思うんですよね
オタク……というかそういう性癖持ちのコミュニティが性癖晒すことと、一般でそういう話するのの意味合いが違いすぎるってことが今回の原因なんかなぁという感想
で、ここからちょっと加害性とかの話になるんですけど、少年少女に性欲を持つこと自体は仕方ないけど後ろめたさはあるべきでしょ実際やったら加害なんだから、ていう論調がわりかし多いですね
いや……少年少女は性合意もクソもないからどんな場合でもダメってのはわかるよ でもそれって性合意が「ない」じゃん
それと対称にされるべきなのは性合意が「ない」事例であって性合意が「ある」大人とかLGBTとかは何にも関係ないっていうのは間違いなの??
いやそもそもヘテロとかLGBTとかはショタコンとかとはまた別軸だしさぁ……
なんかそこが違和感ある
で、社会的責任に関するnoteとか読んでめっちゃ絶賛されてるから自分もこの辺理解したくて読んだんだけどそういう話ではなかったしな もうどうすればいいんや
社会的責任、ちょっとなんか同意しかねるところがあったのは作品に影響される人がいるから犯罪行為は否定の姿勢を入れるのが責任ってところ
いやそれ説教くさくね??
こっちがグロゴア読みたくてそういう漫画読んでたらこんなこと本当はしちゃダメですよ!とか言われても……知ってるが???そりゃそうだろ
ショタコンもロリコンもそれは知ってるでしょ 人が死ぬ漫画読んでる人が人殺した!て報道されたら怒るのにロリショタコンがドール持ってた!LO読んでた!て報道されたらやっぱりねってなるん??
いきなり海賊にはなれんけど少年少女加害はできるよねっていうのもある意味大喜利と同じじゃね?て思っちゃった 海賊にはなれんくても人殺せるし殴れるし金品強奪はできるので……
まあともかく色んな話が出てるしカウンターも出てるけど、性癖に後ろめたさ持ってっていうのはちょっと困るなぁ 私は現実人間の造形気持ち悪いからあんまり好きじゃない二次元で死体画像漁ってる人間ですが、絵師が後ろめたさ持って公開やめたりめちゃくちゃ見るの難しいようにされたら悲しいし……ごめんなさいめちゃくちゃ私情挟んだ
つかそういう思想は持ってていいけど後ろめたさは必要、大人しくしとけば怒らないって言うけど後ろめたさ持たなきゃ殴られる時点で衰退確定なわけでそれっていいの?てなる
思想とかはよくわからんのでこれはおかしいよってところあったら教えてください
件のツイートに関してはもう出ちゃったもんはしゃあないからあんま燃えそうなものは鍵でお喋りした方がいいなぁです 性癖持ちにも性癖持たない人にとっても……
2ちゃんスラング「長い三行」の感覚って完全にSNSに浸透しきってる
それって三行以上かけても語り切れない情報量や思想を有しているって前提があるからね
三行以上話せないんだろうなこの人って舐められる愚鈍な人は2ちゃんだと「ROMってろ」て言われて発言権がなかったんだよ
そして三行の掴みで住民の興味を惹いたらかならず詳細の説明を求められた
レス投げっぱなしの奴なんかそのままスルーされてすぐに忘れ去られてた
三行表現って発言の最小単位であって相手が自分の話にじっくり耳を傾ける余裕がないときに仕方なく要約した結果なのだ
三行しか言葉が出てこない有象無象はノイズ扱いされてしかるべきだし
強い言葉を投げかけたくなるほどの激しい憤りを感じ大衆を啓蒙したいと思うのならば
はてなブログなり増田なり諸々素晴らしいサービスがあるのでそちらで懇切丁寧に自分の意見を書き綴ればいいのだ
それができないのならば増田等こういった場で愚衆としてその人格を愚弄されつづけられることは仕方のないことだ
愛機iPhone SE(第2世代)を使いつつも、Google先生の最新機種が気になります。
で、浮気というわけではないのですが、Pixel 4aについて調べてみたのですよ。
私「ふ〜ん」
お値段42,900円、ブラック・128GBモデルのみの販売、ミドルレンジのスペック。
カラーとROM容量が絞られているのはコロナの影響でしょうか。
iPhone SEを意識したと思われる価格はかつてやはり局所的に一世を風靡した名機Nexus 5を彷彿とさせます。
私はNexus 5が登場したときは発作的に衝動買いしてしまったのですが、今回は比較的冷静に対処できました。ええと、衝動買いの顛末はここ( https://anond.hatelabo.jp/20140119132435 )を見てね。
私「サブ機に42,900円か……」
もうiPhone持ってるんで、Pixel 4aをお迎えしてもオモチャ的ポジションしかありません。
さらにAndroid機はiPhoneに比べて価格下落のスピードが速いです。例えば約15ヶ月前に発売されたPixel 3aは49,500円→約21,000〜23,000円程度に値下がりしています。つまり発売直後のAndroid端末を買うのは損なのです。
しかし、私はガジェオタ。理性がストップと言ってもスマホを買いたいわけです。
そしてしばしの逡巡を経て、私は記事タイにあるようにPixel 3aをヤフオクでポチりました。20,000円なら良いかなと、一世代前の機種で手を打ったのです。
そういう経緯で手に入ったPixel 3aをせっかくなのでレビューしようと思います。
全体的な印象としては「マシンスペックを要求するゲームはキツイけど、快適にウェブブラウジングできる程度のスペックはあるよ」といった感じでしょうか。
あとは、あとは……特にこれといった特徴はないですね……
Nexus 5のときもそうだったのですが、Google先生が作る泥端末は「高コスパのネイキッドアンドロイド」が基本コンセプトです。なのでレビューは「値段の割によく動くよ」みたいな単純なものになってしまいます。
それでも無理に端末に言及しようとするならカメラの性能ですかね…… カメラの強化はここ数年のトレンドですけど、もう行き着くところまで行ってしまっていると私は感じています。
最後にまとめというかオチですが、Pixel 3aは現在Twitter専用機として活躍してくれています。サブ機って言ったってiPhoneで何でも済むからTwitterくらいしかやることないんですよ。
インターネットの生きづらさを感じる。
「認知」だ。本人そのものや作者からの認知。認知してほしい感情やまた本人側から認知する行為そのものに対して否定したいわけじゃない。ただ、多すぎる気がする。
私はインターネットの中でも引きこもりROMをしており、自分のTLのみの世界で数年生きていた。そんな私が最近アカウントを新しくして鍵を開けてちょっとジャンルのことについてつぶやく、みたいな事をし始めた。
理由はどハマりしてしまったジャンルAへの感情がただ1人で引きこもっているだけでは抑えられず制御のきかないまま飛び出してしまったようなものだ。
まず本人(作者)がいて、それの特に仲が良いらしい絵描き、次に別ジャンルでサークル活動等をしているオフの人間、最後にたまに絵や文字を書いたりする人間やツイートのみの人間、とピラミッドがすぐに見えてきた。
そしてそのピラミッドの一番下にいる人間まで、ここにいる人たちを8割9割把握できるような狭さだった。
そしてそのファン層は結構「本人の反応を求めてツイートするタイプ」の人間が多かった。
直接、本人から自分の妄想ツイにいいねまたきたー!うれしい♡♡みたいな内容をツイートし、またそれに本人からいいねがくる…みたいな世界だった。
ここまでは別にいい、私に他人のやり取りの世界は関係無いのであ〜そういう感じね、と理解しひとりで壁打ちしてよう、あわよくば似たような壁打ちアカウントが既にどこかにいたりもしくは新しく出てきてフォローできないかな〜と思い、鍵を開けて壁打ちしていた。
つまるところ私は本人に反応されたくなかったので検索避けをしてきたつもりだったのだが、ある日その検索避けの中にもエゴサワードが入っていたのか突然存在がバレてしまった。
バレても何もしてこないならこちらはバレていることに気付かずタラタラとツイートし続ける事だろう。
でも突然通知欄に本人のアイコンが表示され、と思えば本人のフォロワーたちがわらわらと私のしょうもないツイートを拡散やいいねしていくのだ。1ツイートだけじゃない。本人は私の過去数ヶ月のツイートを私がアカウントを作った頃まで遡り複数にわたってツイートをRTしていった。
怖かった。もちろん鍵を開けて世界発信しているツイートなのだから、拡散やいいねの自由は向こうにある。あるから別におかしな事ではないとわかっている。
だけど怖かった。本人の名前も出していなければ作品名も登場人物名も何もかもを検索避けしていたつもりだった。見つかったのは仕方がない、私が先に本人や関係者のアカウントを先行ブロックしていなかったとか、打てる手はまだあったと思う。
でも本人のアカウントで、いいねだけならともかくRTをそこまでするか??
ただのオタクでも「さすがに過去ツイまで遡っていいねするのは通知欄荒らすからやめた」とか言っていたりするのでその思考回路が本人にないとは思えない。
過去ツイまで遡るくらいなのだから新しくジャンルに入ってきていたファンのアカウントは本人としてもチェックしておきたかったのかもなと思い、じゃあ即鍵をかけたら「そんなに見られて反応されるの嫌です」というこちらからの匂わせに気付くんじゃないかと思ったのだ。
そしておそるおそる鍵を開けて2ツイートしてみた。検索も避けて、何ならそんな大したことない「〇〇かわいい」くらいの中身のしょうもないツイートを。
早すぎる反応で確信してしまった、本人に絶対ファン閲覧用の非公開リストか何かがあるんだろう。鍵を開けて1分でもう限界だった。
エゴサした時に出てくる「〇〇かわいい」をいいねするとかはわかる。本人が褒められているわけだからエゴサしてそれに反応するタイプの人はいいねするだろう。でもこちらは検索避けをしているツイートだ。かつ、私はジャンルによくある「検索避けとして使われているけど正直避けられてなさそう」みたいな略称等からもまた避けて完全に自分しか使っていないような単語の組み合わせでツイートしていたので、たまたまそれで検索していましたなんて事はありえない。
本人に見つかってしまってから、何かをツイートする際「本人に見られている」という意識が私に貼り付く事になった。それが嬉しい人は何もストレスないのだろうが、私はそういうのがとんでもなくストレスなタイプの、こっちからは見ているけどそっちからは絶対に見られたくない引きこもりだった。
今になって思うがたぶん本人は自分に関するレビューのいいツイートをRTする事で少しでも自分の宣伝にしたかったのだろう。単純に自分への感想が呟かれていて嬉しかったとかの気持ちも含めて。
でも私としては「本人を宣伝したいよ」という気持ちで鍵を開けてツイートしていたわけではなかった。ちなみにたまに絵を描いたりもしていた。フォロワー0の環境で絵を無言で投げ、今日も描けたな…と思うだけ思って終わっていた。自分の感情のメモ代わりに絵を描いていたような感じだったので、本人に見つかってその絵も拡散されたのだが、引きこもりROMをしていて今さっきまで誰からの反応もなかった絵に突然数十人、数百人と反応がくることにどうしても怖くなってしまいTwitter以外の場所に絵を移してツイートは消した。
わかっている、たぶん「嬉しい、描いてくれてありがとう」みたいな気持ちでいいねしているのは。RTは「こんな絵を描いてくれる人がいるよ見て見て」みたいな感じだと思うのだ。学生の頃一次創作をしていて友人に自分の創作キャラのことを話してもらえるのが嬉しかったので、自分が何かしらの本人や作者ならたぶんうわ〜〜〜〜!!!!!かわいい嬉しいありがとう!!!!!!!!って思っていただろうから。
でも、もし存在に気付いていてもFAタグをつけている者だけに反応を留めるとか、検索避けがされていないツイートだけに反応するとか、何か線引きは出来なかったのだろうか。私はFAタグは「そのコンテンツを応援、宣伝したい」意思のある作品が集まっているのだと思っているのでそれに対し公式が反応するのは何も思わない。
だけど、FAタグが存在するのにそれを使っていない理由とかって本人側は特に考えないのだろうか。
そんなこんなで私はそのジャンルAに公開アカウントでい続けるのが精神的に厳しくなってしまい、またひとりでひっそりアカウントを作り直した。鍵はあけているがそのジャンルAの話はしていない。
もちろん今でも好きで本人のアカウントをたまに眺めたりしているのだが、言い方は悪いがファンのツイートに見境なく反応しているところを見ると、界隈にもそれぞれあるだろうがここではそんな感じの事を続けているからなかなか新規が寄ってこないんじゃないかと思った。
かつて、とある二次創作小説書きにマシュマロを送りまくってたことがあった。
私はいわゆる腐女子というもので、その時はあるゲームにハマり二次創作を漁っていた。
そんな中、ピクシブで大変好みの作品を書く小説書きさんを見つけた。基本的に1万字を超えない短い作品で、パロディが多い。そのどれもが設定・展開ともに好みにどストライクで、「こういうのが読みたかったんだよ!!!」となるものばかり。短いからサクッと読めるし、きちんとハッピーエンドで終わるので安心感もある。一方でどこか仄暗い場面もあってそこも好みだった。
しかし、その作品たちはブクマ数が少なかった。コメントもつかない。作者のTwitterの垢にも飛んでみたが、フォロワーも少ない。
しかし、その小説書きさんはマシュマロを置いていた。これは僥倖だった。私もそれなりに二次創作の小説を書くのだが、どうも人との交流が苦手でTwitterはRom垢しか持っていなかった。当然、リプを送るような勇気もない。
マシュマロがあって良かった。感想を伝えれば喜んでもらえるし、もしかしたら新作を書いてもらえるかもしれない。パロディ大好きです!とかけばまたパロディものを書いてもらえるかも。
そんな現金な考えをしつつ、感想を書いた。引かれたりしないように丁寧な口調で書いて、挨拶や体調を気遣うようなメッセージも添えた。長すぎないようにもした。結局4回ほど書き直し、ついに投稿した。その後すぐ小説書きさんのツイート通知をオンにした。返信をワクワクしながら待っているのが少し恥ずかしかった。
程なくして、返信のツイートが来た。丁寧なお返事で、なにより「ありがとうございます!」「嬉しいです!」と書かれているのが嬉しかった。絵文字もたくさん使ってあった。正直、知り合いでもなんでもない人の作品を特に対価も支払わず見せてもらっているのに罪悪感めいたものを感じていたので、「ありがとうございます!」はこっちの方だよ!と言いたかったが嬉しかった。
早速スクショを撮った。勢い余って2枚くらい撮った。その後もう一度作品を読みにいった。やっぱりド好みだった。
そんな感じでホクホクしていた訳だが、小説書きさんに他のマシュマロは届かなかった。私が見逃しただけかもしれないが、マシュマロは私のものだけだったと思う。
それで、少し不安になった。感想が届くのは創作者にとって基本的に喜びだろう。しかし、それがマシュマロ1個だけだったら?勿論、0か1かは大きな問題だし、たとえ1個であっても嬉しいだろう。でもマシュマロが来ない内ならまだしも、1個でも来たら「また来ないかな?」と思うことも増えるだろう。それで他のマシュマロが来なかったら、ひょっとすると全く感想が送られて来ない時より辛いかもしれない。0か1かも重要だが、ひとつか複数かというのも重要だろう。結局マシュマロがコロッと1個来るだけの作品なんだ、大して面白くもないんだ、なんて思われて小説書きさんが新作を上げなくなったらどうしよう。最初のマシュマロお返事がかなり喜んでいたようだからなおさら心配だった。とんでもなく自分本位な心配である。
悩んだ結果、またマシュマロを送った。マシュマロは匿名なので、どれが同じ人から送られてきたかは分からない。ならば違う文体で送れば、複数人から感想が来ていると思われるのでは?という思考だった。
初めてのマシュマロはかなり丁寧に書いたので、あまり中身がない短めのものと、勢いが凄いタイプの2種類を送った。
同一人物とバレないかヒヤヒヤした。幸いバレなかったし、それぞれのマシュマロにお返事が来た。短めマシュマロには短めのお返事、テンション高いマシュマロには同じくテンション高い感じのお返事が来ていた。小説書きさんの律儀な感じが伝わってきてほっこりした。相当毛色が違うマシュマロだったが、どれも喜んでもらえた。スクショした。
そうしていると、新作がアップされた。大好物なシチュエーションと設定だった。3回くらい読み返してから、マシュマロを3,4個送った。ひとつひとつにお返事が来て、小説書きさんのプロフィールのツイート一覧には作品をアップしたツイートと、マシュマロのお返事がずらりと並んでいた。萌ポイントをわかってもらえて嬉しい!とお返事が来て小躍りした。
その後も、作品が上がるたびに私はマシュマロを投げまくった。基本的に、丁寧に好きな部分について語った長めのものと、「大好きッッ!!!!」みたいな勢いで書いたっぽいものと、「振り込めない詐欺ですか?」みたいな奇をてらったようなものの3つを書き、さらに他のマシュマロも書いた。バレないように漢字変換や句読点の打ち方にも変化をつけた。大体、作品がアップされた日に複数送って、1日2日3日後にさらに送る感じにした。
作品だけでなく、ツイートに対してもマシュマロを送った。ある時、自分の文章の書き方が読みにくいんじゃないか、おかしいんじゃないかと悩んでらっしゃるツイートがあった。私は小説書きさんの文章の書き方のどこが好きで、内容はしっかり伝わってきていて、最近の作品ではここの書き方がツボだったとマシュマロを送った。ツイートを監視しているようで気持ち悪がられたら不味いと思い送ったあと後悔したが、お返事には「救われた」、「励まされた」と書かれていた。
たくさんお返事されるマシュマロのほとんどが私のもの。そんな奇妙な状態だった。
小説書きさんはコンスタントに短めの小説を上げてくださっていた。それがマシュマロのお陰なのかは分からない。私がマシュマロを送り始める以前から作品を書かれていたのだし、ツイートだけでは彼/彼女の人間性は分からない。
そうしてしばらく経つと、小説書きさんの作品のブクマが増え始めた。フォロワーも増え、界隈の他の人とも繋がり、仲の良い人同士リプでたくさん会話するようになった。リクエストを受けるようになり、スロットメーカーで自作したCPスロットが界隈でも使われるようになった。当然、マシュマロも作品をあげるたび何個も来ていて、返信をするのも一苦労だろうから私は1作品につきマシュマロ1個送ることにした。それが普通だけれども。
小説書きさんが続き物や長編を書くことも増えて、ますます作品を読み、待つのが楽しくなった。相変わらず癖の少ない文章で、好みにピタリとはまる展開で、原作とかけ離れたパロディでもきっと登場人物たちはこう行動するだろうな、と思わせる書きぶりで、そして予想のつかないストーリーだった。原作軸の話も素敵だった。
くだらない心配をすることもあった。勿論マシュマロについてだ。ある方のツイートで、マシュマロの送信者をブロックすると、その送信者から過去送られてきたマシュマロも見えなくなる、と書かれていた。実際は、マシュマロの公式サイトをみると非表示にはならない、と書いてあるし、私の見間違い・勘違いか不具合の可能性もある。だがその当時は、少々怖かった。私がもし小説書きさんが不快に思うようなマシュマロを送って、ブロックされてしまったら過去のある期間のマシュマロがごっそり消えてしまう。一人で送っていたことがバレてしまう。そんな風に考えた。相手はどんな人か分からないのだし、何を嫌うかも分からない。
結局のところ、全くの杞憂だった。第一ブロックされても消えないのだし、小説書きさんは私をブロックしなかった。元々マシュマロを送るときは「他作品と比べない・『〜けど』を使わない・リクエストしない」を徹底していたぐらいだったし。(3つ目に至っては全然OKだった。)これは余談だ。
小説書きさんがR18の作品を上げた。こっちはドッキドキのワックワクである。
しかし私には1つ困難な点があった。R18作品はぷらいべったーでリスト限定公開だったのだ。リプでリスインの申請をしなければならない。
書いてきた通り、とにかくネットでのコミュニケーションが苦手なのだ。基本的に無言フォローだし、ツイートもリツイートもしないのにフォローだけは数百。小説書きさんにもあれだけマシュマロを送ったのに、直接のやり取りはしたことがない。
一日経ってから意を決してリプライした。「いつも素敵な作品ありがとうございます」みたいな文言とリスイン申請の、酷く無難なリプを送った。
リプライのリプライはすぐ来た。その中に、「いつもいいねくださりありがとうございます。」と書かれていた。認識されていた。認識されていたのだ。
ツイートやぷらいべったーの作品は必ずファボしていた。「めっちゃファボしてくる人」と認識されていておかしくはない。驚いて、恥ずかしくなって、舞い上がった。ふわふわした。R18作品は大変スケベだった。リスインへの感謝と作品が最高だったとリプライで送った。それが、小説書きさんと交わした最初で最後の会話だった。
初めて作品に出会ってから1年半弱。小説書きさんが二次創作活動を止め、筆を置くと決めた。突然のことだった。個人的な理由とのことで、悪意のあるマシュマロとか界隈の面倒ごとに巻き込まれたとかではなさそうだったが、それ以上は分からなかった。
最後のマシュマロは送らなかった。たくさんのリプと、おそらくたくさんのマシュマロが送られているだろう。結局のところ、私は誰だか分からない投稿者の一人で、いくら送ろうと連続性はない。私が言いたいことはもう送られているだろう。アカウントを消す前に返信しなければなのだし、いたずらに増やしても迷惑だ。
寂しくなるな、と思った。
その月の末に、小説書きさんはアカウントを削除した。最後の挨拶には、「たくさん感想を送って下さりありがとうございました。」「皆様の応援でとても幸せな日々を送ることができました。」と書かれていた。
数ヶ月が経った。不意にあの人の作品が読みたくなり、ピクシブのブクマを遡った。
なかった。
フォロー一覧にもいなかった。
よく考えれば当たり前だった。Twitterのアカウントはなくなり、ぷらいべったーも見れなくなった。ピクシブのアカウントについて最後の挨拶では特に触れられていなかったが、消されていてもおかしくはない。Twitterのアカウントを消してもピクシブは残しておく人が多いから、つい残っているような気になっていた。
ペンネームで検索しても、過去に作られたCPスロットが出てくるだけだった。それと、何枚も撮ったマシュマロお返事のスクショだけが残ったものだった。
あれから、もう1年以上経つ。好きだった文章も内容ももうほとんど覚えていない。過去のマシュマロスクショから作品の題名と設定の一部が辛うじてわかるくらいだ。
この話の経緯も朧気だ。もしかしたら、委細が間違っているかもしれない。
悪意のあるマシュマロが話題になったり、同人女の漫画が流行ったりするたびあの人の作品を思い出す。
あの人の文章は妙な癖とか違和感とかがなかった。また二次創作を始めていたとしても、気付けるか自信がない。
作品が好きだった。それだけははっきりと覚えている。
あの作品をもう一度でも読めたら、なんて。
リアルの友達で唯一オタクの友人。高校時代からの付き合いだけど、昔と比べて最近どうしても趣味が合わない。
自分はTwitterをやっているが、フォロー100/フォロワー0みたいな完全ROMのアカウントで好きな絵師だけ見るみたいな生活をしている。
そのため友人とはTwitterで繋がっていないので、よくTwitterで拾ってきた推しをお互いLINEで送り合ってる。しかし、推しは同じなのにどうしてか全然趣味じゃない漫画とかイラストばっかり送られてくる。たまに地雷だったりする。
こっちがはしゃぎながら喋ってることに「あーね」みたいなテンションで返されたり、逆に向こうがめちゃくちゃテンション高いのについていけなくて「良かったね」とか送ってしまう。
なのになんでまだお互いにLINE送り合ってんだろう。シンプルに苦痛である
実は友人本人のこともあまり好きじゃなくて、こっちは友人の遅刻癖や見えっ張りな性格に不満を抱いていながらずるずる付き合ってるので、向こうもこちらに対して似たような不満を持っているだろう。
根本的に互いに「すっごく仲がいい友人」ではないのだけれど、オタクの友人がそいつしかいないので距離を置けないでいるかんじ。
(いや実際は、リアルな知人との距離の置き方がわかんないんだよな。こっちから連絡することはないけど、向こうから連絡きたら返さなきゃって思うし、返したらまた連絡が来るしその連鎖がだるい。どうすりゃええんや)
それで試しに先月Twitterを始めてみた。とりあえず500人くらい同じ界隈の人と繋がって、よくリプライしてみたりもするけどそこまで深く仲良くなれる気はしない。
この感じは以前どうしても彼氏が欲しくなってTinder入れてみたけど画面の向こうの他人にまったく興味が持てなかった感じにすごくよく似ている。
基本的に、実在していることがイマイチ実感できないネット越しの相手と「もっと話したい」とか「仲良くなりたい」という気持ちがわかなくて、これがジェネレーションギャップか……という気持ちになっている。平成生まれなのに…
推しの最新情報が出たら嬉しくて誰か同じ仲間と共有してきゃあきゃあ騒ぎたいもんなのだけどもうそれだけの仲になれる友人を1から作る(探す?)体力もなく、唯一のオタクの友人と距離を置くこともできずこのままだらだらと付き合い続けていくのかもしれない。怠い
【バーチャルYoutuber】楠栞桜アンチスレ#224【IP一致】
とりあえず騒動知ってecwiki見てたから塩のIP出たら確定できるなと思ってて
金曜から休みだし過去動画とか本人の投稿画像のハッシュからIPでも探れないかな~って考えてたらムラムラしたから
昔DMMにあったお○わりアイランドってブラウザエロゲーの画像で抜いてたらソース見る方法思い出したから
楠栞桜:Vtuber、5chで本人書き込みが疑われていた(ecwiki)、noteでIPアドレスがバレてついに答え合わせ。
塩:楠栞桜
ecwiki:本人と疑わしい5ch書き込み疑惑の騒動と検証をまとめてた所。疑惑の5chユーザーのIPアドレスは既にIP表示スレで分かっていた状態
僕は腐男子である。異端であることは重々承知なのだが、ずっと息苦しくて仕方がない。中学生の時にこっそり読んだ姉の某92擬人化BL同人誌に突き落とされてしまって以来、ずっとだ。
これはひとえに小心者であるが故なのだが、でもなってしまったものはしょうがないし、同胞の作品は絵でも文でも口に入れたいし、作品を発表して萌えを共有したいという当然の欲求が出てくる。少しここで息苦しさを吐き出すことを許されたい。日記って書いてスッキリするところあると思うし。
まず僕がBL作品に出会ったきっかけは前述の通りである。それまでの僕はよくいるタイプのクソガキロードを辿ってきた。と思う。
幼少期は車が大好きで一日中ミニカーでブンブン言っていたし、小学生に上がると遊○王やらポ○モンやらのカードを集めて争い、近所の友達と寺の木登り競争をして落下して頭を縫い、ワールドホビーフェアとかにも行った。
じゃあトリガーとなった姉はというと、気付くと既にオタロードを走っていた。姉の部屋はキラキラした顔がいっぱいで、漫画も沢山持っていた。パソコンに向かってニヤニヤしてる時もあったので、まあもう腐っていたしサイトも飛び回っていたんだろうと思う。話し方もオタ丸出し。当時そんな彼女に抱いていた感情は、“恥ずかしい”だった。
とか言いつつ僕にも当時、誰にも言えない密かな趣味があった。「不在中の姉の部屋に忍び込み、彼女の所有する漫画群を読み漁ること」だ。自分でもコ○コロやジャ○プを買わないこともなかったが、はっきり言ってたまに読めればそれで良かった。まず買うのが面倒くさいとか、途中だから話がわからないとか、そういうのが勝ってしまっていた。
今思えば平手打ちものなのだが、とにかくスリリングな読書タイムにハマっていた。その日も同じ犯行に及ぼうとして、少し様子の違う本を発見した。それが件の某92擬人化BL同人誌である。
衝撃だった。
元ネタの方は(刊行版だが)既に姉の部屋を漁り、読了済みだった。知ってる漫画の登場人物達が、まさかあの二人が、そういう関係だったらどうなるかを描いた漫画が存在するなんて。
ここで面白いと感じ、他にもないのかと検索をかけてしまったのが全ての敗因だと思う。
その日のうちに僕は個人サイトの存在、pixivというサイトの存在を知り、漁っていくうちに自らがどっぷりハマりこんでしまったのである。後から気付いたのだが姉とは逆CPだった為、彼女の部屋に忍び込むことはこれ以来無くなった。
腐った趣味を得たことは友達の誰にも言ったことはない。徐々にオタク化もしていったが、小心者の僕は高校に上がっても一人でメイトにすら行けなかった。あくまで姉の付き添いという態で無ければ行けないような、オタクとも呼べぬカスだったのである。
まあでも一人で行くようになる頃にはpixivアカウントを取得し、ツイッターもやるようになっていた。しばらくのROM専を経て、僕はアカウントを増やして自ら二次創作をするようになった。途中某事務所プロデューサーになったりもしたのだが、結局のところは大体いわゆる女性向け界隈にいた。
アウェーなことははっきりと分かっていた。
ここでも僕は小心者を発動し、男であることは伏せていた。感想を送るにも何を呟くにも敬語で一貫し、顔文字や絵文字の使い方にも気を遣った。女ですと騙っていた訳ではないが、つまるところネカマに違わない。
だが、男のままで界隈に居座る勇気はなかった。腐女子は許されても、腐男子は許されないと勝手に感じていた。始まりの地である某92擬人化ジャンルは比較的男性を見かける方だったと思うが、それでも取り繕うことはやめられなかった。女性の目はもちろん、男性の目も怖かった。
そんな中、唯一真実を知っているのは姉だけだった。結局僕は腐男子バレし、珍獣扱いをされている。分かってはいた。彼女に悪気は無い。悪意なき侮辱だ。だからこそ、姉以外には隠し続けた。同じことを繰り返したくはなかった。
なんでそこで作者の性別が出てくるのだろうとシンプルに思った。女性の手によるものは、無性別だろうに。男が作ると女の作った一作品と等しくは見てもらえないのか?
それがポジティブな意味であれ、ネガティブな意味であれ、線を引かれていると思った。同じように楽しんでは貰えないのかと、自分の作品の感想ではないが少し落ち込んでしまった。
姉も似たことを言っていたことがある。バレた時に言われた言葉もあって、僕は彼女に二次創作活動をしていることは明かしていない。
はっきり言って気にしなきゃ良い。何もそこまで考えて呟かれたものでもないだろう。
だが小心者の僕には、耐えがたいものがあった。ショックのあまり、ありのままで呟いてしまった。ROM垢だったし、少しくらい構わないだろうと。「差別とまでは行かずとも壁を感じる。そんな自分の感性がしょーもな過ぎて辛い」と。
でもそこに、反応を下さった方がいた。一緒に悩んでくださると共に、ご自身の腐女子ならではの葛藤もお聞きした。
こちらが拝見するばかりの関係だったにも関わらず、だ。とても勇気をもらった。
まあ現在彼女が僕をどう思ってるかは知らないが。というくらいには月日が経つ。
結局のところ未だに僕は変われずにいる。小心者から脱却できず、ぬるいネカマで作品を投稿し続けているのである。実際頂いた感想にも、「貴女」と書かれていたことがある。立派な嘘つきだなと思った。心も痛いしそろそろネカマ行為をやめたいのだが、やめる勇気もない。それでここに駄文をしたためている。やはりカスである。高校生から何も変わってない。
もし変わる為一歩踏み出すのなら、すっぱり「私」を殺してしまって転生するのが堅実かと考えている。全く別人として、新たなアカウントを運営していくのが良いかと。
しかしまず僕は、姉に謝らなければならない。今でも僕は、姉に然るべき謝罪もしていないのだ。こういうところから、変わらなければならない。
フォローというわけじゃないが、姉の存在も悪いことばかりでは無い。大体好きな作品の系統は同じだし、推しになる人物は大体重なる。気兼ねなく話せる、好みが近い人がいるのは非常に良い。
しかしながら、姉とはことごとく逆CPになってしまうのである。これも高校生の時から変わっていない。二人の関係についての解釈は概ね同じなのに、結論のカップリングが逆になってしまう。僕ら姉弟は両者ともに左右相手完全固定タイプなので、互いが最強の地雷なのである。姉が弟×兄が好きであれば僕は兄×弟が好きだし、姉が青×赤が好きであれば僕は赤×青が大体好きになる。
前者については「今回は左右同じだと思ったのに〜!」と言われたが、僕は一度もその感覚に陥った事がない。何を根拠にそう思うのか。傲慢だとは思わないのか。多数派は正義ではない。僕はこの味を食べたいからこの味を作って美味えなとなる。この感覚の差も縮まる事はないのだろうなと思うと、息が詰まる事がある。異端なのはこちらだとわかっているからだ。
匿名でしか書けないことだが、私は小さい頃からR-18作品を見たり書いたりしてきた。
我が家には子どもが自由に使用していいパソコンがあり、私は時間があればネットサーフィンを楽しんでいた。母も父も特に使い方などを教えはしなかった。ネットリテラシーに欠けまくった私は検索して出てきた記事にあるリンクに片っ端から飛んでいた。そうすると怪しいエロサイトに辿り着いたりする。その衝撃的な内容に驚く間もなく、身体が疼いて興奮してしまった。性に目覚めたての小学生(この頃9歳〜10歳である)の執念は凄まじく、夏休みには一日15時間くらいひたすら二次系のエロ画像まとめサイトを延々巡っていたこともある。自慰をすることもなく(膣が勝手に収縮する感覚はあった)、ただ興奮しながら見るだけだ。もっとマシな夏休みの使い道があっただろうに…。
エロを見ることに対する罪悪感はまるでなかったが、いけないことだとは分かっていた。コンビニに置いてあるエロ本に近づいた時、「子どもは見ちゃダメよ」と側にいた母から言われたし、何よりサイトが「18歳以上ですか?」と警告してくる。それでもバレなきゃいいだろうと開き直っていた。
そして私は12歳の時に色々あって腐女子になった。ひたすらパソコンでカップリングを検索し、残されていた個人サイト(全盛期は過ぎ去っていた)をたくさん巡った。そこでも平気で所謂「裏」「背後注意」と表記されている作品を当然のように見ていた。何度「18歳以上ですか?」と聞かれてもyesと入力し続けた。
やがてpixivの存在を知った。ユーザー登録しなければ見られない作品が多かったので、悩んだ末にアカウントを作成することにした。
そこで私は年齢が20歳になるように誕生日を登録した。こうしなければR-18作品を見られないことを知っていたからだった。初めてそこで罪悪感と薄暗い後ろめたさが生まれた。
ROM専でいれば良かったものを、私には制作意欲が生まれてしまった。推しカプの作品を作りたくなったのである。絵で作りたいものを表現するのは難しかったので、先ず文章を書くことにした。pixivの作品投稿のページに直でチマチマと1000文字〜3000文字?の小説を書き込んだ。タイピングが遅すぎて半日くらいかかった覚えがある。とにかく無事に嗜好を詰め込んだ作品は完成し、その日中に投稿した。
12歳のクソガキが書いたその小説は思っていたより評価された。運が良かったとしか言いようがない。書いた推しカプは旬ジャンルで波に乗っており、私はそこに女体化と妊娠要素を乗っけていた。(人を選ぶ要素のある作品は一定のニーズにより評価されやすい気がする)ブクマは最終的に300程頂いたと思う。ありがたい話である。
勿論文章は下手くそ極まりなかった。めちゃくちゃ改行するしポエムのような心理描写が並べられているだけの小説だった。語彙もなく背景描写もなく、今でも内容を思い出す度恥ずかしくなる。今あのクオリティーで出せば3ブクマとつかないだろう。
あの頭の悪い文章たちをちゃんと読者は成人済の書いたものだと信じていたのだろうか?未だに誰かにはバレていたんじゃないかと思っている。
それでも作品を評価されたことが嬉しかったし、もっと書きたいと意欲的になった。時間が有り余っていた私はどんどん書いた。三日おきに投稿していた時もあった。ちゃんねる風にも手を出したり新しくはまったジャンルの小説も書き始めた。
好き勝手書いた作品に点数もブクマもコメントも頂けて、二次創作は順調に幸せだった。
しかし成人を騙れど中身は思春期真っ盛りの子どもである。イタイ時期が私にもあった。(これは現在進行形かもしれない)特にキャプションにそのテンションは如実に現れていた。腐女子特有のキャラ語りの気持ち悪い文章だとか、中学生イキリオタのノリだとか、ひたすらポエムを並べたりだとか…その辺だ。ここにも到底書けない。恥ずかしい限りである。
ちなみに当時の名前は“キルリマ”と読ませる当て字だった。好きな厨二臭い漢字を入れて下されば幸いである。
自分を何故か居酒屋の娘だと設定し、フォロワーとメッセージ上で交流したこともある。本当にチョイスの意味がわからない。高校の頃の苦手科目を聞かれて焦ったこともある。中学一年生には何も分からなかった。
結局最初に作ったアカウントは、「あ、やり直したいな」というある日の思いつきで消去した。使用歴は半年ほどである。
そしてすぐに作り直したアカウントは今日まで続いている。そこからは比較的真面目に書き始めた。依然性癖は変わらなかったが、文章はちょっとだけマシになった。
そして新アカウントでとうとうエロを書いてしまった。ギリギリ中学一年生だった。しかも内容は強姦である。馬鹿じゃないのと思う。その時にエロを書くのは難しいと知った。キャラに喘がせながら喋らせるのは難しいし(『ぁ』とか『、』などの適切な量が未だに分からない」の性器の比喩表現も一歩間違えたらギャグになる。あと単純に文章力が低いので艶やかな文体に出来ないのだ。出来上がったのはただの拙い成人向け小説であり、エロい文章ではなかった。
それでもこりずにいくつか書いた。挿入なしのプレイものばっかり書いた。意味がわからない。しかしネタに走ったわけではなく、大真面目に書いていた。
中学校三年間で書き上げて、今でも削除せずに支部に残してある小説は40程ある。評価数はブレブレでブクマだけで言っても1桁から4桁までまちまちだ。正直字書きとしてのレベルが分からないが、凡才だったことには変わりない。私の作品は「特殊属性(女体化、妊娠、過去捏造シリアス、嫌われ、ちゃんねる系)」がついていないと評価されない傾向にある。純粋な文章力はたかが知れていた。
最古の小説は6年前のものだ。それを怖いもの見たさで読み返しては勝手にダメージを食らっている。
高校に上がってから部活で忙しくなり、小説は書けなくなった。支部のアカウントはROM垢と化した。Twitterにも成人向けと騙ったROM専アカウントがあり、私は日々両方で二次創作を漁るだけになった。
途中うっかりnmmnにハマり、検索避けが備わった件のサイトでいくつか軽い小説を書いた。そこでも年齢を偽った。18歳以上じゃないとフォローできない方が多かっただけでなく、単純にエロを書いてしまったからでもある。内容は複数人ものだったと思う。未だにまともなセックスを書いたことがない。
そして今年の春に18歳を迎えた。4月1日になった瞬間に今まで我慢していた成人向け同人誌と目一杯買った。エロ同人もAVも買った。購入だけは18歳まで出来なかった。(だからどうしたということではあるが)
ここまで長々と自分の創作記録を書いてきたが、実は自分のしたことに今は全く罪悪感を持てていない。後ろめたさは確かにあるが、皆やってるんじゃないかと思い込んでいるのだ。
ちゃんと18歳まで一つのエロを見ることもなく過ごした人を心から尊敬する。とびっきりの自制心をもって制御できる方だと思う。いや、単に私の心が弱すぎるのか。それとも性欲が強いのか。
一つ思うことは、上に書いた支部のアカウントが特定されないか、ということである。別に晒されても燃えても仕方のないアカウントだが、上の情報だけで特定できたらすごいな〜と思う。